JPH0767502B2 - パチンコ遊技店の管理装置 - Google Patents

パチンコ遊技店の管理装置

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JPH0767502B2
JPH0767502B2 JP24631286A JP24631286A JPH0767502B2 JP H0767502 B2 JPH0767502 B2 JP H0767502B2 JP 24631286 A JP24631286 A JP 24631286A JP 24631286 A JP24631286 A JP 24631286A JP H0767502 B2 JPH0767502 B2 JP H0767502B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフイア
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はパチンコ遊技システムに関し,より詳細には,
金額と実質的に等価な第1の有価データと持ち玉数と実
質的に等価な第2の有価データとを記憶媒体に対して与
えられた識別符号毎に中央管理装置おいて管理するとと
もに,記憶媒体の発行時には金額を第1の有価データに
変換し,個々のパチンコ遊技機においては第1の有価デ
ータを第2の有価データに変換して第2の有価データの
範囲内で遊技を行い,精算時においては第1の有価デー
タを金額として変換するとともに第2の有価データに対
応して景品交換をする様になされた新規なパチンコ遊技
システムに関する。
【従来の技術】
近年カード状の記憶媒体を媒介としてパチンコ遊技を行
うカード式のパチンコ遊技システムが提唱されている。 この種のカード式のパチンコ遊技システムの場合,記憶
媒体として例えば半導体不揮発性メモリを有する電子カ
ードや磁気カードを想定しており,カードの発行に際し
て購入金額に対応した持ち玉数データを記憶し,この持
ち玉数データの範囲内でパチンコ遊技を行い,遊技過程
において増減した持ち玉数データはカードに記憶され
る。 又,退出時にはカード精算機にカードをセットすると残
存する持ち玉数データが読み取られ,この持ち玉数デー
タに対応した景品交換がなされる。
【発明が解決しようとする問題点】
さて,この種のカード式のパチンコ遊技システムは,そ
の主たる目的の一つとして,遊技客が落下し易いパチン
コ玉を大量に持ち運ぶ手間を軽減することを挙げること
ができ,実際このカード式のパチンコ遊技システムを採
用した場合には,遊技客は記憶媒体であるカードのみを
持ち歩けばよいことになる。 ところで,パチンコ遊技は往々にして運・不運に左右さ
れ,運が良ければ僅かな投資であっても大量の賞品玉を
獲得することができ,運が悪い時は大量の投資を余技な
くされる。 そのため一般の遊技客は小分けに玉借りをする傾向が強
く,このことはカード式の遊技システムの場合であって
も小額のカードを小分けに購入する傾向に繋がり,その
都度遊技が中断され興趣がそがれるという問題が生じ
る。 勿論,高額のカードのみを発行すれば遊技が中断される
回数を減少させることはできるが,これは常に大量の投
資を強要することになり,望ましい解決にはならない。 さりとて,高額カードに関しては数日間の有効期限を設
け,遊技場からの持ち出しを認めれば,カードコピー等
の不正行為を誘発する。 又,カード自体に持ち玉数等の有価データが直接記憶さ
れるので,カードコピー等の不正行為を誘発する。
【問題点を解決するための手段】
本発明はこの様な現状に鑑みてなされたものであり,カ
ード発行時にはある程度高額の支払をしても,実際の遊
技に関与しなかった金額に関しては退出時に未使用金と
して返却することにより,遊技客に余分な負担をかける
ことなく,持ち玉切れによる遊技の中断−カード再発行
の手間を軽減するとともに,カードコピーを無意味にす
ることができる様にした新規なパチンコ遊技システムを
提供することを目的とする。 本発明のパチンコ遊技システムは,以下に述べる手段に
より上記問題点を解決する。 (1).少なくとも自己の識別符号を記憶する記憶媒体を
発行する記憶媒体発行装置と,封入されたパチンコ玉を
弾発する様になされたパチンコ遊技機と関連して設けら
れ前記記憶媒体の読み取り装置を有する記憶媒体装着装
置と,前記記憶媒体の読み取り装置と貨幣返却装置と有
価媒体発行装置とを有する記憶媒体精算装置と,少なく
とも金額と実質的に等価な第1の有価データと持ち玉数
と実質的に等価な第2の有価データとを前記記憶媒体の
識別符号毎に記憶するファィルを有する中央管理装置と
が伝送回線で接続される。 (2).前記記憶媒体発行装置は,前記記憶媒体の発行時
に第1の有価データを前記中央管理装置のファィル内に
当該記憶媒体の識別符号と関連付けて記憶させる。 (3).前記記憶媒体装着装置は,前記記憶媒体から読み
出した識別符号によって前記中央管理装置から少なくと
も前記第1の有価データと前記第2の有価データを受信
し,この受信した第2の有価データ及び前記第1の有価
データの一部又は全部を変換して得た第2の有価データ
の範囲内で前記パチンコ遊技機によるパチンコ遊技をさ
せ,遊技終了時には残存する前記第1の有価データと前
記第2の有価データとを前記中央管理装置のファィル内
に当該記憶媒体の識別符号と関連付けて記憶させる。 (4).前記記憶媒体精算装置は,前記記憶媒体から読み
出した識別符号によって前記中央管理装置から少なくと
も前記第1の有価データと前記第2の有価データを受信
し,この受信した第1の有価データに対応した金額を未
使用金として前記貨幣返却装置をして返却するととも
に,前記受信した第2の有価データに対応した紙幣以外
の有価媒体(例えは交換用レシート等)を前記有価媒体
発行装置をして発行する,
【作用】
即ち,本発明のパチンコ遊技システムによれば,カード
発行時には持ち玉数という直接的に遊技可能な有価デー
タを購入するのではなく持ち玉数と云う直接的に遊技可
能な有価データに変換し得る前段としての有価データを
得,ここのパチンコ遊技機において前記前段的な有価デ
ータを直接的に遊技可能な有価データに変換してパチン
