JPH0767711A - 洋傘の中棒 - Google Patents

洋傘の中棒

Info

Publication number
JPH0767711A
JPH0767711A JP24595293A JP24595293A JPH0767711A JP H0767711 A JPH0767711 A JP H0767711A JP 24595293 A JP24595293 A JP 24595293A JP 24595293 A JP24595293 A JP 24595293A JP H0767711 A JPH0767711 A JP H0767711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
pipe
center rod
umbrella
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24595293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunikazu Kobayashi
邦和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYO YOUSAN KK
Original Assignee
SANKYO YOUSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKYO YOUSAN KK filed Critical SANKYO YOUSAN KK
Priority to JP24595293A priority Critical patent/JPH0767711A/ja
Publication of JPH0767711A publication Critical patent/JPH0767711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造容易にして装飾的ないし意匠的な効果に
優れ、しかも、充分な強度を保証し得る洋傘の中棒を提
供する。 【構成】 中棒本体を構成する透明又は半透明の透光パ
イプと、該透光パイプの内部に挿入された芯材と、該芯
材と共に透光パイプに挿入することにより芯材の外周面
と透光パイプの内周面との間に介装された化粧シートと
から成る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洋傘の中棒に関し、製
造容易にして装飾的ないし意匠的な効果に優れ、しか
も、充分な強度を保証し得る中棒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、長傘と称される一般的な
洋傘は、中棒と、該中棒の上端部に固定した上ロクロ
と、該上ロクロの下方に位置して中棒に摺動自在に外挿
した下ロクロと、基端部を上ロクロに枢着した親骨と、
前記下ロクロに基端部を枢着すると共に先端部を親骨の
中途部に枢結した受骨とを備え、親骨に傘布を張設して
いる。
【0003】前記中棒は、通常、金属製のパイプから成
り、表面にメッキや塗装を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
中棒は、メッキによる金属色や、塗装による黒色等の単
一色を呈するに過ぎないため、装飾的ないし意匠的な効
果に乏しく、顧客の嗜好や趣味感を満足せしめるために
限界を有する。
【0005】この点に関して、例えば、中棒の表面に塗
装等による花柄等の模様を施すことは、技術的に極めて
困難であり、仮に、可能であるとしても、傘の開閉に際
して中棒の表面を下ロクロにより摺擦せしめられるた
め、塗膜等の剥離を生じる虞れがある。
【0006】そこで、本発明者は、中棒本体を透明又は
半透明の透光パイプにより構成し、該透光パイプの内面
に適宜の模様等を施すように構成すれば、該透光パイプ
を透視して外部より模様を視認することができ、装飾的
ないし意匠的な効果を向上できることを知得した。
【0007】ところが、その場合、第一に、どのように
して透光パイプの内面に模様等を施し得るかの点、特
に、製造に際し煩雑な工程を必要とすることなく自由な
模様等を施すことができるようにする点、第二に、中棒
を非金属製としつつも充分な強度を保証できる点等に更
に解決すべき課題があることを知見した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決した洋傘の中棒を提供するものである。即ち、本発明
が第一の手段として構成したところは、中棒本体を構成
する透明又は半透明の透光パイプと、該透光パイプの内
部に挿入された芯材と、該芯材と共に透光パイプに挿入
することにより芯材の外周面と透光パイプの内周面との
間に介装された化粧シートとから成る点にある。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、前記第一の手段に加えて、化粧シートが芯材
を挿入する有底の袋を構成して成る点にある。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を詳
述する。
