JPH0768321A - R曲げ金型 - Google Patents

R曲げ金型

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Publication number
JPH0768321A
JPH0768321A JP21775693A JP21775693A JPH0768321A JP H0768321 A JPH0768321 A JP H0768321A JP 21775693 A JP21775693 A JP 21775693A JP 21775693 A JP21775693 A JP 21775693A JP H0768321 A JPH0768321 A JP H0768321A
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JP
Japan
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die
bending
receiving member
wedge body
punch
Prior art date
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Pending
Application number
JP21775693A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kawano
進 川野
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Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Metrecs Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上、下部の金型に発生する横方向の力を無く
し、機器の破損防止を図ったR曲げ金型を提供すること
にある。 【構成】 パンチ7とダイ9とで協働して板材WにR曲
げ加工を施すR曲げ金型にして、前記ダイ9を分割金型
とし、固定金型部11と上下移動自在な移動金型部13
とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、R曲げ金型に係り、
更に詳細には、プレスブレーキで板材にR曲げ加工を施
すR曲げ金型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばプレスブレーキにて板材に
R曲げ加工を施すR曲げ金型としては、図3に示されて
いるごとき構成となっている。
【0003】すなわち、上部テーブル101にはパンチ
である円筒部を先端に形成した上部金型103が装着さ
れ、下部テーブル105は上下に移動自在となってお
り、複数のローラ107によりガイドされ、上部にダイ
である下部金型109が装着されている。
【0004】そして、図3に示されているように、例え
ばコンクリート枠のような深いU曲げを行なう場合は、
上部テーブル101または上部金型103の取付部等と
曲げられる板材Wとの干渉をさけるために、下部金型1
09に形成したV溝109aの形状は右左対象でない形
に作られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のR曲げ金型では、板材Wを曲げて行く過程でFなる
横方向の力が上部金型103および下部金型109に発
生する。
【0006】この力Fにより、ローラ107が破損した
り、上、下部の金型103,109を固定するための各
種の締結部材が破損したり、また、上部テーブル101
の下面D部を座屈させたりして、極めて危険であるとい
う問題があった。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、上、下部の金型に発生する横方向の力を無く
し、機器の破損防止を図ったR曲げ金型を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、パンチとダイとで協働して板材にR曲
げ加工を施すR曲げ金型にして、前記ダイを分割金型と
し、固定金型部と上下移動自在な移動金型部とを備えて
R曲げ金型を構成した。
【0009】前記R曲げ金型において、前記ダイを構成
する固定金型部の曲げ加工中心に上下に移動自在な受け
部材を設け、この受け部材の上下移動に連動する連動部
材を介して上下に移動する移動金型部を設けてなること
が望ましいものである。
【0010】
【作用】この発明のR曲げ金型を採用することにより、
ダイを分割し固定金型部と移動金型部とし、固定金型部
の曲げ加工中心に上下に移動自在な受け部材を設け、こ
の受け部材の上下移動を連動部材を介して移動金型部に
伝えて、移動金型部を上下に移動させる。このため、パ
ンチとダイで協働して板材にR曲げを施す際、受け部材
が曲げの進行と共に移動するので、この移動に連動して
移動金型部が下降し、曲げ加工時にダイに発生する横方
向の力である側圧は極力少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、この発明のR曲げ金型は例えばプ
レスブレーキに採用されるものであるが、プレスブレー
キの全体的構成については、既に公知の構成のものであ
るため、詳細な図示と説明を省略する。
【0012】図1および図2を参照するに、プレスブレ
ーキ1を構成する上部テーブル(図示省略)にパンチホ
ルダ3が取付けられていて、このパンチホルダ3に締結
部材5を介してパンチ7が装着されている。このパンチ
