JPH0765901A - スイッチ付きコネクタ - Google Patents

スイッチ付きコネクタ

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JPH0765901A
JPH0765901A JP5213864A JP21386493A JPH0765901A JP H0765901 A JPH0765901 A JP H0765901A JP 5213864 A JP5213864 A JP 5213864A JP 21386493 A JP21386493 A JP 21386493A JP H0765901 A JPH0765901 A JP H0765901A
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Toru Hashiguchi
徹 橋口
Kusuki Mori
楠樹 森
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Sharp Corp
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Sharp Corp
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器内への基板と垂直方向に移動する部材と
連動させてスイッチの短絡、開放ができること。 【構成】 ロック部材30をロック位置から非ロック位
置まで上方移動させることで、ロック部材30のカム部
31によって押圧されてスイッチコンタクト10の自由
端部13が移動し、接触バネ片11、12が導通し、結
線部14a,14bの間が短絡して基板の回路をONま
たはOFFする。またロック部材30を非ロック位置か
らロック位置まで下方移動させることで、カム部31に
よる押圧が解除され、一方の接触バネ片12が元の位置
に復帰し、結線部14a,14b間の電気的導通が断た
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチ付きコネクタに
関し、特に、ICカード、メモリカードなどのカードを
嵌合した状態から離脱するための機構を備えているスイ
ッチ付きコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント回路基板のような基板
(図示せず)の一面に形成されている回路を短絡又は開
放するスイッチとしては、図9乃至図11に示すよう
に、機器の外装部110に取り付けられているスイッチ
板120と、このスイッチ板120の一面に設けられて
いるスイッチつまみ121と、スイッチつまみ121と
は反対のスイッチ板120の他面に設けられている導電
性のコンタクト130とを有しているものがある。コン
タクト130は、ばね板形状に形成されており、その中
間部がスイッチ板120に固定されている。コンタクト
130の両端部には、接点部131がそれぞれ形成され
ている。各接点部131は、前述したように基板の回路
を短絡又は開放するものである。
【0003】また、スイッチ板120は、基板面に対し
て平行移動が可能なように機器の外装板110に取り付
けられている。各接点部131は、前述したように基板
面に形成されている回路を短絡又は開放するものであ
り、基板には、図10及び図11に示すように基板の回
路に基板上で接続されている導電部であるパッド部14
1に摺接されるものである。
【0004】今、スイッチ板120を基板面に対して平
行にスライド操作することで、基板の回路は短絡、開放
する。即ち、スイッチつまみ121を操作して、スイッ
チ板120を図10に示した位置にスライドさせた状態
では、各接点部131、131がパッド部141、14
1にそれぞれ弾性接触しているため、パッド部141、
141が短絡されるので基板の回路が導通して短絡状態
となる。また、スイッチ板120を図11に示した位置
にスライドさせた状態では、パッド部141、141の
間が非導通となり基板の回路が開放状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスイッ
チでは、スイッチ板120を基板面と平行方向に移動さ
せて短絡、開放操作をする構成であるため、スイッチ板
120の移動方向が基板方向と平行にならなければなら
ないという制約がある。このため、例えば基板方向と垂
直方向に移動する部材と連動して上記のようなスイッチ
機能を持たせる場合には、上記従来構造を適用すること
が困難であるという問題がある。
【0006】そこで、機器の外装部110内に基板と垂
直な方向の移動で回路を短絡、開放する別体のスイッチ
部品を組み込み、回路を短絡、開放動作をさせる構成と
することも考えられる。ところがこの場合には、スイッ
チ部品を別にした分だけ構造が複雑となってコストアッ
プを招くという問題がある。
【0007】それ故に、本発明の課題は、機器内への基
板と垂直方向に移動する部材と連動させてスイッチを短
