JP2601624Y2 - アンダーカウンタ型の冷蔵庫 - Google Patents

アンダーカウンタ型の冷蔵庫

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JP2601624Y2
JP2601624Y2 JP1993042240U JP4224093U JP2601624Y2 JP 2601624 Y2 JP2601624 Y2 JP 2601624Y2 JP 1993042240 U JP1993042240 U JP 1993042240U JP 4224093 U JP4224093 U JP 4224093U JP 2601624 Y2 JP2601624 Y2 JP 2601624Y2
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refrigerator
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cooking
room
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Inventor
英孝 上野
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福島工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁調理器を備えてい
るアンダーカウンタ型の冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高層ビルの上層階に設けられる
料理店などでは、失火を確実に避けるために、加熱調理
具として電磁調理器を用いている。電磁調理器はガスレ
ンジのように一個の独立したユニットとして構成されて
おり、ケース内部に放熱用の冷却ファンを備えている。
電磁調理器は調理台や、調理台を兼ねるアンダーカウン
タ型の冷蔵庫の上面に設置して使用する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、電磁調
理器を冷蔵庫の天板上に設置する使用形態では、電磁調
理器の高さ分だけ調理なべの使用位置が高くなり、設置
スペースに制約を受ける。誤って電磁調理器に触れた
り、衣服の一部を引っ掛けたりして、調理なべが転倒す
るおそれもある。こうした不具合を解消するために、本
考案者は、電磁調理器をアンダーカウンタ型の冷蔵庫と
一体化することを思い付いた。
【0004】すなわち本考案の目的は、調理なべの使用
位置を低くできて、使い勝手に優れた電磁調理器付きの
冷蔵庫を得るにある。本考案の他の目的は、冷蔵庫用の
既存機器を利用して電磁調理器の冷却を図り、電磁調理
器を備えた冷蔵庫の製造に要する費用を低減化するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、冷蔵庫本体1
に冷蔵室2と冷凍機を収容する冷凍機室3とが隣接して
配置されており、冷蔵庫本体1の上部に天板部4を有す
るアンダーカウンタ型の冷蔵庫において、前記天板部4
に電磁調理器15をそのトッププレート18が天板上面
に露出する状態で一体的に組み込んであることを特徴と
する。すなわち天板部4は、冷蔵庫本体1の上部に固定
した中空の天板パネル12で形成し、天板パネル12の
内部に電磁調理器15を収容する調理器室14を区画
し、その周囲壁に排気口26を開口する。冷凍機室3の
内部の送風ファン9で起生された熱交換風の少なくとも
一部を調理器室14へ向かって移送案内する通路25を
冷凍機室3と調理器室14との間に設ける。そして、冷
凍機の圧縮機7が停止し、電磁調理器15が作動してい
る状態において、前記送風ファン9を作動させる制御回
路27を設けたものである。
【0006】
【作用】電磁調理器15は、そのトッププレート18が
天板上面に露出する状態で天板部4に一体的に組み込む
ので、従来の冷蔵庫に比べて床面から天板上面までの高
さ寸法が若干大きくなることはあっても、調理なべ24
の載置位置は天板上面の高さにまで低くできる。送風フ
ァン9が回っているとき、これからの風は通路25を経
て調理器室14に流れ、電磁調理器15の加熱コイル1
6などを冷却する。
【0007】
【考案の効果】本考案では、トッププレート18が天板
上面に露出する状態で、電磁調理器15を冷蔵庫の天板
部4に一体的に組み込み、電磁調理器15が天板上面の
上方に大きく突出しないようにした。これにより、調理
なべ24の載置高さを天板上面の高さにまで低くでき、
調理なべ24の取り扱いや、なべ内部の状態確認などが
容易に行える。また使用者が電磁調理器15に触れた
り、衣服を引っ掛けたりする事故を一掃して、全体とし
て電磁調理器15を備えた冷蔵庫の使い易さを向上でき
る。冷凍機用の送風ファン9による熱交換風を利用し
て、電磁調理器15を冷却するので、電磁調理器15に
専用の冷却ファンを要さず、その分だけ冷蔵庫の製造に
要する費用を低減化できる。
【0008】
【実施例】図1ないし図4は本考案に係るアンダーカウ
ンタ型冷蔵庫の実施例を示す。図2において冷蔵庫は、
横長角箱状の冷蔵庫本体1を有し、その内部に食品を収
容する冷蔵室2と、冷凍機を収容する冷凍機室3とを左
右に隣接して配置し、冷蔵庫本体1の上部に天板部4を
設け、天板部4には冷凍機室3の直上部位に電磁調理器
15を配置してある。冷蔵室2は左右一対のドア5で開
閉できる。
【0009】図1において冷凍機室3の内部は、蒸発器
6および図外の送風ファンを収容する上機室3aと、圧
縮機7、凝縮器8および送風ファン9などを収容する下
