JPH0764958A - マイクロコンピュータ制御装置 - Google Patents
マイクロコンピュータ制御装置Info
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- JPH0764958A JPH0764958A JP5213717A JP21371793A JPH0764958A JP H0764958 A JPH0764958 A JP H0764958A JP 5213717 A JP5213717 A JP 5213717A JP 21371793 A JP21371793 A JP 21371793A JP H0764958 A JPH0764958 A JP H0764958A
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- memory circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイクル数設定回路内のメモリ回路に対する
マイクロコンピュータのアクセスサイクル数を最適な値
に設定する手段を備えることにより、マイクロコンピュ
ータの演算能力を向上させることが可能なマイクロコン
ピュータ制御装置を提供すること。 【構成】 本マイクロコンピュータ制御装置のプログラ
ムROM10とスタティックRAM12はマイクロコン
ピュータ14の処理命令データやマイクロコンピュータ
14により演算処理されるデータを蓄積する。また、温
度センサ36は装置の内部温度を測定し、A/D変換器
42は装置の電源電圧を変換する。そして、ラッチ回路
44は装置内部温度と電源電圧をもとにマイクロコンピ
ュータ14で演算したアクセスサイクル数を設定する。
マイクロコンピュータのアクセスサイクル数を最適な値
に設定する手段を備えることにより、マイクロコンピュ
ータの演算能力を向上させることが可能なマイクロコン
ピュータ制御装置を提供すること。 【構成】 本マイクロコンピュータ制御装置のプログラ
ムROM10とスタティックRAM12はマイクロコン
ピュータ14の処理命令データやマイクロコンピュータ
14により演算処理されるデータを蓄積する。また、温
度センサ36は装置の内部温度を測定し、A/D変換器
42は装置の電源電圧を変換する。そして、ラッチ回路
44は装置内部温度と電源電圧をもとにマイクロコンピ
ュータ14で演算したアクセスサイクル数を設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
制御装置に関し、特にメモリ回路のアクセス速度に応じ
て、マイクロコンピュータのメモリ読み出し及び書き込
みサイクル数を可変可能なマイクロコンピュータ制御装
置に関するものである。
制御装置に関し、特にメモリ回路のアクセス速度に応じ
て、マイクロコンピュータのメモリ読み出し及び書き込
みサイクル数を可変可能なマイクロコンピュータ制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータ制御装置
は、メモリ回路におけるデータの読み出しと書き込みに
関する部分について、図7に示すような回路構成となっ
ていた。詳細には、メモリ回路102は、マイクロコン
ピュータ100の処理命令データやマイクロコンピュー
タ100により演算処理されるデータを蓄積するもので
あり、メモリ制御回路104は、マイクロコンピュータ
100より出力されるデータの読み出し及び書き込み要
求信号をメモリ回路102へ伝えるものである。また、
サイクル数設定回路106は、メモリ回路102からの
データ読み出し及びメモリ回路102へのデータの書き
込みが終了したことをマイクロコンピュータ100へ知
らせるものであり、発振器108は、マイクロコンピュ
ータ100の基本動作サイクルの基準となるクロック信
号を出力するものである。
は、メモリ回路におけるデータの読み出しと書き込みに
関する部分について、図7に示すような回路構成となっ
ていた。詳細には、メモリ回路102は、マイクロコン
ピュータ100の処理命令データやマイクロコンピュー
タ100により演算処理されるデータを蓄積するもので
あり、メモリ制御回路104は、マイクロコンピュータ
100より出力されるデータの読み出し及び書き込み要
求信号をメモリ回路102へ伝えるものである。また、
サイクル数設定回路106は、メモリ回路102からの
データ読み出し及びメモリ回路102へのデータの書き
込みが終了したことをマイクロコンピュータ100へ知
らせるものであり、発振器108は、マイクロコンピュ
ータ100の基本動作サイクルの基準となるクロック信
号を出力するものである。
【0003】そして、このクロック信号に同期して、マ
