JPH0768417A - 放電加工装置の波形制御装置 - Google Patents

放電加工装置の波形制御装置

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JPH0768417A
JPH0768417A JP21757693A JP21757693A JPH0768417A JP H0768417 A JPH0768417 A JP H0768417A JP 21757693 A JP21757693 A JP 21757693A JP 21757693 A JP21757693 A JP 21757693A JP H0768417 A JPH0768417 A JP H0768417A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線インダクタンスにより発生する高電圧を
防ぐとともに、基定電流Ibの立ち上がりが速く、第3
の直流電源B30が小さな電流容量の電源で良く波形制
御に適した放電加工装置の波形制御装置を得る。 【構成】 リアクトルの電流に対し、出力電流を遮断中
もリアクトルの電流を継続して流すために、第1の電源
に並列に接続したリアクトルを含む電流供給部、前記リ
アクトルの電流を断続し電極と被加工物間に供給する電
流断続部、第3の直流電源とスイッチング素子とダイオ
ードの直列体による電流維持部を備え、スイッチング素
子TR3により、第3の直流電源B30の電圧をリアク
トルL2に加え、リアクトルL2に休止中も定常電流を
流すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電加工装置の加工
電流の波形制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電加工装置の波形制御装置は、所望の
電流ピーク値Ipを持つ制御されたパルス状の電流波形
を、設定されたON−OFF時間に従って、電極と被加
工物間の極間に供給し放電を生じさせ、これによって被
加工物を所望の形状に加工するものである。図12は例
えば特開昭49−43297号公報、実公昭57−33
949号公報により知られている従来の波形制御装置の
回路図である。図において、1は電極、2は電極1によ
り加工される被加工物、B1は電圧E1(V)の直流電
源、B2は電圧E2(V)の補助電源、L1は磁気エネ
ルギー貯蔵体を構成するチョークインダクションコイ
ル、S1はコイルL1に流れる電流を所望の値に制御す
るラインブレーカ、S2は図示しないパルス発生器によ
りON−OFF制御されるラインブレーカ、D1及びD
2はダイオードである。
【0003】上記回路によるラインブレーカS1、S2
のON−OFFタイミング及びコイルL1に流れる電流
iL1の波形は図13、図14に示されており、図13
は仕上げ加工の場合に対応し、図14は荒加工の場合に
対応する。また、ラインブレーカS1、S2の導通状態
はIで、非導通状態はOで示している。かかる回路構成
においては、コイルL1は電極1とラインブレーカS1
に直列に接続されているため、コイルL1はエネルギー
貯蔵体として働く。このコイルL1における電流変化
は、ラインブレーカS1がONのとき、コイルL1の電
流はラインブレーカS2がONしている間、実質的に増
加し、一方ラインブレーカS2がOFFしている間、実
質的に一定に維持される。ラインブレーカS1がOFF
のときは、コイルL1の電流はラインブレーカS2のO
NまたはOFFのいずれかの場合においても減少する。
放電電流の制限素子としてコイル(インダクタンス)を
使用した回路の場合、電流制限素子に抵抗を使用する回
路方式に比べて、抵抗で消費するエネルギー分だけ省エ
ネルギー化がはかれるという特長がある。
【0004】しかしながら、上記回路では、ラインブレ
ーカS2をOFFにしたとき、電極1、被加工物2に接
続している配線のインダクタンスL3により高電圧が発
生し、ラインブレーカS2をMOSFET(電界効果ト
ランジスタ)やその他のトランジスタ等のスイッチング
素子で構成した場合、該素子の耐電圧破壊を起こす可能
性があり、信頼性を低下させるといった問題がある。
【0005】図15は上記回路におけるラインブレーカ
に代えて、トランジスタによるスイッチング素子TR
1、TR2を使用した従来の回路構成例である。スイッ
チング素子TR2は発振制御回路3によりON−OFF
制御されるようになっている。また、図16は極間電
圧、放電電流及びスイッチング素子TR1、TR2のO
N−OFFタイミング、並びにコイルL1を流れる電流
波形IL を示したものである。ここに示した放電電流波
形例は電極の低消耗特性に効果のあるスロープコントロ
ール方式と呼ばれるもので、基底電流Ib値と呼ばれる
値まで急峻に電流を上げ、その後決められた増加率で電
流を電流ピーク値Ipまで増加させていく波形制御方式
の場合である。すなわち、期間t1では、スイッチング
素子TR1はコイルL1を流れる電流がIb値となるよ
うON−OFF制御している。
【0006】期間t2は補助電源B2、スイッチング素
子TR1、コイルL1、ダイオードD1の経路を電流が
