JPH0765236B2 - 装飾メッキ方法 - Google Patents

装飾メッキ方法

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JPH0765236B2
JPH0765236B2 JP61196948A JP19694886A JPH0765236B2 JP H0765236 B2 JPH0765236 B2 JP H0765236B2 JP 61196948 A JP61196948 A JP 61196948A JP 19694886 A JP19694886 A JP 19694886A JP H0765236 B2 JPH0765236 B2 JP H0765236B2
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    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/10Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
    • C25D5/12Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
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    • C25D15/02Combined electrolytic and electrophoretic processes with charged materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、光沢性および反射性の向上を図り得る装飾メ
ッキ方法に関する。
b. 従来の技術 一般に装飾メッキとして次のようなものが知られてい
る。
光沢ニッケルメッキ+装飾クロムメッキ (i)一重ニッケルメッキ(第6図(a)) 被メッキ素材100の表面に光沢ニッケルメッキ層101を形
成し、その上に装飾クロムメッキ層102を形成する。
(ii)二重ニッケルメッキ(第6図(b)) 被メッキ素材100の表面に半光沢ニッケルメッキ層103を
形成し、その上に光沢ニッケルメッキ層101を形成し、
さらにその上に装飾クロムメッキ層102を形成する。
(iii)三重ニッケルメッキ(第6図(c)) 被メッキ素材100の表面に半光沢ニッケルメッキ層103を
形成し、その上にイオウ含有量の高い光沢ニッケルメッ
キ層104を形成してから光沢ニッケルメッキ層101および
装飾クロムメッキ層102を形成する。
上記(i)(ii)(iii)のいずれも光沢ニッケルメッ
キ層101は耐食性と光沢性を主目的とし、装飾クロムメ
ッキ層102は耐食性が良好で、主な目的は変色防止にあ
る。装飾メッキ表面が呈する色は銀白色である。
各種合金メッキ(第7図) 被メッキ素材100の表面に合金メッキ層105を形成し、そ
の上にクリヤ塗膜106を形成する。
(イ)Cu−Sn−Zn合金メッキ+クリヤ塗膜 Cu−Sn−Zn合金メッキ被膜は、メッキ浴のPHを調整する
ことにより、黄色ないし金色の中のいずれの色を呈す
る。クリヤ塗膜は下層の合金メッキ被膜の耐食性保護膜
として働く。
(ロ)Sn−Ni合金メッキ+クリヤ塗膜 Sn−Ni合金メッキ被膜は黒色を呈する。
クリヤ塗膜は、この場合、耐食性よりも表面光沢を向上
させるのに寄与している。
これらの装飾メッキ被膜、たとえば、Cu−Sn−Zn合金メ
ッキ+クリヤ塗膜の場合でもメッキ浴のPHを変化させる
ことでメッキ被膜は、黄色ないし金色の範囲の色調に変
えることができるが、得られるのは、同範囲内のいずれ
の色で、単一色調である。
c. 発明が解決しようとする課題 このような装飾メッキ被膜は、光沢を有し、ある種の色
調を有することをその特徴とするメッキ被膜であるが、
単一の色調しか呈することができない。
一方、メッキ面に炭化珪素SiC等の分散材を共析させる
分散メッキ法においては、SiC粒子が不透明で、しかも
黒灰色系を呈することから、マトリックスとして用いる
光沢ニッケル被膜はこのメッキ被膜が本来呈する銀白色
をSiC粒子によって支配され、灰色のしかも光沢性の低
下したメッキ外観を呈するに至る。
本発明は、上記課題を解決し、光沢性および反射性の向
上を図ることができるとともに複数の色調あるいは装飾
効果を得ることができる装飾メッキ方法を提供すること
を目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明は、被メッキ素材の表面に、反射性を有する無色
または有色透明微粒子としてダイヤモンド,ルビー,水
晶,石英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいはガラスビ
ーズのいずれかを共析物質とするメッキ層を、該共析物
質がメッキ層表面に露出状態で分散共析するように形成
し、該メッキ層の上に無色透明膜を施すことにある。
また、本発明は、被メッキ素材の表面に、反射性を有す
る無色または有色透明微粒子としてダイヤモンド,ルビ
ー,水晶,石英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいはガ
ラスビーズのいずれかを共析物質とするメッキ層を、該
共析物質がメッキ層表面に露出状態で分散共析するよう
に形成し、該メッキ層の上に、無色透明膜として無色透
明電着塗膜を施すことにある。
e. 作用 本発明では、装飾メッキ浴として、ニッケルメッキ浴,
装飾クロムメッキ浴,金メッキ浴,金−銀合金メッキ
浴,金−銅合金メッキ浴,金−ニッケル合金メッキ浴,
銀メッキ浴,銅−亜鉛合金メッキ浴,銅−カドミウム合
金メッキ浴,銅−スズ合金メッキ浴,銅−スズ−亜鉛合
金メッキ浴,スズ−ニッケル合金メッキ浴等を用いる。
ただし、透明微粒子をメッキ浴中に懸濁させる上で、メ
ッキ浴の性質,管理条件等を考慮すると、ニッケルメッ
キ浴を適用するのが最も簡便である。上記透明微粒子
は、無色透明あるいは有色透明であり、透孔性,透明性
に優れ、かつ不溶性であることが必要である。この条件
を満足する物質としては、たとえば、ダイヤモンド,ル
ビー,水晶,石英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいは
ガラスビーズ等がある。
この際、透明性を有する物質を微粉砕すると白色を呈
し、透孔性が低下する傾向にある。したがって、ブロー
ク・ダウン法で製造される、たとえば溶融アルミナ等の
場合、透明性を考慮すれば、数10μの粒子径が使用下限
となる。
これに対して、ガラスビーズ,ガラス粒子,ガラス片,
もしくはガラス繊維等のガラス材の場合、数μ程度の粒
子径まで用いることができる。
こうして、透明性微粒子として、たとえばガラスビーズ
を使用し、ニッケルメッキ浴中で電解メッキを実施すれ
ば、Ni−ガラスビーズ装飾分散ニッケルメッキ被膜は、
光沢ニッケルメッキ部分において、銀白色の光沢を呈す
る。
このとき、メッキ表面に露出状態で、分散共析したガラ
ス微粒子は、透明性を有することから光沢ニッケルメッ
キ本来の色調である銀白色および光沢性を損なうことは
ない。そして、Ni−ガラスビーズ装飾分散ニッケル面に
たとえば無色あるいは有色の電着塗膜を施すものであ
る。
f. 実施例 第1図(a)(b)は、ニッケルメッキ浴において実施
したメッキ層の構成態様示したものである。
第1図(a)は、二重ニッケルメッキ層の光沢ニッケル
メッキ層に無色透明微粒子を共析させ、その上に無色透
明電着塗膜を形成したものである。これは、被メッキ素
材1の表面に半光沢ニッケルメッキ層2を形成し、この
半光沢ニッケルメッキ層2の上に光沢ニッケルメッキ層
3を形成すると共にその上に無色透明微粒子4を共析さ
せ、さらにその上に無色透明電着塗膜5を施したもので
ある。
第1図(b)は、第1図(a)の光沢ニッケルメッキ層
3の上に装飾クロムメッキ層6を施してから無色透明電
着塗膜5を施したものである。
上記無色透明電着塗膜5の膜厚は5〜30μ程度に設定す
る。
第2図および第3図は、光沢ニッケルメッキ層3に共析
された無色透明微粒子4の作用を示したもので、ガラス
ビーズとしての無色透明微粒子4が無色で、かつ透明で
あることから、光沢性に関しては、第2図のように実質
的にガラスビーズを取り去った状態として作用し、又、
反射性に関しては光は無色透明微粒子4を透過し、光沢
ニッケルメッキ層3の曲面で反射することになる。そし
て、無数のガラスビーズによっても光を反射し、その反
射光を無色透明電着塗膜によってさらに広範囲に分散さ
せることになる。
したがって、さまざまの色の光に対し、さまざまの色の
反射光を発することになる。
第4図(a)(b)は、第1図(a)(b)の無色透明
微粒子4の代わりに有色透明微粒子4′を用いたもの
で、有色透明微粒子4′によって反射される反射光は有
色の光として反射される。
第5図(a)(b)は、第1図(a)(b)の無色透明
電着塗膜5の代わりに有色透明電着塗膜5′を施したも
のである。したがって、無色透明微粒子4の反射光ある
いは光沢ニッケルメッキ層3の反射光は、有色透明電着
塗膜5′によって有色に染まって反射されることにな
る。
g. 発明の効果 以上述べたように、本発明による装飾メッキ方法によれ
ば、被メッキ素材の表面に、反射性を有する無色または
有色透明微粒子としてダイヤモンド,ルビー,水晶,石
英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいはガラスビーズの
いずれかを共析物質とするメッキ層を、該共析物質がメ
ッキ層表面に露出状態で分散共析するように形成したの
で、金属メッキ本来の光沢性を損なうことなく、しかも
透明微粒子による反射性によって優れた光沢性および反
射性を発揮することができる。このときの屈折は、ガラ
スビーズ等の共析物質/空気の屈折率によって屈折す
る。
また、透明微粒子を共析したメッキ層の上に無色透明の
塗膜を施したので、塗膜が耐食被膜として機能すること
になり、メッキ被膜の耐食性の向上を図ることができ
る。さらに、メッキ層と透明微粒子の反射に塗膜の反射
が加わり、屈折は、ガラスビーズ等の共析物質/空気か
ら、ガラスビーズ等の共析物質/透明膜に変化し、さま
ざまな光を反射することになる。
なお、上記各実施例では電解メッキによって各メッキ層
を形成しているが無電解メッキによっても同様に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、は本発明における無色透明微粒
子を用いた装飾メッキ方法の構成態様を示す概念断面
図、第2図および第3図は透明微粒子の反射の態様を示
す概念断面図、第4図(a)、(b)、は有色透明微粒
子を用いた装飾メッキ方法の構成態様を示す概念断面
図、第5図(a)(b)は有色透明電着塗膜を施した装
飾メッキ方法の構成態様を示す概念断面図、第6図
(a)、(b)、(c)および第7図は従来の装飾メッ
キ方法を示す概念断面図である。 1……被メッキ素材、 2……半光沢ニッケルメッキ層、 3……光沢ニッケルメッキ層、 4……無色透明微粒子、 4′……有色透明微粒子、 5……無色透明電着塗膜、 5′……有色透明電着塗膜、 6……装飾クロムメッキ層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C25D 15/02 Q

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被メッキ素材の表面に、反射性を有する無
    色または有色透明微粒子としてダイヤモンド,ルビー,
    水晶,石英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいはガラス
    ビーズのいずれかを共析物質とするメッキ層を、該共析
    物質がメッキ層表面に露出状態で分散共析するように形
    成し、該メッキ層の上に無色透明膜を施すことを特徴と
    する装飾メッキ方法。
  2. 【請求項2】被メッキ素材の表面に、反射性を有する無
    色または有色透明微粒子としてダイヤモンド,ルビー,
    水晶,石英,溶融アルミナ,溶融シリカあるいはガラス
    ビーズのいずれかを共析物質とするメッキ層を、該共析
    物質がメッキ層表面に露出状態で分散共析するように形
    成し、該メッキ層の上に、無色透明膜として無色透明電
    着塗膜を施すことを特徴とする装飾メッキ方法。
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