JPH076807U - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH076807U
JPH076807U JP038093U JP3809393U JPH076807U JP H076807 U JPH076807 U JP H076807U JP 038093 U JP038093 U JP 038093U JP 3809393 U JP3809393 U JP 3809393U JP H076807 U JPH076807 U JP H076807U
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邦夫 青木
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株式会社新興製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電源からシーケンス回路のシーケンスに
従って複数のユニット電源に電源を供給する電源装置に
おいて、シーケンス回路の誤動作を防止する。 【構成】 電源スイッチのON・OFFを検出する検出
手段と、電源スイッチがONされた時は、シーケンス回
路16が所定の電源供給動作を終了するまでの間、駆動
回路14をON動作状態に保持するON動作保持手段
と、電源スイッチがOFFされた時は、シーケンス回路
16が所定の電源切断動作を終了するまでの間、駆動回
路14をOFF状態に保持するOFF動作保持手段とか
らなるシーケンス保証回路を備えた。 【効果】 電源供給又は電源切断のいずれか一方の動作
が終了するまで、他方の動作がシーケンス回路に命令さ
れないので、シーケンス回路の誤動作が防止でき、ひい
ては、突入電流の発生を防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、入力電源の電圧をシーケンス回路を経て複数のユニット電源に供給 する電源装置に関し、とくに、シーケンス制御の誤動作を防止した電源装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、電子機器に内蔵される電源装置は、単一の直流電圧、例えば、5V ,12V,36Vなどを出力するいわゆるユニット電源(単電源)を複数個組み 合わせて構成することが多い。ユニット電源には、商用電源、例えば、100V の入力電源を供給して使用する。
【0003】 この場合、各ユニット電源に対する突入電流の防止及び抑制のため、入力電源 からの電圧をシーケンス制御により各ユニット電源に所定の順序で供給し、また 切断することが一般的である。このようなシーケンス制御は、例えば、リレーシ ーケンス回路を用いてなされる。
【0004】 このような従来の電源装置の構成例を図3に示す。図3において、SWは電源 スイッチ、10は電源スイッチSWのON動作により与えられる電源投入指令信 号及びOFF動作により与えられる電源切断指令信号を記憶するためのフリップ フロップ(以下FFという)である。ゲート12は、FF10から与えられる電 源投入指令信号(高レベル又は低レベル)又は電源切断指令信号(電源投入指令 信号と逆に低レベル又は高レベル)S1(双方を含めて、電源制御信号という場 合がある。)及び外部から与えられる電源制御信号S2のいずれをも出力するた めのORゲートである。駆動回路14は、ゲート12からの電源投入指令信号に 従ってON動作をして、シーケンス回路16に電源供給シーケンス制御を行わせ る駆動信号を与え、また、ゲート12からの電源切断指令信号に従ってOFF動 作をして、シーケンス回路16に電源切断シーケンス制御を行わせる駆動信号を 与えるものである。シーケンス回路16は、電源供給シーケンス制御動作におい て所定のシーケンスに従って入力電源17からの電源を複数のユニット電源18 -1,18-2,18-3,…18-nに供給し、また、電源切断シーケンス制御動作に おいて所定のシーケンスに従って上記入力電源17から上記各ユニット電源に対 する電源供給を停止するものである。このシーケンス回路16は、例えば、リレ ーで構成されており、リレー用電源は、上記複数のユニット電源とは別に用意さ れている。
【0005】 図4は、上記の従来の電源装置の動作を説明するためのタイムチャートである 。このタイムチャートを参照して、電源供給時の動作及び切断時の動作を説明す る。まず、時点Aで電源スイッチSWをONして電源投入指令信号を入力すると 、FF10から電源投入指令信号S1が出力し、ゲート12を経て駆動回路14 に与えられる。この結果、駆動回路14はON動作をし、シーケンス回路16に 電源供給シーケンス制御を行わせるON駆動信号を与える。
【0006】 シーケンス回路16は、このON駆動信号に基づいて、時点Aから入力電源か ら各ユニット電源への電源供給のシーケンス制御を行う。この電源供給時のシー ケンス制御動作には、シーケンス回路16を構成する各リレーの動作所要時間の 集積値に等しい時間T1が、所定の電源供給動作を終了するまでの保証時間とし て必要である。