増加し流れる。その増加率はコイルL1のインダクタン
スをL(μH)とすると、
【0007】
【数1】
【0008】で表される。期間t3は直流電源B1、ダ
イオードD2、コイルL1、ダイオードD1、の経路を
電流が減少し流れる。その減少率は
【0009】
【数2】
【0010】で表される。このとき、電流が直流電源B
1を充電する方向に流れるが、直前の電流増加の時に補
助電源B2によりコイルL1に蓄積されたエネルギーが
直流電源B1に充電される。一般に直流電源は整流器と
コンデンサにより構成されており、充電された場合には
電圧が上がってしまうことになる。このことは直流電源
B1は充電されるエネルギーを消費する機能が必要であ
り、例えば抵抗により消費させることが考えられる。し
かしこれは補助電源B2の消費電力が多くなるだけでな
く、省エネルギーにはならない。すなわち、補助電源B
2のエネルギーが直流電源B1の充電に費やされてしま
うという問題点があった。
【0011】時刻t4でスイッチング素子TR2がON
し、極間に無負荷電圧E1(V)が印加される。時刻t
5で極間に放電が生じると、期間t6では直流電源B
1、補助電源B2、スイッチング素子TR1、コイルL
1、電極1、被加工物2、スイッチング素子TR2の経
路を電流が増加して流れる。その増加率は放電アーク電
圧をVarcとすると、
【0012】
【数3】
【0013】となる。この場合、直流電源B1と補助電
源B2が直列に接続されており、同一の加工電流が流れ
る。従って、補助電源B2は直流電源B1と同じ電流容
量を持つ必要がある。従って補助電源B2に小電力の電
源を使用できないという問題点があった。
【0014】期間t7でスイッチング素子TR1がOF
Fすると、ダイオードD2、コイルL1、電極1、被加
工物2、スイッチング素子TR2の経路を電流が減少し
流れ、その減少率は
【0015】
【数4】
【0016】となる。時刻t8でスイッチング素子TR
1、TR2が共にOFFすると、期間t9の間、放電電
流は遮断され、コイルL1を流れていた電源ILは直流
電源B1、ダイオードD2、コイルL1、ダイオードD
1の経路を基底電流Ib(A)となるまで減少しながら
流れる。その減少率は、
【0017】
【数5】
【0018】となる。したがって、ILがIpからIb
となるまでの時間Tは
【0019】
【数6】
【0020】となる。
【0021】また、図17は特開平3−73220号公
報により知られている他の従来の放電加工装置の波形制
御装置の回路図であり、この動作を説明する。第1の直
流電源B10にはスイッチング素子TR1とダイオード
D10を含む第1の直列体110を並列に接続する。ま
た第2の直列体としてダイオード22とスイッチング素
子TR12の直列体112Aを直流電源B10に並列に
接続し、5〜15V程度の比較的低い電圧の定電圧体B
22が第3のダイオードD32と直列に接続されてい
る。さらに、定電圧体B22とダイオードD32との間
の接続点114と第1の直列体110のスイッチング素
子TR1とダイオードD10間の接続点15との間にス
イッチング素子TR32と第4のダイオードD40を直
列に接続している。さらに電極1と接続点15との間に
出力端子20を介してリアクトルL2を接続し、ダイオ
ードD22とスイッチング素子TR12間の接続点11
6と被加工物2との間を出力端子21を介して接続し、
極間に加工電流を供給する。
【0022】図18(a)〜(g)は第2の従来例の回
路におけるタイミングチャートである。図18(d)の
無負荷電圧V12は第1の直流電源B10の電圧V10
から定電圧体B22の電圧V22を引いた値、すなわち
V12=V10−V22となる点に注意を要する。放電
が発生していない定常時においてはスイッチング素子T
R32がスイッチングをしており、一方スイッチング素
子TR1、TR12はOFFとなっている。したがっ
て、スイッチング素子TR32がONしているときは、
基底電流IBがリアクトルL2、定電圧体B22、ダイ
オードD40、スイッチング素子TR32の経路を通
り、スイッチング素子TR32がOFFのときはリアク
トルL2、定電圧体B22、ダイオードD32、第1の
直流電源B10、ダイオード10の経路を通り、リアク
トルL2に流れる電流を一定に保っている。放電が発生
すると、スイッチング素子TR32がOFFし、スイッ
チング素子TR1がスイッチングを行なうので、電極1
と被加工物2間の極間電圧は無負荷電圧V12から25
〜40V程度の放電電圧V11となり、定電圧体B22
を流れていた基底電流IB は出力端子20を通り電極1
の方向に流れる。基底電流IB はリアクトルL2に既に
電流が流れているため、図18(b)の23のように急
峻に立ち上がり、スロープ電流24はスイッチングを繰
り返して上昇し、ピーク電流IPに達するとスイッチン
グにより一定の電流25に維持される。放電期間T1が
過ぎると、スイッチング素子TR12はOFFになり、
配線のインダクタンス100、101により電極1に流
れていた電流はダイオードD22、ダイオード32、定
電圧体B22を流れ図18(b)の26のように減少す
る。この遮断電流は、ダイオードD32が図18(c)
