JPH0768253A - 温水還流浄化促進器を備えた浴槽およびこれを用いた浴槽水の還流浄化方法 - Google Patents
温水還流浄化促進器を備えた浴槽およびこれを用いた浴槽水の還流浄化方法Info
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- JPH0768253A JPH0768253A JP5217686A JP21768693A JPH0768253A JP H0768253 A JPH0768253 A JP H0768253A JP 5217686 A JP5217686 A JP 5217686A JP 21768693 A JP21768693 A JP 21768693A JP H0768253 A JPH0768253 A JP H0768253A
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Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Control For Baths (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
- Bathtub Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水還流浄化促進器を備えた浴槽およびこれ
を用いた浴槽水の還流浄化方法に関し、水面に浮かぶ垢
や髪の毛などのゴミを効率よく回収することができると
ともに、浴槽の排水時に回収タンク内の湯水も自動的に
排水することができ、さらに容積的にも従来の浴槽と同
程度の大きさとすることを目的とする。 【構成】 浴槽1に隣接して回収タンク2を設け、上部
側は開口部4を通じて浴槽水面に開口するとともに下部
側は水抜き穴5,14によって浴槽に連通し、タンクの
内部には、水位に従って昇降し、かつ導水口8を備えた
落とし蓋状のフロート3を内装し、下底部には湯水を排
出口6を設けたもので、排水ポンプ42によってタンク
内2の湯水を強制排水してタンクと浴槽に水位差を生じ
させ、この水位差によって浴槽の水面付近の湯水をタン
ク内に吸引するとともに、排水された湯水を浄化手段4
7,48で浄化した後、再び浴槽内へ還流するようにし
た。
を用いた浴槽水の還流浄化方法に関し、水面に浮かぶ垢
や髪の毛などのゴミを効率よく回収することができると
ともに、浴槽の排水時に回収タンク内の湯水も自動的に
排水することができ、さらに容積的にも従来の浴槽と同
程度の大きさとすることを目的とする。 【構成】 浴槽1に隣接して回収タンク2を設け、上部
側は開口部4を通じて浴槽水面に開口するとともに下部
側は水抜き穴5,14によって浴槽に連通し、タンクの
内部には、水位に従って昇降し、かつ導水口8を備えた
落とし蓋状のフロート3を内装し、下底部には湯水を排
出口6を設けたもので、排水ポンプ42によってタンク
内2の湯水を強制排水してタンクと浴槽に水位差を生じ
させ、この水位差によって浴槽の水面付近の湯水をタン
ク内に吸引するとともに、排水された湯水を浄化手段4
7,48で浄化した後、再び浴槽内へ還流するようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の表面に浮かぶ垢
や髪の毛などを回収しながら併せて浴槽水をきれいにす
るための温水還流浄化促進器を備えた浴槽とこの浴槽を
用いた浴槽水の還流浄化方法に関するものである。
や髪の毛などを回収しながら併せて浴槽水をきれいにす
るための温水還流浄化促進器を備えた浴槽とこの浴槽を
用いた浴槽水の還流浄化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、浴槽の表面に浮かぶ
垢や髪の毛などのゴミを回収しながら併せて浴槽水をき
れいにするためのあふれ浴槽装置を特願平4−1117
94号として出願した。この先願に係るあふれ浴槽装置
は、図11にその概略を示すように、浴槽101からあ
ふれる浴槽水102を回収タンク103内に流し込み、
循環戻り管105を介して給湯器106に送り、給湯器
内の濾過器で濾過した後、第1往き管107、108を
通じて再び浴槽101内に還流するようにしたものであ
る。回収タンク103内のフィルター104に垢や髪の
毛などのゴミがある程度以上に溜まった場合には、排水
管109を開いて回収タンク103内の水を排水するの
と伴に掃除することにより、垢や髪の毛などのゴミも一
緒に外へ洗い流すようにしたものである。
垢や髪の毛などのゴミを回収しながら併せて浴槽水をき
れいにするためのあふれ浴槽装置を特願平4−1117
94号として出願した。この先願に係るあふれ浴槽装置
は、図11にその概略を示すように、浴槽101からあ
ふれる浴槽水102を回収タンク103内に流し込み、
循環戻り管105を介して給湯器106に送り、給湯器
内の濾過器で濾過した後、第1往き管107、108を
通じて再び浴槽101内に還流するようにしたものであ
る。回収タンク103内のフィルター104に垢や髪の
毛などのゴミがある程度以上に溜まった場合には、排水
管109を開いて回収タンク103内の水を排水するの
と伴に掃除することにより、垢や髪の毛などのゴミも一
緒に外へ洗い流すようにしたものである。
【0003】さらに、他の先願発明として、浴槽内に取
り付けた垢取り箱部の浴槽の取り付け壁面に対して交差
する面に吸い込み用開口を設け、該吸い込み開口の下端
付近にフロートの下部を枢支してフロートを浴槽の取り
付け壁面に対して平行に回動自在とすることにより、横
方向から浴槽の表面水を回収するようにした垢取り装置
も提案されている(実公平5−4785号参照)。
り付けた垢取り箱部の浴槽の取り付け壁面に対して交差
する面に吸い込み用開口を設け、該吸い込み開口の下端
付近にフロートの下部を枢支してフロートを浴槽の取り