イクロコンピュータ100がメモリ回路102からデー
タを読み出す場合のタイミングを図5を用いて説明する
と、マイクロコンピュータ100は、クロック信号のt
1サイクルよりメモリ回路102の読み出しサイクルを
開始し、必要なデータが格納されている番地を示すアド
レス信号と、データ読み出し要求であるRD信号を出力
する。メモリ制御回路104はメモリ回路102に対
し、必要なデータが格納されているメモリ回路102内
の番地を示すアドレス信号と、メモリ回路102の選択
信号であるCS信号を出力する。
イクロコンピュータ100がメモリ回路102からデー
タを読み出す場合のタイミングを図5を用いて説明する
と、マイクロコンピュータ100は、クロック信号のt
1サイクルよりメモリ回路102の読み出しサイクルを
開始し、必要なデータが格納されている番地を示すアド
レス信号と、データ読み出し要求であるRD信号を出力
する。メモリ制御回路104はメモリ回路102に対
し、必要なデータが格納されているメモリ回路102内
の番地を示すアドレス信号と、メモリ回路102の選択
信号であるCS信号を出力する。
【0004】そして、メモリ回路102は、所定の読み
出しアクセス時間後に、入力されたアドレスに格納され
ているデータをマイクロコンピュータ100に出力す
る。マイクロコンピュータ100はクロック信号のt5
サイクルでそのデータを内部に取り込む。サイクル数設
定回路106はクロック信号のt3サイクルからt4サ
イクルでマイクロコンピュータ100にACK信号を出
力する。このACK信号の出力タイミングは、次のクロ
ック信号のサイクルで、マイクロコンピュータ100が
メモリ回路102から出力されたデータを読み込むこと
ができるように設定されている。
出しアクセス時間後に、入力されたアドレスに格納され
ているデータをマイクロコンピュータ100に出力す
る。マイクロコンピュータ100はクロック信号のt5
サイクルでそのデータを内部に取り込む。サイクル数設
定回路106はクロック信号のt3サイクルからt4サ
イクルでマイクロコンピュータ100にACK信号を出
力する。このACK信号の出力タイミングは、次のクロ
ック信号のサイクルで、マイクロコンピュータ100が
メモリ回路102から出力されたデータを読み込むこと
ができるように設定されている。
【0005】サイクル数設定回路106では、メモリ回
路102のデータアクセス時間の最大値と、制御装置の
内部温度の最悪値及び制御装置の電源電圧の最悪値をも
とに、マイクロコンピュータ100のメモリ回路102
に対するデータの読み出しと書き込みサイクルの所要サ
イクル数を設定し、ACK信号を出力している。
路102のデータアクセス時間の最大値と、制御装置の
内部温度の最悪値及び制御装置の電源電圧の最悪値をも
とに、マイクロコンピュータ100のメモリ回路102
に対するデータの読み出しと書き込みサイクルの所要サ
イクル数を設定し、ACK信号を出力している。
【0006】尚、メモリ回路102の置き換えを想定
し、置き換え可能なメモリ回路のデータアクセス時間に
応じて、装置内にスイッチや記憶手段を設けて、上記A
CK信号の出力タイミングを可変にすることができるよ
うに構成することもできる。
し、置き換え可能なメモリ回路のデータアクセス時間に
応じて、装置内にスイッチや記憶手段を設けて、上記A
CK信号の出力タイミングを可変にすることができるよ
うに構成することもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のマイクロコンピュータ制御装置における
サイクル数設定回路内のメモリ回路に対する読み出し及
び書き込み所要サイクル数は、メモリ回路のデータアク
セス時間の最大値と、制御装置の内部温度の最悪値及び
制御装置の電源電圧の最悪値をもとに設定されているの
で、通常の使用状態ではマイクロコンピュータのメモリ
回路に対する読み出しと書き込みに必要な最小サイクル
数に余分のサイクルが入り、マイクロコンピュータ制御
装置としての演算能力を低下させていた。
たような従来のマイクロコンピュータ制御装置における
サイクル数設定回路内のメモリ回路に対する読み出し及
び書き込み所要サイクル数は、メモリ回路のデータアク
セス時間の最大値と、制御装置の内部温度の最悪値及び
制御装置の電源電圧の最悪値をもとに設定されているの
で、通常の使用状態ではマイクロコンピュータのメモリ
回路に対する読み出しと書き込みに必要な最小サイクル
数に余分のサイクルが入り、マイクロコンピュータ制御
装置としての演算能力を低下させていた。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、サイクル数設定回路内のメモリ