の電流27が順方向に流れ導通状態にあるので、ダイオ
ードD32を逆方向に流れることができる。従って、ス
イッチング素子TR12にかかるサージ電圧は第1の直
流電源B10の電圧V10にクランプされ、高電圧は発
生しない。ピーク電流IPはスイッチング素子TR12
のOFFによりリアクトルL2、定電圧体B22、ダイ
オードD32、第1の直流電源B10、ダイオードD1
0を電流が通り還流することにより速やかに減少する。
このピーク電流IPが基底電流IB まで減少したときは
スイッチング素子TR32が再びスイッチングを行い、
リアクトルL2の電流を基底電流IB に維持する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工装置の
波形制御装置は以上のように構成されているので、ライ
ンブレーカS2をOFFにしたとき高電圧が発生し、ラ
インブレーカS2の耐電圧破壊を起こす可能性があり、
信頼性を低下させるといった問題がある。また、補助電
源B2のエネルギーが直流電源B1の充電に費やされて
しまうという問題点があった。また、補助電源B2に小
電力の電源を使用できないという問題点があった。ま
た、他の従来の波形制御装置においては、定電圧体B2
2の電圧V22が低いので、スイッチング素子TR2O
FF時の遮断電流が減少する時間が遅いという問題点が
あった。
【0024】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので以下のような波形制御装置を得
ることを目的とする。第1に、トランジスタTR2に対
する高電圧の発生を防ぎ、信頼性を高くする。第2に基
底電流Ibへの立ち上がりが速いなど波形制御方式に適
した回路を提供する。第3に、電流容量の小さい補助電
源としての直流電源B2の使用を可能にして安価にでき
る回路を提供する。第4に、遮断電流を速く減少するこ
とにある。第5に、電極と被加工物間の加工状態を判断
する信号を得る。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放電加工
装置の波形制御装置は、電極と被加工物間に放電を発生
させて、前記被加工物を加工する放電加工装置の波形制
御装置において、前記電極と被加工物間にリアクトルを
通って加工電流を出力し、前記加工電流の波形を制御す
る電流供給部と、前記電流供給部と電極、被加工物との
間に設けられ、前記加工電流を断続する電流断続部と、
前記リアクトルを流れる電流が一定の値以下にならない
ようにリアクトルの電流を制御する電流維持部を備え、
前記電極と被加工物間に所定の電流波形を出力するもの
である。
【0026】また、第1の直流電源に並列に接続した、
スイッチング素子とダイオードの第1の直列体、及び第
1の直列体の前記スイッチング素子とダイオードの接続
点に接続したリアクトルを含む電流供給部と、第1の直
流電源に並列に接続した定電圧体とダイオード及びスイ
ッチング素子とダイオードを含む第2の直列体を有し、
前記リアクトルを第2の直列体のダイオードとスイッチ
ング素子の接続点に接続し出力電流を断続する電流断続
部と、第3の直流電源とスイッチング素子とダイオード
を含む第3の直列体を前記第2の直列体のダイオードと
スイッチング素子の接続点と第1の直流電源との間に接
続する電流維持部とにより構成されたものである。ま
た、前記電流断続部の定電圧体としてツェナーダイオー
ドを用いたものである。
【0027】また、前記電流断続部に定電圧体として、
電流増幅機能を持つ半導体であって、ベースまたはゲー
トとコレクタまたはドレイン間にはツェナーダイオー
ド、ベースまたはゲートとエミッタまたはソース間には
抵抗を接続したものを、コンデンサに並列に接続したも
のである。
【0028】また、前記第1の直流電源に並列に接続し
たトランスの2次コイルとダイオードの第4の直列体を
有し、前記トランスの1次コイルを前記電流断続部の定
電圧体としたものである。
【0029】また、前記電流断続部の定電圧体として、
コンデンサとダイオードの第5の直列体であって、前記
コンデンサとダイオードの第5の直列体に並列にリアク
トルを接続し、また、前記コンデンサとダイオードの第
5の直列体の接続点と第1の直流電源との間にダイオー
ドを接続したものである。
【0030】また、前記電流断続部として、第1の直流
電源に並列に接続した、ダイオードとスイッチング素子
とダイオードの第6の直列体、及びスイッチング素子と
ダイオードの第7の直列体を有し、前記電流供給部と、
電極と被加工物との間に設けたものである。
【0031】また、前記リアクトルと第1の直流電源に
接続している前記電流断続部のダイオードの端子間の電
圧を検出し電極と被加工物間の加工状態を判別する加工
状態検出部を備えたものである。
【0032】
【作用】この発明に係る放電加工装置の波形制御装置の
電極と被加工物間に所定の電流波形を出力する手段は、
電流供給部、電流断続部及び電流維持部よりなり、放電
電流を出力していない時も第3の電源によりリアクトル
の電流を基底電流以下にならないように維持し、放電が
発生した時は、出力電流を基底電流まで急瞬に立ち上げ
るように作用する。