【0011】図1及び図2に示すように、中棒1は、中
棒本体を構成する透明又は半透明の透光パイプ2と、該
透光パイプ2の内部に挿入された芯材3と、該芯材3と
共に透光パイプ2に挿入することにより芯材3の外周面
と透光パイプ2の内周面の間に介装された化粧シート4
とから成る。
【0012】前記透光パイプ2は、透明の合成樹脂によ
り形成することが好ましいが、硬質ガラス等により形成
しても良く、更に、透明に構成する他、淡い着色を施さ
れた半透明に構成しても良い。
【0013】前記芯材3は、図例の場合、鉄製のパイプ
により構成しているが、アルミニウム等の非鉄金属製の
パイプとしても良い。或いは、金属以外の高強度素材を
用いても良い。更に、パイプに形成する他、中実棒状の
ロッドに形成しても良く、要するに、芯材3を透光パイ
プ2に挿入した状態で、中棒1が全体として、撓みを生
じるようなことがなく、使用に支障を来さない程度の強
度を保証できるものであれば良い。
【0014】前記化粧シート4は、所望の色彩又は模様
を施したシートを構成し、芯材3に同行せしめて透光パ
イプ2に挿入せしめられる。この際、芯材3は、透光パ
イプ2の内部でガタツキを生じることなく、化粧シート
4を介して透光パイプ2の内部にほぼ密着し固定せしめ
られることが望ましい。そこで、例えば化粧シート4を
芯材3の外周に螺旋状に巻回せしめ、その状態で透光パ
イプ2に挿入する構成としても良いが、図2に示すよう
に、予め有底のチューブ状の袋5として形成することが
好ましい。
【0015】従って、図示実施例の場合、前記化粧シー
ト4を構成する袋5の開口部5aから芯材3の先端を挿
入し、該芯材3の先端を袋5の底部5bに突き当て、こ
のように袋5と芯材3をプリアセンブリした後、袋5と
共に芯材3を透光パイプ2に挿入すれば良い。これによ
り、化粧シート4は、芯材3に同行案内されて化粧パイ
プ2に挿入され、化粧パイプ2の内面に沿いほぼ密着さ
れた状態でセットされ、化粧シート4を介して透光パイ
プ2と芯材3を相互に固定する。
【0016】図示実施例において、化粧シート4は、プ
リント模様等を有する織物生地を使用しており、該生地
を縫製することにより前記チューブ状の有底袋5を容易
に形成せしめられる。尚、この場合、複数種類の化粧シ
ート4を予め準備し、適宜、洋傘の傘布とマッチする化
粧シート4を選択可能とすれば、製造ライン上で所望の
模様等を有する中棒1を随時生産できる利点がある。
【0017】そこで、完成した中棒1は、図2に示すよ
うに、従来と同様、上ロクロ6を取付けられ、下ロクロ
7を摺動自在に外挿せしめられる。また、中棒1の尾端
には、図示省略した手元が装着される。
【0018】前記中棒1を用いた洋傘は、図3に示すよ
うに、上ロクロ6に基端部を枢着Qした親骨14と、下
ロクロ7に基端部を枢着Rすると共に先端部を親骨14
の中途部に枢結Zした受骨15とを備え、下ロクロの上
昇に伴い次第に拡開する受骨15の中棒1に対する角度
θが開傘位置で90度を超えるように、前記枢結点Zか
ら枢着点Qに至る親骨14の長さL1(Z−Q間の親骨
の長さ)と、前記枢結点Zから枢着点Rに至る受骨15
の長さL2(Z−R間の受骨の長さ)を、L1>L2に
構成すると共に、親骨14の少なくとも前記長さL1に
相当する部分を弾性変形自在に構成している。
【0019】また、図示省略しているが、親骨14の前
記枢結点Zよりも先端寄りの部分と、受骨15の前記枢
結点Zに近傍する部分との間に、閉傘用引張バネを介装
し、開傘状態において、閉傘用引張バネの親骨14に対
する取付点X(図示せず)と受骨15に対する取付点Y
(図示せず)とを結ぶX−Y線に対し、前記枢結点Zを
同一線上又は近傍部に位置せしめるように構成してい
る。
【0020】このような骨構造とすることにより、中棒
1には、従来のような上ハジキや下ハジキを設ける必要
がなく、本件発明の中棒が、その存在意義を発揮する。
【0021】即ち、前記骨構造において、閉傘状態にお
いて、下ロクロ7はハジキに係止されず自由な状態にあ
るが、前記閉傘用引張バネの張力により親骨14が集束
され骨組を閉傘状態に保持する。この閉傘状態から洋傘
を開傘するには、洋傘を上向きの姿勢として下ロクロ7
を中棒1に沿って上昇せしめれば良い。図3に示すよう
に、下ロクロの上昇に伴い受骨15の中棒1に対する角
度θは次第に拡開せしめられるが、図3(A)のよう
に、該角度θが90度(図示鎖線に示す受骨の状態)よ
りも小さい角度θ1のとき、下ロクロには下向きの力が
作用する。即ち、枢結点Zにおいて親骨14を押上げる
ために必要な力、換言すれば親骨14の枢結点Zにかか
る荷重Fは、受骨15に沿う分力D1を生じる。この分
力は、下ロクロに対して斜め下方の力D2として作用す
るから、角度θが90度未満では、使用者が下ロクロか
ら手を離すと、下ロクロは下降する。
【0022】ところが、使用者が下ロクロを強く押上げ
ると、受骨15の中棒1に対する角度は、図3(B)の
ように、90度を超える角度θ2となる。このように、
受骨15を角度θ2まで移動できるのは、枢結点Zから
枢着点Q及び枢着点Rに至る親骨14及び受骨15の長
さL1、L2が、L1>L2に構成されているからであ
り、しかも、親骨14の長さLに相当する部分が弾性変