コ遊技を行い,しかも残存する前段的な有価データに対
しては景品交換ではなく,未使用金としての返却がなさ
れるので,遊技客は安心して高額カードを使用すること
ができ,玉切れによる遊技中断が減少する。又,有価デ
ータはカード内には直接的には記憶されず,カード内に
記憶されるのは有価データを呼び出すための識別符号で
あるので,カードコピーの実益が全くなくなる。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明す
る。 先ず,第1図は本発明のシステム全体のブロック図であ
り,記憶媒体発行装置の1例であるカード発行機1と中
央管理装置2と記憶媒体精算装置の1例であるカード精
算機3と各パチンコ遊技機4とは各々伝送回線5で接続
されており,その伝送方式自体は公知のもので良い。 第2図は中央管理装置2が有するファィル2aの説明図で
あり,後述の磁気カードの識別符号と対応付けられた番
地には各々金額と実質的に等価な第1の有価データを記
憶する第1有価データ領域,持ち玉数と実質的に等価な
第2の有価データを記憶する第2有価データ領域,及
び,台番号や日付や中断時のデータ等を記憶する補助領
域が設けられる。 次に,これらシステムの各構成要素について順次説明す
る。 先ず,カード発行機1は磁気カード6を発行するための
ものである。概説すれば,カード発行機1は最低限その
磁気カード6を示すための識別符号やその他所望により
日付符号・不正防止用の照合符号等を記憶して磁気カー
ドを発行し,又,カード発行機1から中央管理装置2に
は第1の有価データが伝送され,中央管理装置2はこれ
を磁気カード6の識別符号毎に管理する。 第3図はこのカード発行機1の正面図であり,カード発
行機1の正面には紙幣挿入口7,紙幣返却口8,カード発行
口9,投入金額を表示する金額表示器10,購入する金額を
選択するための購入選択スイッチ11a・11b・11c・11d・
11e,発行中ランプ12,発行中止ランプ13が適宜配置さ
れ,購入選択スイッチ11aは1000円に,購入先端スイッ
チ11bは2000円に,購入先端スイッチ11cは3000円に,購
入先端スイッチ11dは4000円に,購入先端スイッチ11eは
5000円に各々対応している。 又,14は伝送回線5と接続するためのターミナル,15は磁
気カードをストックするカードタンク,16はカードタン
ク15内の残存カード数が一定量以下になった時に作動す
るカード残量センサ,17はカード発行装置,18は釣銭紙幣
をストックしておく紙幣タンク,19は紙幣タンク18内の
紙幣残量が一定量以下になった時に作動する紙幣残量セ
ンサ,20は公知の釣銭排出装置,21は投入された紙幣をス
トックする紙幣タンク,22は紙幣タンク21が一杯になっ
た時に作動する紙幣プールセンサ,23は公知の紙幣識別
装置を各々示す。 又,各購入選択スイッチ11a〜11e内には購入可能ランプ
24a〜24eが配置されており,この購入可能ランプ24a〜2
4eは投入された金額の範囲ないで購入することができる
金額を表示するためのものである。 次に,第4図はこのカード発行機1のブロック図であ
り,第3図に示した要素に関しては第3図と同一の符号
を付して,重複した説明は省略する。 第4図において,25は電源投入により点灯するパイロッ
トランプ,26は紙幣プールセンサ22が作動した時に点灯
する紙幣不化表示器,27はカード残量センサ16が作動し
た時に点灯するカード無し表示器,28は紙幣残量センサ1
9が作動した時に点灯する紙幣無し表示器,29は当該カー
ド発行機1のアドレスを設定するデジスイッチ形式のア
ドレス設定スイッチを各々これらは管理者が操作可能な
様にカード発行機1の裏面に配置される。 そして,30はマイクロコンピュータによって構成される
発行機制御装置であり,上記したスイッチ類やセンサ類
の出力はフィルタ回路31を介して発行機制御装置30に接
続され,又,上記したランプ表示器類はドライバ32を介
して駆動され,更に金額表示器10はドライバ33を介して
駆動される。 又,カード発行装置17はカードタンク15内にストックさ
れたカードを1枚ずつ取り出す取り出し装置17a,カード
が記憶ポジションに到来したことを検出するカードセン
サ17b,カード内にデータを書き込む記録ヘッド17c,カー
ド内に記録されたデータを確認の意味で読み取る再生ヘ
ッド17d,カードの表面に日付や額面を印字する印字装置
17e,カードを発行口9から排出する搬送モータ17fを有
し,これらはマイクロコンピュータによって構成される
カードリーダ制御装置17gによって制御される。 更に,発行機制御装置30と伝送回線5の間には公知の伝
送制御装置34及びモデム35が設けられ,カード発行時に
おいて,第1の有価データが当該カードの識別符号とと
もに,中央管理装置2に伝送される。 尚,本実施例において発行される磁気カード6は第5図
に示す様に磁気媒体6a・6b・6cが3箇所形成され,各磁
気媒体に同一のデータが記録される。 次に,第6図は本実施例に係るパチンコ遊技機4及びパ
チンコ遊技機4の本体とは別体に形成されたカード装着
装置4aの正面図であり,第7図はカード装着装置4aの斜
視図である。 カード式パチンコ遊技機の場合にはパチンコ王がパチン
コ遊技機内に封入されており,島設備との間の循環がさ
れないので,パチンコ遊技機4の上方空間が大きく空く
ことになり,そこで本実施例ではこの上方空間にカード
装着装置4aを配置している。 本実施例のパチンコ遊技機は磁気カード6をセットする
と,当該カードの識別符号を読み取ってこの識別符号を
元に中央管理装置2から第1の有価データ及び第2の有
価データを受信し,第1の有価データを第2の有価デー
タに任意に変換して,この第2の有価データの範囲内で
パチンコ遊技を行い,遊技終了時には当該カードの識別
符号とともに第1の有価データ及び第2の有価データを
中央管理装置2に対して送信する。 カード装着装置の正面にはカード挿入口40,第1の有価
データを表示する金額表示器41,第2の有価データを表
示する玉数表示器42の他に打止表示や玉数表示をランプ
の点灯状態で表示するアナログ表示器43,入賞時に点灯