【0033】また、ツェナーダイオードの持つ一定の電
圧特性を利用し、前記電流断続部の定電圧体を構成する
ものである。
【0034】また、電流断続部の定電圧体は、コンデン
サの端子電圧を一定に保つことにより定電圧体として作
用する。
【0035】また、電流断続部の定電圧体は、2次側が
第1の直流電源の電圧にクランプされるトランスの1次
側を使用し、電磁誘導で1次側の電圧を一定に保つこと
により定電圧体として作用する。
【0036】また、電流断続部の定電圧体は、出力電流
遮断時はコンデンサを定電圧体として充電し、このコン
デンサの電圧が第1の直流電源の電圧を越えると第1の
直流電源に前記コンデンサの電流を流しコンデンサの電
圧を一定にして定電圧体として作用する。
【0037】また、電極と被加工物間に所定の電流波形
を出力する手段は、電流断続部がONの時は電流供給部
のリアクトルに流れる電流を電極と被加工物間に供給
し、OFF時は電極と被加工物が逆電圧になる方向に第
1の直流電源を接続するスイッチング素子を設け、遮断
電流を速く減少させるとともに、第1の電源に回生する
ように作用する。
【0038】また、波形制御装置の電流供給部のリアク
トルと第1の直流電源に接続している電流断続部のダイ
オードの端子間の電圧を検出する手段は、電極と被加工
物の加工状態を判別する作用をする。
【0039】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図中、スイッチング素子はMOSFETを例にとっ
て説明するが、他の半導体スイッチ、IGBT、トラン
ジスタ、SIT、GTOのような電気スイッチにおいて
も同様に考えられる。
【0040】実施例1.図1においてこの発明の放電加
工装置の波形制御装置は、第1の直流電源B10にはス
イッチング素子TR1とダイオードD10の第1の直列
体を並列に接続し、スイッチング素子TR1とダイオー
ドD10の接続点15にリアクトルL2を接続し加工電
流の波形を制御する機能を有する電流供給部10、また
負の電圧である定電圧体B20とダイオードD20とス
イッチング素子TR2とダイオードD21の第2の直列
体を第1の直流電源B10に並列に接続し、スイッチン
グ素子TR2とダイオードD21の接続点17に上記リ
アクトルL2を接続し、電流を高速に断続する機能を有
する電流断続部12、第3の直流電源B30とスイッチ
ング素子TR3及びダイオードD30の第3の直列体
を、電流断続部12の接続点17と、第1の直流電源B
10の正電極18との間に接続し、リアクトルを流れる
電流が一定の値以下にならないようにリアクトルの電流
を制御する機能を有する電流維持部28とにより構成さ
れ、電極1、被加工物2に出力端子20、21を介して
接続し加工電流を供給する。第1の直流電源B10は6
0〜150V、定電圧体B20は60〜150V、第3
の直流電源B30は5〜15V程度に選ぶ。
【0041】次に動作について説明する。図2(a)は
この発明の波形制御装置が出力しようとする代表的な電
流波形である。基定電流Ibはピーク電流Ipの1/3
程度に設定され、できるだけ瞬時に立ち上がる必要があ
る。スロープ電流40の上昇角度θは電流を一定の速さ
で増加させる増加率である。一回の放電は放電期間T1
と休止期間T2である。図2(c)はリアクトルL2の
電流を示し、22は基定電流Ibと同じ電流値である。
(f)はスイッチング素子TR3のスイッチングの状態
を示す。始めに時間t10において、放電が発生してい
ない定常時はスイッチング素子TR2はOFFしてお
り、スイッチング素子TR1はONしている。スイッチ
ング素子TR3がONしているときは第3の直流電源B
30、スイッチング素子TR1、リアクトルL2、ダイ
オードD30、スイッチング素子TR3間を通り電流が
増加し、スイッチング素子TR3がOFFの時はスイッ
チング素子TR1、リアクトルL2、ダイオードD21
を電流が通り電流が減少し、リアクトルL2に流れる電
流を基底電流Ibに保つ。
【0042】図2(g)のt11においてスイッチング
素子TR2がONすると(d)に示すように出力端子2
0、21間に、すなわち電極1、被加工物2に電圧が印
加される。この電圧は第1の直流電源B10の電圧V1
0と同じである。この電圧を無負荷電圧と言い、この時
点では放電は発生していない。図2のt12において放
電が発生すると電極1と被加工物2との間の極間電圧は
無負荷電圧V10から25〜30V程度の放電電圧V1
1になり、リアクトルL2に流れていた基定電流Ibは
出力端子20を通り電極1の方向に流れる。スイッチン
グ素子TR3はリアクトルL2の電流が増加するのでO
FFする。このスイッチングの状態を図2(e)、出力
電流を図2(b)に示す。基定電流IbはリアクトルL
2に既に電流が流れているため(b)23のように急激
に立ち上がる。スロープ電流θは図2(b)24のよう
にスイッチング素子TR1のスイッチングを繰り返して
上昇しピーク電流Ipに達すると一定の電流25になる
ようにスイッチングを行う。放電期間T1が過ぎるとス
イッチング素子TR2は図2のt13においてOFFす
る。
【0043】出力端子20、21と、電極1、被加工物
