JPH0765497A - 記録媒体ドライバ - Google Patents

記録媒体ドライバ

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JPH0765497A
JPH0765497A JP23427493A JP23427493A JPH0765497A JP H0765497 A JPH0765497 A JP H0765497A JP 23427493 A JP23427493 A JP 23427493A JP 23427493 A JP23427493 A JP 23427493A JP H0765497 A JPH0765497 A JP H0765497A
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Akihiro Ogata
章浩 緒方
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録媒体に対する記録及び/又は再生を行う
ディスク駆動部339を制御するCPU338は、キー
入力部15より記録または再生を指示する入力があって
も、記録媒体の装着完了を検出するスイッチ(A)72
及び装着部の蓋のロック完了を検出するスイッチ(B)
60の双方がオンになっていないと、ディスク駆動部3
39を作動させない。 【効果】 記録媒体が装着され蓋がロックされないとデ
ィスク駆動部が作動開始せず、ディスク駆動部作動中の
開蓋や記録媒体の取り出しを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクや光デ
ィスクの如き記録媒体が装着される記録媒体ドライバに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクや光ディスクの如
き記録媒体が装着される記録媒体ドライバを有し、この
記録媒体を用いて、情報信号の記録及び/又は再生を行
うように構成された記録及び/又は再生装置が提案され
ている。また、上記記録媒体としては、上記光磁気ディ
スクや光ディスクをカートリッジに収納してディスクカ
ートリッジとして構成されたものが提案されている。
【0003】上記記録及び/又は再生装置は、上記記録
媒体に対して情報信号の書き込み及び/又は読み出しを
行うための、光学ピックアップ及び磁気ヘッドを有して
構成されている。これら光学ピックアップ及び磁気ヘッ
ドは、シャーシ上に配設されて、記録及び/又は再生部
を構成している。上記記録媒体ドライバにおいては、上
記記録媒体は、上記記録及び/又は再生部に対する相対
位置が所定の位置となされる装着位置に装着される。上
記記録媒体は、上記装着位置に装着されることにより、
上記光学ピックアップ及び上記磁気ヘッドにより、情報
信号の書き込み及び/又は読み出しを行われることがで
きる。
【0004】そして、上記記録媒体ドライバとしては、
上記記録及び/又は再生部に対して移動操作可能に配設
され上記記録媒体を保持する部材を有して構成されたも
のがある。すなわち、この記録媒体ドライバとしては、
上記ディスクカートリッジを保持するように構成された
カートリッジホルダを、上記シャーシに対して回動可能
に取り付けて構成されたものがある。この記録媒体ドラ
イバにおいては、上記ディスクカートリッジは、上記カ
ートリッジホルダに保持され、このカートリッジホルダ
が上記シャーシ側に回動されることにより、上記ディス
クドライブ部に対する所定位置となされ、すなわち、上
記装着位置に装着される。
【0005】そして、この記録媒体ドライバにおいて
は、上記カートリッジホルダを上記シャーシより離間す
る方向に回動させることにより、上記ディスクカートリ
ッジは、該カートリッジホルダより取り出すことができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録及び/又は再生装置においては、上記記録媒体に
対する情報信号の書き込みまたは読み出しの実行中に、
該記録媒体の記録媒体ドライバよりの取り出しが行われ
てしまうと、この記録媒体は、傷損を被る虞れがある。
【0007】また、特に、光磁気ディスクに対する情報
信号の書き込みにおいては、情報信号の書き込みの後
に、書き込まれた該情報信号についての目録情報(いわ
ゆるユーザーズトック)を該光磁気ディスクに書き込む
必要がある。この目録情報は、上記光磁気ディスク上に
おける上記情報信号の書き込み位置を示すアドレス等を
表示するものであって、書き込まれた情報信号を読み出
すために必要不可欠な情報である。対応する目録情報の
書き込みの行われていない情報信号は、その後に読み出
すことができない。したがって、情報信号の書き込み途
中に、または、該情報信号の書き込みは完了していても
この情報信号に対応する目録情報の書き込みが完了して
いないときに、上記記録媒体の取り出しが行われてしま
うと、この情報信号は、その後に読み出すことができな
い。
【0008】したがって、上記記録媒体ドライバにおい
ては、上記情報信号の書き込み、または、読み出し、あ
るいは、上記目録情報の書き込みが行われているときに
は、上記記録媒体が不用意に取り出されないように、こ
の記録媒体を装着位置にロックしておく必要がある。例
えば、記録または再生動作が実行されているか否かを検
出し、この検出結果に基づいて、上記カートリッジホル
ダをプランジャ等の電磁的な保持手段により保持する機
構が提案されている。
【0009】しかしながら、このような電磁的な保持手
段を有する機構は、記録及び/又は再生装置の構成の複
雑化や、消費電力の増大を招来することとなっている。
また、上記記録媒体ドライバが上記記録媒体に対する確
実なロックを行うことができない状態において、記録ま
たは再生の動作が開始されてしまうと、この記録または
再生の動作中に、該記録媒体に対するロックが外れてし
まう虞れがある。
【0010】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、構成の複雑化や消費電力の増大
を招来することなく、記録、または、再生動作中におけ
る記録媒体の取り出しを確実に防止できるようになされ
た記録媒体ドライバを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る記録媒体ドライバ
は、記録媒体が装着される本体部と、この本体部に対し
回動可能に取り付けられ該本体部の上記記録媒体が入出
される開放部を開閉する蓋体と、上記本体部及び上記蓋
体のうちの一方にはロック部材が移動可能に取り付けら
れ他方には被ロック部材及び蓋ロック検出スイッチが取
り付けられ、上記ロック部材は、上記蓋体が閉蓋状態に
あるときにロック位置に移動されると、上記被ロック部
材に対して掛合するとともに上記蓋ロック検出スイッチ
を操作し、ロック解除位置に移動されたときには、上記
被ロック部材に対する掛合を解除するとともに上記蓋ロ
ック検出スイッチに対する操作を解除してなるものであ
る。
【0012】また、本発明は、上述の記録媒体ドライバ
において、上記本体部内に配設され記録媒体が装着され
てこの記録媒体に対する情報信号の記録及び/又は再生
を行う記録及び/又は再生部と、この記録及び/又は再
生部に対して記録媒体が装着されたときに操作される装
着検出スイッチと、上記記録及び/又は再生部の作動を
制御する制御回路とを設け、上記制御回路は、上記装着
検出スイッチ及び上記蓋ロック検出スイッチの一方また
は双方が操作されていないときには、上記記録及び/又
は再生部の作動開始を禁止してなるものである。
【0013】
【作用】本発明に係る記録媒体ドライバにおいては、記
録媒体が装着される本体部及びこの本体部に対し回動可
能に取り付けられ該本体部の上記記録媒体が入出される
開放部を開閉する蓋体のうちの一方に移動可能に取り付
けられたロック部材は、上記蓋体が閉蓋状態にあるとき
にロック位置に移動されると、上記本体部及び上記蓋体
のうちの他方に取り付けられた被ロック部材に対して掛
合するとともに蓋ロック検出スイッチを操作し、ロック
解除位置に移動されたときには、上記被ロック部材に対
する掛合を解除するとともに上記蓋ロック検出スイッチ
に対する操作を解除するので、上記蓋ロック検出スイッ
チの操作状態により、上記蓋体が閉蓋状態であって、か
つ、この蓋体が閉蓋状態にロックされていることが検出
される。
【0014】また、上述の記録媒体ドライバにおいて、
上記本体部内に配設され記録媒体が装着されてこの記録
媒体に対する情報信号の記録及び/又は再生を行う記録
及び/又は再生部と、この記録及び/又は再生部に対し
て記録媒体が装着されたときに操作される装着検出スイ
ッチと、上記記録及び/又は再生部の作動を制御する制
御回路とを設け、上記制御回路は、上記装着検出スイッ
チ及び上記蓋ロック検出スイッチの一方または双方が操
作されていないときには、上記記録及び/又は再生部の
作動開始を禁止することとした場合には、上記蓋体が閉
蓋状態であって、かつ、この蓋体が閉蓋状態にロックさ
れている場合以外には、上記記録及び/又は再生部の作
動が開始されることがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係る記録媒体ド
ライバを、いわゆる光磁気ディスクに対する情報信号の
記録及び再生と、いわゆる光ディスクよりの情報信号の
再生とを行う記録及び再生装置について適用した例であ
る。
【0016】以下、次の順序で説明する。 [1]記録及び再生装置の全体構成の概要 [2]ディスクカートリッジの構成 [3]本体側外筐の構成 [4]メカシャーシ上の構成(ディスク駆動部の構成) [5]磁気ヘッドを支持する構成 [6]カートリッジホルダの構成 [7]ディスクカートリッジ排出機構 [8]磁気ヘッドを昇降操作する構成 [9]メカシャーシを支持する構成 [10]上蓋部の構成 [11]停止モードにおける状態 [12]ディスクカートリッジの装着 [13]再生モードにおける状態 [14]記録モードにおける状態 [15]ディスクカートリッジの取り出し
【0017】[1]記録及び再生装置の全体構成の概要 この記録及び再生装置は、図1及至図8に示すように、
メインフレーム1と、このメインフレーム1に対し複数
のダンパ部材14を介していわゆるフローティング支持
されるメカシャーシ2とを有して構成される。また、上
記メインフレーム1には、バッテリーケース8、外カバ
ー5及び下カバー6が固定して取り付けられる。さら
に、上記バッテリーケース8には、上カバー7とカバー
支持板4とからなる蓋体となる上蓋部が回動可能に取り
付けられる。すなわち、この記録及び再生装置において
は、上記メインフレーム1、上記バッテリーケース8、
上記外カバー5及び下カバー6からなる本体部となる本
体側外筐に対して、上記上蓋部が回動可能に取り付けら
れ、この上蓋部は、図9及び図12に示すように、該本
体側筐体の上面側を開閉可能となしている。そして、上
記メカシャーシ2の上面部には、カートリッジホルダ3
が回動可能に取り付けられている。
【0018】上記上蓋部の上カバー7とカバー支持板4
との間には、図示しない電子基板が内蔵されている。こ
の電子基板は、上記上カバー7の上面部に設けられたキ
ー入力部15及び表示部16に接続されている。上記キ
ー入力部15は、図1に示すように、再生(プレイ)釦
28、順方向トラックジャンプ釦31、逆方向トラック
ジャンプ釦30、一時停止(ポーズ)釦32、停止(ス
トップ)釦29、及び出力音量(ボリューム)調節釦3
3,34を有して構成されている。上記表示部16は、
いわゆる液晶表示デバイスの如き平板状に構成された表
示デバイスを有して構成されており、この記録及び再生
装置の動作モードに関連した種々の情報を表示するよう
に構成されている。また、上記キー入力部15を構成す
る他の押し釦スイッチ27は、上記上カバー7上にスラ
イド可能に取り付けられたスライドカバー26が、図1
中矢印Aで示すように、前方側にスライドされることに
より、このスライドカバー26に覆われる。
【0019】また、本体側外筐内にも、図示しない電子
基板が収納されている。この電子基板上には、図36に
示すように、制御回路となるCPU338が設けられて
いる。このCPU338は、上記キー入力部15が接続
されている。そして、このCPU338は、上記キー入
力部15に対する入力に応じて、後述するように上記メ
