JPH0766269A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

Info

Publication number
JPH0766269A
JPH0766269A JP21462893A JP21462893A JPH0766269A JP H0766269 A JPH0766269 A JP H0766269A JP 21462893 A JP21462893 A JP 21462893A JP 21462893 A JP21462893 A JP 21462893A JP H0766269 A JPH0766269 A JP H0766269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
load
wafer sheet
semiconductor
collet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21462893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2818363B2 (ja
Inventor
Fumitaka Kawamura
文隆 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21462893A priority Critical patent/JP2818363B2/ja
Publication of JPH0766269A publication Critical patent/JPH0766269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818363B2 publication Critical patent/JP2818363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2221/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof covered by H01L21/00
    • H01L2221/67Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L2221/683Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L2221/68304Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using temporarily an auxiliary support
    • H01L2221/68318Auxiliary support including means facilitating the separation of a device or wafer from the auxiliary support
    • H01L2221/68322Auxiliary support including means facilitating the selective separation of some of a plurality of devices from the auxiliary support

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の最適動作条件の設定や維持がやり易
く、製品の歩留や装置稼働率が向上する半導体製造装置
を提供する。 【構成】 コレット20によってウェハシート15上か
ら半導体素子14を取り上げる際に、ウェハシート15
の裏面側から突き上げるニードル17に加わる荷重が荷
重検知部18に設けられたロードセル19で検知され、
その検知信号に基づいて半導体素子14の状態が判別部
24で判別されるようになっている。このため半導体素
子14の状態に応じた衝撃荷重が荷重検知部18で検知
され、この検知信号とメモリ部26に予め設定されてい
る判別基準波形との比較・判別が判別部24で行われ、
半導体素子14の状態が判別される。そして判別結果に
よって半導体素子14の状態に応じた対応ができること
となって、装置の最適動作条件の設定や維持がやり易く
なり、製品の歩留や装置稼働率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハを切断分
離して得られた半導体素子をウェハシート上から取り上
げる半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェハはダイシング装置に
よって分割溝が削設され個々の半導体素子に分割された
後、粘着性を有するウェハシート表面から1個づつピッ
クアップコレットによって取り上げられ、所定の場所に
移送されて次工程に投入される。
【0003】以下、従来例を図5を参照して説明する。
図5は要部の縦断面図であり、図において、1は図示し
ない装置基体に設けられた移動支持機構であり、2は移
動支持機構1に設けられたエジェクタ部である。移動支
持機構1は紙面に直交する水平面内でX軸−Y軸方向に
移動し、設定された所定の位置にエジェクタ部2を停止
させるようになっている。
【0004】また、3は装置基体に設けられた支持台
で、半導体素子4が表面に配列されたウェハシート5を
支持する。6はエジェクタ部2に設けられた筒状のホル
ダであり、その上端をウェハシート5の裏面に近接し図
示しない吸引源によって吸引して保持する。
【0005】さらに、7はホルダ6内に配置され上下方
向に進退するようエジェクタ部2に取り付けられた突上
げ部材であるニードルで、これが進退することによりそ
の金属あるいはダイヤモンドの尖端部位で、ウェハシー
ト5を裏面側から突き上げたり突き上げを止めたりする
ように動作する。8は図示しない移送用アームの先端部
