JPH0767939B2 - サニタリー製品積込み計数装置 - Google Patents

サニタリー製品積込み計数装置

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JPH0767939B2
JPH0767939B2 JP20418190A JP20418190A JPH0767939B2 JP H0767939 B2 JPH0767939 B2 JP H0767939B2 JP 20418190 A JP20418190 A JP 20418190A JP 20418190 A JP20418190 A JP 20418190A JP H0767939 B2 JPH0767939 B2 JP H0767939B2
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義一 原口
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサニタリー製品積込み計数装置に関する。さら
に詳しくは、サニタリー製品製造機から送りコンベヤで
送られてきたサニタリー製品を一定数量づつ一まとめに
して包装ステーションに送るための計数装置に関する。
[従来の技術] 従来より、タイルや金属板などの硬い薄板を扱う分野で
は、それらをタクトコンベヤに上下に積重ねて計数し搬
送する装置が用いられている。
第7図には、そのような代表的な装置が示されている。
この装置では、ベルトコンベヤ51の上を流れる金属板な
どの製品nを光電スイッチPhを利用し、パルスに変換し
て計数し、設定値に達するごとにタクトコンベヤ52を駆
動して間欠的に送りがかけられ、包装ステーションに製
品を送る。前記設定値はカウンタACに予め設定しておか
れる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、本発明の利用分野では、前記従来例の計数装
置をそのまま応用することはできない。なぜならば、上
下に積重ねの効く金属板やタイルが制御対象であれば、
タクトコンベヤに上下に積重ねて搬送できるが、本発明
の利用分野であるサニタリー製品では積重ねができない
からである。すなわち、サニタリー製品は素材が綿類や
不織布であるためフワフワしており、積重ねてもすぐに
倒れてしまうのである。したがってサニタリー製品を一
定数量づつ計数して搬送するばあいは、従来とは違った
考え方が必要とされるのである。
本発明者らは、この点において、サニタリー製品を横並
べ(多くのばあい立てた姿勢で)にしてタクトコンベア
に積込み、その上で搬送する場合は、安定して迅速に計
数し搬送しうるであろうことに気付いた。
ところが、上記のようにサニタリー製品を横に並べるば
あい、種々の問題が発生する。たとえば、サニタリー製
品を1個積込むごとにタクトコンベアを歩進させようと
すると、包装ステーションで、所定数量(たとえば10個
とか20個など)づつまとめて取り出し、パック包装する
とき、取り出しが行いにくいという問題がある。なぜな
らば、タクトコンベヤが実質上静止している時間がない
からである。
また、たとえば10個とか20個のまとまった数量を積み込
み、積込みが完了する度にタクトコンベヤに送りをかけ
るとすると、最初の積込みのときに、サニタリー製品が
倒れてしまい、包装ステーションで取り出すことができ
なくなる。そして、これを防止するため移動式のストッ
パなどを設けると、構造が非常に複雑になり、実用上必
要な動作の安定性が得られなくなるという問題がある。
本発明は、叙上の事情に鑑み、サニタリー製品を正確に
計数し、倒れることなく迅速にコンベヤに積み込み、し
かも、包装ステーションでの取り出しが容易な計数装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかわるサニタリー製品の積込み計数装置は、
送りコンベヤで送られてきたサニタリー製品をタクトコ
ンベヤに積み込む積込み手段と、積込まれたサニタリー
製品を包装ステーションまで送るタクトコンベヤとから
なり、前記積込み手段が、タクトコンベヤの積込み枠内
にサニタリー製品を立てた姿勢で載せ、かつ積込み枠内
に押込む機能を有しており、前記タクトコンベヤにおけ
るサニタリー製品の1パック分の搬送サイクルが、複数
回の間欠送りからなり、1回目の送りのストロークが積
込み枠内でサニタリー製品が倒れない長さであって、か
つ2回目以降の送りのストロークは1回目の送りストロ
ークよりも短いことを特徴とする。
[作用] 本発明において、たとえばサニタリー製品の1パックが
10個とすると、タクトコンベヤの1回目の送りが2〜4
個分が収容されるストロークであり、2回目以降の送り
が、1〜3個分のストロークといった関係になる。そし
て、最初の送りの後のタクトコンベヤに製品を積込む時
間は後の送りよりも相対的に長いので、この間に、タク
トコンベヤの先端にある積込み枠内にあるサニタリー製
品(これは先に積込まれいていて1パック分揃ってい
る)を取り出すことができる。そして、前記個数(たと
えば、2〜4個)に相当するストロークであれば、積込
み手段とタクトコンベヤの積込み枠との間隔が、サニタ
リー製品の立姿勢での高さよりも短いので、サニタリー
製品がタクトコンベヤ上に倒れることがない。したがっ
て、順次立姿勢のままで積込むことができる。そして、