回路に対するマイクロコンピュータのアクセスサイクル
数を最適な値に設定する手段を備えることにより、マイ
クロコンピュータの演算能力を向上させることが可能な
マイクロコンピュータ制御装置を提供することを目的と
している。
になされたものであり、サイクル数設定回路内のメモリ
回路に対するマイクロコンピュータのアクセスサイクル
数を最適な値に設定する手段を備えることにより、マイ
クロコンピュータの演算能力を向上させることが可能な
マイクロコンピュータ制御装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のマイクロコンピュータ制御装置は、マイクロ
コンピュータの処理命令データやマイクロコンピュータ
により演算処理されるデータを蓄積するメモリ回路と、
前記マイクロコンピュータからの命令により、前記メモ
リ回路に対してデータの読み出し、或いは書き込み信号
を出力するメモリ制御回路と、前記メモリ回路に対する
マイクロコンピュータのアクセスサイクル数を設定し、
前記メモリ回路がデータの読み出し、或いは書き込みを
完了したことを前記マイクロコンピュータに通知するサ
イクル数設定回路とを備えるものであり、該装置の内部
温度を測定する内部温度検知手段と、該装置の電源電圧
を測定する電源電圧検知手段と、前記内部温度検知手
段、もしくは電源電圧検知手段の少なくとも一方より得
られる情報に基いて、前記サイクル数設定回路に設定さ
れた前記アクセスサイクル数を変更するサイクル数変更
手段とを備えている。
に本発明のマイクロコンピュータ制御装置は、マイクロ
コンピュータの処理命令データやマイクロコンピュータ
により演算処理されるデータを蓄積するメモリ回路と、
前記マイクロコンピュータからの命令により、前記メモ
リ回路に対してデータの読み出し、或いは書き込み信号
を出力するメモリ制御回路と、前記メモリ回路に対する
マイクロコンピュータのアクセスサイクル数を設定し、
前記メモリ回路がデータの読み出し、或いは書き込みを
完了したことを前記マイクロコンピュータに通知するサ
イクル数設定回路とを備えるものであり、該装置の内部
温度を測定する内部温度検知手段と、該装置の電源電圧
を測定する電源電圧検知手段と、前記内部温度検知手
段、もしくは電源電圧検知手段の少なくとも一方より得
られる情報に基いて、前記サイクル数設定回路に設定さ
れた前記アクセスサイクル数を変更するサイクル数変更
手段とを備えている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のマイクロコンピュ
ータ制御装置のメモリ回路はマイクロコンピュータの処
理命令データやマイクロコンピュータにより演算処理さ
れるデータを蓄積し、メモリ制御回路はマイクロコンピ
ュータからの命令により、メモリ回路に対してデータの
読み出し、或いは書き込み信号を出力し、サイクル数設
定回路は前記メモリ回路に対するマイクロコンピュータ
のアクセスサイクル数を設定するとともに、前記メモリ
回路がデータの読み出し、或いは書き込みが完了したこ
とを前記マイクロコンピュータに通知し、内部温度検知
手段は該装置の内部温度を測定し、電源電圧検知手段は
該装置の電源電圧を測定し、サイクル数変更手段は内部
温度検知手段、もしくは電源電圧検知手段の少なくとも
一方より得られる情報に基いて、前記サイクル数設定回
路により設定された前記アクセスサイクル数を変更す
る。
ータ制御装置のメモリ回路はマイクロコンピュータの処
理命令データやマイクロコンピュータにより演算処理さ
れるデータを蓄積し、メモリ制御回路はマイクロコンピ
ュータからの命令により、メモリ回路に対してデータの
読み出し、或いは書き込み信号を出力し、サイクル数設
定回路は前記メモリ回路に対するマイクロコンピュータ
のアクセスサイクル数を設定するとともに、前記メモリ
回路がデータの読み出し、或いは書き込みが完了したこ
とを前記マイクロコンピュータに通知し、内部温度検知
手段は該装置の内部温度を測定し、電源電圧検知手段は
該装置の電源電圧を測定し、サイクル数変更手段は内部
温度検知手段、もしくは電源電圧検知手段の少なくとも
一方より得られる情報に基いて、前記サイクル数設定回
路により設定された前記アクセスサイクル数を変更す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0012】図2は本実施例のマイクロコンピュータ制
御装置の電気的構成を示す図であり、プログラムROM
10とスタティックRAM12とによりメモリ回路を構
成し、プログラムROM10はマイクロコンピュータ1
4の処理命令データを格納し、スタティックRAM12
はマイクロコンピュータ14により演算処理されるデー
タを蓄積するように構成されている。
