JPH0765285A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

車両用情報提供装置

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Publication number
JPH0765285A
JPH0765285A JP20921193A JP20921193A JPH0765285A JP H0765285 A JPH0765285 A JP H0765285A JP 20921193 A JP20921193 A JP 20921193A JP 20921193 A JP20921193 A JP 20921193A JP H0765285 A JPH0765285 A JP H0765285A
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JP
Japan
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traffic information
information
vehicle
reception
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP20921193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Hirota
正治 広田
Hiroshi Sugimoto
宥 杉本
Mitsuhiro Fukui
光博 福井
Toru Ito
徹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン再始動時において交通情報をすぐに
提供する。 【構成】 ACCスイッチのオフにより、各種の部材の
電源はオフされるが、FM多重レシーバ26による受信
を継続し、受信した交通情報をその時刻と共にRAM2
0aに記憶する。そして、このRAM20aをバックア
ップメモリとすることによって、電源オフ後も記憶内容
が消えないようにする。そして、エンジンの再始動時に
は、RAM20aの記憶内容を読み出し、その記憶時刻
が所定時間内であれば、すぐに交通情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載され、受信
した交通情報をドライバーに提供する車両用情報提供装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドライバーに必要な情報を提
供し、より快適な運転を行うために各種の装置が提案さ
れている。このような情報装置として、地図情報をディ
スプレイに表示するものや、地図上に自車両の現在位置
を表示するものや、さらには現在位置から目的地までの
最短経路を探索して地図上に表示すると共に走行中の現
在位置と合わせて常時走行経路のガイドを行うもの等が
ある。そして、このような装置を利用することによっ
て、ドライバーは、目的地までの経路を容易に認識でき
ドライブにおける負担が低減される。
【0003】ここで、経路誘導を行う場合、道路が渋滞
しているか否かなどの交通情報は非常に有用な情報であ
る。すなわち、距離的には最短の経路であっても、大き
な渋滞があれば、その経路は最適な経路ではなくなって
しまう。
【0004】そこで、特開平4−38599号公報にお
いては、地上の送信局からの交通情報データを受信し
て、車両側の地図に重ねて表示するものが示されてい
る。この装置によれば、受信した渋滞情報などの交通情
報をドライバーに報知することができ、ドライバーのよ
り好適な経路選択を補助することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記装置においては、
受信した交通情報を表示して、ドライバーに知らせる
が、1つ(1セット)の交通情報の受信にはかなりの時
間がかかる。FM放送波に交通情報を多重する場合、1
回の交通情報の受信に5分程度必要である。
【0006】一方、車両のエンジン停止時は、バッテリ
の消耗を最小限にするため、電力消費量をなるべく小さ
くしたいという要求がある。そして、交通情報の受信を
行う受信機等はある程度の電力消費量があるためエンジ
ン停止時には、この動作は停止しなければならない。
【0007】そして、エンジンの再始動時に、交通情報
の受信が再開されるが、この再始動にされてから1セッ
トの交通情報の受信が完了されるまでの時間は、交通情