2との間の配線のインダクタンス100、101により
電極1に流れていた電流が定電圧体B20、ダイオード
D20を流れ図2(b)26のように急速に減少する。
この電流を遮断電流とする。スイッチング素子TR2に
かかるサージ電圧はダイオードD21により第1の直流
電源B10の電圧V10と、ダイオードD20により定
電圧体B20の電圧V20にクランプされ高電圧は発生
しない。ピーク電流Ipが流れていた状態t13から期
間T3においてスイッチング素子TR1、TR2、TR
3はすべてOFFし、リアクトルL2の電流は図2
(c)27に示すように減少する。これは図1において
スイッチング素子TR2がOFFすることによってピー
ク電流IpがリアクトルL2とダイオードD21、第1
の直流電源B10、ダイオードD10を通り、直流電源
B10に回生しながら流れることにより速く減少する。
このピーク電流Ipが基定電流Ibまで減少したときt
14において、図2(f)41においてスイッチング素
子TR3がスイッチングを行いリアクトルL2の電流を
基定電流Ibに維持する。
【0044】上記定電圧体とは、電流断続部が電流を遮
断した瞬間、配線インダクタンスにより流れる電流が減
衰するまでの短時間電流が流れても一定の電圧を保つ機
能を有る。
【0045】リアクトルの電流を基底電流に維持するた
めの電流維持部19のスイッチング素子TR3がONし
ているときはスイッチング素子TR1はONしている。
スイッチング素子TR3がONし、第3の直流電源B3
0、スイッチング素子TR1、リアクトルL2、ダイオ
ードD30、スイッチング素子TR3間を通り電流が増
加し、スイッチング素子TR3がOFFの時はスイッチ
ング素子TR1、リアクトルL2、ダイオードD21を
電流が通り電流が減少し、リアクトルL2に流れる電流
を基底電流Ibに保ち、直流電源B10には電流は流れ
ない。すなわち、基底電流を維持するための電力はスイ
ッチング素子TR1、TR3とダイオードD30またD
21を電流が通るための損失だけで良く、直流電源B3
0の電力はかなり小さくできる。
【0046】以上のようなスイッチングのタイミングに
より所定の放電加工に適した電流波形を出力することが
できる。なお、図3は図1のスイッチング素子とダイオ
ードの位置を変更したもので、図1と同等の動作をす
る。
【0047】実施例2.図4はPチャンネルMOSFE
Tを使用したもので第1の直流電源B10、定電圧体B
20、第3の直流電源B30の極性を反転し、電極1と
被加工物2には図1と逆の電圧を加えることができ、図
1と同等の動作をする。
【0048】実施例3.図5はこの発明の電流断続部1
2の定電圧体B20の一実施例である。図1の定電圧体
B20として図5に示すツェナーダイオード50を接続
することによって電流が51の方向に流れた時図に示す
極性に一定の電圧となる。従って図1のダイオードD2
0と直列に接続することによって、図2(b)の26ま
たは(h)の62に示す遮断電流を高速に減少させるこ
とができる。このツェナーダイオード50は一般に低電
圧で微小電力のものが多いが、ここで使用するツェナー
ダイオードは50〜150ボルトで、20〜100Wの
高電力のものが必要である。小さなツェナーを直列また
は並列に接続して高電圧、高電力のものを作ることは容
易にできる。
【0049】実施例4.図6(a)、(b)はこの発明
の電流断続部12の定電圧体B20の他の実施例であ
る。図1の定電圧体B20として図6に示すコンデンサ
52にIGBTまたはMOSFET等の電圧駆動のトラ
ンジスタ53を並列に接続し、トランジスタ53のベー
スまたはゲートとエミッタまたはソース間には抵抗55
を、コレクタまたはドレインとベースまたはゲート間に
はツェナーダイオード54を接続する。電流51が流れ
コンデンサ52の電圧が上昇しツェナーダイオード54
の電圧を越えるとツェナーダイオード54には電流が流
れ、抵抗55に電圧が生じトランジスタ53のドレイン
とソース間に電流が流れ、コンデンサ52の電荷を放電
するので、コンデンサ52の電圧は一定に保たれる。従
って図1のダイオードD20と直列に接続することによ
って、図2(b)の26または(h)の62に示す遮断
電流を高速に減少させることができる。
【0050】電流51が大きな電流であっても、トラン
ジスタ53に大きな電力のものを使用すればツェナーダ
イオード54は小さな電力のもので良く、実施例3のツ
ェナーダイオード50に比べて大きな電力の定電圧体B
20を構成することができる。 トランジスタ53は図
ではMOSFETで示したが、IGBTやトランジス
タ、ダーリントン接続したトランジスタ等であっても同
等の動作をすることができる。
【0051】実施例5.図7はこの発明の電流断続部1
2の定電圧体B20の他の実施例である。図7で示した
回路図で図1と同じ部分は図示せず省略した。図8、図
9においても同様である。トランス57の2次コイル5
8とダイオード56との第4の直列体を直流電源B10
に並列に接続する。トランス57の1次コイル59とダ
イオードD20の直列体は出力端子20、21間に並列
に接続する。トランスの1次コイル59と2次コイル5