するセーフランプ44,効果音発生用のスピーカ45,呼出ス
イッチ46が配置される。 又,パチンコ遊技機4の本体の正面には第1の有価デー
タを第2の有価データに変換する時に操作する購入スイ
ッチ47,遊技終了時に操作する精算スイッチ48,遊技中断
時に操作する中断スイッチ49,第1の有価データが残存
し第2の有価データに変換することができる時に点灯す
る購入可能表示器50の他に通常のパチンコ遊技機と同様
に弾発用の操作部の一例であるタッチセンサ51a・スタ
ートスイッチ51b・単発スイッチ51c等が配設され,パチ
ンコ遊技機本体の電気回路はコネクタ52を介してカード
装着装置と接続される。この種のパチンコ遊技機ではパ
チンコ玉は台内に封入されており,第2の有価データは
弾発動作及びパチンコ玉の通過経路に対応して変動す
る。 先ず,第8図は封入玉樋54の背面図であり,封入玉樋54
の末端は打玉位置に到っており,封入玉樋54内のパチン
コ玉は玉送りソレノイド55によって揺動する玉供給レバ
ー56によって1個宛打玉杵の直前に送られ,ガイドレー
ル57に沿って打ち出される。 打ち出されたパチンコ玉は発射玉センサ58によって検出
された後にガイドレール57に沿って遊技盤面に流入す
る。又,打ち出されはしたが遊技盤面に流入せずにガイ
ドレール57に沿って逆流したパチンコ玉はファール玉セ
ンサ59によって検出される。更に,打玉位置にパチンコ
玉が供給されたことは待機玉センサ60によって検出され
る。 又,遊技盤面に流入したパチンコ玉は最終的には何れか
の入賞領域かアウト孔に流入する。 第9図はパチンコ遊技機4の背面図であり,61は何れか
の入賞領域に入賞したパチンコ玉を回収する入賞玉集合
樋であり,入賞玉集合樋61の出口には入賞玉を検出する
ためのセーフ玉センサ62が設けられる。又,63はアウト
孔に流入したパチンコ玉を回収するためのアウト玉回収
樋であり,アウト玉回収樋63の出口にはアウト玉を検出
するアウト玉センサ64が設けられる。 そして,入賞玉集合樋61に流入したパチンコ玉及びアウ
ト玉回収樋63に流入したパチンコ玉は最終的には第8図
に示す玉回収口65から封入玉樋64に回収される。 次に第10図はこのパチンコ遊技機4のブロック図であ
り,第6図〜第9図に示した要素に関しては第6図〜第
9図と同一の符号を付して重複した説明は省略する。 第10図において,70はコネクタであり,パチンコ遊技機
4の本体側の各所に配置された電気部品はコネクタ70ケ
ーブル71を介して第6図に示したコネクタ52と接続さ
れ,更にドライバ・フィルタ72を介してマイクロコンピ
ュータによって構成される遊技機制御装置73と接続され
る。 又,74は発射フラッグ,75は発射装置制御部であり,発射
フラッグ74がセットされている時に発射装置制御部は弾
発用の操作部分を作動させる。具体的には弾発用の操作
部を構成するタッチセンサ51a及びスタートスイッチ51b
の出力は発射装置制御部75に加えられており,両者の出
力が加えられることにより発射装置制御部75は玉送りソ
レノイド55を作動させて玉供給レバー56を揺動させ,封
入玉樋54内のパチンコ玉を打玉位置に送る。そして,待
機玉センサ60がパチンコ玉が打玉位置に存在することを
検出すると,発射モータ51dを駆動して弾発動作が行わ
れる。尚,単発スイッチ51cが押されている時には,発
射モータ51dが作動しなくなるので,単発スイッチ51cを
オン・オフさせることにより,連続的な弾発動作に変え
て単発動作がなされる。 又,遊技機制御装置73は基本的には磁気カード6の読み
取り,中央管理装置2との間における第1及び第2の有
価データの送受信の指令,第1の有価データから第2の
有価データへの変換,遊技過程における第2の有価デー
タの変動の演算,打止や中断の処理を行うためのもので
ある。 そして,第1の有価データを表示する金額表示器41及び
第2の有価データを表示する玉数表示器42を駆動するド
ライバ80,並びに,打止状態や第2の有価データを点灯
状態で表示するアナログ表示器43とセーフ玉の発生時に
点灯するセーフランプ44及びカードの挿入排出時に点灯
する搬送中ランプ81を駆動するドライバ82は遊技機制御
装置73によって制御される。 同様に,各パチンコ遊技機の台番号を設定するアドレス
設定スイッチ83や呼出スイッチ46はカード装着装置4a側
に設けられるので,これらの出力はフィルタ84を介して
遊技機制御装置73と接続される。 又,カード挿入口40(第6図・第7図参照)の裏側には
磁気カードリーダ85が設けられ,磁気カードリーダ85は
カードが読取ポジションに到来したことを検出するカー
ドセンサ85a,カード内に記録されたデータを読み取る再
生ヘッド85b,磁気カード6を搬送する搬送モータ85c,残
存する第1の有価データの目安となるドットポイントを
刻印するマーキング装置85dを有し,これらはマイクロ
コンピュータによって構成されるカードリーダ制御装置
85eによって制御される。 更に,遊技機制御装置73と伝送回線5の間には公知の伝
送制御装置86及びモデム87が設けられ,遊技開始時には
当該カードに対して登録されている第1の有価データと
第2の有価データが中央管理装置2から伝送され,遊技
終了時には当該カードに関して残存する第1及び第2の
有価データが中央管理装置2に対して伝送される。 又,83は効果音発生用の音声合成装置,89はアンプ,200は
公知の電動役物制御回路を示す。 次に第11図はカード精算機3の正面図であり,カード精
算機3の正面にはカード挿入口90,紙幣返却口91,コイン
返却口92,レシート発行口93,残存する第1の有価データ
を表示する金額表示器94,残存する第2の有価データを
表示する玉数表示器95,精算中ランプ96,精算中止ランプ
97が適宜配置される。 又は,98は伝送回線5と接続するためのターミナル,99は
回収する磁気カードを読み取るカード読取装置,100は回
収された磁気カードを収納するカードタンク,101はカー
ドタンク100が一杯になった時に作動するカードプール
センサ,102は返却する紙幣をストックしておく紙幣タン
ク,103は残存する第1の有価データに対応した紙幣を返
