JPH0764522A - マルチディスプレイ装置の自動調整システム - Google Patents
マルチディスプレイ装置の自動調整システムInfo
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- JPH0764522A JPH0764522A JP5213730A JP21373093A JPH0764522A JP H0764522 A JPH0764522 A JP H0764522A JP 5213730 A JP5213730 A JP 5213730A JP 21373093 A JP21373093 A JP 21373093A JP H0764522 A JPH0764522 A JP H0764522A
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- display device
- display
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マルチディスプレイ装置において、非常に時間
のかかった調整、例えば、ガンマ特性やホワイトバラン
スの調整を自動的に、かつ、短時間で高精度に実現する
こと。 【構成】カメラ11は投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dを撮影する。フレームメモリ13は
A/D変換回路12を介して得られるカメラ11の出力
信号を格納する。演算器14は格納された各デジタルデ
ータから各投写形ディスプレイの中心部の位置の輝度デ
ータを取り出し、比率計算等を行う。制御回路15はそ
の計算結果を用いて各投写形ディスプレイの増幅回路9
の増幅率を制御する。
のかかった調整、例えば、ガンマ特性やホワイトバラン
スの調整を自動的に、かつ、短時間で高精度に実現する
こと。 【構成】カメラ11は投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dを撮影する。フレームメモリ13は
A/D変換回路12を介して得られるカメラ11の出力
信号を格納する。演算器14は格納された各デジタルデ
ータから各投写形ディスプレイの中心部の位置の輝度デ
ータを取り出し、比率計算等を行う。制御回路15はそ
の計算結果を用いて各投写形ディスプレイの増幅回路9
の増幅率を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の投写形ディス
プレイを組み合わせて一つの画面を構成するマルチディ
スプレイ装置に係り、特にかかるデマルチィスプレイ装
置を据え付けた際に、ディスプレイのホワイトバランス
およびガンマ特性、輝度むら、色むら等を自動調整する
ためのシステムに関する。
プレイを組み合わせて一つの画面を構成するマルチディ
スプレイ装置に係り、特にかかるデマルチィスプレイ装
置を据え付けた際に、ディスプレイのホワイトバランス
およびガンマ特性、輝度むら、色むら等を自動調整する
ためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、投写形ディスプレイを複数個
組み合わせたマルチディスプレイ装置は、単体の大画面
ディスプレイよりも奥行きが短く、輝度が高いため、イ
ベント会場やショールーム等で使われている。
組み合わせたマルチディスプレイ装置は、単体の大画面
ディスプレイよりも奥行きが短く、輝度が高いため、イ
ベント会場やショールーム等で使われている。
【0003】投写形ディスプレイは、例えばCRTを用
いた背面投写形方式では、図6に示すように、赤、緑、
青のCRT1と、各々のCRT毎の拡大投写レンズ2
と、透過形スクリーン3で構成されている。赤、緑、青
のCRT1からの光は、それぞれ拡大投写レンズ2によ
り拡大投写され、透過形スクリーン3上に結像すること
により映像を提供する。
いた背面投写形方式では、図6に示すように、赤、緑、
青のCRT1と、各々のCRT毎の拡大投写レンズ2
と、透過形スクリーン3で構成されている。赤、緑、青
のCRT1からの光は、それぞれ拡大投写レンズ2によ
り拡大投写され、透過形スクリーン3上に結像すること
により映像を提供する。
【0004】このような背面投写形ディスプレイの自動
調整装置の公知例としては、例えば特開平3−1049
4号公報に記載のホワイトバランス調整装置がある。こ
のホワイトバランス調整装置は、オーバスキャン領域に
光検出素子を配置し、その光検出素子で赤、緑、青の各
光量を検出し、赤、緑、青の相対受光レベルを求め、あ
らかじめ決めてある基準相対レベルと比較し、ビデオ信
号処理回路のカットオフ電圧、ドライブ電圧、ガンマ補
正に対する必要補正量を求め、それら必要補正量に応じ
てコントローラにより制御しホワイトバランスの調整を
行うものであった。
調整装置の公知例としては、例えば特開平3−1049
4号公報に記載のホワイトバランス調整装置がある。こ
のホワイトバランス調整装置は、オーバスキャン領域に
光検出素子を配置し、その光検出素子で赤、緑、青の各
光量を検出し、赤、緑、青の相対受光レベルを求め、あ
らかじめ決めてある基準相対レベルと比較し、ビデオ信
号処理回路のカットオフ電圧、ドライブ電圧、ガンマ補
正に対する必要補正量を求め、それら必要補正量に応じ
てコントローラにより制御しホワイトバランスの調整を
行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、複