カシャーシ2上に構成される記録及び/又は再生部とな
るディスク駆動部339を駆動制御する。
【0020】[2]ディスクカートリッジの構成 この記録及び再生装置において情報信号の記録媒体とし
て使用される光磁気ディスクは、直径が例えば64mm
程度のポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料よりな
るディスク基板に、磁性材料からなる信号記録層が被着
形成されて構成されている。この信号記録層は、集光さ
れたレーザビームの照射等の手段により局所的にいわゆ
るキュリー温度以上に加熱され、この加熱された部分に
外部磁界が印加されることにより、情報信号の書き込み
をなされる。このように書き込まれた情報信号は、上記
信号記録層にレーザビームの如き直線偏光光束を照射
し、この光束の反射光束についての該記信号記録層にお
けるいわゆるカー効果による偏光方向の回転を検出する
ことにより、読み出すことができる。
【0021】また、この記録及び再生装置において情報
信号の記録媒体として使用される上記光ディスクは、上
記光磁気ディスクのディスク基板と同様のディスク基板
に、アルミニウムの如き金属材料よりなる反射層が被着
形成されて構成されている。この光ディスクのディスク
基板には、射出成形等の手段により、情報信号に対応し
た微細なピット列が形成されている。この光ディスクに
書き込まれている情報信号は、上記ピット列にレーザビ
ームの如きコヒーレント光光束を照射し、この光束の反
射光束についての該記信号記録層における拡散や干渉に
よる光量の変化を検出することにより、読み出すことが
できる。
【0022】そして、上記光磁気ディスク及び光ディス
クは、図38及至図41に示すように、カートリッジ2
05,216に回転可能に収納されて、ディスクカート
リッジを構成している。上記光磁気ディスクを収納して
記録及び再生用ディスクカートリッジ220を構成する
上記カートリッジ205は、一辺の長さが該光磁気ディ
スクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い
筐体状に構成されている。このカートリッジ205は、
図38に示すように、上面側の主面部に、上記光磁気デ
ィスクの信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気
ヘッド用開口部223を有している。また、このカート
リッジ205は、図40に示すように、下面側の主面部
の上記磁気ヘッド用開口部223に対向する位置に光学
ピックアップ用開口部222を有し、この下面側の主面
部の略々中央部分にチャッキング用開口部213を有し
ている。この記録及び再生用ディスクカートリッジ22
0は、上記記録及び再生装置に対して、図38及び図4
0中矢印Eで示すように、前方方向に挿入されて装着さ
れる。
【0023】上記記録及び再生用ディスクカートリッジ
220のカートリッジ205において、上記磁気ヘッド
用開口部223及び上記光学ピックアップ用開口部22
2は、シャッタ部材206に依って開閉可能となされて
いる。このシャッタ部材206は、これら開口部22
3,222に対応した互いに平行に相対向されたシャッ
タ板部と、これらシャッタ板部の一端側同士間を連結す
る連結部とを有して、合成樹脂材料または金属材料によ
り、一体的に構成されている。このシャッタ部材206
は、上記連結部を、上記カートリッジ205の一側部に
形成された支持溝部207に摺動可能に支持されてい
る。すなわち、上記シャッタ部材206は、上記カート
リッジ205の一側部に沿って後方にスライドされるこ
とにより上記各開口部223,222を開蓋し、後方側
より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記
各シャッタ板部により該各開口部223,222を閉蓋
する。
【0024】そして、上記光ディスクを収納して再生専
用ディスクカートリッジ221を構成する上記カートリ
ッジ216は、一辺の長さが該光ディスクの直径に略々
対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成され
ている。このカートリッジ216は、図39に示すよう
に、上面側の主面部には、開口部を有していない。この
カートリッジ216は、図41に示すように、下面側の
主面部に光学ピックアップ用開口部222を有し、この
下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部
213を有している。この再生専用ディスクカートリッ
ジ221は、上記記録及び再生装置に対して、図39及
び図41中矢印Eで示すように、前方方向に挿入されて
装着される。
【0025】上記再生専用ディスクカートリッジ221
のカートリッジ216において、上記光学ピックアップ
用開口部222は、シャッタ部材217に依って開閉可
能となされている。このシャッタ部材217は、上記光
学ピックアップ用開口部222に対応したシャッタ板部
と、このシャッタ板部の一端側に設けられた支持部とを
有して、合成樹脂材料または金属材料により、一体的に
構成されている。このシャッタ部材217は、上記支持
部を、上記カートリッジ216の一側部に形成された支
持溝部207に摺動可能に支持されている。すなわち、
上記シャッタ部材217は、上記カートリッジ216の
一側部に沿って後方にスライドされることにより上記光
学ピックアップ用開口部222を開蓋し、後方側より前
方にスライドされて初期位置に復帰されると上記シャッ
タ板部により該光学ピックアップ用開口部222を閉蓋
する。
【0026】上記各シャッタ部材206,217には、
上記連結部または上記支持部の略々中央位置に、側方側
に向けて、シャッタ閉蓋孔208が開設されている。こ
のシャッタ閉蓋孔208は、上記記録及び再生装置にお
いて上記各シャッタ部材206,217を閉蓋操作する
ための部材が係合するためのものである。
【0027】上記光磁気ディスク及び上記光ディスクの
中心部には、円形のチャッキング孔204が開設されて
いる。このチャッキング孔204は、上面側より、チャ
ッキングプレート202により閉蓋されている。このチ
ャッキングプレート202は、鉄やステンレスの如き、
磁性を有する金属材料により、上記チャッキング孔20
4に略々対応した直径の円盤状に形成されている。これ
らチャッキング孔204及びチャッキングプレート20
2は、上記チャッキング用開口部213を介して、上記
各カートリッジ205,216の外方に臨んでいる。
【0028】そして、上記各カートリッジ205,21
6の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決
め穴209,210が形成されている。上記前方側位置
決め穴209は、上記光学ピックアップ用開口部222
の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向
が前後方向となされた長円形に形成されている。また、
上記後方側位置決め穴210は、上記光学ピックアップ
用開口部222の後方側の主面部の縁部近傍に位置して
おり、円形に形成されている。
【0029】また、上記各カートリッジ205,216
の下側主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識
別用穴224が形成されている。これら識別用穴224
は、これらカートリッジ205,216が収納している
ディスクの種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か
否かを識別するためのものである。上記記録及び再生用
ディスクカートリッジ220のカートリッジ205内に
は、上記識別用穴224に対応して、後側面部にセーブ
ノッチ214が設けられている。このセーブノッチ21
4は、移動操作されることにより、上記識別用穴224
のうちの一の内部に進退し、この識別用穴224の深さ
を変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換え
る。さらに、これら各カートリッジ205,216の下
側主面部前方側の他側側の縁部には、被係合凹部212
が形成されている。
【0030】上記記録及び再生用ディスクカートリッジ
220のカートリッジ205においては、下側主面部の
前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部211が形成さ
れている。また、上記再生専用ディスクカートリッジ2
21のカートリッジ216においては、下側主面部の前
方側縁部に、光ディスクディスク識別凹部218が形成
されている。これら光磁気ディスク識別凹部211と光
ディスク識別凹部218とは、互いに下側主面部よりの
深さが異なっており、この深さの違いにより、収納され
ているディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスク
かを識別できるようになされている。
【0031】[3]本体側外筐の構成 そして、上記記録及び再生装置の上記メインフレーム1
は、金属の如き材料により、図21及び図22に示すよ
うに、上記本体側外筐の周壁部分をなす枠形状に形成さ
れている。このメインフレーム1の前面部には、図20
及び図21に示すように、後述するイジェクトスライダ
116、ロック部材となるロックスライダ115及び録
音スライダ186がスライド可能に取り付けられてい
る。そして、上記バッテリーケース8は、合成樹脂の如
き材料により、バッテリー225が収納され得る筐体状
に形成され、上記メインフレーム1の後側部分にネジ止
めされている。このバッテリーケース8は、側方側に開
閉可能な蓋部25を有しており、この蓋部25を開蓋す
ることにより、上記バッテリー225の挿入及び取り出
しが可能となるようになされている。上記バッテリー2
25は、例えばリチウムイオン電池、リチウム水素電池
やニッケル−カドミウム(Ni−Cd)電池の如き充電
式の二次電池をカバーに収納して構成されており、外面
部に正負の電極端子を有している。上記バッテリーケー
ス8の内部には、上記バッテリー225の上記各電極端
子に接触する電源端子が配設されている。
【0032】上記外カバー5は、合成樹脂の如き材料に
より、図23及び図24に示すように、略々枠状に形成
され、上記メインフレーム1の外周面部を覆って該メイ
ンフレーム1に取り付けられている。この外カバー5の
前面部には、上記イジェクトスライダ116の一端側に
設けられた係合突片175に係合するイジェクトノブ1
7及び上記録音スライダ186の他端側に設けられた当
接突片341に当接係合する録音ノブ18が、それぞれ
スライド可能に取り付けられている。上記イジェクトノ
ブ17は、スライド操作されることにより、上記イジェ
クトスライダ116をスライドさせる。また、上記録音
ノブ18は、スライド操作されることにより、上記録音
スライダ186をスライドさせる。なお、この録音ノブ
18は、上記キー入力部15の一部をなすものであり、
上記CPU338に接続された図示しない録音開始スイ
ッチを、上記録音スライダ186を介して押圧操作す
る。上記下カバー6は、金属の如き材料により、略々平
板状に形成されており、上記メインフレーム1の下側部
に対してネジ止めされ、上記本体側外筐の下面部をなし
ている。
【0033】また、上記本体側外筐の外側面部には、情
報信号の出入力を行うための接続ジャック部36,3
7,38,39,40が設けられている。これら接続ジ
ャック36,37,38,39,40部は、上記本体側
外筐内の電子基板上に構成された電子回路に接続されて
いる。
【0034】[4]メカシャーシ上の構成(ディスク駆
動部の構成) 上記メカシャーシ2は、図15及至図17に示すよう
に、金属の如き材料により略々平板状に形成されてい
る。このメカシャーシ2上には、上記ディスク駆動部3
39が構成されている。すなわち、このメカシャーシ2
の略々中央部の下面部には、図12に示すように、スピ
ンドルモータ89が、駆動軸を上方側に向けて取り付け
られている。このスピンドルモータ89は、上記駆動軸
を、上記メカシャーシ2の略々中央部に設けられた透孔
を介して、該メカシャーシ2の上方側に突出させてい
る。このスピンドルモータ89の駆動軸には、ディスク
