JPH076225U - 水 着 - Google Patents

水 着

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Publication number
JPH076225U
JPH076225U JP041216U JP4121693U JPH076225U JP H076225 U JPH076225 U JP H076225U JP 041216 U JP041216 U JP 041216U JP 4121693 U JP4121693 U JP 4121693U JP H076225 U JPH076225 U JP H076225U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
shoulder
suture
members
front cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP041216U
Other languages
English (en)
Inventor
隆彦 酒井
英明 田山
文雄 小西
良彦 板垣
Original Assignee
株式会社デサント
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Publication date
Application filed by 株式会社デサント filed Critical 株式会社デサント
Priority to JP041216U priority Critical patent/JPH076225U/ja
Publication of JPH076225U publication Critical patent/JPH076225U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背泳種目の競泳に適した低抵抗の女子用水着
を構成する。 【構成】 二枚の背布部材2,2を背縫合3により構成
し、前布1と、脇縫合6と肩縫合8と股部縫合9によっ
て一体化する。首孔10をタイトフィット構造にし、前
布側に開閉自在になるファスナー11を設けた胸開き構
造とし、肩紐7,7が、肩こう骨を避けた位置にくるよ
うに肩孔4を背方に大きく繰り抜いた形態にし、脚孔5
の上端を腰骨の上方まで大きくカットしたハイカット形
態とする。両背布部材2,2の背中位置にシリコン樹脂
シート12をそれぞれ貼着した構造にし、首廻り開口か
らの水の侵入を阻止し、シリコン樹脂シート12による
整流作用により流水抵抗を軽減することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は女子用水着における抵抗減少技術に係り、水泳競技中の水の侵入及び 抵抗を小さくし、殊に背泳競泳用として有用な水着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1/100秒のスピードを競う水泳競技は、水着の水との抵抗の大小によって 記録に大きな違いが生じることが判っている。従って、従来より使用されている 競泳用の水着では競技中の水との抵抗を減少するため、その材質の改良や形態の 研究が試みられているが、完全なものがないのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
即ち、殊に女子用水着では、襟ぐり,背中及び脇等に大きい開口部を有してい るため、競泳中に該開口部から水及び空気が侵入し、その侵入の際に開口部の縁 を振動させて乱流を形成するようになり、推進力に抗する抵抗力となると共に、 開口部から侵入した水及び空気が水と着用者との間に停留して移動質量(競技者 の見かけの体重)を増大する欠点を有している。
【0004】 また、水泳競技中の水着に対する水流の発生状況は、競技種目によってそれぞ れ異なることも知られており、水着を全ての競技に適応させることは不能で、そ れぞれに適合した構造の研究が必要である。殊に背泳種目では、背中の開口から 侵入する水や空気の問題、また水着布材を透過する水流の問題は、何等の解決が なされていなかった。
【0005】 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、殊に背泳種目の競泳に適した 低抵抗の女子用水着を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る水着は、腹部と胸部を覆う伸縮性を有する前布と、背部と臀部を 覆う伸縮性を有する背布からなる女子用水着において、上記背布を背中心で縫合 した背縫合からなる二枚の背布部材によって構成し、上記両背布部材と前布の脇 下と脚孔上端位置間の脇縫合と、両背布部材から延びる肩紐と前布から延びる肩 紐をそれぞれ縫合した肩縫合と、両背布部材の股間部位端部と前布の股間部位端 部と縫合した股部縫合によって一体化すると共に、上記前布と両背布によって形 成する首廻りを比較的小孔としたタイトフィット構造にし、前布側に開閉自在に なるファスナーを設けた胸開き構造とし、上記肩紐が、肩こう骨を避けた位置に くるように肩孔を背方に大きく繰り抜いた形態にし、また前記脚孔の上端を腰骨 の上方まで大きくカットしたハイカット形態とし、更に、上記両背布の背中位置 にシリコン樹脂シート等の伸縮性非透水シートを貼着、或は溶着した構造にした ことを要旨とするものである。
【0007】 また、上記二枚の背布部材を背中心で縫合した背縫合は、略第7頸椎部位から 股間まで、脊椎に沿った縫目により形成することが望ましい。
【0008】
【作用】
上記構造によれば、首廻りをタイトフィット形態にすると共に、着脱ができる ように胸開き構造とし、ファスナーによって開閉するようにしたことにより、首 廻り開口からの水の侵入を阻止することが可能となる。またシリコン樹脂シート 等の伸縮性非透水シートを背中に装着しているため、流水抵抗を軽減することが 可能となる。
【0009】 また、脚孔を腰骨の上方まで大きくカットしたハイカット形態になっているの で従来より脚が動き易くなると共に、背中のパターンが肩こう骨を避けた位置に 肩紐がくるように配置してあり、腕の動きを妨げない構造になるため、着用者の 運動機能を阻害しない構造になっている。
【0010】
