JPH076713Y2 - フライバツクトランス - Google Patents

フライバツクトランス

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JPH076713Y2
JPH076713Y2 JP1985010276U JP1027685U JPH076713Y2 JP H076713 Y2 JPH076713 Y2 JP H076713Y2 JP 1985010276 U JP1985010276 U JP 1985010276U JP 1027685 U JP1027685 U JP 1027685U JP H076713 Y2 JPH076713 Y2 JP H076713Y2
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JP
Japan
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diode
voltage coil
coil bobbin
high voltage
rectifying
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JP1985010276U
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延幸 伊東
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はテレビジョン受像機等の陰極線管アノードに対
し高電圧を供給してなるフライバックトランスに関す
る。
<従来の技術> 近来、フライバックトランスの分野において、高圧コイ
ルを複数個のコイル群に分割し、各コイル群を整流ダイ
オードを介して直列に接続してなる構成のものが開発さ
れ、実用化されてきている。そして、この場合、フライ
バックトランスの小型・軽量・低コスト化を実現するた
めに、整流ダイオードを、高圧コイルを巻回する高圧コ
イルボビン上に固定し、高圧コイルと一体化する構造が
とられるものである。
従来の整流ダイオードを高圧コイルボビン上に固定して
なる構成のフライバックトランスにおいては、第4図に
示すように、高圧コイルボビン30の外周の一部、つま
り、高圧コイル(図示せず)を巻回しない溝31の底部
(外周)31aから突出して対向状に2つのダイオード支
持脚32,33を設け、ダイオード支持脚32,33の各上面にU
字状溝34,35を形成し、整流ダイオード36に設けたダイ
オードリード37をU字状溝34,35内に嵌入係止すること
により、整流ダイオード36を高圧コイルボビン30上に装
着固定してなるものであった。また、他の従来例におい
ては、第5図に示すように、高圧コイルボビン40の外周
の一部である溝41の底部(外周)41aから突出して対向
状に2つのダイオード支持脚42,43を設け、ダイオード
支持脚42,43の対向面に段部44,45を形成し、整流ダイオ
ード36のダイオード本体36aの両端部を段部44,45に載置
係止することにより、整流ダイオード36を高圧コイルボ
ビン40上に装着固定してなるものであった。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の構成のうち、第4図に
示す構成によれば、高圧コイルボビン30の底部(外周)
31aから整流ダイオード36のダイオード本体36aまでの高
さが一定のため、ダイオード本体の長さが増加し、ダイ
オード本体にかかるACパルスが大きくなる高耐圧の整流
ダイオードの使用に際しては、整流ダイオードと低圧コ
イル(高圧コイルボビンの内径側に巻回される)との電
位差が大きくなって、耐圧が非常に厳しくなる、といっ
た問題点を有し、また、整流ダイオードの左右方向(周
方向)の位置規制が難しく、整流ダイオードと低電位側
(低圧コイル)との電位傾度にバラツキが生じそのバラ
ツキが大きい、といった問題点もあった。
一方、第5図に示す構成によれば、高圧コイルボビン40
の底部(外周)41aから整流ダイオード36のダイオード
本体36aまでの高さが一定の上、ダイオード本体36aの長
さも支持脚42,43間の寸法に規制されるもので、高さ、