に設けられた半導体素子4の取上げ部材である金属製の
コレットで、その先端に半導体素子4を吸引する吸引口
9が開口している。
【0006】このように構成されたものでは、先ず半導
体ウェハから切り分けられた複数の半導体素子4が表面
に貼付されているウェハシート5を、貼付面を上側とし
て支持台3に固定する。その後、移動支持機構1を動作
させてエジェクタ部2に設けられたニ−ドル7の先端を
所定の半導体素子4の直下に位置させる。
【0007】そしてホルダ6の上端をウェハシート5の
裏面に近接し、吸引源を作動させて所定の半導体素子4
の周囲のウェハシート5を吸引し保持すると共に、ニ−
ドル7の先端を同じく所定の半導体素子4が貼付されて
いる部位のウェハシート5の裏面に当接する。また、移
送用アームを動作させてニ−ドル7の先端が直下に位置
している所定の半導体素子4の直上にコレット8が来る
ようにし、コレット8の先端を所定の半導体素子4の上
面に当接してから吸引口9での吸引を行う。
【0008】このようにしてから、ニ−ドル7で所定の
半導体素子4をウェハシート5の裏面から突き上げるよ
うにエジェクタ部2を動作させる。同時に吸引口9での
吸引を継続しながらコレット8を上方に移動させること
によって所定の半導体素子4はウェハシート5の表面か
ら剥ぎ取られ、コレット8の先端に吸着した状態で取り
上げられる。
【0009】さらに、移動支持機構1によってエジェク
タ部2の位置を移動させ、移送用アームによってコレッ
ト8の位置を変えて上述の一連の動作を繰り返すことに
よって半導体素子4のウェハシート5からの剥ぎ取り・
取上げが行われる。
【0010】しかしながら上記の従来技術においては、
半導体素子4のニ−ドル7による突き上げの動作とコレ
ット8によるウェハシート5からの剥ぎ取り・取り上げ
の動作が同期した適正なものでないと、半導体素子4に
ひび割れや欠け、割れ等が発生し製品不良を生み出して
しまうことになる。すなわち、コレット8が半導体素子
4に接触する際の衝撃や振動等のコレット8の荷重、コ
レット8による半導体素子4の取り上げ速度及びタイミ
ングのずれなどに不良発生の頻度が大きく依存するもの
となっている。そして製品不良が発生した場合には、歩
留が低下すると共に不良となったものの剥ぎ取り・取り
上げを行ってしまい装置の稼働率が低下してしまうこと
になる。
【0011】このため、日々の製品品質のチェックや装
置の点検は不可欠のものであり、また不良の発生を低減
するようコレット8の半導体素子4への接触の際の衝撃
や振動を極力小さくしたり、コレット8の動作を決める
カム曲線やサーチスピード、取り上げの速度を最適な条
件に設定する必要があるが、この装置の最適動作条件の
設定と維持は困難なものとなっている。
【0012】さらに、半導体素子4がGa系の化合物半
導体を用いて構成されているものでは破損し易いため、
品質のチェックや装置の点検、装置の最適動作条件の設
定・維持は非常に困難なものとなっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は半
導体素子の突上げ部材による突き上げの動作と、ウェハ
シートからの取上げ部材による剥ぎ取り・取り上げの動
作が同期した適正なもののとし適正に維持することが困
難で、取り上げる際の衝撃等によって半導体素子が破損
してしまい製品の歩留を低下させてしまったり、また不
良となった半導体素子の取り上げも行ってしまう等して
装置稼働率が低いものとなってしまう虞があった。この
ような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的
とするところは装置の最適動作条件の設定と維持がやり
易く、製品の歩留や装置稼働率が向上する半導体製造装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、複数の半導体素子が表面に配列されたウェハシート
を保持する保持部と、ウェハシートの裏面側から半導体
素子を突き上げる突上げ部材と、この突上げ部材で突き
上げられた半導体素子をウェハシートの表面から取り上
げる取上げ部材と、半導体素子の突き上げ時に突上げ部
材に加わる荷重を検知する荷重検知部と、この荷重検知
部の検知信号に基づき半導体素子の状態を判別する判別
部とを具備したことを特徴とするものであり、さらに、
判別部で、予め記憶された衝撃荷重波形と荷重検知部が
検知した衝撃荷重の波形とを比較して半導体素子の状態
を判別するようにしたことを特徴とするものであり、さ
らに、判別部で、予め設定された良否基準と荷重検知部
の検知信号とを比較して半導体素子の良否の判別を行
い、良と判定された前記半導体素子を取上げ部材で取り
上げるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記のように構成された半導体製造装置は、半
導体素子をウェハシート上から取り上げる際にウェハシ
ートの裏面側から突き上げる突上げ部材に加わる荷重を
荷重検知部で検知し、検知信号に基づき半導体素子の状
態を判別するようにしている。それにより突上げ部材で
ウェハシートの裏面側を突き上げた時に得られるウェハ
シート上の半導体素子の状態に応じた衝撃荷重が荷重検
知部で検知され、この検知信号に基づき判別部で半導体
素子の状態が判別できる。このため、判別結果によって
半導体素子の状態に応じた対応ができることとなり、装
置の最適動作条件の設定や維持がやり易くなり、製品の
歩留や装置の稼働率が向上したものとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4を参
照して説明する。図1は要部を縦断面図にして示す概略
の構成図であり、図2はコレット及びニードルの垂直方
向の動きを示すタイミング図であり、図3は半導体素子
の取り上げ過程でのコレットとニードルの動きを説明す
るための図であり、図4は荷重検知部の荷重検知信号の