形自在だからである。蓋し、L1=L2であれば下ロク
ロをどこまで上昇させてもL1及びL2が中棒1を底辺
として二等辺三角形を構成し、角度θ2>90度の関係
を形成することはできない。また、ただ単にL1>L2
としても、親骨14のL1に相当する部分が剛体を成す
場合は、直線運動だけを可能とされた下ロクロの上昇移
動が、受骨15の枢結点Zを支点とした回動運動により
拘束されてしまうため、或る一点からは下ロクロが上昇
不能になる。この点に関して、前記骨構造によれば、前
記L1>L2に構成すると共に、親骨14の少なくとも
L1に相当する部分を弾性変形自在に構成しているた
め、図3(B)に示すように、親骨14を弓状に変形し
つつ、受骨15が90度を超える角度θ2に至る位置ま
で下ロクロ3を上昇せしめることが可能である。
【0023】そして、前述のように受骨15の角度θ2
が90度を超えると、下ロクロには上向きの力が作用す
る。即ち、枢結点Zにおける親骨14の荷重Fは、受骨
15に沿う分力U1を生じ、この分力は、下ロクロに対
して斜め上方の力U2として作用するから、90度を超
える角度θ2の下では、下ロクロは上昇方向に付勢さ
れ、使用者が下ロクロから手を離しても、下ロクロは、
上ロクロの下部に設けたストッパに圧接され、開傘状態
を保持する。従って、下ロクロを開傘位置で係止するた
めの上ハジキを設ける必要はない。
【0024】このように、前記骨構造によれば、中棒1
に従来のような上ハジキや下ハジキを全く設ける必要が
なく、所謂ハジキ無しの洋傘を提供できるため、中棒1
の全長にわたり本発明を実施することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、中棒
本体を透明又は半透明の透光パイプ2により構成し、該
透光パイプ2の内面に化粧シート4を挿入したものであ
るから、顧客は、外部より透光パイプ2を透視して化粧
シート4の模様等を視認することができるので、中棒1
に装飾的ないし意匠的な効果を付与し、顧客の嗜好や趣
味感に応えることが可能になる。
【0026】特に、本発明によれば、化粧シート4は、
芯材3に同行案内されて透光パイプ2に挿入されるもの
であるから、該透光パイプ2に対する挿入作業を極めて
容易に行い得る。しかも、芯材3は、このように化粧シ
ート4の挿入案内部材としての機能と、挿入後に透光パ
イプ2を補強し中棒1の全体的強度を満足せしめるコア
ーとしての機能を兼ね備えているので、一石二鳥的な効
果がある。
【0027】請求項2に記載の本発明によれば、前記効
果に加えて、化粧シート4が芯材3を挿入する有底5b
の袋5を構成しているので、芯材3の先端を袋5の開口
部5aから挿入して底部5bに突き当て、このように袋
5と芯材3をプリアセンブリした後、袋5と共に芯材3
を透光パイプ2に挿入することが可能になるので、透光
パイプ2に対する挿入作業を極めて容易にするという効
果がある。
【0028】更に、模様や色彩等の異なる化粧シート4
から成る複数種類の袋5を予め準備し、適宜、洋傘のデ
ザインとマッチする袋4を選択可能とすれば、製造ライ
ン上で所望の模様や色彩等を有する中棒1を随時生産で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を一部切欠状態にて示す拡大
断面図である。
【図2】本発明の1実施例の分解斜視図である。
【図3】本発明の1実施例を適用した洋傘の骨構造を例
示する説明図である。
【符号の説明】
1 中棒 2 透光パイプ 3 芯材 4 化粧シート 5 袋 5a 開口部 5b 底部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中棒本体を構成する透明又は半透明の透
    光パイプと、該透光パイプの内部に挿入された芯材と、
    該芯材と共に透光パイプに挿入することにより芯材の外
    周面と透光パイプの内周面との間に介装された化粧シー
    トとから成ることを特徴とする洋傘の中棒。
  2. 【請求項2】 化粧シートが芯材を挿入する有底の袋を
    構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の洋傘の
    中棒。
JP24595293A 1993-09-06 1993-09-06 洋傘の中棒 Pending JPH0767711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24595293A JPH0767711A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 洋傘の中棒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24595293A JPH0767711A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 洋傘の中棒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0767711A true JPH0767711A (ja) 1995-03-14