数個の投写形ディスプレイを組み合わせて一つの画面を
構成するマルチディスプレイ装置を調整することについ
ては考慮されていない。例えば、個々の投写形ディスプ
レイに内蔵された光検出素子毎に特性のばらつきがある
と、個々の投写形ディスプレイのホワイトバランスにば
らつきが生じ、マルチディスプレイ装置として均一な画
面が得られない。この場合、各投写形ディスプレイ間の
調整は人間が目視で手動調整を行うことになり、単体デ
ィスプレイの調整時に比べて非常に時間がかかるという
問題となる。
数個の投写形ディスプレイを組み合わせて一つの画面を
構成するマルチディスプレイ装置を調整することについ
ては考慮されていない。例えば、個々の投写形ディスプ
レイに内蔵された光検出素子毎に特性のばらつきがある
と、個々の投写形ディスプレイのホワイトバランスにば
らつきが生じ、マルチディスプレイ装置として均一な画
面が得られない。この場合、各投写形ディスプレイ間の
調整は人間が目視で手動調整を行うことになり、単体デ
ィスプレイの調整時に比べて非常に時間がかかるという
問題となる。
【0006】一方、個々の投写形ディスプレイにおいて
は、それぞれ、一般に、各ディスプレイ内で中央に対し
て周辺部が暗い等、輝度むら、色むらがあるため、オー
バスキャン領域の一点のあるいは複数点の赤、緑、青の
光量を測定しても画面中心部のホワイトバランスを調整
することは難しいという問題がある。
は、それぞれ、一般に、各ディスプレイ内で中央に対し
て周辺部が暗い等、輝度むら、色むらがあるため、オー
バスキャン領域の一点のあるいは複数点の赤、緑、青の
光量を測定しても画面中心部のホワイトバランスを調整
することは難しいという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、マルチディスプレイ装置において、非常に
時間のかかった調整、例えば、ガンマ特性やホワイトバ
ランスの調整を自動的に、かつ、短時間に高精度に実現
することができ、しかも、個々のディスプレイにおける
輝度むらや色むらも補正することができる自動調整シス
テムを提供することにある。
点を解決し、マルチディスプレイ装置において、非常に
時間のかかった調整、例えば、ガンマ特性やホワイトバ
ランスの調整を自動的に、かつ、短時間に高精度に実現
することができ、しかも、個々のディスプレイにおける
輝度むらや色むらも補正することができる自動調整シス
テムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数個の投
写形ディスプレイの前にカメラを配置し、複数個のディ
スプレイの複数箇所の輝度情報を、一台のカメラを用い
てフレームメモリに取り込む。そのフレームメモリの情
報の中から必要なデータを取り出し、それらのデータの
比較、演算をする。その結果を用いて、各ディスプレイ
の測定点の検出を行ない、その測定点における輝度をも
とに各ディスプレイのホワイトバランス調整回路および
ガンマ特性補正回路、輝度むら補正回路の制御を行う。
写形ディスプレイの前にカメラを配置し、複数個のディ
スプレイの複数箇所の輝度情報を、一台のカメラを用い
てフレームメモリに取り込む。そのフレームメモリの情
報の中から必要なデータを取り出し、それらのデータの
比較、演算をする。その結果を用いて、各ディスプレイ
の測定点の検出を行ない、その測定点における輝度をも
とに各ディスプレイのホワイトバランス調整回路および
ガンマ特性補正回路、輝度むら補正回路の制御を行う。
【0009】
【作用】本発明のマルチディスプレイの自動調整システ
ムでは、上記カメラあるい光検出素子により複数個のデ
ィスプレイの定量的な輝度データを得ることができ、前
記構成により、マルチディスプレイ装置設置時における
個々のディスプレイの、ガンマ特性、ホワイトバランス
等の自動調整を可能とし、調整時間の大幅な短縮、およ
び調整精度、再現性の向上を可能とする。
ムでは、上記カメラあるい光検出素子により複数個のデ
ィスプレイの定量的な輝度データを得ることができ、前
記構成により、マルチディスプレイ装置設置時における
個々のディスプレイの、ガンマ特性、ホワイトバランス
等の自動調整を可能とし、調整時間の大幅な短縮、およ
び調整精度、再現性の向上を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0011】図1に、本発明の第一の実施例としてのマ
ルチディスプレイ装置の自動調整システムを示す。図1
では、マルチディスプレイ装置として、4個の投写形デ
ィスプレイを用いた例を示す。投写形ディスプレイに
は、例えば、図6に示したようなCRTを用いた背面投
写形ディスプレイを用いる。4は赤、緑、青のアナログ
映像信号を入力する映像信号入力端子、5はアナログ映
像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換回路、
6は信号拡大分配器で、7は、例えば、ルックアップテ
ーブル(以下、LUTという)で構成されているガンマ
補正回路、8はガンマ補正回路7の出力データをアナロ
グ信号に変換するD/A変換回路、9はアナログ信号を
CRTを駆動する電圧に増幅する増幅回路、10a,1
0b,10c,10dは投写形ディスプレイである。な
お、ガンマ補正回路7と、D/A変換回路8と、増幅回
路9とで構成される映像信号処理回路16は各ディスプ
レイごと赤、緑、青の信号に対して各々設けられてい
る。11はマルチディスプレイ10の光量を測定するカ
メラ、12はカメラ11の出力信号をデジタル信号に変