付け壁面に対して平行に回動自在とすることにより、横
方向から浴槽の表面水を回収するようにした垢取り装置
も提案されている(実公平5−4785号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
した本出願人の先願にあふれ浴槽装置の場合、浴槽水1
02の水位が丁度回収タンク103へのあふれ面に維持
されている場合には、浮いている垢や髪の毛などのゴミ
を効率よく回収タンク103へ流し込んで湯面を浄化す
ることができるが、人が入浴して水位があふれ面よりも
上昇した場合には、回収タンク103の上面に設けた蓋
110の左右の小さな隙間から湯面に浮かんだ垢や髪の
毛を回収することになり、垢や髪の毛の回収に時間がか
かるという欠点があった。
した本出願人の先願にあふれ浴槽装置の場合、浴槽水1
02の水位が丁度回収タンク103へのあふれ面に維持
されている場合には、浮いている垢や髪の毛などのゴミ
を効率よく回収タンク103へ流し込んで湯面を浄化す
ることができるが、人が入浴して水位があふれ面よりも
上昇した場合には、回収タンク103の上面に設けた蓋
110の左右の小さな隙間から湯面に浮かんだ垢や髪の
毛を回収することになり、垢や髪の毛の回収に時間がか
かるという欠点があった。
【0005】また、回収タンク103には、フィルター
104、循環往き管105、排水弁111、排水管10
9、圧力式水位センサ112などの多数の付属機構を設
ける必要があるためにその容積が大きくなり、浴槽全体
が大きくなり、従来使用していた浴槽と交換する場合、
スペース的にそのままでは取り付けることができず、浴
室の拡張工事などを行なう必要があった。
104、循環往き管105、排水弁111、排水管10
9、圧力式水位センサ112などの多数の付属機構を設
ける必要があるためにその容積が大きくなり、浴槽全体
が大きくなり、従来使用していた浴槽と交換する場合、
スペース的にそのままでは取り付けることができず、浴
室の拡張工事などを行なう必要があった。
【0006】また、新築の住宅に設置するような場合に
おいても、従来の浴槽よりも容積が大きいために浴室の
専有面積が大きくなってしまうという問題があり、これ
を防ぐために浴室の寸法に合う浴槽を用いた場合、回収
タンク部分に容積をとられるためにその分だけ浴槽10
1の湯張り部分の容積が小さくなり、入浴の快適性がそ
れだけ損なわれるという問題があった。
おいても、従来の浴槽よりも容積が大きいために浴室の
専有面積が大きくなってしまうという問題があり、これ
を防ぐために浴室の寸法に合う浴槽を用いた場合、回収
タンク部分に容積をとられるためにその分だけ浴槽10
1の湯張り部分の容積が小さくなり、入浴の快適性がそ
れだけ損なわれるという問題があった。
【0007】さらに、浴槽101内の湯水を排水し、浴
槽内を空の状態にした場合においても、回収タンク10
3内には溜まった湯水がそのまま残留しているため、そ
の都度排水管109を開いて回収タンク103内に溜ま
っている湯水も排出してやる操作が必要となり、手間が
かかる上、これを怠れば回収タンク103内の水に雑菌
が繁殖しやすくなり、衛生面でも若干問題があった。
槽内を空の状態にした場合においても、回収タンク10
3内には溜まった湯水がそのまま残留しているため、そ
の都度排水管109を開いて回収タンク103内に溜ま
っている湯水も排出してやる操作が必要となり、手間が
かかる上、これを怠れば回収タンク103内の水に雑菌
が繁殖しやすくなり、衛生面でも若干問題があった。
【0008】一方、実公平5−4785号の垢採り装置
の場合、垢取り装置の本体部分を浴槽内部に取り付けな
ければならず、さらに人が入る水位に対応する長さのフ
ロートが必要となるために、回収タンクが横方向に大き
くなるとともに、横方向からのお湯を回収するために回
収タンクを浴槽内部に設置しなければならないので、浴
槽が狭くなるという問題があった。
の場合、垢取り装置の本体部分を浴槽内部に取り付けな
ければならず、さらに人が入る水位に対応する長さのフ
ロートが必要となるために、回収タンクが横方向に大き
くなるとともに、横方向からのお湯を回収するために回
収タンクを浴槽内部に設置しなければならないので、浴
槽が狭くなるという問題があった。
【0009】また、吸い込み口が横方向にあることか
ら、回収タンクの正面付近によどみが発生し、ここに垢
や髪の毛などのゴミが浮遊して集まりやすくなり、さら
に浴槽水の水位が高いときにはフロートを越えて浸入し
た湯水が一気に回収タンク内を満たすため、浴槽水と回
収タンク内の間に水位差を生じにくく、ゴミの回収力が
弱いという問題があった。さらに、回収タンク内には浴
槽の排水時に水が残留することから、内部に雑菌が繁殖
し易いという問題もあった。
ら、回収タンクの正面付近によどみが発生し、ここに垢
や髪の毛などのゴミが浮遊して集まりやすくなり、さら
に浴槽水の水位が高いときにはフロートを越えて浸入し
た湯水が一気に回収タンク内を満たすため、浴槽水と回
収タンク内の間に水位差を生じにくく、ゴミの回収力が
弱いという問題があった。さらに、回収タンク内には浴
槽の排水時に水が残留することから、内部に雑菌が繁殖
し易いという問題もあった。
【0010】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、浴槽の表
面に浮かぶ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回収するこ
とができるとともに、浴槽の排水と同時に回収タンク内
に溜まった湯水も自動的に排水することができ、さらに
容積的にも従来の浴槽と同程度の大きさとすることので
きる温水還流浄化促進器を備えた浴槽およびこれを用い
た浴槽水の還流浄化方法を提供することである。
になされたもので、その目的とするところは、浴槽の表