御装置の電気的構成を示す図であり、プログラムROM
10とスタティックRAM12とによりメモリ回路を構
成し、プログラムROM10はマイクロコンピュータ1
4の処理命令データを格納し、スタティックRAM12
はマイクロコンピュータ14により演算処理されるデー
タを蓄積するように構成されている。
【0013】アドレスデコーダ16とゲート18とゲー
ト20はメモリ制御回路を構成し、アドレスデコーダ1
6はマイクロコンピュータ14より出力されるアドレス
信号22よりプログラムROM10とスタティックRA
M12に割り当てられたアドレスをデコードし、ゲート
18はアドレスデコーダ16より出力されるプログラム
ROM10のデコード信号と、マイクロコンピュータ1
4より出力されるRD信号24とからプログラムROM
10のセレクト信号であるROMCS信号26を出力
し、ゲート20はアドレスデコーダ16より出力される
スタティックRAM12のデコード信号と、マイクロコ
ンピュータ14より出力されるRD信号24とWR信号
28からスタティックRAM12のセレクト信号である
RAMCS信号30を出力するように構成されている。
ト20はメモリ制御回路を構成し、アドレスデコーダ1
6はマイクロコンピュータ14より出力されるアドレス
信号22よりプログラムROM10とスタティックRA
M12に割り当てられたアドレスをデコードし、ゲート
18はアドレスデコーダ16より出力されるプログラム
ROM10のデコード信号と、マイクロコンピュータ1
4より出力されるRD信号24とからプログラムROM
10のセレクト信号であるROMCS信号26を出力
し、ゲート20はアドレスデコーダ16より出力される
スタティックRAM12のデコード信号と、マイクロコ
ンピュータ14より出力されるRD信号24とWR信号
28からスタティックRAM12のセレクト信号である
RAMCS信号30を出力するように構成されている。
【0014】ダウンカウンタ32はサイクル数設定回路
を構成し、マイクロコンピュータ14からプログラムR
OM10へのデータ読み出し及びスタティックRAM1
2へのデータ読み出し、またはデータ書き込み込みが完
了したことマイクロコンピュータ14に通知するACK
信号34を出力するように構成されている。
を構成し、マイクロコンピュータ14からプログラムR
OM10へのデータ読み出し及びスタティックRAM1
2へのデータ読み出し、またはデータ書き込み込みが完
了したことマイクロコンピュータ14に通知するACK
信号34を出力するように構成されている。
【0015】温度センサ36とA/D変換器38は内部
温度検知手段を構成し、温度センサ36により測定した
マイクロコンピュータ制御装置内の温度データをA/D
変換器38によりデジタルデータに変換し、データバス
40を介してマイクロコンピュータ14に取り込むこと
ができるように構成されている。A/D変換器42は電
源電圧検知手段を構成し、回路に供給されている電源の
電圧値をA/D変換器42によりデジタルデータに変換
し、データバス40を介してマイクロコンピュータ14
に取り込むことができるように構成されている。
温度検知手段を構成し、温度センサ36により測定した
マイクロコンピュータ制御装置内の温度データをA/D
変換器38によりデジタルデータに変換し、データバス
40を介してマイクロコンピュータ14に取り込むこと
ができるように構成されている。A/D変換器42は電
源電圧検知手段を構成し、回路に供給されている電源の
電圧値をA/D変換器42によりデジタルデータに変換
し、データバス40を介してマイクロコンピュータ14
に取り込むことができるように構成されている。
【0016】ラッチ回路44とタイマー46はサイクル
数変更手段を構成し、タイマー46より一定時間毎に出
力される割り込み信号48によりマイクロコンピュータ
14が温度センサー36と電源の電圧値とから得られる
データを基にプログラムROM10とスタティックRA
M12に対するマイクロコンピュータ14のアクセスサ
イクル数をデータバス40を介してラッチ回路44に設
定するように構成されている。発振器50はクロック信
号52を出力し、マイクロコンピュータ14の基本動作
サイクルと、ダウンカウンタ32のカウントダウンサイ
クルを決めるように構成されている。
数変更手段を構成し、タイマー46より一定時間毎に出
力される割り込み信号48によりマイクロコンピュータ
14が温度センサー36と電源の電圧値とから得られる
データを基にプログラムROM10とスタティックRA
M12に対するマイクロコンピュータ14のアクセスサ
イクル数をデータバス40を介してラッチ回路44に設
定するように構成されている。発振器50はクロック信
号52を出力し、マイクロコンピュータ14の基本動作
