JPH0763732A - 超音波検査装置および方法 - Google Patents

超音波検査装置および方法

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JPH0763732A
JPH0763732A JP5216378A JP21637893A JPH0763732A JP H0763732 A JPH0763732 A JP H0763732A JP 5216378 A JP5216378 A JP 5216378A JP 21637893 A JP21637893 A JP 21637893A JP H0763732 A JPH0763732 A JP H0763732A
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JP
Japan
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ultrasonic
inspection
subject
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ultrasonic probe
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JP5216378A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Toshimichi Ikeda
利道 池田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0763732A publication Critical patent/JPH0763732A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
    • G01N2291/269Various geometry objects
    • G01N2291/2697Wafer or (micro)electronic parts

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の被検体を連続的に効率良く検査する。 【構成】 搬入位置AにあるIC16を検査位置F〜G
に搬送し、検査終了後に搬出位置Aに搬出する3軸スキ
ャナ2と、検査位置F〜GにおいてIC16に向けて超
音波を照射し、このIC16からの反射超音波を受信す
る超音波探触子13と、超音波探触子13で受信された
IC16からの反射超音波に基づいてこのIC16の良
否判定を行う判定手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路(I
C、LSI)などの良否判定を超音波により行うための
超音波検査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個ずつ生産される電子部品や
材料部品である例えばIC、セラミック材、有機材や複
合材の良否判定をするため、超音波等の非破壊的検査技
術で検査する場合が多い。そして、例えば超音波検査法
によるIC内部のボイド(空洞)および剥離状欠陥の検
査では、製品の抜き取り検査が行われている。
【0003】超音波探触子を使用し、被検体としてIC
を検査する従来技術としては、例えば、特開平1−10
9258号公報に記載の技術がある(従来技術(1))。
この従来技術では、XYZスキャナに取り付けられた超
音波探触子を水中に入れ、その下方の水中にICを配置
する。このとき、超音波探触子のXY方向の平面と、I
Cの検査面とが平行になるように調整する。次に、超音
波探触子とICとの距離を調節して、超音波探触子から
放射される超音波集束ビームの焦点を、IC内部の検査
面の位置に合わせる。この状態で、超音波探触子をXY
方向に機械的に走査させながら超音波の送受信を行い、
検査面の各位置における反射波の振幅、位相等の情報を
検出・記録し、検査面に対する前記情報の二次元的な分
布画像を形成する。ついで、形成された画像から欠陥の
有無、欠陥の規模または欠陥の面積率を算出し、判定基
準値に基づいてICの良否を判定している。
【0004】また、被検体の検査作業を高速化する従来
技術としては、例えば、特開昭63−177056号公
報に記載の技術がある(従来技術(2))。この従来技術
では、X方向に複数の振動子がアレイ状に列設されたア
レイ探触子を配置し、このアレイ状振動子を順次電子的
に切り換えて励振させる、いわゆる「電子走査法」によ