Family

ID=17141299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24595293A Pending JPH0767711A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 洋傘の中棒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0767711A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105764A3 (en) * 2002-06-14 2004-11-11 Conair ELECTRICAL APPLIANCE PROVIDED WITH A DECORATIVE HANDLE
KR100462544B1 (ko) * 2002-06-19 2004-12-17 정명용 우산손잡이

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576824A (en) * 1980-06-17 1982-01-13 Photo Composing Mach Mfg Co Ltd Optical scanning and recording device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576824A (en) * 1980-06-17 1982-01-13 Photo Composing Mach Mfg Co Ltd Optical scanning and recording device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105764A3 (en) * 2002-06-14 2004-11-11 Conair ELECTRICAL APPLIANCE PROVIDED WITH A DECORATIVE HANDLE
GB2405091A (en) * 2002-06-14 2005-02-23 Conair An electric device with a decorative handle
GB2405091B (en) * 2002-06-14 2005-12-28 Conair An electric device with a decorative handle
KR100462544B1 (ko) * 2002-06-19 2004-12-17 정명용 우산손잡이

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5457852A (en) Clasp for medallions or the like
JPWO2018151207A1 (ja) ハンガー
JPH0767711A (ja) 洋傘の中棒
CN216166795U (zh) 树顶支撑件
US2571634A (en) Collapsible umbrella
US6604883B2 (en) Universal connector for remote control vehicles
JP2000157321A (ja) 手提げ紐および該手提げ紐の製造方法
KR200385158Y1 (ko) 개폐가 용이한 콤팩트
JP2581576Y2 (ja) 安全機能の付いた紐付き物品
JPH0229476B2 (ja)
JP2003235622A (ja)
JP3080054U (ja) 吊り下げフック
CN220916745U (zh) 一种用于首饰的按压式锁扣结构
KR920007554Y1 (ko) 접는 우산
TWM660634U (zh) 筆夾連動裝置
JP3021249U (ja) 洋 傘
US2560789A (en) Umbrella rib
KR200218585Y1 (ko) 넥타이 고정구
KR0113632Y1 (ko) 암 로드의 조립구조
JPH0429789Y2 (ja)
JPH0135683Y2 (ja)
JP3100416U (ja) 手品用リング
JP3058464U (ja) ハンドバッグ
JPH071617Y2 (ja) 眼鏡における装飾体の取付構造
FR2550511A1 (fr) Voile a configuration variable