JPH0763219A - リニアボールベアリング - Google Patents

リニアボールベアリング

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Publication number
JPH0763219A
JPH0763219A JP23102493A JP23102493A JPH0763219A JP H0763219 A JPH0763219 A JP H0763219A JP 23102493 A JP23102493 A JP 23102493A JP 23102493 A JP23102493 A JP 23102493A JP H0763219 A JPH0763219 A JP H0763219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
rotation
clutch
ball bearing
rolling body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23102493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Hiki
喜勝 比企
Takahiro Kanemoto
崇広 金本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP23102493A priority Critical patent/JPH0763219A/ja
Publication of JPH0763219A publication Critical patent/JPH0763219A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転自在で、かつ逆転防止機能を有するリニ
アボールベアリングとする。 【構成】 リニアボールベアリング部1の外周に一方向
クラッチ2を組み付ける。リニアボールベアリング部1
は、例えば保持器12の案内溝12a内でボール13が
循環する無限ストロークタイプのものとする。このタイ
プのリニアボールベアリング部1は、軸方向移動のみが
自在で回転は不能である。一方向クラッチ2には、クラ
ッチ部3の両側に保持器付き円筒ころ4を有する形式の
もの等を使用する。クラッチ部3は、外輪5のカム面9
に針状ころ8をばね部材11で押し付けることにより、
楔作用で一方向の回転を阻止する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転機能を有するリ
ニアボールベアリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転機能を有するリニアボールベ
アリングとして、図5に示す無限ストロークタイプのリ
ニアボールベアリング部51にラジアル軸受部52を組
み付けたものと、図5に示す有限ストロークタイプのリ
ニアボールベアリング53とがある。図5のリニアボー
ルベアリング50では、ボール54が保持器55の直線
経路の案内溝を循環するように構成されているため、リ
ニアボールベアリング部51の回転が不能であり、その
ため別のラジアル軸受部52を組み付けている。図6の
タイプのものは、ボール56が保持器57のポケット内
で任意方向に回転自在であり、内部を貫通した軸(図示
せず)に対して外輪58の軸方向移動および回転が自在
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5および図
6のいずれのタイプのリニアボールベアリング50,5
3においても、正逆両方向の回転が自在であるため、回
転方向をどちらか一方のみに限定することが必要な場合
は、別途に制御手段や回転方向規制手段を設ける必要が
ある。そのため、リニアボールベアリングの使用機器の
全体構成や制御系が複雑になるという問題点が生じる。
このような回転方向の規制は、各種の産業機械や搬送装
置で必要となることがある。
【0004】この発明の目的は、一方向のみの回転およ
び軸方向移動が自在なリニアボールベアリングを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は回転および軸
方向移動が自在なリニアボールベアリングにおいて、一
方向の回転を阻止する逆転阻止機構を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】この構成によると、逆転阻止機構で逆方向の回
転が阻止され、直線移動および正方向の回転のみが自在
となる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。このリニアボールベアリングは、無限ス
トロークタイプのリニアボールベアリング部1の外周に
一方向クラッチ2を組み付けたものである。
【0008】一方向クラッチ2は、逆転阻止機構となる
クラッチ部3の両側に保持器付円筒ころ4を有する形式
のものを使用している。クラッチ部3の外輪5は、両側
の保持器付き円筒ころ4の軌道面を兼ねるものであっ
て、両端に内向きフランジ部5aを有し、止め輪6でリ
ニアボールベアリング部1の軸受外輪7に固定してあ
る。クラッチ部外輪5は、鋼板の精密絞り成形品等から
なる。
【0009】クラッチ部3は、図1(B)に断面を示す
ように、クラッチ外輪5の内径面に針状ころからなる転
動体8と接するカム面9を有し、各転動体8が保持器1
0の各ポケット内で板ばね等のばね部材11によりカム
面9側に押付けられている。そのため、外輪5の所定方
向(矢印a方向)の回転に対しては、転動体8が外輪5
のカム面9に押付けられ、楔作用でロックする。これと
反対方向に回転する場合は、転動体8はカム面9から離
れ、外輪5は空転する。すなわち外輪5は、一方向には
回転自在であるが、もう一方には回転できない。
【0010】リニアボールベアリング部1は、図2に部
分断面を示すように、軸受外輪7の内径面に軸方向に沿
うボール軌道面7aと、ボール循環溝7bと、保持器回
り止め溝7cとが周方向の複数箇所に各々形成してあ
る。各ボール軌道面7aの両端はテーパ部7d(図1
(A))で隣のボール循環溝7bに続いている。保持器
12はスリーブ状のものであり、ボール13をボール軌
道面7aとボール循環溝7bとに循環させるトラック形
の案内溝12a(図1(A))が周方向複数箇所に形成
されている。保持器12は外輪7に止め輪14で軸方向
に固定し、かつ回り止め突条15(図2)で回り止めし
てある。このリニアボールベアリング部1によると、ボ
ール13が案内溝12a内で自由に転がって外輪7のボ
ール軌道面7aとボール循環溝7bの間を循環すること
により、移動ストロークの制限なく外輪7が軸16に対
して軸方向に移動できる。外輪7の軸16に対する回転
は生じない。
【0011】このリニアボールベアリングによると、こ
のようにリニアボールベアリング部1の外周に一方向ク
ラッチ2を組み付けたため、軸16に対してクラッチ外
輪5の軸方向移動と一方向の回転とが自在で、逆方向の
回転が阻止される。また、一方向クラッチ2は、クラッ
チ部3の両側に保持器付き円筒ころ4を有するものであ
るため、ラジアル荷重も負荷することができる。
【0012】なお、前記実施例では一方向クラッチ2に
保持器付き円筒ころ4を有する形式のものを使用した
が、一方向クラッチ2は、図3に示すようにクラッチ部
3のみからなるもの、すわなち図1の例の保持器付き円
筒ころ4を省略した形式のものを使用しても良く、また
図4の例のようにクラッチ部3の両側に滑り軸受形式の
含油軸受17を設けたものであっても良い。
【0013】また、この発明のリニアボールベアリング
は、リニアボールベアリング部1の外周に一方向クラッ
チ2を組み付けたものに限らず、回転および軸方向移動
が自在なリニアボールベアリングに対して、一方向の回
転を阻止する逆転阻止機構を設けたものであれば良い。
例えば、図6の例のリニアボールベアリングにおいて、
保持器57内を貫通した軸(図示せず)と外輪58との
間に適宜の逆転阻止機構を組み込んだものとしても良
い。
【0014】
【発明の効果】この発明は、回転および軸方向移動が自
在なリニアボールベアリングに逆転阻止機構を設けたも
のであるため、一方向のみの回転と軸方向移動とが自在
なものとなる。また、リニアボールベアリング自体に予
め逆転阻止機構を設けたため、使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかるリニアボ
ールベアリングの破断側面図、(B)はそのB−B線に
沿う一部省略断面図である。
【図2】そのリニアボールベアリング部の部分断面図で
ある。
【図3】この発明の他の実施例における一方向クラッチ
部分の断面図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例における一方向ク
ラッチ部分の断面図である。
【図5】従来例の破断側面図である。
【図6】他の従来例の破断側面図である。
【符号の説明】
1…リニアボールベアリング部、2…一方向クラッチ、
3…クラッチ部(逆転阻止機構)、4…保持器付き円筒
ころ、5…クラッチ外輪、7…軸受外輪、8…転動体、
9…カム面、10…保持器、11…ばね部材、12…保
持器、13…ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転および軸方向移動が自在なリニアボ
    ールベアリングにおいて、一方向の回転を阻止する逆転
    阻止機構を設けたことを特徴とするリニアボールベアリ
    ング。
JP23102493A 1993-08-23 1993-08-23 リニアボールベアリング Pending JPH0763219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23102493A JPH0763219A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 リニアボールベアリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23102493A JPH0763219A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 リニアボールベアリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0763219A true JPH0763219A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16917074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23102493A Pending JPH0763219A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 リニアボールベアリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0763219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105972070A (zh) * 2016-07-13 2016-09-28 山东钢铁股份有限公司 滚动轴套
EP4338882A1 (en) * 2022-09-07 2024-03-20 Shenzhen Leqi Network Technology Co., Ltd Composite bearing, rotating assembly, and photographic assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105972070A (zh) * 2016-07-13 2016-09-28 山东钢铁股份有限公司 滚动轴套
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