JPH0763581A - エンコーダの自動零レベル調整装置 - Google Patents

エンコーダの自動零レベル調整装置

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Publication number
JPH0763581A
JPH0763581A JP21149093A JP21149093A JPH0763581A JP H0763581 A JPH0763581 A JP H0763581A JP 21149093 A JP21149093 A JP 21149093A JP 21149093 A JP21149093 A JP 21149093A JP H0763581 A JPH0763581 A JP H0763581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
difference
output
encoder
rectangular wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP21149093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hara
憲二 原
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH0763581A publication Critical patent/JPH0763581A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】エンコーダのスリットによる光センサ(2)の
出力信号を矩形波に波形整形する手段(3)と、この矩
形波信号のハイレベルになっている時間とローレベルに
なっている時間の時間差を求めるアップダウンカウンタ
等のデューティサイクル読み取り手段(4)と、この差
分を電圧出力として前記光センサ(2)の出力信号に重
畳するアナログ加算手段(8)とを備えた自動零レベル
調整装置。前記差分のデータを不揮発メモリ(6)に記
憶しておき、電源投入時にそこから差分のデータを読み
出してD/Aコンバータ(7)に書き込む。 【効果】人手によらず、トリマー抵抗を用いることなく
自動零レベル調整が可能になる。矩形波信号のハイレベ
ルになっている時間とローレベルになっている時間の時
間差をデジタル的に求める構成としているため、回路定
数等の微調整が不要であり、LSIで構成することも容
易となり、小型化、低価格化ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置検出等に用いられ
るエンコーダの自動零レベル調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転体の回転位置を検出する手段として
ロータリエンコーダが従来より使用されている。ロータ
リエンコーダは、回転ディスクに円周方向に多数のスリ
ットを設け、このスリットによる光の開閉を光センサで
検出してそのスリットの数により回転位置を検出するも
のである。光センサの出力は正弦波状であり、これをコ
ンパレータ等を用いて波形整形して矩形波を作るのであ
るが、光センサの出力である正弦波の零レベルが電気回
路の素子のばらつきや光センサやコンパレータのドリフ
トその他でずれると、矩形波のデューティサイクルが5
0%でなくなり、その後の信号処理に不都合が生じる。
したがって、正弦波の零レベルがコンパレータの基準レ
ベルに一致するように、いわゆる零レベル調整が必要と
なる。従来はオシロスコープの波形を調整員が見ながら
トリマー抵抗を回し零レベル調整を行っていた。しかし
ながら、これでは、手間や時間が掛り過ぎ、量産品など
では人件費のコストが嵩んでくる。
【0003】特開平3−282214号公報には、アナ
ログ方式の磁気式ロータリーエンコーダの零レベル調整
方法が提案されている。これは、センサの出力を増幅す
る増幅回路と、この増幅回路の出力増幅の中心電圧を保
持する中点電圧回路と、前記増幅回路の出力と前記中点
電圧回路を比較する比較回路と、この比較回路の出力を
入力とし出力を前記増幅回路へフィードバックするヒス
テリシス回路と、前記比較回路の出力を入力とし外部へ
出力する外部出力回路を設けたものである。この回路に
おける中点電圧回路は、互いにアノードとカソードを接
続したダイオードの並列回路の一方を入力端とし他方を
出力端とし、この出力端をコンデンサを介して接地した
構成であり、アナログ的に中点電圧を作り出すものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平3−282
214号公報に記載されたダイオードとコンデンサによ
る中点電圧回路では、並列接続される2個のダイオード
の特性を揃えたり、センサ出力の振幅を所定範囲に調整
したりするアナログ回路特有の調整が必要となり、ま
た、アナログ回路は、LSI化には適切でなく、コンパ
クト化に限界があるなどの問題があった。本発明が解決
すべき課題は、デューティサイクルの調整を自動化し、
かつその調整をデジタル回路により実現することにより
LSI化を容易とする装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のエンコーダの自動零レベル調整装置は、エ
ンコーダのスリットによる光センサの出力信号を矩形波
に波形整形する手段と、この矩形波信号のハイレベルに
なっている時間とローレベルになっている時間の時間差
を求めるデューティサイクル読み取り手段と、この差分
を電圧出力として、前記光センサの出力信号に重畳する
アナログ加算手段とを備えたものである。前記デューテ
ィサイクル読み取り手段として、矩形波信号のハイレベ
ルになっている時間とローレベルになっている時間内の
クロックパルスを計数するアップダウンカウンタによっ
て構成し、このアップダウンカウンタのデジタル出力を
D/Aコンバータによりアナログ電圧に変換してアナロ
グ加算手段に入力する構成とすることができる。この場
合、差分のデータを不揮発メモリに記憶しておき、電源
投入時に前記不揮発メモリから差分のデータを読み出し