タクトコンベヤの2回め以降の送り回数を予め設定する
ことにより、1パック分の数量を自由に設定でき、それ
により、正確に製品数量を計数して、包装ステーション
に送り出すことができる。
[実施例] つぎに本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図において、1は送りコンベヤ、2は回転ディス
ク、3はタクトコンベヤである。
送りコンベヤ1はサニタリー製品製造機(図示されてい
ないが送りコンベヤ1の左側に位置している)で製造さ
れたサニタリー製品nを送るものであり、下側コンベヤ
4と上側コンベヤ5とから構成されている。サニタリー
製品nはフィルム製袋などによって個々に包装されてお
り、上下のコンベヤ4、5に挟まれて回転ディスク2に
送り込まれる。なお、このコンベヤ4、5の送り速度は
回転ディスク2の周速度より早くなっている。
回転ディスク2は、特許請求の範囲にいう積込み手段
で、第2図に示されるように、2枚の円板2a、2bからな
り、周縁部には製品nを挟持するための切欠き6が等間
隔(本実施例では8カ所)に形成されている。切欠き6
の外側の部分は爪部7であり、爪部7と回転方向に隣り
合う切欠き6にかけては連続的に湾曲した湾曲部8を形
成している。この湾曲部はサニタリー製品nをタクトコ
ンベヤ3の積込み枠内に押込む機能を奏する。
第1図に示されるように、回転ディスク2は、運転中は
矢印a方向に回転している。そして、送りコンベヤ1で
送られてくる製品nは切欠き6内に押込まれる。すなわ
ち、既述のごとく送りコンベヤ1の速度は回転ディスク
2の周速度より早いので、その速度差によって製品nは
切欠き6内に押し込まれるのである。
タクトコンベヤ3は、ベルトの長手方向に仕切板Pが等
間隔に立設されたもので、駆動ホイール10と2個のガイ
ドローラ11、12に掛け廻わされている。前記ガイドロー
ラ11は、第2図に示されるように、2枚の円板2a、2bの
間に配置され、回転ディスク2の切欠き6がタクトコン
ベヤ3の横を下方に向け通過するようになっている。ガ
イドローラ12の図中右側には包装ステーション(図示さ
れていない)が位置している。20は包装ステーションに
1パック分の製品nを取り出すための取出装置を示して
いる。
第1図に示す仕切板Pの間隔は、搬送すべき製品nの大
きさや個数によって変動するが、通常は、製品nを立て
た姿勢で10個ないし20個を立姿勢で横方向に並べうる長
さである。なお、9は1パック分の積込み枠を示してい
る。
このタクトコンベヤ3の駆動は、駆動ホイール10にモー
タMの動力が減速器Rを介して伝達されることによって
行われ、モータMと駆動ホイール10との間にはクラッチ
CとブレーキBが介装されている。このクラッチCとブ
レーキBはタクトコンベヤ3の停止位置を毎回正確に決
めるために設けられている。
13は、回転ディスク2が製品nをタクトコンベヤ3に積
み替える個数を計数するカウンターであり、非接触型セ
ンサ、たとえば光電管などを用い、その検知信号をパル
スに変換して計数するものなどが用いられる。図面上の
カウンター13はガイドローラ11の上方に位置している
が、これをガイドローラ11の側方に位置させ、製品nが
タクトコンベヤ3に載せ変えられたことを直接検出する
ようにしてもよい。
14は位置センサで、仕切板Pのゼロ点を検出するために
設けられている。これには、たとえば仕切板Pに当って
作動するマイクロスイッチなどが用いられる。
第3図には本実施例の装置で用いられる制御回路の一例
が示されている。15はコントローラで、カウンタ13の計
数信号S13、位置センサ14の検出信号S14を受け、モータ
Mへの起動信号S1やクラッチCおよびブレーキBへの動
作信号S2を出力するものである。16は各機器の駆動回路
である。このコントローラ15の制御内容は、後に第5図
とともに説明する。
第4図には前記回転ディスク2の積み込み動作が示され
ている。Iの状態は切欠き6に挟まれている製品nがタ
クトコンベヤ3の上に載せられた状態である。回転ディ
スク2は連続的に回転しているから、状態IIに示すよう
に切欠き6が下方へ通過していくと、製品nがタクトコ
ンベヤ3上に残される。そして、湾曲部8が製品nを矢
印b方向に押すので、製品nは積込み枠内に順々に押し
込められる。さらに回転が続くと、状態IIIに示される
ように、つぎの製品n2がタクトコンベヤ3上に乗せられ
る。このとき先の製品n1は爪部7でより前方へ押されて
いる。以上の動作を繰り返すことにより、製品nは次々
とタクトコンベヤ3上に乗せられ、積み込まれる。
さてつぎに、本装置の計数搬送動作を第5図に基づき説
明する。
なお、この例はサニタリー製品10個が1パックとして包
装される個数であり、1回目の送りが4個分のストロー
ク、2回目以降が2個分のストロークに設定されている
として説明する。
状態I この状態は、1回目の送りにより仕切板P1がセットされ
た状態である。すなわち、コントローラ15より1回目の
起動信号S1が出力されて、サニタリー製品4個分のスト
ロークで仕切板P1が動かされた状態である。なお、目標
位置に達したときは、起動信号S1出力が停止され、同時
に作動信号S2が出力される。これによりクラッチCが断
たれ同時にブレーキBが作動して、仕切板P1は、正確に
所定位置に停止させられる。
n1は回転ディスク2により最初にタクトコンベヤ3に載