8は極性が逆になっており、1次コイル59に電流60
が図の向きに流れたとき2次コイル58には電流は61
の向きに流れる。
【0052】図2のタイミングt13においてスイッチ
ング素子TR2がOFFすると(b)26の遮断電流は
(h)の電流波形62として図7のダイオード20とト
ランス57の1次コイル59を流れる。トランス57の
2次コイル58には図の極性の電圧が生じ、電流61が
流れる。2次コイル58とダイオード56の直列体は直
流電源B10に並列に接続されているので、電圧は直流
電源B10の電圧V10にクランプされる。従って、遮
断電流60の電力は直流電源B10に回生されるととも
に、トランス57の1次コイル59には図の向きの電圧
が電流60の方向とは逆向きに発生するので、遮断電流
60を高速に減少できる。図2の(h)62の電流は短
時間であるので、トランス57の1次コイル59の電圧
は電流60が流れている間は、巻き数比に従い一定の電
圧になり、定電圧体B20として動作をする。この発明
による定電圧体B20は電力を消費する部分がなく、遮
断電流の電力を直流電源B10に回生するので省電力に
なる効果がある。
【0053】実施例6.図8はこの発明の電流断続部1
2の定電圧体B20の他の実施例である。コンデンサ7
0とダイオード71の第5の直列体をダイオード20に
接続し、出力端子間に並列に接続する。リアクトル72
はコンデンサ70とダイオード71の第5の直列体に並
列に接続し、コンデンサ70とダイオード71の接続点
と第1の直流電源B10の電位18間にダイオード73
を接続する。
【0054】図2のタイミングt13においてスイッチ
ング素子TR2がOFFすると(b)26の遮断電流は
(h)の電流波形62として図8のダイオード71とコ
ンデンサ70及びダイオードD20を74のように流れ
る。コンデンサ70はこの電流74により図の極性に充
電される。このコンデンサ70の電圧が直流電源B10
の電圧V10を越えるとダイオード73とリアクトル7
2を通して直流電源B10に電流75、76として電力
を回生する。リアクトル72に流れる電流76はリアク
トルのインダクタンスを大きく選べば電流74の流れて
いる短い時間では殆ど増加しないが、遮断電流が流れて
いない時間にコンデンサ70の電荷を直流電源B10に
放電する電流として流れる。このコンデンサ70の放電
電流75または76はコンデンサ70の電圧がV10よ
り低くなると流れなくなるので、コンデンサ70の電圧
は常に電圧V10に近い値になる。従って遮断電流74
が流れている間はコンデンサ70とダイオード71の第
5の直列体は定電圧体B20として動作する。この発明
による定電圧体B20は電力を消費する部分がなく、遮
断電流の電力を直流電源B10に回生するので省電力に
なる効果がある。
【0055】実施例7.図9はこの発明の電流断続部1
2の他の実施例である。電流断続部12として、第1の
直流電源B10に並列に接続した、ダイオードD21と
スイッチング素子TR2とダイオード80の第6の直列
体81、及びスイッチング素子TR4とダイオード82
の第7の直列体83を有し、第6の直列体のスイッチン
グ素子TR2と第6の直列体のダイオード80の接続点
85とスイッチング素子TR4とダイオード82の接続
点86との間を出力端子20、21として電極1と被加
工物2にそれぞれ加工電流を供給する。
【0056】スイッチング素子TR2及びTR4は同一
の信号、例えば図2の(g) の信号でON、OFFす
る。ONの時は電流供給部10の出力を電極1と被加工
物2間に出力し、実施例1の電流断続部12と同等の動
作をする。OFFの時は、図2の(h)62の遮断電流
が87、88のように流れる。すなわち、出力端子20
は直流電源B10の電位19に、出力端子21は直流電
源B10の電位18にダイオード80、82が導通する
ことにより直流電源B10の電圧V10にクランプさ
れ、遮断電流62は高速に減少する。この実施例による
電流断続部84は電力を消費する部分がなく、遮断電流
62の電力を直流電源B10に回生するので省電力にな
る効果がある。
【0057】実施例8.図10はこの発明の加工状態検
出部90の実施例である。加工状態検出部90はリアク
トルL2と第1の直流電源B10の電位18に接続して
いるダイオードD21の端子間の電圧91と比較電圧9
2を比較器93により比較し、信号94を出力する。
【0058】スイッチング素子TR2がt11でONに
なった後、電極1と被加工物2間に放電が発生し出力端
子20、21から出力する加工電流が(b)23のよう
に増加し、リアクトルL2に流れていた基底電流(c)
22に達したとき(b)95においてダイオードD21
はOFFするのでダイオードD21の端子間の電圧は
(i)のV12となる。V12は直流電源B10の電圧
V10と放電電圧V11の差電圧である。 V12=V10−V11 従って比較電圧92を図2の(i)に示す電圧96のレ
ベルにした時には、(j)に示すような比較器93の出
力信号が得られる。このようにダイオードD21の電圧
を検出することにより出力電流を検出しなくても、ダイ
オードD21の電圧を検出すればよいので、放電の検出