報を利用することができない。
【0008】ドライバーは、エンジンの再始動時におい
て、走行計画を決定したり、走行計画を見直す場合が多
く、従来の装置では、このときに交通情報を提供できな
いという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、エンジンの再始動時にお
いて、有効な交通情報を提供できる情報提供装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題が解決するための手段】本発明は、交通情報を受
信する受信手段と、受信した交通情報を車両の休止後も
記憶する記憶手段と、車両の休止状態を検出する休止状
態検出手段と、休止状態を検出したときに上記受信手段
の動作を停止する受信制御手段と、車両の休止状態から
の再始動を検出する再始動検出手段と、この再始動検出
手段により再始動を検出した時に、上記記憶手段に記憶
されている交通情報を読み出し受信後所定時間以上経過
しているか否かを判定する判定手段と、この判定手段に
より、受信後所定時間経過していないと判定された交通
情報に基づく情報を提供する情報提供手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明は、交通情報を受信する受信
手段と、受信した交通情報を記憶する記憶手段と、車両
の休止状態を検出する休止状態検出手段と、休止状態を
検出した後、所定時間経過後に上記受信手段の動作を停
止する受信制御手段と、この再始動検出手段により再始
動を検出した時に、上記記憶手段において記憶されてい
る交通情報に基づく情報を提供する情報提供手段と、車
両の休止状態からの再始動を検出する再始動検出手段と
を有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、交通情報を受信する受
信手段と、受信した交通情報を記憶する記憶手段と、車
両の休止状態を検出する休止状態検出手段と、休止状態
を検出した後上記受信手段の動作を停止する受信制御手
段と、予め指定した時間に上記受信手段と起動させるタ
イマ手段と、受信手段の起動から一定時間内に走行が開
始されない場合に上記受信制御手段により上記受信手段
の動作を停止する制御手段と、受信手段の起動から一定
時間内に走行が開始された場合に上記記憶手段に記憶さ
れている交通情報に基づく情報を提供する情報提供手段
とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、受信手段により受信した交
通情報を記憶手段に記憶する。また、休止状態検出手段
により車両の休止状態を検出した場合に受信手段の動作
を停止するため、交通情報の更新はされなくなる。そし
て、車両の再始動時に記憶手段に記憶されている交通情
報を読み出し、これを情報として利用するが、受信後所
定時間以上経過した情報は利用しない。そこで、再始動
時において、必要な情報を選択して利用できるため、再
始動時にすぐに有効な交通情報を提供することができ
る。
【0014】また、休止状態に入った後、所定時間受信
を継続することによって、ガソリンスタンド等短時間の
エンジン停止時には、受信が中断されず、再始動時に何
等問題なく情報を提供することができる。
【0015】タイマ手段によって車両を利用する所定時
間前に受信を開始することによって、車両の始動時にお
いてすぐに情報を提供することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は実施例の情報システムの特に車両
に搭載される装置の構成ブロック図である。GPSナビ
ゲーションシステムを構成するGPS用アンテナ10、
GPSレシーバ12、車速センサ14、車輪速センサ1
6、地磁気センサ18の各種センサと制御部としてのE
CU20が備えられている。なお、RAM20aはEC
U20の動作において必要な情報を記憶するためのもの
であり、タイマ20bは所定時間に必要な動作を行うた
めのものである。GPSレシーバ12ではGPSアンテ
ナ10を介して衛星軌道上の測地衛星からの電波を受信
する。この受信電波を基に、ECU20にて自車両の現
在位置の緯度経度が算出される。さらに、その他のセン
サ(車速センサ14、車輪速センサ16、地磁気センサ
18)で、衛星からの電波が受信できなくとも自車両の
位置を算出することが可能である。たとえば、車輪速セ
ンサ16により、自車両が単位時間にどのくらい移動し
たか算出され、また車輪速センサ16と地磁気センサ1
