JPH0765772A - イオンビーム加工装置 - Google Patents

イオンビーム加工装置

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JPH0765772A
JPH0765772A JP21135193A JP21135193A JPH0765772A JP H0765772 A JPH0765772 A JP H0765772A JP 21135193 A JP21135193 A JP 21135193A JP 21135193 A JP21135193 A JP 21135193A JP H0765772 A JPH0765772 A JP H0765772A
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JP
Japan
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ion beam
frame memory
scanning
processing
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21135193A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Iwasaki
克彦 岩崎
Koji Takahashi
幸司 高橋
Masateru Hosu
真輝 保栖
Osamu Hosoda
治 細田
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工領域の状態をリアルタイムで観察できる
と共に、加工領域以外の材料表面のイオンビームによる
損傷を極力少なくすることができるイオンビーム加工装
置を実現する。 【構成】 比較的広い材料領域がイオンビームによって
走査されるよう制御コンピュータ17は偏向器制御回路
7やブランキング制御回路6を制御する。この走査によ
って発生した2次電子は検出器11によって検出され
る。検出信号は第1のフレームメモリ13に供給され
る。次に、加工動作に入り、より狭い材料領域で繰り返
しイオンビームの走査を行うように、制御コンピュータ
17は各回路を制御する。この時、検出信号は第2のフ
レームメモリ14に供給される。第3のフレームメモリ
15は文字情報を記憶するフレームメモリである。これ
ら3つのフレームメモリによって記憶された信号は、フ
レーム合成回路16に供給されて合成される。合成信号
は陰極線管18に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンビームを被加工
材料に照射し、イオンビームの照射部分をエッチングし
て加工するようにしたイオンビーム加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン源からのイオンを被加工材料上に
細く集束すると共に、材料上の特定領域でイオンビーム
を繰り返し走査すれば、その特定領域部分で材料をエッ
チングすることができ、その走査のパターンに応じた穴
や溝などを材料上に形成することができる。
【0003】このようなイオンビーム加工において、加
工場所を決めたり、加工の状態を観察するため、イオン
ビームを材料上で走査し、その走査に基づいて得られた
2次電子などを検出し、イオンビームの走査に同期して
2次電子検出信号を陰極線管に供給して、材料の走査像
を得るようにしている。この動作を図1を参照して更に
詳細に説明する。
【0004】図1でS1は材料表面の観察を行うための
領域であり、この試料領域S1でイオンビームは走査さ
れる。この走査に基づいて材料から得られた2次電子を
検出し、この検出信号をフレームメモリに供給して記憶
する。このフレームメモリに記憶された像信号は、適宜
読み出されて陰極線管上に表示される。像を観察して加
工領域S2を特定すると、次にイオンビームをこの決定
した加工領域S2上で繰り返し走査する。この走査の
間、2次電子検出信号はフレームメモリに供給されず、
その結果、陰極線管上には最初の領域S1のイオンビー
ムの走査に基づく走査像が継続して表示される。加工途
中で加工領域S2の状態を観察するためには、イオンビ
ームの走査をS2からS1に切り換え、すなわち、加工領
域S2での加工動作を一時的に停止し、その時、フレー
ムメモリに2次電子検出信号を供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した加工方式で
は、加工領域S2でイオンビームを繰り返し走査し加工
しているときには、その状態をリアルタイムで観察する
ことができない。また、加工状態を頻繁に観察するため
には、その都度領域S1でのイオンビームの走査を行わ
ねばならない。しかしながら、この走査を行うと、頻繁
に領域S2以外の材料表面がイオンビームの照射によっ
て損傷を受けることになってしまう。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、加工領域の状態をリアルタイムで
観察できると共に、加工領域以外の材料表面のイオンビ
