JP3021249U - 洋 傘 - Google Patents

洋 傘

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Publication number
JP3021249U
JP3021249U JP1995008071U JP807195U JP3021249U JP 3021249 U JP3021249 U JP 3021249U JP 1995008071 U JP1995008071 U JP 1995008071U JP 807195 U JP807195 U JP 807195U JP 3021249 U JP3021249 U JP 3021249U
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JP
Japan
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long hole
umbrella
center rod
hole
peripheral surface
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995008071U
Other languages
English (en)
Inventor
正一 森
Original Assignee
オーロラ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋傘の中棒には下はじきが出没する長孔が設
けられるので、長孔周辺の強度が不足する問題があっ
た。 【解決手段】 中棒1の外周面或いは内周面のうち、下
はじき9が出没する長孔13の周辺の領域に、長孔13
と重なる長孔15を有する筒状の補強材14を嵌着し、
中棒1の強度を増加した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、中棒の最も強度の不足する部分である下はじき用長孔の周辺を極め て簡単に補強することができる洋傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の洋傘の構造を簡単に説明すると、図7に示すように、中棒1の上端及び 下端に石突2及び握り3が固着され、中棒1の上方部に固着された上ろくろ4に 複数の親骨5の端部が枢着され、各親骨5の中間部に一端を枢着された受け骨6 の他端は、中棒1に沿って移動可能な下ろくろ7に枢着される。 中棒1には、洋傘を開く動作により上昇した下ろくろ7に係合して開傘状態に 保持する上はじき8と、洋傘を閉じる動作により下降した下ろくろ7に係合して 閉傘状態に保持する下はじき9が設けられ、各親骨5の上に布地10が取付けら れる。
【0003】 傘が閉ざされているときには、中棒1の外周面から突出した下はじき9が、下 ろくろ7の孔11に係合している(図5参照)ので、傘を開くには、下はじき9 を中棒1内に没入させた後に、下ろくろ7を上昇させて上はじき8に係合させ、 傘を開状態に保持する。 ばねの力を利用して傘を開くジャンプ型の洋傘では、下はじき9を没入させる ワンタッチ動作でろくろ7を上昇させ、ばねの力により開状態に保持する。
【0004】 下はじき9は金属板より形成されているので、指先で下はじき9を押し込むと きに痛みを感じる不便があり、これを解消するために、下はじき9に押しボタン 12を設けたものがある(図4,図5参照)。 この押しボタン12付き下はじき9では、中棒1に設けられる長孔13の長さ が大きくなる(図4,図6参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
傘を軽量化して使用し易くするために、中棒1は、一般にはアルミ材などから 薄肉の筒状に形成されている。 また、中棒1には、上はじき8が出没する長孔(図示しない)と下はじき9が 出没する長孔13が設けられているので、この領域が中棒1のなかで強度上のウ イークポイントとなっている。 長孔13の長さが長くなるほど中棒1の強度が低下する。
【0006】 この強度上のウイークポイントは、通常の洋傘の使用状態では問題は生じない が、傘を乱暴に取り扱うと、特に握り3に近い下はじき9用の長孔13(図6参 照)の周辺に局部応力が集中して、長孔13にクラックが発生したり、中棒1が 折れ曲がるなどの問題があった。 本考案はかかる課題を解決することを目的としており、傘を軽量化して使用し 易くする利点を生かしながら、強度的にウイークポイントである長孔13の周辺 の強度を簡単に増強することができる洋傘を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、 筒状の中棒に下はじき用の長孔を設け、該長孔より突出する方向に付勢された 下はじきが、傘が閉状態のときの下ろくろに係合する洋傘において、 上記中棒の外周面のうち上記長孔周辺の領域に、上記長孔と重なる長孔を有す る筒状の補強材を密着状態に嵌着することを特徴とするものである。 或いは、上記中棒の内周面のうち上記長孔周辺の領域に、上記長孔と重なる長 孔を有する筒状の補強材を密着状態に嵌着する。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態の具体例について図面を参照して説明すると、図1及び図 2は閉じられた洋傘の要部縦断面図及び要部正面図であり、図3は中棒1の要部 正面図である。 本考案は、従来例の洋傘に改良を加えるものであり、大部分の部品がそのまま 流用されるので、同一部品には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0009】 図3に示すように、中棒1の外周面にうち長孔13の周辺に、筒状の補強材1 4が圧入などの手段で嵌着される。 筒状の補強材14には、長孔13とほぼ同形状、ほぼ同サイズの長孔15が設 けられ、筒状の補強材14が中棒1の長孔13の周辺の領域に嵌着されたときに 、補強材14の長孔15が中棒1の長孔13に重なる。
【0010】 筒状の補強材14の内面は中棒1の外周面に密着状態にあるので、中棒1の長 孔13の周辺の領域のみが厚肉に形成されたと同様になり、ウイークポントであ った長孔周辺の中棒1の強度が増大するので、長孔13に発生するクラックや中 棒1の折れ曲がりを防止することができる。 筒状の補強材14は長さが短いので、洋傘の重量はほとんど増加されることな く、軽量な洋傘の便利さは失われない。
【0011】 以上述べた実施の形態では、中棒1の外周面に筒状の補強材14を嵌着したが 、中棒1の内周面に筒状の補強材14を嵌着してもよい。 この場合にも、筒状の補強材14の外面が中棒1の内周面に密着状態になるよ うにすることが必要である。 筒状の補強材14を中棒1の内周面に嵌着した場合には、外観からは筒状の補 強材14が目視できないので、外観が低下しない利点がある。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、筒状の補強材を中棒に嵌着する簡 単な作業で、中棒のウイークポイントを補強することができる。 筒状の補強材を嵌着しても洋傘の重量をほとんど増加しないので、軽量な洋傘 の利点をそのまま生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洋傘の閉じられた状態を示す要部縦断
面図である。
【図2】本考案の洋傘の閉じられた状態を示す要部正面
図である。
【図3】本考案の洋傘の中棒の要部正面図である。
【図4】従来の洋傘の閉じられた状態を示す要部縦断面
図である。
【図5】従来の洋傘の閉じられた状態を示す要部正面図
である。
【図6】従来の洋傘の中棒の要部正面図である。
【図7】洋傘の構造の説明図である。
【符号の説明】
1 中棒 7 下ろくろ 9 下はじき 13,15 長孔 14 筒状の補強材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の中棒に下はじき用の長孔を設け、
    該長孔より突出する方向に付勢された下はじきが、傘が
    閉状態のときの下ろくろに係合する洋傘において、 上記中棒の外周面のうち上記長孔周辺の領域に、上記長
    孔と重なる長孔を有する筒状の補強材を密着状態に嵌着
    したことを特徴とする洋傘。
  2. 【請求項2】 筒状の中棒に下はじき用の長孔を設け、
    該長孔より突出する方向に付勢された下はじきが、傘が
    閉状態のときの下ろくろに係合する洋傘において、 上記中棒の内周面のうち上記長孔周辺の領域に、上記長
    孔と重なる長孔を有する筒状の補強材を密着状態に嵌着
    したことを特徴とする洋傘。
JP1995008071U 1995-08-03 1995-08-03 洋 傘 Expired - Lifetime JP3021249U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018122049A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 グローブライド株式会社 折畳み傘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018122049A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 グローブライド株式会社 折畳み傘

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