JPH076739U - 磁歪式応力センサ - Google Patents

磁歪式応力センサ

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Publication number
JPH076739U
JPH076739U JP4187493U JP4187493U JPH076739U JP H076739 U JPH076739 U JP H076739U JP 4187493 U JP4187493 U JP 4187493U JP 4187493 U JP4187493 U JP 4187493U JP H076739 U JPH076739 U JP H076739U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetostrictive film
stress
shaft
sensor
magnetostrictive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4187493U
Other languages
English (en)
Inventor
秀法 長谷川
吉田  康
耕二 中嶋
満昭 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP4187493U priority Critical patent/JPH076739U/ja
Publication of JPH076739U publication Critical patent/JPH076739U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】センサシャフトに温度変化を生じた場合でも検
出信号の温度ドリフトを補償する磁歪式応力センサを提
供することを目的とする。 【構成】応力を受けるシャフトと前記センサシャフトに
固着された高透磁率の磁歪膜と前記磁歪膜の近傍にギャ
ップを隔てて配設され、前記センサシャフトに印加され
る応力に応じた歪を前記磁歪膜の透磁率変化として検出
する検出コイルを備えた応力検出器において、前記セン
さシャフトと同心軸上でかつ前記センサシャフトとギャ
ップを介して応力を受けないように配設された円筒状シ
ャフトと、前記円筒状シャフトに前記磁歪膜3と同一寸
法形状の磁歪膜を固着するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁歪式の応力(張力、圧縮力)センサの温度ドリフト補償に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁歪式張力センサの構成例を図2に示す。図2において1はセンサシャ フト、3は磁歪膜、5は励磁コイル、6はダミーの励磁コイル、7は検出コイル 、8はダミーの検出コイルである。 また信号処理回路の構成を図3に示す。図3において9、10は初段アンプ、 11、12は全波整流回路、13は差動増幅回路、14はフィルタ回路、17は 検出信号処理回路、18は励磁回路である。 センサシャフト1に印加される応力が変化すると、図2の磁歪膜3の透磁率が 変化するため、検出コイル7に誘起する信号が変化する。一方、検出コイル8に 誘起する信号は、応力が変化しても磁歪膜が存在しないため透磁率の変化は起こ らず不変である。 上に述べた各々の信号は図3の信号処理回路で処理される。検出コイル7、8 の信号はそれぞれ9、10の初段アンプをとおされ、11、12の全波整流回路 にてDC信号となり、これらのDC信号は13で差動増幅され、14のフィルタ 回路を介して応力信号として取り出される。 歪検出器の温度依存性を低減するものとしては、例えばトルク検出について特 開平1−94231号公報がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来技術では、センサシャフトに温度変化が生じた場合、センサシ ャフト1と磁歪膜3との膨張係数のちがいにより、検出コイル7により検出され る信号にオフセット変動や温度ドリフトを生じるという問題があった。磁歪式応 力センサに使用する磁歪材料の磁歪定数と磁歪材料の膨張係数はおおよそ同一の オーダであるため、熱膨張による検出信号への影響は非常に大きいものとなって いる。また、コイル自身の温度特性によるインピーダンス変化の影響も非常に大 きい。 そこで、本考案は、センサシャフトに温度変化を生じた場合でも検出信号の温 度ドリフトを補償する磁歪式応力センサを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案は応力を受けるセンサシャフトと前記センサ シャフトに固着された高透磁率の磁歪膜と前記磁歪膜の近傍にギャップを隔てて 配設され、前記センサシャフトに印加される応力に応じた歪を前記磁歪膜の透磁 率変化として検出する検出コイルを備えた応力検出器において、前記センさシャ フトと同心軸上でかつ前記センサシャフトとギャップを介して応力を受けないよ うに配設された円筒状シャフトと、前記円筒状シャフトに前記磁歪膜3と同一形 状の磁歪膜を固着するものである。
【0005】
【作用】
