JPH0887798A - 駆動力伝達切り換え機構 - Google Patents

駆動力伝達切り換え機構

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JPH0887798A
JPH0887798A JP6224665A JP22466594A JPH0887798A JP H0887798 A JPH0887798 A JP H0887798A JP 6224665 A JP6224665 A JP 6224665A JP 22466594 A JP22466594 A JP 22466594A JP H0887798 A JPH0887798 A JP H0887798A
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gear
cartridge
disc
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Yoshiteru Ko
義輝 高
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 駆動側ギヤ71のフリクションにより回動さ
れ先端側に伝達ギヤ72が取り付けられた回動アーム1
36は、伝達ギヤ72により移動操作されるラックギヤ
74の移動に伴って移動される係止レバーにより、伝達
ギヤ72をラックギヤ74に噛合させた状態に係止され
る。 【効果】 ラックギヤ74が移動された状態において
は、このラックギヤ74への伝達ギヤ72の噛合が確実
に保持され、この伝達ギヤ72よりラックギヤ74への
駆動力の伝達を確実に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録及び再
生を行うディスクプレーヤ装置等において使用され、モ
ータ等の駆動源よりの駆動力を2系統以上の動力伝達系
に選択的に伝達させるための駆動力伝達切り換え機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の装置においては、モータ等
の一の駆動源よりの駆動力を2系統以上の動力伝達系に
選択的に伝達させるための駆動力伝達切り換え機構が用
いられている。
【0003】例えば、いわゆる光ディスクや光磁気ディ
スクの如き記録ディスクを記録媒体として情報信号の記
録及び再生を行うディスクプレーヤ装置においては、一
のモータよりの駆動力を、駆動力伝達切り換え機構によ
って、ローディング機構及びチャッキング機構に選択的
に伝達させている。
【0004】上記ローディング機構は、上記記録ディス
クを、上記ディスクプレーヤ装置の外方側よりこのディ
スクプレーヤ装置の内方側に引き込むための機構であ
る。そして、上記チャッキング機構は、上記ディスクプ
レーヤ装置内に引き込まれた記録ディスクを、このディ
スクプレーヤ装置内のディスク装着部に装着させる機構
である。
【0005】そして、上記駆動力伝達切り換え機構は、
上記モータより駆動力を伝達されて回転操作される駆動
ギヤと、この駆動ギヤに同軸状に回動可能に支持された
回動アームとを有して構成されている。上記回動アーム
は、上記駆動ギヤとの間に摩擦部材を介在させており、
該駆動ギヤが回転されると、該摩擦部材が発生する摩擦
力によりこの駆動ギヤの駆動力を伝達され、この駆動ギ
ヤの回転方向に追従する方向に回動操作される。この回
動アームの先端側には、上記駆動ギヤに噛合された伝達
ギヤが回転可能に配設されている。
【0006】この駆動力伝達切り換え機構においては、
上記駆動ギヤが正方向に回転操作されると、上記回動ア
ームが正方向に回動され、上記伝達ギヤは、上記ローデ
ィング機構に駆動力を伝達させるための第1の従動ギヤ
に噛合する。
【0007】そして、この駆動力伝達切り換え機構にお
いては、上記駆動ギヤが逆方向に回転操作されると、上
記回動アームが逆方向に回動され、上記伝達ギヤは、上
記チャッキング機構に駆動力を伝達させるための第2の
従動ギヤに噛合する。
【0008】すなわち、この駆動力伝達切り換え機構に
おいては、上記駆動ギヤを正方向に回転操作することに
より上記ローディング機構を駆動し、該駆動ギヤを逆方
向に回転操作することにより上記チャッキング機構を駆
動することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、駆動ギヤと回動アームとを有して構成された駆動力
伝達切り換え機構においては、上記伝達ギヤがいずれか
の従動ギヤに噛合されている状態においては、この伝達
ギヤの従動ギヤへの噛合を維持するため、該回動アーム
が回動しないようにしておく必要がある。これは、上記
伝達ギヤが上記従動ギヤより離間してしまうと、この従
動ギヤへの駆動力の伝達が行えなくなるからである。
【0010】上記従動ギヤが上記第1の従動ギヤに噛合
されているときには上記駆動ギヤが正方向にのみ回動さ
れ、該従動ギヤが上記第2の従動ギヤに噛合されている
ときには該駆動ギヤが逆方向にのみ回動されることとし
た機構においては、上記摩擦部材の発生する摩擦力を大
きくすることで、上記回動アームの回動による該伝達ギ
ヤの該従動ギヤよりの離間を抑えることができる。
【0011】しかし、この場合、上記摩擦部材によるト
ルクロスが大きくなり、消費電力の増大が招来される。
【0012】さらに、上記従動ギヤをいずれか一の従動
ギヤに噛合させたままの状態で、上記駆動ギヤや正逆両
方向に回動させる必要がある場合においては、少なくと
も該駆動ギヤが上記回動アームを該従動ギヤより離間さ
せる方向に回転しているときには、該回動アームを該駆
動ギヤより伝達される駆動力に抗して停止させておく必
要がある。
【0013】ここで、上記駆動ギヤの回転方向に応じて
移動操作される部材を配設し、この部材によって上記回
動アームの回動を規制する構成が考えられる。しかしな
がら、このような部材を設けることとした場合、装置構
成の複雑化、大型化が招来されることとなる。
【0014】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、構成の複雑化、大型化、消費電
力の増大を招来することなく、選択的に駆動力を伝達さ
れる従動側の機構に対して、確実に駆動力を伝達できる
ようになされた駆動力伝達切り換え機構を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る駆動力伝達切り換え
機構は、正逆方向に選択的に回転操作される駆動ギヤ
と、基端側を該駆動ギヤの回転軸に同軸状に回動可能に
支持され該駆動ギヤに対する摩擦力によってこの駆動ギ
ヤより駆動力を伝達されてこの駆動ギヤの回転方向に追
従する方向に回動操作される回動アームと、この回動ア
ームの先端側に回転可能に取り付けられ該駆動ギヤに噛
合した伝達ギヤと、該回動アームが一方向に回動操作さ
れたときに該伝達ギヤに噛合する従動ギヤと、この従動
ギヤの移動に応じてこの従動ギヤにより移動操作される
係止部材とを備え、上記係止部材は、上記従動ギヤによ
り移動操作されたとき、上記回動アームを係止して、こ
の回動アームが上記伝達ギヤを該従動ギヤに噛合させる
状態に保持するものである。
【0016】また、本発明は、上記駆動力伝達切り換え
機構において、上記従動ギヤをラックギヤとし、上記係
止部材は、該従動ギヤによりカムを介して移動操作され
ることとしたものである。
【0017】
【作用】本発明に係る駆動力伝達切り換え機構において
は、駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作され
る回動アームの先端側に取り付けられ該駆動ギヤに噛合
した伝達ギヤによって従動ギヤが移動操作されたとき、
この従動ギヤの移動に応じて移動操作される係止部材
は、該回動アームを係止し、該伝達ギヤの該従動ギヤへ
の噛合を維持させるので、該従動ギヤが移動操作されて
いる状態においては、該伝達ギヤより該従動ギヤへの駆
動力の伝達が確実に行われる。
【0018】また、この駆動力伝達切り換え機構におい
て、上記従動ギヤをラックギヤとし、上記係止部材は、
該従動ギヤによりカムを介して移動操作されることとし
た場合には、該従動ギヤの移動距離に拘らず、該係止部
材を適切な距離だけ移動させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0020】この例は、本発明に係る駆動力伝達切り換
え機構を、いわゆる光磁気ディスクや光ディスクよりの
情報信号の再生を行うディスクプレーヤ装置に適用した
例である。
【0021】以下、次の順序で説明する。
【0022】[1]ディスクカートリッジの構成 [2]ディスクプレーヤ装置の構成 (2−1)メインフレーム及びメカシャーシの構成 (2−2)カートリッジホルダの構成 (2−3)移動操作機構の構成 [3]ディスクプレーヤ装置の動作 (3−1)初期状態 (3−2)ディスクカートリッジの挿入操作 (3−3)ディスクカートリッジの搬入動作 (3−4)ディスクカートリッジのチャッキング動作 (3−5)ディスクカートリッジのチャッキング解除動
作 (3−6)ディスクカートリッジの排出動作 [1]ディスクカートリッジの構成 このディスクプレーヤ装置において情報信号の記録媒体
として使用される光磁気ディスクは、直径が例えば64
mm程度のポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料よ
りなるディスク基板に、磁性材料からなる信号記録層が
被着形成されて構成されている。この信号記録層は、集
光されたレーザビームの照射等の手段により局所的にい
わゆるキュリー温度以上に加熱され、この加熱された部
分に外部磁界が印加されることにより、情報信号の書き
込みをなされる。このように書き込まれた情報信号は、
上記信号記録層にレーザビームの如き直線偏光光束を照
射し、この光束の反射光束についての該記信号記録層に
おけるいわゆるカー効果による偏光方向の回転を検出す
ることにより、読み出すことができる。
【0023】また、上記光ディスクは、上記光磁気ディ
スクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニ
ウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構
成されている。この光ディスクのディスク基板には、射
出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピッ
ト列が形成されている。この光ディスクに書き込まれて
いる情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコ
ヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束につい
ての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変
化を検出することにより、読み出すことができる。
【0024】そして、上記光磁気ディスク及び光ディス
クは、図23及至図26に示すように、カートリッジ2
05,216に回転可能に収納されて、ディスクカート
リッジを構成している。上記光磁気ディスクを収納して
記録及び再生用ディスクカートリッジ220を構成する
上記カートリッジ205は、一辺の長さが該光磁気ディ
スクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い
筐体状に構成されている。このカートリッジ205は、
図23に示すように、上面側の主面部に、上記光磁気デ
ィスクの信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気
ヘッド用開口部223を有している。また、このカート
リッジ205は、図25に示すように、下面側の主面部
の上記磁気ヘッド用開口部223に対向する位置に光学
ピックアップ用開口部222を有し、この下面側の主面
部の略々中央部分にチャッキング用開口部213を有し
ている。この記録及び再生用ディスクカートリッジ22
0は、上記ディスクプレーヤ装置に対して、図23及び
図25中矢印Cで示すように、前方方向に挿入されて装
着される。
【0025】上記記録及び再生用ディスクカートリッジ
220のカートリッジ205において、上記磁気ヘッド
用開口部223及び上記光学ピックアップ用開口部22
2は、シャッタ部材206に依って開閉可能となされて
いる。このシャッタ部材206は、これら開口部22
3,222に対応した互いに平行に相対向されたシャッ
タ板部と、これらシャッタ板部の一端側同士間を連結す
る連結部とを有して、合成樹脂材料または金属材料によ
り、一体的に構成されている。このシャッタ部材206
は、上記連結部を、上記カートリッジ205の一側部に
形成された支持溝部207に、図23及び図25中矢印
Zで示すように、摺動可能に支持されている。すなわ
ち、上記シャッタ部材206は、上記カートリッジ20
5の一側部に沿って後方にスライドされることにより上
記各開口部223,222を開蓋し、後方側より前方に
スライドされて初期位置に復帰されると上記各シャッタ
板部により該各開口部223,222を閉蓋する。
【0026】そして、上記光ディスクを収納して再生専
用ディスクカートリッジ221を構成する上記カートリ
ッジ216は、一辺の長さが該光ディスクの直径に略々
対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成され
ている。このカートリッジ216は、図24に示すよう
に、上面側の主面部には、開口部を有していない。この
カートリッジ216は、図26に示すように、下面側の
主面部に光学ピックアップ用開口部222を有し、この
下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部
213を有している。この再生専用ディスクカートリッ
ジ221は、上記ディスクプレーヤ装置に対して、図2
4及び図26中矢印Cで示すように、前方方向に挿入さ
れて装着される。
【0027】上記再生専用ディスクカートリッジ221
のカートリッジ216において、上記光学ピックアップ
用開口部222は、シャッタ部材217に依って開閉可
能となされている。このシャッタ部材217は、上記光
学ピックアップ用開口部222に対応したシャッタ板部
と、このシャッタ板部の一端側に設けられた支持部とを
有して、合成樹脂材料または金属材料により、一体的に
構成されている。このシャッタ部材217は、上記支持
部を、上記カートリッジ216の一側部に形成された支
持溝部207に、図24及び図26中矢印Zで示すよう
に、摺動可能に支持されている。すなわち、上記シャッ
タ部材217は、上記カートリッジ216の一側部に沿
って後方にスライドされることにより上記光学ピックア
ップ用開口部222を開蓋し、後方側より前方にスライ
ドされて初期位置に復帰されると上記シャッタ板部によ
り該光学ピックアップ用開口部222を閉蓋する。
【0028】上記各シャッタ部材206,217には、
上記連結部または上記支持部の略々中央位置に、側方側
に向けて、シャッタ閉蓋孔208が開設されている。こ
のシャッタ閉蓋孔208は、上記ディスクプレーヤ装置
において上記各シャッタ部材206,217を閉蓋操作
するための部材が係合するためのものである。
【0029】上記光磁気ディスク及び上記光ディスクの
中心部には、円形のチャッキング孔204が開設されて
いる。このチャッキング孔204は、上面側より、チャ
ッキングプレート202により閉蓋されている。このチ
ャッキングプレート202は、鉄やステンレスの如き、
磁性を有する金属材料により、上記チャッキング孔20
4に略々対応した直径の円盤状に形成されている。これ
らチャッキング孔204及びチャッキングプレート20
2は、上記チャッキング用開口部213を介して、上記
各カートリッジ205,216の外方に臨んでいる。
【0030】そして、上記各カートリッジ205,21
6の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決
め穴209,210が形成されている。上記前方側位置
決め穴209は、上記光学ピックアップ用開口部222
の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向
が前後方向となされた長円形に形成されている。また、
上記後方側位置決め穴210は、上記光学ピックアップ
用開口部222の後方側の主面部の縁部近傍に位置して
おり、円形に形成されている。
【0031】また、上記各カートリッジ205,216
の下側主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識
別用穴224が形成されている。これら識別用穴224
は、これらカートリッジ205,216が収納している
ディスクの種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か
否かを識別するためのものである。上記記録及び再生用
ディスクカートリッジ220のカートリッジ205内に
は、上記識別用穴224に対応して、後側面部にセーブ
ノッチ214が設けられている。このセーブノッチ21
4は、移動操作されることにより、上記識別用穴224
のうちの一の内部に進退し、この識別用穴224の深さ
を変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換え
る。
【0032】さらに、これら各カートリッジ205,2
16の下側主面部前方側の両側側の縁部には、一対の被
係合凹部212,212が形成されている。また、上記
カートリッジ205,216の他側部には、上記支持溝
部207に対向するようにして、挿入ガイド溝225が
形成されている。
【0033】上記記録及び再生用ディスクカートリッジ
220のカートリッジ205においては、下側主面部の
前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部211が形成さ
れている。また、上記再生専用ディスクカートリッジ2
21のカートリッジ216においては、下側主面部の前
方側縁部に、光ディスクディスク識別凹部218が形成
されている。これら光磁気ディスク識別凹部211と光
ディスク識別凹部218とは、互いに下側主面部よりの
深さが異なっており、この深さの違いにより、収納され
ているディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスク
かを識別できるようになされている。
【0034】[2]ディスクプレーヤ装置の構成 (2−1)メインフレーム及びメカシャーシの構成 このディスクプレーヤ装置は、図1及び図2に示すよう
に、フレームを構成するメインフレーム2を有して構成
される。このメインフレーム2は、金属板の如き材料に
より、底板部及びこの底板部の両側側より屈曲形成され
て垂設された左右一対の側壁部37,38とを有して、
一体的に形成されている。
【0035】このメインフレーム2には、上記各側壁部
37,38の上縁部間に渡されて、このメインフレーム
2とともに上記フレームを構成する天板3が取り付けら
れている。この天板3は、略々平板状に形成され、各隅
部にネジ孔123,123,123,123を有してい
る。上記天板3は、上記各ネジ孔123,123,12
3,123に対応して挿通された止めネジ122,12
2,122,122が上記各側壁部37,38の上縁部
に設けられたネジ止め用片39,40,41,42のネ
ジ孔に螺入されることにより、上記メインフレーム2に
取り付けられる。上記各ネジ止め用片39,40,4
1,42は、上記各側壁部37,38の上縁部に設けら
れた突片が互いに対向する内側側に略々水平となるよう
に屈曲されて形成されている。
【0036】上記天板部には、後述するカートリッジホ
ルダ4が係合するための係合部である係合切り欠き部3
01が設けられている。また、この天板部3には、後述
するスライダ74が係合するための係合ピン302が、