換するA/D変換回路、13はデジタル信号の1フレー
ム分の内容を記憶するフレームメモリ、14はフレーム
メモリ13の内容をとりだし、比較、演算を行う演算
器、15は演算器14の出力結果からガンマ補正回路7
および増幅回路9を制御する制御回路である。
ルチディスプレイ装置の自動調整システムを示す。図1
では、マルチディスプレイ装置として、4個の投写形デ
ィスプレイを用いた例を示す。投写形ディスプレイに
は、例えば、図6に示したようなCRTを用いた背面投
写形ディスプレイを用いる。4は赤、緑、青のアナログ
映像信号を入力する映像信号入力端子、5はアナログ映
像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換回路、
6は信号拡大分配器で、7は、例えば、ルックアップテ
ーブル(以下、LUTという)で構成されているガンマ
補正回路、8はガンマ補正回路7の出力データをアナロ
グ信号に変換するD/A変換回路、9はアナログ信号を
CRTを駆動する電圧に増幅する増幅回路、10a,1
0b,10c,10dは投写形ディスプレイである。な
お、ガンマ補正回路7と、D/A変換回路8と、増幅回
路9とで構成される映像信号処理回路16は各ディスプ
レイごと赤、緑、青の信号に対して各々設けられてい
る。11はマルチディスプレイ10の光量を測定するカ
メラ、12はカメラ11の出力信号をデジタル信号に変
換するA/D変換回路、13はデジタル信号の1フレー
ム分の内容を記憶するフレームメモリ、14はフレーム
メモリ13の内容をとりだし、比較、演算を行う演算
器、15は演算器14の出力結果からガンマ補正回路7
および増幅回路9を制御する制御回路である。
【0012】以下、本実施例において、例えば、ガンマ
特性及びホワイトバランスを調整する方法について説明
する。
特性及びホワイトバランスを調整する方法について説明
する。
【0013】先ず、入力端子4に、例えば、図2の
(1)に示すように、投写形ディスプレイ10a中央の
点50aのみ輝度レベルを高くした映像信号を入力し、
表示させる。この時の投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dをカメラ11で撮影し、そのカメラ
11の出力信号をA/D変換回路12を介してフレーム
メモリ13に格納する。フレームメモリ13に格納され
たデータから演算器14で点50aのフレームメモリ1
3上のアドレスを検出する。同様に、図2の(2)、
(3)、(4)に示すように、投写形ディスプレイ10
b,10c,10dの中央の点50b、50c、50d
を順次光らし、フレームメモリ13上のアドレスを順次
検出していく。以上検出したアドレスを中心にしたフレ
ームメモリ13のデータを、各投写形ディスプレイの輝
度とする。
(1)に示すように、投写形ディスプレイ10a中央の
点50aのみ輝度レベルを高くした映像信号を入力し、
表示させる。この時の投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dをカメラ11で撮影し、そのカメラ
11の出力信号をA/D変換回路12を介してフレーム
メモリ13に格納する。フレームメモリ13に格納され
たデータから演算器14で点50aのフレームメモリ1
3上のアドレスを検出する。同様に、図2の(2)、
(3)、(4)に示すように、投写形ディスプレイ10
b,10c,10dの中央の点50b、50c、50d
を順次光らし、フレームメモリ13上のアドレスを順次
検出していく。以上検出したアドレスを中心にしたフレ
ームメモリ13のデータを、各投写形ディスプレイの輝
度とする。
【0014】次に、入力端子4に、例えば、映像信号の
レベルが最大である白ラスターあるいはウィンドウ部分
の信号のレベルが最大であるウィンドウパターンを入力
し、投写形ディスプレイ10a,10b,10c,10
dをカメラ11で撮影する。この時のカメラ11の出力
信号をA/D変換回路12を介してフレームメモリ13
に格納する。ここで、格納された各デジタルデータから
演算器14で、先に検出した各投写形ディスプレイ10
a,10b,10c,10dの中心部のアドレスのデー
タを各投写形ディスプレイの中心部の輝度データとして
取り出す。
レベルが最大である白ラスターあるいはウィンドウ部分
の信号のレベルが最大であるウィンドウパターンを入力
し、投写形ディスプレイ10a,10b,10c,10
dをカメラ11で撮影する。この時のカメラ11の出力
信号をA/D変換回路12を介してフレームメモリ13
に格納する。ここで、格納された各デジタルデータから
演算器14で、先に検出した各投写形ディスプレイ10
a,10b,10c,10dの中心部のアドレスのデー
タを各投写形ディスプレイの中心部の輝度データとして
取り出す。
【0015】ここで、例えば、投写形ディスプレイ10
aと10bが、それぞれ図3のaとbに示すような映像
信号レベル−輝度特性をもつとする。図3の曲線aとb
は一致しておらず、各投写形ディスプレイに同じ信号を
入力しても、各投写形ディスプレイ間で輝度差及び色度
差がある状態となっている。
aと10bが、それぞれ図3のaとbに示すような映像
信号レベル−輝度特性をもつとする。図3の曲線aとb
は一致しておらず、各投写形ディスプレイに同じ信号を
入力しても、各投写形ディスプレイ間で輝度差及び色度
差がある状態となっている。
【0016】従って、先に格納したフレームメモリ13
上の投写形ディスプレイ10aのデータと、投写形ディ