テーブル11が取り付けられている。このディスクテー
ブル11は、合成樹脂の如き材料により略々円盤状に形
成され、上面部に、上記光磁気ディスク及び上記光ディ
スクのチャッキング孔204に対応する円錐台状の突起
部を有している。また、このディスクテーブル11は、
上記突起部の上端側部分に、上記チャッキングプレート
202を吸引するためのマグネットを有している。この
ディスクテーブル11は、上記光磁気ディスクまたは光
ディスクの中心部分が載置されると、上記チャッキング
孔204に上記突起部を嵌合させるとともに、上記マグ
ネットにより上記チャッキングプレート202を吸引し
て、この光磁気ディスクまたは光ディスクを位置決めし
て保持する。このとき、上記光磁気ディスクまたは光デ
ィスクは、上記チャッキング孔204の中心が上記スピ
ンドルモータ89の駆動軸の中心軸上となされている。
そして、上記スピンドルモータ89は、上記ディスクテ
ーブル11とともに、上記光磁気ディスクまたは上記光
ディスクを回転操作することができる。
【0035】上記メカシャーシ2には、光学ピックアッ
プ10が取り付けられている。この光学ピックアップ1
0は、光学ブロック部を有し、この光学ブロック部内
に、光源となるレーザダイオード、フォトトランジスタ
の如き受光素子、上記レーザダイオードより発する光束
を導く種々の光学デバイス及び対物レンズ130等を内
蔵して構成されている。この光学ピックアップ10は、
上記レーザダイオードより発する光束を上記光学デバイ
ス及び上記対物レンズ130を介して上記光磁気ディス
クまたは光ディスクの信号記録層に集光して照射するこ
とができるように構成されている。また、この光学ピッ
クアップ10は、上記光磁気ディスクまたは光ディスク
に照射された光束の反射光束を、上記対物レンズ130
及び上記光学デバイスを介して、上記受光素子により検
出できるように構成されている。この光学ピックアップ
10においては、上記反射光束について、光量及び偏光
方向の回転角を検出することができる。
【0036】上記光学ピックアップ10は、上記メカシ
ャーシ2に対して、互いに平行となされてこのメカシャ
ーシ2の下面部に取り付けられた一対のガイドシャフト
122,123を介して、上記スピンドルモータ89の
一側側に位置して、移動可能に取り付けられている。こ
の光学ピックアップ10は、上記各ガイドシャフト12
2,123に沿って、上記スピンドルモータ89の一側
側方向にこのスピンドルモータ89に対する接離方向に
移動可能となっている。この光学ピックアップ10は、
上記メカシャーシ2の下面側に位置し、このメカシャー
シ2に設けられた透孔を介して、上記対物レンズ130
をこのメカシャーシ2の上方側に臨ませている。この対
物レンズ130は、上記ディスクテーブル11に保持さ
れた光磁気ディスクまたは光ディスクの信号記録面に対
向される。すなわち、この光学ピックアップ10は、上
記ディスクテーブル11に保持されて回転操作される光
磁気ディスクに対する情報信号の書き込みのための光束
の照射、及び、該光磁気ディスクまたは光ディスクより
の情報信号の読み出しを行うことができるようになされ
ている。
【0037】上記光学ピックアップ10は、上記メカシ
ャーシ2の下面部に取り付けられたピックアップ送りモ
ータ124により、上記各ガイドシャフト122,12
3に沿って送り操作される。上記ピックアップ送りモー
タ124の駆動軸には、駆動ギヤ125が取り付けられ
ている。この駆動ギヤ125は、上記メカシャーシ2の
下面部において回転可能に支持された減速伝達ギヤ12
6に噛合しており、この減速伝達ギヤ126を回転させ
る。この減速伝達ギヤ126は、上記メカシャーシ2の
下面側に上記各ガイドシャフト122,123に平行と
なされて回転可能に取り付けられたスクリューシャフト
121の一端側に取り付けられた従動ギヤ127に噛合
しており、この従動ギヤ127を介して該スクリューシ
ャフト121を軸回りに回転させる。このスクリューシ
ャフト121は、外周面部にスクリューネジ部を有して
おり、このスクリューネジ部を上記光学ピックアップ1
0の光学ブロック部に噛合させている。すなわち、上記
ピックアップ送りモータ124が駆動すると、上記スク
リューシャフト121が回転操作されて、上記光学ピッ
クアップ10は、上記各ガイドシャフト122,123
に沿って移動操作される。
【0038】なお、上記スピンドルモータ89の近傍に
は、上記光学ピックアップ10が移動可能範囲内で最も
該スピンドルモータ89に接近された位置になったと
き、すなわち、この光学ピックアップ10の位置が上記
光磁気ディスクまたは光ディスクの最内周位置となった
ときに、この光学ピックアップ10の光学ブロック部に
押圧操作される内周検出スイッチ128が取り付けられ
ている。
【0039】上記メカシャーシ2の上面部には、前縁部
近傍及び後縁部近傍の一側側部分に、対をなす前方側及
び後方側位置決めピン70,342が植設されている。
前方側位置決めピン70は、図20に示すように、先端
側が縮径されて略々円錐形状となされたピンである。後
方側位置決めピン342は、略々円錐台形状のピンであ
る。これら各位置決めピン70,342は、上記記録及
び再生用ディスクカートリッジ220または上記再生専
用ディスクカートリッジ221が上記メカシャーシ2上
に載置されたとき、上記各位置決め穴209,210に
対応して嵌合し、上記各カートリッジ205,216の
該メカシャーシ2に対する位置決めを行う。また、この
メカシャーシ2の前縁部近傍の他側側部分には、図12
及び図20に示すように、高さ位置決め凸部71が形成
されている。この高さ位置決め凸部71は、上記メカシ
ャーシ2の一部が上方側に膨出形成されて設けられてい
る。この高さ位置決め凸部71は、上記メカシャーシ2
上に載置された上記各ディスクカートリッジ220,2
21の各カートリッジ205,216の下方側の主面部
に当接して、これらカートリッジ205,216の高さ
方向についての位置決めを行う。この高さ位置決め凸部
71は、上面部に透孔が設けられている。そして、この
高さ位置決め凸部71の下方側には、装着検出スイッチ
となるカートリッジ装着検出スイッチ72が配設されて
いる。このカートリッジ装着検出スイッチ72は、押圧
子73を、上記高さ位置決め凸部71の透孔を介して、
該高さ位置決め凸部71の上面部よりも上方側に突出さ
せている。すなわち、上記カートリッジ装着検出スイッ
チ72は、上記高さ位置決め凸部71の上面部に上記各
カートリッジ205,216の下方側の主面部が当接さ
れると、この主面部により上記押圧子73を押圧され、
上記各ディスクカートリッジ220,221のいずれか
が装着されたことを検出する。また、上記メカシャーシ
2の上記カートリッジ装着検出スイッチ72の近傍に
は、上記複数の識別用穴224に対応する複数の識別ス
イッチ107,108が取り付けられている。これら識
別スイッチ107,108は、対応する識別用穴224
が浅い場合に押圧操作され、該識別用穴224が深い場
合には押圧されない。
【0040】このメカシャーシ2においては、上記各デ
ィスクカートリッジ220,221が載置されると、上
記各カートリッジ205,216が上記各位置決めピン
70,342及び上記高さ位置決め凸部71によって位
置決めされるとともに、上記光磁気ディスクまたは上記
光ディスクが上記ディスクテーブル11上に位置決めさ
れて保持、すなわち、チャッキングされる。このとき、
上記光磁気ディスク及び上記光ディスクは、上記各カー
トリッジ205,216内において、このカートリッジ
205,216の内壁部に摺接することなく、回転操作
されることができる。また、このとき、上記カートリッ
ジ装着検出スイッチ72によりディスクカートリッジ2
20,221の装着が検出されるとともに、上記各識別
スイッチ107,108により上記各識別用穴224の
状態が識別される。上記カートリッジ装着検出スイッチ
72は、図36に示すように、スイッチ(A)として、
上記CPU338に接続されている。
【0041】[5]磁気ヘッドを支持する構成 そして、上記光学ピックアップ10には、図12及至図
14及び図18、図19に示すように、連結アーム1
2、磁気ヘッド支持板132及び磁気ヘッド支持アーム
77を介して、磁気ヘッド13が取り付けられている。
【0042】すなわち、上記連結アーム12は、略々L
字型に屈曲されて形成され、一端側を止めネジ119,
119によって上記光学ピックアップ10の光学ブロッ
ク部に取り付けられ、他端側を該光学ブロックの後方側
において上方側に向けている。この連結アーム12の他
端側部分は、上記メカシャーシ2の後側縁部よりも後方
側に位置しており、このメカシャーシ2に当接すること
なく、上記光学ピックアップ10とともに移動操作され
る。この連結アーム12の他端部は、上記メカシャーシ
2の上面部よりも上方側に突出されている。この連結ア
ームの他端部、すなわち、上端部の近傍には、支軸74
を介して、磁気ヘッド支持板132の後側縁部分が回動
可能に取り付けられている。この磁気ヘッド支持板13
2は、前側縁部分を前方側に向けており、この前端側部
分を上下方向、すなわち、上記メカシャーシ2に対する
接離方向に回動可能となしている。この磁気ヘッド支持
板132には、位置決め突片87が側方側に向けて突設
されている。一方、上記連結アーム12の他端部近傍か
らは、前方側に向けて位置決めアーム75が突設されて
いる。上記位置決め突片87は、上記位置決めアーム7
5の上方側に位置しており、この位置決めアーム75の
先端部近傍に当接したときに下方側への移動を規制され
て、位置決めされる。そして、上記磁気ヘッド支持板1
32には、磁気ヘッド支持アーム77の基端側が取り付
けられている。この磁気ヘッド支持アーム77は、先端
側を前方側に向けて支持されており、先端部近傍が側方
側に屈曲されている。また、上記磁気ヘッド支持板13
2には、ジンバルバネ79の基端側が取り付けられてい
る。このジンバルバネ79の先端側には、磁気ヘッド1
3が取り付けられるとともに、このジンバルバネ79の
一部が屈曲形成されて吊り下げ部117が形成されてい
る。この吊り下げ部117は、上記磁気ヘッド支持アー
ム77の先端部近傍の屈曲部に掛合して吊り下げられて
いる。
【0043】このようにして支持された磁気ヘッド13
は、上記光学ピックアップ10の対物レンズ130の上
方側に位置し、この対物レンズ130に対向されてい
る。また、この磁気ヘッド13は、上記磁気ヘッド支持
板132が上記連結アーム12に対して回動されること
により、上記メカシャーシ2に接離する上下方向に移動
可能であるとともに、上記位置決め突片87及び上記位
置決めアーム75の当接によって、下方方向についての
位置決めをなされる。また、上記支軸74の一端側に
は、捻りコイルバネ76が巻装されている。この捻りコ
イルバネ76は、コイル部を上記位置決めアーム75の
基端側部分と上記磁気ヘッド支持板132との間に介在
させるとともに各アーム部を該位置決めアーム75及び
該磁気ヘッド支持板132に掛止させており、この磁気
ヘッド支持板132を上記連結アーム12に対して他端
側方向に押圧して、この磁気ヘッド支持板132の側方
方向についての位置決めを行うとともに、この磁気ヘッ
ド支持板132を上記連結アーム12に対して、上記磁
気ヘッド13が下方側に向かう方向に回動付勢してい
る。なお、上記磁気ヘッド13に対する給電は、該磁気
ヘッド13及び上記磁気ヘッド支持アーム77の基端側
間に貼付されたフレキシブル基板133を介して行われ
る。
【0044】[6]カートリッジホルダの構成 上記メカシャーシ2の上面部には、上記カートリッジホ
ルダ3が配設されている。このカートリッジホルダ3
は、図12及至図14及び図18、図19に示すよう
に、上記各ディスクカートリッジ20,221が前方側
より挿入され、挿入されたディスクカートリッジ22
0,221を保持し得るように、天板部と、この天板部
の両側側縁部より下方側に垂下された左右側壁部14
9,150と、これら各側壁部の下端部より内方側に屈
曲された支持片部151,152とを有して構成されて
いる。このカートリッジホルダ3は、金属板材料が屈曲
形成されて、一体的に構成されている。このカートリッ
ジホルダ3において、上記各ディスクカートリッジ22
0,221は、前方側より、上記天板部の下方側の上記
