JPH0764900A - Dmaデータ転送方式 - Google Patents

Dmaデータ転送方式

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JPH0764900A
JPH0764900A JP20909993A JP20909993A JPH0764900A JP H0764900 A JPH0764900 A JP H0764900A JP 20909993 A JP20909993 A JP 20909993A JP 20909993 A JP20909993 A JP 20909993A JP H0764900 A JPH0764900 A JP H0764900A
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dma
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Masayuki Nagai
正幸 永井
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェイン機能有りDMAデバイス10とチェ
イン機能無しDMAデバイス20との間でDMAデータ
転送を行う際、チェイン機能無しDMAデバイス20に
簡易なチェイン機能を付加することで、両者間のデータ
転送効率を向上する。 【構成】 チェイン(あるサイズ毎にブロック分割され
たバッファメモリを鎖状に繋ぎ、それを1連続のバッフ
ァブロックとして使用できる)機能有りDMAデバイス
10と、チェイン機能無しDMAデバイス20との間で
連続的なデータ転送を行う場合において、チェイン機能
無しDMAデバイス20に、バッファメモリ30の最上
位アドレスとプログラマブルのポインタアドレスPAと
を、1連続のアドレスとして繋ぐ機能を設けることで、
チェイン機能有り/無しDMAデバイス間のデータ転送
の効率を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDMAデータ転送方式に
関し、特に、チェイン機能有りDMAデバイスとチェイ
ン機能無しDMAデバイスとの間で、バッファメモリを
介して、連続的なDMAデータ転送を行う方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DMAデバイスには、所定サイズ毎にブ
ロック分割されたバッファメモリを鎖状に繋ぎ、それを
1連続のバッファブロックとして使用できるチェイン機
能有りDMAデバイスと、そのようなチェイン機能を持
たないチェイン機能無しDMAデバイスとの2種類があ
る。
【0003】従来から種々のDMAデータ転送方式が提
案されている(例えば、特開平2−133854号公
報、特開平2−19956号公報、特開平1−2977
56号公報、特開昭62−257563号公報参照)。
【0004】しかしながら、従来、チェイン機能有りD
MAデバイスとチェイン機能無しDMAデバイスとの間
でバッファメモリを介して連続的なDMAデータ転送を
行う場合、チェイン機能無しDMAデバイスにおいて、
バッファメモリの最上位アドレスから下位アドレスへの
メモリアクセスが不可能である。ここで、最上位アドレ
スとは最も値の大きいアドレスのことであり、下位アド
レスとは値の小さい方のアドレスである。その為、バッ
ファメモリの上位ブロック(上位のアドレスで示される
ブロック)に使用制限がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のDMA
データ転送方式では、バッファメモリの上位ブロックに
使用制限があり、すなわち、バッファメモリの最上位ア
ドレスから下位アドレスへの連続的なメモリアクセスが
不可能であるため、メモリ管理機能等の制御が複雑にな
る等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の目
的は、チェイン機能無しDMAデバイスにおいて、バッ
ファメモリの最上位アドレスから下位アドレスへの連続
的なメモリアクセスを可能とすることで、チェイン機能
有りDMAデバイスとチェイン機能無しDMAデバイス
とのDMA転送を効率的に行うことにある。
【0007】上記目的を達成する為、本発明によるDM
Aデータ転送方式は、所定サイズ毎にブロック分割され
たバッファメモリを鎖状に繋ぎ、それを1連続のバッフ
ァブロックとして使用できるチェイン機能を持つ第1の
デバイスと、チェイン機能を持たない第2のデバイスと
の間で連続的なデータ転送を行うDMA(ダイレクト・
メモリ・アクセス)データ転送方式において、第2のデ
バイスが、バッファメモリの最上位アドレスとプログラ
マブルのポインタアドレスとを1連続のアドレスとして
繋ぐ手段を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】チェイン機能有りDMAデバイスとチェイン機
能無しDMAデバイスとの間で、バッファメモリを介し
て、連続的なDMAデータ転送を行う場合において、チ
ェイン機能有りDMAデバイスがバッファメモリの最上
位アドレスから下位アドレスにチェインしたバッファブ
ロックを使ってデータをバッファメモリにライトし、チ
ェイン機能無しDMAデバイスがバッファメモリの最上
位アドレスとプグラマブルのポインタアドレスとを1連