8により自車両がどのくらい進行方向を変化させたかが
算出できる。この進行方向の変化量の検出は、ジャイロ
システムによっておこなってもよい。そして、これらの
センサにより検出された相対移動量と、CD−ROM2
2に記憶された地図情報とを対応させ、地図上での自車
両の位置がECU20により算出される。この地図情報
と自車両の位置をディスプレイ24に重畳表示させ、ド
ライバー等のユーザに報知する。また、検出された自車
両の位置と地図情報の対比が常に行なわれ(マップマッ
チング)、地図上の位置が妥当な位置かが判断される。
たとえば、現在走行している場所には道路が全くなく自
車両の走行軌跡と平行に道路があった場合などは、自車
両位置をシフトさせ、現在位置が道路上になるように補
正される。また、交差点を右左折したときにもその交差
点位置から補正が行われる。このような補正によってG
PSなどの位置検出精度を補償する。
【0017】さらに本実施例においては、外部情報の受
信手段としてFM多重レシーバ26およびビーコンレシ
ーバ28が備られている。
【0018】FM多重レシーバ26はFMアンテナ30
により受けたFM波を受信し、この受信情報の内、交通
情報についてのものを一旦記憶部26aに格納する。こ
のFM波の情報は、たとえば道路の渋滞状況や規制情報
などである。また、ビーコンレシーバ28は道路側方に
設けられたビーコンからの通信をビーコンアンテナ32
により受信し、この受信情報を一旦記憶部28aに格納
する。例えば、マイクロ波ビーコンでは、半径数10m
の局所エリアに情報が送信される。これを利用して、特
定の交差点の手前の所定の位置たとえば200m手前に
ビーコンを設置して、この交差点に特有の情報を送信す
る。交差点特有の情報とは、たとえば従来から交差点手
前に道路標識として表示されている交差点の分岐方向別
の行先表示や、さらに該当する交差点から前記の表示さ
れた行先までの所要時間(旅行時間)などである。これ
に対し、FM波は広域に情報を送信するのに適してお
り、基地局から情報送信を行なう。この情報内容は、た
とえば首都高速道路全域の渋滞情報や事故・落下物など
による規制情報、その他道路管理者からのメッセージな
どである。
【0019】前述のようにFM多重レシーバ26やビー
コンレシーバ28の各々の記憶部26a,28aに格納
された情報は、表示指示がなされた後ディスプレイ24
に表示される。この表示指示は、例えば受信終了後また
はビーコン直下検出後になされる。また、受信から所定
距離走行後または所定時間経過後などとしてもよい。さ
らに、重要な情報をスピーカ34により音声にて報知
し、ユーザがディスプレイ24を見ていなくても、確実
に伝達できるように構成されている。
【0020】ここで、入力部36は、ユーザが各種の指
示を入力するためのものであり、ディスプレイ24の表
示面にタッチスイッチを設け、ディスプレイ24により
スイッチの一部を兼用することが好適である。
【0021】また、ディスプレイ24における表示は、
ECU20からのデータによって行われるが、描画デー
タ処理部38がECU20からの地図データ等をディス
プレイと1対1で対応するデータとしてビデオRAM4
0に書き込み、これがディスプレイ24の走査に同期し
て読み出されて表示される。
【0022】さらに、ECU20は、アクセサリースイ
ッチACCのオンオフについての情報を取り込み、車両
の動作状態および休止状態認識する。なお、車両の動作
状態および休止状態の検出は、ACCのオンオフ以外
に、エンジンのオンオフ、イグニッションスイッチのオ
ンオフやドライバーシートにおけるドライバーの着座を
検出したり、これらを組み合わせたりしても良い。
【0023】[再始動時の交通情報の利用]図2に、車
両を停止時の交通情報の受信処理のフローチャートを示
す。ECU20は、FM多重レシーバ26から供給され
る交通情報を取り込み(S11)、アクセサリースイッ
チACCがオンか否かを判定する(S12)。ACCが
オンであれば、車両は動作状態にあると判断し、S11
に戻り交通情報の取り込みを続ける。一方、ACCがオ
フであった場合には、車両は休止状態にあると判断され
る。車両が休止状態にあるときは、バッテリの消耗を最
小限にするため、不要な電力消費を抑制しなければなら
ない。そこで、通常であれば、FM多重レシーバ26に
よる受信動作も停止すべきである。しかし、本実施例で
は、一定時間交通情報の取得を継続する。
【0024】このため、タイマ20bによる計時を開始
する(S13)。そして、このタイマ20bの計時が所
