JPH076676Y2 - ケ−ブル端末部 - Google Patents
ケ−ブル端末部Info
- Publication number
- JPH076676Y2 JPH076676Y2 JP1985151083U JP15108385U JPH076676Y2 JP H076676 Y2 JPH076676 Y2 JP H076676Y2 JP 1985151083 U JP1985151083 U JP 1985151083U JP 15108385 U JP15108385 U JP 15108385U JP H076676 Y2 JPH076676 Y2 JP H076676Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- dielectric
- rubber
- heat
- cable terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ゴム・プラスチック電力ケーブルのプレフ
ァブ式端末部に関するものである。
ァブ式端末部に関するものである。
[従来の技術とその問題点] (1)プレモールド・ストレスコーン方式: 第3図にその一例を示す。
10はケーブルの全体で、 12はシース、 14は遮蔽銅テープ、 16は外部半導電層、 18はケーブル絶縁体、 20は導体である。
22は端子を示す。
24がストレスコーンで、半導電ゴム26とEPゴム28とで構
成してあり、これによって、ケーブル口出し部分におけ
る電界集中による絶縁劣化を低減さる。
成してあり、これによって、ケーブル口出し部分におけ
る電界集中による絶縁劣化を低減さる。
30は絶縁テープである。
・その問題点: 上記のように、ストレスコーン24は半導電ゴム26とEPゴ
ム28とで構成されるため、ゴムモールド工程が2回必要
になる。また、半導電ゴム26の形状が複雑なので、モー
ルドが難しい。
ム28とで構成されるため、ゴムモールド工程が2回必要
になる。また、半導電ゴム26の形状が複雑なので、モー
ルドが難しい。
(2)高誘電率熱収縮チューブ方式: 第4図のように、遮蔽銅テープ14からケーブル絶縁体18
上にかけて、高誘電体チューブ32を熱収縮させ、それに
よって電界の緩和を図る(実開昭59-183138号など)。3
4は保護層である。
上にかけて、高誘電体チューブ32を熱収縮させ、それに
よって電界の緩和を図る(実開昭59-183138号など)。3
4は保護層である。
・その問題点: 高誘電体チューブ32は熱収縮チューブであるから、熱収
縮させるための加熱手段が必要になり、組立て時、肉厚
の厚い場合、加熱したとき、内面と外面との温度差が大
きくなるので、均一な熱収縮が困難である。
縮させるための加熱手段が必要になり、組立て時、肉厚
の厚い場合、加熱したとき、内面と外面との温度差が大
きくなるので、均一な熱収縮が困難である。
たとえば、昭和58年電気学会全国大会論文の1267にも、
この方式のものが、発表されているが、それに記載され
ている高誘電体チューブ32の厚さは、30kV級のCVケーブ
ルに対して、2mmでとなっている。
この方式のものが、発表されているが、それに記載され
ている高誘電体チューブ32の厚さは、30kV級のCVケーブ
ルに対して、2mmでとなっている。
また、日刊工業社発行「工業材料」、1984年8月の臨時
増刊号(高分子材料ガイドブック)のp.90〜103にかけ
て、各社の熱収縮チューブが一覧表の形式で紹介されて
いるが、完全熱収縮後の肉厚で、4mmというのが最大で
ある。
増刊号(高分子材料ガイドブック)のp.90〜103にかけ
て、各社の熱収縮チューブが一覧表の形式で紹介されて
いるが、完全熱収縮後の肉厚で、4mmというのが最大で
ある。
さらにまた、熱収縮チューブは外傷に対して弱いし、ま
た上記のように厚くできないため、第4図の保護層34が
どうしても必要になる。
た上記のように厚くできないため、第4図の保護層34が
どうしても必要になる。
[問題点を解決するための手段] この考案は、第1図、第2図のように、口出ししたケー
ブル端部の上に、ケーブル絶縁体18の外径よりもわずか
に小さい内径を持つ弾性硬質ゴム製の円筒体からなる高
誘電体36であって、かつそれ自身だけで必要な耐電圧特
性を持つ肉厚のもののみを、かぶせた構造とする。
ブル端部の上に、ケーブル絶縁体18の外径よりもわずか
に小さい内径を持つ弾性硬質ゴム製の円筒体からなる高
誘電体36であって、かつそれ自身だけで必要な耐電圧特
性を持つ肉厚のもののみを、かぶせた構造とする。
[その説明] 高誘電体36は、たとえばEPゴムを主成分とする硬質ゴム
で、ケーブルの使用温度において、誘電率が60、固有絶
縁抵抗が7x1010Ωcm程度になるようにしたものである。
で、ケーブルの使用温度において、誘電率が60、固有絶
縁抵抗が7x1010Ωcm程度になるようにしたものである。
高誘電体36は第2図のように、単なる円筒体であるか
ら、製造が容易である。
ら、製造が容易である。
また高誘電体36は、それ自身だけで必要な耐電圧特性を
持つ肉厚にする。たとえば、6.6kVケーブルの場合は、
5.5mm程度にする。
持つ肉厚にする。たとえば、6.6kVケーブルの場合は、
5.5mm程度にする。
このように肉厚を大にしても、熱収縮チューブと違って
何等問題はなく、かつ均一な面圧が得られる。
何等問題はなく、かつ均一な面圧が得られる。
具体的数値例を示すと、たとえば、38mm2、6.6kV、3心
ケーブルの場合、ケーブル絶縁体18の外径が15.5mmであ
るのに対して、高誘電体36の寸法は、内径が15.0mm、外
径が26mm、肉厚が5.5mm程度にしてある。
ケーブルの場合、ケーブル絶縁体18の外径が15.5mmであ
るのに対して、高誘電体36の寸法は、内径が15.0mm、外
径が26mm、肉厚が5.5mm程度にしてある。
第1図は、屋外用端末に使用した例である。
なお、この場合は、半導電性の三又エンドシール38の上
端を半導電層16のさらに上方までかぶせ、その上に高誘
電体36をかぶせるようにしているので、あらかじめ、高
誘電体36の下部の内面に、切欠き37を形成したものを使
用している。
端を半導電層16のさらに上方までかぶせ、その上に高誘
電体36をかぶせるようにしているので、あらかじめ、高
誘電体36の下部の内面に、切欠き37を形成したものを使
用している。
ケーブル端末は、この高誘電体36をかぶせるだけで構成
し、第4図の保護層34のようなものは設けない。
し、第4図の保護層34のようなものは設けない。
40はモジュール傘である。
[考案の作用効果] (1)高誘電体は、それ自身だけで必要な耐電圧特性を
持つものであるから、ケーブル電圧に応じて相当な肉厚
になる。しかし、熱収縮チューブと違うから、必要なと
ころまで肉厚を大にしても問題はない。
持つものであるから、ケーブル電圧に応じて相当な肉厚
になる。しかし、熱収縮チューブと違うから、必要なと
ころまで肉厚を大にしても問題はない。
(2)このように、肉厚を大にすることができ、かつ硬
質ゴム製であるから、その上に何も設けない構造であっ
ても、外傷に耐えることができる。
質ゴム製であるから、その上に何も設けない構造であっ
ても、外傷に耐えることができる。
(3)したがって、この高誘電体の外側に保護層を設け
る必要はない。
る必要はない。
しかも上記のように必要な耐電圧特性を持つから、この
高誘電体だけで、ケーブル端末を構成することができ
る。
高誘電体だけで、ケーブル端末を構成することができ
る。
(4)高誘電体は単なる円筒体であるから、製作が容易
である。
である。
第1図は本考案の実施例の説明図、 第2図は高誘電体36の斜視図、 第3図と第4図は従来技術の異なる例の説明図である。 14:遮蔽層、16:半導電層 18:ケーブル絶縁体、36:高誘電体
Claims (1)
- 【請求項1】口出ししたケーブル端部の上に、ケーブル
絶縁体の外径よりもわずかに小さい内径を持つ弾性硬質
ゴム製の円筒体からなる高誘電体であって、かつそれ自
身だけで必要な耐電圧特性を持つ肉厚のもののみを、か
ぶせた構造としたことを特徴とする、電力ケーブルのケ
ーブル端末部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985151083U JPH076676Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | ケ−ブル端末部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985151083U JPH076676Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | ケ−ブル端末部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6261121U JPS6261121U (ja) | 1987-04-16 |
JPH076676Y2 true JPH076676Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31067824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985151083U Expired - Lifetime JPH076676Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | ケ−ブル端末部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076676Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4053702A (en) * | 1975-07-14 | 1977-10-11 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Dielectric stress relief at a high voltage cable termination |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP1985151083U patent/JPH076676Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6261121U (ja) | 1987-04-16 |
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