絡、開放させることができるスイッチ付きコネクタを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、相手側
コネクタの導電性の相手コンタクトに対して接触、離脱
させる方向に移動できるように前記相手側コネクタを嵌
合させるフレームを有し、該フレームには、前記相手コ
ンタクトに接続する導電性のコンタクトと、前記接触、
離脱方向に進退自在にイジェクタと、該イジェクタの進
行動作により前記相手コンタクトを前記コンタクトに対
して離脱させる方向に前記相手側コネクタを移動させる
レバ−と、前記イジェクタと係合して前記イジェクタを
ロックするロック部材と、前記ロック部材に連動して短
絡、開放する導電性のスイッチコンタクトとを具備して
いるスイッチ付きコネクタにおいて、前記スイッチコン
タクトは、伸延方向及び変形方向で互いにずれた位置に
配置した少なくとも2個の接触バネ片と、該接触バネ片
に設けた接点部と、前記フレームを基板に実装した状態
で、前記接触バネ片の一端に接続され前記基板の前記回
路に電気的に接続される結線部と、前記接触バネ片の自
由端部に設けた係合部とを有し、前記ロック部材は、前
記基板面に対して垂直方向に移動可能であって、前記ロ
ック部材の移動によって前記接触バネ片の前記係合部に
係合して前記接触バネ片を変形させるカム部を有してい
ることを特徴とするスイッチ付きコネクタが得られる。
【0009】また本発明によれば、前記結線部は、前記
基板面に対して垂直方向に弾性変形可能であって、前記
フレームから前記基板側へ突出しており、前記基板に前
記フレームを実装した状態で弾性接触して前記基板の前
記回路に導通していることを特徴とするスイッチ付きコ
ネクタが得られる。
【0010】
【作用】本発明のスイッチ付きコネクタによると、相手
側コネクタの装着状態において、ロック部材を非ロック
位置からロック位置まで下方移動させることで、イジェ
クタが固定され、そのスライド移動が規制される。同時
に、ロック部材のカム部による押圧が解除されるため、
一方の接触バネ片が弾性によって元の位置に復帰し、こ
れにより結線部間の電気的導通が断たれる。
【0011】更に、上記の状態において、ロック部材を
ロック位置から非ロック位置まで上方移動させれば、イ
ジェクタの固定が解除されてそのスライド移動が可能に
なる。また、カム部による押圧により自由端部が移動
し、一対の接触バネ片が導通し、結線部間が短絡する。
このようにして、ロック部材の上下移動によってスイッ
チコンタクトを短絡,開放動作させることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明のスイッチ付きコネクタの一実
施例を図1乃至図8を用いて説明する。
【0013】まず、図1、図2及び図3を参照して、ス
イッチ付きコネクタは、基板に実装されるものであっ
て、相手側コネクタ(図3を参照)1の導電性の相手コ
ンタクトに対して接触、離脱させる方向に移動できるよ
うに相手側コネクタ1を嵌合させる電気絶縁性のフレー
ム本体20を有している。フレーム本体20には、この
フレーム本体20に枢着されたレバー50と、このフレ
ーム本体20に接触、離脱方向に進退自在に設けられ、
進行動作により相手コンタクトを離脱させる方向に移動
させるためのイジェクタ40と、イジェクタ40の動作
をロックするスイッチつまみ兼用のロック部材30と、
導電性のスイッチコンタクト10とが設けられている。
このスイッチ付きコネクタは、図示しない機器本体内に
基板と共に組込まれて用いられるものである。ロック部
材は、イジェクタ40の誤操作による相手側コネクタ1
の電気的破壊を防止するとともに、スイッチコンタクト
10の短絡、開放動作を行うものである。
【0014】フレーム本体20は、ガイドフレーム21
と、このガイドフレーム21に結合されているコンタク
トフレーム22とを有している。ガイドフレーム21
は、互いに平行に間隔をもって配されている第1及び第
2のガイドフレーム部211,212と、第1及び第2
のガイドフレーム部211,212の一端部を接続した
保持フレーム部213とを有している。ガイドフレーム
21は、第1及び第2のガイドフレーム部211,21
2並びに保持フレーム部213によって、平面略コ字状
に作られている。
【0015】コンタクトフレーム22は、第1及び第2
のガイドフレーム部211,212の他端面に突き当た
るように一端面を対向させ、かつ第1及び第2のガイド
フレーム部211,212のそれぞれと同様に互いに平
行に間隔をもってのびている第1及び第2のコンタクト
フレーム部221,222を有している。
【0016】ガイドフレーム21とコンタクトフレーム
22とは、第1及び第2のガイドフレーム部211,2
12の他端面のそれぞれから第1及び第2のコンタクト
フレーム部221,222の外壁面に沿ってのびている
一対の係合片21aと、第1及び第2のコンタクトフレ
ーム部221,222の外壁面に形成されている一対の
係合溝部22aとをそれぞれ相互嵌合することによって