各壁部149,150間に挿入され、上記各支持片部1
51,152により下方側の主面部の両側側部分を支持
されて、保持される。このとき、上記ディスクカートリ
ッジ220,221は、下方側の主面部の略々全面を下
方側に臨ませており、上記チャッキング用開口部21
3、上記光学ピックアップ用開口部222、上記各位置
決め穴209,210及び上記識別用穴224を上記カ
ートリッジホルダ3の下方側に臨ませている。
【0045】このカートリッジホルダ3の一方側の側壁
部150の略々中途部には、このカートリッジホルダ3
の内方側に向けて、シャッタ開放片136が突設されて
いる。このシャッタ開放片136は、このカートリッジ
ホルダ3に上記ディスクカートリッジ220,221が
挿入されたとき、上記シャッタ部材206,217の連
結部または支持部の前端部に当接し、このディスクカー
トリッジ220,221が該カートリッジホルダ3内に
収納されたとき、該シャッタ部材206,217を開蓋
状態となす。また、上記一方側の側壁部150の前方側
部分には、このカートリッジホルダ3の内方側に向けて
膨出するようにして、シャッタ閉蓋バネ135が配設さ
れている。このシャッタ閉蓋バネ135は、このカート
リッジホルダ3に上記ディスクカートリッジ220,2
21が挿入されたとき、上記シャッタ部材206,21
7のシャッタ閉蓋孔208に嵌入係合し、このディスク
カートリッジ220,221が該カートリッジホルダ3
より抜き出されるとき、該シャッタ部材206,217
を閉蓋状態となす。
【0046】さらに、上記カートリッジホルダ3の天板
部には、後方側部分の両側側に、一対の抑えバネ13
4,137が取り付けられている。これら抑えバネ13
4,137は、基端側を上記天板部の上面部に固定さ
れ、先端側を後方側に向けている。これら抑えバネ13
4,137の先端側部分は、上記天板部の後縁側の両側
側部分に設けられた透孔138,139を介して、該天
板部の下方、すなわち、上記カートリッジホルダ3の内
方側に進入している。したがって、これら抑えバネ13
4,137は、上記カートリッジホルダ3内に上記ディ
スクカートリッジ220,221が挿入されると、これ
らディスクカートリッジ220,221のカートリッジ
205,216の上方側の主面部の後縁側部分を押圧支
持する。
【0047】このカートリッジホルダ3は、後方側の両
側側部分に、軸方向をこのカートリッジホルダ3の後縁
部に平行となした左右一対の支軸86,86を有してい
る。これら支軸86,86は、上記メカシャーシ2の後
縁部近傍に取り付けられた左右一対の軸受け部材98,
90に挿通され、上記カートリッジホルダ3を該支軸8
6,86の軸回りに回動可能となしている。このカート
リッジホルダ3は、図12に示すように、上方側に回動
されて上記メカシャーシ2より離間された状態におい
て、上記ディスクカートリッジ220,221を挿入さ
れてこのディスクカートリッジ220,221を保持し
た後、図13に示すように、下方側に回動されて上記メ
カシャーシ2上に載置されると、保持しているディスク
カートリッジ220,221を、該メカシャーシ2上の
所定位置に装着させる。このように上記メカシャーシ2
上に装着されたディスクカートリッジ220,221
は、上記各抑えバネ134,137により該メカシャー
シ2側に押圧支持される。
【0048】また、上記磁気ヘッド支持板132及び上
記磁気ヘッド支持アーム77は、上記カートリッジホル
ダ3の上方側に位置している。このカートリッジホルダ
3の天板部には、上記磁気ヘッド支持アーム77及び上
記ジンバルバネ79の上記光学ピックアップ10の移動
に伴う移動可能領域に対応して、開口部63が形成され
ている。すなわち、上記磁気ヘッド13は、上記開口部
63を介して、上記カートリッジホルダ3内に保持され
たディスクカートリッジ220,221の上面側の主面
部に臨んでいる。
【0049】上記カートリッジホルダ3の一側面部、す
なわち、上記一方の側壁部150の外側面部には、図2
8及至図30に示すように、第1のクリックストップリ
ンク24の基端側が支軸318を介して回動可能に取り
付けられている。この第1のクリックストップリンク2
4の先端側は、前方側に向けられており、上記メカシャ
ーシ2の上面部の一側側の縁部近傍にスライド可能に取
り付けられたクリックストップスライダ23に回動可能
に取り付けられている。すなわち、上記クリックストッ
プスライダ24は、長手方向を前後方向となし、長手方
向に沿って形成された長穴323に上記メカシャーシ2
上に植設された支持ピン322を挿通させ、前後方向に
スライド可能となされている。このクリックストップス
ライダ23は、上方側に向けて屈曲形成された支持片部
320を有している。上記第1のクリックストップリン
ク24の先端側は、この支持片部320に対して、支軸
328を介して取り付けられている。そして、上記第1
のクリックストップリンク24の上記支軸328よりも
さらに先端側には、クリックストップ突起319が突設
されている。一方、上記支持片部320には、クリック
ストップ溝321が形成されている。
【0050】上記カートリッジホルダ3が、図29中矢
印クで示すように、上方側に回動されると、上記クリッ
クストップスライダ23は、上記第1のクリックストッ
プリンク24を介して、図29中矢印サで示すように、
後方側にスライド操作される。すると、上記クリックス
トップ突起319は、図29中矢印ケで示すように、上
記支持片部320の上方側よりこの支持片部320の側
方側に上記第1のクリックストップリンク24の先端側
を弾性変形させつつ移動し、上記カートリッジホルダ3
が所定角度まで回動されたときに、上記クリックストッ
プ溝321に嵌合する。このとき、上記カートリッジホ
ルダ3は、上記メカシャーシ2より離間された位置にお
いて保持される。そして、上記カートリッジホルダ3
が、図29中矢印コで示すように、上記メカシャーシ2
側に回動されるときには、上記クリックストップ突起3
19が上記クリックストップ溝321より外れ、上記ク
リックストップスライダ23は、図29中矢印シで示す
ように、前方側にスライドされて初期位置に復帰する。
【0051】[7]ディスクカートリッジ排出機構 上記メカシャーシ2の上面側には、後方側に位置して、
上記カートリッジホルダ3に保持されていたディスクカ
ートリッジ220,221を前方側に排出するためのデ
ィスクカートリッジ排出機構が設けられている。このデ
ィスクカートリッジ排出機構は、図28に示すように、
基端側を上記メカシャーシ2の後縁部近傍に回動可能に
取り付けられたカートリッジ排出レバー302と、この
カートリッジ排出レバー302を後方側位置にロックさ
せる排出レバーロックスライダ309とを有して構成さ
れている。
【0052】上記カートリッジ排出レバー302は、基
端側を上記メカシャーシ2の後縁部近傍に形成された透
孔304を介して該メカシャーシ2の下方側に進入さ
せ、このメカシャーシ2の下面部に対して、該基端側を
支軸303を介して回動可能に支持されている。このカ
ートリッジ排出レバー302の中途部の下側縁部には、
係合突片307が下方側に向けて突設されている。この
係合突片307は、上記メカシャーシ2に形成された円
弧状のスリット308に進入している。このカートリッ
ジ排出レバー302は、上記スリット308によって回
動可能な範囲を規定されており、先端側を斜め前方に向
ける位置より、該先端側を側方側に向けて上記メカシャ
ーシ2の後縁部に沿わされる位置に亘って、回動可能と
なっている。このカートリッジ排出レバー302の基端
側部分に設けられたバネ掛止片305と上記メカシャー
シ2の下面部に設けられたバネ掛止突片との間には、引
っ張りコイルバネ129が張架されており、この引っ張
りコイルバネ129は、上記カートリッジ排出レバー3
02を、図28中矢印イで示すように、先端側を前方側
に移動させる方向に回動付勢している。
【0053】上記排出レバーロックスライダ309は、
上記メカシャーシ2の上面部に植設された支持ピン31
0,311により、側方方向にスライド可能に支持され
ている。この排出レバーロックスライダは、一端側を、
上記クリックストップスライダ23に取り付けられこの
クリックストップスライダ23の後方側に延在されたロ
ックリリースバネ324の後端部に臨ませ、他端側を、
上記係合突片307が進入されたスリット308の後端
側部分に臨ませている。この排出レバーロックスライダ
309の一端側部分には、上方側に向けて、ロックリリ
ースピン317が植設されている。上記ロックリリース
バネ324は、後端側が上方側に向けて弾性変位可能で
あるとともに、後端部近傍を上記排出レバーロックスラ
イダ309の上面部上に位置させている。このロックリ
リースバネ324は、後端部が一側側に向けて傾斜され
たテーパ部325となされており、後端側部分に、一側
側に向けて開放された切り欠き部326とこの切り欠き
部326の後縁部に設けられた傾斜縁部327とを有し
て構成されている。そして、この排出レバーロックスラ
イダ309の他端部は、上記係合突片307に向けて傾
斜されたテーパ部316となされている。また、上記排
出レバーロックスライダ309は、中途部に有するバネ
掛止片213と上記メカシャーシ2に設けられたバネ掛
止突起313との間に張架された引っ張りコイルバネ3
15により、図28中矢印ウで示すように、他端側方
向、すなわち、上記スリット308の側に付勢されてい
る。
【0054】このカートリッジ排出機構においては、図
28に示すように、上記カートリッジホルダ3が上記メ
カシャーシ2側に位置している初期状態にあっては、上
記カートリッジ排出レバー302が前方側に位置してお
り、上記ロックリリースバネ324も上記クリックスト
ップスライダ23とともに前方側に位置している。そし
て、上記カートリッジホルダ3が、図28中矢印アで示
すように、上方側に回動されると、上記ロックリリース
バネ324が、図28中矢印カで示すように、後方側に
移動する。このとき、上記ロックリリースバネ324
は、上記テーパ部325によって上記ロックリリースピ
ン317を一側側方向に押圧し、上記排出レバーロック
スライダ309を、上記引っ張りコイルバネ315の付
勢力に抗して一側側方向にスライドさせる。そして、上
記カートリッジホルダ3が所定角度まで回動されると、
上記ロックリリースバネ324は、上記切り欠き部32
6を上記ロックリリースピン317に対応させる位置ま
で移動される。すると、上記排出レバーロックスライダ
309は、上記ロックリリースピン317を上記切り欠
き部326内に側方側より進入させるので、初期位置に
復帰する。すなわち、上記カートリッジホルダ3が上方
側に回動されると、上記排出レバーロックスライダ30
9は、図28中矢印エで示すように、該カートリッジホ
ルダ3の回動中において一旦は一側側方向にスライドさ
れた後、該カートリッジホルダ3の回動が完了したとき
に初期位置に復帰する。
【0055】そして、上記カートリッジホルダ3に上記
ディスクカートリッジ220,221が挿入されると、
このディスクカートリッジ220,221は、上記カー
トリッジ205,216の前端面部により、上記カート
リッジ排出レバー302の先端側を押圧し、図28中矢
印オで示すように、このカートリッジ排出レバー302
を上記引っ張りコイルバネ129の付勢力に抗して回動
させる。上記カートリッジ排出レバー302は、後方側
に回動されると、上記係合突起307により上記排出レ
バーロックスライダ309の他端部であるテーパ部31
6を押圧し、この排出レバーロックスライダ309を一
端側方向にスライドさせる。この排出レバーロックスラ
イダ309は、図28中矢印エで示すように、一旦は一
端側方向にスライドされるが、上記ディスクカートリッ
ジ220,221の上記カートリッジホルダ3への挿入
が完了して上記カートリッジ排出レバー302が後方側
位置に至ると、上記係合突起307が上記搬出レバーロ
ックスライダ309の他端部よりも後方側に至るため
に、上記引っ張りコイルバネ315の付勢力により初期
位置に復帰する。このとき、上記カートリッジ排出レバ
ー302は、後方側位置にてロックされている。
【0056】上記カートリッジホルダ3を上記メカシャ
ーシ2側に回動させるときには、図30に示すように、
上記ロックリリースバネ324は、上記傾斜縁部327
を上記ロックリリースピン317の上端部に摺接させ