り超音波ビームを電子的にX方向に走査し、超音波ビー
ムの電子走査と超音波探触子のY方向への機械走査とを
連動させることにより検査時間を上述の従来技術(1)に
比較して数十倍も高速化している(従来技術(1)の検査
時間:数十秒〜数分、従来技術(2)の検査時間:1〜数
秒)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術(1)、(2)のいずれも、被検体を個々に取り
出して検査位置に配置し、検査位置に配置された被検体
に対して超音波探触子を走査して検査を行っていたた
め、検査効率が悪いという問題があった。このため、多
数の被検体から数個を取り出して行う、抜き取り検査に
とどまらざるを得なかった。
【0006】本発明の目的は、複数の被検体を連続的に
効率良く検査し得る超音波検査装置および方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図3に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、搬
入位置Aにある被検体16を検査位置F〜Gに搬送し、
検査終了後に搬出位置Aに搬出する搬送手段2と、検査
位置F〜Gにおいて被検体16に向けて超音波を照射
し、この被検体16からの反射超音波を受信する超音波
探触子13と、超音波探触子13で受信された被検体1
6からの反射超音波に基づいてこの被検体16の良否判
定を行う判定手段とを備えた超音波検査装置を構成する
ことにより、上述の目的を達成している。
【0008】あるいは、請求項2の発明は、検査位置F
〜Gにおいて被検体16に向けて超音波を照射し、この
被検体16からの反射超音波を受信する超音波探触子1
3と、超音波探触子13で受信された被検体16からの
反射超音波に基づいてこの被検体16の良否判定を行う
判定手段と、搬入位置Aにある被検体16を検査位置F
〜Gに搬送し、検査終了後に判定手段により良品と判定
された被検体16を良品搬送位置Aに、不良品と判定さ
れた被検体16を不良品搬送位置Jにそれぞれ搬送する
搬送手段2とを備えた超音波検査装置を構成することに
より、上述の目的を達成している。
【0009】超音波探触子13をアレイ式超音波探触子
にすることもでき、この場合、アレイ式超音波探触子1
3は、搬送手段2による被検体16の搬送方向と異なる
方向に超音波ビームを走査することが好ましい。また、
搬入位置から検査位置への搬送経路の途中に配置され、
被検体16の表面に付着した気泡を除去する気泡除去手
段12を設けてもよく、この場合、搬送手段2は、被検
体16の表面に付着した気泡が除去されるように、搬入
位置Aにある被検体16を検査位置F〜Gへ搬送する。
さらに、気泡除去手段12が、被検体16と接触するこ
とによりその表面に付着した気泡を拭いとるように構成
してもよい。
【0010】請求項7の発明は、搬入位置Aに置かれて
半導体部18が封止部材28により覆われた半導体素子
16を搬送手段2により検査位置F〜Gに搬送する工程
と、検査位置F〜Gにおいて超音波探触子13から半導
体素子16に向けて超音波を照射し、半導体素子16か
らの反射超音波を超音波探触子13により受信する工程
と、超音波探触子13で受信された半導体素子13から
の反射超音波に基づいて、判定手段により半導体素子1
6の良否判定を行う工程と、半導体素子16を搬送手段
2により搬出位置Aへ搬送する工程とを備えた超音波検
査方法を構成し、この際、搬送手段2は、半導体部18
と封止部材28との界面が超音波探触子13からの超音
波の入射側に位置するするように半導体素子16を検査
位置F〜Gへ搬送するようなものである。
【0011】
【作用】
−請求項1− 搬送手段2が搬入位置Aにある被検体16を検査位置F
〜Gへ搬送すると、超音波探触子12は被検体16に向
けて超音波を照射し、この被検体16からの反射超音波
を受信する。判定手段は、この反射超音波に基づいて被
検体16の良否判定を行う。この後、被検体16は搬送
手段2により搬出位置Aへ搬出される。
【0012】−請求項2− 搬送手段2は、判定手段により良品と判定された被検体
16を良品搬出位置Aへ搬送し、不良品と判定された被
検体16を不良品搬出位置Jへ搬送する。これにより、
良品、不良品が搬送手段2により分別される。
【0013】−請求項7− 搬送手段2は、半導体部18と封止部材28との界面が
超音波探触子13からの超音波の入射側に位置するする
ように半導体素子16を検査位置F〜Gへ搬送する。こ
れにより、超音波探触子13からの超音波は、半導体部