が安価にでき、また高速でかつ正確あるので、放電が発
生したことの信号として制御等に利用できる。
【0059】スイッチング素子TR2がONしてから、
放電が発生し出力電流が増加するまでの間、t11から
t12までの無負荷電圧の期間において、電極1と被加
工物2間の加工液が導通状態である時(これをコンタミ
状態という)においては、わずかではあるがもれ電流が
流れるが、この加工状態検出部90の方式においてはダ
イオードD21の端子間の電圧を検出するので、漏れ電
流の影響がない特徴がある。
【0060】また、t11からt12までの無負荷電圧
の期間がゼロである場合(これを即放電と言う)、従
来、電極1と被加工物2間の電圧を検出して、無負荷電
圧V10から放電電圧V11に下がったことを検出して
いた放電検出方法では、この即放電の状態が発生すると
検出ができなかった。この発明の加工状態検出部90に
よれば、無負荷電圧には無関係であるので、即放電が発
生しても放電の発生を正確に検出できる。
【0061】比較電圧92を図2の(i)のレベル97
に設定すれば、電極1と被加工物2間が短絡したときは
ダイオードD21の端子間の電圧は98のようになり、
ほぼ直流電源B10の電圧V10になるので、この電圧
を検出し、比較電圧92のレベル97と比較することに
より(k)に示すような短絡状態を検出する信号を94
に得ることができる。このようにダイオードD21の電
圧を検出することにより出力電流を検出しなくても、ダ
イオードD21の電圧を検出すればよいので、短絡の検
出が安価にでき、また高速でかつ正確あるので、短絡が
発生したことの信号として制御等に利用できる。
【0062】実施例9.図11は、加工状態検出部90
の他の実施例である。比較電圧としてツェナーダイオー
ド111、電流制限用の抵抗112及びフォトカプラ1
17の発光ダイオード113を直列に接続し、ダイオー
ドD21の端子間に接続する。光により絶縁されたフォ
トカプラ117のフォトトランジスタ114は、ダイオ
ードD21の端子間電圧からツェナーダイオード11の
ツェナー電圧を差し引いた電圧に対して抵抗112によ
り決まる発光ダイオード113の電流により発光する強
度をフォトトランジスタ114で電流に変換し、抵抗1
15と接続することにより電圧変化としてインバータ1
16に入力し、信号を94に出力する。ツェナーダイオ
ード111のツェナー電圧と抵抗112を適宣調整すれ
ば、図10の加工状態検出部90と同等の出力が得られ
る。さらに、信号はフォトカプラとして光により絶縁さ
れているので、制御信号として使い安い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によればスイッ
チング素子TR2がOFFした時の、電極1、被加工物
2への配線インダクタンス100、101により発生す
る高電圧を、ダイオードD20と定電圧体B20により
クランプするとともに、スイッチング素子TR3によ
り、第3の直流電源B30の電圧をリアクトルL2に加
え、リアクトルL2に定常電流をながすように構成した
ので、基定電流Ibの立ち上がりが早く、第3の直流電
源B30に流れる電流は第1の直流電源10には回生す
ることはなく、基定電流Ibであり、電流容量はピーク
電流Ipの1/3程度でよいので、小さな電流容量の電
源で良いなど波形制御に適した放電加工装置の波形制御
装置が得られ、スイッチングにより放電加工の電流波形
を制御するようにしたので、低消費電力で、電極1の消
耗の少ない放電電流波形を出力することができ、スイッ
チング素子TR2に高電圧が発生しないので信頼性の高
い、高性能のものが得られる効果がある。
【0064】また、従来の直流電源B22が5〜15V
と低い電圧だったのに対し、定電圧体B20は50〜1
50Vとかなり高い電圧にできるので、遮断電流の減少
が速く高速に遮断できるので、放電加工の特性が良好に
なる効果がある。
【0065】また、ダイオードD21の端子間の電圧を
加工状態検出部としたので、放電の検出や短絡の検出が
高速で確実に検出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による放電加工装置の波形
制御装置の回路図を示す。
【図2】この発明の実施例1による放電加工装置の波形
制御装置の動作を説明するためのタイミングチャートを
示す。
【図3】図1のスイッチング素子とダイオードの位置を
変更した放電加工装置の波形制御装置の回路図を示す。
【図4】この発明の実施例2による放電加工装置の波形
制御装置の回路図を示す。
【図5】この発明の実施例3による電流断続部の定電圧
体B20を示す。
【図6】この発明の実施例4による電流断続部の定電圧
体B20を示す。
【図7】この発明の実施例5による電流断続部の定電圧
体B20を示す。
【図8】この発明の実施例6による電流断続部の定電圧
体B20を示す。
【図9】この発明の実施例7による電流断続部12を示
す。
【図10】この発明の実施例8による加工状態検出部9
0を示す。
【図11】この発明の実施例9による加工状態検出部9
0を示す。
【図12】従来の放電加工装置の回路図を示す。
【図13】従来の放電加工装置の仕上加工の場合の動作