却する紙幣返却装置,104は貨幣タンク102内の紙幣残量
が一定量以下になった時に作動する紙幣残量センサ,105
は返却するコインをストックしておくコインタンク,106
は残存する第1の有価データの端数部分(100円代の部
分)に対応したコインを返却するコイン返却装置,107は
コインタンク105内のコイン残量が一定量以下になった
時に作動するコイン残量センサ,108は残存する第2の有
価データに対応した景品交換用のレシートを発行するプ
リンタ,109はプリンタ108の用紙残量が一定量以下にな
った時に作動する用紙残量センサを各々示す。 次に第12図はこのカード精算機3のブロク図であり,第
11図に示した要素に関しては第11図と同一の符号を付し
て重複した説明は省略する。 第12図において,110は電源投入により点灯するパイロッ
トランプ,111はカードプールセンサ101が作動したとき
に点灯するカードオーバ表示器,112は用紙残量センサ10
9が作動した時に点灯する用紙無し表示器,113は紙幣残
量センサ104が作動した時に点灯する紙幣無し表示器,11
4はコイン残量センサ107が作動した時に点灯するコイン
無し表示器,115は当該カード精算機3のアドレスを設定
するデジスイッチ形式のアドレス設置スイッチ,116はコ
インタンク105内のコインを抜き取るコイン抜取スイッ
チを各々示し,これらは管理者が操作できる様にカード
精算機3の裏面に配置される。 そして,120はマイクロコンピュータによって構成される
精算機制御装置であり,上記したスイッチ類やセンサ類
の出力はフィルタ121を介して精算機制御装置120に接続
され,又,上記したランプ表示器類はドライバ122を介
して駆動され,更に金額表示器94及び玉数表示器95はド
ライバ123を介して駆動される。更に,124は日付表示用
のウォッチである。 又,カード読取装置99はカード挿入口90に磁気カード6
が挿入されたことを検出するカードセンサ99a,磁気カー
ド6内の記録を読み取る再生ヘッド99b,処理済の磁気カ
ード6をカードタンク100に搬送する搬送モータ99cを有
し,これらはマイクロコンピュータによって構成される
カードリーダ制御装置99dによって制御される。 更に,精算機制御装置120と伝送回線5の間には公知の
伝送制御装置125及びモデム126が設けられ,カード精算
時には現在処理中の磁気カードに関して登録されている
第1及び第2の有価データが中央管理装置2から伝送さ
れる。 次に上記事項及び第13図〜第17図のフローチャートを参
照して本実施例の動作を説明する。 尚,システム構成要素,即ち,カード発行機1・カード
精算機3,各パチンコ遊技機4は、システム構築時に各々
そのアドレス設定スイッチによってアドレスを与えられ
ている。 先ず,第13図がカード発行機1のフローチャートであ
り,遊技を開始するためには,遊技客はカウンタや店内
の随所に配置されている任意のカード発行機1によって
磁気カード6を借り受ける。 カード発行機1はカードの発行動作が可能な時(具体的
には,カード残量センサ16や紙幣残量センサ19や紙幣プ
ールセンサ22が作動していたり,その他の障害が発生し
ていない時に発行動作が可能である。)発行中ランプ12
が点灯している。 遊技客が紙幣挿入口7に紙幣を挿入すると,紙幣識別機
23がその金額を判別し,発行機制御装置30はドライバ33
を駆動して,投入された金額を金額表示機10に表示する
とともに,投入された金額に応じて購入可能ランプ24a
〜24bを点灯させる。今,仮に遊技客が投入した金額が3
000円であるとすると,その金額内では1000円・2000円
・3000円の磁気カードを発行することができるので,購
入可能ランプ24a・24b・24cが点灯し,遊技客は点灯し
た購入可能ランプ24a・24b・24cに対応した購入選択ス
イッチ11a・11b・11cの何れかを選択して押す。 そして,仮に購入選択スイッチ11cが押されたとする
と,発行機制御装置30は伝送制御装置34−モデム35−伝
送回線5を介して中央管理装置2に対して3000円分の金
額データを伝送し,中央管理装置2はそのファイル2a中
の現在使用されていない番地(以後この番地が〔0000番
地〕であったものとして説明する。)内の第1有価デー
タ領域に3000円に相当する第1の有価データを登録す
る。 続いて,カード発行機1は中央管理装置2に対してテキ
スト要求を送り,これに応答して中央管理装置2はその
ファイル2aの〔0000番地〕を指定するための符号を識別
符号としてテキスト要求がなされたカード発行機1に対
して伝送する。 識別符号を受信したカード発行機1はカードライタ制御
装置17gに対してこの識別符号を与え,カードライタ17
を起動する。 カードライタ17において,先ず,取り出し装置17aがカ
ードタンク15内にストックされている磁気カード6を取
り出し,これを記録位置におくと,カードセンサ17bが
作動し,カードライタ制御装置17gは記録ヘッド17cを使
用して磁気カード6の磁気媒体6a・6b・6cに上記の識別
符号を記録する。尚,この時所望により偽造カード防止
用の暗唱符号や日付符号を併せて記録してもよい。 磁気媒体6a・6b・6cへの記録が終了すると,カードライ
タ制御装置17gは再生ヘッド17dを使用して磁気媒体6a・
6b・6cに記録したデータを読み出し,総ての磁気媒体と
も記録データと再生データが一致した場合に正確な記録
が完了したものと判断し一つでも一致しない磁気媒体が
ある場合には記録をやり直す。 そして,正しいデータが記録されたなら,印字装置17e
を使用して額面金額や日付等を磁気カード6の表面に印
字した後に搬送モータ17fを回転させて,カード発行口
9から磁気カード6を発行する。 又,この時に釣銭が必要な場合には釣銭排出装置20を作
動させて,紙幣タンク18内に用意されている紙幣を釣銭
として,紙幣返却口8から返却する。 その後,金額表示器10をクリアして初期復帰する。 従って,この様にして発行された磁気カード6には当該
カードの識別符号が最低限記録されるとともに,所望に
より日付符号や暗唱符号が記録されるが,持ち玉数や金
額あるいは遊技度数等のそれ自体が何らかの価値を有す