定のスリープ時間(例えば15分)を経過したかを判定
し(S14)、経過していなければ、S11に戻り、交
通情報の取得を継続する。S14において、所定時間経
過していた場合には、次に取得している交通情報が1セ
ット終了したかを判定する(S15)。そして、1セッ
トの受信が終了していなかった場合にはS11に戻り、
交通情報の取得を継続する。この処理によって、ACC
オフ後15分経過した時点で受信している交通情報の受
信が終了するまで交通情報の受信が継続されることにな
る。
【0025】これは、FM多重による交通情報の受信で
は、1通り(1セット)の情報の受信に5分程度かか
り、この途中で情報の取得を中止すると、そこまで取得
した情報が中途半端なものとなるからである。
【0026】S15において、1セットの情報の受信が
終了した場合には、FM多重レシーバ26からの交通情
報の取り込みを停止し(S16)、この情報をバックア
ップメモリに記憶する(S17)。このときに、交通情
報の取り込みの時刻(タイムスタンプ)も記憶してお
く。このようにして、ACCオフ後における交通情報の
取得が終了するため、交通情報取得のために動作を継続
していたFM多重レシーバ26、ECU20などの電源
をオフし、受信機能を停止する(S18)。なお、EC
U20内のRAM20aをそのままバックアップメモリ
として利用することが好適である。なお、タイムスタン
プは、メモリに記憶する時刻でも良いが、交通情報の発
行時間についてのデータでも良い。
【0027】そして、図3に示すように、車両の休止状
態から動作状態に復帰(ACCオフ→オン)した(S2
1)場合には、まずバックアップメモリに記憶されてい
る交通情報を読み出す(S22)。そして、読み出した
交通情報のタイムスタンプ(記録時刻)と現在時間を比
較する(S23)。この比較において、記憶されている
交通情報が所定時間(例えば30分)以上前のものであ
った場合には、その交通情報を捨て(S24)、所定時
間内のものであれば、この交通情報に基づいてドライバ
ーへ情報を提供する(S25)。例えば、交通情報(例
えば、渋滞情報)をディスプレイ24に表示したり、交
通情報を考慮して経路探索を行う。
【0028】このように、本実施例によれば、ACCオ
フ後、所定時間は交通情報の受信を継続しておき、得ら
れた交通情報を記憶しておく。そして、再始動時に記憶
されている交通情報が利用可能か(所定時間以上前のも
のでないか)判定し、利用可能であれば、これを利用す
る。従って、短時間の車両の休止(例えば、コンビニエ
ンスストアにおける短時間の買い物や、ドライブ中のト
イレ休憩や、ガソリンスタンドにおける給油等)によ
り、交通情報が利用できなくなるのを防止することがで
きる。特に、車両が休止状態にはいった後、所定時間は
受信を継続するため、短時間の車両の休止の場合には、
交通情報の受信に全く悪影響はない。
【0029】[タイマによる起動]上記実施例によれ
ば、長時間車両を休止状態においた場合には、交通情報
をすぐに利用することができない。ところが、出勤や退
社等、ドライブする時間がほぼ定まっている場合もあ
る。このような場合には、タイマ20bにより、交通情
報の受信開始の時間を予約することが好適である。
【0030】本実施例では、車両休止中においてタイマ
20bを動作させておき、予約された時間になった場合
に、ECU20をウェイクアップさせると共に、FM多
重レシーバ26をオンし、交通情報の受信を行う。この
動作について、図4に基づいて説明する。
【0031】まず、入力部36からの入力によって、交
通情報の受信を開始したい時間を入力し、タイマ予約を
する(S21)。ここで、この予約は、実際に受信を開
始すべき時刻でなく、車両を利用する時刻の入力でもよ
い。すなわち、午前8時に自宅を出発し出勤する場合、
車両利用開始時刻として8時をセットする。これによっ
て、ECU20は車両利用開始時刻の30分前である7
時30分をタイマ予約するようにしてもよい。
【0032】次に、ACCがオンかを判定し、すでに車
両が動作しているかを判定する(S22)。これは、す
でに車両が動作状態であれば、タイマによるウェイクア
ップは、不要だからである。ACCがオフであれば、タ
イマによるセット時間に至ったかを判定する(S2
3)。セット時刻に至っていなかった場合には、S22
に戻り、ACCがオンされるかセット時刻に至るまで待
ち、セット時刻になったときに、ECU20をウィクア
ップすると共に、FM多重レシーバへの電源供給を開始
し、交通情報の受信を開始する(S24)。これによっ