せられた製品である。このとき、製品3個分のスペース
が仕切板P1との間にあいている。
状態II 回転ディスク2の回転により順次製品がタクトコンベヤ
3上に、載せられ、4個目の製品n4が載せられた状態で
ある。この状態I〜IIの間に最初の製品n1と仕切板P1と
の間隔は、製品nの高さより短いので、製品nが前方へ
倒れてもベルト3上に完全に倒れ込むことはない。した
がって、次々にのせられる製品nをいずれも立姿勢で収
容することができる。
状態III 前記状態IIに示すように製品n4がのせられると、4回目
のカウント信号S13が出力されるので、コントローラ15
はこれを受けて、2回目の起動信号S1を出力する。この
出力時間はサニタリー製品nの2個分にセットされてお
り、所定のストローク分だけタクトコンベヤ3が動けば
コントローラ15から動作信号S2が出力される。これによ
りタクトコンベヤ3の動きは停止し、仕切板P1は所定の
位置に停止する。
状態IV 以後、状態IIIの場合と同様にして、間欠送りが行われ
る。
状態V この状態は、1パック分である10個の製品が積み込まれ
た状態である。このとき、つぎの仕切板P2が10個目の製
品n10の後に来ている。
状態VI 前記状態はカウンタ13からのカウント信号S13により、
コントローラ15で判断され、この結果コントローラは、
次の搬送サイクルにおける1回目の送り信号S1を出力す
る。これにより仕切板P2は製品4個分のストロークを送
られる。
以上の状態Iから状態VIを順次繰り返すことにより、サ
ニタリー製品は10個づつ1つの積込み枠9内に収容され
て、包装ステーションの方へ運ばれる。そして、タクト
コンベヤ3の先端まで運ばれると取出装置20で包装ステ
ーションに移し替えられる。この移し替えは、自動機械
によって行ってもよく、人力で行ってもよいが、状態I
〜IIまでの間はタクトコンベア3の静止時間が他の状態
における静止時間よりも長いので、実行しやすいもので
ある。
以上に一実施例を説明したが、本発明はつぎのような他
の実施例を採用することができる。
たとえば1パック分10個の搬送サイクルであると、1回
目の送りのストロークを2〜4個分の間で、また、2回
目以降の送りのストロークを1〜3個分の間で任意に選
択することができる。
また1パックの数量も10個以外に、15個、あるいは20個
など自由に選択することができる。そして15個の場合の
ストロークとしては、1回の送りストロークが2〜4個
の間で、2回目以降の送りストロークが1〜3個の間で
任意に設定することができる。また、20個の場合のスト
ロークとしては、1回目の送りストロークを3〜4個
分、2回目以降の送りストロークを2個分というように
設定すればよい。
第6図はタクトコンベヤ3の他の例である。この例で
は、水平な送り台17の両側に2本で一対の横送り方式の
タクトコンベヤ18を配置したものであるが、このように
タクトコンベヤの種類としては任意のものを採用するこ
とができる。
[発明の効果] 本発明によれば、軽く軟らかで、積重ねると滑りやすい
サニタリー製品を正確に計数し、迅速に搬送し、確実に
一定数量づつ包装ステーションに移し替えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかわる積込み計数装置の
説明図、第2図は回転ディスクまわりの斜視図、第3図
は本発明の装置の制御回路図、第4図は回転ディスクの
積込み動作の説明図、第5図はタクトコンベヤの送り動
作の説明図、第6図はタクトコンベヤの他の例の斜視
図、第7図は他の産業分野で用いられていた計数装置の
説明図である。 (図面の主要符号) 1:送りコンベヤ 2:回転ディスク 3:タクトコンベヤ 6:切欠き 7:爪部 8:湾曲部 13:カウンタ 14:位置センサ 15:コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/84 F 7716−3F 57/09 G06M 7/00 301 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送りコンベヤで送られてきたサニタリー製
    品をタクトコンベヤに積み込む積込む手段と、積み込ま
    れたサニタリー製品を包装ステーションまで送るタクト
    コンベヤとからなり、前記積込み手段が、タクトコンベ
    ヤの積込み枠内にサニタリー製品を立てた姿勢で載せ、
    かつ積込み枠内に押込む機能を有しており、前記タクト
    コンベヤにおけるサニタリー製品の1パック分の搬送サ
    イクルが、複数回の間欠送りからなり、1回目の送りの
    ストロークが積込み枠内でサニタリー製品が倒れない長
    さであって、かつ2回目以降の送りのストロークは、1
    回めの送りのストロークよりも短いこと を特徴とするサニタリー製品積込み計数装置。
  2. 【請求項2】前記積込み手段が、回転ディスクからな
    り、該回転ディスクの周縁部に等間隔にサニタリー製品
    を挟持するための切欠きが形成されており、かつ該切欠
    きの外側の爪部から隣接する切欠きにかけて、サニタリ
    ー製品を押込むための湾曲部が形成されてなる請求項1
    記載のサニタリー製品積込み計数装置。
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