面に浮かぶ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回収するこ
とができるとともに、浴槽の排水と同時に回収タンク内
に溜まった湯水も自動的に排水することができ、さらに
容積的にも従来の浴槽と同程度の大きさとすることので
きる温水還流浄化促進器を備えた浴槽およびこれを用い
た浴槽水の還流浄化方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、次のような構成を採用した。すなわち、
本発明に係る温水還流浄化促進器を備えた浴槽は、浴槽
に隣接して回収タンクを設け、該回収タンクの上部側は
開口部を通じて浴槽水面に開口するとともに、その下部
側は水抜き穴によって浴槽に連通し、該回収タンクの内
部には、回収タンク内の水位の変動に従って上下に昇降
し、かつ前記開口部から流れ込んでくる浴槽水を回収タ
ンク内に吸引するための導水口を備えた落とし蓋状のフ
ロートを内装し、前記回収タンクの下底部には回収タン
ク内に溜まった湯水を外部へ排出するための排出口を設
けたものである。
成するために、次のような構成を採用した。すなわち、
本発明に係る温水還流浄化促進器を備えた浴槽は、浴槽
に隣接して回収タンクを設け、該回収タンクの上部側は
開口部を通じて浴槽水面に開口するとともに、その下部
側は水抜き穴によって浴槽に連通し、該回収タンクの内
部には、回収タンク内の水位の変動に従って上下に昇降
し、かつ前記開口部から流れ込んでくる浴槽水を回収タ
ンク内に吸引するための導水口を備えた落とし蓋状のフ
ロートを内装し、前記回収タンクの下底部には回収タン
ク内に溜まった湯水を外部へ排出するための排出口を設
けたものである。
【0012】また、本発明にかかる浴槽水の還流浄化方
法は、前記構成になる温水還流浄化促進器を備えた浴槽
を用いた浴槽水の還流浄化方法であって、回収タンクの
排水口に接続した排水ポンプによって回収タンク内の湯
水を強制排水し、該強制排水により回収タンク内の水位
と浴槽の水位との間に水位差を生じさせ、この水位差に
よって浴槽の水面付近の湯水を開口部から回収タンク内
に吸引するとともに、前記強制排水された湯水を浄化手
段で浄化した後、再び浴槽内へ還流するようにしたもの
である。
法は、前記構成になる温水還流浄化促進器を備えた浴槽
を用いた浴槽水の還流浄化方法であって、回収タンクの
排水口に接続した排水ポンプによって回収タンク内の湯
水を強制排水し、該強制排水により回収タンク内の水位
と浴槽の水位との間に水位差を生じさせ、この水位差に
よって浴槽の水面付近の湯水を開口部から回収タンク内
に吸引するとともに、前記強制排水された湯水を浄化手
段で浄化した後、再び浴槽内へ還流するようにしたもの
である。
【0013】
【作用】回収タンク内の湯水がポンプにより強制排水さ
れ、還流浄化が開始されと、回収タンクと浴槽との間に
水位差を生じる。このため、この水位差によって浴槽の
表面水が効率よく回収タンク内に吸引することができ、
水面に浮かんだ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回収す
ることができる。
れ、還流浄化が開始されと、回収タンクと浴槽との間に
水位差を生じる。このため、この水位差によって浴槽の
表面水が効率よく回収タンク内に吸引することができ、
水面に浮かんだ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回収す
ることができる。
【0014】また、回収タンクと浴槽管を水抜き穴で連
通しているので、浴槽への給湯時にはこの水抜き穴を通
じて回収タンクに浴槽水が流れ込み、回収タンクの水位
と浴槽の同水位を同じに保つことができる。さらに、浴
槽の排水時にはこの水抜き穴から回収タンク内の湯水を
浴槽へ排出する。したがって、回収タンク部分に排水弁
や圧力水位センサなどが不要となり、回収タンクを極め
て小さく構成することができる。
通しているので、浴槽への給湯時にはこの水抜き穴を通
じて回収タンクに浴槽水が流れ込み、回収タンクの水位
と浴槽の同水位を同じに保つことができる。さらに、浴
槽の排水時にはこの水抜き穴から回収タンク内の湯水を
浴槽へ排出する。したがって、回収タンク部分に排水弁
や圧力水位センサなどが不要となり、回収タンクを極め
て小さく構成することができる。
【0015】さらに、浴槽の排水と同時に回収タンク内
に溜まった水も自動的に排水されるので、回収タンクの
清掃も極めて簡単に行なうことができるとともに、排水
時には回収タンク内に水が残留することがなくなるの
で、雑菌の繁殖なども防ぐことができる。
に溜まった水も自動的に排水されるので、回収タンクの
清掃も極めて簡単に行なうことができるとともに、排水
時には回収タンク内に水が残留することがなくなるの
で、雑菌の繁殖なども防ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図2は本発明に係る浴槽を用いた本発明に係
る浴槽水の循環還流方法を適用して構成した風呂装置の
一実施例のブロック図、図2は図1の実施例に用いた本
発明に係る温水還流浄化促進器を備えた浴槽の第1の実
施例の具体的な構造を示す断面図、第3図は図2中の開
口部とフロート部分の横断面図である。
説明する。図2は本発明に係る浴槽を用いた本発明に係
る浴槽水の循環還流方法を適用して構成した風呂装置の
一実施例のブロック図、図2は図1の実施例に用いた本
発明に係る温水還流浄化促進器を備えた浴槽の第1の実
施例の具体的な構造を示す断面図、第3図は図2中の開
口部とフロート部分の横断面図である。
【0017】図1〜図3において、1は浴槽、2は浴槽
1の側壁面に設けられた回収タンク、3は回収タンク2
内に設けられたフロートである。浴槽2の側壁面上部に
は、回収タンク3に臨んで、大柄な人から小柄な人まで
が好む種々の水位差を充分にカバーする寸法からなる縦