て、交通情報がシステム内に取り込まれ、蓄積される。
【0033】次に、ACCがオンされたかを再度判定し
(S25)、オンされていなかった場合には、オートオ
フ時間を経過したかを判定する(S26)。このオート
オフ時間は、例えば1時間にセットされており、この時
間内にACCがオンされない場合には、タイマ20bを
解除し、受信を停止し、この電源をオフする(S2
7)。これは、予定通りに車両が使用されない場合に不
要な受信、電力消費を抑制するためである。S26にお
いて、オートオフ時間を経過していない場合には、S2
5に戻る。
【0034】所定時間内にACCがオンされた場合に
は、受信を継続し、交通情報を蓄積する(S28)と共
に、この交通情報をドライバーに報知したり、交通情報
を利用して経路案内をしたりする。そして、ACCがオ
フされたかを判定し(S29)、オフされるまで、交通
情報の受信を継続する。従って、ドライブ中は、この交
通情報の受信が繰り返し行われることになる。
【0035】S29において、ACCがオフされた場合
には、スリープ時間(例えば30分)をセットし(S3
0)、受信については継続する。すなわち、ACCのオ
フによってもFM多重レシーバ26およびECU20の
電源はオフしない。
【0036】そして、スリープ時間が経過したかを判定
し(S31)、経過した場合には、交通情報の受信を停
止し、この電源をオフする(S32)。なお、交通情報
を受信しているメモリ、例えばRAM20aについて
は、その記憶内容が消えないように、電力の供給を維持
する(不揮発性メモリを利用した場合には電力供給は不
要である)。S27およびS32において、受信機能が
オフされた場合には、タイマを解除しS21に戻る。こ
こで、タイマセットは複数個行えるようにする。例え
ば、出勤時刻および退社時刻の両方をセットすることが
できる。この場合、S27またはS32において1つの
タイマ予約についての処理が終了した時には、次のタイ
マ予約の時間がS21において、セットされる。なお、
次のタイマ予約がなければ、その入力までこの処理は行
われない。
【0037】ここで、ドアロックの解除の信号により交
通情報の受信を開始するとよい。すなわち、ドアロック
が解除された場合、ACCのオンに先立って、交通情報
の受信を開始する。予約がなされておらず、車両休止後
所定時間以上たっていた場合には、車両は利用できる交
通情報を有していない。このため、新たに交通情報を受
信しなければ、これを利用することはできない。ドアロ
ックの解除によって交通情報の受信を開始することによ
り、1セット分の交通情報を受信できるまでの時間を短
縮することができる。特に、キーレスエントリーの場
合、ドアロックの解除は、ACCのオンよりかなり先に
なされるため、効果が大きい。また、タイマ20bの予
約として、毎日の時間指定や、指定曜日の時間指定等を
可能とするとよい。
【0038】さらに、FM多重通信を利用して、地図デ
ータのような更新頻度の少ない大量の交通情報を送信す
るシステムも考えられている。このような大量の情報
は、使用頻度の少ない予め定められた時間(例えば、深
夜)に送信することが好ましい。そこで、本例のような
タイマ予約によって、このような情報を受信することが
好適である。
【0039】この場合、図5に示すように、データ送信
時間についての情報を受信し、これを予約機能に取り込
む(S41)。そして、上述の場合と同様の動作によっ
て、セットされた時間に至った場合に、受信機能をオン
し、地図データ等をシステム内に取り込む(S42)。
そして、この受信データにより地図データを書き替え
る。この場合、CD−ROM22を書き替え可能なもの
にしておく必要があり、このメモリはバックアップ機能
を持っていることが要求される。
【0040】また、FM多重レシーバ26は、通常のF
Mラジオによって構成できるため、このFMラジオによ
り交通情報を受信し、このFMラジオのタイマ機能によ
り上述の動作を達成するとよい。
【0041】さらに、受信機能がオンされる時間を学習
し、上述の予約を行うようにしてもよい。例えば、ほぼ
同一時刻に数回以上受信機能がオンされた場合には、こ
の時間を予約するか否かをドライバーに問い合わせ、ド
ライバーがOKした場合には、これをタイマ予約として
取り込むと良い。
【0042】[エンジンオフ時における交通情報の間欠
的受信]上述のように、スリープ時間のセットなどによ
って、短時間の車両休止時間については、交通情報の受
信は停止されない。しかし、車両休止の理由に応じて、