18および基台29を介することなくこの半導体部18
と封止部材28との界面に到達する。
【0014】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0015】
【実施例】図1は、本発明による超音波検査装置の一実
施例を示す平面図、図2は同正面図である。本実施例の
超音波検査装置は、図3に示すように、IC16のIC
チップ18と封止材28との上部(図3では天地逆にな
っているので下部になる)界面の剥離検査を行い、その
検査結果に応じてIC16の合否判定を行うものであ
る。
【0016】図1および図2において、スキャナ台1の
上には図示X軸、Y軸およびZ軸方向に移動可能な3軸
スキャナ2が載置されている。この3軸スキャナ2は、
スキャナ台1上に固設されたY軸方向に延びるY軸バー
4と、このY軸バー4にY軸方向に移動可能に支持され
たX軸方向に延びる片持ち梁状のX軸バー3と、スライ
ダ6を介してこのX軸バー3にX軸方向に移動可能に支
持されたZ軸バー5とを備え、Z軸バー5の先端には、
不図示の吸気手段により先端が真空にされて物体を吸着
する筒状のIC吸着部7が設けられている。Z軸バー5
は、このIC吸着部7をZ軸方向に移動可能に支持して
いる。
【0017】8はICが多数収納されたトレーである。
トレーの詳細は図5に示される。このトレー8は、半導
体素子の製造工程(たとえばICのリード部の加工、レ
ーザマーキング)や出荷時のケースとして用いられるた
とえばプラスチック製のものであり、平板8aの上に格
子状の仕切壁部8bが一体に形成され、この仕切壁部8
bで仕切られた空間S内に各IC16が収納されてい
る。平板8aの裏面には、仕切壁部8bに対応する位置
にこれも格子状の凹部8cが形成され、この仕切壁部8
bの上端と凹部8cとが互いに係合することによりトレ
ー8が上下に複数段積層できるように構成されている。
また、IC16は、基台29上に載置されたICチップ
18がエポキシ樹脂等の封止材28により封止されてな
り、その両端からはリード部17が突出されている。な
お、トレー8の形状は図示例のものに限定されず、本実
施例においては上方からIC16に接近してIC吸着部
7により1個ずつ吸着できるものであればよい。
【0018】図1および図2に戻って、9はトレイ8が
1枚収納されるトレイ台であり、スキャナ台1の3軸ス
キャナ2の作動範囲上に設置されている。ここで、IC
16はICチップ18が上に、リード部17が下に位置
するようにトレー8に収納されるのが通常であるが、後
述のように検査位置において超音波ビームをできる限り
直接的にICチップ18に照射することが好ましいた
め、本実施例の超音波検査装置では、通常と天地が逆
に、すなわちICチップ18が下に、リード部17が上
に位置するようにIC16がトレイ台9に収納されてい
る。天地を逆にする方法は任意であるが、図5に示すよ
うな本実施例のトレイ8であれば、複数のトレイ8を積
層した状態でトレイ8ごと天地を逆にすればよい。
【0019】10は、同様にスキャナ台1上の3軸スキ
ャナ2の作動範囲上に設置された水槽であり、この水槽
10内にはブラシ12および超音波探触子13が水11
の中に没した状態で配置されている。ブラシ12は、I
C16が図3に示す検査位置に搬送されてその底面16
a(通常の使用状態では上面である)が水11の中に没
した状態において、ブラシ12の先端がこの底面16a
に接触して気泡を除去できるように配置されている。
【0020】本実施例の超音波探触子13は、多数の超
音波振動子(不図示)が図3の紙面に直交する方向(つ
まりX方向)に列設されたアレイ状超音波探触子であ
り、図4に示すように、各振動子により生成される超音
波ビームB1、……、B2の走査範囲SがICチップ1
8のX方向の長さよりも長くなるように設定されてい
る。超音波探触子13の上部には音響レンズ13aが設
けられて超音波ビームBをY方向に集束し、また、後述
する電子走査制御回路20により超音波ビームB1、B
2をX方向に集束している。
【0021】なお、本実施例では、水槽10の側面にあ
る給水口27から微量の水を常に供給して水11を水槽
10の上部からオーバーフローさせることにより常に水
位を一定に保持している。このため、水槽10の周囲に
は不図示の排水口が設けられている。
【0022】図1および図2に戻って、14は不良品と
判定されたICを排出するための排出口であり、この排
出口14の下方には不図示の収納箱が配置されている。
15は温風口であり、水槽10に浸漬されたIC16の
水分を吹き飛ばし、乾燥するための温風が吹き出てい