【0007】 一方、時点Bで電源スイッチSWをOFFして、電源切断指令信号を入力する と、FF10から電源切断指令信号S1が出力し、ゲート12を経て駆動回路1 4に与えられる。この結果、駆動回路14はOFF動作をして、シーケンス回路 16に電源切断シーケンス制御を行わせるOFF駆動信号を与える。 シーケンス回路16は、このOFF駆動信号に基づいて、時点Bから入力電源 17から各ユニット電源18-1,18-2,…18-nへの電源供給を切断するシー ケンス制御を行う。この電源切断時のシーケンス制御動作には、各リレーの復旧 所要時間の集積値に等しい時間T2が所定の電源切断動作を終了するまでの保証 時間として必要である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の構成及び作用において、例えば、電源スイッチSWの切り替え動作が繰 り返された場合は、シーケンス回路16がON動作(電源供給シーケンス制御動 作)又はOFF動作(電源切断シーケンス制御動作)のいずれか一方を完了する 前に、他方の動作を命令する駆動信号がシーケンス回路16に印加されてしまう 場合が生じる。この状態を図4の時点C以降に示す。比較のため、シーケンス回 路16が正常動作するために必要な電源供給動作保証時間T1及び電源切断動作 保証時間T2を点線で示す。 このようにシーケンス回路16の動作保証時間T1,T2を下回る間隔で、電 源スイッチSWをON,OFFすると、シーケンス回路16のリレーの動作が駆 動回路14からの駆動信号の遷移に追従できなくなるため、リレーの誤動作が発 生する。この結果、シーケンス回路16のシーケンスがくずれ、ひいては、複数 のユニット電源に入力電源17からの駆動電源が同時に供給されて、大きな突入 電流が発生してしまう可能性があった。
【0009】 本考案は、上記の点に鑑み、電源スイッチの切り替え動作をシーケンス回路の 動作保証時間よりも短時間で繰り返した場合でも、シーケンス回路の動作を保証 して、突入電流の発生を防止する電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、電源スイッチのON・OFF動作によ り出力される電源投入指令信号及び電源切断指令信号に対応してON動作及びO FF動作をする駆動回路によってシーケンス回路を駆動し、そのシーケンス回路 のシーケンス制御に従って、入力電源から複数のユニット電源への電源供給及び その切断をする電源装置において、下記の要件からなるシーケンス保証回路を備 えたことを特徴としている。 (a)電源スイッチからの電源投入指令信号及び電源切断指令信号を検出する検 出手段。 (b)検出手段が前記電源スイッチからの電源投入指令信号を検出したときから 、シーケンス回路が所定の電源供給動作を終了するまでの間、駆動回路をON動 作状態に保持するON動作保持手段。 (c)検出手段が前記電源スイッチからの電源切断指令信号を検出したときから 、シーケンス回路が所定の電源切断動作を終了するまでの間、駆動回路をOFF 動作状態に保持するOFF動作保持手段。
【0011】
【作用】
本考案の電源装置においては、一度電源スイッチがONされた時は、駆動回路 はON動作をしてシーケンス回路に電源供給シーケンス制御動作をさせ、シーケ ンス回路が所定の電源供給動作を終了するまでの間、ON動作保持手段によって ON動作状態に保持され、その間に電源スイッチがOFFされても、駆動回路は OFF状態に反転しない。一方、電源供給動作を終了した後に、電源スイッチが OFFされた場合は、駆動回路は、シーケンス回路に電源切断シーケンス制御動 作をさせ、シーケンス回路が所定の電源切断動作を終了するまでの間、OFF動 作保持手段によってOFF動作状態に保持され、その間に電源スイッチがONさ れても、駆動回路はON動作状態に反転しない。従って、電源スイッチのON・ OFFが短時間に繰り返されても、シーケンスが崩れることがない。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案の実施例について、図面に基づいて説明する。 図1は本実施例の電源装置の回路図であり、図2はこの回路の動作を説明する ためのタイムチャートである。
【0013】 まず、図1に基づいて、回路の構成について説明する。従来の電源装置の構成 要素と同一の構成要素は、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。 本考案による電源装置では、電源スイッチSWと駆動回路14の間に、次の構 成を有するシーケンス保証回路20が備えてある。すなわち、まず、電源スイッ チSWがONされた時に出力する電源投入指令信号及びOFFされた時に出力す る電源切断指令信号を検出する検出手段を有している。また、この検出手段が、 電源投入指令信号又は電源切断指令信号を検出した時に、前記駆動回路14を所 定時間、ON動作状態又はOFF動作状態に保持するON,OFF動作状態保持 手段を有している。