長の開口部4が形成され、また、側壁面下部には浴槽1
に連通する水抜き穴5が穿設され、さらに、回収タンク
2の下底面には、回収タンク2内の湯水を排出するため
の排出口6が形成されている。なお、この水抜き穴6
は、浴槽1の表面水を開口部4から回収タンク2内へ吸
引する力を弱めない程度に小さな径とする必要がある。
1の側壁面に設けられた回収タンク、3は回収タンク2
内に設けられたフロートである。浴槽2の側壁面上部に
は、回収タンク3に臨んで、大柄な人から小柄な人まで
が好む種々の水位差を充分にカバーする寸法からなる縦
長の開口部4が形成され、また、側壁面下部には浴槽1
に連通する水抜き穴5が穿設され、さらに、回収タンク
2の下底面には、回収タンク2内の湯水を排出するため
の排出口6が形成されている。なお、この水抜き穴6
は、浴槽1の表面水を開口部4から回収タンク2内へ吸
引する力を弱めない程度に小さな径とする必要がある。
【0018】フロート3は図示例では箱型に形成されて
おり、例えばFRP(強化プラスチック)、ポリプロピ
レンなどの軽くて、しかも水に濡れても腐食しない材料
で構成されている。このフロート3は、回収タンク3に
対して落とし蓋状に嵌め込むように構成されており、フ
ロート3の頂面には、開口部4から流入してくる浴槽水
7を回収タンク3内に導くための導水口8が穿設されて
いる。
おり、例えばFRP(強化プラスチック)、ポリプロピ
レンなどの軽くて、しかも水に濡れても腐食しない材料
で構成されている。このフロート3は、回収タンク3に
対して落とし蓋状に嵌め込むように構成されており、フ
ロート3の頂面には、開口部4から流入してくる浴槽水
7を回収タンク3内に導くための導水口8が穿設されて
いる。
【0019】なお、この導水口8と開口部4の位置は、
後述動作説明から明らかとなるように、開口部4から回
収タンク3内に流れ込んだ浴槽水7の流れを作って導水
口8へ流れ込むようにするために、図3にその配置の一
例を示すように、両者はできるだけ離して設けることが
望ましい。なお、図3のごとき穿設孔からなる導水口8
に代えて、図4に示すように、フロート3とタンク2の
側壁との間に隙間9を形成し、この隙間9を導水口とし
てもよい。
後述動作説明から明らかとなるように、開口部4から回
収タンク3内に流れ込んだ浴槽水7の流れを作って導水
口8へ流れ込むようにするために、図3にその配置の一
例を示すように、両者はできるだけ離して設けることが
望ましい。なお、図3のごとき穿設孔からなる導水口8
に代えて、図4に示すように、フロート3とタンク2の
側壁との間に隙間9を形成し、この隙間9を導水口とし
てもよい。
【0020】フロート3のスカート部10は排水口6か
ら湯水が吸引されたときにフロート4が転覆するのを防
ぐ役割を果たすとともに、回収タンク3内の負圧を高め
てフロートの下降を促進するためと、さらに、フロート
3の頂部よりも下側となる開口部4部分を閉塞し、浴槽
水7の表面水のみを回収タンク3へ吸引させる役割を果
たすものである。また、このスカート部10は常に浴壁
などに摺動されていることから、垢などが付着しにくく
なるという長所も有している。
ら湯水が吸引されたときにフロート4が転覆するのを防
ぐ役割を果たすとともに、回収タンク3内の負圧を高め
てフロートの下降を促進するためと、さらに、フロート
3の頂部よりも下側となる開口部4部分を閉塞し、浴槽
水7の表面水のみを回収タンク3へ吸引させる役割を果
たすものである。また、このスカート部10は常に浴壁
などに摺動されていることから、垢などが付着しにくく
なるという長所も有している。
【0021】上記のような構造になる浴槽1には、図1
に示すように、回収タンク3に回収された湯水を浄化す
るための浄化促進器を備えた給湯装置21が接続されて
いる。
に示すように、回収タンク3に回収された湯水を浄化す
るための浄化促進器を備えた給湯装置21が接続されて
いる。
【0022】すなわち、給湯器21中、22給湯用熱交
換器、23は追焚用熱交換器であって、給湯用熱交換器
22の入水口は外部給水管24に接続されているととも
に、流路開閉弁25を介してホッパー26に接続されて
いる。一方、給湯用熱交換器22の出湯口側は混合弁3
0、外部給湯管32を介して蛇口などの外部給湯栓(図
示なし)に接続されているとともに、流路開閉弁29を
介してホッパー26に接続されている。
換器、23は追焚用熱交換器であって、給湯用熱交換器
22の入水口は外部給水管24に接続されているととも
に、流路開閉弁25を介してホッパー26に接続されて
いる。一方、給湯用熱交換器22の出湯口側は混合弁3
0、外部給湯管32を介して蛇口などの外部給湯栓(図
示なし)に接続されているとともに、流路開閉弁29を
介してホッパー26に接続されている。
【0023】ホッパー26の第1の出湯管は、水量計3
4、流路切換弁35、往き管41を介して浴槽1の回収
タンク3の排水口6に接続されている。また、ホッパー
26の第2の出湯管は、流路切換弁36、流路切換弁3
7、戻り管40を介して浴槽1の還流吹出口11に接続
されている。流路切換弁37と浴槽1の間の戻り管40
には、浴槽1無いの水位をその水圧から検出するための
水圧式圧力センサ38と温度センサ39が設けられてい
る。
4、流路切換弁35、往き管41を介して浴槽1の回収
タンク3の排水口6に接続されている。また、ホッパー
26の第2の出湯管は、流路切換弁36、流路切換弁3
7、戻り管40を介して浴槽1の還流吹出口11に接続
されている。流路切換弁37と浴槽1の間の戻り管40
には、浴槽1無いの水位をその水圧から検出するための
水圧式圧力センサ38と温度センサ39が設けられてい
る。
【0024】一方、追焚用熱交換器23の出湯口側は流
路切換弁35を介して往き管41に接続されている。追
焚用熱交換器23の入水口側は殺菌器48を介して濾過
器47に接続されているとともに、流路切換弁44、追