波形図である。
【0017】図1乃至図4において、11は図示しない
装置基体に設けられた移動支持機構であり、12は移動
支持機構11に設けられたエジェクタ部である。移動支
持機構11は紙面に直交する水平面内でX軸−Y軸方向
に移動し、図示しないマーク検出部によって対象物の位
置決めマーク等を検出して所定の位置にエジェクタ部1
2を停止させるようになっている。
【0018】また、13は装置基体に設けられた支持台
で、この支持台13は半導体素子14が粘着性を有する
表面に配列・貼付されたウェハシート15を、その周縁
部を固定することによって水平に支持するようになって
いる。16はエジェクタ部12に軸方向を垂直にして設
けられた径大部分と径小部分を有する円筒状のホルダで
あり、その径小部分の上端はウェハシート15の裏面に
小間隙を設けて対向配置されている。
【0019】さらにホルダ16は、その内部が図示しな
い吸引源によって減圧状態とすることが可能となるよう
になっていて、減圧状態ではウェハシート15を吸引
し、ホルダ16の上端をウェハシート15の裏面に当接
して保持する。そして常圧状態に戻すことによって再び
ホルダ16の上端とウェハシート15の裏面との間に小
間隙が形成され、ホルダ16によるウェハシート15の
保持が解除されるようになっている。
【0020】17は突上げ部材であるニードルで、これ
はホルダ16の径小部分内に互いの軸方向を一致させ、
金属あるいはダイヤモンド製の尖端部位を上側にして配
置されている。そしてニードル17の下端部には、ホル
ダ16の径大部分に円筒の軸方向に作用軸方向を一致さ
せるようにして収納された荷重検知部18のロードセル
19の片端部が接続されている。
【0021】またロードセル19の他端部は、ニードル
17の尖端部位が上下方向に進退するようエジェクタ部
12に取り付けられている。なお、ニードル17の垂直
方向の動きのタイミングは図2に動作線Nの通りであ
り、ニードル17は尖端部位が進退することによりウェ
ハシート15を裏面側から突き上げたり、突き上げを止
めたりするように動作し、この動作に応じてニードル1
7に作用する軸方向の荷重の変化がロードセル19から
荷重検知信号として出力される。
【0022】さらに、20は半導体素子14の取上げ部
材である金属製のコレットで、これは装置基体に設けら
れた図示しない移送用アームの先端部に取り付けられて
いる。またコレット20の先端には半導体素子14を吸
着するための吸引口21が開口しており、この吸引口2
1は図示しない吸引源に接続されていて、減圧状態にし
たり常圧状態にしたりすることによって、コレット20
の先端に半導体素子14を吸着させたり、吸着を解除し
たりすることが可能となっている。
【0023】なお、半導体素子14を吸着して取り上げ
る過程でのコレット20の垂直方向の動きのタイミング
は、図2に示す動作線Mの通りのものとなっている。そ
して図3に示すようにニードル17とコレット20の共
同した一連の垂直方向の動きによってウェハシート15
からのコレット20による半導体素子14の取り上げが
行われる。
【0024】一方、22はロードセル19の荷重検知部
18で出力された荷重検知信号の増幅等の前処理を行う
波形増幅器で、信号線23を介して入力された信号を増
幅して次段の判別部24に出力する。また判別部24に
は、設定部25及びメモリ部26が接続された演算部2
7が接続されていると共に、判別部24からの出力は装
置の制御部28に入力されるようになっている。なお、
29は制御部28に接続され装置の動作状況や制御状
況、荷重検知部18の出力等をモニタするモニタ部であ
り、判別部24、設定部25、メモリ部26及び演算部
27により波形診断計器が構成される。
【0025】そしてメモリ部26には設定部25から予
め各種の半導体素子14における種々の状態での衝撃荷
重波形が設定され記憶されている。この設定は、例えば
半導体素子14が正常品である場合やひび割れや欠け、
割れ等により製品不良となっている場合、コレット20
が半導体素子14を吸着して取り上げることができた場
合や取り上げられなかった場合など各状態が検知できる
ように、装置の通常動作を行う前に先ず設定動作を行
う。
【0026】それは設定動作を行うことで各状態でのニ
ードル17から得られる衝撃荷重波形を判別部24を介
して演算部27に入力し、設定部25によって判別基準
波形の加工を行う。加工は、図4に示すように正常半導
体素子14を吸着して取り上げることができた場合の基
準波形Pを基にして上限波形Q、下限波形Rを得るよう
に行うものであり、他の各状態での波形の特徴部分を一
般化する等して判別基準波形を得るために行う。この加
工により得られた判別基準波形はメモリ部26に記憶さ
れて設定を終了する。
【0027】そして判別基準波形が設定された後、装置
の通常動作を行わせる。この動作時にロードセル19か
ら得られるニードル17の衝撃荷重は、荷重検知部18
からの荷重検知信号として判別部24に入力され、ここ
で検知された衝撃荷重波形とメモリ部26に記憶されて
いる判別基準波形との比較が行われ、半導体素子14の
状態の判別が行われる。
【0028】判別結果は制御部28に入力され、例えば
欠けが生じ製品不良の状態にあると判別されるとその半
導体素子14を吸着しないようにコレット20の吸引口
21による吸引を停止するように制御する。この後、次
の半導体素子14の吸着を行うべく移動支持機構11や
エジェクタ部12、さらにコレット20を先端部に有す
る移送用アームなどの動作を制御する。なおこの一連の
制御状況や動作状況、さらには個々の半導体素子14の
衝撃荷重波形についてはモニタ29によって常時モニタ
される。
【0029】このように構成されているものでは、ウェ
ハシート15からのコレット20による半導体素子14
の取り上げは以下のように行われる。先ず、支持台13