上記メインシャーシ2側に向けて突設され垂下されてい
る。
【0037】そして、上記メインフレーム2の各側壁部
37,38間には、メカシャーシ1が配設されている。
このメカシャーシ1は、略々平板状に形成され、左側側
縁部に、側方側に突設された前後一対の支軸15,16
を有し、右側側縁部の略々中央に側方側に突設された前
後一対の支軸17,17を有している。これら支軸1
5,16,17,17には、振動吸収部材であるダンパ
部材18,19、20,20が外嵌装されている。これ
らダンパ部材18,19,20,20は、ブチルゴムの
如き可撓性を有する材料により、略々円筒状に形成され
ている。これらダンパ部材18,19,20,20は、
上記側壁部37,38に形成された切り欠き部34,3
5,36,36に対応して嵌合されている。これら切り
欠き部34,35,36,36は、上方側に開放されて
おり、上記天板3の両側縁部より垂下された舌片部12
5,125,125,125により、それぞれ上方側を
閉塞されている。すなわち、上記各ダンパ部材18,1
9,20,20は、上記各切り欠き部34,35,3
6,36の内縁部及び上記各舌片部125,125,1
25,125の下端部によって、外周面部を保持されて
いる。
【0038】上記メカシャーシ1は、上記各ダンパ部材
18,19,20,20を介して、上記メインフレーム
2に対し、いわゆるフローティング支持されている。上
記メカシャーシ1は、いわゆるフローティング支持され
ていることにより、上記メインフレーム2に外方より伝
幡する振動や衝撃が伝幡されないようになされている。
【0039】上記メカシャーシ1上には、上記光磁気デ
ィスクまたは上記光ディスクよりの情報信号の読み出し
を行う再生部が配設されている。この再生部は、ディス
クテーブル12及び光学ピックアップ装置13を有して
構成されている。
【0040】上記ディスクテーブル12は、上記メカシ
ャーシ1の下面部に取り付けられたスピンドルモータの
該メカシャーシ1の上面側に突出された駆動軸に取り付
けられている。このディスクテーブル12は、略々円盤
状に形成されており、上記チャッキング用開口部213
を介して上記各カートリッジ205,216内に進入し
て、上記各ディスクのチャッキング孔204に嵌入し得
るようになされている。このディスクテーブル12は、
上記チャッキング孔204に嵌入されると、上記ディス
クを位置決めして保持するようになされている。
【0041】上記光学ピックアップ装置13は、半導体
レーザの如き光源、この光源の発する光束を導いて上記
ディスク上に集光させるための光学デバイス、及び、該
ディスクよりの反射光束を検出するための光検出器等を
有して、上記ディスクテーブル12に保持されたディス
クよりの情報信号の読み出しが可能に構成されている。
この光学ピックアップ装置13は、上記メカシャーシ1
上を、上記ディスクテーブル12に対する接離方向に移
動操作可能となされている。
【0042】また、上記メカシャーシ1上には、一対の
位置決めピン8,9及び一対の高さ決め突起10,11
が突設されている。上記各位置決めピン8,9は、上端
側がテーパ状に縮径されたピンであって、上記カートリ
ッジ205,216の上記前方側及び後方側位置決め穴
209,210に対応して嵌入して、該カートリッジ2
05,216の上記メカシャーシ1に対する位置決めを
行う。上記各高さ決め突起10,11は、上記カートリ
ッジ205,216の下面部に先端部を当接させて、該
カートリッジ205,216の上記メカシャーシ1に対
する高さ位置を決定する。
【0043】この再生部においては、上記カートリッジ
205,216が上記各位置決めピン8,9及び上記各
高さ決め突起10,11により位置決めされ、上記光磁
気ディスクまたは上記光ディスクが上記ディスクテーブ
ル12に保持され、そして、これらディスクは、該カー
トリッジ205,216内において回転操作される。そ
して、上記光学ピックアップ装置13は、上記カートリ
ッジ205,216内で回転操作されるディスクよりの
情報信号の読み出しを行う。
【0044】(2−2)カートリッジホルダの構成 上記メカシャーシ1の上方側には、カートリッジホルダ
4が配設されている。このカートリッジホルダ4は、上
記カートリッジ205,216の主面部の大きさに略々
対応した略々平板状に形成され、上記メカシャーシ1に
対して、回動フレーム7を介して支持されている。この
回動フレーム7は、金属板の如き材料により、一対の平
行なアーム部58,59と、これらアーム部58,59
の後端部間を連結させこの回動フレーム7の他端側をな
す後板部60とからなる略々コ字形状を有して、一体的
に屈曲形成されている。上記各アーム部58,59は、
それぞれ略々中途部を、上記メカシャーシ1の両側側の
後方部に側方に向けて突設された一対の回動支軸24,
25により対応して回動可能に支持されている。これら
アーム部58,59の一端側である前端側には、支持凹
部54,55が形成されている。これら支持凹部54,
55には、上記カートリッジホルダ4の両側部の略々中
央に側方側に向けて突設された支持突起98,99が対
応して嵌合されている。すなわち、上記回動フレーム7
は、上記各支軸24,25回りに回動されることによ
り、上記カートリッジホルダ4を、上記メカシャーシ1
に対して接離する上下方向に移動操作する。
【0045】このディスクプレーヤ装置においては、図
6において矢印Pで示すように、上記回動フレーム7が
上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離
間する方向に移動させたときには、図6に示すように、
該カートリッジホルダ4が上記天板3に当接し、また、
該回動フレーム7の後板部60の下縁部の当接部151
が該メインフレーム2の底面部の後縁側に設けられた当
接支持部43に当接される。このとき、上記メカシャー
シ1は、上記メインフレーム2に対する接離方向、すな
わち、上下方向について、上記各ダンパ部材18,1
9,20が変形することによる該メインフレーム2に対
する移動を阻止されている。
【0046】そして、このディスクプレーヤ装置におい
ては、図7において矢印Sで示すように、上記回動フレ
ーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ
1に接近する方向に移動させたときには、図7に示すよ
うに、該カートリッジホルダ4が上記天板3より離間
し、また、該回動フレーム7の上記当接部151が上記
当接支持部43より離間する。このとき、上記メカシャ
ーシ1は、上記各ダンパ部材18,19,20が変形す
ることによる上記メインフレーム2に対する接離方向へ
の移動が可能となっている。
【0047】上記カートリッジホルダ4は、両側側部分
が、下方側に鈎状に屈曲形成されて、カートリッジ保持
部89,90となされている。このカートリッジ保持部
89,90は、図1中矢印Cで示すように、前方側より
上記ディスクカートリッジ220,221がこれらカー
トリッジ保持部89,90間に挿入操作されると、この
ディスクカートリッジ220,221の両側側部分を保
持する。このとき、上記ディスクカートリッジ220,
221は、上記カートリッジホルダ4に対して、前後方
向に移動可能となされて保持されている。
【0048】上記カートリッジホルダ4は、このカート
リッジホルダ4の天板部と上記ディスクカートリッジ2
20,221の主面部とが重なる位置まで該ディスクカ
ートリッジ220,221が挿入操作され、上記回動フ
レーム7により上記メカシャーシ1側に移動操作される
と、このディスクカートリッジ220,221を該メカ
シャーシ1上の再生部に装着させる。このカートリッジ
ホルダ4は、天板部の四隅部に、下方側に突出された押
さえ突起94,95,96,97を有している。上記カ
ートリッジホルダ4は、上記各押さえ突起94,95,
96,97を上記カートリッジ205,216の四隅部
に当接させて、上記ディスクカートリッジ220,22
1を上記メカシャーシ1側に支持する。
【0049】また、上記カートリッジホルダ4には、上
記ディスクカートリッジ220,221のシャッタ部材
206,217の開閉を行う機構が設けられている。す
なわち、上記カートリッジ保持部90内には、シャッタ
開蓋爪105が内方側に向けて突設されている。このシ
ャッタ開蓋爪105は、このカートリッジホルダ4に対
して上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操
作されると、上記支持溝部207内に上記カートリッジ
205,216の前端側より進入し、上記シャッタ部材
206,217の前端部に当接して、このシャッタ部材
206,217の上記カートリッジホルダ4に対する移
動を停止させることにより、該ディスクカートリッジ2
20,221の挿入に伴って該シャッタ部材206,2
17を開蓋させる。
【0050】そして、上記カートリッジホルダ4の外側
面部には、シャッタ閉蓋バネ100が、止めビス10
4,104により、取り付けられている。このシャッタ
閉蓋バネ100は、一端側が上記カートリッジホルダ4
の内側側に湾曲された係合部102となっている。この
係合部102は、上記カートリッジホルダ4の側部に設
けられた開口部103を介して、該カートリッジホルダ
4内に進入している。この係合部102は、このカート
リッジホルダ4に対して上記ディスクカートリッジ22
0,221が挿入操作されると、上記シャッタ部材20
6,217の上記シャッタ閉蓋孔208に嵌入係合す
る。この係合部102は、上記ディスクカートリッジ2
20,221が上記カートリッジホルダ4の前方側に排
出されるとき、上記シャッタ部材206,217の上記
カートリッジホルダ4に対する移動を停止させることに
より、該ディスクカートリッジ220,221の排出に
伴って該シャッタ部材206,217を閉蓋させる。
【0051】そして、上記カートリッジホルダ4の下面
部には、カートリッジ移動板5が前後方向に移動可能に
取り付けられている。すなわち、このカートリッジ移動
