JPH0762464B2 - 多気筒内燃機関のシリンダヘツドの冷却装置 - Google Patents
多気筒内燃機関のシリンダヘツドの冷却装置Info
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- JPH0762464B2 JPH0762464B2 JP60157793A JP15779385A JPH0762464B2 JP H0762464 B2 JPH0762464 B2 JP H0762464B2 JP 60157793 A JP60157793 A JP 60157793A JP 15779385 A JP15779385 A JP 15779385A JP H0762464 B2 JPH0762464 B2 JP H0762464B2
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- Japan
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- water jacket
- cylinder head
- jacket
- pair
- combustion chambers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 （１） 産業上の利用分野 本発明は多気筒内燃機関の機関本体の一部を構成するシ
リンダヘツドの冷却装置に関するものである。
リンダヘツドの冷却装置に関するものである。
（２） 従来の技術 水冷式多気筒内燃機関のシリンダヘツドにおいて、複数
の燃焼室の上方にウオータジヤケツトを形成したもの
は、たとえば特開昭60−79141号公報に開示されるよう
に既に公知である。
の燃焼室の上方にウオータジヤケツトを形成したもの
は、たとえば特開昭60−79141号公報に開示されるよう
に既に公知である。
（３） 発明が解決しようとする問題点 ところで近年かかる多気筒内燃機関、特に自動車用のも
のでは、その小型化、軽量化の要請が強く、そのため隣
接するシリンダ間の間隔は、サイアミーズシリンダに見
られるように可及的に狭くしたものが出現している。し
かしながらこのようにすれば、各シリンダ上の、燃焼室
間の間隔も狭くなり、したがつて該燃焼室回りの高温加
熱部の冷却が一層厳しくなるという問題がある。
のでは、その小型化、軽量化の要請が強く、そのため隣
接するシリンダ間の間隔は、サイアミーズシリンダに見
られるように可及的に狭くしたものが出現している。し
かしながらこのようにすれば、各シリンダ上の、燃焼室
間の間隔も狭くなり、したがつて該燃焼室回りの高温加
熱部の冷却が一層厳しくなるという問題がある。
本発明は上記実情にかんがみてなされたもので、多気筒
内燃機関のシリンダヘツド、特にその燃焼室回りの水冷
却性能を著しく向上させることができ、しかもシリンダ
ヘッドのウォータジャケット回りの剛性を効果的に高め
ることができてシリンダヘッドの小型化等にも寄与する
ことができる、多気筒内燃機関のシリンダヘッドの冷却
装置を提供することを目的とする。
内燃機関のシリンダヘツド、特にその燃焼室回りの水冷
却性能を著しく向上させることができ、しかもシリンダ
ヘッドのウォータジャケット回りの剛性を効果的に高め
ることができてシリンダヘッドの小型化等にも寄与する
ことができる、多気筒内燃機関のシリンダヘッドの冷却
装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 （１） 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、シリンダヘッド
に、直列配置される複数の燃焼室と、その各燃焼室に連
なる吸，排気ポートと、前記複数の燃焼室上をそれらの
配列方向に沿って延びるウォータジャケットと、そのウ
ォータジャケットの一側方で隣接する吸気又は排気ポー
ト間に挟まれるシリンダヘッド取付ボルト用のボルト孔
と、その各ボルト孔の、ウォータジャケットに臨むボス
部と、隣接する燃焼室間で燃焼室配列方向と略直交し且
つ前記ウォータジャケットの幅方向中央部に向かい上り