ームによる損傷を極力少なくすることができるイオンビ
ーム加工装置を実現するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくイオンビ
ーム加工装置は、イオン源と、イオン源から発生したイ
オンビームを被加工材料上に細く集束するための集束手
段と、被加工材料上でイオンビームを2次元的に走査す
るための走査手段と、材料へのイオンビームの照射によ
って発生した信号を検出する検出器と、比較的広い第1
の材料領域のイオンビームの走査に基づく検出器からの
検出信号を記憶する第1のフレームメモリと、第1の材
料領域の内の特定の狭い第2の領域におけるイオンビー
ムの繰り返し走査に基づく検出信号を記憶する第2のフ
レームメモリと、第1のフレームメモリの像信号と第2
のフレームメモリの像信号とを合成する合成手段と、合
成手段からの信号に基づいて像を表示する表示手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に基づくイオンビーム加工装置は、2つ
のフレームメモリを設け、その一方には比較的広い第1
の材料領域のイオンビームの走査に基づく検出器からの
検出信号を記憶させ、他方のフレームメモリには、第1
の材料領域の内の特定の狭い第2の領域におけるイオン
ビームの繰り返し走査に基づく検出信号を記憶させ、両
フレームメモリの記憶信号を合成した信号を陰極線管に
導いて走査像を表示する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の一実施例であるイオンビー
ム加工装置を示しており、図中1はイオン源であり、イ
オン源1から発生したイオンビームIBは、電子レンズ
2によって被加工材料3上に細く集束される。イオンビ
ームIBの光軸に沿ってブランキング電極4、偏向器5
が配置されているが、ブランキング電極4にはブランキ
ング制御回路6からブランキング信号が供給され、偏向
器5には偏向器制御回路7から偏向信号が供給される。
【0010】被加工材料3は移動ステージ8上に載せら
れているが、移動ステージ8はステージ制御回路9によ
ってその移動量や移動方向が制御される。移動ステージ
8の移動量はレーザ測長器10によって常に監視されて
いる。
【0011】材料3へのイオンビームの照射によって発
生した2次電子は、2次電子検出器11によって検出さ
れ、その検出信号はAD変換器12を介して3つのフレ
ームメモリ13,14,15に供給される。3つのフレ
ームメモリ13,14,15に記憶された信号は、フレ
ーム合成回路16によって合成される。この3つのフレ
ームメモリ13,14,15、フレーム合成回路16、
更にはブランキング制御回路6、偏向器制御回路7、ス
テージ制御回路9は、制御コンピュータ17によって制
御される。フレーム合成回路16によって合成された信
号は陰極線管18に供給される。このような構成の動作
を次に説明する。
【0012】まず、通常の加工動作において、制御コン
ピュータ17は加工データに基づいてステージ制御回路
9を制御し、加工すべき材料3をイオンビームIBの光
軸下に移動させる。この時、移動ステージ8の移動量は
レーザ測長器10によって常に監視されており、ステー
ジ8は正確な距離移動させられる。
【0013】材料3の位置を設定した後、制御コンピュ
ータ17によって偏向器制御回路7は制御され、加工デ
ータに基づき加工位置,加工パターンに応じた走査信号
が偏向器5に供給される。また、制御コンピュータ17
によってブランキング制御回路6も制御され、加工デー
タに応じたブランキング信号がブランキング電極4に供
給される。この走査信号は材料3上の加工部分でイオン
ビームを繰り返し走査するための信号であり、この結
果、材料3の加工部分はイオンビームIBによってエッ
チングされ加工される。
【0014】さて、上記した加工材料3の加工場所の確
定のためや、加工状態の観察のために、材料3の走査像
が得られる。この走査像を得る動作を次に説明する。ま
ず、加工場所を認識するため、比較的広い材料領域がイ
オンビームIBによって走査されるよう制御コンピュー
タ17は偏向器制御回路7やブランキング制御回路6を
制御する。
【0015】この結果、例えば、図1に示した領域S1
がイオンビームによって走査される。この走査によって
発生した2次電子は検出器11によって検出される。検
出信号はAD変換器12によってディジタル信号に変換
された後、第1のフレームメモリ13に供給される。第
1のフレームメモリ13は、比較的広い材料領域S1
イオンビームが走査しているときのみ、検出信号を記憶
する。
【0016】次に、加工動作に入り、図1のより狭い材
料領域S2で繰り返しイオンビームの走査を行うよう
に、制御コンピュータ17は偏向器制御回路7とブラン
キング制御回路6とを制御する。この時、材料から発生
した2次電子は、検出器11によって検出され、検出信
号はAD変換器12を介して第2のフレームメモリ14
に供給される。
【0017】第2のフレームメモリ14は、比較的狭い
材料領域(加工領域)S2をイオンビームが走査してい
る時のみ検出信号を記憶する。第3のフレームメモリ1