て、上方側に弾性変形されつつ、前方側に移動される。
したがって、このとき、上記排出レバーロックスライダ
309がスライドされることはない。このとき、上記カ
ートリッジホルダ3が上記ディスクカートリッジ22
0,221を保持している場合には、このディスクカー
トリッジ220,221は、該カートリッジホルダ3内
に保持されたまま、上記メカシャーシ2側に移動され
る。
【0057】そして、上記ディスクカートリッジ22
0,221を保持したカートリッジホルダ3を上記メカ
シャーシ2より離間させて上方側に回動させるときに
は、上述のように、上記排出レバーロックスライダ30
9が、図28中矢印エで示すように、このカートリッジ
ホルダ3の回動中において一旦一端側方向にスライドさ
れる。このように上記排出レバーロックスライダ309
が一端側にスライドされたときには、上記カートリッジ
排出レバー302に対するロックが解除され、このカー
トリッジ排出レバー302は、上記引っ張りコイルバネ
129の付勢力により、図28中矢印イで示すように、
前方側に回動されて、上記ディスクカートリッジ22
0,221をカートリッジホルダ3の前方側に排出す
る。
【0058】[8]磁気ヘッドを昇降操作する構成 この記録及び再生装置においては、上記カートリッジホ
ルダ3の上面部に配設された磁気ヘッド昇降板20及び
伝達スライダ19と、上記メカシャーシ2の下面部に配
設され該伝達スライダ19をスライド操作するための磁
気ヘッド昇降スライダ94によって、上記磁気ヘッド1
3の昇降操作が行われる。
【0059】上記磁気ヘッド昇降板20は、図12及至
図14及び図18、図19に示すように、上記開口部6
3の後方側部分を閉蓋するようにして、上記磁気ヘッド
支持アーム77及び上記ジンバルバネ79の下方側に位
置して配設されている。この磁気ヘッド昇降板20は、
後縁側部分を支軸78を介して、上記カートリッジホル
ダ3の天板部に対して回動可能に支持され、前縁側部分
を上下方向に移動可能となしている。この磁気ヘッド昇
降板20は、上方側に回動されたときには、図12及び
図13に示すように、上記ジンバルバネ79を上記磁気
ヘッド支持アーム77の側に押し上げるとともに、この
ジンバルバネ79及び該磁気ヘッド支持アーム77を上
記支軸74回りに回動させて上方側に押し上げる。そし
て、この磁気ヘッド昇降板20は、下方側に回動された
ときには、前縁側部分の一部を上記カートリッジホルダ
3の天板部に当接させて該天板部に略々面一状態となさ
れて位置決めされる。このとき、上記磁気ヘッド支持ア
ーム77は、上記位置決め突片87が上記位置決めアー
ム75に当接する位置まで下方側に回動される。また、
上記ジンバルバネ79は、上記吊り下げ部117が該磁
気ヘッド支持アーム77の先端側の屈曲部に吊り下がる
位置まで、該磁気ヘッド支持アーム77よりも下方側に
降下する。したがって、上記磁気ヘッド13の下面部よ
り上記磁気ヘッド支持アーム77の上面部までの距離
は、上記磁気ヘッド昇降板20が上方側に回動されてい
るときには、図13中矢印Lで示すように、図14中矢
印Mで示す該磁気ヘッド昇降板20が下方側に回動され
たときの該記磁気ヘッド13の下面部より該磁気ヘッド
支持アーム77の上面部までの距離よりも短い。
【0060】上記磁気ヘッド昇降板20は、基端側を上
記カートリッジホルダ3の上面部に取り付けピン142
により取り付けられた板バネ141の先端側部分によっ
て、下方方向に回動付勢されている。すなわち、この板
バネ141は、先端側部分を上記磁気ヘッド昇降板20
上に載置させている。
【0061】上記伝達スライダ19は、上記カートリッ
ジホルダ3の上面部の他側側部分に、前後方向にスライ
ド可能に取り付けられている。この伝達スライダ10
は、互いに平行な支持溝146,147を有し、これら
支持溝146,147に上記カートリッジホルダ3の上
面部に突設された支持ピン143,144を対応させて
挿通させている。この伝達スライダ19は、一側側部
分、すなわち、上記カートリッジホルダ3の略々中央部
に位置し上記磁気ヘッド昇降板20の他側側部分に臨む
部分に、押し上げ突片80を有している。この押し上げ
突片80の前端部は、上方側に傾斜されたテーパ部81
となっている。そして、上記磁気ヘッド昇降板20の他
側側部分の下面部には、上記押し上げ突片80に対応し
て、傾斜面部82が形成されている。この傾斜面部82
は、上記磁気ヘッド昇降板20の一部が上方側に屈曲さ
れることにより、後方側に傾斜されたテーパ部として形
成されている。
【0062】上記伝達スライダ19は、後方側より前方
側にスライドされると、上記テーパ部81を上記磁気ヘ
ッド昇降板20の傾斜面部82に摺接させつつ、上記押
し上げ突片80を該磁気ヘッド昇降板20と上記カート
リッジホルダ3の上面部との間に進入させる。すると、
上記磁気ヘッド昇降板20は、上記板バネ141の付勢
力に抗して、上方側に回動される。そして、上記伝達ス
ライダ19は、前方側より後方側にスライドされると、
上記テーパ部81を上記磁気ヘッド昇降板20の傾斜面
部82に摺接させつつ、上記押し上げ突片80を該磁気
ヘッド昇降板20と上記カートリッジホルダ3の上面部
との間より後方側に退出させる。すると、上記磁気ヘッ
ド昇降板20は、上記板バネ141の付勢力により、下
方側に回動されて初期位置に復帰する。この伝達スライ
ダ19は、図12及至図14に示すように、他側側部分
に、上記メカシャーシ2側に垂下された連係アーム部8
3を有している。この連係アーム部83は、上記メカシ
ャーシ2の他側縁部近傍に設けられた透孔84を介し
て、該メカシャーシ2の下方側に進入されている。
【0063】上記磁気ヘッド昇降スライダ94は、図1
5及至図17に示すように、上記メカシャーシ2の下面
側の他側側部分に、前後方向にスライド可能に取り付け
られている。この磁気ヘッド昇降スライダ94は、互い
に平行な支持溝98,99を有し、これら支持溝98,
99に上記メカシャーシ2の下面部に突設された支持ピ
ン96,97を対応させて挿通させている。この磁気ヘ
ッド昇降スライダ94は、上記CPU338により制御
されるステッパモータ(ステッピングモータ)85によ
り、この記録及び再生装置の動作モードに応じて、前後
方向に移動操作される。すなわち、上記ステッパモータ
85は、上記メカシャーシ2の下面部の後方側部分に取
り付けられている。このステッパモータ85の駆動軸に
は、駆動ギヤ91が取り付けられている。この駆動ギヤ
91は、上記メカシャーシ2の下面部に回転可能に支持
された第1の伝達ギヤ92に噛合している。この第1の
伝達ギヤ92は、ウォームギヤ部を有しており、このウ
ォームギヤ部を上記メカシャーシ2の下面部に回転可能
に取り付けられた第2の伝達ギヤ93のウォームホイー
ル部に噛合させている。この第2の伝達ギヤ93は、ピ
ニオンギヤ部を有しており、このピニオンギヤ部を、上
記磁気ヘッド昇降スライダ94に設けられたラックギヤ
部131に噛合させている。この磁気ヘッド昇降スライ
ダ94は、上記ステッパモータ85の駆動力により、前
後方向に移動操作される。このステッパモータ85は、
上記CPU338よりパルスを供給されることにより駆
動され、供給されたパルスの数に応じた回転角度だけ回
転駆動する。
【0064】上記磁気ヘッド昇降スライダ94の後端側
には、上記透孔84に対応する位置に、係合孔114が
設けられている。この係合孔114には、上記透孔84
を介して、上記伝達スライダ19の連係アーム部83が
挿通係合されている。すなわち、上記磁気ヘッド昇降ス
ライダ94が前後方向にスライドされると、上記伝達ス
ライダ19が上記カートリッジホルダ3上を前後方向に
スライドされ、さらに、上記磁気ヘッド昇降板20が回
動されるので、上記磁気ヘッド13は、上下方向に昇降
操作される。なお、上記連係アーム部83は、上記カー
トリッジホルダ3の支軸86を中心とする略々円弧状に
形成されており、該カートリッジホルダ3が該支軸86
を中心に回動されても、常に、上記係合孔114に挿通
係合されている。
【0065】そして、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
の中途部には、前方側に向けられた平坦状の当接部11
0が設けられている。上記メカシャーシ2の下面部に
は、この当接部110に対応する位置に、スライダ初期
位置検出スイッチ109が配設されている。このスライ
ダ初期位置検出スイッチ109は、上記磁気ヘッド昇降
スライダ94が前方方向にスライドされた初期位置にあ
るとき、上記当接部110に押圧操作されて、該磁気ヘ
ッド昇降スライダ94が初期位置にあることを示す検出
信号を上記CPU338に送る。上記磁気ヘッド昇降ス
ライダ94が初期位置にあるときには、上記伝達スライ
ダ19が前方位置に移動されているので、上図13に示
すように、上記磁気ヘッド13は、上方側位置に保持さ
れている。なお、上記磁気ヘッド昇降スライダ94の位
置は、上記スライダ初期位置検出スイッチ109が検出
信号を出力したときの後の上記ステッパモータ85に供
給されたパルス数をカウントすることにより求めること
ができる。
【0066】上記磁気ヘッド昇降スライダ94の他側側
の縁部には、掛止突起111が側方方向に突設されてい
る。この掛止突起111は、上記メカシャーシ2の他側
側の側縁部近傍に形成された透孔112を介して、上方
側に臨んでいる。そして、上記カートリッジホルダ3の
他側側の側壁部149の下縁位置には、被掛止爪88が
突設されている。この被掛止爪88は、下方側に向けて
突設された爪の下端側部分が内方側に屈曲された鈎状に
形成されており、上記カートリッジホルダ3が下方側に
回動されて上記メカシャーシ2上に載置されたとき、上
記透孔112を介して、該メカシャーシ2の下方側に進
入されるようになされている。この被掛止爪88は、上
記透孔112内に進入されたとき、上記磁気ヘッド昇降
スライダ94が初期位置にある場合には、上記掛止突起
111の後方側に位置するようになされている。そし
て、この被掛止爪88は、上記透孔112に進入されて
いて、上記磁気ヘッド昇降スライダ94が後方側に移動
されると、図14に示すように、上記掛止突起111に
掛止され、上記透孔112より抜け出しての上方側への
移動を阻止される。すなわち、上記カートリッジホルダ
3は、上記メカシャーシ2側に回動された後、上記磁気
ヘッド昇降スライダ94が後方側にスライドされると、
上記被掛止爪88を上記掛止突起111により掛止され
て、該メカシャーシ2より離間することが阻止される。
【0067】[9]メカシャーシを支持する構成 上記メカシャーシ2は、上記メインフレーム1に対し
て、上述したように、いわゆるフローティング支持され
ている。すなわち、上記メカシャーシ2は、図22に示
すように、上記メインフレーム1の内方側に向けて突設
された4個の支持片190,191,192,193に
対して、図31に示すように、それぞれダンパ部材14
を介して、支持されている。
【0068】上記ダンパ部材14は、図32に示すよう
に、上記メカシャーシ2の下面部より下方側に向けて植
設された軸部330を有して構成されている。この軸部
330は、上記メカシャーシ2側である基端側(上端
側)に第1のフランジ部331を有し、また、先端側
(下端側)に第2のフランジ部332が取り付けられて
いる。この第2のフランジ部332は、中心部にネジ部
を有しており、上記軸部330の先端部に螺入されて取
り付けられている。そして、上記各フランジ部331,
332間には、ダンパ334が介在配設されている。こ
のダンパ334は、ブチルゴム等の弾性的な材料によ
り、略々円筒形状に形成されており、中心孔内に上記軸
部330を挿通させ、上端部及び下端部をそれぞれ上記
各フランジ部331,332に当接させている。また、
このダンパ334は、外周面部にこのダンパ334を囲
むようにして形成された係合溝を有しており、この係合
溝に上記各支持片190,191,192,193に穿
設された支持孔194,195,196,197の内周
縁部を係合させている。このダンパ334は、上記メイ
ンフレーム1より伝幡する振動を吸収して、この振動の
上記メカシャーシ2への伝幡を防止する。そして、この
ダンパ部材14は、上記ダンパ334に外巻装され、上
記メカシャーシ2の下面部と上記各支持片部190,1