スプレイ10bのデータとは異なる。ここで、演算機1
4が、例えば投写形ディスプレイ10aのデータと投写
形ディスプレイ10aのデータとの比率計算等を行い、
その計算結果を用いて、制御回路15が投写形ディスプ
レイ10aの増幅回路9の増幅率を下げることにより、
図4の映像信号レベル−輝度特性に示す様に、投写形デ
ィスプレ10aと10bとの最大輝度を一致させること
ができる。
上の投写形ディスプレイ10aのデータと、投写形ディ
スプレイ10bのデータとは異なる。ここで、演算機1
4が、例えば投写形ディスプレイ10aのデータと投写
形ディスプレイ10aのデータとの比率計算等を行い、
その計算結果を用いて、制御回路15が投写形ディスプ
レイ10aの増幅回路9の増幅率を下げることにより、
図4の映像信号レベル−輝度特性に示す様に、投写形デ
ィスプレ10aと10bとの最大輝度を一致させること
ができる。
【0017】上記と同様に、3個以上のディスプレイの
最大輝度を一致させる場合には、例えば、各ディスプレ
イに映像信号のレベルが最大である白ラスターあるいは
ウィンドウ部分の信号のレベルが最大であるウィンドウ
パターンをを表示させる。その中で輝度が最小であるデ
ィスプレイのデータを検索し、そのデータと各ディスプ
レイのデータとの比率計算等をおこなう。その計算結果
を用いて、投写形ディスプレイの各々の増幅回路の増幅
率を制御することにより、全てのディスプレイの最大輝
度および同様に色温度を一致させることができる。
最大輝度を一致させる場合には、例えば、各ディスプレ
イに映像信号のレベルが最大である白ラスターあるいは
ウィンドウ部分の信号のレベルが最大であるウィンドウ
パターンをを表示させる。その中で輝度が最小であるデ
ィスプレイのデータを検索し、そのデータと各ディスプ
レイのデータとの比率計算等をおこなう。その計算結果
を用いて、投写形ディスプレイの各々の増幅回路の増幅
率を制御することにより、全てのディスプレイの最大輝
度および同様に色温度を一致させることができる。
【0018】次に、例えば、低輝度から順次、高輝度へ
投写形ディスプレイへの入力映像信号のレベルを変えて
いき、その都度、カメラ11で投写形ディスプレイ10
a,10b,10c,10dを撮影し、その4つのデー
タをフレームメモリ13に取り込む。演算器14では、
その4つのデータのうち、輝度が最小であるディスプレ
イのデータを検索し、その最小輝度を示すデータと各デ
ィスプレイのデータとの差分を算出する。制御回路15
はこの算出したデータを用いてガンマ補正回路7を制御
する。ガンマ補正回路7は、例えば、LUTで構成され
ている。すなわち、制御回路15が、前記差分データを
基に、このLUTの内容を各階調ごとに書き替えること
により、図5に示すように、全ての階調で輝度及び色温
度を一致させることができる。
投写形ディスプレイへの入力映像信号のレベルを変えて
いき、その都度、カメラ11で投写形ディスプレイ10
a,10b,10c,10dを撮影し、その4つのデー
タをフレームメモリ13に取り込む。演算器14では、
その4つのデータのうち、輝度が最小であるディスプレ
イのデータを検索し、その最小輝度を示すデータと各デ
ィスプレイのデータとの差分を算出する。制御回路15
はこの算出したデータを用いてガンマ補正回路7を制御
する。ガンマ補正回路7は、例えば、LUTで構成され
ている。すなわち、制御回路15が、前記差分データを
基に、このLUTの内容を各階調ごとに書き替えること
により、図5に示すように、全ての階調で輝度及び色温
度を一致させることができる。
【0019】以上の方法により、カメラ11で取り込ん
だデータをもとにした計算結果により、映像信号の増幅
率およびガンマ補正を制御することで全ての投写形ディ
スプレイのホワイトバランス及びガンマ特性を一致させ
ることができる。従って、複数の投写形ディスプレイを
組み合わせて一つの画面を構成するマルチディスプレイ
装置においても均一な表示が可能となる。以上、輝度を
用いて説明したが、本発明では、各投写形ディスプレイ
毎に赤、緑、青用のガンマ補正回路および増幅器を別々
に設けているため、上記輝度レベルの調整と同様な手順
でホワイトバランスの調整を行うことができる。
だデータをもとにした計算結果により、映像信号の増幅
率およびガンマ補正を制御することで全ての投写形ディ
スプレイのホワイトバランス及びガンマ特性を一致させ
ることができる。従って、複数の投写形ディスプレイを
組み合わせて一つの画面を構成するマルチディスプレイ
装置においても均一な表示が可能となる。以上、輝度を
用いて説明したが、本発明では、各投写形ディスプレイ
毎に赤、緑、青用のガンマ補正回路および増幅器を別々
に設けているため、上記輝度レベルの調整と同様な手順
でホワイトバランスの調整を行うことができる。
【0020】図7に、本発明のマルチディスプレイ装置
に用いられる投写形ディスプレイの他の例である液晶表
示装置の例を示す。以下、図7の液晶表示装置について
簡単に説明する。図7の液晶表示装置は、光源31から
の白色光をダイクロイックミラー32、33で赤、緑、
青の光に分離し、反射ミラー34、35、36、37を
用いてそれぞれ赤、緑、青用の液晶パネル38、39、
40に入射する。液晶パネル38、39、40は、印加
電圧に応じて透過率が変化する。液晶パネル38、3
9、40を透過した光は、ダイクロイックプリズム41
により合成され、拡大投写レンズ42によりスクリーン
43に投写される。
に用いられる投写形ディスプレイの他の例である液晶表