焚用の循環ポンプ42、流路切換弁37を介して戻り管
40に接続されている。また、濾過器47は流路切換弁
44に接続されているとともに、流路開閉弁45を介し
て外部排水管46に接続されている。
路切換弁35を介して往き管41に接続されている。追
焚用熱交換器23の入水口側は殺菌器48を介して濾過
器47に接続されているとともに、流路切換弁44、追
焚用の循環ポンプ42、流路切換弁37を介して戻り管
40に接続されている。また、濾過器47は流路切換弁
44に接続されているとともに、流路開閉弁45を介し
て外部排水管46に接続されている。
【0025】次に、前記実施例の動作について説明す
る。まず、給湯器のリモコン(図示なし)を操作し、お
湯の温度と水位を設定した後、給湯を開始すると、給湯
用熱交換器22で水が加熱され、混合弁30で適温に調
整された後、流路開閉弁33、ホッパー26、水量計3
4、流路切換弁36,37、水位センサ38、戻り管4
0を経由して浴槽1内にお湯が注湯される。戻り管40
内の空気が排出されると、流路切換弁36,37を切り
換えるとともに流路切換弁35を切り換え、ホッパ2
6、水量計34、流路切換弁35、往き管41を経由し
て吹出口11から浴槽1内にお湯を注湯する。
る。まず、給湯器のリモコン(図示なし)を操作し、お
湯の温度と水位を設定した後、給湯を開始すると、給湯
用熱交換器22で水が加熱され、混合弁30で適温に調
整された後、流路開閉弁33、ホッパー26、水量計3
4、流路切換弁36,37、水位センサ38、戻り管4
0を経由して浴槽1内にお湯が注湯される。戻り管40
内の空気が排出されると、流路切換弁36,37を切り
換えるとともに流路切換弁35を切り換え、ホッパ2
6、水量計34、流路切換弁35、往き管41を経由し
て吹出口11から浴槽1内にお湯を注湯する。
【0026】浴槽1に付設された回収タンク2は、タン
ク下部に設けた水抜き穴5によって浴槽2と連通されて
いる。このため、上記注湯によって浴槽2内の水位が上
がり、水抜き穴5の位置まで上昇すると、この水抜き穴
5から回収タンク2内に湯水が浸入し、浴槽の水位の上
昇とともに回収タンク2内の水位も同水位になるように
上昇する。したがって、本発明の場合、回収タンク専用
の水位センサを設ける必要がなくなる。
ク下部に設けた水抜き穴5によって浴槽2と連通されて
いる。このため、上記注湯によって浴槽2内の水位が上
がり、水抜き穴5の位置まで上昇すると、この水抜き穴
5から回収タンク2内に湯水が浸入し、浴槽の水位の上
昇とともに回収タンク2内の水位も同水位になるように
上昇する。したがって、本発明の場合、回収タンク専用
の水位センサを設ける必要がなくなる。
【0027】浴槽水7が設定された水位まで張られる
と、圧力センサ38がこれを検出して給湯が停止され、
リモコンによる自動設定または手動操作よって還流を開
始し、浴槽水7の追焚と浄化を行なう。すなわち、還流
を開始すると、循環ポンプ42が作動し、回収タンク2
内の湯水は排水口6、戻り管40、流路切換弁37、循
環ポンプ42、流路切換弁44を介して濾過器47に送
られる。そして、濾過器47において垢や髪の毛などの
ゴミを取り除かれて殺菌器48で殺菌された後、追焚用
熱交換器23に送られて追焚され、流路切換弁35、往
き管41を経由して吹出口11から再び浴槽1内に還流
される。
と、圧力センサ38がこれを検出して給湯が停止され、
リモコンによる自動設定または手動操作よって還流を開
始し、浴槽水7の追焚と浄化を行なう。すなわち、還流
を開始すると、循環ポンプ42が作動し、回収タンク2
内の湯水は排水口6、戻り管40、流路切換弁37、循
環ポンプ42、流路切換弁44を介して濾過器47に送
られる。そして、濾過器47において垢や髪の毛などの
ゴミを取り除かれて殺菌器48で殺菌された後、追焚用
熱交換器23に送られて追焚され、流路切換弁35、往
き管41を経由して吹出口11から再び浴槽1内に還流
される。
【0028】還流用の吹出口11は水平よりも下向き、
望ましくは約30°程度下向きに取り付けられており、
この吹出口11から下向きに吹き出されたお湯は浴槽内
で対流を起こし、浴槽内部の垢や髪の毛などのゴミを水
面に浮かび上がらせ、この浮かび上がらせた垢や髪の毛
などのゴミを回収タンク2内に落とし込むことにより、
お湯の浄化をより促進させるようにしている。
望ましくは約30°程度下向きに取り付けられており、
この吹出口11から下向きに吹き出されたお湯は浴槽内
で対流を起こし、浴槽内部の垢や髪の毛などのゴミを水
面に浮かび上がらせ、この浮かび上がらせた垢や髪の毛
などのゴミを回収タンク2内に落とし込むことにより、
お湯の浄化をより促進させるようにしている。
【0029】上記のようにして回収タンク2内のお湯が
排出開始されると、回収タンク2内の水位は図5のよう
に下降し、フロート3と浴槽水7との間に落差を生じ、
この落差によって浴槽水7の表面水は開口部4から回収
タンク3内に流れるように落下するが、開口部7の下部
側はフロート4のスカート部10によって閉塞されてい
るため、回収タンク2には浴槽水7の表面水が流れ込
み、水面に浮かんだ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回
収することができる。
排出開始されると、回収タンク2内の水位は図5のよう
に下降し、フロート3と浴槽水7との間に落差を生じ、
この落差によって浴槽水7の表面水は開口部4から回収
タンク3内に流れるように落下するが、開口部7の下部
側はフロート4のスカート部10によって閉塞されてい
るため、回収タンク2には浴槽水7の表面水が流れ込
み、水面に浮かんだ垢や髪の毛などのゴミを効率よく回
収することができる。
【0030】なお、循環ポンプ42を止めて浴槽水7の
循環を停止すると、水抜き穴5から湯水が浸入してくる
ので回収タンク2内の水位は上昇し、浴槽水7と同水位