【0014】 22は、前記FF10が出力する電源投入指令信号及び電源切断指令信号を反 転するための反転回路であり、24、26は、例えば、ワンショットICなどで 構成される単安定マルチバイブレータ(以下、MVという)である。この反転回 路22と、MV24,26は、電源投入指令信号又は電源切断指令信号を検出す るための上記検出手段と、検出した時のON動作状態,OFF動作状態を所定時 間保持するための上記ON,OFF動作保持手段との双方を構成している。
【0015】 なお、本実施例において、MV24,26は、通常のワンショットICで構成 されており、トリガ信号が入力される度に所定時間幅のパルスを出力する。出力 パルスの時間幅は、このMV24,26に外付けされる素子、すなわち、容量C 1と抵抗R1、及び容量C2と抵抗R2で定まる時定数でそれぞれ決定される。 したがって、この時定数を所望の値に設定することによって、任意の時間幅の出 力パルスを得ることが可能である。
【0016】 MV24,26のセット入力端子Aが“L”(低レベル)に保持されている状 態でセット入力端子Bが“H”に遷移したときに動作状態となり、所定時間幅の パルスが出力端子Q及びQバーから出力される。このようなパルス出力動作は、 入力端子Bに与えられた入力信号の状態を所定時間だけ保持する動作に相当する 。これとは逆に、入力端子Aが“H”に保持されている状態のときは、入力端子 Bが“H”に遷移しても出力端子Q及びQバーからパルスは出力されない。した がって、入力端子Aを“H”に保持することは、MV24,26の出力を禁止す ることに相当する。また、入力端子Bが“H”に保持されている期間中に、入力 端子Aの状態が“H”から“L”に遷移すれば、即ち、出力禁止状態が解除され れば、解除された時点を起点として出力パルスが所定時間だけ出力される。
【0017】 ゲート28,30は、電源制御信号S1と、MV24,26の出力端子Qバー の出力、すなわち、保持状態との論理積を出力する。FF32は、ゲート28, 30から得られる信号S3,S4に対応してON,OFF状態を保持し、駆動信 号S5を出力するものである。34は、リセット信号生成手段であって、FF3 2及びMV24,26などのように入力端子の状態を出力端子に保持する論理素 子を初期設定するために与えるイニシャルリセット信号S0を生成する。
【0018】 なお、図1において、上述したMV24,26、FF32、及びゲート28, 30などの論理素子を駆動するための専用電源Vcc、及びシーケンス回路16 を駆動するための専用電源(図示せず)は、上記電源18-1〜18-nとは別に用 意されている。また、以下に説明するユニット電源に対する電源供給動作及び切 断動作の時点で、上記専用電源は、既に電源を各部に供給しており、本考案の電 源装置の制御動作に影響を与えることはない。
【0019】 次に、図2のタイムチャートを参照しながら、上記回路の動作を説明する。 まず、初めに、電源スイッチSWをONしたときの通常動作について説明する 。図2において、時点t1で電源スイッチSWがONされて電源制御信号S1が “H”になる(電源投入指令信号が出力される)と、MV24の入力端子Bが“ H”に遷移する。これにより、MV24は、出力端子Q及びQバーから互いに極 性が反対の保持時間Taのパルスを出力して、ON状態を保持する(図2(a) ,(c),(d))。時点t1からt3の期間、“H”の出力パルスがMV26 の入力端子Aに供給されるので、MV26は出力禁止状態となって、その出力の 状態は遷移しない(図2(e),(g))。この結果、ゲート28から“L”に 遷移した信号S3がFF32の入力端子Rに印加されることにより、FF32の 出力端子Qの状態は“L”に反転して、駆動回路14に与えられる。
【0020】 この結果、駆動回路14から出力される信号S5が“H”となり、ON駆動信 号が与えられる結果、シーケンス回路16は電源供給シーケンス制御動作を実行 する(図2(h),(j),(k))。保持時間Taは、シーケンス回路16が 所定の電源供給動作を正常に行なうために必要な供給動作保証時間ta以上に設 定されている。
【0021】 上記動作に引き続いて、電源スイッチSWを切断したときの通常動作について 説明する。時点t4で電源スイッチSWが切断されて電源制御信号S1,即ちM V24の入力端子Bが“H”に遷移すると、MV26は、出力端子Q及びQバー から互いに極性が反対の所定時間幅(以下、保持時間という)Tbのパルスを出 力して、OFF状態を保持する(図2(a),(e),(f),(g))。時点 t4からt6の期間、“H”状態の出力パルスがMV24の入力端子Aに供給さ れるので、MV24は出力禁止状態となって、その出力端の状態は遷移しない( 図2(b),(c))。この結果、ゲート30から“L”に遷移した信号S4が FF32の入力端子Sに印加されることにより、FF32の出力端子Qのレベル は“H”に反転して駆動回路14に与えられる。この結果、駆動回路14から出 力される信号S5が“L”となり、シーケンス回路16にOFF駆動信号が与え られるため、シーケンス回路16は電源切断シーケンス制御動作を実行する(図 2(i),(j),(l))。保持時間Tbは、シーケンス回路16が所定の電 源切断動作を正常に行なうために必要な切断動作保証時間tb以上に設定されて いる。