結合されている。
【0017】このように、ガイドフレーム21とコンタ
クトフレーム22とを結合した状態では、フレーム20
の内側に、ICカードやメモリカード等の薄いカード形
状の相手側コネクタ1を収容可能な大きさの中空部23
が形成されている。
【0018】第1及び第2のガイドフレーム部211,
212には、相手側コネクタ1の両側縁を摺動自在に受
け入れて中空部23に案内するための断面凹状のガイド
部21b、21cが形成されている。なお、ガイド部2
1b、21cは、第1及び第2のガイドフレーム部21
1,212を結合した第1及び第2のコンタクトフレー
ム部221,222にも引き続き形成されている。
【0019】第1及び第2のガイドフレーム部211,
212の一端部、即ち保持フレーム部213が位置して
いる部分には、相手側コネクタ1を中空部23に向けて
挿入したり、中空部23から相手側コネクタ1を引き出
すための挿入口24が形成されている。また、第2のガ
イドフレーム部212の他端部近傍には、その外壁面に
ガイド部21cに沿ってイジェクタ40をスライド自在
に保持するホルダ部21dが形成されている。
【0020】なお、図2のみに示されているように、第
1のガイドフレーム部211には、アースラグ61とグ
ランディングラグ62が取付けられている。アースラグ
61とグランディングラグ62は、基板にフレーム本体
20に基板を搭載して固定した際に、基板(図5を参
照)2のアース用導電部及びグランド用導電部に電気的
に接続されるものである。
【0021】さらに、コンタクトフレーム22には、第
1及び第2のコンタクトフレーム部221,222と同
方向にピンコンタクトのような多数の導電性コンタクト
22bが並設されて固定されている。コンタクトフレー
ム22において相手側コネクタの挿入先端面に対向する
対向側には、相手側コネクタの先端部を受容するための
空間22cが形成されている。空間22cは、第1及び
第2のコンタクトフレーム部221,222のガイド部
21b、21cと、コンタクトフレーム22を構成する
上下の2枚の板材22eとによって囲まれた部分であ
る。また、コンタクトフレーム22には、一方のガイド
部21cの基部近傍にレバー50が組み付けられてい
る。レバー50には、上下面に回転軸53が形成されて
いる。回転軸53は、2枚の板材22eに形成されてい
る軸受孔22dに回動可能に嵌合されている。さらに、
レバー50は、回転軸53を直交する一側方向にのびて
いる押出し部54と、一側方向とは反対方向の他端側に
のびてイジェクタ40の先端部41によって押圧される
押圧部52とを有している。
【0022】図3では相手側コネクタ1が挿着されてい
る状態を示している。この状態でロック部材30のロッ
ク状態を解除すると、イジェクタ40がスライド可能と
なり、イジェクタ40をスライドさせて先端部41によ
り押圧部52を押圧する。この操作によって、レバー5
0は回転軸53を中心として回転する。この際、押出し
部54によって押出し部54の回転範囲内で相手側コネ
クタ1が空間22cから少し押出される。このため、相
手側コネクタ1の相手コンタクトとコンタクト22bと
を非接触状態にすることができる。
【0023】また、レバー50には上下2つの回転軸5
3の間に凹所55が形成されている。この凹所55によ
り、フレーム20に嵌合された相手側コネクタ1の先端
側の角部とレバー50との接触防止が図れる。さらに、
回転軸53は、その一部が空間22c内に位置する場合
でも空間22cへの相手側コネクタの侵入が阻止されな
いように寸法が規定されている。
【0024】イジェクタ40は、図4にも示すように、
ガイド部21cの外側で、第2のガイドフレーム212
に沿ってコンタクトフレーム22の側部にまで延びてい
る。イジェクタ40の先端部41は、レバー50の押圧
部52に当接している。また、イジェクタ40の中間部
分に形成されている取付片42と、第2のガイドフレー
ム212の中間部分に形成されている係止片21eとの
間には、コイル状のばね部材43が介在されている。そ
して、相手側コネクタ1が空間22cに収容された状態
において、イジェクタ40を図3に示すII方向に押圧す
ることで、レバー50が図3において反時計方向に回動
し、レバー50の押出し部54により相手側コネクタ1
が押出される。また押圧を解けば、ばね部材43の弾性
によってレバー50は元の位置に復帰する。
【0025】ロック部材30は、第2のガイドフレーム
部212の一端部に設けられている凹所21f(図1を
参照)内に、相手側コネクタ1の厚み方向(図6におい
てはI方向)に移動できるように嵌合されている。この
嵌合状態においてロック部材30は、イジェクタ40の
基部44と対向している。ロック部材30の下部には係
合部32が設けられている。係合部32は、ロック部材
30がロック位置(図6において下側位置)にある時
に、イジェクタ40の基部44の内側の凹所45に係合
し、これによりイジェクタ40のスライドを阻止するよ