その休止時間などはある程度予測できる。そこで、車両
休止の理由に応じて、休止状態になった後の交通情報受
信を制御すると良い。そこで、この処理について、図6
に基づいて説明する。
【0043】まず、エンジンがオフされた場合には受信
機能をオフする(S51,S52)。そして、受信機能
をオフした直前の交通情報のセットをRAM20aに記
憶する(S53)。
【0044】次に、GPSレシーバ12などから現在位
置を取得し(S54)、この位置からその位置の属性を
判断する(S55)。例えば、サービスエリアSA、パ
ーキングエリアPA、ガソリンスタンドGS、銀行等、
デパート等、レストラン、自宅または勤務先、その他の
区別により位置の属性を認識する。そして、位置の属性
に応じて、図7に示すような、パターンをセットする
(S57,S58)。
【0045】このパターンでは、エンジンがオフされた
場合には、このエンジンオフ時前の1セット分の交通情
報を取得する。実際には、1セット分の交通情報の取得
がエンジンオフ時に完了する訳ではないが、この図にお
いては一致するように記載してある。また、間欠的な受
信は1回5分間とする。これは1セット分の交通情報は
5分間で送信されてくるからである。なお、交通情報は
正確に5分おきとは限らないため、1回の受信により1
セットの交通情報を受信するように制御する。そして、
SAのパターンの場合は、最終の交通情報受信の後、5
〜10分後、25〜30分後、55〜60後の3回交通
情報を取得する。また、PAの場合は、5〜10分後、
25〜30分後の2回交通情報を受信し、GSの場合に
は、エンジンオフによっては受信を停止せず、0〜10
分後まで受信を継続する。銀行等では、0〜10分後、
25〜30分後に受信する。また、デパート等では、1
0〜15分後、55〜60分後、85〜90分後、11
5〜120分後、145〜150分後、175〜180
分後に受信を行い、レストランでは、25〜30分後、
55〜60分後に受信を行い、自宅・勤務先ではエンジ
ンオフ後は受信を行わず、その他の場合は25〜30に
受信を行う。
【0046】S57またはS58において、位置の属性
に応じたパターンがセットされた場合には、タイマ20
bをスタートし(S59)、まずパターンが終了したか
否かを判定する(S60)。そして、パターンが終了し
ていれば、処理を終了する。一方パターンが終了してい
なければ、エンジンがオンか否かを判定する(S6
1)。エンジンがオンであれば、交通情報を記憶してい
るメモリから交通情報を読み出し(S62)、受信機能
をオンし(S63)、通常の情報提供の処理を行う(S
64)。
【0047】S60において、エンジンがオンでなかっ
た場合には、上記パターンによる情報取得の時刻に至っ
たかを判定する(S65)。情報取得の時刻に至ってい
なければ、S61に戻り、エンジンのオンまたは情報取
得の時刻に至ったかの判定を繰り返す。そして、情報取
得の時刻に至った場合には、受信機能をオンし(S6
6)、1セット分の交通情報を受信したかを判定する
(S67)。そして、通常5分の1セット分の交通情報
を受信した場合には、受信機能をオフし(S68)、メ
モリに交通情報を保持する(S70)。
【0048】このように、エンジン停止後、所定のパタ
ーンにより、交通情報の受信を間欠的に繰り返すことに
より、電力消費を最低限に抑制しつつ、エンジン再始動
の際に有効な交通情報をすぐに提供することができる。
【0049】なお、車両のバッテリ電圧を監視してお
き、所定値以下になった場合には、パターンの途中であ
っても、受信機能をオフすることが好ましい。
【0050】さらに、SAやPAのランプに入った場合
には、これから休憩することが前提となっている。そこ
で、暫くの間は、交通情報は必要ない。そこで、SAや
PAのランプに入ってからエンジンが再始動されるまで
の間、交通情報の提供を停止することが好ましい。な
お、その間も交通情報の受信およびこのメモリへの蓄積
については継続する。
【0051】[電源オフ時の情報記憶]実施例において
は、交通情報をACCオフ時においても、記憶しておか
なければならない。交通情報の記憶には、RAMを使用
するのが一般的であるが、このRAMが電源をオフした
際に、記憶が消滅する。従って、RAMの場合に交通情
報を記憶する場合には、このRAMには電源オフ時も微
小電力を供給し、バックアップできるようにする必要が
ある。一方、磁気ディスク等の不揮発性メモリを利用す
れば、電源がオフされても記憶内容は消失しないため、