示装置の例を示す。以下、図7の液晶表示装置について
簡単に説明する。図7の液晶表示装置は、光源31から
の白色光をダイクロイックミラー32、33で赤、緑、
青の光に分離し、反射ミラー34、35、36、37を
用いてそれぞれ赤、緑、青用の液晶パネル38、39、
40に入射する。液晶パネル38、39、40は、印加
電圧に応じて透過率が変化する。液晶パネル38、3
9、40を透過した光は、ダイクロイックプリズム41
により合成され、拡大投写レンズ42によりスクリーン
43に投写される。
【0021】投写形ディスプレイとして、複数個の液晶
表示装置を用いたマルチディスプレイ装置においては、
液晶パネルの透過率のばらつきや、特性のばらつきによ
り、それぞれの液晶表示装置のガンマ特性やホワイトバ
ランスにばらつきが生じるこの場合も、第1図の実施例
と同様の構成、同様の手順で、全ての液晶表示装置のホ
ワイトバランス及びガンマ特性を一致させることができ
る。
表示装置を用いたマルチディスプレイ装置においては、
液晶パネルの透過率のばらつきや、特性のばらつきによ
り、それぞれの液晶表示装置のガンマ特性やホワイトバ
ランスにばらつきが生じるこの場合も、第1図の実施例
と同様の構成、同様の手順で、全ての液晶表示装置のホ
ワイトバランス及びガンマ特性を一致させることができ
る。
【0022】図8に、本発明の第2の実施例としてのマ
ルチディスプレイ装置の自動調整システムを示す。図1
と同様のものには、同じ番号をつけてあり、説明は省略
する。 図8は、図1の映像信号処理回路16にLUT
17と、D/A変換回路18と、ローパスフィルタ(以
下、LPFと略す。)19からなる輝度むら補正回路2
0を設けたマルチディスプレイ装置の例である。なお、
本実施例では、LPF19はなくても調整が可能であ
る。
ルチディスプレイ装置の自動調整システムを示す。図1
と同様のものには、同じ番号をつけてあり、説明は省略
する。 図8は、図1の映像信号処理回路16にLUT
17と、D/A変換回路18と、ローパスフィルタ(以
下、LPFと略す。)19からなる輝度むら補正回路2
0を設けたマルチディスプレイ装置の例である。なお、
本実施例では、LPF19はなくても調整が可能であ
る。
【0023】以下、本実施例における輝度むら、色むら
補正について説明する。
補正について説明する。
【0024】図9の(1)に一本の走査線の信号レベル
例、(2)に(1)の信号レベルがディスプレイに入力
したときの1つのディスプレイにおけるスクリーン上の
輝度の例を示している。投写形ディスプレイは、図9に
示すように、画面の端と中央に同じレベルの信号を入力
しても、図9の(2)に示すように中央部が明るく周辺
部が暗くなる輝度むらや、CRTの配置や投写拡大レン
ズ等による色むら、輝度むらが生じる。この色むら、輝
度むらをカメラ11で取り込み、A/D変換回路12を
介してフレームメモリ13に格納する。そのフレームメ
モリ13のデータを演算器14で比較演算した結果を用
いて、制御回路15がLUT17の内容を書き替える。
例、(2)に(1)の信号レベルがディスプレイに入力
したときの1つのディスプレイにおけるスクリーン上の
輝度の例を示している。投写形ディスプレイは、図9に
示すように、画面の端と中央に同じレベルの信号を入力
しても、図9の(2)に示すように中央部が明るく周辺
部が暗くなる輝度むらや、CRTの配置や投写拡大レン
ズ等による色むら、輝度むらが生じる。この色むら、輝
度むらをカメラ11で取り込み、A/D変換回路12を
介してフレームメモリ13に格納する。そのフレームメ
モリ13のデータを演算器14で比較演算した結果を用
いて、制御回路15がLUT17の内容を書き替える。
【0025】図9の(1)の信号レベルを映像信号入力
端子4に入力した場合におけるLUT17の出力例を図
10に示す。一定の信号レベルに対して、LUT17に
より暗い部分はそのままで、明るい部分は小さなデータ
に変換する。このLUT17の出力データをD/A変換
回路18でアナログ電圧に変換し、LPF19を介して
D/A変換回路8の基準電圧とする。投写形ディスプレ
イに入力する映像信号を輝度むらにあわせて変化させる
ことができ、投写形ディスプレイ内の輝度を均一にする
ことができる。
端子4に入力した場合におけるLUT17の出力例を図
10に示す。一定の信号レベルに対して、LUT17に
より暗い部分はそのままで、明るい部分は小さなデータ
に変換する。このLUT17の出力データをD/A変換
回路18でアナログ電圧に変換し、LPF19を介して
D/A変換回路8の基準電圧とする。投写形ディスプレ
イに入力する映像信号を輝度むらにあわせて変化させる
ことができ、投写形ディスプレイ内の輝度を均一にする
ことができる。
【0026】なお、映像信号の全てのデータに対して上
記補正をするには、非常に容量の大きなLUTが必要に
なる。従って、投写位置による輝度むら、色むらの補正
は、例えば図10に示すように、いくつかのブロックに
分割してそのブロック毎に補正してもある程度の補正は
可能である。この場合、階段上のアナログ電圧をLPF
19で滑らかにし、D/A変換回路8の基準電圧とする
ことで投写形ディスプレイに入力する映像信号を輝度む
らにあわせて滑らかに変化させることができ、投写形デ
ィスプレイ内の輝度を均一にすることができる。このよ
うな補正方式では、補正精度は多少悪くなるが、LUT
の容量を低減でき、システム規模を低減し、低価格化が
可能である。
記補正をするには、非常に容量の大きなLUTが必要に