板5は、上記カートリッジホルダ4の幅と略々同様の幅
の横長の略々平板状に形成されており、上面部に係合棒
108,109,110を有している。このカートリッ
ジ移動板5は、上記各係合棒108,109,110を
上記カートリッジホルダ4に形成された一対の係合スリ
ット91,92に対応させて挿通係合させて、このカー
トリッジホルダ4に対して前後方向に移動可能となされ
て支持されている。上記一対の係合スリット91,92
は、互いに平行となされて前後方向に形成されており、
一方の係合スリット91に1本の係合棒108が挿通係
合され、他方の係合スリット92に2本の係合ピン10
9,110が挿通係合される。このカートリッジ移動板
5は、上記カートリッジホルダ4に上記ディスクカート
リッジ220,221が挿入操作されるとき、該カート
リッジホルダ4の天板部と該ディスクカートリッジ22
0,221との間に位置することとなる。
【0052】上記カートリッジ移動板5の後縁側部分
は、下方側に屈曲されて後壁部139を形成するととも
に、さらに後方側に鈎状に屈曲されて被係合溝部111
を形成している。上記後壁部139は、上記カートリッ
ジホルダ4に上記ディスクカートリッジ220,221
が挿入操作されたとき、このディスクカートリッジ22
0,221の前端部が当接されて、このディスクカート
リッジ220,221の位置決めを行うものである。上
記被係合溝部111は、後述するローディングアーム8
3の係合部87が接離可能に挿入係合する部分である。
【0053】そして、上記カートリッジ移動板5と上記
カートリッジホルダ4とに係合して、トグルバネ107
が設けられている。すなわち、このトグルバネ107
は、一方のアーム部を上記カートリッジホルダ4の上面
部に上記係合スリット92の略々中央部の近傍に位置し
て突設されたバネ掛止片93に掛止され、他方のアーム
部を上記カートリッジ移動板5の上面部に突設されて上
記係合スリット92を介して上方側に突出されたバネ掛
止片144に掛止されている。このトグルバネ107
は、上記各バネ掛止片93,144間を離間させる方向
の弾性力を有している。したがって、上記トグルバネ1
07は、上記カートリッジ移動板5が、上記各バネ掛止
片93,144間が最も接近することとなる上記カート
リッジホルダ4の略々中央位置よりも前方側に位置して
いるときには、図1及び図2中矢印Aで示すように、該
カートリッジ移動板5を前方方向に移動付勢する。ま
た、このトグルバネ107は、上記カートリッジ移動板
5が、上記カートリッジホルダ4の略々中央位置よりも
後方側に位置しているときには、図1及び図4中に矢印
Bで示すように、該カートリッジ移動板5を後方方向に
移動付勢する。
【0054】上記カートリッジ移動板5の下面側には、
図1に示すように、このカートリッジ移動板5に対して
回動可能となされたホールド板6が取り付けられてい
る。このホールド板6は、上記カートリッジ移動板5と
略々同様の大きさを有する略々平板状に形成されてお
り、後縁側部分を118,121を介して上記カートリ
ッジ移動板の後縁側部分に対して回動可能に支持されて
いる。このホールド板6は、初期状態において上記カー
トリッジ移動板5に対して上記ディスクカートリッジ2
20,221の厚みに対応する距離を隔てており、上記
カートリッジホルダ4に該ディスクカートリッジ22
0,221が挿入操作されたとき、このディスクカート
リッジ220,221の下方側に位置するようになされ
ている。このホールド板6は、上記カートリッジ移動板
5より離間する下方方向に回動可能であるとともに、捻
りコイルバネ115により、該カートリッジ移動板5に
接近する方向に回動付勢されて、上記初期位置に位置決
めされている。
【0055】上記ホールド板6は、両端側部分の上面部
に、一対の保持突起117,117が形成されている。
これら保持突起117,117は、上記ホールド板6と
上に上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操
作されると、上記カートリッジ205,216の下側主
面部に形成された一対の被係合凹部212,212に嵌
入係合する。上記ホールド板6は、このように、上記各
保持突起117,117を上記各被係合凹部212,2
12に嵌入させたときには、略々上記初期位置に復帰し
ており、上記ディスクカートリッジ220,221を保
持している。
【0056】上記カートリッジ移動板5及び上記ホール
ド板6は、上記カートリッジホルダ4の前方側に位置し
ている状態で、上記ディスクカートリッジ220,22
1を保持し、このカートリッジホルダ4の後方側に移動
されることにより、保持しているディスクカートリッジ
220,221を該カートリッジホルダ4内に、すなわ
ち、上記メカシャーシ1上となる位置に搬入する。ま
た、上記カートリッジ移動板5及び上記ホールド板6
は、上記カートリッジホルダ4の後方側で上記ディスク
カートリッジ220,221を保持しているときに、こ
のカートリッジホルダ4の前方側に移動されることによ
り、該ディスクカートリッジ220,221を該カート
リッジホルダ4より排出する。
【0057】そして、上記カートリッジホルダ4は、上
記回動フレーム7により上記メカシャーシ1より離間す
る方向に移動され保持しているディスクカートリッジ2
20,221を上記再生部より離脱させたときには、該
天板3に係合する。すなわち、上記カートリッジ移動板
5を上記カートリッジホルダ4に係合させるための上記
係合棒108は、上記カートリッジホルダ4の上方側に
突出され、上端部分がフランジ状に拡径されている。そ
して、この係合棒108は、上記カートリッジホルダ4
が上方側に移動されて上記天板部3に当接されていると
きに、上記カートリッジ移動板5が該カートリッジホル
ダ4の前方側に移動操作されると、図2に示すように、
上記天板3に設けられた上記係合切り欠き部301に嵌
入係合する。この係合切り欠き部301は、上記カート
リッジ移動板5の移動に伴う上記トグルバネ107の移
動範囲に対応して上記天板3に形成された透孔124の
前方側の内縁部に、後方側に向けて解放された切り欠き
部として形成されている。上記カートリッジホルダ4
は、上記係合棒108を上記係合切り欠き部301に嵌
入係合させて上記フレームに係合したときには、上記メ
カシャーシ1に対する接離方向について、該フレームに
対する移動を阻止される。すなわち、この係合棒108
は、上記係合切り欠き部301に嵌入係合したとき、上
端側の拡径部を上記天板3の上面側に位置させている。
また、上記カートリッジホルダ4は、上記係合棒108
を上記係合切り欠き部301に嵌入係合させて上記フレ
ームに係合したときには、このカートリッジホルダ4に
対するディスクカートリッジ220,221の挿入方向
及び上記メカシャーシ1に対する接離方向に直交する方
向、すなわち、左右方向について、該フレームに対する
移動を阻止される。
【0058】上記ホールド板6には、上記支軸118よ
り後方側に位置して、誤挿入阻止爪119が設けられて
いる。この後挿入阻止爪119は、後端部の上縁側が鋭
角の角部を有する当接部140となされている。この当
接部140は、上記カートリッジ移動板5が上記カート
リッジホルダ4の前方側に位置しているときに、このカ
ートリッジホルダ4の天板部に形成された当接用透孔1
06に対応する位置となされている。この誤挿入阻止爪
119は、上記ホールド板6が初期位置にあるときに
は、上記カートリッジホルダ4の天板部に接触すること
なく、上記当接用透孔106の下方を通過できるように
なされている。
【0059】そして、この誤挿入阻止爪119は、上記
ホールド板6が、上記ディスクカートリッジ220,2
21のいわゆる誤挿入により、下方側に回動されている
ときには、上記当接部140を上記当接用透孔106内
に進入させる。このように上記当接部140が上記当接
用透孔106内に進入しているときには、上記カートリ
ッジ移動板5を後方側に移動させようとしても、該当接
部140が該当接用透孔106の後縁部に当接するた
め、該カートリッジ移動板5は、後方側に移動されな
い。
【0060】なお、上記ディスクカートリッジ220,
221の誤挿入とは、上記各被係合凹部212,212
の設けられた下側主面部を上方側となして挿入してしま
うことや、あるいは、上記カートリッジ205,216
の側面部や後面部を前方側となして挿入してしまうこと
である。
【0061】そして、上記メカシャーシ1の両側部に
は、上記回動フレーム7の各アーム部58,59の前端
部の前方側に位置して、一対のロッカアーム44,44
が回動可能に取り付けられている。すなわち、これらロ
ッカアーム44,44は、略々中央部に支持孔45,4
5を有し、この支持孔45,45に上記メカシャーシ1
の両側部より側方に向けて突設された一対の支軸21,
22を挿通させている。これらロッカアーム44,44
は、後端側に係合孔46,46を有しており、この係合
孔46,46を上記カートリッジホルダ4の支持突起9
8,99に係合させている。
【0062】また、このロッカアーム44は、前端側部
分に、係合溝部309を有している。この係合溝部30
9は、上記ロッカアーム44の側部に対して解放された
切り欠きであって、該ロッカアーム44の前端側が上記
メカシャーシ1の前方側に向けられたときに、解放部分
を下方に向けるようになされている。
【0063】上記各ロッカアーム44,44は、上記回
動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシ
ャーシ1側に移動させてこのカートリッジホルダ4が保
持しているディスクカートリッジ220,221を上記
再生部に装着させたときには、図7に示すように、上記
係合溝部309を上記フレームより離間させる。
【0064】そして、上記各ロッカアーム44,44
は、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を
上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させてこの
カートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリ
ッジ220,221を該再生部より離脱させたときに
は、図6に示すように、上記係合溝部309を上記フレ
ームに係合させる。すなわち、上記フレームをなす上記
各側壁部37,38には、上記各係合溝309,309
が係合する左右一対の係合杆312,312が、互いに
対向する内方側に向けて突設されている。
【0065】上記各係合杆312,312は、それぞ
れ、上記メインシャーシ2の外側側となる基端側が、テ
ーパ状に拡径されている。したがって、上記各ロッカア
ーム44は、上記係合溝部309を上記係合杆312に
係合させたときには、上記カートリッジホルダ4に対す
る上記ディスクカートリッジ220,221の挿入方向
及びこのカートリッジホルダ4の上記メカシャーシ1に
対する移動可能方向に直交する方向、すなわち、左右方
向について、該メカシャーシ1の上記フレームに対する
移動を阻止する。
【0066】また、上記各ロッカアーム44,44の後
端部には、それぞれ位置決め突起308が突出形成され
ている。これら位置決め突起308,308は、上記回
動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシ
ャーシ1より離間する方向に移動させてこのカートリッ
ジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ22
0,221を該再生部より離脱させたときには、上記天
板部3の両側側部分に形成された左右一対の係合孔30
3,304に対応して挿入係合され、上記メカシャーシ
1の上記フレームに対する位置決めを行う。
【0067】そして、左右一対のトグルバネ310,3
10が、一方のアーム部を上記メカシャーシ1の左右両
側部に突設された係合片307,307に係合させ、他
方のアーム部を上記各ロッカアーム44,44の後端側
に突設された係合片317,317に係合させて配設さ
れている。
【0068】このトグルバネ310による付勢力は、上
記ロッカアーム44を介して、上記回動フレーム7に伝
達される。すなわち、これらトグルバネ310,310
は、上記回動フレーム7が上記メカシャーシ1に対する
移動可能範囲の略々中間位置よりも上記カートリッジホ
ルダ4を該メカシャーシ1に接近させる側にあるときに
は、この回動フレーム7を、該カートリッジホルダ4が
該メカシャーシ1に接近する方向に回動付勢する。
【0069】そして、これらトグルバネ310,310
は、上記回動フレーム7が上記メカシャーシ1に対する
移動可能範囲の略々中間位置よりも上記カートリッジホ
ルダ4を上記メカシャーシ1より離間させる側にあると
きには、この回動フレーム7を、該カートリッジホルダ
4が該メカシャーシ1より離間する方向に付勢する。し
たがって、上記回動フレーム7は、上記カートリッジホ
ルダ4を上記メカシャーシ1側に移動させたときには、
上記各トグルバネ310,310の付勢力により、この
カートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリ
ッジ220,221を上記再生部に対し押圧支持して装
着させる。また、上記回動フレーム7は、上記カートリ
ッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に
移動させたときには、上記各トグルバネ310,310
の付勢力により、このカートリッジホルダ4が保持して
いるディスクカートリッジ220,221を上記再生部
より離脱させるとともに、このカートリッジホルダ4を
上記天板部3に対して押圧支持する。
【0070】上記カートリッジホルダ4は、上記回動フ
レーム7を介して、上記各トグルバネ310,310の
付勢力により押圧されることで、上記メカシャーシ1に
近接した位置及び上記天板部3に当接した位置のいずれ
においても、正確に位置決めされる。
【0071】(2−3)移動操作機構の構成 そして、上記メカシャーシ1の後方側部分には、上記デ
ィスクカートリッジ220,221の上記メカシャーシ
1上までの搬入及び該ディスクカートリッジ220,2
21の該メカシャーシ1上よりの排出を行う、すなわ
ち、上記カートリッジ移動板5を移動操作するための移
動操作機構及び駆動力伝達切り換え機構が配設されてい
る。
【0072】この移動操作機構は、図1、図2及び図8
に示すように、上記メカシャーシ1の後方部に配設され
たモータ64を有して構成されている。このモータ64
の駆動軸には、ウォームギヤ65が取り付けられてい
る。このウォームギヤ65は、上記メカシャーシ1に植
設された支軸30により回転可能に支持されたウォーム
ホイール69に噛合している。このウォームホイール6
9には、平ギヤ70が同軸状に一体的に形成されてい
る。この平ギヤ70は、上記メカシャーシ1に植設され
た支軸29により回転可能に支持された、駆動力伝達切
り換え機構の駆動ギヤとなるアーム駆動ギヤ71に噛合
している。
【0073】上記アーム駆動ギヤ71を支持する上記支
軸29には、図22に示すように、回動アーム136の
基端側部分が回動可能に取り付けられている。すなわ
ち、この回動アーム136は、基端側に設けられた支持
孔138に上記支軸29を挿通させている。この回動ア
ーム136と上記アーム駆動ギヤ71との間には、摩擦
部材137が介在配設されている。すなわち、上記回動
アーム136は、上記アーム駆動ギヤ71の回転方向に
追従する方向に回動操作される。上記アーム駆動ギヤ7
1が図8及び図22中矢印X1で示す一方向に回転する
と、上記回動アーム136は、図8及び図22中矢印X
2で示す一方向側に回動される。また、上記アーム駆動
ギヤ71が図8及び図22中矢印Y1で示す他方向に回
転すると、上記回動アーム136は、図8及び図22中
矢印Y2で示す他方向側に回動される。 上記回動アー
ム136の先端側には、支軸73を介して、伝達ギヤ7
2が回転可能に取り付けられている。この伝達ギヤ72
は、上記アーム駆動ギヤ71に噛合している。
【0074】そして、上記メカシャーシ1上には、この
メカシャーシ1に植設された支軸27を介して、ローデ
ィング機構を構成するカムギヤ61が回転可能に取り付
けられている。このカムギヤ61は、図19に示すよう
に、上記支軸27が嵌入される支持孔129に対して同
軸状であるギヤ部127及びフランジ部131を有して
一体的に形成されている。上記ギヤ部127は、所定の
角度範囲に亘る第1の欠歯部130を有している。ま
た、上記フランジ部131は、所定角度範囲に亘る欠損
部を有している。上記フランジ部131の上記ギヤ部1
27に臨む下面部には、第1の係合溝部128が形成さ
れている。この第1の係合溝部128は、上記支持孔1
29回りの円弧状に形成され、上記欠損部の一方側の部
分がこの欠損部に向けて開放され、該欠損部の他方側の
部分が閉塞端となされている。
【0075】上記カムギヤ61のギヤ部127には、上
記カムシャーシ1に植設された支軸28を介して、中間
ギヤ63が噛合している。この中間ギヤ63には、上記
回動アーム136が図8及至図12中矢印Y2で示す他
方向側に回動されたときに、上記伝達ギヤ72が噛合す
る。上記伝達ギヤ72が上記中間ギヤ63に噛合してい
る状態においては、上記第1の係合溝部128には、図
8及至図10に示すように、該伝達ギヤ72を支持して
いる支軸73の先端側が係合する。
【0076】上記カムギヤ61は、捻りコイルバネ15
3により、図1、図2及び図8中に矢印Gで示すよう
に、上記第1の係合溝部128に係合している上記支軸
73がこの第1の係合溝部128の上記欠損部への開放
端部より抜け出すこととなる方向に回動付勢されてい
る。上記捻りコイルバネ153は、図19に示すよう
に、上記カムギヤ61の下面部に形成された円環状の溝
部154内に配設されている。
【0077】上記カムギヤ61は、上面側の主面部に、
操作ピン62が設けられている。この操作ピン62は、
上記メカシャーシ1上に回動可能に支持された扇形状板
79に設けられたカムスリット81に挿通係合してい
る。この扇形状板79は、扇の要に相当する位置に支持
孔80を有し、この支持孔80に、上記メカシャーシ1
上に植設された支柱20の先端側の支軸部26を挿通さ
せて、回動可能に支持されている。上記カムスリット8
1は、上記支持孔80の近傍部より、扇の周縁の近傍部
に亘って、略々直線状に形成されている。また、この扇
形状板79は、ガイドスリット82を有している。この
ガイドスリット82は、上記支持孔80回りの円弧状に
形成されている。この扇形状板79は、上記カムギヤ6
1が回動することにより、上記操作ピン62を介して、
回動操作される。
【0078】また、上記支軸部26には、ローディング
アーム83の基端側が回動可能に取り付けられている。
このローディングアーム83の基端側には、上記支軸部
26が挿通係合される支持孔84が形成されている。こ
のローディングアーム83の中途部には、上記扇形状板
79の上記ガイドスリット82に挿通係合されるガイド
ピン86が設けられている。このローディングアーム8
3は、上記扇形状板79に対して、上記支持孔80回り
の上記ガイドスリット82の角度範囲に亘って、回動可
能である。このローディングアーム83の先端側には、
上記被係合溝部111に接離可能に挿入係合する係合部
87が設けられている。そして、このローディングアー
ム83は、このローディングアーム83と上記扇形状板
79とに各アーム部を掛止させた捻りコイルバネである
リミッタバネ88により、図1及び図2中に矢印Fで示
すように、該扇形状板79に対して上記係合部87を前
方側に振り出す方向に回動付勢されている。
【0079】上記ローディングアーム83の基端側に
は、上記メカシャーシ1上に配設された第1の検出スイ
ッチ77を操作するためのスイッチ操作突起85が設け
られている。このスイッチ操作突起85は、上記ローデ
ィングアーム83が、図3中の矢印J及び図4中の矢印
Lで示すように、上記係合部87を後方側となす方向に