続のアドレスとして繋ぎ、バッファメモリの最上位から
下位にチェインしたバッファブロックを連続的にアクセ
スする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1に本発明によるDMAデータ転送方式
を用いたチェイン機能有り/無し競合DMAデータ転送
例を示す。図1において、10はチェイン機能有りDM
Aデバイス、20はチェイン機能無しDMAデバイス、
30はバッファメモリである。
【0011】チェイン機能有りDMAデバイス10は、
所定サイズ毎にブロック分割されたバッファメモリ30
を鎖状に繋ぎ、それを1連続のバッファブロックとして
使用できるチェイン機能を持つデバイスであり、チェイ
ン機能無しDMAデバイス20はそのようなチェイン機
能を持たないデバイスである。
【0012】以下では、チェイン機能有りDMAデバイ
ス10からバッファメモリ30を介してチェイン機能無
しDMAデバイス20へDMA転送をする場合について
説明する。
【0013】チェイン機能有りDMAデバイス10は、
バッファメモリ30の最上位にデータエリアのブロック
分割用ポインタエリア31を、又その上位にブロック0
〜ブロック9の10個のブロックからなるデータエリア
32をそれぞれ割り当てている。
【0014】チェイン機能無しDMAデバイス20は、
バッファメモリ30の全てのエリアをアクセスできる。
また、チェイン機能無しDMAデバイス20は、バッフ
ァメモリ30とプログラマブルのポインタアドレスPA
とを1連続のアドレスとして繋ぐ機能も備えている。
【0015】図2に図1のチェイン機能無しDMAデバ
イス20のDMAアドレス出力部のハードウェア構成を
示す。図2において、図1に示す点線で囲んだ部分が本
発明において追加された機能である。
【0016】最初に、従来からあるチェイン機能無しD
MAデバイス20のDMAアドレス出力部について説明
する。チェイン機能無しDMAデバイス20のDMAア
ドレス出力部は、DMA転送数を格納するDMA転送数
レジスタ21と、DMA開始アドレスを格納するDMA
開始アドレスレジスタ22と、DMAスタート指示に応
答してDMA転送数レジスタ21からDMA転送数をロ
ードし、クロック信号CLKに同期してカウントダウン
し、カウント値が正の値の間イネーブル信号を出力する
DMA転送数カウンタ23と、DMAスタート指示に応
答してDMA開始アドレスレジスタ22からDMA開始
アドレスをロードし、イネーブル信号を受信している
間、クロック信号CLKに同期してカウントアップし、
DMAアドレスを出力するDMAアドレスカウンタ24
とを有する。
【0017】通常、DMAを開始する前に、図示しない
マイクロプロセッサ(CPU)により、DMA開始アド
レス及びDMA転送数とをそれぞれDMA開始アドレス
レジスタ22及びDMA転送数レジスタ21にセットす
る。ハード又はソフトのDMAスタート指示により、D
MA転送数及びDMA開始アドレスを、DMA転送数レ
ジスタ21及びDMA開始アドレスレジスタ22からそ
れぞれDMA転送数カウンタ23及びDMAアドレスカ
ウンタ24にロードし、カウントを開始する。この時、
DMAアドレスカウンタ24からDMAアドレスが出力
される。DMA転送数分のカウントが終了すると、DM
Aアドレス出力を終了する。
【0018】次に、本発明によって追加されたチェイン
機能無しDMAデバイス20のDMAアドレス出力部に
ついて説明する。チェイン機能無しDMAデバイス20
のDMAアドレス出力部は、更に、プログラマブルなポ
インタアドレスを格納するプログラマブル・ポインタア
ドレスレジスタ25と、DMA開始アドレスレジスタ2
2に格納されたDMA開始アドレスとプログラマブル・
ポインタアドレスレジスタ25に格納されたポインタア
ドレスPAとの一方を選択するセレクタ(SEL)26
と、DMAアドレスが最上位アドレスに達した時に、D
MAスタート指示をDMAアドレスカウンタ24に送出
すると共に、セレクタ26にポインタアドレスPAを選
択させてポインタアドレスPAをDMAアドレスカウン
タにロードさせる制御部27とを有する。制御部27
は、アドレスカウンタロード指示部27aと、アドレス
切換制御部27bとを持つ。
【0019】プログラマブル・ポインタアドレスレジス
タ25には、DMA開始前に、ジャンプ先のアドレス
(ポインタアドレス)PAをマイクロプロセッサにより
格納しておく。
【0020】このような機能を追加することにより、D
MAアドレスカウンタ24にてDMAアドレスのカウン
トアップ中に、DMAアドレスがDMAアクセス可能エ
リアの最上位アドレスに達した時、あらかじめプログラ
マブル・ポインタアドレスレジスタ25に格納されてい
るポインタアドレスPAにジャンプ(チェイン)して、
DMAアドレスのカウントアップを継続することができ
る。これにより、DMAを継続することができる。
【0021】次に、図1におけるデータ転送例について
説明する。
【0022】チェイン機能有りDMAデバイス10が、
バッファメモリ30のデータエリア32の中の4つのブ
ロック(ブロック7→ブロック8→ブロック9→ブロッ
ク0の順)にデータをライトする。
【0023】この後、チェイン機能無しDMAデバイス
20は、バッファメモリ30のデータエリア32のブロ
ック7の最下位からデータをリードする。このDMAリ