る有価データは記憶されず,金額と実質的に等価な第1
の有価データは中央管理装置2が有するファイル2aの
〔0000番地〕の第1有価データ領域内に記憶される。
尚,このカード発行時には上記ファイル2aの〔0000番
地〕の第2有価データ領域内には0が記録されている。 さて,この様にして磁気カード6を受け取った遊技客は
任意のパチンコ遊技機4を選んで,カード挿入口40に磁
気カード6を挿入する。 第14図がパチンコ遊技機の基本処理用のフローチャート
であり,カード挿入時に当該パチンコ遊技機4が打止状
態で,遊技機制御装置73内のメモリMMに打止フラッグが
セットされている場合には搬送モータ85cが逆転してい
るので,そのカードは受付られることなく,カード挿入
口40から排出される。 一方,打止状態でない場合には,磁気カード6の挿入に
よってカードセンサ85aがオンすると,カードリーダ制
御装置85eは搬送モータ85cを正転させて磁気カード6を
再生ヘッド85bの位置に搬送し,磁気カード6の磁気媒
体6a・6b・6cを読み取って,暗唱符号によってその磁気
カード6が不正なカードでないか否かを判断する。 尚,この時磁気媒体6a・6b・6cの内容が総て一致した場
合に当該カードを有効なものと判断しても良いし,又,
磁気媒体6a・6b・6cの何れか一つが何らかの原因によっ
て他の二つと異なるデータを記憶している場合には多数
決で読み取る様にしてもよい。 さて,不正なカードである場合には搬送モータ85cを逆
転させて,そのカードをカード挿入口40から排出する。 又,不正なカードでない場合には当該磁気カード6又は
当該遊技機4に関して中断処理がなされているか否かを
調べ,中断処理がなされていた場合には中断照合をす
る。尚,中断処理に関しては後述するが,中断照合によ
って満足な結果が得られなかった場合には,搬送モータ
85cを逆転させて,そのカードをカード挿入口40から排
出する。 さて,この様なカードの照合処理によって満足な結果が
得られた場合には遊技機制御装置73は磁気カード6から
読み出した識別符号に基づいて中央管理装置2を呼び出
し,当該磁気カード6に関する有価データを受信する。 より具体的には,現在の動作例では磁気カード6から読
み出した識別符号は中央管理装置2が有するファイル2a
の〔0000番地〕を示しており,当該番地の第1有価デー
タ領域には3000円に相当する第1の有価データが記憶さ
れており,又,第2有価データ領域には持ち玉数0個に
相当する第2の有価データが記憶されている。 そして,中央管理装置2はパチンコ遊技機4から〔0000
番地〕を指定したデータ要求があると,ファィル2aの
〔0000番地〕の記憶内容をそのパチンコ遊技機4に対し
て伝送し,パチンコ遊技機4側ではこれを遊技機制御装
置73のメモリMM内にデータの種類毎に記憶する。 その後,遊技機制御装置73はそのメモリMM内に遊技中フ
ラッグをセットし,併せて発射フラッグ74をセットす
る。そして,この発射フラッグ74のセットにより発射装
置制御部75は作動を開始する。 さて,遊技中フラッグのセットにより遊技機制御装置73
はカードの受付処理を終了して,パチンコ遊技経過の監
視,より具体的には帰零判別−精算スイッチ48のオン−
強制終了指令の受信−打止数に到達−中断スイッチ49の
オン等の状態を監視する。 カード発行機1によって発行され,未だパチンコ遊技を
行っていない場合には,当該磁気カード6に関しては第
1の有価データは未だ第2の有価データに変換されてい
ないので,メモリMM内の第2の有価データは持ち玉数0
を示しており,実質的に帰零状態にある。 従って,遊技機制御装置73は遊技中フラッグがセットさ
れると,第15図に示す帰零処理を実行する。 先ず,発射フラッグ74をリセットして,打球装置制御部
75を停止させた後に内蔵するタイマに10秒をセットし,
セット時間内に持ち玉数と等価な第2の有価データが0
以上になるか否かを監視する。 持ち玉数の増減に関しては後に詳述するが,遊技開始以
前に持ち玉数が増減する可能性はないので,持ち玉数は
0のまま所要時間が経過する。 そして,現在の動作例では金額と等価な第1の有価デー
タは3000円を示しているので,購入可能表示器50点滅さ
せ,購入スイッチ47を押すことを促す。 本実施例は購入スイッチ47を一回押す毎に200円分の持
ち玉数としてパチンコ球50個相当の権利が与えられる様
になされた例を想定しており,遊技機制御装置73は購入
スイッチ47のオンに応答して金額に相当する第2の有価
データを持ち玉数に相当する第2の有価データに変換す
る。 仮に購入スイッチ47が3回連続して押された場合には金
額と等価な第1の有価データは600円(3×200円)減算
されて,2400円になり,持ち玉数と等価な第2の有価デ
ータは150個を示すことになる。 この様にして新たに変動した第1の有価データと第2の
有価データをメモリMM内に記憶した後に発射フラッグ74
をセットして帰零処理は終了し,持ち玉数と等価な第2
の有価データの範囲内でパチンコ遊技を行うことが可能
となる。 さて,パチンコ遊技はタッチセンサ51a及びスタートス
イッチ51bの作動に応答して発射装置制御部75が発射モ
ータ51dを作動させるとともに,待機玉センサ60が作動
する毎に玉送りソレノイド55を作動させることにより行
うが,このパチンコ遊技の開始に伴って,持ち玉数と等
価の第2の有価データが変動する。 本実施例では第2の有価データの変動は第16図に示す割
込処理によってなされる。 即ち,遊技機制御装置73に対しては図示せぬインターバ
ルタイマから定期的に割込要求が出されており,遊技制
御装置73はこの割込要求に応じて第16図の処理に移行す
る。 先ず,弾発動作がなされると発射玉センサ58が作動し,
弾発動作によって持ち玉数は1減少するので,発射玉セ
ンサ58の作動によってメモリMM内の持ち玉数と等価の第
2の有価データを1減算する。 この時,帰零判別の精度を向上させるためにメモリMM内
に総発射数カウンタを設け,発射玉センサ59の作動によ
ってこの総発射数カウンタを1加算する様にしてもよ
い。 又,弾発されたパチンコ玉が何れの入賞領域に入賞する