回動されたときに、上記第1の検出スイッチ77を操作
する。
【0080】そして、上記メカシャーシ1上には、チャ
ッキング機構を構成するスライダ74が配設されてい
る。このスライダ74は、図20及び図21に示すよう
に、略々棒状の部材として形成されており、複数の支持
スリット75,76,321を有している。このスライ
ダ74は、上記各支持スリット75,76,321に、
上記メカシャーシ1上に植設された複数の支軸31,3
2,323を挿通係合させることにより、横方向に移動
可能となっている。このスライダ74は、上記回動アー
ム136が図8及至図12中矢印X2で示す一方向側に
回動されたときに上記伝達ギヤ72が噛合する従動ギヤ
となるラックギヤ部134を有している。また、このス
ライダ74は、上記ラックギヤ部134の延長上に、第
2の欠歯部135を有している。さらに、このスライダ
74は、上記ラックギヤ部134に沿う庇部を有し、こ
の庇部の該ラックギヤ部134に臨む下面部には、第2
の係合溝部133が形成されている。この第2の係合溝
部133は、上記ラックギヤ部134に平行な直線状に
形成され、上記カムギヤ61に臨む一方側が開放され、
他方側が閉塞端となされている。
【0081】上記伝達ギヤ72が上記ラックギヤ部13
4に噛合している状態においては、上記第2の係合溝部
133には、図11に示すように、該伝達ギヤ72を支
持している支軸73の先端側が係合する。
【0082】上記スライダ74は、このスライダ74に
設けられたバネ掛止部132と上記メカシャーシ1上に
突設されたバネ掛止部33との間に張架された引っ張り
コイルバネ126により、図1、図2及び図8中に矢印
Hで示すように、上記第2の係合溝部133に係合して
いる上記支軸73がこの第2の係合溝部133の開放端
部より抜け出すこととなる方向、すなわち、上記ラック
ギヤ部134を上記第2の欠歯部135の側に移動させ
る方向に移動付勢されている。
【0083】そして、上記メカシャーシ1上には、図1
3に示すように、このメカシャーシ1と上記スライダ7
4との間に位置して、係止部材となる係止レバー320
が、回動可能に配設されている。この係止レバー320
は、基端側を上記支軸32を介して回動可能に支持さ
れ、先端側を上記ラックギヤ部134の近傍に位置させ
ている。
【0084】この係止レバー320の先端側には、上記
支軸323を挿通させた長孔322が形成されている。
この長孔322及び上記支軸323は、上記係止レバー
320の回動可能角度を規制している。
【0085】そして、この係止レバー320の中央部分
には、上記スライダ74の下面部に突設された駆動ピン
324が挿通係合されるカム溝325が設けられてい
る。この係止レバー320は、上記スライダ74の移動
に伴って、上記駆動ピン324及び上記カム溝325を
介して、回動操作されるようになされている。
【0086】この係止レバー320の先端側には、鈎状
の係止部327が形成されている。この係止部327
は、上記伝達ギヤ72が上記ラックギヤ部134に噛合
しているときに、図13中矢印X5で示すように、上記
係止レバー320が該伝達ギヤ72側に回動されると、
図15及び図17に示すように、該伝達ギヤ72の回転
軸である上記支軸73に係合する。
【0087】そして、上記スライダ74は、上記回動フ
レーム7に係合する一対の水平なカム突状145,14
6と、上記フレームに係合する係合凹部305とを有し
ている。
【0088】上記スライダ74は、後面部を、上記回動
フレーム7の後板部60の前面部に対向させている。こ
のスライダ74の後面部には、上記一対の水平なカム突
状145,146が設けられている。これらカム突状1
45,146は、上記後板部60の前面部に植設された
一対の倣いピン56,57が対応して挿通係合された傾
斜カム溝147,148を有している。これら傾斜カム
溝147,148は、上記スライダ74が上記引っ張り
コイルバネ126の付勢力により移動された初期状態に
おいては、上記各倣いピン56,57を下方側に押し下
げている。すなわち、上記スライダ74は、初期位置に
おいては、図6中矢印Oで示すように、上記回動フレー
ム7を上記後板部60が上記メカシャーシ1側に移動す
る方向に回動させている。
【0089】上記各傾斜カム溝147,148は、図5
中矢印Nで示すように、上記スライダ74が上記引っ張
りコイルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作
されると、上記各倣いピン56,57を上方側に移動さ
せる。すると、上記回動フレーム7は、上記一対のトグ
ルバネの310,310の付勢力により、図6中に矢印
Rで示すように、上記後板部60を上記メカシャーシ1
より離間させ上記カートリッジホルダ4を上記メカシャ
ーシ1側に移動させる方向に回動させる。
【0090】また、上記スライダ74が上記引っ張りコ
イルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作され
ると、図5に示すように、上記メカシャーシ1上に配設
された第2の検出スイッチ78が、このスライダ74に
より操作される。
【0091】そして、上記スライダ74が上記引っ張り
コイルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作さ
れたとき、上記係止レバー320は、上記駆動ピン32
4及び上記カム溝325を介して、上記係止部327を
上記支軸73に係合させる方向に回動操作される。
【0092】そして、上記係合凹部305は、図20に
示すように、上記スライダ74の上面部に形成されてい
る。この係合凹部305は、上記スライダ74が上記引
っ張りコイルバネ126により付勢されている方向に向
けて解放された溝部となっている。
【0093】この係合凹部305の底面部は、この係合
凹部305の解放された側に向けて徐々に下方側となる
傾斜面部318に連続されている。また、この係合凹部
305の両側の内側壁面部は、この係合凹部305の解
放された側に向けて徐々に拡幅された一対の導入壁部3
19に連続されている。
【0094】上記スライダ74は、上記回動フレーム7
を介して上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ
1側に移動させこのカートリッジホルダ4が保持してい
るディスクカートリッジ220,221を上記再生部に
装着させたときには、上記係合凹部305を上記フレー
ムに対して係合させることがない。
【0095】そして、このスライダ74は、上記回動フ
レーム7を介して上記カートリッジホルダ4を上記メカ
シャーシ1より離間する方向に移動させこのカートリッ
ジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ22
0,221を上記再生部より離脱させたときには、上記
係合凹部305を上記フレームに係合させる。すなわ
ち、上記カートリッジホルダ4が上記メカシャーシ1よ
り離間する方向に移動操作されたとき、上記天板3より
垂下された係合ピン302は、上記係合凹部305内に
進入しており、下端部を該係合凹部305の底面部に当
接させている。
【0096】したがって、上記スライダ74は、上記係
合凹部305を上記フレームの係合ピン302に係合さ
せたときには、上記カートリッジホルダ4に対するディ
スクカートリッジ220,221の挿入方向、すなわ
ち、前後方向について、上記メカシャーシ1の該フレー
ムに対する移動を阻止する。
【0097】また、上記スライダ74は、上記係合凹部
305を上記係合ピン302に係合させたときには、上
記回動フレーム7の他端側の当接部151を該フレーム
の上記当接支持部43に当接させており、この当接部1
51と共働して、上記メインフレーム2に対する接離方
向、すなわち、上下方向について、上記メカシャーシ1
の該フレームに対する移動を阻止する。
【0098】さらに、上記スライダ74は、後面部の略
々中央部分に、下方側に突出された規制壁部326を有
している。この規制壁部326は、上記スライダ74が
上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して移動操
作されたとき、図15及び図17に示すように、上記係
止レバー320の後縁部に位置し、上記駆動ピン324
及び上記カム溝325による該係止レバー320に対す
る回動操作を補助する。
【0099】[3]ディスクプレーヤ装置の動作 (3−1)初期状態 上述のように構成された本発明に係るディスクプレーヤ
装置においては、初期状態においては、図2、図6及び
図8に示すように、上記カートリッジホルダ4は、上方
側に位置されて上記天板3に当接されている。上記回動
フレーム7は、上記当接部151を上記当接支持部43
に当接させている。上記各ロッカアーム44,44は、
上記係合溝309,309を上記各係合杆312,31
2に係合させている。上記カートリッジ移動板5は、上
記カートリッジホルダ4の前方側に位置し、上記トグル
バネ107により、図2中矢印Aで示すように、前方側
に付勢されている。上記係合棒108は、上記係合切り
欠き部301に嵌入係合されている。
【0100】上記ホールド板6は、上方側に付勢され、
上記カートリッジ移動板5との間の距離を上記ディスク
カートリッジ220,221の厚みに相当する距離とし
ている。上記ローディングアーム83は、上記係合部8
7を上記被係合溝部111内に進入させている。上記扇
形状板79は、上記カムギヤ61により、前方側に回動
されている。上記第1及び第2の検出スイッチ77,7
8は、操作されていない。
【0101】上記カムギヤ61は、上記捻りコイルバネ
153により、図8中矢印Gで示すように、回動付勢さ
れて、上記第1の欠歯部130に臨むギヤ部127の端
部を上記中間ギヤ63に圧接させている。上記支軸73
は、上記第1の係合溝部128に係合しており、上記伝
達ギヤ72を上記中間ギヤ63に噛合させている。上記
スライダ74は、図8中矢印Hで示す上記引っ張りコイ
