JPH0764139B2 - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JPH0764139B2
JPH0764139B2 JP63029925A JP2992588A JPH0764139B2 JP H0764139 B2 JPH0764139 B2 JP H0764139B2 JP 63029925 A JP63029925 A JP 63029925A JP 2992588 A JP2992588 A JP 2992588A JP H0764139 B2 JPH0764139 B2 JP H0764139B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、偽造が困難であって、かつ真偽の判別が容易
な記録媒体に関するものである。
〔従来技術〕
近来、カードに代表される記録媒体や、自動改札に利用
される切符、定期券等の記録媒体の普及に伴い、不正利
用に対する防止策が数多く提案されている。その代表的
な一例として、赤外光を反射する磁気記録媒体の基体上
に、赤外光を吸収する照合用パターンを形成し、磁気記
録部に記録された照合情報とは異なる、若しくは補完し
合う、又は同一の照合情報を光学的に認識及び照合せし
め、記録媒体の真偽を判別するものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように基体上の所定の位置に光学的、又は磁気的に
照合情報を認識することができる記録部を形成し、読取
り装置側の照合手段によって記録媒体の真偽の判別する
提案は従来あったが、これらの記録部は照合用記録部が
目視可能に形成されているか、あるいは市販の磁気読取
装置、あるいは光学読取り装置等によって記録媒体上を
走査することにより、照合記録部の存在を認識すること
が可能になり、第三者にその存在を見破られ、偽造の誘
発に対しては防止できなかった。
このように現状では記録媒体の偽造防止について極めて
簡単、かつ効果的な防止策は提案されていない。
〔課題を解決するための手段〕
上述の如くの課題を解決するために、本発明者等は照合
用記録部が目視不可能であり、且つ通常の手段での読み
取ることができない記録媒体を提供するものであり、そ
の構成は赤外線反射能を呈する基体上に、電気供与性呈
色有機化合物、電子受容性化合物、有極性有機化合物を
主成分とし、温度条件の変化によって透明から一時的に
発色し、かつ赤外線吸収能を可逆的に呈する可逆性示温
記録材料からなる可逆性示温記録部をパターン状に形成
してなることを特徴とする記録媒体である。
〔作用〕
本発明の記録媒体はその照合用パターンが透明であるこ
とにより通常目視不可能であり、これを所定の読取り装
置に挿入すると、該照合記録部上をサーマルヘッド等の
熱媒体が走査し、該照合記録部は感熱発色する。同時に
光源から照射された赤外光が発色した照合記録部によっ
て吸収されて呈される照合情報を光学センサー等によっ
て読みとることにより、記録媒体の真偽を判別すること
ができるものである。しかも、該照合記憶部は可逆性で
あるので、読取り後、消色して無色に戻るので、第三者
はもちろんのこと、利用者も記録媒体の照合用記録部の
存在を容易に認識し難いものである。
〔発明の詳述〕
本発明である磁気カードについて以下詳細に説明する。
まず、本発明である磁気カードの光学情報を記録および
読みとりするための原理について図をもとに説明する。
光学情報を得る為の媒体は可逆性示温記録媒体であり、
電子供与性呈色有機化合物、電子受容性化合物、有機性
有機化合物及び高分子結着剤から成る記録材料から構成
されており、その記録媒体は第1図の如く温度を低い方
から高い方へ昇温させた時の変色曲線(1)とそれを降
温させたときの復色曲線(2)の変色サイクルによって
可逆的に無色有色の色変化を示す。
第1図から明らかなように復色曲線(2)のごとくヒス
テリミスが存在する。すなわちある温度Tiに昇温したと
きに発色し、降温させたときにヒステリシスがあるため
ある時間発色が維持される。可逆性示温記録材料が無色
のときは赤外光が透過されて基体面で反射し、有色のと
きは赤外光吸収能が付与されて無色部と有色部の赤外光
反射率が異なり発色が維持される時間内に赤外線を照射
することによって反射率の差が生じ光学的に読みとるこ
とが可能となる。
以上のような知見に基づき発色反応すると赤外線吸収能
を付与する可逆性示温記録材料を用いることにより所期
の目的が達成されることを見出した。すなわち、熱媒体