に半導体ウェハから切り分けられた複数の半導体素子1
4が表面に貼付されているウェハシート15を支持させ
る。次いで、図3のタイミングAのように移動支持機構
11によってニードル17が所定の半導体素子14が貼
付されている部位のウェハシート15の裏面に位置する
ようにし、同時に移送用アームによってコレット20の
吸引口21が同じ半導体素子14の直上に位置するよう
にする。
【0030】続いて図3のタイミングBのように、吸引
源を動作させてホルダ16内を減圧し上端にウェハシー
ト15の裏面を吸引させて保持させる。またコレット2
0の先端を半導体素子14の上面に近接させる。
【0031】次に図3のタイミングCの時点で、ニ−ド
ル17の尖端で所定の半導体素子4をウェハシート15
の裏面から突き上げるようにエジェクタ部12を動作さ
せる。同時にコレット20の吸引口21での吸引を吸引
源を動作させて開始し、吸引を継続させるようにしなが
ら移送用アームを動作させてコレット20の上方への移
動をニ−ドル17の突き上げ動作に同期させて開始させ
る。
【0032】さらにコレット20とニ−ドル17を同速
度で上方に移動させ、タイミングCの時点から20ms
ec〜30msec経過後の図3のタイミングDの時点
で、コレット20の上方への移動のストロークがニ−ド
ル17の突き上げのストロークを越える。そして、これ
から図3のタイミングEの時点までの間は、コレット2
0は上方への移動を継続しているもののニ−ドル17は
位置が変わらないため両者の間隔は大きくなり、半導体
素子14はコレット20の先端に吸着された状態でウェ
ハシート15の表面からの剥ぎ取られ、取り上げられ
る。
【0033】このような過程を経て半導体素子14のウ
ェハシート15からの取り上げが行われ、この際にニ−
ドル17が受ける荷重変化は、主にタイミングCからタ
イミングDにかけての衝撃荷重であって、ロードセル1
9から荷重検知部18の荷重検知信号として判別部24
に入力される。この信号がメモリ部26に記憶されてい
る図4に示す上限波形Qと下限波形Rの間の値を取る衝
撃荷重波形であれば、判別部24で比較・判別が行われ
てひび割れや欠け、割れ等もなく、また発生させること
なくウェハシート15からの剥ぎ取りが行われ、正常な
取り上げが実施されたことが判別部24で判別される。
【0034】そして所定の場所に取り上げた半導体素子
14の移送を行い、この移送が済むとニ−ドル17やコ
レット20の場所を変えて所定の半導体素子14の取り
上げの過程が再び開始され、ウェハシート15上に配列
された半導体素子14の取り上げが終了するまでの一連
の動作が繰り返し行われる。さらにニ−ドル17による
突き上げ動作とコレット20での取上げ動作のタイミン
グに少しのずれが生じ、検知された衝撃荷重波形が基準
波形Pと若干異なってきた場合には、衝撃荷重波形が基
準波形Pに近いものとなるよう制御部28でのタイミン
グのずれの修正がなされる。
【0035】また、例えば図4のS点での最初の衝撃荷
重が上限波形Qでの対応値を越えるものであった場合に
は、タイミングCでニ−ドル17の最初の突き上げ力が
大きく作用して半導体素子14を破損させた可能性があ
ると判別され、この判別内容が判別部24から制御部2
8に出力されて直ちにコレット20での取り上げ動作が
中断される。そして次の半導体素子14の取り上げの動
作を始める。
【0036】また、例えば図4のT点での衝撃荷重が上
限波形Qと下限波形Rの間に入らなかった場合には、タ
イミングDでコレット20が半導体素子14を吸引力が
弱い等のために取り上げることができなかったとか、ウ
ェハシート15の接着力が強く半導体素子14が剥がれ
ず取り上げることができなかったとかなどの事態の発生
が、その衝撃荷重波形によって判別される。
【0037】以上のように構成されているため、半導体
素子14のニ−ドル17による突き上げとコレット20
での取り上げの一連の動作が、荷重検知部18の検知す
る荷重検知信号と予め設定された判別基準波形とを比較
し、その様子が監視されると共に比較結果に基づいて所
定の許容範囲内の波形となるように制御される。そのた
め一連の動作が同期した適正なものとなり、半導体素子
14でのひび割れや欠け、割れ等の発生が抑制されて製
品不良は少なくなり、歩留が向上する。
【0038】また、コレット20での取り上げの動作も
荷重検知信号と判別基準波形との比較によって行われ正
常なもの以外の取り上げが行われないため、不良となっ
たものの剥ぎ取り・取り上げが行われず、装置の稼働率
は向上する。
【0039】さらに、タイミングのずれの修正がなされ
ながら動作するために製品品質のチェックや装置の点検
等を日々行わなくてもよくなり、装置の最適動作条件の
設定や維持もやり易いものとなる。
【0040】尚、上記の実施例においては、判別部24
で予め設定した判別基準波形と荷重検知部18で検知し
た荷重検知信号に基づく衝撃荷重波形との比較を行い、
比較結果により半導体素子14の状態の判別を行ってい
るが、予め所定の複数の時点での基準値の範囲を設定し
ておき、これらの範囲と荷重検知信号の値とを比較して
半導体素子14の状態の判別を行い、判別した結果によ
って制御部で装置の制御を行うようにしてもよい。さら
に予め良否を判別する判別基準値を所定の時点、例えば
タイミングCに設定しておき、判別部で良否の判別基準
値と荷重検知信号とを比較し、判別基準値を越えないも
のを良品として判断するようにすると共に、この結果に
基づき制御部で良品のみをコレット20によって取り上
げるように制御を行ってもよい。
【0041】また、荷重検知部18をロードセル19を
用いて構成しているがこれに限定されるものではなく、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して本発明は実施し
得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、半導体素子をウェハシート上から取り上げる際にウ