なる。従って、投写位置による輝度むら、色むらの補正
は、例えば図10に示すように、いくつかのブロックに
分割してそのブロック毎に補正してもある程度の補正は
可能である。この場合、階段上のアナログ電圧をLPF
19で滑らかにし、D/A変換回路8の基準電圧とする
ことで投写形ディスプレイに入力する映像信号を輝度む
らにあわせて滑らかに変化させることができ、投写形デ
ィスプレイ内の輝度を均一にすることができる。このよ
うな補正方式では、補正精度は多少悪くなるが、LUT
の容量を低減でき、システム規模を低減し、低価格化が
可能である。
【0027】上記輝度むら、色むら補正においても、が
んま補正及びホワイトバランス調整と同様に、輝度デー
タを検出するフレームメモリ13上のアドレスを求める
必要がある。なお、ガンマ補正及びホワイトバランス調
整ではフレームメモリ13上のアドレスを検出する点は
各投写形ディスプレイにつき1点で良かったが、輝度む
ら、色むら補正では、例えば図11に示すように、最低
2点必要となる。それぞれの点のアドレスの検出方法
は、図2と同様に、1点ずつ順に光る信号を入力端子4
に入力し、この時の投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dをカメラ11で撮影し、そのカメラ
11の出力信号をA/D変換回路12を介してフレーム
メモリ13に格納する。フレームメモリ13に格納され
たデータから演算器14でアドレスを順次検出してい
く。検出した各投写形ディスプレイにつき2点のアドレ
スから各投写形ディスプレイ内全てのフレームメモリ1
3上のアドレスは計算により簡単に求まる。
んま補正及びホワイトバランス調整と同様に、輝度デー
タを検出するフレームメモリ13上のアドレスを求める
必要がある。なお、ガンマ補正及びホワイトバランス調
整ではフレームメモリ13上のアドレスを検出する点は
各投写形ディスプレイにつき1点で良かったが、輝度む
ら、色むら補正では、例えば図11に示すように、最低
2点必要となる。それぞれの点のアドレスの検出方法
は、図2と同様に、1点ずつ順に光る信号を入力端子4
に入力し、この時の投写形ディスプレイ10a,10
b,10c,10dをカメラ11で撮影し、そのカメラ
11の出力信号をA/D変換回路12を介してフレーム
メモリ13に格納する。フレームメモリ13に格納され
たデータから演算器14でアドレスを順次検出してい
く。検出した各投写形ディスプレイにつき2点のアドレ
スから各投写形ディスプレイ内全てのフレームメモリ1
3上のアドレスは計算により簡単に求まる。
【0028】なお、一般に、カメラのレンズはワイドで
樽形歪み、テレでピン歪みが生じる。これら歪みが生じ
ても、正しいアドレスを検出するためには、投写形ディ
スプレイでそれ以外は輝度データを検出するフレームメ
モリ13上のアドレスを増やす必要がある。
樽形歪み、テレでピン歪みが生じる。これら歪みが生じ
ても、正しいアドレスを検出するためには、投写形ディ
スプレイでそれ以外は輝度データを検出するフレームメ
モリ13上のアドレスを増やす必要がある。
【0029】図12に、位置検出ポインタ表示例を示
す。例えば、輝度むら、色むら補正を、図11を用いて
説明したように、1個の投射形ディスプレイをいくつか
のブロックに分割して調整するとする。その各ブロック
の中心の点を順次表示し、その都度、投写形ディスプレ
イ10a,10b,10c,10dをカメラ11で撮影
し、そのカメラ11の出力信号をA/D変換回路12を
介してフレームメモリ13に格納する。フレームメモリ
13に格納されたデータから演算器14でアドレスを順
次検出していく。以上説明したように、全てのブロック
の中心点についてフレームメモリ13上のアドレスを検
出することによりカメラのレンズに歪みがあっても、正
しい位置の輝度を検出することができる。
す。例えば、輝度むら、色むら補正を、図11を用いて
説明したように、1個の投射形ディスプレイをいくつか
のブロックに分割して調整するとする。その各ブロック
の中心の点を順次表示し、その都度、投写形ディスプレ
イ10a,10b,10c,10dをカメラ11で撮影
し、そのカメラ11の出力信号をA/D変換回路12を
介してフレームメモリ13に格納する。フレームメモリ
13に格納されたデータから演算器14でアドレスを順
次検出していく。以上説明したように、全てのブロック
の中心点についてフレームメモリ13上のアドレスを検
出することによりカメラのレンズに歪みがあっても、正
しい位置の輝度を検出することができる。
【0030】図9に、ポインタの他の表示例を示す。周
辺ブロックの中心の点のみを表示し、フレームメモリ上
のアドレスを検出する例である。このように、周辺ブロ
ックのみとするとアドレスを検出する時間が短くてす
む。さらに、赤、青、緑のポインタをそれぞれ表示する
ことにより、1度に3点のアドレスが検出でき、さらに
アドレスを検出する時間を短くすることができる。
辺ブロックの中心の点のみを表示し、フレームメモリ上
のアドレスを検出する例である。このように、周辺ブロ
ックのみとするとアドレスを検出する時間が短くてす
む。さらに、赤、青、緑のポインタをそれぞれ表示する
ことにより、1度に3点のアドレスが検出でき、さらに
アドレスを検出する時間を短くすることができる。
【0031】以上、カメラ11を用いたマルチディスプ
レイ装置の自動調整システムについて説明した。なお、
本システムに使用するカメラ11は、ビデオカメラ、電