【0022】 次に、シーケンス回路16が供給シーケンスを実行している間に電源スイッチ SWを切断したときの動作について説明する。時点t7で電源スイッチSWを投 入すると、上述した過程と同様に、シーケンス回路16にON駆動信号S5(“ H”)が与えられる。ここで、供給動作保証時間taが終了する前の時点t8に おいて、電源スイッチSWを切断すると、MV26の入力端子Bが“H”に遷移 する(図2(a),(f))。しかしながら、この時点t8でMV26の入力端 子Aは“H”に保持されているため、MV26の出力は禁止状態のまま保持され る(図2(f),(g))。この結果、時点t8で、信号S3は、能動状態であ る“L”から非能動状態である“H”に遷移する。一方、保持時間Taの期間、 MV24の出力端子Qバーは“L”のまま保持されるため、時点t10までの期 間、信号S4は非能動状態である“H”で保持される。したがって、上記信号S 3,S4を入力したFF32は、その出力端子Qの駆動信号S5を引き続きON 状態(“H”)のまま保持することになる。すなわち、保持時間Taの期間中に 、電源スイッチSWを切断しても、切断シーケンス動作を指令するOFF駆動信 号S5はシーケンス回路16に与えられないので、電源スイッチSWの切断動作 は無効となる(図2(a),(h)〜(l))。
【0023】 前述したように保持時間Taが供給動作保証時間ta以上に設定されているた め、供給シーケンスの途中で、切断シーケンスを指令するOFF駆動信号S5が シーケンス回路16に与えられることはない。
【0024】 次に、時点t10において、MV26の入力端子Aの状態は“L”に遷移して 入力禁止状態が解除される。この時点t10でMV26の入力端子Bの状態がO N状態(“H”)であるため、出力端子Qバーから保持時間Tbのパルスが出力 される(図2(e),(f),(g))。この結果、信号S4が能動状態である “L”に遷移すると、駆動回路14からOFF駆動信号S5(“L”)がシーケ ンス回路16に与えられて、切断シーケンスの動作を指令する(図2(i),( j),(l))。
【0025】 次に、上記切断シーケンス動作が実行されている時点t11で電源スイッチS Wを投入したときは、MV24の出力が禁止状態になっているため、上述の動作 とは対称的な論理動作によって、電源スイッチSWの投入動作は無効となる。す なわち、切断動作保証時間tbが経過する前の時点t11において、電源スイッ チSWを投入すると、MV24の入力端子BがON状態(“H”)に遷移する( 図2(a),(c))。しかしながら、この時点t11でMV24の入力端子A は、“H”に保持されているため、MV24の出力は禁止状態となっている(図 2(d))。この結果、信号S4は能動状態である“L”のまま保持される。一 方、保持時間Tbの期間、MV26の出力端子Qバーは“L”のまま保持される ため、保持時間Tbが経過するまで信号S3は非能動状態である“H”で維持さ れる。したがって、上記信号S4,S3を受けたFF32の出力端子Qの駆動信 号S5はOFF状態(“L”)のまま保持されることになる。すなわち、保持時 間Tbの期間中に、電源スイッチSWを投入しても、供給シーケンスを指令する ON駆動信号S5がシーケンス回路16に与えられることが防止される(図2( a),(h)〜(l))。前述したように保持時間Tbが供給保証時間tb以上 に設定されているため、切断シーケンスの途中で供給シーケンスが実行されるこ とはない。
【0026】 次に、切断シーケンスが実行されている時点t12で電源スイッチSWを切断 した場合、すなわち、保持時間Tbの期間に電源スイッチSWを切断した場合の 動作について説明する。この場合、MV26の入力端子Bは、パルスを出力して いる期間,即ち、保持時間Tbの期間内の時点t12でその入力端子Aに“H” の信号を受けることになる。この場合、MV26が再トリガ可能なタイプであれ ば、入力端子Bの状態が“H”になった時点から再び出力端子に保持時間Tbの パルスが出力されることになる。すなわち、本来であれば、時点t10からt1 3までの保持時間Tbの期間だけMV26の出力端子からパルスが出力されるは ずである。
【0027】 しかしながら、時点t2でMV26が再トリガされるため、時点t12からt 15の期間(保持時間Tb)、引き続いてパルスが出力されることになる(図2 (f),(g))。したがって、時点t12からt15の期間においては、MV 26の出力が禁止状態となるため、時点t14での電源スイッチSWの投入動作 は無効となり、上記禁止状態が解除された時点t15で電源スイッチSWのON ,OFF状態,即ち、駆動信号S1の状態が有効となる(図2(a),(g), (k))。時点t15以降の回路動作は上述した動作と同じため、その説明を省 略する。