によって可逆性示温記録部に発色させ、発色が維持され
る時間内(数秒間)に赤外光を照射して反射率の違いか
ら光学的情報を読み取ることにより偽造を効果的に防止
するとともに、仮りに偽造されても真偽を容易に判別
し、偽造カード類を排除できる記録媒体を達成すること
ができた。
では、本発明である記録媒体の実施例について図面をも
とに具体的に説明する。本実施例は磁気記録層を有する
基体とし、その表面に可逆性示温記録部及びその層上
に、隠蔽層を設けた構成になっており、具体的には、第
2図に示すように記録媒体(1)は、基体(2)の一方
の面に磁気記録部(3)が設けられており、他方の面に
可逆性示温記録部(4)、およびその層上に隠蔽層
(5)を設けて成る。可逆性示温記録部(4)は二通り
の構成があり断面図で示せば第3図および第4図の形態
をとる。第3図は基体(2)上に可逆性示温記録部
(4)がベタ状態で印刷されている。図4は基体(2)
上に可逆性示温記録部(4)が文字又はパターン状に印
刷されている。そのとき基体(2)の表面は赤外光反射
率の高いものでなくてはならない。仮りに赤外光反射率
が低い場合には基体(2)上に赤外光反射率の高い層を
設けその層上に可逆性示温記録部(4)を部分印刷する
ことが必要である。また、隠蔽層(5)の代わりに、若
しくは隠蔽層(5)上に透明、若しくは半透明の保護層
を形成してもよい。
本実施例の磁気カードは上記以外にも種々の能様がある
ので図面を参照にして説明する。
第5図は、基体(2)上に磁気記録部(3)を設け、そ
の層上に可逆性示温記録部(4)およびその層上に隠蔽
層(5)を設けて成る磁気カードであり、可逆性示温記
録部(4)が第4図の形態をとるときは磁気記録部
(3)の表面は赤外光反射率が高くなっていることが必
要となる。第6図は基体(2)の同じ側に磁気記録部
(3)と可逆性示温記録部(4)およびその層上に隠蔽
層(5)を設けて成る磁気カードである。
次に、本発明に使用する材料について詳述する。カード
基体はポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等のプラス
チック類、紙、合成繊維などを単独で、または複合体と
して用いることができる。好ましくは赤外光反射率の高
い形態として処理されていることが必要である。
磁気記録部(3)は磁性粉例えばγ−Fe2O3,Co被着γ−
Fe2O3,Fe3O4,CrO2,Fe,Fe−Cr,Fe−Co,Co−Cr,Co−Ni,Mn
Al,Baフェライト,Srフェライトなどの従来公知の磁性微
粒子を適当な樹脂に分散液をつくり、これを基体(2)
上に塗布乾燥し得ても、またあらかじめ製造されている
磁気テープを接着剤を用いて基体(2)に貼合せてもよ
い。
また磁気記録部(3)の表面を赤外反射率の高い処理を
する場合には、赤外光反射率の高い材料を適当な樹脂に
分散して磁気記録部(3)上に塗布乾燥して設けるか又
は真空蒸着法、スパッタ法等により磁気記録部(3)上
に設ける。
可逆性示温記録部(3)は電子供与性呈色有機化合物、
電子受容性化合物、有極性有機化合物及び高分子結着剤
から成る記録材料を適当な溶剤により溶解もしくは分散
した塗液をつくり、これを基体(2)上に部分的に塗
布、印刷にて形成する。発色反応して赤外吸収能を付与
できる電子供与性呈色有機化合物であればいずれをも使
用することができる。例えばフルオラン化合物、フリオ
レン化合物、トリフェニルメタン化合物等のカラフォー
マーである。電子受容性化合物としてはフェノール性水
酸性を有する有機化合物を使用することができる。さら
に有機性有機化合物としてはアルコール類、エステル
類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類等の有機化合物
が適当である。高分子結着剤としては例えばポリビニル
アルコール、エチルセルロース、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメタクリル酸
メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の
単独又は共重合物、ポリウレタン、ポリブチラール、ニ
トロセルロース等の熱可塑性樹脂が使用できる。
隠蔽層は上記と同様な高分子結着剤を用い赤外線は透過
させるが可視光は透過させない各種の顔料又は染料を添
加して適当な溶剤により溶解もしくは分散した塗液をつ
くり、これを可逆性示温記録層(3)上に塗布又は印刷