91,192,193の上面部との間に介在される圧縮
コイルバネ333を有している。この圧縮コイルバネ3
33は、弾発力により、上記メカシャーシ2を上方側に
押圧支持する。
【0069】そして、上記上蓋部を構成するカバー支持
板4の下面部には、図31に示すように、一対の板バネ
61,62の基端側部分が、先端側を下方側に向けて突
出させるようにして取り付けられている。上記カバー支
持板4が、後述するように、閉蓋状態において上記メイ
ンフレーム1に対して固定されたとき、上記メカシャー
シ2及び上記カートリッジホルダ3は、上記各ダンパ部
材14,14,14,14と、上記各板バネ61,62
とにより、図31中矢印ソ及び矢印セで示すように、上
下方向より挟持された状態で支持される。すなわち、上
記メカシャーシ2の高さ位置は、上記各ダンパ部材14
の圧縮コイルバネ333の弾発力と、上記各板バネ6
1,62の弾発力及び該メカシャーシ2の自重との釣合
いの位置となる。
【0070】なお、上記外カバー5の内側部には、図2
3に示すように、当接片198が突設されている。この
当接片198は、この外カバー5が上記メインフレーム
1に取り付けられたとき、該メインフレーム1に設けら
れた透孔を介して、このメインフレーム1の内方側に進
入する。この当接片198は、上記メカシャーシ2の上
方側に位置し、このメカシャーシ2の上方側への移動範
囲を規制する。したがって、上記メカシャーシ2は、上
記上蓋部が上方側に回動され開蓋された状態において
は、上記各ダンパ部材14の圧縮コイルバネ333の弾
発力により上方側に付勢され、上記当接片198に側縁
部近傍を当接されることによって位置決めされている。
【0071】[10]上蓋部の構成 上記上蓋部は、図9に示すように、上記カバー支持板4
と、上記上カバー7とから構成されている。上記カバー
支持板4は、金属の如き板材からなる板材より、主板部
と、この主板部の後端縁部に支軸59を介して回動可能
に取り付けられた取り付け板部58とを有して構成され
ている。上記取り付け板部58は、上記バッテリーケー
ス8の後面部に対し、上記下カバー6とともに、いわゆ
る共締めによりネジ止めされている。このカバー支持板
4の上記主板部は、上記メカシャーシ2の上方側に、上
記カートリッジホルダ3の上面部を覆うようにして支持
される。このカバー支持板4の主板部は、上記カートリ
ッジホルダ3の上面部にたいして接離する方向に、回動
可能となっている。上記上カバー7は、上記カバー支持
板4の上記主板部の上面部に、この主板部を覆うように
して固定して取り付けられている。
【0072】上記カバー支持板4の主板部の一側縁部に
は、図9に示すように、リンク取り付け板53が垂下さ
れている。このリンク取り付け板53には、第2のクリ
ックストップリンク45の後端側部分が、支軸46を介
して回動可能に取り付けられている。この第2のクリッ
クストップリンク45の前端側部分は、支軸48を介し
て、上記メインフレーム1の一側側の上縁部に上方に向
けて突設されたクリックストップ片50の係合孔51に
係合されている。この係合孔51は、長手方向を前後方
向となした長孔状に形成されており、上記第2のクリッ
クストップリンク45の前端側を前後方向への移動及び
回動を可能となして支持している。そして、この第2の
クリックストップリンク45の前端部近傍には、クリッ
クストップ突起49が突設されている。また、上記クリ
ックストップ片50の上記係合孔51よりも前方側の位
置には、クリックストップ孔52が穿設されている。上
記上蓋部が上記メカシャーシ2の上方側部分を閉蓋して
いるときには、図9に示すように、上記クリックストッ
プ突起49は、上記クリックストップ孔52よりも前方
側に位置している。そして、上記上蓋部が、図9中矢印
Bで示すように、開蓋されると、上記第2のクリックス
トップリンク45の前端側部分は、図9中矢印Cで示す
ように、上記係合孔51に沿って後方に移動しつつ上記
支軸48回りに回動され、上記クリックストップ突起4
9を上記クリックストップ孔52内に嵌入係合させる。
このとき、上記上蓋部は、開蓋状態に保持される。
【0073】上記上カバー7の前端縁部近傍の内側側部
分には、図25及至図27に示すように、被ロック部材
となる被掛止部材301が突設されている。この被掛止
部材301は、上記メインフレーム1の前面部に取り付
けられたロックスライダ115により掛止されて、上記
上蓋部を閉蓋状態に保持するようになされている。
【0074】上記ロックスライダ115は、長手方向に
支持スリット177,178を有し、これら支持スリッ
ト177,178に上記メインフレーム1の前面部に植
設された支持ピン163,164を挿通させて、該メイ
ンフレーム1に対して側方方向にスライド可能に支持さ
れている。このロックスライダ115は、一端側に、上
方側に突出されたロック片部181を有している。この
ロック片部181の上端側部分は、他端側方向に屈折さ
れた鈎形状となされており、下方側に向いた掛止部18
2を有している。このロックスライダ115は、図26
に示すように、上記上蓋部が閉蓋状態であるときに、上
記掛止部182を上記被掛止部材301の上縁部に係合
させ、該上蓋部の開蓋を阻止する。このロックスライダ
115は、上記各支持スリット177,178間にバネ
配設孔179を有している。このロックスライダ115
は、上記バネ配設孔179内に配設された圧縮コイルバ
ネ168により、図20中矢印Tで示す他側側方向に付
勢されて、上記被掛止部材301を掛止し得る位置で位
置決めされている。上記圧縮コイルバネ168は、一端
側を上記バネ配設孔179の縁部のバネ係合片180に
係合させ、他端側を上記メインフレーム1の前面部に形
成されたバネ配設孔156の縁部のバネ係合片157に
係合させている。
【0075】上記ロック片部181は、上端部の他側側
部分が、上方側に向けて傾斜されたテーパ状となされて
おり、図25中矢印Wで示すように、上記上蓋部が閉蓋
されるときには、上記被掛止部材301によりこのテー
パ状の部分を摺接されつつ押圧されて、図25中矢印X
で示すように、上記ロックスライダ115を一側側に移
動させる。上記状蓋部の閉蓋が完了すると、上記ロック
片部181は、上記掛止部182が上記被掛止部材30
1よりも上方側となるため、上記圧縮コイルバネ168
の付勢力により、図26中矢印Yで示すように、初期位
置に復帰し、図26に示すように、該被掛止部材301
を掛止する。
【0076】そして、上記イジェクトスライダ116
は、長手方向に支持スリット170,174を有し、こ
れら支持スリット170,174に上記メインフレーム
1の前面部に植設された支持ピン162,167を挿通
させて、該メインフレーム1に対して側方方向にスライ
ド可能に支持されている。このイジェクトスライダ11
6は、略々中央部に、上記ロックスライダ115に対応
した開口部171を有しており、該ロックスライダ11
5に当接することがないようになされている。この開口
部171の他端側の縁部には、当接部176が設けられ
ている。この当接部176は、上記ロックスライダ11
5の他端部に対向している。このイジェクトスライダ1
16は、上記開口部171と上記支持スリット174と
の間にバネ配設孔172を有している。このイジェクト
スライダ116は、上記バネ配設孔172内に配設され
た圧縮コイルバネ169により、図20中矢印Uで示す
他側側方向に付勢されて、上記当接部176と上記ロッ
クスライダ115の他端部との間に空隙を形成し得る位
置で位置決めされている。上記圧縮コイルバネ169
は、一端側を上記バネ配設孔172の縁部のバネ係合片
173に係合させ、他端側を上記メインフレーム1の前
面部に形成されたバネ配設孔159の縁部のバネ係合片
160に係合させている。
【0077】上記ロック片部181の先端側の後面部に
は、検出ピン183が突設されている。そして、上記カ
バー支持板4の上面部の前端縁近傍には、伝達アーム6
4及び蓋ロック検出スイッチ60が取り付けられてい
る。上記蓋ロック検出スイッチ60は、押圧子を一側側
に向けて取り付けられている。上記伝達アーム64は、
一端側の被押圧部200を上記被掛止部材301の上方
側に位置させ、他端側の押圧部199を上記蓋ロック検
出スイッチ60の押圧子に臨ませている。上記ロック片
部181が上記被掛止部材301を掛止した状態におい
ては、図26に示すように、上記検出ピン183が上記
伝達アーム64の被押圧部200を押圧し、この伝達ア
ーム64は、上記押圧部199により、上記蓋ロック検
出スイッチ60の押圧子を押圧操作する。そして、図2
5に示すように、上記上蓋部の閉蓋が完了していないと
きや、図27に示すように、この上蓋部が閉蓋されてい
ても上記ロックスライダ115が上記圧縮コイルバネ1
68の付勢力に抗してスライドされているときには、上
記蓋ロック検出スイッチ60は、押圧操作されない。す
なわち、上記蓋ロック検出スイッチ60が押圧操作され
ていることを検出することにより、上記上蓋部が閉蓋さ
れ、かつ、上記被掛止部材301が上記ロックスライダ
115により掛止されていることを検出することができ
る。この蓋ロック検出スイッチ60は、図36に示すよ
うに、スイッチ(B)として、上記CPU338に接続
されている。
【0078】そして、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
の前端側には、図15及至図17に示すように、イジェ
クト伝達部材95が取り付けられている。このイジェク
ト伝達部材95は、前側及び後側の取り付け孔103,
102を有しており、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
に植設された前側及び後側の支持ピン101,100を
これら取り付け孔103,102に対応して挿通させ
て、この磁気ヘッド昇降スライダ94に取り付けられて
いる。上記前側取り付け孔103は、前後方向及び側方
方向について上記前側支持ピン101の太さよりも大き
い。また、上記後側取り付け孔102は、前後方向を長
手方向とする長穴状に形成され、側方方向については上
記後側支持ピン100の太さに略々対応している。すな
わち、上記イジェクト伝達部材95は、上記磁気ヘッド
昇降スライダ94に対して、図15中矢印Hで示すよう
に、後端側を中心として回動可能であるとともに、図1
5中矢印Jで示すように、前後方向にスライド可能とな
されている。そして、このイジェクト伝達部材95は、
前方側の一側側に突設されたバネ掛止片106と上記磁
気ヘッド昇降スライダ94の前端側の一側側に突設され
たバネ掛止片104との間に張架された引っ張りコイル
バネ105により、初期位置に位置決めされている。こ
のイジェクト伝達部材95の初期位置は、上記磁気ヘッ
ド昇降スライダ94に対して前方側にスライドされ、ま
た、前端側を図15中反矢印H方向である他側側方向に
回動させた位置である。
【0079】上記イジェクト伝達部材95の前端側に
は、イジェクト伝達片113が突設されている。このイ
ジェクト伝達片113は、上記磁気ヘッド昇降スライダ
94が前方側にスライドされ上記磁気ヘッド13が上方
位置に保持されているときには、上記メカシャーシ2の
前縁側に設けられた透孔及び上記メインフレーム1の前
面部に設けられた透孔154を介して、該メインフレー
ム1の前面部よりも前方側に突出されている。このと
き、このイジェクト伝達片113は、図15に示すよう
に、上記ロックスライダ115の他端部と上記イジェク
トスライダ116の当接部176との間に進入してい
る。このとき、上記イジェクトノブ17が操作されて、
図15中矢印Gで示すように、上記イジェクトスライダ
116が上記圧縮コイルバネ169の付勢力に抗して一
側側方向にスライドされると、上記イジェクト伝達片1
13が、図15中矢印Hで示すように、一側側に回動さ
れるとともに、上記ロックスライダ115が、図15中
矢印Iで示すように、一側側方向にスライドされ、この
ロックスライダ115は、上記被掛止部材301に対す
る掛止を解除する。
【0080】そして、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
が、図16及び図17に示すように、後方側にスライド
されると、上記イジェクト伝達片113は、上記ロック
スライダ115の他端部と上記イジェクトスライダ11