機室3bとに区分されている。上機室3aは冷蔵室2に
連通していて、冷蔵室2から取り込んだ空気を蒸発器6
で冷却して送り返す。下機室3bは、その前面壁に設け
たルーバー状の吸気口10を介して機外に通じており、
送風ファン9を起動させると機外空気が吸気口10から
取り込まれ、凝縮器8を通過する間に熱交換を行う。
【0010】天板部4は、アルミニウム板などの非磁性
金属板をプレス成形した中空の天板パネル12からな
り、天板パネル12を冷蔵庫本体1の上部に固定して形
成する。天板パネル12の前後寸法は冷蔵庫本体1のド
ア5を含む前後寸法に等しい。そのため冷凍機室3の前
壁上部において、天板パネル12の前部は庇状に突出す
る。
【0011】図3において天板パネル12の内部は、区
画壁13で左右に区分して調理器室14を形成し、その
内部に電磁調理器15を一体的に組み込んである。図1
において電磁調理器15は、渦巻状の加熱コイル16
と、加熱コイル16を支持して下方への磁束漏れを防ぐ
コイルベース17と、結晶化ガラスで形成したトッププ
レート18などからなり、その電源部19は別ユニット
にして冷蔵庫外に設置されている。コイルベース17は
円盤状の強磁性体からなり、調理器室14の底壁に固定
したブラケット20で支持する。トッププレート18
は、その上面が天板上面に露出する状態で、リング状の
ホルダ21で天板パネル12の上壁に固定する。電源部
19には商用電源を整流する整流回路や、整流された電
流を高周波電流に変換するインバータなどを組み込んで
あり、図4に示すように接続コード22を介して加熱コ
イル16に高周波電流を供給する。
【0012】電磁調理器15の作動時に、加熱コイル1
6は内部抵抗によって発熱する。さらにトッププレート
18が調理なべ24からの伝導熱で加熱されて、その熱
の一部を調理器室14内へ放射する。こうした熱によっ
て調理器室14内の各機器が過熱するのを防ぐために、
先に述べた冷凍機の熱交換風を利用する。
【0013】すなわち、図1に示すように下機室3bと
調理器室14とは、冷蔵庫本体1の後壁に沿って設けた
通路25で連通しており、送風ファン9によって起こさ
れた熱交換後の空気流を調理器室14へ導入する。さら
に、天板パネル12の上機室3aの前壁上部から張り出
る部分に排気口26を開口してあり、前記空気流を調理
器室14の後部から排気口26へと通過させて、加熱コ
イル16およびコイルベース17などを冷却する。な
お、凝縮器8を通過した後の空気流の温度は80℃前後
になるが、加熱コイル16の発熱温度が高いので、熱交
換後の空気流であっても十分な冷却作用が得られ、加熱
コイル16の表面温度を100℃程度に維持できる。
【0014】冷凍機が停止して待機状態にあるとき電磁
調理器15を使用することがある。こうした場合にでも
冷却風を調理器室14へ供給するために、図4に示すよ
うに制御回路27を設け、電磁調理器15が作動してい
る状態下では送風ファン9を回転駆動できるようにして
いる。符号29は冷凍機用の制御回路である。図1およ
び図2において、天板パネル12の前面の傾斜壁には、
電磁調理器15用の制御パネル28が配置してある。制
御パネル28には調理なべ24の加熱温度や加熱時間を
調整する調整具や、起動スイッチそれに表示ランプなど
を備え付けてある。
【0015】吸気口10は下機室3bの左右の横側壁や
後壁、あるいは底壁に開口することができる。同様に排
気口26は調理器室14の後壁や横側壁に開口してもよ
い。さらに、下機室3bの周壁に排気口を設けて、熱交
換後の空気の一部を調理器室14へ送給し、他は前記排
気口から機外へ放出してもよい。電磁調理器15は天板
部4の複数個所に配置することができる。送風ファン9
は凝縮器8の風上側に配置してもよい。この場合は熱交
換前の低温空気の一部をダクトからなる通路25で分岐
導入して、調理器室14へ送給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断側面図である。
【図2】外観斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】制御装置を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 冷凍機室 4 天板部 7 圧縮機 9 送風ファン 12 天板パネル 14 調理器室 15 電磁調理器 18 トッププレート 25 通路 26 排気口 27 制御回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体1に冷蔵室2と冷凍機を収容
    する冷凍機室3とが隣接して配置されており、冷蔵庫本
    体1の上部に天板部4を有するアンダーカウンタ型の冷
    蔵庫であって、 前記天板部4に電磁調理器15をそのトッププレート1
    8が天板上面に露出する状態で一体的に組み込んであ
    り、 天板部4が、冷蔵庫本体1の上部に固定した中空の天板
    パネル12で形成されており、 天板パネル12の内部に電磁調理器15を収容する調理
    器室14が区画され、その周囲壁に排気口26が開口さ
    れており、 冷凍機室3の内部の送風ファン9で起生された熱交換風
    の少なくとも一部を調理器室14へ向かって移送案内す
    る通路25が、冷凍機室3と調理器室14との間に設け
    てあり、 冷凍機の圧縮機7が停止していても、電磁調理器15が
    作動している状態では、前記送風ファン9を作動させる
    制御回路27を備えている アンダーカウンタ型の冷蔵
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