と,この玉が最終的に封入玉樋54に回収される過程で,
セーフ玉センサ62が作動し,入賞よって持ち玉数は賞球
数分増えるので,セーフ玉センサ62の作動によってメモ
リMM内の持ち玉数と等価の第2の有価データを賞球数分
加算する。 又,この時打止予定数に賞球数分近づくので,メモリMM
内に用意されている打止演算レジスタに賞球数を加算す
る。 更に,帰零判別の精度を向上させるためにメモリMM内に
総セーフ数カウンタを設け,セーフ玉センサ62の作動に
よってこの総セーフ数カウンタを1加算する様にしても
よい。 又,弾発されたパチンコ玉が何れかアウト孔に流入する
と,この玉が最終的に封入玉樋54に回収される過程で,
アウト玉センサ64が作動し,アウト玉の発生によって打
止予定数から遠ざかるので,メモリMMに容易されている
打止演算レジスタを1減算する。 又,帰零判別の精度を向上させるためにメモリMM内に総
アウト数カウンタを設けた場合には,アウト玉センサ64
の作動によってこの総アウト数カウンタを1加算する様
にしてもよい。 更に,弾発されたパチンコ玉が遊技盤面に流入せず,最
終的にファール玉として回収された場合にはファール玉
センサ59が作動し,ファール玉の発生によって持ち玉数
は1加算されるので,ファール玉センサ59が作動する
と,メモリMM内の持ち玉数と等価の第2の有価データを
1加算する。 又,帰零判別の精度を向上させるためにメモリMM内に総
ファール数カウンタを設けた場合には,ファール玉セン
サ59の作動によってこの総ファール数カウンタを1加算
する様にしてもよい。 以上の処理を割込要求毎に行うことにより遊技過程にお
いて持ち玉数の変動原因が発生する毎に持ち玉数と実質
的に等価な第2の有価データは更新され,更新された第
2の有価データがメモリMM内に記憶される。 そして,上記の第2の有価データの更新動作は遊技終了
条件が発生するまで,図示せぬインターバルタイマが割
込要求を発生する毎に行われ,更新された第2の有価デ
ータはメモリMM内に記憶される。 遊技の終了条件としては具体的には帰零や精算スイッチ
48のオンや強制終了指令の受信や打止や中断スイッチ49
のオン等の状態がある。 先ず,遊技過程において持ち玉を消費し,持ち玉数に相
当する第2の有価データが0になると,遊技機制御装置
73は既述の第15図の処理を行い,発射フラッグ74をクリ
アして打球動作を停止させた後に,タイマに10秒の時間
をセットする。 そして,最後に弾発されたパチンコ球が上記10秒の間に
何れかの入賞領域に入賞したりファール玉となることに
より,持ち玉数に相当する第2の有価データが増加した
場合には発射フラッグ74を再度セットして打球動作を再
開させる。 尚,この時,総発射数が総セーフ数と総アウト数と総フ
ァール数の和と一致することを帰零判別の条件としても
よい。 又,上記10秒の間にセーフ玉やファールが発生しなかっ
た場合には,メモリMM内の第1の有価データを調べる。 そして,第1の有価データが0円を示している時にはこ
れ以上遊技を続けることができないので例えばアナログ
表示器43を点滅させて,カードが終了したことを表示す
るとともに,搬送モータ85cを逆転して当該磁気カード
6を排出する。 又,この時伝送制御装置86に対して送信フラッグをセッ
トするとともに,送信データの一例として第1の有価デ
ータ,第2の有価データを当該磁気カード6の識別符号
とともにセットする。 尚,この送信フラッグのセットにともなう伝送処理に関
しては後に一括して説明する。 さて,現在の動作例ではメモリMM内には未だ2400円分の
第1の有価データが残存しているので,遊技機制御装置
73は購入可能表示器50を点滅して追加購入ができること
を知らしめ,購入スイッチ47・精算スイッチ48・中断ス
イッチ49の何れかが押されることを待つ。 そして,購入スイッチ47が押された場合には既述の様に
して,金額に相当する第1の有価データを持ち玉数に相
当する第2の有価データに変換し,遊技続行することが
できる。 又,遊技過程において精算スイッチ48が押された場合に
は発射フラッグ74がリセットされて,弾発動作が停止さ
れた後に,残存する第1及び第2の有価データと当該磁
気カード6の識別符号が送信フラッグとともに伝送制御
装置86にセットされ,しかる後に搬送モータ85cを逆転
して当該磁気カード6を排出する。 又,遊技過程において中断スイッチ49が押された場合に
は,上記の精算動作と同様の動作に先立って中断処理を
実行する。 この中断処理は当該パチンコ遊技機4で遊技をする権利
を確保しながら一時的に席を離れるための操作であり,
磁気カード6とパチンコ遊技機4の対応関係が確保され
る限りの処理の手法自体は限定されるものでない。 具体的には,例えば中断スイッチ49が押されると,発射
フラッグ74をリセットして弾発動作を停止した後に,当
該パチンコ遊技機4の台番号を伝送制御装置86にセット
するとともに,メモリMM内に上記磁気カード6の識別符
号を記憶する。 そして,図示せぬタイマに10秒をセットしてそのタイム
アップ迄の間における持ち玉数の変動原因を受け付けた
後に,上記の精算動作と同様に残存する第1及び第2の
有価データと当該磁気カード6の識別符号を送信フラッ
グとともに伝送制御装置86にセットし,しかる後に搬送
モータ85cを逆転して当該磁気カードを排出する。 そして,この様にして中断処理がなされると,中央管理
装置2側の当該カードに対して割りつけられた番地(本
動作例では〔0000番地〕)に中断の対象となったパチン
コ遊技機4の台番号が記録され,当該パチンコ遊技機4
には中断の対象となったカードの識別符号が記録される
ので,次回のカードの受付時における中断カードの照合
動作で中央管理装置2から受信したパチンコ遊技機4の
台番号とパチンコ遊技機4のメモリMM内に記憶されてい
る磁気カード6の識別符号が一致した場合にのみ当該カ
ードを受け付けることができる。 又,遊技過程において,メモリMM内の打止演算レジスタ
の積算値が打止予定数に達した場合には発射フラッグ74
がリセットされて,弾発動作が停止された後に,メモリ
MM内の打止フラッグをセットする。しかる後に,残存す