に戻るとともに、回収タンク2内に残留している垢や髪
の毛などのゴミはフロートの内部側に貯溜するので、ゴ
ミが浴槽側へ流出することがなくなり、非常に衛生的で
ある。
循環を停止すると、水抜き穴5から湯水が浸入してくる
ので回収タンク2内の水位は上昇し、浴槽水7と同水位
に戻るとともに、回収タンク2内に残留している垢や髪
の毛などのゴミはフロートの内部側に貯溜するので、ゴ
ミが浴槽側へ流出することがなくなり、非常に衛生的で
ある。
【0031】また、入浴を終わって浴槽水7を排水する
際には、浴槽水7の水位低下とともに水抜き穴5から回
収タンク3内の湯水が排出されるので、回収タンク3内
に湯水が残留することがなくなり、雑菌の繁殖を防止で
きる上、回収タンク3には圧力水位センサや排水弁など
を設ける必要がないので、回収タンク2を小型に構成す
ることができる。このため、回収タンク2を従来の浴槽
の縁部の寸法内に収めることができ、浴槽全体としての
大きさも従来の浴槽と同寸法に構成することができ、浴
槽を交換する場合でも拡張工事などを必要とすることな
く対応することができる。
際には、浴槽水7の水位低下とともに水抜き穴5から回
収タンク3内の湯水が排出されるので、回収タンク3内
に湯水が残留することがなくなり、雑菌の繁殖を防止で
きる上、回収タンク3には圧力水位センサや排水弁など
を設ける必要がないので、回収タンク2を小型に構成す
ることができる。このため、回収タンク2を従来の浴槽
の縁部の寸法内に収めることができ、浴槽全体としての
大きさも従来の浴槽と同寸法に構成することができ、浴
槽を交換する場合でも拡張工事などを必要とすることな
く対応することができる。
【0032】図6および図7は、本発明に係る浴槽の第
2の実施例を示すものである。この第2実施例は、浴槽
1の側壁面に凹部13を一体的に成形し、この凹部13
に蓋体12を嵌め込んで浴槽1から隔成することにより
回収タンク2を構成したものである。例えば、回収タン
ク2の内寸法は、縦45mm、横127mm、高さ35
0mm程度であり、この回収タンク2内に縦43mm、
横125mm、高さ175mmのポリプロピレン製の中
空箱状のフロート3を格納している。
2の実施例を示すものである。この第2実施例は、浴槽
1の側壁面に凹部13を一体的に成形し、この凹部13
に蓋体12を嵌め込んで浴槽1から隔成することにより
回収タンク2を構成したものである。例えば、回収タン
ク2の内寸法は、縦45mm、横127mm、高さ35
0mm程度であり、この回収タンク2内に縦43mm、
横125mm、高さ175mmのポリプロピレン製の中
空箱状のフロート3を格納している。
【0033】蓋体12には、幅20mm、高さ170m
mの開口部4が穿たれており、この開口部4は浴槽1の
中心線上に位置するように構成されている。また、蓋体
12の下部には、直径5mmの水抜き穴5が2個穿たれ
ており、給湯時にここから浴槽水7を回収タンク2内へ
導入するとともに、排水時には回収タンク2内に溜まっ
た水を浴槽2側へ排出させている。
mの開口部4が穿たれており、この開口部4は浴槽1の
中心線上に位置するように構成されている。また、蓋体
12の下部には、直径5mmの水抜き穴5が2個穿たれ
ており、給湯時にここから浴槽水7を回収タンク2内へ
導入するとともに、排水時には回収タンク2内に溜まっ
た水を浴槽2側へ排出させている。
【0034】この第2実施例の最大の特徴は、蓋体12
を外すことによって、凹部13、蓋体12の裏面、フロ
ート3の清掃を簡単に行なうことができ、極めて衛生的
である点である。また、前述した回収タンクの実寸法か
ら明らかなように、極めて小型に構成することが可能に
なるため、回収タンク2を従来の浴槽の縁部幅の寸法内
に収めることができ、本発明の浴槽と交換するときでも
浴室の拡張工事が不要となり、汎用性が極めて高い点で
ある。
を外すことによって、凹部13、蓋体12の裏面、フロ
ート3の清掃を簡単に行なうことができ、極めて衛生的
である点である。また、前述した回収タンクの実寸法か
ら明らかなように、極めて小型に構成することが可能に
なるため、回収タンク2を従来の浴槽の縁部幅の寸法内
に収めることができ、本発明の浴槽と交換するときでも
浴室の拡張工事が不要となり、汎用性が極めて高い点で
ある。
【0035】図8は、本発明に係る浴槽の第3実施例を
示すものである。この第3実施例は、上記図6および図
7の実施例のさらに好ましい変形例を示すもので、蓋体
12の下部嵌め込み面に僅かな隙間14を形成してお
き、この隙間14を水抜き穴として利用することによ
り、図6および図7における専用の水抜き穴5を省略し
たものである。この隙間14を水抜き穴として用いた場
合でも、前述と同様に、浴槽1の水位の上昇に伴い、隙
間14から浴槽水7が回収タンク2内に浸入し、排水時
にも回収タンク2内の水が隙間14を通って浴槽1側へ
排出されるため、専用の水抜き穴5を設ける必要がな
く、製造コストを低減することができる。
示すものである。この第3実施例は、上記図6および図
7の実施例のさらに好ましい変形例を示すもので、蓋体
12の下部嵌め込み面に僅かな隙間14を形成してお
き、この隙間14を水抜き穴として利用することによ
り、図6および図7における専用の水抜き穴5を省略し
たものである。この隙間14を水抜き穴として用いた場
合でも、前述と同様に、浴槽1の水位の上昇に伴い、隙
間14から浴槽水7が回収タンク2内に浸入し、排水時
にも回収タンク2内の水が隙間14を通って浴槽1側へ
排出されるため、専用の水抜き穴5を設ける必要がな
く、製造コストを低減することができる。
【0036】図9は、本発明に係る浴槽の第4の実施例
を示すものである。この第4実施例は、上記図8の実施
例と同様の構造において、フロート4として逆L字型の
ものを使用し、この逆L字型のフロート4の垂直壁部1