子スチルカメラ等、輝度情報を信号として出力可能なカ
メラならよい。
レイ装置の自動調整システムについて説明した。なお、
本システムに使用するカメラ11は、ビデオカメラ、電
子スチルカメラ等、輝度情報を信号として出力可能なカ
メラならよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動調整
システムによれば、マルチディスプレイ装置において非
常に時間のかかった調整を自動的に、かつ、短時間で高
精度に実現することができる。また、個々のディスプレ
イにおける輝度むらや色むらも補正することができる。
システムによれば、マルチディスプレイ装置において非
常に時間のかかった調整を自動的に、かつ、短時間で高
精度に実現することができる。また、個々のディスプレ
イにおける輝度むらや色むらも補正することができる。
【図1】本発明の第1の実施例としてのマルチディスプ
レイ装置の自動調整システムを示す構成図である。
レイ装置の自動調整システムを示す構成図である。
【図2】図1における投写形ディスプレイのポインタ表
示の一例を示す図である。
示の一例を示す図である。
【図3】図1における2個の投写形ディスプレイの階調
−輝度特性の一例を示す特性図である。
−輝度特性の一例を示す特性図である。
【図4】図1における2個の投写形ディスプレイの最大
輝度のみを調整したときの階調−輝度特性の一例を示す
特性図である。
輝度のみを調整したときの階調−輝度特性の一例を示す
特性図である。
【図5】図1における2個の投写形ディスプレイのガン
マ特性を調整したときの階調−輝度特性の一例を示す特
性図である。
マ特性を調整したときの階調−輝度特性の一例を示す特
性図である。
【図6】一般的なCRTを用いた背面投写形ディスプレ
イを示す構成図である。
イを示す構成図である。
【図7】一般的な液晶表示装置を示す構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例としてのマルチディスプ
レイの自動調整システムを示す構成図である。
レイの自動調整システムを示す構成図である。
【図9】背面投写形ディスプレイの信号レベルに対する
輝度むらを示した説明図である。
輝度むらを示した説明図である。
【図10】図7におけるLUTの出力例を示した説明図
である。
である。
【図11】図7におけるLUTの他の出力例を示した説
明図である。
明図である。
【図12】図7における投写形ディスプレイのポインタ
表示の一例を示す図である。
表示の一例を示す図である。
【図13】図7における投写形ディスプレイのポインタ
表示の一例を示す図である。
表示の一例を示す図である。
【図14】図7における投写形ディスプレイのポインタ
表示の一例を示す図である。
表示の一例を示す図である。
1…CRT、2,42…拡大投写レンズ、3,43…ス
クリーン、4…映像信号入力端子、5,12,25…A
/D変換回路、6…拡大分配器、7…ガンマ補正回路、
8,18…D/A変換回路、9…増幅回路、10a,10
b,10c,10d…投写形ディスプレイ、11…カメラ、
13,27,28…フレームメモリ、14,29…演算
器、15,30…制御回路、17…ルックアップテーブ
ル、19…ローパスフィルタ、20…輝度むら補正回
路、23…光検出器、24…マルチプレクサ、31…ラ
ンプ、32,33…ダイクロイックミラー、34,3
5,36,37…反射型ミラー、38,39,40…液
晶パネル、41…プリズム。
クリーン、4…映像信号入力端子、5,12,25…A
/D変換回路、6…拡大分配器、7…ガンマ補正回路、
8,18…D/A変換回路、9…増幅回路、10a,10
b,10c,10d…投写形ディスプレイ、11…カメラ、
13,27,28…フレームメモリ、14,29…演算
器、15,30…制御回路、17…ルックアップテーブ
ル、19…ローパスフィルタ、20…輝度むら補正回
路、23…光検出器、24…マルチプレクサ、31…ラ
ンプ、32,33…ダイクロイックミラー、34,3
5,36,37…反射型ミラー、38,39,40…液
晶パネル、41…プリズム。
Claims (9)
- 【請求項1】入力された一つのデジタル映像信号を複数
のデジタル映像信号に分配する分配器と、変換データを
各々格納すると共に、分配された複数個の前記デジタル
映像信号のレベルを、格納された前記変換データに基づ
いて変換する複数個の第1のメモリと、変換された複
前記デジタル映像信号をアナログ信号に各々変換して出
力する複数個の第1のデジタル/アナログ(以下、D/
Aという)変換回路と、を赤、青、緑用として各々備え
ると共に、複数個の前記第1のD/A変換回路から出力
された前記アナログ信号を入力して、カラー映像を各々
映しだす複数個の投写形ディスプレイとを備え、複数個
の投写形ディスプレイを組合わせて一つの大画面ディス
プレイを形成するマルチディスプレイ装置に対し、 複数個の前記投写形ディスプレイからの赤、緑、青の光
量を検出するカメラと、該カメラの検出信号をアナログ
信号からデジタル信号に変換して出力するアナログ/デ
ジタル(以下、A/Dという)変換回路と、該A/D変
換回路から出力されたデジタル信号をデータとして格納
する第2のメモリと、該第2のメモリに格納された前記
データを比較、演算する比較・演算手段と、制御手段
と、を設け、 各々の前記投写形ディスプレイの画面に
ポインタを表示させ、該投写形ディスプレイの画面を前
記カメラを介して前記第2のメモリに格納し、前記比較
・演算手段を用いて該ポインタの前記第2のメモリ上の