る第1及び第2の有価データと当該磁気カード6の識別
符号が送信フラッグとともに伝送制御装置86にセットさ
れ,しかる後に搬送モータ85cを逆転して当該磁気カー
ドを排出する。 そして,この様にして打止フラッグがセットされると,
中央管理装置2から打止解除FCが送信されて打止フラッ
グがクリアされるまでは,搬送モータ85cが逆転動作を
続けるので,磁気カード6を新規に受け付けることがで
きなくなる。 更に,遊技中において何らかの原因の為にパチンコ遊技
を続行させることが困難な状況が発生した場合には中央
管理装置2から終了FCが送信される。 そして,この終了FCが送信された場合にも発射フラッグ
74をリセットして弾発動作を停止させる。そして,タイ
マに10秒をセットして,弾発動作停止後に遊技盤面上を
流下してくるパチンコ玉の最終的な運命が決定するのを
待ち,その後残存する第1及び第2の有価データと当該
磁気カード6の識別符号が送信フラッグとともに伝送制
御装置86にセットされ,しかる後に搬送モータ85cを逆
転して当該磁気カードを排出する。 さて,以上の何れの終了原因によって遊技が終了した場
合にも伝送制御装置86には,その時点でメモリMM内に残
存している第1及び第2の有価データと当該磁気カード
6の識別符号及びその他の必要なデータが送信フラッグ
とともに,セットされている。 そして,この様にして送信フラッグがセットされると,
伝送制御装置86は上記何れかの終了原因に起因してセッ
トされた第1及び第2の有価データとその他の必要なデ
ータを当該磁気カード6の識別符号とともに,中央管理
装置2に伝送し,中央管理装置2は伝送されたデータを
ファイル2a内の上記識別符号によって指定された番地に
記憶する。 例えば,現在の動作例において,パチンコ遊技機から伝
送された第1の有価データが2000円を示し,第2の有価
データが980発の持ち玉を示している時は中央管理装置
2はファイル2aの〔0000番地〕の第1有価データ領域に
2000円を示す第1の有価データを記録し,同じく第2有
価データ領域に980発を示す第2の有価データを記録す
る。 そして,遊技客は今返却された磁気カード6を使用して
他のパチンコ遊技機4でパチンコ遊技を行っても良いし
(但し,中断処理がなされていない場合。),又,当該
磁気カード6をカード精算機3によって精算してもよ
い。 そして,他のパチンコ遊技機4で遊技を行う場合に関し
ては上記と全く同様の動作がなされるので以下はカード
精算機3によって精算動作を行う場合の動作を説明す
る。 尚,カード精算機3の動作は第17図のフローチャートに
示されている。 先ず,遊技客が磁気カード6をカード挿入口90に挿入
し,当該カードが再生位置にセットされるとカードセン
サ99aが作動する。 カードリーダ制御装置99dは再生ヘッド99bを使用して磁
気媒体6a・6b・6cを読み取り,先ず,暗唱符号によって
当該カードの真偽を判別する。 そして当該カードが偽造カード等の場合には搬送モータ
99cを逆転させて,そのカードをカド挿入口90から排出
する。 又,そのカードが真正なカードの場合には,磁気媒体6a
・6b・6c内に記憶されている当該カードの識別符号を中
央管理装置2に送信し,当該カードに関する来歴データ
の送信を要求する。 応答して中央管理装置2はファィル2a内の識別符号に対
応した番地に記憶されているデータを総てカード精算機
3に対して伝送する。 そして,現在の動作例では磁気カード6から読み出した
識別符号は中央管理装置2のファィル2aの〔0000番地〕
を示しており,当該番地の第1有価データ領域には2000
円に相当する第1の有価データが記憶されており,当該
番地の第2の有価データ領域には980発に相当する第2
の有価データが記憶されており,さらに所望により当該
番地の補助領域にはその間に遊技したパチンコ遊技機の
台番号等が記憶されている。 そして,精算機制御装置120はこれらのデータを受信し
て,第1の有価データに対応して2000円の未使用金額を
金額表示器94に表示し,第2の有価データに対応し980
発の残存玉数を玉数表示器95に表示する。 そして,プリンタ108を使用して最低限残存玉数に相当
する第2の有価データを含む来歴データをレシートに印
字してこのレシートをレシート発行口93から発行する。 遊技客はこのレシートを景品交換カウンタに持参して所
望の景品と交換する。尚,レシートは景品交換のための
ものであるので,最終的に残存した持ち玉数に相当する
第2の有価データが印字されていれば最低限の用は足り
るが,所望により未使用金額や移動した各パチンコ遊技
機毎の残存玉数や使用金額や日付等を印字してもよい。 そして,レシートの発行後搬送モータ99cを正転させ
て,当該カードをカードタンク100内に回収するととも
に,紙幣返却装置103を使用して未使用金額である2000
円に相当する紙幣を紙幣タンク102から紙幣返却口91に
排出する。尚,この時に未使用金額に100円代の端数が
ある場合にはコイン返却装置106を使用してコインタン
ク105に収納されているコインをコイン返却口92から排
出することはいうまでもない。 尚,上記においては,磁気カードに記録される識別符号
としては中央管理装置側のファイルのアドレスを使用
し,識別符号によって上記ファィルをアクセスする様に
した例を示したが,識別符号はカード発行機側で発生
し,この識別符号自体を中央管理装置側でデータとして
記憶し,識別符号によって上記ファイル内を検索して所
望の有価データを含むデータを読み出す様にしてもよ
い。 又,上記においてはカード装着装置を各パチンコ遊技機
の上方空間に配置し,コネクタを使用して対応するパチ
ンコ遊技機と接続する様にした例を示したが,これはパ
チンコ遊技球の還元経路の廃止に伴ってパチンコ遊技機
の上方空間に大きく空くこと及び上方空間に設けた場合
には遊技店内に混雑している時にも店員の目が届くの
で,カード装着装置に対する不正行為を発見し易いため
であり,パチンコ遊技機本体に設けても良い。 又,上記では記憶媒体精算装置が有する有価媒体発行装
置が第2の有価データに対応した金額を表示したレシー
トを発行し,これを景品交換カウンタで景品と交換する