サイクルと、ダウンカウンタ32のカウントダウンサイ
クルを決めるように構成されている。
【0017】次に、プログラムROMのアクセスサイク
ル数の設定変更を例にとり、図3のメインルーチンフロ
ーチャート、図4のプログラムROMサイクル数設定ル
ーチンフローチャート、図5及び図6のプログラムRO
Mリードサイクルタイミングを用いて、本実施例の動作
を説明する。
ル数の設定変更を例にとり、図3のメインルーチンフロ
ーチャート、図4のプログラムROMサイクル数設定ル
ーチンフローチャート、図5及び図6のプログラムRO
Mリードサイクルタイミングを用いて、本実施例の動作
を説明する。
【0018】最初に、電源がオンされると、マイクロコ
ンピュータ14は各種の初期設定を行う(S1)。この
中でプログラムROMサイクル数設定ルーチンが呼び出
される。ここで、温度センサ36によって測定されたマ
イクロコンピュータ制御装置内の温度データを入力し
(S3)、回路の電源電圧の値を入力する(S4)。次
に、温度データと電源電圧の値を用いてプログラムRO
Mの読み出しサイクル数を演算する(S5)。そして、
その値をラッチ回路44へ書き込む(S6)。なお、ラ
ッチ回路44には電源オンと同時に、初期設定値が書き
込まれている。その値は温度データと電源電圧の値が最
悪値となった場合を想定した値である。そして、演算さ
れた値として、ラッチ回路44に値‘2’が書き込まれ
たとすると、プログラムROM10に対するマイクロコ
ンピュータ14の読み出しサイクル数は5サイクルとな
り、図5に示すタイミングとなる。
ンピュータ14は各種の初期設定を行う(S1)。この
中でプログラムROMサイクル数設定ルーチンが呼び出
される。ここで、温度センサ36によって測定されたマ
イクロコンピュータ制御装置内の温度データを入力し
(S3)、回路の電源電圧の値を入力する(S4)。次
に、温度データと電源電圧の値を用いてプログラムRO
Mの読み出しサイクル数を演算する(S5)。そして、
その値をラッチ回路44へ書き込む(S6)。なお、ラ
ッチ回路44には電源オンと同時に、初期設定値が書き
込まれている。その値は温度データと電源電圧の値が最
悪値となった場合を想定した値である。そして、演算さ
れた値として、ラッチ回路44に値‘2’が書き込まれ
たとすると、プログラムROM10に対するマイクロコ
ンピュータ14の読み出しサイクル数は5サイクルとな
り、図5に示すタイミングとなる。
【0019】プログラムROM10に割り当てられたア
ドレス信号22とRD信号24がマイクロコンピュータ
14から出力されると、ROMCS信号26が有効とな
り、ダウンカウンタ32にラッチ回路44から値‘2’
が転送され、書き込まれる。ダウンカウンタ32はクロ
ック信号52の立ち下がりでカウントダウンしていき、
t3サイクルのクロック信号の立ち下がりから1クロッ
ク期間ACK信号34を有効にして、マイクロコンピュ
ータ14へ出力する。
ドレス信号22とRD信号24がマイクロコンピュータ
14から出力されると、ROMCS信号26が有効とな
り、ダウンカウンタ32にラッチ回路44から値‘2’
が転送され、書き込まれる。ダウンカウンタ32はクロ
ック信号52の立ち下がりでカウントダウンしていき、
t3サイクルのクロック信号の立ち下がりから1クロッ
ク期間ACK信号34を有効にして、マイクロコンピュ
ータ14へ出力する。
【0020】マイクロコンピュータ14はACK信号3
4をt4サイクルの立ち上がりでサンプリングし、次の
t5サイクルの立ち上がりでデータバス40よりデータ
を取り込む。この時点では既にプログラムROM10か
らデータバス40にマイクロコンピュータ14が読みだ
したアドレスのデータが出力されており、マイクロコン
ピュータ14は有効なデータを内部に取り込むことがで
きる。その後、マイクロコンピュータ14はプログラム
ROMサイクル数設定ルーチンを終了し、メイン処理を
開始する(S2)。
4をt4サイクルの立ち上がりでサンプリングし、次の
t5サイクルの立ち上がりでデータバス40よりデータ
を取り込む。この時点では既にプログラムROM10か
らデータバス40にマイクロコンピュータ14が読みだ
したアドレスのデータが出力されており、マイクロコン
ピュータ14は有効なデータを内部に取り込むことがで
きる。その後、マイクロコンピュータ14はプログラム
ROMサイクル数設定ルーチンを終了し、メイン処理を
開始する(S2)。
【0021】タイマー46はマイクロコンピュータ14
の初期設定ルーチン(S1)で設定された時間毎にマイ
クロコンピュータ14に割り込みを発生する。その割り
込みが発生したら、マイクロコンピュータ14は割り込
みルーチンとして、図4に示すプログラムROMサイク