アドレスを検出・記憶し、前記制御手段は、前記第2の
メモリ上の前記アドレスで指定されたデータをもとに前
記比較・演算手段の比較、演算結果に基づいて、複数個
の前記第1のメモリに格納された前記変換データ及び複
数個の前記投写形ディスプレイの駆動電圧をフィードバ
ック制御することを特徴としたマルチディスプレイ装置
の自動調整システム。 - 【請求項2】請求項1記載のマルチディスプレイ装置の
自動調整システムにおいて、前記第1のメモリがルック
アップテーブルで構成されていることを特徴とするマル
チディスプレイ装置の自動調整システム。 - 【請求項3】請求項1または2記載のマルチディスプレ
イ装置の自動調整システムにおいて、前記第2のメモリ
がフレームメモリで構成されていることを特徴としたマ
ルチディスプレイ装置の自動調整システム。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載のマルチディス
プレイ装置の自動調整システムにおいて、前記第2のメ
モリには、前記データとして、前記カメラの検出信号の
複数フレーム分を平均して得られたデータを格納するこ
とを特徴とするマルチディスプレイ装置の自動調整シス
テム。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のマルチデ
ィスプレイ装置の自動調整システムにおいて、前記マル
チディスプレイ装置は、輝度むら補正データを格納する
第3のメモリと、該第3のメモリに格納された前記輝度
むら補正データをアナログ電圧に変換して出力する第2
のD/A変換回路と、で各々構成され、各第2のD/A
変換回路から出力された前記アナログ電圧を複数個の前
記第1のD/A変換回路の基準電圧とすることにより、
輝度むら及び色むらを各々補正する複数個の輝度むら補
正回路を、赤、青、緑用として各々備えると共に、各々
の前記投写形ディスプレイの画面にポインタを複数箇所
に表示させ、該投写形ディスプレイの画面を前記カメラ
を介して前記第2のメモリに格納し、前記比較・演算手
段を用いて該ポインタの前記第2のメモリ上のアドレス
を検出・記憶し、前記制御手段は、前記第2のメモリ上
の前記アドレスで指定されたデータをもとに前記比較・
演算手段の比較、演算結果に基づいて複数個の前記第3
のメモリに格納された前記輝度むら補正データをフィー
ドバック制御することを特徴とするマルチディスプレイ
装置の自動調整システム。 - 【請求項6】請求項5記載のマルチディスプレイ装置の
自動調整システムにおいて、前記検出された複数個のポ
インタの前記第2のメモリ上のアドレス以外の投射形デ
ィスプレイのアドレスは、前記比較・演算手段を用いて
計算により求めることを特徴とするマルチディスプレイ
装置の自動調整システム。 - 【請求項7】請求項5または6記載のマルチディスプレ
イ装置の自動調整システムにおいて、前記投射形ディス
プレイに表示される複数個のポインタは周辺部に表示す
ることを特徴とするマルチディスプレイ装置の自動調整
システム。 - 【請求項8】請求項5記載のマルチディスプレイ装置の
自動調整システムにおいて、複数個の前記輝度むら補正
回路における前記第3のメモリが各々ルックアップテー
ブルで構成されていることを特徴とするマルチディスプ
レイ装置の自動調整システム。 - 【請求項9】請求項5または6記載のマルチディスプレ
イ装置の自動調整システムにおいて、複数個の前記輝度
むら補正回路は、前記第2のD/A変換回路の出力段に
ローパスフィルタ回路を各々有し、各ローパスフィルタ
回路の出力電圧を複数個の前記第1のD/A変換回路の
基準電圧としたことを特徴とするマルチディスプレイ装
置の自動調整システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213730A JPH0764522A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マルチディスプレイ装置の自動調整システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213730A JPH0764522A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マルチディスプレイ装置の自動調整システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0764522A true JPH0764522A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16644053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5213730A Pending JPH0764522A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | マルチディスプレイ装置の自動調整システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764522A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-08-30 JP JP5213730A patent/JPH0764522A/ja active Pending
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