上記手段により、検出コイル、ダミーの検出コイル8と共に同材質のシャフト 、同一寸法形状の磁歪膜のため、完全に同じ量だけドリフトを生じることになり 、両方の信号の差をとることにより、温度ドリフトをキャンセルできる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1は本考案センサの構成を示す図である。図において1はセンサシャフト、 2はセンサシャフトと同じ材料から作成した円筒状センサシャフト、3は磁歪膜 、4はダミーの磁歪膜であり磁歪膜3と同一寸法形状としている。5は磁歪膜3 を励磁するための励磁コイル、7は磁歪膜3の透磁率の変化を誘起電圧として非 接触に検出するための検出コイルである。6はダミーの励磁コイル、8はダミー の検出コイルであり、2、4、6、8でダミーの信号を得るようになっている。 なお、励磁コイル(5、6)と検出コイル(7、8)の配置は、どちらを内側に 構成してもよい。 図3は検出信号処理回路を示す。検出コイル7とダミーの検出コイル8で検出 した信号は、それぞれ初段アンプ9、10へ入力され、さらに全波整流回路11 、12を通した後、差動増幅回路13に入力され、温度ドリフトを除去した後、 フィルタ回路14を通して応力信号を出力する。 図4は、励磁回路を示す。発振器15からの出力は、パワーアンプ16を介し て、励磁コイル5とダミーの励磁コイル6へ供給される。 次に動作を説明する。前記の円筒状センサシャフト2は、センサシャフト1と 同心軸上でかつセンサシャフト1とギャップを介して応力を受けないように回動 自在に配設されている。したがって、図1においてセンサシャフト1に図示した 応力(張力、圧縮力)が印加されると、磁歪膜3の透磁率が変わり検出コイル4 に誘起する電圧もこれに対応して変化する。ところが、円筒状センサシャフト2 に形成されたダミーの磁歪膜4へは、センサシャフト1へ印加された応力は伝わ らないため、ダミーの磁歪膜4の透磁率は応力に対して変化しないため、ダミー の検出コイル8の信号は応力に対しては変化しない。 外部環境あるいは、励磁コイルからの熱などによりセンサに温度変化が生じる と、磁歪膜とシャフトの膨張係数の異いにより磁歪膜に歪みが生じるため検出信 号に温度ドリフトを生じる。しかしながら、検出コイル7とダミーの検出コイル 8の両方とも同材質のシャフト、同一寸法形状の磁歪膜のため、同じ量だけ温度 ドリフトを生じる。したがって、信号処理回路で両者の信号の差動をとることに より、このドリフトをキャンセルすることができる。
【0007】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、センサシャフトと同材質のリング状のシ ャフトをセンサシャフト上に設け、そのシャフト上に検出側と同じ磁歪膜を形成 し、ダミーコイルでこの信号を検出し信号処理回路にて差動をとることにより、 温度ドリフトを完全にキャンセルできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例
【図2】従来の応力センサ
【図3】応力センサの信号処理回路ブロック図
【図4】励磁回路
【符号の説明】
1 センサシャフト 2 円筒状センサシャフト 3 磁歪膜 4 ダミーの磁歪膜 5 励磁コイル 6 ダミーの励磁コイル 7 検出コイル 8 ダミーの検出コイル 9、10 初段アンプ 11、12 全波整流回路 13 差動増幅回路 14 フィルタ回路 15 発振器 16 パワーアンプ 17 検出信号処理回路 18 励磁回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池田 満昭 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応力を受けるセンサシャフトと前記セン
    サシャフトに固着された高透磁率の磁歪膜と前記磁歪膜
    の近傍にギャップを隔てて配設され、前記センサシャフ
    トに印加される応力に応じた歪を前記磁歪膜の透磁率変
    化として検出する検出コイルを備えた応力検出器におい
    て、 前記センサシャフトと同心軸上でかつ前記センサシャフ
    トとギャップを介して応力を受けないように配設された
    円筒状シャフトと前記円筒状シャフトに前記磁歪膜3と
    同一形状の磁歪膜を固着したことを特徴とする磁歪式応
    力センサ。
JP4187493U 1993-06-30 1993-06-30 磁歪式応力センサ Pending JPH076739U (ja)

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JP4187493U JPH076739U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁歪式応力センサ

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JP4187493U JPH076739U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁歪式応力センサ

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JPH076739U true JPH076739U (ja) 1995-01-31

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ID=12620419

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JP4187493U Pending JPH076739U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁歪式応力センサ

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JP (1) JPH076739U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001235307A (ja) * 1999-03-15 2001-08-31 Tadatoshi Goto 回転型位置検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001235307A (ja) * 1999-03-15 2001-08-31 Tadatoshi Goto 回転型位置検出装置

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