うにロック状態に保持している。またロック部材30が
非ロック位置(図6において上側位置)にある時にはイ
ジェクタ40は係合部32が凹所45に係合されていな
いためスライドが可能な状態となる。
【0026】なお、ロック部材30のロック位置と非ロ
ック位置との間の移動は、作業者が手動により行っても
良いし、またはコネクタが取り付けられる機器本体のス
イッチと電気的ないし機械的に連動する構成としても良
い。
【0027】ロック部材30は、係合部32と反対側に
スイッチコンタクト10を弾性変形させてスイッチコン
タクト10の短絡、開放動作をさせるためのカム部31
を有している。さらに、ロック部材30には、その一端
がロック部材30に固着された開閉部材33が取付けら
れている。開閉部材33の他端側は、挿入口24に面す
るように延出されており、ロック部材30がロック位置
にある場合には、図5にもっとも良く示されているよう
に、挿入口24を閉塞している。ロック部材30が非ロ
ック位置にあれば、挿入口24は解放される。
【0028】スイッチコンタクト10は、2枚の細長い
導電板を適宜折曲する等して作られた略同一形状の2個
の接触バネ片11、12と、接触バネ片11、12の一
端にそれぞれ接続された結線部14a,14bとを有し
ている。接触バネ片11、12には、互いに接離する接
点部11a,12aが形成されている。結線部14a,
14b間は絶縁されている。一方の接触バネ片12の接
点部12aは、ロック部材30の移動にともなって移動
するカム部31によって他方の接触バネ片11の接点部
11aに接離する。このスイッチコンタクト10は、2
個の接触バネ片11、12が第2のガイドフレーム部2
12に伸延方向及び変形方向にそれぞれずれた位置に配
置されている。なおスイッチコンタクト10は、図1及
び図5に示すように、フレーム本体20を基板2に取付
ける側の基板面に対向する面(図1において下側面)か
ら組み込まれて固定される。
【0029】結線部14a,14bは、基板2の回路に
接続する結線部分であり、図5にも示したように、第2
のガイドフレーム部212の下面から基板2側にやや突
出している。フレーム本体20が基板に実装された時に
は、結線部14a,14bが弾性変形し、基板2上のパ
ッド部や接点等の導電部に結線部14a,14bの先端
の平面部分が弾性接触する。なお、結線部14a,14
bを、基板2との接触個所である平面部分においてネジ
により基板2に固定しても良い。または、結線部14
a,14bの平面部分を基板2に半田付けして接続して
も良い。
【0030】そして、ロック部材30が、図6に示した
ように、下方にあるロック位置では、接触バネ片11,
12は、図7に示したように接点部11a,12aが離
間しており、結線部14a,14b間は導通されない。
一方、このロック位置からロック部材30を引上げて非
ロック位置とした場合、ロック部材30のカム部31に
押圧されていた接触バネ片12の自由端部13が移動
し、その際に接触バネ片12が弾性変形して、図8に示
すように、接点部11a,12aが接触する。このため
結線部14a,14b間が導通する。この実施例では、
結線部14a,14bは機器本体の電源に接続されてお
り、結線部14a,14b間が非導通(スイッチコンタ
クト10が開離した状態)の時には電源がONになり、
また結線部14a,14b間が導通(スイッチコンタク
ト10が閉成した状態)では電源がOFFになるように
結線がされている。よって、ロック部材30の操作によ
って電源をON、OFFすることができる。なお、スイ
ッチコンタクト10が短絡した時に電源がONに、同じ
く開離した時には電源がOFFとする構成としても良
い。
【0031】この実施例のスイッチ付きコネクタでは、
ロック部材30が非ロック位置にあって開閉部材33が
挿入口24を解放している状態において、相手側コネク
タ1を挿入口24から中空部23に押込むことで、相手
側コネクタ1が装着される。その際、コンタクトフレー
ム22のコンタクト22bと相手側コネクタ1の相手コ
ンタクトとが接触して、両者間が導通する。そしてロッ
ク部材30が非ロック位置にある場合には、ロック部材
30のカム部31によって押圧されてスイッチコンタク
ト10の自由端部13が移動し、接触バネ片11、12
が導通し、結線部14a,14b間が短絡する。
【0032】また、この相手側コネクタ1の装着状態に
おいて、ロック部材30を非ロック位置から図5に示し
たロック位置まで下方移動させることで、イジェクタ4
0が固定され、そのスライド移動が規制される。同時
に、ロック部材30のカム部31による押圧が解除され
るため、接触バネ片12が弾性によって元の位置に復帰
し、これにより結線部14a,14b間の電気的導通が
断たれる。
【0033】更に、上記の状態において、ロック部材3
0をロック位置から非ロック位置まで上方移動させれ
ば、イジェクタ40の固定が解除されてそのスライド移
動が可能になる。また、カム部31による押圧により自
由端部13が移動し、接触バネ片11、12が導通し、