【0028】 また、上述の動作において、MV24,26の動作は互いに対称的であるので 、単にそれらの動作が入れ代わる場合の動作説明は省略する。
【0029】 上述したように、シーケンス回路16がいったん駆動信号S5を入力してシー ケンス動作を開始すると、保持時間Ta,Tb以内に電源スイッチSWをON, OFFしても、そのON,OFF状態に対応した駆動信号S5はシーケンス回路 16に供給されない。したがって、保持時間Ta,Tbをそれぞれシーケンス回 路16の供給動作保証時間ta及び切断動作保証時間tb以上に設定しておくこ とにより、シーケンス回路16の所定の正常な電源供給動作及び電源切断動作が 保証される。換言すると、上記正常な動作が終了する前に次の駆動信号S5がシ ーケンス回路16に与えられることがないため、シーケンス回路16の誤動作が 防止される。
【0030】 なお、上述の実施例においては、検出手段及びON,OFF動作保持手段を構 成するために、単安定マルチバイブレータ(ワンショットIC)を用いたが、本 考案はこれに限定されるものではない。検出手段及びON,OFF動作保持手段 は、電源投入又は電源切断の指令信号を検出してこれを一定時間保持する機能を 有していればよく、例えば、タイマ回路、リレー回路などと置換できることはい うまでもない。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の電源装置によれば、シーケンス回路が所定の正常 な電源供給又は電源切断のシーケンス制御動作を終了するまでの間、実行中のシ ーケンスと反対のシーケンスを指令する駆動信号がシーケンス回路に与えられる ことがない。したがって、シーケンス回路の誤動作を防止することができ、この ため突入電流の発生を防ぐことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電源装置の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】図1に示す回路の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図3】従来の電源装置を示す回路図である。
【図4】従来の電源装置の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
SW 電源スイッチ 14 駆動回路 16 シーケンス回路 17 入力電源 18-1〜18-n ユニット電源 20 シーケンス保証回路 22,24,26 検出手段及びON,OFF動作保持
手段 22 反転回路 24,26 単安定マルチバイブレータ S5 駆動信号 Ta,Tb 保持時間 ta 供給動作保証時間 tb 切断動作保証時間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源スイッチのON・OFF動作により出
    力される電源投入指令信号及び電源切断指令信号に対応
    してON動作及びOFF動作をする駆動回路によってシ
    ーケンス回路を駆動し、そのシーケンス回路のシーケン
    ス制御に従って、入力電源から複数のユニット電源への
    電源供給及びその切断をする電源装置において、 前記電源スイッチからの電源投入指令信号及び電源切断
    指令信号を検出する検出手段と、前記検出手段が前記電
    源スイッチからの電源投入指令信号を検出したときか
    ら、前記シーケンス回路が所定の電源供給動作を終了す
    るまでの間、前記駆動回路をON動作状態に保持するO
    N動作保持手段と、前記検出手段が前記電源スイッチか
    らの電源切断指令信号を検出したときから、前記シーケ
    ンス回路が所定の電源切断動作を終了するまでの間、前
    記駆動回路をOFF動作状態に保持するOFF動作保持
    手段とを有するシーケンス保証回路を備えたことを特徴
    とする電源装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019185267A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 株式会社デンソーテン 電源シーケンス制御回路

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JP2019185267A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 株式会社デンソーテン 電源シーケンス制御回路

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