6の当接部176との間より後方側に退出する。この場
合には、上記イジェクトノブ17が操作されて上記イジ
ェクトスライダ116が一側側方向にスライドされて
も、上記当接部176が上記イジェクト伝達片113に
当接しないためにこのイジェクト伝達片113が回動さ
れず、上記ロックスライダ115は、スライドされるこ
とがなく、上記被掛止部材301に対する掛止を解除す
ることもない。
【0081】なお、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
は、再生モードにおいては、図16に示すように、上記
イジェクト伝達片113を上記ロックスライダ115及
び当接部176間より退出させているが上記磁気ヘッド
13を上方側に保持している第1の位置となされてい
る。そして、この磁気ヘッド昇降スライダは、記録モー
ドにおいては、図17に示すように、上記イジェクト伝
達片113を上記ロックスライダ115及び当接部17
6間より退出させるとともに上記磁気ヘッド13を下方
側に回動させている第2の位置となされている。
【0082】また、上記磁気ヘッド昇降スライダ94が
後方側に移動されているときに、上記イジェクトスライ
ダ116がスライドされ、このままの状態で該磁気ヘッ
ド昇降スライダ94が前方側に移動されると、上記イジ
ェクト伝達片113が該イジェクトスライダ116に当
接する。この場合には、上記イジェクト伝達部材95
は、上記磁気ヘッド昇降スライダ94が前方側に移動さ
れても、上記引っ張りコイルバネ105を変位させつ
つ、上記イジェクト伝達片113を上記イジェクトスラ
イダ116に当接させた位置に留まる。そして、このイ
ジェクト伝達部材95は、上記イジェクトスライダ11
6が初期位置に復帰されたときに、上記イジェクト伝達
片113を上記ロックスライダ115の他端部と上記イ
ジェクトスライダの当接部176との間に進入させて、
上記磁気ヘッド昇降スライダ94に対する初期位置に復
帰する。
【0083】ところで、上記カバー支持板4の両側縁部
には、図11に示すように、それぞれ、カートリッジ吊
り下げ爪55,56が設けられ、下方側に垂下されてい
る。一側側のカートリッジ吊り下げ爪56は、上記カバ
ー支持板4に一体的に形成され、後方側に屈曲された鈎
形状に形成されている。このカートリッジ吊り下げ爪5
6の鈎状の屈曲部の上縁部は、吊り下げ部58となされ
ている。そして、他側側のカートリッジ吊り下げ爪55
は、図10に示すように、基端側(上端側)部分66を
上記カバー支持板4に対し回動可能に取り付けられてお
り、先端側(下端側)が後方側に屈曲された鈎形状に形
成されている。このカートリッジ吊り下げ爪55の鈎状
の屈曲部の上縁部は、吊り下げ部57となされている。
これら吊り下げ爪55,56は、上記各吊り下げ部5
7,58を、上記カートリッジホルダ3の両側部に側方
側に向けて突設された掛合片118,120に掛合させ
ている。そして、これら吊り下げ爪55,56は、上記
上蓋部が開蓋されたときには、図12に示すように、上
記カートリッジホルダ3を吊り下げ、このカートリッジ
ホルダ3を上記メカシャーシ2の上方側に回動させる。
このとき、上記カートリッジホルダ3は、上記メカシャ
ーシ2の上面部より離間されているとともに、前方部を
上記上カバー7の前縁部の下方側となして前方側に臨ま
せている。また、このとき、上記カバー支持板4及び上
記カートリッジホルダ3は、それぞれ上記各クリックス
トップリンク24,45により、回動された位置にて保
持されている。
【0084】上記他側側の吊り下げ爪55は、図10及
び図33及至図35に示すように、上記基端側部分66
が上記カバー支持板4の下面部に沿うように屈曲され、
この基端側部分66を該カバー支持板4に対して支軸6
5を介して回動可能に支持されている。この支軸65
は、上記カバー支持板4の主面部に対して垂直となされ
ており、上記吊り下げ片55の前縁側に位置している。
したがって、上記吊り下げ片55は、図10及び図33
中矢印Fで示すように、後縁側を外方側に移動させるよ
うに回動可能となされている。そして、この吊り下げ爪
55は、この吊り下げ爪55の上記カバー支持板4に沿
わされた基端側部分66に設けられたバネ掛止部68と
該カバー支持板4に設けられたバネ掛止部69との間に
張架された引っ張りコイルバネ67により、図33中矢
印Dで示すように、上記後縁部を内方側となす方向に回
動付勢されている。この吊り下げ爪55は、上記カバー
支持板4に設けられた当接突起70に、上記基端側部分
66を当接させて、初期位置に位置決めされている。な
お、この吊り下げ爪55の基端側部分66は、上記支軸
65を中心とした扇型に形成されており、後縁部を支持
片337により摺動可能に支持されている。
【0085】このように回動可能に支持された吊り下げ
片55は、外方より伝幡した振動や衝撃により上記ダン
パ部材14が変形して、上記メカシャーシ2及び上記カ
ートリッジホルダ3が、上記メインフレーム1に対して
移動したとき、このカートリッジホルダ3に当接され
て、外方側に弾性的に回動され得る。したがって、この
吊り下げ爪55は、上記カートリッジホルダ3に接近、
または、接触されていても、該カートリッジホルダ3の
振動による移動を阻害することがない。なお、上記メイ
ンフレーム1の他側部には、上記吊り下げ爪55の回動
範囲を確保するための外方側に膨出形成された屈曲部3
36が設けられている。
【0086】この記録及び再生装置においては、上記吊
り下げ爪55が回動可能となっているため、上記メカシ
ャーシ2及び上記カートリッジホルダ3の上記ダンパ部
材14の変形による振動吸収のための移動可能範囲を充
分に確保しつつ、装置構成の小型化を図ることができ
る。すなわち、上記カートリッジホルダ3の移動可能範
囲として、0.8mmを確保しようとすると、上記吊り
下げ爪55が上記カバー支持板4に対して固定されてい
る場合には、該カートリッジホルダ3の側面部と該吊り
下げ爪55との間に0.8mmの空隙が必要であり、ま
た、この吊り下げ爪55に掛合する掛合片118の先端
部と上記上カバー7の内壁部との間にも0.8mmの空
隙が必要となるので、上記カートリッジホルダ3の側面
部と該上カバー7の内壁部との間には、少なくとも、
1.6mmと該吊り下げ爪55の厚み分を合わせた距離
の空隙が必要となる。ところが、この記録及び再生装置
では、上記カートリッジホルダ3の移動可能範囲とし
て、0.8mmを確保しようとしたとき、上記吊り下げ
爪55が上記カバー支持板4に対して移動可能なので、
図34に示すように、この吊り下げ爪55に掛合する掛
合片118の先端部と上記上カバー7の内壁部との間に
は0.8mmの空隙が必要であるが、該カートリッジホ
ルダ3の側面部と該吊り下げ爪55との間には殆ど空隙
が不要であり、上記カートリッジホルダ3の側面部と該
上カバー7の内壁部との間の空隙は、略々0.8mmに
該吊り下げ爪55の厚み分を加えた距離で足りることと
なる。ただし、この実施例に示す記録及び再生装置で
は、上記カートリッジホルダ3の移動可能範囲が0.8
mmであって、該カートリッジホルダ3の側面部と上記
吊り下げ爪55との間には、0.4mm程度の空隙を設
けている。
【0087】なお、上記吊り下げ爪55,56は、片側
のみが上記カバー支持板4に対して回動可能となってい
るが、双方を同様の構成となして、それぞれ該カバー支
持板4に対して回動可能となるようにしてもよい。
【0088】[11]停止モードにおける状態 上述のように構成された記録及び再生装置において、停
止モードであって、かつ、上記ディスクカートリッジ2
20,221が装着されていないときには、上記磁気ヘ
ッド昇降スライダ94は、図15に示すように、前方側
の初期位置となされている。このとき、上記イジェクト
ノブ17を操作すると、上記ロックスライダ115がス
ライドされ、上記上蓋部の被掛止部材301に対するロ
ック片部181による掛止が解除される。
【0089】このときには、上記カートリッジ装着検出
スイッチ72が押圧操作されていないため、上記CPU
338は、上記キー入力部15に対する操作があって
も、上記ディスク駆動部339を駆動させない。
【0090】すなわち、上記CPU338は、図37の
フローチャートに示すように、ステップst1において
電源投入されてスタートされると、ステップst2にお
いて上記キー入力部15に対する入力操作があったか否
かを判別する。上記キー入力部15に対する入力操作が
あったならばステップst3に進み、該キー入力部15
に対する入力操作がないならばステップst6に進んで
リターンする。上記ステップst3においては、上記カ
ートリッジ装着検出スイッチ(スイッチ(A))72が
操作されているかを判別する。上記カートリッジ装着検
出スイッチ72が操作されていればステップst4に進
み、該カートリッジ装着検出スイッチ72が操作されて
いなければステップst6に進んでリターンする。上記
ステップst4においては、上記蓋ロック検出スイッチ
(スイッチ(B))160が操作されているかを判別す
る。上記蓋ロック検出スイッチ60が操作されていれば
ステップst5に進み、該蓋ロック検出スイッチ60が
操作されていなければステップst6に進んでリターン
する。上記ステップst5においては、上記CPU33
8は、上記キー入力部15に対する操作に応じて、上記
ディスク駆動部339を駆動制御する。
【0091】[12]ディスクカートリッジの装着 この記録及び再生装置に上記ディスクカートリッジ22
0,221を装着するには、上述のように上記イジェク
トノブ17を操作した後、図12に示すように、上記上
蓋部を上方側に回動させて開蓋する。そして、上記カー
トリッジホルダ3に対して、前方側より、上記ディスク
カートリッジ220,221を前縁側より挿入する。す
ると、上記ディスクカートリッジ220,221におい
ては、上記シャッタ部材206,217が開蓋される。
そして、上記上蓋部を下方側に回動させて閉蓋すると、
上記ディスクカートリッジ220,221は、図13に
示すように、上記メカシャーシ2上に位置決めされて装
着される。このとき、上記カートリッジ装着検出スイッ
チ72は、押圧操作される。また、上記上蓋部が上記ロ
ックスライダ115により掛止されることにより、上記
蓋ロック検出スイッチ60は、押圧操作される。この状
態において、上記CPU338は、上記キー入力部15
に入力があればその入力に応じて上記ディスク駆動部3
39を駆動制御する状態となっている。
【0092】[13]再生モードにおける状態 上記ディスクカートリッジ220,221が装着され上
記上蓋部が閉蓋されて掛止されている状態において、上
記キー入力部15により再生モードを開始すべき指示が
なされると、上記CPU338は、上記ステッパモータ
85を駆動制御し、上記磁気ヘッド昇降スライダ94
を、図16中矢印Nで示すように、後方側に移動させ、
図16に示すように、上記イジェクト伝達片113が上
記ロックスライダ115よりも後方側となり上記磁気ヘ
ッド13が上方側に保持される上記第1の位置となす。
【0093】この状態において、上記光磁気ディスクま
たは上記光ディスクが上記スピンドルモータ89により
回転操作され、上記光学ピックアップ10が作動して該
光磁気ディスクまたは光ディスクより情報信号の読み出
しを行われて、再生モードが実行される。また、このと
き、上記各トラックジャンプ釦30,31、または、上
記一時停止釦32を操作することにより、所為の方向へ
のトラックジャンプ、または、一時停止動作を実行する
ことができる。そして、この再生モードの実行中におい
ては、上記イジェクトスライダ116を一側側にスライ
ド操作しても、上記イジェクト伝達片113が後方側に
退出しているため、上記ロックスライダ115がスライ
ドされることがなく、上記上蓋部に対する掛止が解除さ
れることがない。停止釦29を操作して停止モードとす
ると、上記磁気ヘッド昇降スライダ94が前方側の初期
位置に復帰され、上記イジェクトスライダ116のスラ
イドによって上記上蓋部に対する上記ロックスライダ1
16による掛止の解除が行える状態となる。
【0094】[14]記録モードにおける状態 上記記録及び再生用ディスクカートリッジ220が装着
され上記上蓋部が閉蓋されて掛止されている状態におい
て、上記キー入力部15により記録モードを開始すべき
指示がなされると、上記CPU338は、上記ステッパ