ル数設定ルーチンを実行する。この中で、温度センサ3
6によって測定されたマイクロコンピュータ制御装置内
の温度データを入力し(S3)、回路の電源電圧の値を
入力する(S4)。次に、温度データと電源電圧の値を
用いてプログラムROMの読み出しサイクル数を演算す
る(S5)。
の初期設定ルーチン(S1)で設定された時間毎にマイ
クロコンピュータ14に割り込みを発生する。その割り
込みが発生したら、マイクロコンピュータ14は割り込
みルーチンとして、図4に示すプログラムROMサイク
ル数設定ルーチンを実行する。この中で、温度センサ3
6によって測定されたマイクロコンピュータ制御装置内
の温度データを入力し(S3)、回路の電源電圧の値を
入力する(S4)。次に、温度データと電源電圧の値を
用いてプログラムROMの読み出しサイクル数を演算す
る(S5)。
【0022】演算の結果サイクル数の値が現在のラッチ
回路に書き込まれている値と異なっていると、その値を
ラッチ回路44へ書き込む(S6)。この場合、演算さ
れた値として、ラッチ回路44に値‘3’が書き込まれ
たとすると、プログラムROM10に対するマイクロコ
ンピュータ14の読み出しサイクル数は6サイクルとな
り、図6に示すタイミングとなる。プログラムROM1
0に割り当てられたアドレス信号22とRD信号24が
マイクロコンピュータ14から出力されると、ROMC
S信号26が有効となり、ダウンカウンタ32にラッチ
回路44から値‘3’が転送され、書き込まれる。
回路に書き込まれている値と異なっていると、その値を
ラッチ回路44へ書き込む(S6)。この場合、演算さ
れた値として、ラッチ回路44に値‘3’が書き込まれ
たとすると、プログラムROM10に対するマイクロコ
ンピュータ14の読み出しサイクル数は6サイクルとな
り、図6に示すタイミングとなる。プログラムROM1
0に割り当てられたアドレス信号22とRD信号24が
マイクロコンピュータ14から出力されると、ROMC
S信号26が有効となり、ダウンカウンタ32にラッチ
回路44から値‘3’が転送され、書き込まれる。
【0023】ダウンカウンタ32はクロック信号52の
立ち下がりでカウントダウンしていき、t4サイクルの
クロック信号の立ち下がりから1クロック期間ACK信
号34を有効にして、マイクロコンピュータ14へ出力
する。マイクロコンピュータ14はACK信号34をt
5サイクルの立ち上がりでサンプリングし、次のt6サ
イクルの立ち上がりでデータバス40よりデータを取り
込む。この時点では既にプログラムROM10からデー
タバス40にマイクロコンピュータ14が読みだしたア
ドレスのデータが出力されており、マイクロコンピュー
タ14は有効なデータを内部に取り込むことができる。
その後、マイクロコンピュータ14は現在の装置内部の
温度と装置の電源電圧に最適なサイクル数でプログラム
ROM10からデータの読み出しを行うことができる。
立ち下がりでカウントダウンしていき、t4サイクルの
クロック信号の立ち下がりから1クロック期間ACK信
号34を有効にして、マイクロコンピュータ14へ出力
する。マイクロコンピュータ14はACK信号34をt
5サイクルの立ち上がりでサンプリングし、次のt6サ
イクルの立ち上がりでデータバス40よりデータを取り
込む。この時点では既にプログラムROM10からデー
タバス40にマイクロコンピュータ14が読みだしたア
ドレスのデータが出力されており、マイクロコンピュー
タ14は有効なデータを内部に取り込むことができる。
その後、マイクロコンピュータ14は現在の装置内部の
温度と装置の電源電圧に最適なサイクル数でプログラム
ROM10からデータの読み出しを行うことができる。
【0024】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。
【0025】例えば、上述した実施例ではメモリ回路の
サイクル数の演算をマイクロコンピュータのプログラム
によって行ったが、電気回路の構成によるハードウェア
によって行うようにすることも可能である。
サイクル数の演算をマイクロコンピュータのプログラム
によって行ったが、電気回路の構成によるハードウェア
によって行うようにすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のマイクロコンピュータ制御装置は、装置の内部温
度を測定する内部温度検知手段と、装置の電源電圧を測
定する電源電圧検知手段と、前記内部温度検知手段、も
しくは電源電圧検知手段の少なくとも一方より得られる
情報に基いて、サイクル数設定回路に設定されたメモリ
回路に対するマイクロコンピュータのアクセスサイクル
数を変更するサイクル数変更手段とを備えたことによ