を説明するためのタイミングチャートを示す。
【図14】従来の放電加工装置の 加工の場合の動作を
説明するためのタイミングチャートを示す。
【図15】従来の他の充電加工装置の回路図を示す。
【図16】従来の他の充電加工装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートを示す。
【図17】従来のさらに他の放電加工装置の回路図を示
す。
【図18】従来のさらに他の放電加工装置の動作を説明
するためのタイミングチャートを示す。
【符号の説明】
1 電極 2 被加工物 10 電流供給部 12 電流断続部 28 電流維持部 B10 第1の直流電源 B20 定電圧体 B30 第3の直流電源 D10、D20、D21 ダイオード D30、D32、D40 ダイオード L2 リアクトル TR1、TR2、TR3、TR4 スイッチング素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物間に放電を発生させて、
    前記被加工物を加工する放電加工装置の波形制御装置に
    おいて、前記電極と被加工物間にリアクトルを通って加
    工電流を出力し、前記加工電流の波形を制御する電流供
    給部と、前記電流供給部と電極、被加工物との間に設け
    られ、前記加工電流を断続する電流断続部と、前記リア
    クトルを流れる電流が一定の値以下にならないようにリ
    アクトルの電流を制御する電流維持部を備え、前記電極
    と被加工物間に所定の電流波形を出力することを特徴と
    する放電加工装置の波形制御装置。
  2. 【請求項2】 第1の直流電源に並列に接続した、スイ
    ッチング素子とダイオードの第1の直列体、及び第1の
    直列体の前記スイッチング素子とダイオードの接続点に
    接続したリアクトルを含む電流供給部と、第1の直流電
    源に並列に接続した定電圧体とダイオード及びスイッチ
    ング素子とダイオードを含む第2の直列体を有し、前記
    リアクトルを第2の直列体のダイオードとスイッチング
    素子の接続点に接続し出力電流を断続する電流断続部
    と、第3の直流電源とスイッチング素子とダイオードを
    含む第3の直列体を前記第2の直列体のダイオードとス
    イッチング素子の接続点と第1の直流電源との間に接続
    する電流維持部とにより構成されたことを特徴をする請
    求項1に記載の放電加工装置の波形制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流断続部の定電圧体としてツェナ
    ーダイオードを用いたことを特徴とする請求項2に記載
    の放電加工装置の波形制御装置。
  4. 【請求項4】 前記電流断続部に定電圧体として、電流
    増幅機能を持つ半導体であって、ベースまたはゲートと
    コレクタまたはドレイン間にはツェナーダイオード、ベ
    ースまたはゲートとエミッタまたはソース間には抵抗を
    接続したものを、コンデンサに並列に接続したものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の放電加工装置の波
    形制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の直流電源に並列に接続したト
    ランスの2次コイルとダイオードの第4の直列体を有
    し、前記トランスの1次コイルを前記電流断続部の定電
    圧体としたことを特徴とする請求項2に記載の放電加工
    装置の波形制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電流断続部の定電圧体として、コン
    デンサとダイオードの第5の直列体であって、前記コン
    デンサとダイオードの第5の直列体に並列にリアクトル
    を接続し、また、前記コンデンサとダイオードの第5の
    直列体の接続点と第1の直流電源との間にダイオードを
    接続したものであることを特徴とする請求項2に記載の
    放電加工装置の波形制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電流断続部として、第1の直流電源
    に並列に接続した、ダイオードとスイッチング素子とダ
    イオードの第6の直列体、及びスイッチング素子とダイ
    オードの第7の直列体を有し、前記電流供給部と、電極
    と被加工物との間に設けたことを特徴とする請求項2に
    記載の放電加工装置の波形制御装置。
  8. 【請求項8】 前記リアクトルと第1の直流電源に接続
    している前記電流断続部のダイオードの端子間の電圧を
    検出し電極と被加工物間の加工状態を判別する加工状態
    検出部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の放電
    加工装置の波形制御装置。
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