る。
【0023】図6は、本実施例の超音波検査装置の回路
構成を示すブロック図である。この図において、19は
3軸スキャナ2の駆動制御を行うスキャナコントロー
ラ、20はアレイ状の超音波探触子13による超音波の
送受信制御を行う電子走査制御回路、21は超音波探触
子13によって受信された超音波信号に基づいてIC1
6の良品、不良品判定を行う合否判定回路である。合否
判定回路21の動作の詳細については後述する。
【0024】22は超音波検査装置の全体の制御を行う
CPU、24はIC吸着部7の制御を行う吸引回路、2
5は検査中のIC番号等の情報や合否結果を表示するた
めの表示部、26は検査開始、一時停止等の信号を入力
するためのキーボードである。これら各回路はコントロ
ーラバス23を介してCPU22との間で信号の授受を
行う。
【0025】次に、図1〜図6および図7、図8のフロ
ーチャートを参照して、本実施例の超音波検査装置の動
作について説明する。まず、ステップS100では、ト
レイ台9上にトレイ8を手動でセットし、ステップS1
01ではキーボード26による検査開始指令を待つ。ト
レイ台9上のIC16は、上述のごとく、ICチップ1
8が下に、リード部17が上になるように通常と天地が
逆に配置されている。
【0026】ステップS102では、3軸スキャナ2を
駆動制御して、IC吸着部7をトレイ8上の所定のIC
16上に位置させ(図1では位置Aで示す)、吸引回路
24を介してIC吸着部7によりトレイ8中のIC16
を1個吸い上げる。ついで、ステップS103では、3
軸スキャナ2を駆動制御してIC吸着部17ごとIC1
6を位置Bまで移動させ、さらに、図3に示すように、
IC16を位置Cまで移動させてIC16の一部を水槽
10の水11の中に水没させる。この位置Cは、IC1
6の底面16aからほぼ半分が水11の中に水没してリ
ード部17の一部が水11に触れる程度の位置であり、
さらに、検査部位であるIC16のICチップ18と封
止材28との間の界面が超音波探触子13からの超音波
ビームBの焦点位置に合致する位置でもある。IC16
の底面16a側を水没させるのは、検査部位であるIC
チップ18と封止材28との界面に超音波ビームBをな
るべく直接的に照射するためである。仮に、IC16を
図示例と天地逆に(つまり通常の実装状態と同様に)配
置すると、超音波ビームBが基台29およびICチップ
18を介して封止材28との界面に到達し、検査結果に
誤差を生ずるおそれがある。
【0027】この後、ステップS104で3軸スキャナ
2を駆動制御してIC16をY軸方向に平行移動させ、
IC16を位置Hまで移動させる。この間、IC16が
位置Dから位置Eまで移動されている間はIC16の底
面16aとブラシ12とが接触することによりこの底面
16aに付着した気泡が除去され、また、IC16が位
置Fから位置Gの任意の点Xにあるときは、ステップS
106において超音波探触子13から送出された超音波
ビームBがB1からB2の範囲で電子走査され、その反
射波が順次受信される。そして、IC16が位置Fから
位置Gまで移動、すなわち機械走査されるとICチップ
18と封止材28との間の界面の全面にわたる検査デー
タが収集される。
【0028】ステップS105では、3軸スキャナ2を
駆動制御してIC16を位置IまでZ軸方向に上昇さ
せ、IC16を水槽10から引き上げる。これと平行し
て、ステップS107では、合否判定回路21によりI
C16の合否判定が行われる。合否判定の方法は任意で
あるが、一例として、剥離している部分とそうでない部
分とでは反射波のレベルが異なるので、反射波のレベル
に応じて剥離の有無を判定し、ICチップ18に対する
剥離部分の面積率を算出してこの面積率が所定の閾値を
上回っているか否かで判定する手法が挙げられる。
【0029】ステップS108では、合否判定回路21
による判定の結果、IC16が良品または不良品のいず
れと判定されたかどうかが判断され、良品と判定された
場合はステップS109に進み、不良品と判定されたら
ステップS111に進む。
【0030】ステップS109では、3軸スキャナ2を
駆動制御してIC16を位置Kまで移動させ、温風口1
5から吹き出される温風により水分を乾燥、吹き飛ば
す。ついでステップS110では、3軸スキャナ2を駆
動制御してIC16を元の位置(位置A)に戻し、IC
吸着部7によるIC16の吸着を解除する。一方、ステ
ップS111では、3軸スキャナ2を駆動制御してIC
16を位置Jまで移動させ、IC吸着部7によるIC1
6の吸着を解除してこのIC16を排出口14内に落と