結線部14a,14b間が短絡する。
【0034】このようにして、ロック部材30の上下移
動によってスイッチコンタクト10を短絡,開放動作さ
せることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明のスイッチ付きコネ
クタによれば、ロック部材の移動によって接触バネ片の
係合部に係合して前記接触バネ片を変形させるカム部を
有していることからフレーム本体を基板に実装した状態
で、基板と垂直方向に移動するロック部材に連動させて
スイッチコンタクトを短絡、開放できる。
【0036】また、結線部は、フレーム本体から基板側
へ突出しており、基板にフレーム本体を実装した状態で
弾性接触して基板の前記回路に導通することから、結線
部には基板への半田付けが不要となる。このため、フレ
ーム本体を基板に実装する際の工数を削減することがで
きる。また半田付けの際の半田ごてによる作業スペース
が不要となるので、結線部の配置に制約が少なくなり、
基板上における結線部の配置の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ付きコネクタの一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】図1のガイドフレームと、このガイドフレーム
に設けたイジェクタ及びロック部材を示す平面図であ
る。
【図3】図1のスイッチ付きコネクタを組立てた後の状
態を示す平面図である。
【図4】図1のイジェクタ及びロック部材を組立てた後
の状態を示す平面図である。
【図5】図3のスイッチ付きコネクタを挿入口から見た
正面図である。
【図6】図2におけるB−B線断面図である。
【図7】図3におけるスイッチコンタクトの説明図であ
り、接触バネ片が開放している状態を示した底面図でで
ある。
【図8】図3におけるスイッチコンタクトの説明図であ
り、接触バネ片が短絡している状態を示した底面図でで
ある。
【図9】従来のスイッチ付きコネクタの要部の分解斜視
図である。
【図10】図9のスイッチ付きコネクタの組立て後にお
いてスイッチが短絡している状態を示す要部の斜視図で
ある。
【図11】図9のスイッチ付きコネクタの組立て後にお
いてスイッチが開放している状態を示す要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 相手側コネクタ 2 基板 10 スイッチコンタクト 11、12 接触バネ片 11a、12a 接点部 13 自由端部 14a,14b 結線部 20 フレーム本体 21 ガイドフレーム 21d ホルダ部 22 コンタクトフレーム 23 中空部 24 挿入口 30 ロック部材 31 カム部 40 イジェクタ 41 先端部 43 ばね部材 50 レバー 120 スイッチ板 131 接点部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタの導電性の相手コンタク
    トに対して接触、離脱させる方向に移動できるように前
    記相手側コネクタを嵌合させるフレームを有し、該フレ
    ームには、前記相手コンタクトに接続する導電性のコン
    タクトと、前記接触、離脱方向に進退自在にイジェクタ
    と、該イジェクタの進行動作により前記相手コンタクト
    を前記コンタクトに対して離脱させる方向に前記相手側
    コネクタを移動させるレバ−と、前記イジェクタと係合
    して前記イジェクタをロックするロック部材と、前記ロ
    ック部材に連動して短絡、開放する導電性のスイッチコ
    ンタクトとを具備しているスイッチ付きコネクタにおい
    て、前記スイッチコンタクトは、伸延方向及び変形方向
    で互いにずれた位置に配置した少なくとも2個の接触バ
    ネ片と、該接触バネ片に設けた接点部と、前記フレーム
    を基板に実装した状態で、前記接触バネ片の一端に接続
    され前記基板の前記回路に電気的に接続される結線部
    と、前記接触バネ片の自由端部に設けた係合部とを有
    し、前記ロック部材は、前記基板面に対して垂直方向に
    移動可能であって、前記ロック部材の移動によって前記
    接触バネ片の前記係合部に係合して前記接触バネ片を変
    形させるカム部を有していることを特徴とするスイッチ
    付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記結線部は、前記基板面に対して垂直
    方向に弾性変形可能であって、前記フレームから前記基
    板側へ突出しており、前記基板に前記フレームを実装し
    た状態で弾性接触して前記基板の前記回路に導通してい
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチ付きコネク
    タ。
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