長さとも設計余裕がなく、適用性に乏しく、ダイオード
本体の長さが増加する高耐圧の整流ダイオードに対して
は、ダイオード本体の長さに合わせてダイオード支持脚
を設けた高圧コイルボビンを別途必要とし、その分、金
型代等の経費がかさむ、といった問題点があった。
<問題点を解決するための手段> 本考案のフライバックトランスは上記問題点を解決する
ため、高圧コイルボビンの外周に、一対で1組を構成す
る所望組のダイオード支持体を設け、各ダイオード支持
体の対向する内面には、2段以上の段部からなるダイオ
ード固定部を形成し、整流ダイオードをダイオード支持
体の段部のいずれかに選択的に嵌合固定してなるもので
ある。
<実施例> 以下、本考案フライバックトランスの一実施例を図面を
用いて詳細に説明する。第1図において、1は一対のコ
字状コアであり、コア1上には低圧コイルボビン2を介
して低圧コイル3が巻回され、低圧コイル3の外周には
高圧コイルボビン4を介して高圧コイル5が低圧コイル
3と重なった状態で巻回配置される。高圧コイル5が巻
回される高圧コイルボビン4は、高圧コイル5を巻回す
るための巻線部4a,4b,4cと、巻線部4a,4b間、4b,4c間に
形成された非巻線部4d,4eとからなり、各巻線部4a〜4c
はさらに複数の鍔4fにより分割化される。一方、高圧コ
イル5は、高圧コイルボビン4の巻線部4a〜4cに対応し
てコイル群5a,5b,5cに分割され、各コイル群5a〜5cはそ
れぞれ高圧コイルボビン4の外周で各巻線部4a〜4cにセ
クション状に巻回される。高圧コイルボビン4の巻線部
4a〜4cに巻回されるコイル群5aと5bの間、および5bと5c
の間には、整流ダイオード6,7が接続され、コイル群5a
〜5cは整流ダイオード6,7を介して直列に接続される。
整流ダイオード6,7は、高圧コイルボビン4の非巻線部4
d,4eに設けられたダイオード支持体8にダイオード本体
6a,7aを介して固定される。高圧コイルボビン4に設け
られたダイオード支持体8は、第2図に示すように、高
圧コイルボビン4の外周の一部、つまり、非巻線部4d
(4e)に外周Rから対をなして突出して形成されるもの
で、各々対向面側に階段状の複数の(本実施例では2個
の)段部9,10からなるダイオード固定部11を有し、ダイ
オード固定部11には整流ダイオード6,7のダイオードリ
ードDRを挿通する切り込み溝12が形成されるもので、整
流ダイオード6,7は、ダイオード本体6a,7aの両端部をそ
の寸法に応じてダイオード固定部11の段部9,10の一方に
載置係止し、ダイオード本体6a,7aを段部9間、或は段
部10間に嵌入した状態で、ダイオード支持体8のダイオ
ード固定部11に対し嵌合固定がなされるものである。
斯かる構成のフライバックトランスにおいて、低圧コイ
ルボビン2に低圧コイル3を巻回した状態で高圧コイル
ボビン4を低圧コイルボビン2(低圧コイル3)の外周
に重ねて配置し、高圧コイルボビン4に設けたダイオー
ド支持体8に整流ダイオード6,7を嵌合固定した状態
で、高圧コイルボビン4に対して高圧コイル5を巻回す
る。この際、整流ダイオード6(7)は、第3図に示す
ように、ダイオード本体6a(7a)の長さに応じて、ダイ
オード支持体8のダイオード固定部11の段部9,10を適宜
に選択し、ダイオード本体6a(7a)が短かい場合は段部
10を用いて実線のように、また、高耐圧の整流ダイオー
ドの場合等ダイオード本体6a(7a)が長い場合は段部9
を用いて破線のようにそれぞれ配置して、ダイオード支
持体8のダイオード固定部11に対して嵌合固定を行な
う。そして、高圧コイルボビン4に対して高圧コイル5
を巻回する際に、同時にコイル群5aと5b間、およびコイ
ル群5bと5c間に整流ダイオード6,7を接続してコイル群5
a〜5cを整流ダイオード6,7を介して直列状に接続し、次
に、低圧コイルボビン2に対してコア1を装着すること
によりフライバックトランスを得るものである。
尚、本考案フライバックトランスの一実施例において
は、高圧コイルを3個のコイル群に分割し、各コイル群
間に整流ダイオードを接続する構成のものについて述べ
たが、高圧コイルの分割数は実施例に限定されず必要に