【実施例】 以下、本考案に係る水着の一実施例を図面に従って説明する。 図1は正面側斜視図、図2は背面側斜視図、図3は布部材のパーツを示すもの である。 符号1は伸縮性を有する布材からなり腹部と胸部を覆う前布であり、符号2, 2は前布1と同質の布材からなる背布部材である。背布部材2,2は、第7頸椎 部位から股間まで、脊椎に沿った背縫合3により背中と臀部を覆う背布を形成す る。
【0011】 両背布部材2,2と前布1は、肩孔4を形成する脇下と脚孔5上端位置間の脇 縫合6,6と、両背布部材2,2から延びる肩紐7bと前布1から延びる肩紐7 aをそれぞれ縫合した両肩紐7,7の肩縫合8と、両背布部材2,2の股間部位 端部と前布1の股間部位端部と縫合した股部縫合9によって一体化される。
【0012】 上記前布1と両背布2,2によって形成する首孔10の首廻りサイズは、比較 的小孔としたタイトフィット構造になると共に、前布1側に開閉自在になるファ スナー11を取り付けた胸開き構造として着脱を可能にしている。また、上記肩 紐7,7は、着衣したとき肩こう骨の上に重ならないように、肩孔4を背方(矢 印A)に大きく繰り抜いた形態にし、上記脚孔5は、孔の上端を腰骨の上方(矢 印B)まで大きくカットしたハイカット形態としている。
【0013】 符号12,12は、上記両背布2,2の各背中位置に貼着または溶着した伸縮 性を有し、且つ非透水性を有する薄質のシリコン樹脂シートであり、該部面方向 に張力を弾性付与すると共に、水の透過を阻止して流水抵抗を軽減させる。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る水着は、今までになかった背泳種目に対応する 競泳用の水着であり、首廻りをタイトフィット形態にしたことにより、開口から の水の侵入を阻止することが可能となると共に、シリコン樹脂シート等の伸縮性 非透水シートを背中に装着しているため、流水抵抗を軽減することが可能となる 。
【0015】 同時に本考案の構成によれば、脚孔を腰骨の上方まで大きくカットしたハイカ ット形態にし、また肩こう骨を避けた位置に肩紐がくるような形態にして有るた め、従来の水着より脚や腕が動き易くなる特徴を有するものであり、本考案実施 後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水着の一実施例を示す正面側斜視
図である。
【図2】同背面側斜視図である。
【図3】同水着を分解した布部材のパーツを示すもので
ある。
【符号の説明】
1 前布 2 背布部材 3 背縫合 4 肩孔 5 脚孔 6 脇縫合 7 肩紐 8 肩縫合 9 股部縫合 10 首孔 11 ファスナー 12 シリコン樹脂シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小西 文雄 大阪市天王寺区堂ケ芝1丁目11番3号 株 式会社デサント内 (72)考案者 板垣 良彦 大阪市天王寺区堂ケ芝1丁目11番3号 株 式会社デサント内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹部と胸部を覆う伸縮性を有する前布
    と、背部と臀部を覆う伸縮性を有する背布からなる女子
    用水着において、 前記背布を背中心で縫合した背縫合からなる二枚の背布
    部材によって構成し、前記両背布部材と前布の脇下と脚
    孔上端位置間の脇縫合と、両背布部材から延びる肩紐と
    前布から延びる肩紐をそれぞれ縫合した肩縫合と、両背
    布部材の股間部位端部と前布の股間部位端部と縫合した
    股部縫合によって一体化すると共に、 前記前布と両背布によって形成する首廻りを比較的小孔
    としたタイトフィット構造にし、前布側に開閉自在にな
    るファスナーを設けた胸開き構造とし、 前記肩紐が、肩こう骨を避けた位置にくるように肩孔を
    背方に大きく繰り抜いた形態にし、また前記脚孔の上端
    を腰骨の上方まで大きくカットしたハイカット形態と
    し、 更に、前記両背布の背中位置にシリコン樹脂シート等の
    伸縮性非透水シートを貼着、或は溶着した構造になるこ
    とを特徴とする水着。
  2. 【請求項2】 前記二枚の背布部材を背中心で縫合した
    背縫合が、略第7頸椎部位から股間まで、脊椎に沿った
    縫目により形成されることを特徴とする請求項1記載の
    水着。
JP041216U 1993-06-30 1993-06-30 水 着 Pending JPH076225U (ja)

Priority Applications (1)

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JP041216U JPH076225U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水 着

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JP041216U JPH076225U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水 着

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH076225U true JPH076225U (ja) 1995-01-27

Family

ID=12602209

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JP041216U Pending JPH076225U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水 着

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JP (1) JPH076225U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000212805A (ja) * 1998-11-10 2000-08-02 Toray Ind Inc 水 着

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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