ェハシートの裏面側から突き上げる突上げ部材に加わる
荷重を荷重検知部で検知し、検知信号に基づき半導体素
子の状態を判別する構成としたことにより、装置の最適
動作条件の設定や維持がやり易くなり、製品の歩留や装
置の稼働率が向上する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を要部を縦断面図にして示す
概略の構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるコレット及びニード
ルの垂直方向の動きを示すタイミング図である。
【図3】本発明の一実施例における半導体素子の取り上
げ過程でのコレットとニードルの動きを説明するための
図である。
【図4】本発明の一実施例における荷重検知部の荷重検
知信号の一例を示す波形図である。
【図5】従来例の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
14…半導体素子 15…ウェハシート 16…ホルダ 17…ニードル 18…荷重検知部 19…ロードセル 20…コレット 22…波形増幅器 24…判別部 26…メモリ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子が表面に配列されたウ
    ェハシートを保持する保持部と、前記ウェハシートの裏
    面側から前記半導体素子を突き上げる突上げ部材と、こ
    の突上げ部材で突き上げられた前記半導体素子を前記ウ
    ェハシートの表面から取り上げる取上げ部材と、前記半
    導体素子の突き上げ時に前記突上げ部材に加わる荷重を
    検知する荷重検知部と、この荷重検知部の検知信号に基
    づき前記半導体素子の状態を判別する判別部とを具備し
    たことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 判別部で、予め記憶された衝撃荷重波形
    と荷重検知部が検知した衝撃荷重の波形とを比較して半
    導体素子の状態を判別するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 判別部で、予め設定された良否基準と荷
    重検知部の検知信号とを比較して半導体素子の良否の判
    別を行い、良と判定された前記半導体素子を取上げ部材
    で取り上げるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の半導体製造装置。
JP21462893A 1993-08-31 1993-08-31 半導体製造装置 Expired - Fee Related JP2818363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21462893A JP2818363B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21462893A JP2818363B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半導体製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0766269A true JPH0766269A (ja) 1995-03-10
JP2818363B2 JP2818363B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=16658891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21462893A Expired - Fee Related JP2818363B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 半導体製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2818363B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777968B1 (en) * 1999-10-06 2004-08-17 Tokyo Electron Limted Probing method and probing apparatus in which steady load is applied to main chuck
US7009415B2 (en) 1999-10-06 2006-03-07 Tokyo Electron Limited Probing method and probing apparatus
JP2008300437A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Osaki Engineering Co Ltd ピックアップ装置およびピックアップ方法
JP2009124120A (ja) * 2007-10-22 2009-06-04 Hitachi Chem Co Ltd ピックアップ成功性の評価方法及びこれに用いられる評価装置
CN107665834A (zh) * 2016-07-29 2018-02-06 创新服务股份有限公司 精密组装机
CN108281373A (zh) * 2017-12-15 2018-07-13 华灿光电(浙江)有限公司 一种发光二极管芯片的拾取装置