勾配に傾斜して該ウォータジャケットに連通する冷却水
流入口とを形成してなる、多気筒内燃機関のシリンダヘ
ッドの冷却装置において、前記ウォータジャケットの内
壁面には、前記ボス部から該ジャケットの幅方向中央部
に向かって相互間隔を漸次拡大するように延出して対応
する一対の吸気又は排気ポートの周壁にそれぞれ一体に
連なる一対のリブと、該一対のリブ間を一体に結合する
衝壁とを一体に突設し、前記一対のリブ及び衝壁により
囲まれたウォータジャケット内壁面に前記冷却水流入口
を開口したことを第１の特徴とし、また、シリンダヘッ
ドに、直列配置される複数の燃焼室と、その各燃焼室に
連なる吸，排気ポートと、前記複数の燃焼室上をそれら
の配列方向に沿って延びるウォータジャケットと、その
ウォータジャケットの両側方で隣接する排気及び排気ポ
ート間にそれぞれ挟まれるシリンダヘッド取付ボルト用
のボルト孔と、その各ボルト孔の、ウォータジャケット
に臨むボス部と、隣接する燃焼室間で燃焼室配列方向と
略直交し且つ前記ウォータジャケットの幅方向中央部に
向かい上り勾配に傾斜して該ウォータジャケットに連通
する冷却水流入口とを形成してなる、多気筒内燃機関の
シリンダヘッドの冷却装置において、前記ウォータジャ
ケットの内壁面には、そのジャケット両側の前記ボス部
からそれぞれ該ジャケットの幅方向中央部に向かって相
互間隔を漸次拡大するように延出する各一対のリブと、
その各一対のリブ間を一体に結合する衝壁とを一体に突
設し、前記各一対のリブ及び衝壁により囲まれた前記ウ
ォータジャケット内壁面に前記冷却水流入口を開口した
ことを第２の特徴とする。
に、直列配置される複数の燃焼室と、その各燃焼室に連
なる吸，排気ポートと、前記複数の燃焼室上をそれらの
配列方向に沿って延びるウォータジャケットと、そのウ
ォータジャケットの一側方で隣接する吸気又は排気ポー
ト間に挟まれるシリンダヘッド取付ボルト用のボルト孔
と、その各ボルト孔の、ウォータジャケットに臨むボス
部と、隣接する燃焼室間で燃焼室配列方向と略直交し且
つ前記ウォータジャケットの幅方向中央部に向かい上り
勾配に傾斜して該ウォータジャケットに連通する冷却水
流入口とを形成してなる、多気筒内燃機関のシリンダヘ
ッドの冷却装置において、前記ウォータジャケットの内
壁面には、前記ボス部から該ジャケットの幅方向中央部
に向かって相互間隔を漸次拡大するように延出して対応
する一対の吸気又は排気ポートの周壁にそれぞれ一体に
連なる一対のリブと、該一対のリブ間を一体に結合する
衝壁とを一体に突設し、前記一対のリブ及び衝壁により
囲まれたウォータジャケット内壁面に前記冷却水流入口
を開口したことを第１の特徴とし、また、シリンダヘッ
ドに、直列配置される複数の燃焼室と、その各燃焼室に
連なる吸，排気ポートと、前記複数の燃焼室上をそれら
の配列方向に沿って延びるウォータジャケットと、その
ウォータジャケットの両側方で隣接する排気及び排気ポ
ート間にそれぞれ挟まれるシリンダヘッド取付ボルト用
のボルト孔と、その各ボルト孔の、ウォータジャケット
に臨むボス部と、隣接する燃焼室間で燃焼室配列方向と
略直交し且つ前記ウォータジャケットの幅方向中央部に
向かい上り勾配に傾斜して該ウォータジャケットに連通
する冷却水流入口とを形成してなる、多気筒内燃機関の
シリンダヘッドの冷却装置において、前記ウォータジャ
ケットの内壁面には、そのジャケット両側の前記ボス部
からそれぞれ該ジャケットの幅方向中央部に向かって相
互間隔を漸次拡大するように延出する各一対のリブと、
その各一対のリブ間を一体に結合する衝壁とを一体に突
設し、前記各一対のリブ及び衝壁により囲まれた前記ウ
ォータジャケット内壁面に前記冷却水流入口を開口した
ことを第２の特徴とする。
（２） 作用 ウォータジャケットの内壁面には、隣接する燃焼空間に
おいて、上記一対のリブ及び衝壁により略三角形（第２
の特徴では、この三角形が対を成して略菱形）のリブ結
合体が一体化され、その結合体に囲まれたウォータジャ
ケット内壁面に開口する冷却水流入口より該ジャケット
内に冷却水が導入される。このため、その冷却水を、上
記両リブの案内作用に基づき該ジャケット内での拡散を