てD/Aコンバータに書き込むようにすることができ
る。
【0006】
【作用】光センサの出力信号である正弦波を波形整形し
た矩形波のハイレベルになっている時間とローレベルに
なっている時間の差をデューティーサイクル読み取り回
路で求め、その差分に相当する直流信号を光センサの出
力信号にアナログ的に加算するこれにより、光センサの
出力信号の直流バイアスが自動調整され、デューティサ
イクルが50%に保たれる。デューティサイクル読み取
り回路はアップダウンカウンタにより構成し、矩形波の
一周期の終わりのタイミングでアップダウンカウンタの
出力をCPUが読み取り、D/Aコンバータに書き込
み、デューティサイクルが50%になるまで繰り返す。
この時の値を不揮発メモリに書き込み、電源投入時にC
PUは不揮発メモリの値をD/Aコンバータに書き込む
ことで、電源投入時においてもパルスデューティサイク
ルは50%に保たれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。図1は本発明実施例のブロック図である。
同図において、1はエンコーダのディスク、2はディス
ク1に設けられたスリットを検出する光センサ、3は光
センサ2の出力を波形整形するコンパレータ、4はコン
パレータ3の出力φAのオン・オフのデューティサイク
ルを読み取る回路、5はCPU、6はEEROM(Elec
trical Erasable ROM:電気的に消去可能リードオン
リメモリ)、7はD/Aコンバータ、8はアナログ加算
器である。
【0008】図2はデューティサイクル読み取り回路4
の内部構成を示す回路図であり、図3はそのタイミング
チャートである。コンパレータ3の出力φAはD(de
lay:遅延)フリップ・フロップ11,12でクロッ
クパルスCPと同期をとり、U/D信号としてカウンタ
14,15のアップダウンの制御信号となる。すなわち
ハイレベルでアップカウントし、ローレベルでダウンカ
ウントを行う。これにより、デューティサイクル50%
でカウンタは00Hに戻ることになる。ハイレベルの時
間が短いとカウンタの出力は負の値になる(図3)。こ
の値は差分データとしてU/D信号の立ち上がりで並列
レジスタ16に書き込まれる。この時、/LOAD信号
が出力され、カウンタ14,15には00Hがセットさ
れる。CPU5は並列レジスタ16に書かれた値を読む
ことで、デューティサイクルの差分を読み取ることが可
能となる。読み取られたデジタル信号は図1のD/Aコ
ンバータ7によりアナログ電圧信号に変換され、アナロ
グ加算器8により光センサ2の出力信号に重畳され、直
流バイアスが調整されて零レベルが自動調整される。こ
れを繰り返して、コンパレータ3の入力信号の零レベル
が零、すなわちデューティサイクルが50%に保たれる
ことになる。
【0009】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
人手によらず、またトリマー抵抗を用いることなく自動
零レベル調整が可能になる。また、矩形波信号のハイレ
ベルになっている時間とローレベルになっている時間の
時間差をデジタル的に求める構成としているため、回路
定数等の微調整が不要であり、LSIで構成することも
容易となり、小型化、低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明に係るデューティサイクル読み取り回
路の構成を示す回路図である。
【図3】 デューティサイクル読み取り回路の動作を示
す波形図である。
【符号の説明】
1 ディスク、2 光センサ、3 コンパレータ、4
デューティサイクル読み取り回路、5 CPU、6 E
EROM、7 D/Aコンバータ、8 アナログ加算
器、11,12 Dフリップ・フロップ、13 NAN
D回路、14,15アップダウンカウンタ、16 並列
レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンコーダのスリットによる光センサの
    出力信号を矩形波に波形整形する手段と、この矩形波信
    号のハイレベルになっている時間とローレベルになって
    いる時間の時間差を求めるデューティサイクル読み取り
    手段と、この差分を電圧出力として、前記光センサの出
    力信号に重畳するアナログ加算手段とを備えたエンコー
    ダの自動零レベル調整装置。
  2. 【請求項2】 デューティサイクル読み取り手段を、矩
    形波信号のハイレベルになっている時間とローレベルに
    なっている時間内のクロックパルスを計数するアップダ
    ウンカウンタによって構成し、このアップダウンカウン
    タのデジタル出力をD/Aコンバータによりアナログ電
    圧に変換してアナログ加算手段に入力する構成とした請
    求項1記載のエンコーダの自動零レベル調整装置。
  3. 【請求項3】 アップダウンカウンタの出力である差分
    のデータを不揮発メモリに記憶しておき、電源投入時に
    前記不揮発メモリから差分のデータを読み出してD/A
    コンバータに書き込む構成とした請求項2記載のエンコ
    ーダの自動零レベル調整装置。
JP21149093A 1993-08-26 1993-08-26 エンコーダの自動零レベル調整装置 Pending JPH0763581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111811544A (zh) * 2020-07-09 2020-10-23 赛卓微电子(深圳)有限公司 一种增量式编码器ic调零的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111811544A (zh) * 2020-07-09 2020-10-23 赛卓微电子(深圳)有限公司 一种增量式编码器ic调零的方法
CN111811544B (zh) * 2020-07-09 2022-05-06 赛卓微电子(深圳)有限公司 一种增量式编码器ic调零的方法

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