ルバネ126による付勢方向に移動されている。
【0102】上記スライダ74は、上記引っ張りコイル
バネ126による付勢方向に移動されており、上記係合
ピン302が上記係合凹部305に進入して係合してい
る。 (3−2)ディスクカートリッジの挿入操作 上記カートリッジ移動板5と上記ホールド板6との間に
上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作さ
れると、まず、上記ホールド板6が下方側に回動され、
該ディスクカートリッジ220,221が前端部を上記
後壁部139に当接させるまで挿入されると、上記各被
係合凹部212,212に上記各保持突起117,11
7が嵌入して、上記ホールド板6は、初期位置に復帰す
る。
【0103】そして、上記ディスクカートリッジ22
0,221が後方側に押圧操作されると、上記カートリ
ッジ移動板5は、図3に示すように、上記トグルバネ1
07を変位させつつ後方側に移動され、上記リミッタバ
ネ88を変位させつつ上記ローディングアーム83を回
動させる。このとき、上記係合棒108は、上記係合切
り欠き部301より後方側に抜け出し、この係合切り欠
き部301に対する係合を解除する。上記ローディング
アーム83の回動により、上記スイッチ操作突起85を
介して、上記第1の検出スイッチ77が操作される。
【0104】(3−3)ディスクカートリッジの搬入動
作 上記第1の検出スイッチ77が操作されることにより、
上記モータ64の回転駆動が開始され、図9に示すよう
に、上記カムギヤ61が、図9中矢印X3で示すよう
に、上記捻りコイルバネ153により付勢されている方
向に回転操作される。このとき、上記回動アーム136
は、図9中矢印X2で示すように、上記伝達ギヤ72を
上記中間ギヤ63より離間させる方向に回動付勢されて
いるが、上記支軸73が上記第1の係合溝部128に係
合していることにより、回動を阻止されている。
【0105】上記ローディングアーム83は、上記扇形
状板79を介して、上記カムギヤ61により後方側に回
動操作され、上記カートリッジ移動板5を後方側に移動
操作する。
【0106】このように上記カートリッジ移動板5が後
方側に移動操作されて上記ディスクカートリッジ22
0,221が後方側に移送されるとき、上記シャッタ部
材206,217は、前端部に上記シャッタ開蓋爪10
5が当接され、また、上記シャッタ閉蓋孔208に上記
シャッタ閉蓋バネ100の係合部102が嵌入係合され
る。この状態で上記ディスクカートリッジ220,22
1が後方側に移送されることにより、上記シャッタ部材
206,217は、前端部に上記シャッタ開蓋爪105
を当接させた位置で停止されているため、開蓋操作され
る。
【0107】上記カートリッジ移動板5は、図4に示す
ように、上記カートリッジホルダ4の後方側位置まで移
動操作されると、図4中矢印Bで示すように、上記トグ
ルバネ107により後方側に移動付勢されるとともに、
上記ディスクカートリッジ220,221を上記メカシ
ャーシ1上に位置させている。このように、上記カート
リッジ移動板5が上記カートリッジホルダ4の後方位置
に移動されたとき、上記カムギヤ61は、図10に示す
ように、上記支軸73の近傍に上記第1の係合溝部12
8の上記欠損部への開放端部を位置させている。
【0108】そして、上記カムギヤ61がさらに回転さ
れると、上記回動アーム136は、図11に示すよう
に、上記支軸73が該カムギヤ61の欠損部に至り上記
第1の係合溝部128より開放されるため、図11中矢
印X2で示すように、上記アーム駆動ギヤ71に追従し
て回動され、上記伝達ギヤ72を上記スライダ74のラ
ックギヤ部134に噛合させる。
【0109】(3−4)ディスクカートリッジのチャッ
キング動作 上記モータ64は、上記カートリッジ移動板5が後方側
に移動された後、さらに回転駆動し、図11、図14及
び図16に示すように、上記スライダ74を、図11、
図14及び図16中矢印X4で示すように、上記引っ張
りコイルバネ126の付勢力に抗して移動させる。
【0110】このとき、上記係止レバー320は、上記
駆動ピン324及び上記カム溝325により、上記スラ
イダ74の移動に伴って、図13中矢印X5で示すよう
に、上記係止部327を上記伝達ギヤ72側に移動させ
る方向に回動操作される。
【0111】したがって、上記支軸73は、上記スライ
ダ74の移動に伴って、図15及び図17に示すよう
に、上記係止レバー320の上記係止部327に係合さ
れ、上記回動アーム136の回動を阻止して、上記伝達
ギヤ72の上記ラックギヤ部134よりの離間を阻止す
る。
【0112】また、このとき、規制壁部326は、図1
5及び図17に示すように、上記係止レバー320の後
縁部に位置し、この係止レバー320が上記係止部32
7の上記支軸73に対する係合を解除する方向に回動す
ることを阻止している。
【0113】すなわち、この駆動力伝達切り換え機構に
おいては、上記ラックギヤ部134が上記伝達ギヤ72
により移動操作されたとき、このラックギヤ部134の
移動に応じて移動操作される係止レバー320が上記回
動アーム136の回動を阻止し、該伝達ギヤ72の該ラ
ックギヤ部134への噛合を維持させる。
【0114】そのため、この駆動力伝達切り換え機構に
おいては、上記ラックギヤ部134が移動操作されてい
る状態においては、上記伝達ギヤ72より該ラックギヤ
部134への駆動力の伝達が確実に行われる。
【0115】さらに、このとき、上記支軸73は、上記
第2の係合溝部133にも係合されており、上記伝達ギ
ヤ72の上記ラックギヤ部134よりの離間を阻止して
いる。
【0116】上記スライダ74の上記引っ張りコイルバ
ネ126の付勢力に抗しての移動により、上記カートリ
ッジホルダ4は、図7中に矢印Rで示す上記回動フレー
ム7の回動により、図7中に矢印Sで示すように、上記
天板3より離間される。この回動フレーム7は、上記当
接部151を上記当接支持部43より離間させる。この
とき、上記各ロッカアーム44,44は、上記係合溝3
09,309の上記各係合杆312,312に対する係
合を解除する。また、上記スライダ74は、上記係合凹
部305に対する上記係合ピン302の係合を解除させ
る。
【0117】このとき、上記メカシャーシ1は、フロー
ト支持された状態となる。また、このとき、上記ローデ
ィングアーム83の係合部87が上記被係合溝部111
より抜け出され、該ローディングアーム83と上記カー
トリッジ移動板5との係合が解除される。
【0118】そして、上記スライダ74は、図5、図1
6及び図18図に示すように、上記第2の欠歯部135
を上記伝達ギヤ72に対向させる位置に至ると、上記第
2の検出スイッチ78を操作する。この第2の検出スイ
ッチ78が操作されることにより、上記モータ64は、
停止される。上記スライダ74は、上記引っ張りコイル
バネ126の付勢力により、上記第2の欠歯部135に
臨む上記ラックギヤ部134の端部を上記伝達ギヤ72
に圧接させている。このとき、上記カートリッジホルダ
4に保持されたディスクカートリッジ220,221
は、上記メカシャーシ1上に位置決めされて装着されて
おり、上記ディスクテーブル12及び上記光学ピックア
ップ装置13を有する再生部により、情報信号の読み出
しが可能な状態となっている。
【0119】(3−5)ディスクカートリッジのチャッ
キング解除動作 上述のように、上記ディスクカートリッジ220,22
1が装着された状態において、イジェクト動作を指示す
る操作がなされると、上記モータ64は、上述したよう
なディスクローディング動作時の逆の方向に回転駆動す
る。
【0120】上記スライダ74は、上記引っ張りコイル
バネ126の付勢力により上記第2の欠歯部135に臨
む上記ラックギヤ部134の端部を上記伝達ギヤ72に
圧接させているので、この伝達ギヤ72が回転操作され
ることにより、この伝達ギヤ72に該ラックギヤ部13
4を噛合させて、図16及び図18中矢印Y4で示す該
引っ張りコイルバネ126の付勢力の方向に移動操作さ
れる。
【0121】上記スライダ74は、移動操作されること
により、上記第2の検出スイッチ78に対する操作を解
除する。このとき、上記支軸73は、上記係止レバー3
20の係止部327及び上記第2の係合溝部133に係
合されており、上記伝達ギヤ72の上記ラックギヤ部1
34よりの離間を阻止している。
【0122】そして、上記スライダ74が移動される
と、上記カートリッジホルダ4は、図6中に矢印Oで示
す上記回動フレーム7の回動により、図6中に矢印Pで
示すように、上記天板3に当接される。この回動フレー
ム7は、上記当接部151を上記当接支持部43に当接
させる。
【0123】上記各ロッカアーム44,44は、上記係
合溝309,309を上記各係合杆312,312に係
合させる。また、上記スライダ74は、上記係合凹部3
05に上記係合ピン302を進入させてこの係合ピン3
02に係合している。
【0124】このとき、上記メカシャーシ1は、フロー
ト支持による移動を阻止された状態となる。このとき、
上記ローディングアーム83の係合部87が上記被係合
溝部111に嵌入され、該ローディングアーム83と上
記カートリッジ移動板5とが係合される。
【0125】このように、上記カートリッジホルダ4が
上記天板3に当接されたとき、上記支軸73は、図13
に示すように、上記スライダ74の移動に伴って上記係
止レバー320が、図13中矢印Y5で示すように、上
記係止部327を上記伝達ギヤ72より離間させる方向
に回動されることにより、該係止部327による係合を
解除される。
【0126】また、このとき、上記支軸73は、図11
に示すように、上記スライダ74が移動されることによ
り上記第2の係合溝部133の開放端部に位置すること
となる。
【0127】すると、上記回動アーム136は、図10
に示すように、上記アーム駆動ギヤ71の回転に追従し
て、図10中矢印Y2で示すように、上記伝達ギヤ72
を上記中間ギヤ63に噛合させる位置に回動される。
【0128】(3−6)ディスクカートリッジの排出動