極力抑えながらジャケット中央部の誘導することがで
き、次いでその冷却水を上記衝壁の案内作用に基づきそ
の左右に分流させて各燃焼室上方へ効率よく誘導するこ
とができ、それらの結果、該燃焼室、点火プラグ等の高
温加熱部が有効に冷却される。
おいて、上記一対のリブ及び衝壁により略三角形（第２
の特徴では、この三角形が対を成して略菱形）のリブ結
合体が一体化され、その結合体に囲まれたウォータジャ
ケット内壁面に開口する冷却水流入口より該ジャケット
内に冷却水が導入される。このため、その冷却水を、上
記両リブの案内作用に基づき該ジャケット内での拡散を
極力抑えながらジャケット中央部の誘導することがで
き、次いでその冷却水を上記衝壁の案内作用に基づきそ
の左右に分流させて各燃焼室上方へ効率よく誘導するこ
とができ、それらの結果、該燃焼室、点火プラグ等の高
温加熱部が有効に冷却される。
また特に第１の特徴によれは、前記略三角形のリブ結合
体が剛直な閉断面構造である上、シリンダヘッド取付用
ボルト孔周辺のボス部と一対の吸気又は排気ポート周壁
とを相互に一体結合しており、一方、第２の特徴によれ
ば、前記略菱形のリブ結合体が剛直な閉断面構造である
上、ウォータジャケット両側の一対のボス部間を一体結
合しているので、シリンダヘッドのウォータジャケット
周辺、特にボス部周辺が前記リブ及び衝壁によって効果
的に補強される。
体が剛直な閉断面構造である上、シリンダヘッド取付用
ボルト孔周辺のボス部と一対の吸気又は排気ポート周壁
とを相互に一体結合しており、一方、第２の特徴によれ
ば、前記略菱形のリブ結合体が剛直な閉断面構造である
上、ウォータジャケット両側の一対のボス部間を一体結
合しているので、シリンダヘッドのウォータジャケット
周辺、特にボス部周辺が前記リブ及び衝壁によって効果
的に補強される。
（３） 実 施 例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
４弁式４気筒内燃機関の機関本体の頭部を構成するシリ
ンダヘツド１は、第２図に示すようにシリンダブロツク
２上にガスケツトを介して重合結着され、該シリンダヘ
ツド１の底壁には、複数の燃焼室３が配列され、それら
の開口下面は、シリンダブロツク２のシリンダ４に開口
する。
ンダヘツド１は、第２図に示すようにシリンダブロツク
２上にガスケツトを介して重合結着され、該シリンダヘ
ツド１の底壁には、複数の燃焼室３が配列され、それら
の開口下面は、シリンダブロツク２のシリンダ４に開口
する。
各燃焼室３の上壁には、吸気弁５によつて開閉される一
対の吸気弁口６と、排気弁７によつて開閉される一対の
排気弁口８とが対設され、一対の吸気弁口６は、シリン
ダヘツド１に形成した二又状の吸気ポート９に連通さ
れ、また一対の排気弁口８はシリンダヘツド１に形成し
た二又状の排気ポート10に連通される。
対の吸気弁口６と、排気弁７によつて開閉される一対の
排気弁口８とが対設され、一対の吸気弁口６は、シリン
ダヘツド１に形成した二又状の吸気ポート９に連通さ
れ、また一対の排気弁口８はシリンダヘツド１に形成し
た二又状の排気ポート10に連通される。
各燃焼室３の中央部には、ねじ孔11が穿設され、このね
じ孔11に点火プラグ12が螺着され、この点火プラグ12の
下半部は、燃焼室３の上壁より上方に延設される中空円
筒状プラグ収容筒13内に収容される。
じ孔11に点火プラグ12が螺着され、この点火プラグ12の
下半部は、燃焼室３の上壁より上方に延設される中空円
筒状プラグ収容筒13内に収容される。
第６図に明瞭に示すように、シリンダヘツド１には、複
数の燃焼室３の配列方向に沿つてウオータジヤケツト14
が形成され、このウオータジヤケツト14内に、複数の燃
焼室３の上壁、吸，排気ポート9,10の外壁および複数の
プラグ収容筒13の外壁が直線臨んでいる。
数の燃焼室３の配列方向に沿つてウオータジヤケツト14
が形成され、このウオータジヤケツト14内に、複数の燃
焼室３の上壁、吸，排気ポート9,10の外壁および複数の
プラグ収容筒13の外壁が直線臨んでいる。
第３〜５図に示すように相隣れる燃焼室３間において、
シリンダヘツド１の底壁11には一対の冷却水流入口15が
穿設されている。これらの流入口15は第３図に示すよう
に複数の燃焼室３の配列方向と直交しウオータジヤケツ
ト14の中央部に向つて上り勾配に傾斜されて前記ウオー
タジヤケツト14に連通され、シリンダブロツク２側の冷
却水は前記一対の流入口15を通つてウオータジヤケツト
14内に流入するようになつている。
シリンダヘツド１の底壁11には一対の冷却水流入口15が
穿設されている。これらの流入口15は第３図に示すよう
に複数の燃焼室３の配列方向と直交しウオータジヤケツ
ト14の中央部に向つて上り勾配に傾斜されて前記ウオー
タジヤケツト14に連通され、シリンダブロツク２側の冷
却水は前記一対の流入口15を通つてウオータジヤケツト
14内に流入するようになつている。
シリンダヘッド１には、シリンダヘッド取付用ボルト
（図示せず）を挿通させるボルト孔20が、ウォータジャ
ケット14の両側方で且つ隣接する吸気及び排気ポート9,
9;10,10間に挟まれるように形成されており、その各ボ
ルト孔20のボス部Ｂは、第3,4図からも明らかな如くウ
ォータジャケット14に臨んでいる。
（図示せず）を挿通させるボルト孔20が、ウォータジャ
ケット14の両側方で且つ隣接する吸気及び排気ポート9,
9;10,10間に挟まれるように形成されており、その各ボ
ルト孔20のボス部Ｂは、第3,4図からも明らかな如くウ
ォータジャケット14に臨んでいる。
前記ウォータジャケット14の内底面には、該ジャケット
14両側の前記ボス部B,Bからそれぞれ該ジャケット14の
幅方向中央部に向かって相互間隔を漸次拡大するように
延出して対応する一対の吸気及び排気ポート9,9;10,10
の周壁にそれぞれ一体に連なる各一対のリブ17,17と、
その各一対のリブ17,17間を一体に結合すべく燃焼室３
配列方向に沿って延びる衝壁16とが一体に突設される。
各一対のリブ17,17の、ウォータジャケット14中央寄り
の下部は互いに近接する側に傾斜して、前記一対の冷却
水流入口15,15に沿う横断面略Ｖ字状（第５図）の誘導
溝18を形成する。
14両側の前記ボス部B,Bからそれぞれ該ジャケット14の
幅方向中央部に向かって相互間隔を漸次拡大するように
延出して対応する一対の吸気及び排気ポート9,9;10,10
の周壁にそれぞれ一体に連なる各一対のリブ17,17と、
その各一対のリブ17,17間を一体に結合すべく燃焼室３
配列方向に沿って延びる衝壁16とが一体に突設される。
各一対のリブ17,17の、ウォータジャケット14中央寄り
の下部は互いに近接する側に傾斜して、前記一対の冷却
水流入口15,15に沿う横断面略Ｖ字状（第５図）の誘導
溝18を形成する。
而して前記各一対のリブ17,17及び衝壁16により囲まれ
る、平面より見て略三角形の凹部の底面には、前記冷却
水流入口15が開口されており、また各リブ17と衝壁16の
接続部はそれぞれ対応する燃焼室３上に位置している。
る、平面より見て略三角形の凹部の底面には、前記冷却
水流入口15が開口されており、また各リブ17と衝壁16の
接続部はそれぞれ対応する燃焼室３上に位置している。
シリンダヘッド１の一端（第４図右端）には、前記ウォ
ータジャケット14の出口22が形成されている。
ータジャケット14の出口22が形成されている。
尚、図中19は、シリンダヘッド１に形成される他のウォ
ータジャケット、21はウォータジャケット14の開口を閉
じる栓体である。
ータジャケット、21はウォータジャケット14の開口を閉
じる栓体である。
次に前記実施例の作用を説明する。シリンダブロック２
側のウォータジャケットからシリンダヘッド１側に向か
う冷却水は、隣接する燃焼室３間の一対の冷却水流入口
15を通ってシリンダヘッド１内のウォータジャケット14
に導入される。
側のウォータジャケットからシリンダヘッド１側に向か
う冷却水は、隣接する燃焼室３間の一対の冷却水流入口
15を通ってシリンダヘッド１内のウォータジャケット14
に導入される。
この場合、ウォータジャケット14の内壁面には、隣接す
る燃焼室３間において一対のリブ17,17及び衝壁16によ
り略三角形の、対をなすリブ結合体が背中合わせに（従
って略菱形となるように）突設されており、該リブ結合
体に囲まれたウォータジャケット14内壁面に開口する前
記冷却水流入口15より該ジャケット14内に冷却水が供給
されるので、その冷却水を、上記両リブ17,17の案内作
用に基づき該ジャケット14内での拡散を極力抑えながら
ジャケット14中央部に誘導することができ、次いでその
冷却水を上記衝壁16の案内作用に基づきその左右に分流
させて各燃焼室３上方へ効率よく誘導することができ
る。この結果、冷却水は燃焼室３の上壁、吸，排気ポー
ト9,10の周壁、プラグ収容筒13の周壁に沿って流れ、燃
焼室３、点火プラグ12等の高温加熱部を冷却水によって
有効に冷却することができる。
る燃焼室３間において一対のリブ17,17及び衝壁16によ
り略三角形の、対をなすリブ結合体が背中合わせに（従
って略菱形となるように）突設されており、該リブ結合
体に囲まれたウォータジャケット14内壁面に開口する前
記冷却水流入口15より該ジャケット14内に冷却水が供給
されるので、その冷却水を、上記両リブ17,17の案内作
用に基づき該ジャケット14内での拡散を極力抑えながら
ジャケット14中央部に誘導することができ、次いでその
冷却水を上記衝壁16の案内作用に基づきその左右に分流
させて各燃焼室３上方へ効率よく誘導することができ
る。この結果、冷却水は燃焼室３の上壁、吸，排気ポー
ト9,10の周壁、プラグ収容筒13の周壁に沿って流れ、燃
焼室３、点火プラグ12等の高温加熱部を冷却水によって
有効に冷却することができる。
また特に前記略三角形（略菱形）のリブ結合体に剛直な
閉断面構造である上、シリンダヘッド取付用ボルト孔20
周辺のボス部Ｂと一対の吸気又は排気ポート9,9;10,10
の周壁とを相互に一体結合すると共に、ウォータジャケ
ット14両側のボス部B,B間を一体結合しているので、シ
リンダヘッド１のウォータジャケット14周辺、特にボス
部Ｂやポート9,10周辺を前記リブ17及び衝壁16によって
効果的に補強することができる。
閉断面構造である上、シリンダヘッド取付用ボルト孔20
周辺のボス部Ｂと一対の吸気又は排気ポート9,9;10,10
の周壁とを相互に一体結合すると共に、ウォータジャケ
ット14両側のボス部B,B間を一体結合しているので、シ
リンダヘッド１のウォータジャケット14周辺、特にボス
部Ｂやポート9,10周辺を前記リブ17及び衝壁16によって
効果的に補強することができる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、ウォータジャケットの内
壁面には、隣接する燃焼室間において、一対のリブ及び
衝壁により略三角形（本発明の第２の特徴では、この三
角形が対を成して略菱形）のリブ結合体が一体化され、
その結合体に囲まれたウォータジャケット内壁面に開口
する冷却水流入口より該ジャケット内に冷却水が導入さ
れるようにしたので、その冷却水を、上記両リブの案内
作用に基づき該ジャケット内での拡散を極力抑えながら
ジャケット中央部に誘導することができ、次いでその冷
却水を上記衝壁の案内作用に基づきその左右に分流させ
て各燃焼室上方へ効率よく誘導することができ、以上の
結果、燃焼室、点火プラグ等の高温加熱部を冷却水によ
り有効に冷却することができるから、燃焼室間の間隔を
狭めても燃焼室回りの冷却に支障を及ぼすことがない。
壁面には、隣接する燃焼室間において、一対のリブ及び
衝壁により略三角形（本発明の第２の特徴では、この三
角形が対を成して略菱形）のリブ結合体が一体化され、
その結合体に囲まれたウォータジャケット内壁面に開口
する冷却水流入口より該ジャケット内に冷却水が導入さ
れるようにしたので、その冷却水を、上記両リブの案内
作用に基づき該ジャケット内での拡散を極力抑えながら
ジャケット中央部に誘導することができ、次いでその冷
却水を上記衝壁の案内作用に基づきその左右に分流させ
て各燃焼室上方へ効率よく誘導することができ、以上の
結果、燃焼室、点火プラグ等の高温加熱部を冷却水によ
り有効に冷却することができるから、燃焼室間の間隔を
狭めても燃焼室回りの冷却に支障を及ぼすことがない。
また特に本発明の第１の特徴によれば、前記略三角形の
リブ結合体が剛直な閉断面構造である上、シリンダヘッ
ド取付用ボルト孔周辺のボス部と一対の吸気又は排気ポ
ート周壁とを相互に一体結合しており、一方、第２の特
徴によれば、前記略菱形のリブ結合体が剛直な閉断面構
造である上、ウォータジャケット両側の一対のボス部間
を一体結合しているので、シリンダヘッドのウォータジ
ャケット周辺、特にボス部周辺を前記ボス及び衝壁によ
って効果的に補強することができ、従ってシリンダヘッ
ドを軽量小型化する上で有利であるばかりか、シリンダ
ヘッドのシリンダブロックに対する接合面圧を高めるこ
とができてその接合面間のシール性向上にも寄与するこ
とができる。
リブ結合体が剛直な閉断面構造である上、シリンダヘッ
ド取付用ボルト孔周辺のボス部と一対の吸気又は排気ポ
ート周壁とを相互に一体結合しており、一方、第２の特
徴によれば、前記略菱形のリブ結合体が剛直な閉断面構
造である上、ウォータジャケット両側の一対のボス部間
を一体結合しているので、シリンダヘッドのウォータジ
ャケット周辺、特にボス部周辺を前記ボス及び衝壁によ
って効果的に補強することができ、従ってシリンダヘッ
ドを軽量小型化する上で有利であるばかりか、シリンダ
ヘッドのシリンダブロックに対する接合面圧を高めるこ
とができてその接合面間のシール性向上にも寄与するこ
とができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はシリン
ダヘツドの一部の平面図、第２図は、第１図および第４
図II−II線に沿う縦断面図、第３図は、第４図III−III
線に沿う縦断面図、第４図は、第２図IV−IV線に沿う横
断面図、第５図は、第４図Ｖ−Ｖ線に沿う縦断面図、第
６図は、第４図VI−VI線に沿う縦断面図である。 Ｂ……ボス部、１……シリンダヘッド、３……燃焼室、
９……吸気ポート、10……排気ポート、14……ウォータ
ジャケット、15……冷却水流入口、16……衝壁、17……
リブ、20……ボルト孔
ダヘツドの一部の平面図、第２図は、第１図および第４
図II−II線に沿う縦断面図、第３図は、第４図III−III
線に沿う縦断面図、第４図は、第２図IV−IV線に沿う横
断面図、第５図は、第４図Ｖ−Ｖ線に沿う縦断面図、第
６図は、第４図VI−VI線に沿う縦断面図である。 Ｂ……ボス部、１……シリンダヘッド、３……燃焼室、
９……吸気ポート、10……排気ポート、14……ウォータ
ジャケット、15……冷却水流入口、16……衝壁、17……
リブ、20……ボルト孔
Claims (2)
- 【請求項１】シリンダヘッド（１）に、直列配置される
複数の燃焼室（３）と、その各燃焼室（３）に連なる
吸，排気ポート（9,10）と、前記複数の燃焼室（３）上
をそれらの配列方向に沿って延びるウォータジャケット
（14）と、そのウォータジャケット（14）の一側方で隣
接する吸気又は排気ポート（9,9;10,10）間に挟まれる
シリンダヘッド取付ボルト用のボルト孔（20）と、その
各ボルト孔（20）の、ウォータジャケット（14）に臨む
ボス部（Ｂ）と、隣接する燃焼室（３）間で燃焼室
（３）配列方向と略直交し且つ前記ウォータジャケット
（14）の幅方向中央部に向かい上に勾配に傾斜して該ウ
ォータジャケット（14）に連通する冷却水流入口（15）
とを形成してなる、多気筒内燃機関のシリンダヘッドの
冷却装置において、前記ウォータジャケット（14）の内
壁面には、前記ボス部（Ｂ）から該ジャケット（14）の
幅方向中央部に向かって相互間隔を漸次拡大するように
延出して対応する一対の吸気又は排気ポート（9,9;10,1
0）の周壁にそれぞれ一体に連なる一対のリブ（17,17）
と、該一対のリブ（17,17）間を一体に結合する衝壁（1
6）とを一体に突設し、前記一対のリブ（17,17）及び衝
壁（16）により囲まれた前記ウォータジャケット（14）
内壁面に前記冷却水流入口（15）を開口したことを特徴
とする、多気筒内燃機関のシリンダヘッドの冷却装置。 - 【請求項２】シリンダヘッド（１）に、直列配置される
複数の燃焼室（３）と、その各燃焼室（３）に連なる
吸，排気ポート（9,10）と、前記複数の燃焼室（３）上
をそれらの配列方向に沿って延びるウォータジャケット
（14）と、そのウォータジャケット（14）の両側方で隣
接する排気及び排気ポート（9,9;10,10）の間にそれぞ
れ挟まれるシリンダヘッド取付ボルト用のボルト孔（2
0）と、その各ボルト孔（20）の、ウォータジャケット
（14）に臨むボス部（Ｂ）と、隣接する燃焼室（３）間
で燃焼室（３）配列方向と略直交し且つ前記ウォータジ
ャケット（14の中央部に向かい上り勾配に傾斜して該ウ
ォータジャケット（14）に連通する冷却水流入口（15）
とを形成してなる、多気筒内燃機関のシリンダヘッドの
冷却装置において、前記ウォータジャケット（14）の内
壁面には、そのジャケット（14）両側の前記ボス部
（Ｂ）からそれぞれ該ジャケット（14）の幅方向中央部
に向かって相互間隔を漸次拡大するように延出する各一
対のリブ（17,17）と、その各一対のリブ（17,17）間を
一体に結合する衝壁（16）とを一体に突設し、前記各一
対のリブ（17,17）及び衝壁（16）により囲まれた前記
ウォータジャケット（14）内壁面に前記冷却水流入口
（15）を開口したことを特徴とする、多気筒内燃機関の
シリンダヘッドの冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60157793A JPH0762464B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 多気筒内燃機関のシリンダヘツドの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60157793A JPH0762464B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 多気筒内燃機関のシリンダヘツドの冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220655A JPS6220655A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0762464B2 true JPH0762464B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=15657408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60157793A Expired - Lifetime JPH0762464B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 多気筒内燃機関のシリンダヘツドの冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004015135A1 (de) | 2004-03-27 | 2005-10-13 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag | Wassergekühlter Zylinderkopf für eine mehrzylindrige Brennkraftmaschine |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6069347U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-16 | 本田技研工業株式会社 | シリンダヘツド構造 |
| JPS6090957A (ja) * | 1983-10-22 | 1985-05-22 | Mazda Motor Corp | エンジンのシリンダヘツド構造 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP60157793A patent/JPH0762464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220655A (ja) | 1987-01-29 |
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