交通情報用のメモリとして好適である。
【0052】さらに、不揮発性のメモリとして、強誘電
性液晶ディスプレイを用いることもできる。すなわち、
強誘電性ディスプレイは、強誘電性液晶分子が電界の印
加により配向が変化することを利用するものであり、表
示状態が電源をオフしても保持される。従って、電源を
オフする際に、交通情報についてのデータをこのディス
プレイに表示しておけば、電源オン時にこれを利用する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
提供装置によれば、所定時間内の交通情報を提供できる
ため、再始動時に利用可能な交通情報をすぐに提供する
ことができる。
【0054】また、休止状態に入った後、所定時間受信
を継続することによって、ガソリンスタンド等短時間の
エンジン停止時には、受信が中断されず、再始動時に何
等問題なく情報を提供することができる。
【0055】タイマ手段によって車両を利用する所定時
間前に受信を開始することによって、車両の始動時にお
いてすぐに情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】交通情報記憶の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】交通情報読み出しの動作を示すフローチャート
である。
【図4】タイマ予約による情報提供の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】地図データの更新の再野動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】所定パターンによる交通情報取得の動作を示す
フローチャートである。
【図7】パターンの例を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
20 ECU 20a RAM 20b タイマ 22 CD−ROM 26 FM多重レシーバ 30 FMアンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 徹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交通情報を受信する受信手段と、 受信した交通情報を車両の休止後も記憶する記憶手段
    と、 車両の休止状態を検出する休止状態検出手段と、 休止状態を検出したときに上記受信手段の動作を停止す
    る受信制御手段と、 車両の休止状態からの再始動を検出する再始動検出手段
    と、 この再始動検出手段により再始動を検出した時に、上記
    記憶手段に記憶されている交通情報を読み出し受信後所
    定時間以上経過しているか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により、受信後所定時間経過していないと
    判定された交通情報に基づく情報を提供する情報提供手
    段と、 を有することを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 【請求項2】 交通情報を受信する受信手段と、 受信した交通情報を記憶する記憶手段と、 車両の休止状態を検出する休止状態検出手段と、 休止状態を検出した後、所定時間経過後に上記受信手段
    の動作を停止する受信制御手段と、 車両の休止状態からの再始動を検出する再始動検出手段
    と、 この再始動検出手段により再始動を検出した時に、上記
    記憶手段において記憶されている交通情報に基づく情報
    を提供する情報提供手段と、 を有することを特徴とする車両用情報提供装置。
  3. 【請求項3】 交通情報を受信する受信手段と、 受信した交通情報を記憶する記憶手段と、 車両の休止状態を検出する休止状態検出手段と、 休止状態を検出した後、上記受信手段の動作を停止する
    受信制御手段と、 予め指定した時間に上記受信手段と起動させるタイマ手
    段と、 受信手段の起動から一定時間内に走行が開始されない場
    合に上記受信制御手段により、上記受信手段の動作を停
    止する制御手段と、 受信手段の起動から一定時間内に走行が開始された場合
    に上記記憶手段に記憶されている交通情報に基づく情報
    を提供する情報提供手段と、 を有することを特徴とする車両用情報提供装置。
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