する。また、隠蔽層上に地紋から草模様又は砂目模様の
印刷を施しても何等本発明を阻害するものではない。こ
のときに使用する印刷インキは赤外光を透過させるイン
キを使用することが好ましい。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第2図をもとに示す。猶実施例中
「部」は重量部を意味する。
上記(1)の組成から成る磁気記録層塗液(イソシアナ
ート硬化剤を含まない)をあらかじめサンドミルにて2
時間均一に分散した塗液中に上記(1)の組成のイソミ
アナート硬化剤を添加して成る塗液を第2図の基体
(2)である188μの白色ポリエステルシート上に配向
器が取り付けてあるバーコーダーを用いて乾燥膜厚が18
μになるように塗布乾燥して磁気記録層(3)を設け
た。
次いで磁気記録層(3)を設けた白色ポリエステルシー
ト(2)の片面に上記(2)の組成から成る可逆性示温
記録層塗液をあらかじめ三本ロールにて均一分散して成
る塗液をシルクスクリーン塗工機により乾燥膜厚が7μ
になるようにパターン印刷して可逆性示温記録部(4)
を設けた。さらに可逆性示温記録部(4)上に上記
(3)の組成から成り、アトライターにより均一分散し
て成る隠蔽層塗液を板グラビア機により乾燥膜厚が1.5
μになるように部分印刷して隠蔽層(5)を形成した。
最後に隠蔽層(5)上に上記(4)の組成から成り、ア
トライターにより均一分散して成る印刷層塗液を板グラ
ビア機を用いて地紋印刷した。このようにして作製した
シートを所定の寸法に断裁してカードを作製した。
このようにして作製したカードの磁気記録部(3)への
情報の書込み、読みとりとも良好であった。また、可逆
性示温記録部(4)に対して70℃の熱板を1秒間、200g
/cm2で加圧させて、加圧後1秒間内に赤外線を照射させ
たら可逆性示温記録部(4)のパターンを光学的に読み
とることができた。
〔発明の効果〕
本発明の記録媒体は、可逆性示温記録部の光学的情報は
熱媒体によってはじめて具現され瞬間的に降温されると
光学的情報は検知不可能になり、且つ隠蔽層を介してい
るのでその存在すら容易に察知されないことから偽造さ
れる確率はほとんどない。従って、磁気記録部だけをコ
ピーした偽造カードがあっても、光学的情報が付与され
ないことから偽造カードを容易に排除することができ
る。その為、偽造防止の必要なカード類、定期券および
プリペイドカード類等のセキュリティ対策としてきわめ
て広い磁気カードとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は可逆性示温記録媒体の変色サイクルを示した図
であり、は変色曲線、は復色曲線、第2図及至第6
図は本発明に係わる磁気カードの断面図である。 1……記録媒体 2……基体 3……磁気記録部 4……可逆性示温記録部 5……隠蔽層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 501 A G06K 19/10 G07F 7/08 G11B 23/40 Z 7177−5D G07F 7/08 A 9121−2H B41M 5/26 102

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線反射能を呈する基体上に、電子供与
    性呈色有機化合物、電子受容性化合物、有極性有機化合
    物を主成分とし、温度条件の変化によって透明から一時
    的に発色し、かつ赤外線吸収能を可逆的に呈する可逆性
    示温記録材料からなる可逆性示温記録部をパターン状に
    形成してなることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】前記可逆性示温記録部上に赤外線透過性の
    透明、もしくは半透明の保護層、または赤外線透過性の
    隠蔽層を積層してなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】前記基体と前記可逆性示温記録部との間に
    赤外線反射能を呈する中間層を形成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の記録媒体。
JP63029925A 1988-02-10 1988-02-10 記録媒体 Expired - Fee Related JPH0764139B2 (ja)

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