7はR曲げを行なう板材Wの曲げ形状に合った円弧面7
aを備えている。
【0013】一方、ダイ9は、固定金型部11と移動金
型部13とで構成され、ダイベース15上にダイ9は装
着されていて、ダイベース15は上下動自在な下部テー
ブル17(一部図示省略)に締結ボルト19により固着
されている。
【0014】前記固定金型部11は締結ボルト21によ
りダイベース15に固着されていて、固定金型部11の
上部内面(図1において右側)には曲げ型斜面11aが
形成されている。また、固定金型部11の曲げ加工中心
(S−S線で示す)には受け部材23が上下に移動自在
に挿入され、受け部材23の上面には受け板25が締結
ボルトにて固着されている。
【0015】更に、受け部材23の下面は後述する連動
部材の楔体の傾斜面に摺接する傾斜面27が形成されて
いると共に、受け部材23が下降した際に、受け部材2
3の先端にかかるスラスト荷重をさけるために、スラス
ト受け板29が設けられている。このスラスト受け板2
9の両端は図2に示されているごとく、前記ダイベース
15に形成した溝31内に挿入離脱自在となっている。
【0016】前記受け部材23の下面に形成された傾斜
面27に当接し摺動する連動部材33を構成する一部材
である楔体35が、前記ダイベース15に形成した溝部
37内に装着されていて、楔体35の底部水平面に例え
ばポリペンコウ等の材質で製作された薄板39aがビス
等で固着され、楔体35の上部傾斜面41にも同一材質
で製作された薄板39bがビス等で固着されている。
【0017】前記楔体35には弾性部材43である例え
ばコイルスプリングが内蔵され、この弾性部材43の片
側にはバネ受45が設けられ、ダイベース15の片側
(図1において右側)に設けたプレート47に螺合した
バネ調整用ボルト49のボルト先端に前記バネ受45が
当接している。
【0018】上記構成により、弾性部材43の弾撥力に
より、常時楔体35は前進方向(図1において左方向)
へ付勢されている。すなわち、楔体35は図1の図中に
2点鎖線で示された位置にあり、この状態より板材Wに
曲げ加工が進行すると受け部材23が下降し、受け部材
23の傾斜面27が楔体35の上部傾斜面41を押圧
し、楔体35を図1の図中に実線で示す位置へ弾性部材
43の弾撥力に抗して後退させる。
【0019】なお、楔体35の前進位置を調整する調整
用ボルト51が、前記ダイベース15の片側(図1にお
いて左側)に設けたプレート53に螺合し、ボルト51
の先端の出没により楔体35の前進位置が調整される。
【0020】前記楔体35にはカラー55およびプレー
ト57が締結ボルト59により取付けられていて、プレ
ート57には第2の楔体61が図2に示されているごと
く締結ボルト63により取付けられている。なお、第2
の楔体61の下面水平部65は前記ダイベース15の上
面を摺動し、第2の楔体61の上面は傾斜面67が形成
されている。
【0021】この第2の楔体61の傾斜面67に前記移
動金型部13が乗って上下動自在となっている。より詳
細には、移動金型部13には複数個の長穴69が設けら
れ、固定金型部11にカラー71、押え板73を介して
締付ボルト75が設けられ、カラー71の側面と固定金
型部11の側面との間に移動金型部13は装着され上下
方向へ移動自在となっている。更に、移動金型部13の
上面は曲げ型斜面13aが形成され、移動金型部13の
下面には前記第2の楔体61の上面に形成した傾斜面6
7に摺接する傾斜面77が形成されている。
【0022】上記構成により、楔体35の移動につれて
一体的に締結された第2の楔体61は移動し、第2の楔
体61の上面に形成した傾斜面67に沿って移動金型部
13は上下に移動自在となる。
【0023】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、常時は図1の図中に2点鎖線で示されているごと
く、楔体35と第2の楔体61は前進限(図1において
左側)に弾性部材43の弾撥力により位置決めされてい
る。勿論ダイベース15は下降限に位置決めされてい
る。なお、移動金型部13の上面高さを決めるには楔体
35と第2の楔体61の傾斜面41,67の傾斜角度差
を所定角度差に決定することにより、固定金型部11と
移動金型部13の上面を同一面とすることができ、ま
た、複数のダイ9を備えた場合は、ダイ9の長手方向の
高さを均一にするため、調整用ボルト51を調節するこ
とにより可能となる。
【0024】この状態より、板材Wを搬入して固定金型
部11と移動金型部13上に載置し、下部テーブル17
を例えば油圧シリンダ等にて上昇させる。下部テーブル
17が上昇するにつれ、パンチ7とダイ9にて板材Wは
曲げられる。すなわち、曲げられる板材Wにより受け部
材23が下降を開始し、更にパンチ7とダイ9の噛み合
いが進むと板材Wは、固定金型部11と移動金型部13
の曲げ型斜面11aと13aとの肩で曲げられて行く。
この時、受け部材23の下端に形成した傾斜面27が連
動部材33である楔体35に設けた薄板39bを押し、
弾性部材43の弾撥力に抗して楔体35を後退(図1に
おいて右方向)移動させる。
【0025】楔体35の後退により、楔体35にはカラ
ー55、プレート57を介して第2の楔体61が取付け
られているため、必然的に第2の楔体61も後退し、第
2の楔体61に形成した傾斜面67に乗り、曲げ加工時
に発生する力を受けていた移動金型部13は下降して、
図1に実線で示されたごとき位置になり曲げ加工が行な
われる。
【0026】曲げ加工が完了後、下部テーブル17を下
降させパンチ7とダイ9である固定金型部11と移動金