応じて適宜に増減できるもので、高圧コイルの分割数に
応じて整流ダイオードの使用(接続)数も増減するもの
である。また、実施例においては、高圧コイルのコイル
群間に接続される整流ダイオードのみを対象にして説明
したが、高圧コイルの最終段のコイル群の出力側に接続
される整流ダイオードに対しても適用できることは勿論
である。さらに、実施例においては、ダイオード支持体
のダイオード固定部を2個の段部から構成したが、段部
の数は2個に限定されず、3個或は4個に設定しても良
いものである。そして、整流ダイオードのダイオード支
持体への固定も、高圧コイルボビンに対して高圧コイル
を巻回した後に行なっても良く、高圧コイルボビンの低
圧コイルボビン(低圧コイル)の外周への配置も、高圧
コイルボビンに対して高圧コイルを巻回した後に行なっ
ても良いもので、コイル,整流ダイオードの組立工程
(巻回,配置順序)に関しても実施例に限定されるもの
ではない。
<考案の効果> 本考案のフライバックトランスは以上詳細に述べたとお
りであり、以下に示す効果を生じるものである。つま
り、高圧コイルボビンに設けたダイオード支持体に2種
類以上の整流ダイオードをダイオード本体の長さに応じ
て高さを変えて嵌合固定でき、高さ,長さに設計余裕が
でて適用性が増し、経費の削減(別途金型を必要とせ
ず)もなされるものである。また、高耐圧の整流ダイオ
ードを高圧コイルボビン外周に対して高く配置できるも
ので、整流ダイオードと低圧コイルとの間の耐圧が極め
て良好な状態となるものである。さらに、整流ダイオー
ドのダイオード本体を段部により挾持した状態で固定す
るもので、整流ダイオードの左右方向(周方向)の位置
規制が確実・強固になされ、整流ダイオードと低電位側
(低圧コイル)との電位傾度にバラツキが生じることは
なく、信頼性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フライバックトランスの一実施例におけ
る要部断面側面図、第2図は同じくダイオード支持体の
斜視図、第3図は同じくダイオード支持体に対する整流
ダイオードの固定状態を示す側面図、第4図は従来のフ
ライバックトランスにおける整流ダイオードの固定状態
を示す斜視図、第5図は他の従来のフライバックトラン
スにおける整流ダイオードの固定状態を示す斜視図であ
る。 4……高圧コイルボビン、5……高圧コイル、5a,5b,5c
……(高圧コイル)コイル群、6,7……整流ダイオー
ド、6a,7a……ダイオード本体、8……ダイオード支持
体、9,10……段部、11……ダイオード固定部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧コイルボビン(4)と、高圧コイル
    (5)と、整流ダイオード(6、7)とを有するフライ
    バックトランスであって、 高圧コイル(5)は、コイル群(5a、5b、5c)に分割さ
    れて、高圧コイルボビン(4)の外周に巻回され、 高圧コイルボビン(4)に、外周に、一対で1組を構成
    する所望組のダイオード支持体(8、8)を有し、各ダ
    イオード支持体(8、8)は、コイル群(5a、5b、5c)
    の間に配置され、かつ対向する内面には、2段以上の段
    部(9、10)からなるダイオード固定部(11)が形成さ
    れ、 整流ダイオード(6、7)は、ダイオード支持体(8、
    8)の段部(9、10)のいずれかに選択的に嵌合固定さ
    れ、コイル群(5a、5b、5c)を直列に接続した、 フライバックトランス。
JP1985010276U 1985-01-28 1985-01-28 フライバツクトランス Expired - Lifetime JPH076713Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS591431Y2 (ja) * 1978-02-22 1984-01-14 株式会社日立製作所 巻線ボビン
JPS6022590B2 (ja) * 1978-05-16 1985-06-03 電気音響株式会社 フライバツクトランス

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