0をガイド部15で案内しながら上下に摺動できるよう
に、蓋体12の裏面に取り付けたものである。このよう
な構造とすることにより、フロートを簡素化することが
できるとともに、蓋体12に取り付けられているため、
フロート3と蓋体12を一緒に取り外すことができ、清
掃時などにフロート4を紛失してしまうなどのトラブル
を防ぐことができる。
を示すものである。この第4実施例は、上記図8の実施
例と同様の構造において、フロート4として逆L字型の
ものを使用し、この逆L字型のフロート4の垂直壁部1
0をガイド部15で案内しながら上下に摺動できるよう
に、蓋体12の裏面に取り付けたものである。このよう
な構造とすることにより、フロートを簡素化することが
できるとともに、蓋体12に取り付けられているため、
フロート3と蓋体12を一緒に取り外すことができ、清
掃時などにフロート4を紛失してしまうなどのトラブル
を防ぐことができる。
【0037】図10は、本発明に係る浴槽の第5実施例
を示すものである。この第4実施例は、図9の実施例の
変形例であって、フロート4の頂部と回収タンク2の内
壁との間に間隙16(図4参照)を形成し、この間隙1
6を専用の導水口8に代えて導水口として利用したもの
である。この場合でも、開口部4から流入した湯水は、
フロート3頂部を伝って隙間16より回収タンク2内に
吸引されるため、フロート4の頂部に発生する流れによ
って流速が増し、垢や髪の毛などのゴミを回収する力が
増大する。
を示すものである。この第4実施例は、図9の実施例の
変形例であって、フロート4の頂部と回収タンク2の内
壁との間に間隙16(図4参照)を形成し、この間隙1
6を専用の導水口8に代えて導水口として利用したもの
である。この場合でも、開口部4から流入した湯水は、
フロート3頂部を伝って隙間16より回収タンク2内に
吸引されるため、フロート4の頂部に発生する流れによ
って流速が増し、垢や髪の毛などのゴミを回収する力が
増大する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとき
は、回収タンク部分に排水弁や圧力水位センサなどが不
要となるので、回収タンクを極めて小さく構成すること
ができ、浴槽の寸法を従来と同じにすることができ、
で、浴槽の取替時などに浴室の拡張工事を行なうことな
く取り替えることができる。
は、回収タンク部分に排水弁や圧力水位センサなどが不
要となるので、回収タンクを極めて小さく構成すること
ができ、浴槽の寸法を従来と同じにすることができ、
で、浴槽の取替時などに浴室の拡張工事を行なうことな
く取り替えることができる。
【0039】また、還流浄化時、浴槽と回収タンクの間
に水位差を与えることにより浴槽の水位に関係なく浴槽
の表面水を回収できるため、浴槽の水面に浮かぶ垢や髪
の毛などのゴミを確実に回収して浄化することができ、
極めて衛生的である。
に水位差を与えることにより浴槽の水位に関係なく浴槽
の表面水を回収できるため、浴槽の水面に浮かぶ垢や髪
の毛などのゴミを確実に回収して浄化することができ、
極めて衛生的である。
【0040】また、開口部とフロートの導水口とを離し
て設けているために、開口部から導水口にかけて水の流
れが生じ、流速が増大するために、この流れに載せて垢
や髪の毛などのゴミを吸引することができ、極めて効率
よく浄化することができる。
て設けているために、開口部から導水口にかけて水の流
れが生じ、流速が増大するために、この流れに載せて垢
や髪の毛などのゴミを吸引することができ、極めて効率
よく浄化することができる。
【0041】また、浴槽内の対流によって浴槽内部の垢
や髪の毛などのゴミを効率よく回収できるので、さらに
効率を高めることができる。
や髪の毛などのゴミを効率よく回収できるので、さらに
効率を高めることができる。
【0042】さらに、フロートを抜き取ったり、または
蓋体を外すことによって回収短躯の清掃も極めて簡単に
行なうことができ、排水時には回収タンク内に水が残留
するようなこともなくなるので、雑菌の繁殖などを防ぐ
ことができる。
蓋体を外すことによって回収短躯の清掃も極めて簡単に
行なうことができ、排水時には回収タンク内に水が残留
するようなこともなくなるので、雑菌の繁殖などを防ぐ
ことができる。
【図1】本発明に係る浴槽を用いた本発明に係る浴槽水
の還流浄化方法を適用して構成した風呂装置の一実施例
のブロック図である。
の還流浄化方法を適用して構成した風呂装置の一実施例
のブロック図である。
【図2】本発明に係る浴槽の第1実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図3】図2の第1実施例の横断面図である。
【図4】フロート部分に形成される導水口の他例を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図5】図2の第1実施例におけるフロートの動きを説
明するための縦断面図である。
明するための縦断面図である。
【図6】本発明に係る浴槽の第2実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図7】図6の第2実施例の斜視図である。
【図8】本発明に係る浴槽の第3実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図9】本発明に係る浴槽の第4実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図10】本発明に係る浴槽の第5実施例の縦断面図で
ある。
ある。
【図11】従来例の構成図である。
1 浴槽 2 回収タンク 3 フロート 4 開口部 5 水抜き穴 6 排出口 7 浴槽水 8 導水口 9 隙間 10 スカート部 11 吹出口 12 蓋体 13 凹部 14 隙間(水抜き穴) 15 ガイド部 16 隙間(導水口) 40 戻り管 41 往き管 42 循環ポンプ 47 濾過器 48 殺菌器