5は文字情報を記憶するフレームメモリである。これら
3つのフレームメモリ13,14,15によって記憶さ
れた信号は、読み出され、フレーム合成回路16に供給
される。フレーム合成回路16は3つの信号を合成し、
合成信号を陰極線管18に供給する。
【0018】この結果、陰極線管18には広い領域S1
の像と、狭い領域S2の像とが合成されて表示される。
この狭い領域S2の像の合成位置は、制御コンピュータ
17によって正確に決定される。この広い領域S1の像
信号は、実際の加工動作に入る前に得られたものが常に
使用され、狭い領域S2の像信号は、リアルタイムにそ
の領域の像信号が用いられる。そのため、加工領域(S
2)以外の観察領域には、不要にイオンビームIBが照
射されず、その結果、材料表面のイオンビームによる損
傷を極端に少なくすることができる。その一方、第2の
フレームメモリ14に記憶される加工領域についての像
信号は、リアルタイムに書き換えられるので、加工領域
の像をリアルタイムに観察することができる。
【0019】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこの実施例に限定されない。例えば、試料へのイオン
ビームの照射によって発生した2次電子信号を検出する
ようにしたが、2次イオンや反射イオンなどを検出して
も良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づくイ
オンビーム加工装置は、2つのフレームメモリを設け、
その一方には比較的広い第1の材料領域のイオンビーム
の走査に基づく検出器からの検出信号を記憶させ、他方
のフレームメモリには、第1の材料領域の内の特定の狭
い第2の領域におけるイオンビームの繰り返し走査に基
づく検出信号を記憶させ、両フレームメモリの記憶信号
を合成した信号を陰極線管に導いて走査像を表示するよ
うに構成したので、加工領域の状態をリアルタイムで観
察できると共に、加工領域以外の材料表面のイオンビー
ムによる損傷を極力少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】材料の観察領域と加工領域との関係を説明する
ための図である。
【図2】本発明に基づくイオンビーム加工装置の一実施
例を示す図である。
【符号の説明】
1 イオン源 2 電子レンズ 3 被加工材料 4 ブランキング電極 5 偏向器 6 ブランキング制御回路 7 偏向器制御回路 8 移動ステージ 9 ステージ制御回路 10 レーザ測長器 11 2次電子検出器 12 AD変換器 13,14,15 フレームメモリ 16 フレーム合成回路 17 制御コンピュータ 18 陰極線管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 (72)発明者 細田 治 東京都昭島市武蔵野3丁目1番2号 日本 電子株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源と、イオン源から発生したイオ
    ンビームを被加工材料上に細く集束するための集束手段
    と、被加工材料上でイオンビームを2次元的に走査する
    ための走査手段と、材料へのイオンビームの照射によっ
    て発生した信号を検出する検出器と、比較的広い第1の
    材料領域のイオンビームの走査に基づく検出器からの検
    出信号を記憶する第1のフレームメモリと、第1の材料
    領域の内の特定の狭い第2の領域におけるイオンビーム
    の繰り返し走査に基づく検出信号を記憶する第2のフレ
    ームメモリと、第1のフレームメモリの像信号と第2の
    フレームメモリの像信号とを合成する合成手段と、合成
    手段からの信号に基づいて像を表示する表示手段とを備
    えたイオンビーム加工装置。
JP21135193A 1993-08-26 1993-08-26 イオンビーム加工装置 Withdrawn JPH0765772A (ja)

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JP21135193A JPH0765772A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 イオンビーム加工装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541771B2 (en) 1996-12-10 2003-04-01 Hitachi, Ltd. Scanning electron microscope
JP2007311298A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Hitachi High-Technologies Corp 集束イオンビーム装置
JP2013138023A (ja) * 2000-09-20 2013-07-11 Fei Co 荷電粒子ビームシステムにおける同時の映像化と照射のためのリアルタイムモニタリング

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