り、サイクル数設定回路内のアクセスサイクル数を最適
な値に設定することができるので、マイクロコンピュー
タの演算能力を向上させることができる。
発明のマイクロコンピュータ制御装置は、装置の内部温
度を測定する内部温度検知手段と、装置の電源電圧を測
定する電源電圧検知手段と、前記内部温度検知手段、も
しくは電源電圧検知手段の少なくとも一方より得られる
情報に基いて、サイクル数設定回路に設定されたメモリ
回路に対するマイクロコンピュータのアクセスサイクル
数を変更するサイクル数変更手段とを備えたことによ
り、サイクル数設定回路内のアクセスサイクル数を最適
な値に設定することができるので、マイクロコンピュー
タの演算能力を向上させることができる。
【図1】本発明のマイクロコンピュータ制御装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すマイクロコンピュータ制御装置の電
気的構成を具体化したブロック図である。
気的構成を具体化したブロック図である。
【図3】本実施例のマイクロコンピュータ制御装置のプ
ログラムを示すフローチャートである。
ログラムを示すフローチャートである。
【図4】本実施例の割り込みプログラムを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本実施例のマイクロコンピュータ制御装置内の
メモリアクセスのタイミングを示す図である。
メモリアクセスのタイミングを示す図である。
【図6】本実施例のマイクロコンピュータ制御装置内の
メモリアクセスの他のタイミングを示す図である。
メモリアクセスの他のタイミングを示す図である。
【図7】従来のマイクロコンピュータ制御装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
10 プログラムROM 12 スタティックRAM 14 マイクロコンピュータ 36 温度センサ 42 A/D変換器 44 ラッチ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータの処理命令データ
やマイクロコンピュータにより演算処理されるデータを
蓄積するメモリ回路と、 前記マイクロコンピュータからの命令により、前記メモ
リ回路に対してデータの読み出し、或いは書き込み信号
を出力するメモリ制御回路と、 前記メモリ回路に対するマイクロコンピュータのアクセ
スサイクル数を設定し、前記メモリ回路がデータの読み
出し、或いは書き込みを完了したことを前記マイクロコ
ンピュータに通知するサイクル数設定回路とを備えるマ
イクロコンピュータ制御装置において、 該装置の内部温度を測定する内部温度検知手段と、 該装置の電源電圧を測定する電源電圧検知手段と、 前記内部温度検知手段、もしくは電源電圧検知手段の少
なくとも一方より得られる情報に基いて、前記サイクル
数設定回路に設定された前記アクセスサイクル数を変更
するサイクル数変更手段とを備えたことを特徴とするマ
イクロコンピュータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213717A JPH0764958A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マイクロコンピュータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213717A JPH0764958A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マイクロコンピュータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0764958A true JPH0764958A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16643832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5213717A Pending JPH0764958A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マイクロコンピュータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764958A (ja) |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5213717A patent/JPH0764958A/ja active Pending
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