Claims (14)
- 【請求項1】 浴槽に隣接して回収タンクを設け、 該回収タンクの上部側は開口部を通じて浴槽水面に開口
するとともに、その下部側は水抜き穴によって浴槽に連
通し、 該回収タンクの内部には、回収タンク内の水位の変動に
従って上下に昇降し、かつ前記開口部から流れ込んでく
る浴槽水を回収タンク内に吸引するための導水口を備え
たフロートを内装し、 前記回収タンクの下底部には回収タンク内に溜まった湯
水を外部へ排出するための排出口を設けたことを特徴と
する温水還流浄化促進器を備えた浴槽。 - 【請求項2】 回収タンクが浴槽の内壁に形成された凹
部を蓋体で隔成することにより形成されていることを特
徴とする請求項1記載の温水還流浄化促進器を備えた浴
槽。 - 【請求項3】 開口部が浴槽の水位が変動しても回収タ
ンクと連通可能な縦長の穴とされていることを特徴とす
る請求項1または2記載の温水還流浄化促進器を備えた
浴槽。 - 【請求項4】 フロートが開口部の縦方向の穴寸法より
も長いスカート部を備えた筒型とされていることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の温水還流浄化促
進器を備えた浴槽。 - 【請求項5】 フロートが逆L字形状になることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の温水還流浄化促
進器を備えた浴槽。 - 【請求項6】 逆L字状のフロートの垂直壁部がガイド
部によって上下方向に摺動自在に案内されていることを
特徴とする請求項5記載の温水還流浄化促進器を備えた
浴槽。 - 【請求項7】 フロートの頂面に導水口が穿たれている
ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の温水
還流浄化促進器を備えた浴槽。 - 【請求項8】 フロートと回収タンク内壁との間に隙間
を形成し、該隙間を導水口としたことを特徴とする請求
項4〜6のいずれかに記載の温水還流浄化促進器を備え
た浴槽。 - 【請求項9】 開口部は浴槽の中心線上にあり、かつフ
ロートの導水口は該開口部から離れた位置に形成されて
いることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の
温水還流浄化促進器を備えた浴槽。 - 【請求項10】 水抜き穴が貫通穴からなることを特徴
とする請求項1〜9のいずれかに記載の温水還流浄化促
進器を備えた浴槽。 - 【請求項11】 水抜き穴が蓋体下部に穿たれた隙間か
らなることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載
の温水還流浄化促進器を備えた浴槽。 - 【請求項12】 請求項1記載の浴槽を用いた浴槽水の
還流浄化方法であって、 回収タンクの排水口に接続した排水ポンプによって回収
タンク内の湯水を強制排水し、 該強制排水により回収タンク内の水位と浴槽の水位との
間に水位差を生じさせ、この水位差によって浴槽の水面
付近の湯水を開口部から回収タンク内に吸引するととも
に、 前記強制排水された湯水を浄化手段で浄化した後、再び
浴槽内へ還流することを特徴とする浴槽水の還流浄化方
法。 - 【請求項13】 浴槽内へ還流する湯水を浴槽内におい
て水平よりもやや下向きに吹き出し、浴槽内の湯水を浴
槽表面に向かって対流攪拌させるようにしたことを特徴
とする請求項12記載の浴槽水の還流浄化方法。 - 【請求項14】 浄化手段が濾過器および/または殺菌
器であることを特徴とする請求項12または13記載の
浴槽水の還流浄化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5217686A JP2686220B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 湯面浄化浴槽およびこれを用いた風呂装置ならびに浴槽水の還流浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5217686A JP2686220B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 湯面浄化浴槽およびこれを用いた風呂装置ならびに浴槽水の還流浄化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768253A true JPH0768253A (ja) | 1995-03-14 |
JP2686220B2 JP2686220B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=16708135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5217686A Expired - Fee Related JP2686220B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 湯面浄化浴槽およびこれを用いた風呂装置ならびに浴槽水の還流浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686220B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP5217686A patent/JP2686220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2686220B2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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