様にした例を示したが,有価媒体発行装置は景品用スト
ッカを有し,その中に用意されている景品を直接排出す
る様にしてもよい。 又,上記では磁気カードの発行時には遊技客の支払金額
を総て第1の有価データに変換する様にした例を示した
が,磁気カードの発行時においては最低単位の第2の有
価データを発生する様にしても良い。例えば,遊技客の
支払金額が3000円の場合において,上記実施例では第1
の有価データとして3000円をファイル内に登録するとと
もに,第2の有価データとしては0個の持ち玉数をファ
イル内に登録したが,この場合において,第1の有価デ
ータとして2800円を第1の有価データとしてファイル内
に登録するとともに,50個分の持ち玉数を第2の有価デ
ータとしてファイル内に登録しても良い。 又,上記では各パチンコ遊技機毎のカード装着装置は遊
技開始から遊技終了までの間,磁気カード等の媒体を保
持している様にした例を示したが,識別符号の読み取り
後,直ちにカードを排出する様にしてもよい。 更に,上記では記録媒体として磁気カードを使用した例
を示したが,識別符号は記録された内容を何らかの手段
を使用して読み取ることができる限り記憶媒体の形状は
記憶方式自体は特に問題となるものではなく,例えば,
電子カード・バーコード・磁気インク・光電マーク・ド
ットマーク・導電性パターン等種々の方式が考えられ
る。
【効果】
以上説明した様に,本発明によればカード発行時におい
て金額と実質的に等価な第1有価データが登録され,パ
チンコ遊技機において第1の有価データの一部又は全部
が遊技過程において変動可能な持ち玉数と実質的に等価
な第2の有価データに変換され,第2の有価データの範
囲内でパチンコ遊技を行い,カード精算機においては,
残存する第2の有価データのに基づいて景品交換可能な
レシートを発行するとともに,残存する第1の有価デー
タに関しては未使用金として返却する様になされている
ので,遊技客は無駄な投資をする心配をせずに高額のカ
ードを購入することができるので,玉切れによる遊技の
中断が減少し,興趣を損なわれることが少なくなる。 又,カードを小分けに購入する必要性が少なくなるの
で,カード発行機を遊技店内の随所に多数配置する必要
がなくなり,店内スペースを有効に活用することがで
き,又,金銭も1箇所で集中的に管理することが可能に
なる。 更に,カードには有価データは全く記録されておらず,
仮にコピーカードによってパチンコ遊技や景品交換をし
たとしても,コピーの原本となる真正カードに関して中
央管理装置側に登録されている有価データの範囲内での
遊技や景品交換がなされるだけであるので,コピーをす
る実益が全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るシステムブロック図,第
2図はファィルの説明図,第3図はカード発行機の正面
図,第4図はカード発行機のブロック図,第5図は磁気
カードの説明図,第6図はパチンコ遊技機及びカード装
着装置の正面図,第7図はカード装着装置の斜視図,第
8図は封入玉樋の背面図,第9図はパチンコ遊技機の背
面図,第10図はパチンコ遊技機のブロック図,第11図は
カード精算機の正面図,第12図はカード精算機のブロッ
ク図,第13図はカード発行機のフローチャート,第14図
はパチンコ遊技機の基本動作のフローチャート,第15図
はパチンコ遊技機の帰零処理のフローチャート,第16図
はパチンコ遊技機の割込処理のフローチャート,第17図
はカード精算機のフローチャート。 1……カード発行機,2……中央管理装置,2a……ファイ
ル,3……カード精算機,4……パチンコ遊技機,5……伝送
回線,6……磁気カード,17……カード発行装置,47……購
入スイッチ,103……紙幣返却装置,106……貨幣返却装
置,108……プリンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも自己の識別符号を記憶する記憶
    媒体を発行する記憶媒体発行装置と,封入されたパチン
    コ玉を弾発する様になされたパチンコ遊技機と関連して
    設けられ前記記憶媒体の読み取り装置を有する記憶媒体
    装着装置と,前記記憶媒体の読み取り装置と貨幣返却装
    置と有価媒体発行装置とを有する記憶媒体精算装置と,
    少なくとも金額と実質的に等価な第1の有価データと持
    ち玉数と実質的に等価な第2の有価データとを前記記憶
    媒体の識別符号毎に記憶するファィルを有する中央管理
    装置とを伝送回線で接続し, 前記記憶媒体発行装置は,前記記憶媒体の発行時に第1
    の有価データを前記中央管理装置のファィル内に当該記
    憶媒体の識別符号と関連付けて記憶せしめ, 前記記憶媒体装着装置は,前記記憶媒体から読み出した
    識別符号によって前記中央管理装置から少なくとも前記
    第1の有価データと前記第2の有価データを受信し,こ
    の受信した第2の有価データ及び前記第1の有価データ
    の一部又は全部を変換して得た第2の有価データの範囲
    内で前記パチンコ遊技機をしてパチンコ遊技を可能なさ
    しめ,遊技終了時には残存する前記第1の有価データと
    前記第2の有価データとを前記中央管理装置のファィル
    内に当該記憶媒体の識別符号と関連付けて記憶せしめ, 前記記憶媒体精算装置は,前記記憶媒体から読み出した
    識別符号によって前記中央管理装置から少なくとも前記
    第1の有価データと前記第2の有価データを受信し,こ
    の受信した第1の有価データに対応した金額を未使用金
    として前記貨幣返却装置をして返却するとともに,前記
    受信した第2の有価データに対応した貨幣以外の有価媒
    体を前記有価媒体発行装置をして発行する, 様になされたことを特徴とするパチンコ遊技店の管理装
    置。
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JPS6399891A (ja) 1988-05-02

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