型部13との間に発生していた力を除いてやると、弾性
部材43の弾撥力により楔体35と第2の楔体61は前
進し、受け部材23と移動金型部13は上昇して旧位置
へ戻る。なお、受け部材23が下降した際、受け部材2
3にかかるスラスト荷重をさけるため、スラスト受け板
29がダイベース15に形成した溝31に挿入されなが
ら受け部材23は下降する。
【0027】而して、曲げ加工の進行と共にダイ9の片
側の移動金型部13が適量だけ下に移動するので、ダイ
9に働く側圧を極力少なくすることができ、機器の破損
防止を図ることができる。
【0028】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
はダイ9側を上下に移動させる構成であるが、パンチ7
側を上下に移動させる構成でも可能である。また、連動
部材33として楔体35と第2の楔体61を一体的に設
けたが、カムまたはリンク連動等により移動金型部13
を曲げ加工に追従して上下に移動させる構成でも可能で
ある。
【0029】更に、受け部材23に設けた受け板25
は、幅広の板材WをR曲げ加工する際は、ダイ9は長手
方向に複数個配設されているので、受け部材23に板材
Wの幅全面に接触する場合は、図1に示されているごと
く受け板25を交換する必要がない。しかし、曲げられ
る板材Wの幅が短かい場合は、受け板25に板材Wが接
触しない部分が発生するので、この場合は、曲げられる
板材Wの板厚分をプラスした厚さの受け板25を板材W
が接触しない部分の受け部材23に取付けて、曲げ加工
時に各々の受け部材23が均等に下降するようにする。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、パンチとダイの協働によ
り板材にR曲げを施す際、ダイを構成する片側の移動金
型部が加工と共に適量だけ下に移動する。而して、ダイ
に働く側圧を極力少なくすることができ、偏荷重による
機器の破損防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図2におけるI−I
線に沿った拡大断面図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】従来例を示すパンチとダイの断面説明図であ
る。
【符号の説明】
7 パンチ 9 ダイ 11 固定金型部 13 移動金型部 23 受け部材 33 連動部材 W 板材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイとで協働して板材にR曲げ
    加工を施すR曲げ金型にして、前記ダイを分割金型と
    し、固定金型部と上下移動自在な移動金型部とを備えて
    なることを特徴とするR曲げ金型。
  2. 【請求項2】 前記ダイを構成する固定金型部の曲げ加
    工中心に上下に移動自在な受け部材を設け、この受け部
    材の上下移動に連動する連動部材を介して上下に移動す
    る移動金型部を設けてなることを特徴とする請求項1記
    載のR曲げ金型。
JP21775693A 1993-09-01 1993-09-01 R曲げ金型 Pending JPH0768321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21775693A JPH0768321A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 R曲げ金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21775693A JPH0768321A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 R曲げ金型

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JPH0768321A true JPH0768321A (ja) 1995-03-14

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ID=16709256

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JP21775693A Pending JPH0768321A (ja) 1993-09-01 1993-09-01 R曲げ金型

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JP (1) JPH0768321A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120757A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Manyo Co., Ltd. 切断方法及びその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120757A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Manyo Co., Ltd. 切断方法及びその装置
JPWO2005120757A1 (ja) * 2004-06-11 2008-07-31 株式会社万陽 切断方法及びその装置
JP4638868B2 (ja) * 2004-06-11 2011-02-23 株式会社万陽 切断方法及びその装置

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