ードがバッファメモリ30のデータエリア32のブロッ
ク9の最上位に達した時、チェイン機能無しDMAデバ
イス20はDMAリードを一時停止し、プログラマブル
のポインタアドレスPAの位置からDAMを再開する。
【0024】尚、本発明を実施例によって説明してきた
が、本発明は実施例に限定せず、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲内で種々の変更/変形が可能であるのは勿論で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チェイン
機能無しDMAデバイスに、バッファメモリの最上位ア
ドレスとポインタアドレスとを1連続のアドレスとして
繋ぐ機能を設けることにより、従来に比べ、チェイン機
能有りDMAデバイスとチェイン機能無しDMAデバイ
スとの間でDMA転送を行う場合に、バッファブロック
の上位の使用制限なしにDMA転送を行うことができ
る。これにより、バッファメモリの管理機能等の制御を
簡素化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDMAデータ転送方式を用いたチ
ェイン機能有り/無し競合DMAデータ転送例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すチェイン機能無しDMAデバイスの
DMAアドレス出力部のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 チェイン機能有りDMAデバイス 20 チェイン機能無しDMAデバイス 21 DMA転送数レジスタ 22 DMA開始アドレスレジスタ 23 DMA転送数カウンタ 24 DMAアドレスカウンタ 25 プログラマブル・ポインタアドレスレジスタ 26 セレクタ(SEL) 27 制御部 27a アドレスカウンタロード指示部 27b アドレス切換制御部 30 バッファメモリ 31 ポインタエリア 32 データエリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定サイズ毎にブロック分割されたバッ
    ファメモリを鎖状に繋ぎ、それを1連続のバッファブロ
    ックとして使用できるチェイン機能を持つ第1のデバイ
    スと、前記チェイン機能を持たない第2のデバイスとの
    間で連続的なデータ転送を行うDMA(ダイレクト・メ
    モリ・アクセス)データ転送方式において、 前記第2のデバイスが、前記バッファメモリの最上位ア
    ドレスとプログラマブルのポインタアドレスとを1連続
    のアドレスとして繋ぐ手段を有することを特徴とするD
    MAデータ転送方式。
  2. 【請求項2】 前記第2のデバイスが、DMA転送数を
    格納するDMA転送数レジスタ(21)と;DMA開始
    アドレスを格納するDMA開始アドレスレジスタ(2
    2)と;DMAスタート指示に応答して前記DMA転送
    数レジスタから前記DMA転送数をロードし、クロック
    信号に同期してカウントダウンし、カウント値が正の値
    の間イネーブル信号を出力するDMA転送数カウンタ
    (23)と;前記DMAスタート指示に応答して前記D
    MA開始アドレスレジスタから前記DMA開始アドレス
    をロードし、前記イネーブル信号を受信している間、ク
    ロック信号に同期してカウントアップし、DMAアドレ
    スを出力するDMAアドレスカウンタ(24)と;プロ
    グラマブルなポインタアドレスを格納するプログラマブ
    ル・ポインタアドレスレジスタ(25)と;前記DMA
    開始アドレスレジスタに格納された前記DMA開始アド
    レスと前記プログラマブル・ポインタアドレスレジスタ
    に格納された前記ポインタアドレスとの一方を選択する
    セレクタ(26)と;前記DMAアドレスが最上位アド
    レスに達した時に、前記DMAスタート指示を前記DM
    Aアドレスカウンタに送出すると共に、前記セレクタに
    前記ポインタアドレスを選択させて前記ポインタアドレ
    スを前記DMAアドレスカウンタにロードさせる制御手
    段(27)とを備えることを特徴とする請求項1記載の
    DMAデータ転送方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075684C (zh) * 1996-08-08 2001-11-28 富士电机株式会社 感应电动机的变速控制器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717049A (en) * 1980-07-04 1982-01-28 Hitachi Ltd Direct memory access controlling circuit and data processing system
JPH01142851A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Fujitsu Ltd データ転送装置

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Effective date: 19970610