CN110832960A (zh) * 2017-07-04 2020-02-21 株式会社富士 元件安装装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4218816B2 (ja) 2000-02-15 2009-02-04 東京エレクトロン株式会社 針荷重測定方法、検査方法及び検査装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777968B1 (en) * 1999-10-06 2004-08-17 Tokyo Electron Limted Probing method and probing apparatus in which steady load is applied to main chuck
US7009415B2 (en) 1999-10-06 2006-03-07 Tokyo Electron Limited Probing method and probing apparatus
JP2008300437A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Osaki Engineering Co Ltd ピックアップ装置およびピックアップ方法
JP2009124120A (ja) * 2007-10-22 2009-06-04 Hitachi Chem Co Ltd ピックアップ成功性の評価方法及びこれに用いられる評価装置
CN107665834A (zh) * 2016-07-29 2018-02-06 创新服务股份有限公司 精密组装机
CN107665834B (zh) * 2016-07-29 2023-01-06 创新服务股份有限公司 精密组装机
CN110832960A (zh) * 2017-07-04 2020-02-21 株式会社富士 元件安装装置
EP3651561A4 (en) * 2017-07-04 2020-07-15 Fuji Corporation COMPONENT MOUNTING DEVICE
CN108281373A (zh) * 2017-12-15 2018-07-13 华灿光电(浙江)有限公司 一种发光二极管芯片的拾取装置
CN108281373B (zh) * 2017-12-15 2020-07-07 华灿光电(浙江)有限公司 一种发光二极管芯片的拾取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2818363B2 (ja) 1998-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910006969B1 (ko) 칩 실장장치
US20080023149A1 (en) Semiconductor wafer mount apparatus
JP4918537B2 (ja) 半導体ウエハの保護テープ剥離方法および保護テープ剥離装置
WO2015079843A1 (ja) 分類装置、分類方法、分類プログラム、移載装置、移載方法及び移載プログラム
JP5028233B2 (ja) 半導体ウエハの保護テープ切断方法および保護テープ切断装置
KR102219591B1 (ko) 반도체 제조 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
US8021509B2 (en) Method for affixing adhesive tape to semiconductor wafer, and apparatus using the same
WO2017119028A1 (ja) 欠陥検査装置
JPH0766269A (ja) 半導体製造装置
KR20140108098A (ko) 점착 테이프 절단 방법 및 점착 테이프 절단 장치
KR102378964B1 (ko) 점착 테이프 박리 방법 및 점착 테이프 박리 장치
KR20160024753A (ko) 점착 테이프 박리 방법 및 점착 테이프 박리 장치
US7062999B2 (en) Inverted vertical lathe
KR20190126249A (ko) 절삭 장치
US11901234B2 (en) Method of processing wafer, and chip measuring apparatus
JPH09181150A (ja) 半導体チップのピックアップ装置及びこれを用いたピックアップ方法
JPH05183022A (ja) チップ自動選別搬送装置
JP5381046B2 (ja) 半導体ウェーハのスクライブ装置、およびそれを備えたスクライブシステム
WO2014185446A1 (ja) 半導体チップのピックアップ装置
JP7446029B1 (ja) 部品検査装置
JP7399461B2 (ja) 加工状態検査装置及びプレス加工システム
JPH01210249A (ja) ポンチ折損検出方式
KR101974340B1 (ko) 모로섬 검출장치
JPH06275665A (ja) ダイボンダ及びその駆動制御方法
EP1098351A2 (en) Apparatus detecting misalignment of processing semiconductor wafers in a cassette and associated methods

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070821

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100821

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100821

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110821

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110821

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees