JPH076675U - アンダーカウンタ型の冷蔵庫 - Google Patents

アンダーカウンタ型の冷蔵庫

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JPH076675U
JPH076675U JP4224093U JP4224093U JPH076675U JP H076675 U JPH076675 U JP H076675U JP 4224093 U JP4224093 U JP 4224093U JP 4224093 U JP4224093 U JP 4224093U JP H076675 U JPH076675 U JP H076675U
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英孝 上野
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福島工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁調理器を備えたアンダーカウンタ型の冷
蔵庫において、調理なべの載置面の高さを低くして、衣
服の引っ掛かりなどを防止する。電磁調理器を冷蔵庫に
組み込み、使い易さを向上させる。電磁調理器にこれ専
用の冷却ファンを設けずとも済むものとし、構造の簡略
化を図る。 【構成】 冷蔵庫本体1の上部に中空の天板パネル12
を固定し、天板部4を形成する。天板パネル12の内部
に調理器室14を区画し、その内部に電磁調理器15を
配置する。電磁調理器15のトッププレート18を天板
上面に露出させ、他の部材を調理器室14内に配置す
る。冷凍機の送風ファン9からの風で電磁調理器15を
冷却する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁調理器を備えているアンダーカウンタ型の冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、高層ビルの上層階に設けられる料理店などでは、失火を確実に避ける ために、加熱調理具として電磁調理器を用いている。電磁調理器はガスレンジの ように一個の独立したユニットとして構成されており、ケース内部に放熱用の冷 却ファンを備えている。電磁調理器は調理台や、調理台を兼ねるアンダーカウン タ型の冷蔵庫の上面に設置して使用する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、電磁調理器を冷蔵庫の天板上に設置する使用形態では、電磁調 理器の高さ分だけ調理なべの使用位置が高くなり、設置スペースに制約を受ける 。誤って電磁調理器に触れたり、衣服の一部を引っ掛けたりして、調理なべが転 倒するおそれもある。こうした不具合を解消するために、本考案者は、電磁調理 器をアンダーカウンタ型の冷蔵庫と一体化することを思い付いた。
【0004】 すなわち本考案の目的は、調理なべの使用位置を低くできて、使い勝手に優れ た電磁調理器付きの冷蔵庫を得るにある。 本考案の他の目的は、冷蔵庫用の既存機器を利用して電磁調理器の冷却を図り 、電磁調理器を備えた冷蔵庫の製造に要する費用を低減化するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、冷蔵庫本体1に冷蔵室2と冷凍機を収容する冷凍機室3とが隣接し て配置されており、冷蔵庫本体1の上部に天板部4を有するアンダーカウンタ型 の冷蔵庫において、前記天板部4に電磁調理器15をそのトッププレート18が 天板上面に露出する状態で一体的に組み込んであることを特徴とする。 すなわち天板部4は、冷蔵庫本体1の上部に固定した中空の天板パネル12で 形成し、天板パネル12の内部に電磁調理器15を収容する調理器室14を区画 し、その周囲壁に排気口26を開口する。冷凍機室3の内部の送風ファン9で起 生された熱交換風の少なくとも一部を調理器室14へ向かって移送案内する通路 25を冷凍機室3と調理器室14との間に設ける。そして、冷凍機の圧縮機7が 停止し、電磁調理器15が作動している状態において、前記送風ファン9を作動 させる制御回路27を設けたものである。
【0006】
【作用】
電磁調理器15は、そのトッププレート18が天板上面に露出する状態で天板 部4に一体的に組み込むので、従来の冷蔵庫に比べて床面から天板上面までの高 さ寸法が若干大きくなることはあっても、調理なべ24の載置位置は天板上面の 高さにまで低くできる。 送風ファン9が回っているとき、これからの風は通路25を経て調理器室14 に流れ、電磁調理器15の加熱コイル16などを冷却する。
【0007】
【考案の効果】
本考案では、トッププレート18が天板上面に露出する状態で、電磁調理器1 5を冷蔵庫の天板部4に一体的に組み込み、電磁調理器15が天板上面の上方に 大きく突出しないようにした。これにより、調理なべ24の載置高さを天板上面 の高さにまで低くでき、調理なべ24の取り扱いや、なべ内部の状態確認などが 容易に行える。また使用者が電磁調理器15に触れたり、衣服を引っ掛けたりす る事故を一掃して、全体として電磁調理器15を備えた冷蔵庫の使い易さを向上 できる。 冷凍機用の送風ファン9による熱交換風を利用して、電磁調理器15を冷却す るので、電磁調理器15に専用の冷却ファンを要さず、その分だけ冷蔵庫の製造 に要する費用を低減化できる。
【0008】
【実施例】 図1ないし図4は本考案に係るアンダーカウンタ型冷蔵庫の実施例を示す。 図2において冷蔵庫は、横長角箱状の冷蔵庫本体1を有し、その内部に食品を 収容する冷蔵室2と、冷凍機を収容する冷凍機室3とを左右に隣接して配置し、 冷蔵庫本体1の上部に天板部4を設け、天板部4には冷凍機室3の直上部位に電 磁調理器15を配置してある。冷蔵室2は左右一対のドア5で開閉できる。
【0009】 図1において冷凍機室3の内部は、蒸発器6および図外の送風ファンを収容す る上機室3aと、圧縮機7、凝縮器8および送風ファン9などを収容する下機室 3bとに区分されている。上機室3aは冷蔵室2に連通していて、冷蔵室2から 取り込んだ空気を蒸発器6で冷却して送り返す。下機室3bは、その前面壁に設 けたルーバー状の吸気口10を介して機外に通じており、送風ファン9を起動さ せると機外空気が吸気口10から取り込まれ、凝縮器8を通過する間に熱交換を 行う。
【0010】 天板部4は、アルミニウム板などの非磁性金属板をプレス成形した中空の天板 パネル12からなり、天板パネル12を冷蔵庫本体1の上部に固定して形成する 。天板パネル12の前後寸法は冷蔵庫本体1のドア5を含む前後寸法に等しい。 そのため冷凍機室3の前壁上部において、天板パネル12の前部は庇状に突出す る。
【0011】 図3において天板パネル12の内部は、区画壁13で左右に区分して調理器室 14を形成し、その内部に電磁調理器15を一体的に組み込んである。図1にお いて電磁調理器15は、渦巻状の加熱コイル16と、加熱コイル16を支持して 下方への磁束漏れを防ぐコイルベース17と、結晶化ガラスで形成したトッププ レート18などからなり、その電源部19は別ユニットにして冷蔵庫外に設置さ れている。 コイルベース17は円盤状の強磁性体からなり、調理器室14の底壁に固定し たブラケット20で支持する。トッププレート18は、その上面が天板上面に露 出する状態で、リング状のホルダ21で天板パネル12の上壁に固定する。電源 部19には商用電源を整流する整流回路や、整流された電流を高周波電流に変換 するインバータなどを組み込んであり、図4に示すように接続コード22を介し て加熱コイル16に高周波電流を供給する。
【0012】 電磁調理器15の作動時に、加熱コイル16は内部抵抗によって発熱する。さ らにトッププレート18が調理なべ24からの伝導熱で加熱されて、その熱の一 部を調理器室14内へ放射する。こうした熱によって調理器室14内の各機器が 過熱するのを防ぐために、先に述べた冷凍機の熱交換風を利用する。
【0013】 すなわち、図1に示すように下機室3bと調理器室14とは、冷蔵庫本体1の 後壁に沿って設けた通路25で連通しており、送風ファン9によって起こされた 熱交換後の空気流を調理器室14へ導入する。さらに、天板パネル12の上機室 3aの前壁上部から張り出る部分に排気口26を開口してあり、前記空気流を調 理器室14の後部から排気口26へと通過させて、加熱コイル16およびコイル ベース17などを冷却する。 なお、凝縮器8を通過した後の空気流の温度は80℃前後になるが、加熱コイ ル16の発熱温度が高いので、熱交換後の空気流であっても十分な冷却作用が得 られ、加熱コイル16の表面温度を100℃程度に維持できる。
【0014】 冷凍機が停止して待機状態にあるとき電磁調理器15を使用することがある。 こうした場合にでも冷却風を調理器室14へ供給するために、図4に示すように 制御回路27を設け、電磁調理器15が作動している状態下では送風ファン9を 回転駆動できるようにしている。符号29は冷凍機用の制御回路である。 図1および図2において、天板パネル12の前面の傾斜壁には、電磁調理器1 5用の制御パネル28が配置してある。制御パネル28には調理なべ24の加熱 温度や加熱時間を調整する調整具や、起動スイッチそれに表示ランプなどを備え 付けてある。
【0015】 吸気口10は下機室3bの左右の横側壁や後壁、あるいは底壁に開口すること ができる。同様に排気口26は調理器室14の後壁や横側壁に開口してもよい。 さらに、下機室3bの周壁に排気口を設けて、熱交換後の空気の一部を調理器室 14へ送給し、他は前記排気口から機外へ放出してもよい。 電磁調理器15は天板部4の複数個所に配置することができる。 送風ファン9は凝縮器8の風上側に配置してもよい。この場合は熱交換前の低 温空気の一部をダクトからなる通路25で分岐導入して、調理器室14へ送給す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断側面図である。
【図2】外観斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】制御装置を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 冷凍機室 4 天板部 7 圧縮機 9 送風ファン 12 天板パネル 14 調理器室 15 電磁調理器 18 トッププレート 25 通路 26 排気口 27 制御回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体1に冷蔵室2と冷凍機を収容
    する冷凍機室3とが隣接して配置されており、冷蔵庫本
    体1の上部に天板部4を有するアンダーカウンタ型の冷
    蔵庫であって、 前記天板部4に電磁調理器15をそのトッププレート1
    8が天板上面に露出する状態で一体的に組み込んである
    アンダーカウンタ型の冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 天板部4が、冷蔵庫本体1の上部に固定
    した中空の天板パネル12で形成されており、 天板パネル12の内部に電磁調理器15を収容する調理
    器室14が区画され、その周囲壁に排気口26が開口さ
    れており、 冷凍機室3の内部の送風ファン9で起生された熱交換風
    の少なくとも一部を調理器室14へ向かって移送案内す
    る通路25が、冷凍機室3と調理器室14との間に設け
    てある請求項1記載のアンダーカウンタ型の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷凍機の圧縮機7が停止し、電磁調理器
    15が作動している状態において、前記送風ファン9を
    作動させる制御回路27を備えている請求項1又2は記
    載のアンダーカウンタ型の冷蔵庫。
JP1993042240U 1993-07-02 1993-07-02 アンダーカウンタ型の冷蔵庫 Expired - Fee Related JP2601624Y2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54179822U (ja) * 1978-06-05 1979-12-19
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WO2015159553A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
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ES2754804A1 (es) * 2018-10-17 2020-04-20 Bsh Electrodomesticos Espana Sa Dispositivo de campo de coccion

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