モータ85を駆動制御し、上記磁気ヘッド昇降スライダ
94を、図17中矢印Oで示すように、後方側に移動さ
せ、図17に示すように、上記イジェクト伝達片113
が上記ロックスライダ115よりも後方側となり上記磁
気ヘッド13が下方側に移動される上記第2の位置とな
す。
【0095】この状態において、上記光磁気ディスクが
上記スピンドルモータ89により回転操作され、上記光
学ピックアップ10及び上記磁気ヘッド13が作動して
該光磁気ディスクに対する情報信号の書き込みが行われ
て、記録モードが実行される。上記磁気ヘッド13は、
上記光磁気ディスクに摺接される。また、このとき、上
記一時停止釦29を操作することにより、一時停止動作
を実行することができる。そして、この記録モードの実
行中においては、上記イジェクトスライダ116を一側
側にスライド操作しても、上記イジェクト伝達片113
が後方側に退出しているため、上記ロックスライダ11
5がスライドされることがなく、上記上蓋部に対する掛
止が解除されることがない。停止釦29を操作して停止
モードとすると、それまで書き込みを行っていた情報信
号についてのアドレス等を示す目録情報(いわゆるユー
ザーズトック:U−TOC)の書き込みが行われ、この
目録情報の書き込み完了後に、上記磁気ヘッド昇降スラ
イダ94が前方側の初期位置に復帰される。上記磁気ヘ
ッド昇降スライダ94の初期位置への復帰によって、上
記イジェクトスライダ116のスライドによって上記上
蓋部に対する上記ロックスライダ116による掛止の解
除が行える状態となる。
【0096】なお、上記再生専用ディスクカートリッジ
221、または、上記セーブノッチ214が移動操作さ
れて情報信号の書き込み禁止となされた記録及び再生用
ディスクカートリッジ220が装着された状態におい
て、上記キー入力部15により上記記録モードを開始す
べき指示がなされても、上記CPU338は、上記識別
用穴224によって装着されているディスクカートリッ
ジ220,221が情報信号の記録が不可能なものであ
ることを判別しているため、記録モードを実行しない。
【0097】[15]ディスクカートリッジの取り出し 上述のように、再生モードの実行後の停止モード、記録
モードの実行後の目録情報の書き込み完了後の停止モー
ド、または、未だ記録も再生も行われていない状態にお
ける停止モードにおいては、この記録及び再生装置に装
着されているディスクカートリッジ220,221を取
り出すことができる。
【0098】すなわち、このとき、上記イジェクトノブ
17を操作して上記イジェクトスライダ116を一側側
にスライドさせると、上記ロックスライダ115による
上記上蓋部に対する掛止が解除されて、この上蓋部は、
上方側に回動されて開蓋されることが可能となる。この
ように上記上蓋部に対する掛止を解除して、この上蓋部
を上方側に回動させて開蓋させると、図12に示すよう
に、上記カートリッジホルダ3が上方側に回動されて上
記メカシャーシ2より離間する。すると、上記ディスク
カートリッジ220,221は、上記メカシャーシ2上
より上方側に持ち上げられるとともに、上記カートリッ
ジ排出レバー302によって上記カートリッジホルダ3
の前方側に押し出される。このとき、上記ディスクカー
トリッジ220,221は、後方側部分を上記カートリ
ッジホルダ3より突出させるので、このカートリッジホ
ルダ3より取り出すことができる。上記カートリッジホ
ルダ3より抜き取られたディスクカートリッジ220,
221においては、上記シャッタ部材206,217
は、上記シャッタ閉蓋バネ135により閉蓋状態となさ
れている。
【0099】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録媒体ド
ライバにおいては、記録媒体が装着される本体部及びこ
の本体部に対し回動可能に取り付けられ該本体部の上記
記録媒体が入出される開放部を開閉する蓋体のうちの一
方に移動可能に取り付けられたロック部材は、上記蓋体
が閉蓋状態にあるときにロック位置に移動されると、上
記本体部及び上記蓋体のうちの他方に取り付けられた被
ロック部材に対して掛合するとともに蓋ロック検出スイ
ッチを操作し、ロック解除位置に移動されたときには、
上記被ロック部材に対する掛合を解除するとともに上記
蓋ロック検出スイッチに対する操作を解除する。
【0100】したがって、この記録媒体ドライバにおい
ては、上記蓋ロック検出スイッチの操作状態により、上
記蓋体が閉蓋状態であって、かつ、この蓋体が閉蓋状態
にロックされていることを検出することができる。
【0101】また、上述の記録媒体ドライバにおいて、
上記本体部内に配設され記録媒体が装着されてこの記録
媒体に対する情報信号の記録及び/又は再生を行う記録
及び/又は再生部と、この記録及び/又は再生部に対し
て記録媒体が装着されたときに操作される装着検出スイ
ッチと、上記記録及び/又は再生部の作動を制御する制
御回路とを設け、上記制御回路は、上記装着検出スイッ
チ及び上記蓋ロック検出スイッチの一方または双方が操
作されていないときには、上記記録及び/又は再生部の
作動開始を禁止することとした場合には、上記蓋体が閉
蓋状態であって、かつ、この蓋体が閉蓋状態にロックさ
れている場合以外には、上記記録及び/又は再生部の作
動が開始されることがない。
【0102】すなわち、本発明は、構成の複雑化や消費
電力の増大を招来することなく、記録、または、再生動
作中における記録媒体の取り出しを確実に防止できるよ
うになされた記録媒体ドライバを提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して構成された記録及び再生装置
の外観の構成を示す斜視図である。
【図2】上記記録及び再生装置の構成を示す平面図であ
る。
【図3】上記記録及び再生装置の構成を示す正面図であ
る。
【図4】上記記録及び再生装置の構成を示す左側面図で
ある。
【図5】上記記録及び再生装置の構成を示す背面図であ
る。
【図6】上記記録及び再生装置の構成を示す右側面図で
ある。
【図7】上記記録及び再生装置の構成を示す底面図であ
る。
【図8】上記記録及び再生装置の構成を示す縮小分解斜
視図である。
【図9】上記記録及び再生装置を構成する外筐体を示す
右側面図である。
【図10】上記記録及び再生装置のカバー支持板の構成
を示す底面図である。
【図11】上記記録及び再生装置のカバー支持板の構成
を示す左側面図である。
【図12】上記記録及び再生装置のイジェクト状態にお
ける内部の構成を示す左側面図である。
【図13】上記記録及び再生装置の停止モードにおける
内部の構成を示す左側面図である。
【図14】上記記録及び再生装置の録音モードにおける
内部の構成を示す左側面図である。
【図15】上記記録及び再生装置の停止モードにおける
メカシャーシ上の構成を透視して示す平面図である。
【図16】上記記録及び再生装置の再生モードにおける
メカシャーシ上の構成を透視して示す平面図である。
【図17】上記記録及び再生装置の記録モードにおける
メカシャーシ上の構成を透視して示す平面図である。
【図18】上記記録及び再生装置のカートリッジホルダ
の停止モード及び再生モードにおける構成を示す平面図
である。
【図19】上記記録及び再生装置のカートリッジホルダ
の記録モードにおける構成を示す平面図である。
【図20】上記記録及び再生装置の上蓋部を掛止するた
めの構成を示す要部拡大分解斜視図である。
【図21】上記記録及び再生装置の上蓋部を掛止するた
めの構成を示す正面図である。
【図22】上記記録及び再生装置のメインフレームの構
成を示す平面図である。
【図23】上記記録及び再生装置の外カバーの構成を示
す平面図である。
【図24】上記記録及び再生装置の外カバーの構成を示
す正面図である。
【図25】上記記録及び再生装置の上蓋部が閉蓋途中の
状態を示す要部正面図である。
【図26】上記記録及び再生装置の上蓋部が閉蓋された
状態を示す要部正面図である。
【図27】上記記録及び再生装置の上蓋部に対する掛止
が解除された状態を示す要部正面図である。
【図28】上記記録及び再生装置のカートリッジ排出機
構の構成を示す要部拡大斜視図である。
【図29】上記記録及び再生装置におけるメカシャーシ
とカートリッジホルダとの取り付け状態を示す要部右側
面図である。
【図30】上記記録及び再生装置においてカートリッジ
ホルダがメカシャーシの側に回動されている状態を示す
要部右側面図である。
【図31】上記記録及び再生装置におけるメカシャーシ
の支持構造を示す縦断面図である。
【図32】上記記録及び再生装置のダンパ部材の構成を
示す拡大縦断面図である。
【図33】上記記録及び再生装置のカートリッジホルダ
を吊り下げる部材の構成を示す要部拡大平面図である。
【図34】上記記録及び再生装置のカートリッジホルダ
を吊り下げる部材の構成を示す要部拡大正面図である。
【図35】上記記録及び再生装置のカートリッジホルダ
を吊り下げる部材の構成を示す要部拡大側面図である。
【図36】上記記録及び再生装置の電子回路部の要部の
構成を示すブロック図である。
【図37】上記記録及び再生装置のCPUの動作を示す
フローチャートである。
【図38】上記記録及び再生装置において使用される記
録及び再生用ディスクカートリッジの構成を示す上面側
より臨んだ斜視図である。
【図39】上記記録及び再生装置において使用される再
生専用ディスクカートリッジの構成を示す上面側より臨
んだ斜視図である。
【図40】上記記録及び再生装置において使用される記
録及び再生用ディスクカートリッジの構成を示す下面側
より臨んだ斜視図である。
【図41】上記記録及び再生装置において使用される再
生専用ディスクカートリッジの構成を示す下面側より臨
んだ斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・メインフレーム 2・・・・・・・・・・・・メカシャーシ 4・・・・・・・・・・・・カバー支持板 5・・・・・・・・・・・・外カバー 6・・・・・・・・・・・・下カバー 7・・・・・・・・・・・・上カバー 60・・・・・・・・・・・・蓋ロック検出スイッチ 72・・・・・・・・・・・・カートリッジ装着検出スイッチ 115・・・・・・・・・・・・ロックスライダ 220・・・・・・・・・・・・記録及び再生用ディスクカートリッ
ジ 221・・・・・・・・・・・・再生専用ディスクカートリッジ 338・・・・・・・・・・・・CPU 339・・・・・・・・・・・・ディスク駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が装着される本体部と、 上記本体部に対し回動可能に取り付けられ、該本体部の
    上記記録媒体が入出される開放部を開閉する蓋体と、 上記本体部及び上記蓋体のうちの、一方にはロック部材
    が移動可能に取り付けられ、他方には被ロック部材及び
    蓋ロック検出スイッチが取り付けられ、 上記ロック部材は、上記蓋体が閉蓋状態にあるときに、
    ロック位置に移動されると、上記被ロック部材に対して
    掛合するとともに、上記蓋ロック検出スイッチを操作
    し、ロック解除位置に移動されたときには、上記被ロッ
    ク部材に対する掛合を解除するとともに、上記蓋ロック
    検出スイッチに対する操作を解除してなる記録媒体ドラ
    イバ。
  2. 【請求項2】 本体部内に配設され、記録媒体が装着さ
    れてこの記録媒体に対する情報信号の記録及び/又は再
    生を行う記録及び/又は再生部と、 上記記録及び/又は再生部に対して記録媒体が装着され
    たときに操作される装着検出スイッチと、 上記記録及び/又は再生部の作動を制御する制御回路と
    を備え、 上記制御回路は、上記装着検出スイッチ及び上記蓋ロッ
    ク検出スイッチの一方または双方が操作されていないと
    きには、上記記録及び/又は再生部の作動開始を禁止し
    てなる請求項1記載の記録媒体ドライバ。
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KR100467608B1 (ko) * 2002-08-26 2005-01-24 삼성전자주식회사 디스크 구동기에 있어서 트레이 잠금 장치 및 방법

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