作 上記伝達ギヤ72が上記中間ギヤ63に噛合した状態で
上記モータ64が回転駆動することにより、上記カムギ
ヤ61は、図10及び図9中矢印Y3で示すように、上
記支軸73を上記第1の係合溝部128内に進入させる
方向に回転操作される。上記回動アーム136は、上記
支軸73が上記第1の係合溝部128に係合しているこ
とにより、回動を阻止されている。
【0129】上記カムギヤ61の回転により、上記ロー
ディングアーム83は、図2に示すように、上記扇形状
板79が回動されることによって、上記係合部87を前
方側となす方向に回動され、上記カートリッジ移動板5
を前方側に移動させる。
【0130】このように上記カートリッジ移動板5が前
方側に移動操作されて上記ディスクカートリッジ22
0,221が前方側に移送されるとき、上記シャッタ部
材206,217は、上記シャッタ閉蓋孔208に上記
シャッタ閉蓋バネ100の係合部102が嵌入係合され
ていることにより、該シャッタ閉蓋孔208に該係合部
102を嵌入係合させた位置で停止されるため、閉蓋操
作される。このシャッタ閉蓋バネ100の係合部102
は、上記シャッタ部材206,217が閉蓋された後、
さらに、上記ディスクカートリッジ220,221が前
方側に移送されることにより、該シャッタ閉蓋バネ10
0の弾性変位によって、上記シャッタ閉蓋孔208より
抜き取られる。
【0131】上記ローディングアーム83は、上記カー
トリッジ移動板5を、上記カートリッジホルダ4に対す
る前方側側まで移動させる。このとき、上記トグルバネ
107は、上記カートリッジ移動板5を、図2中矢印A
で示すように、前方側に移動させる。このとき、上記係
合棒108は、図2に示すように、上記係合切り欠き部
301に嵌入係合する。
【0132】なお、上記扇形状板79が回動されるとき
に、上記ディスクカートリッジ220,221の前方側
への排出が外力により阻止されて上記ローディングアー
ム83の回動が阻止された場合には、図3に示すよう
に、上記リミッタバネ88が変位することにより、該扇
形状板79の回動が阻害されることを防止する。そし
て、上記ローディングアーム83が初期位置まで回動さ
れることにより、上記スイッチ操作突起85による上記
第1の検出スイッチ77に対する操作が解除される。
【0133】そして、上記カムギヤ61は、図8に示す
ように、上記捻りコイルバネ153の付勢力により上記
第1の欠歯部130に臨むギヤ部127の端部を上記中
間ギヤ63に圧接させた状態にて停止される。このと
き、上記支軸73は、上記第1の係合溝部128に係合
しており、上記伝達ギヤ72を上記中間ギヤ63に噛合
させている。上記スライダ74は、図8中矢印Hで示す
上記引っ張りコイルバネ126による付勢方向に移動さ
れている。
【0134】上記ディスクカートリッジ220,221
は、上記カートリッジ移動板5と上記ホールド板6との
間に、前端部を上記後壁部139に当接させるまで挿入
されており、上記各被係合凹部212,212に上記各
保持突起117,117を嵌入させている。そして、こ
のディスクカートリッジ220,221を後方側に引き
抜くと、このディスクカートリッジ220,221は、
上記ホールド板6が下方側に回動させつつ、上記カート
リッジ移動板5と上記ホールド板6との間より抜き取ら
れる。
【0135】このようにして、イジェクト動作を完了し
たディスクプレーヤ装置は、上記初期状態に復帰する。
【0136】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る駆動力伝達
切り換え機構においては、駆動ギヤの回転方向に追従す
る方向に回動操作される回動アームの先端側に取り付け
られ該駆動ギヤに噛合した伝達ギヤによって従動ギヤが
移動操作されたとき、この従動ギヤの移動に応じて移動
操作される係止部材は、該回動アームを係止し、該伝達
ギヤの該従動ギヤへの噛合を維持させる。
【0137】そのため、この駆動力伝達切り換え機構に
おいては、上記従動ギヤが移動操作されている状態にお
いては、上記伝達ギヤより上記従動ギヤへの駆動力の伝
達を確実に行うことができる。
【0138】また、この駆動力伝達切り換え機構におい
て、上記従動ギヤをラックギヤとし、上記係止部材は、
該従動ギヤによりカムを介して移動操作されることとし
た場合には、該従動ギヤの移動距離に拘らず、該係止部
材を適切な距離だけ移動させることができる。
【0139】すなわち、本発明は、構成の複雑化、大型
化、消費電力の増大を招来することなく、選択的に駆動
力を伝達される従動側の機構に対して、確実に駆動力を
伝達できるようになされた駆動力伝達切り換え機構を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動力伝達切り換え機構を有して
構成されたディスクプレーヤ装置の要部を示す分解斜視
図である。
【図2】上記ディスクプレーヤ装置の要部の構成を示す
平面図である。
【図3】上記ディスクプレーヤ装置においてディスクカ
ートリッジの挿入操作が行われた状態を示す平面図であ
る。
【図4】上記ディスクプレーヤ装置において上記ディス
クカートリッジの搬入操作が完了した状態、または、該
ディスクカートリッジの排出操作の開始前の状態を示す
平面図である。
【図5】上記ディスクプレーヤ装置において上記ディス
クカートリッジのチャッキング操作が完了した状態を示
す平面図である。
【図6】上記ディスクプレーヤ装置においてチャッキン
グ解除操作が完了したときの状態を示す側面図である。
【図7】上記ディスクプレーヤ装置においてチャッキン
グ操作が完了したときの状態を示す側面図である。
【図8】上記ディスクプレーヤ装置における駆動力伝達
切り換え機構の構成を示す拡大平面図である。
【図9】上記駆動力伝達切り換え機構により移動操作さ
れるカムギヤ及び上記スライダのディスク搬入操作を開
始した状態、または、ディスク排出操作の途中の状態を
示す拡大平面図である。
【図10】上記カムギヤ及び上記スライダのディスク搬
入操作が略々完了した状態、または、ディスク排出操作
が開始された状態を示す拡大平面図である。
【図11】上記カムギヤ及び上記スライダのディスク搬
入操作の完了後ディスクチャッキング操作を開始する状
態、または、ディスクチャッキング解除操作を完了した
状態を示す拡大平面図である。
【図12】上記スライダのディスクチャッキング操作を
開始した状態、または、ディスクチャッキング解除操作
の途中の状態を示す拡大平面図である。
【図13】上記スライダがディスクチャッキング操作を
開始した状態、または、ディスクチャッキング解除操作
の途中の状態であるときの係止部材の状態を示す拡大平
面図である。
【図14】上記スライダのディスクチャッキング操作、
または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態を
示す拡大平面図である。
【図15】上記スライダがディスクチャッキング操作、
または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態で
あるときの係止部材の状態を示す拡大平面図である。
【図16】上記スライダのディスクチャッキング操作を
完了した状態を示す拡大平面図である。
【図17】上記スライダがディスクチャッキング操作を
完了した状態にあるときの係止部材の状態を示す拡大平
面図である。
【図18】ディスクチャッキング操作が完了された状態
における上記ローディング伝達部材及び上記スライダの
状態を示す拡大平面図である。
【図19】上記カムギヤの構成を示す下面側より臨んだ
斜視図である。
【図20】上記スライダの構成を示す斜視図である。
【図21】上記スライダの構成を示す下面側より臨んだ
斜視図である。
【図22】上記カムギヤ及び上記スライダを選択的に移
動操作するための上記駆動力伝達切り換え機構の回動ア
ーム及び伝達ギヤの構成を示す下面側より臨んだ斜視図
である。
【図23】上記ディスクプレーヤ装置によりローディン
グされる記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を
示す斜視図である。
【図24】上記ディスクプレーヤ装置によりローディン
グされる再生専用のディスクカートリッジの構成を示す
斜視図である。
【図25】上記記録再生兼用のディスクカートリッジの
構成を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【図26】上記再生専用のディスクカートリッジの構成
を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
71 アーム駆動ギヤ 72 伝達ギヤ 136 回動アーム 134 ラックギヤ部 320 係止レバー 325 カム溝 327 係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆方向に選択的に回転操作される駆動
    ギヤと、 基端側を上記駆動ギヤの回転軸に同軸状に回動可能に支
    持され、該駆動ギヤに対する摩擦力によってこの駆動ギ
    ヤより駆動力を伝達されて、この駆動ギヤの回転方向に
    追従する方向に回動操作される回動アームと、 上記回動アームの先端側に回転可能に取り付けられ、上
    記駆動ギヤに噛合した伝達ギヤと、 上記回動アームが一方向に回動操作されたときに、上記
    伝達ギヤに噛合する従動ギヤと、 上記従動ギヤの移動に応じてこの従動ギヤにより移動操
    作される係止部材とを備え、 上記係止部材は、上記従動ギヤにより移動操作されたと
    き、上記回動アームを係止して、この回動アームが上記
    伝達ギヤを該従動ギヤに噛合させる状態に保持する駆動
    力伝達切り換え機構。
  2. 【請求項2】 従動ギヤは、ラックギヤであって、 係止部材は、上記従動ギヤにより、カムを介して移動操
    作される請求項1記載の駆動力伝達切り換え機構。
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