す。
【0031】ステップS112では、トレイ8上の全て
のIC16について検査を行ったか否かが判定され、判
定が否定されるとステップS102に戻る。以降は、ス
テップS102において次のIC16が配置されている
位置Lまで3軸スキャナ2を駆動制御し、上述の動作を
繰り返す。これをトレイ8内の全てのIC16について
行う。また、ステップS112の判定が肯定されると検
査動作を終了する。
【0032】以上のような手順によりトレイ8上のIC
16について合否判定を行うことができ、良品のみをト
レイ8上に残して不良品を排出口14から排出すること
ができる。したがって、本実施例によれば、トレイ8上
に配置されたIC16に対して順次3軸スキャナ2によ
り水槽10に搬送して超音波検査を行うことができるの
で、複数のIC16を連続的に効率良く検査することが
できる。
【0033】特に、本実施例ではICの製造工程で用い
られるトレイ8に収納されたIC16に対して検査を行
っているので、本実施例の検査装置をICの製造工程に
容易に組み込むことができ、たとえば、本実施例の検査
装置による検査後にトレイ8ごとレーザマーキング装置
に搬送するといった用い方ができる。あるいは、ICの
製造工程におけるレーザマーキングやリード部折曲加工
等もトレイに収納されたICに対して行われているの
で、逆に、これらレーザマーキング装置やリード部折曲
加工装置に3軸スキャナ2、水槽10等を付加すること
により超音波検査機能を持った複合装置を構成すること
ができる。
【0034】また、本実施例では、IC16の半分程度
を水没させて検査を行っているので、超音波検査後の水
分除去に要する時間も短くて済み、加えて、IC16の
封止材28の継ぎ目や封止材28とリード部17との境
界等から水分が内部に染み込むことによって発生すると
考えられるトラブルも防止できる。
【0035】さらに、超音波検査に先立ってブラシ12
によりIC16の底面16aの気泡を除去している。I
C16を水没させるとその底面16aに気泡が生じやす
く、特に、エジェクトピン部のような凹部には気泡がた
まりやすい。IC16の底面16aに気泡が存在する
と、その気泡の界面で超音波がほとんど反射されてしま
い、検査が不能または困難になるが、本実施例によれば
簡易な構成によりIC16の底面16aの気泡を除去す
ることができる。
【0036】以上説明した実施例と請求の範囲との対応
において、3軸スキャナ2は搬送手段を、IC16は被
検体および半導体素子を、ICチップ18は半導体部
を、封止材28は封止部材を、合否判定回路21は判定
手段を、ブラシ12は気泡除去手段をそれぞれ構成して
いる。また、図3において位置Aは搬入位置および(良
品)搬出位置を、位置F〜Gは検査位置を、位置Jは不
良品搬出位置にそれぞれ対応する。
【0037】なお、本発明の超音波検査装置および方法
は、その細部が上述の一実施例に限定されず、種々の変
形が可能である。一例として、一実施例では各ICは1
個ずつ分離されていたが、ICの製造工程中ではリード
部が分離されずに複数のICが連なって(たとえば5
連)いることがあるが、この場合、IC吸着部を連接方
向に複数個用意すれば、連なったICに対して一度に検
査を行うことができる。また、一実施例ではトレイ台に
トレイを1枚だけ配置したが、トレイを連続的に搬出入
する自動フィード機構を設ければ複数のトレイ上にある
ICを連続的に検査することができる。さらに、一実施
例ではアレイ状の超音波探触子を用いたが、検査箇所が
限られている(例えばICチップの中央部、四隅など)
場合には、1振動子からなる探触子を1個または複数個
だけ水槽内に配置してもよい。逆に、2次元状に振動子
が配列された2次元アレイ探触子を用いれば、機械走査
の時間が短縮できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、被検体を搬送手段で搬送しつつ超音波探
触子および判定手段により被検体の良否判定を行うこと
ができるので、複数の被検体を連続的に、しかも効率良
く検査することができる。請求項2の発明によれば、良
品と不良品とを効率よく分別することができ、検査の効
率をさらに向上することができる。請求項3、4の発明
によれば、搬送手段による搬送とアレイ式超音波探触子
の超音波ビーム走査とにより被検体の測定点を2次元的
に走査・検査することができ、しかも、高速に走査・検
査を行うことができる。請求項5、6の発明によれば、
簡易な構成により被検体の表面に付着した気泡を除去す
ることができ、これにより検査精度の向上を図ることが
できる。請求項7の発明によれば、超音波探触子からの
超音波を、半導体部を介することなくこの半導体部と封
止部材との界面に到達させることができ、測定誤差を排
して正確な検査が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である超音波検査装置を示す
平面図である。
【図2】一実施例の検査装置を示す正面図である。
【図3】水槽部を取り出して示した断面図である。
【図4】図3を横からみた図である。
【図5】一実施例に適用されるトレイを示す断面図であ
る。
【図6】一実施例の超音波検査装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【符号の説明】
2 3軸スキャナ 8 トレイ 10 水槽 12 ブラシ 13 超音波探触子 16 IC 17 リード部 18 ICチップ 28 封止材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入位置にある被検体を検査位置に搬送
    し、検査終了後に搬出位置に搬出する搬送手段と、 前記検査位置において前記被検体に向けて超音波を照射
    し、この被検体からの反射超音波を受信する超音波探触
    子と、 前記超音波探触子で受信された前記被検体からの反射超
    音波に基づいてこの被検体の良否判定を行う判定手段と
    を備えたことを特徴とする超音波検査装置。
  2. 【請求項2】 検査位置において被検体に向けて超音波
    を照射し、この被検体からの反射超音波を受信する超音
    波探触子と、 前記超音波探触子で受信された前記被検体からの反射超
    音波に基づいてこの被検体の良否判定を行う判定手段
    と、 搬入位置にある前記被検体を検査位置に搬送し、検査終
    了後に前記判定手段により良品と判定された前記被検体
    を良品搬送位置に、不良品と判定された前記被検体を不
    良品搬送位置にそれぞれ搬送する搬送手段とを備えたこ
    とを特徴とする超音波検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の超音波検査装置におい
    て、 前記超音波探触子はアレイ式超音波探触子であることを
    特徴とする超音波検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波検査装置におい
    て、 前記アレイ式超音波探触子は、前記搬送手段による前記
    被検体の搬送方向と異なる方向に超音波ビームを走査す
    ることを特徴とする超音波検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4のうちいずれ
    か1つの請求項に記載の超音波検査装置において、 前記搬入位置から前記検査位置への搬送経路の途中に配
    置され、前記被検体の表面に付着した気泡を除去する気
    泡除去手段を備え、 前記搬送手段は、前記被検体の表面に付着した気泡が除
    去されるように、前記搬入位置にある前記被検体を前記
    検査位置へ搬送することを特徴とする超音波検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の超音波検査装置におい
    て、 前記気泡除去手段は、前記被検体と接触することにより
    その表面に付着した気泡を拭いとることを特徴とする超
    音波検査装置。
  7. 【請求項7】 搬入位置に置かれて半導体部が封止部材
    により覆われた半導体素子を搬送手段により検査位置に
    搬送する工程と、 前記検査位置において超音波探触子から前記半導体素子
    に向けて超音波を照射し、前記半導体素子からの反射超
    音波を前記超音波探触子により受信する工程と、 前記超音波探触子で受信された前記半導体素子からの反
    射超音波に基づいて、判定手段により前記半導体素子の
    良否判定を行う工程と、 前記半導体素子を前記搬送手段により搬出位置へ搬送す
    る工程とを備え、 前記搬送手段は、前記半導体部と前記封止部材との界面
    が前記超音波探触子からの超音波の入射側に位置するす
    るように前記半導体素子を前記検査位置へ搬送すること
    を特徴とする超音波検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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