JPH0762237B2 - 耐食性に優れかつ外観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法 - Google Patents

耐食性に優れかつ外観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法

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JPH0762237B2
JPH0762237B2 JP4356208A JP35620892A JPH0762237B2 JP H0762237 B2 JPH0762237 B2 JP H0762237B2 JP 4356208 A JP4356208 A JP 4356208A JP 35620892 A JP35620892 A JP 35620892A JP H0762237 B2 JPH0762237 B2 JP H0762237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭電化製品および建築
用材などの構造材に使われる表面処理鋼板の製造方法に
関する。さらに詳しくは耐食性に優れかつ外観の美麗な
Si/Zn2層メッキ鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板は機械的強度に優れかつ加工性が良
好であり、資源も豊富であり、自動車、家庭電化製品お
よび建築用材料などの構造材として幅広く使われてい
る。しかし鋼板そのものは耐食性が極めて不良であり、
亜鉛などを被覆してその寿命を引き伸ばす場合が多い。
【0003】一般の家庭電化製品の構造用材料としては
電気亜鉛メッキ鋼板が広く多用され、建築材料用として
は溶融亜鉛メッキ鋼板が一般的に用いられている。この
ような用途に使う表面処理鋼板は、メッキした状態ある
いはメッキ後化成処理した状態で需要家に供給され、成
型後塗装して使用される。最近では、メッキ化成処理後
塗装まで施して最終需要家に供給される塗装鋼板の製造
が活発となっている。家庭電化製品用としてよく使われ
る電気亜鉛メッキ鋼板は、製造工程が簡単であり、素地
鋼板に対する制約がなく、塗装後の外観が美麗であると
いう利点があるが、無塗装材として使う場合には耐食性
が劣るという欠点がある。
【0004】建築用材料としてよく使われる溶融亜鉛メ
ッキ鋼板は、主にメッキ付着量40g/m2以上の厚メ
ッキ材であるため、電気亜鉛メッキ鋼板よりは耐食性に
優れている。しかし無塗装材として使う場合には、裸耐
食性は不良であり、溶融メッキでは400℃以上の高温
の亜鉛浴に鋼板を浸してメッキされる。このため素地鋼
板の機械的性質に影響を及ぼすので素地鋼板の選択に制
約がある。一方溶融亜鉛メッキ鋼板の固有なスパングル
(Spangle)形状によっては塗装面が滑らかでないおそれ
がある。そのほか、亜鉛そのものは融点が419℃と極
めて低く、300℃以上では昇華が起こるので、使用環
境が比較的高温の場合には亜鉛メッキ鋼板を適用できな
い場合もある。また塗装鋼板は、メッキ、化成処理およ
び塗装の工程をへなければならない。しかしメッキと化
成処理は一貫工程で実施されるが、塗装は別の工程とな
るので、製造工程が複雑となり、かつ長時間を要すると
いう欠点がある。
【0005】本発明者らは、Siの薄膜がメッキの付着
量によって変わる多様の光の干渉色を表している現状を
確かめ、かつSiそのものは耐食性および耐熱性が極め
て優れているということに着目して本発明を提案するこ
ととなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄メッキと
して裸耐食性が極めて良く、耐熱性も良く、メッキ表面
そのままで外観が美麗で、かつ様々な種類の色をもつこ
とにより、無塗装の状態でも使用できるSi/Zn2層
鋼板の製造方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常の亜鉛メ
ッキ層を下層とし、メッキ厚さが100〜10,000
Åの真空蒸着Siメッキ層を上層とする耐食性に優れか
つ外観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法に
関する。上記亜鉛メッキ層(下層)としては、電気亜鉛
メッキ層、溶融亜鉛メッキ層または真空蒸着亜鉛メッキ
層が挙げられる。
【0008】Si上層メッキを用いる場合には、Si薄
膜の光干渉効果による発色効果も大切であるが、上層S
iの防食効果による耐食性の向上も重要である。Si上
層メッキは、腐食雰囲気下で下層亜鉛の初期腐食を防止
し、腐食の進行速度を大きく抑える効果を有する。上層
Siのメッキ厚さが100Åよりも少ないと、上層メッ
キそのものの不均一性により、皮膜の厚さが薄いところ
では、Siの保護効果が劣り、腐食初期に亜鉛が露出さ
れて腐食が進むので、局部的な腐食が生ずる。反面、S
iは延性が極めて少ない非金属であるので、上層Siの
厚さを10,000Åより大きくすると製品の加工中に
Siのメッキ層が傷付けられ易く、メッキ層の剥離が生
ずることとなり易い。このため、上層Siメッキ層の厚
さは、下層の亜鉛メッキ付着量とは無関係に100〜1
0,000Åの範囲が採用される。
【0009】Si皮膜は、薄膜状態で入射光の干渉現象
を呈し、多様な色彩を表す。この干渉色は皮膜の厚さに
より異なり、Siをメッキしながら皮膜の厚さを調整す
ると、黄色、青色、緑色、紫色など多様な色彩を呈す
る。また色相の光沢度は、下層メッキ(素地基板)によ
って異なる。亜鉛メッキ鋼板の中で最も光沢度が優れて
いたのは溶融亜鉛メッキ鋼板である。溶融亜鉛メッキ鋼
板は、凝固中成長する亜鉛結晶粒となっているスパング
ル現象を示し、上層にSi薄膜をメッキして発色させる
と、スパングル間の光沢の差によって文様形状の表面色
相を呈する。電気亜鉛メッキ鋼板の場合には、光沢の良
くない灰色の外観を有しているが、上層にSi薄膜をメ
ッキすると、きれいな色相の発色表面を呈する。真空蒸
着亜鉛メッキ鋼板の場合には、電気亜鉛メッキ鋼板と同
様の外観を有しているが、光沢度が著しく優れているた
め、上層にSi薄膜をメッキすると、明るい色相の発色
表面を呈する。
【0010】Siを亜鉛メッキ鋼板の上にメッキしてS
i−Zn2層メッキを形成すると、腐食雰囲気下で表層
のSiが1次的に亜鉛の初期腐食を抑えて耐食性を大き
く向上する。本発明者らの研究によると、1000Å未
満のSi薄膜でも、下層の亜鉛メッキのもつ腐食性の5
倍以上の耐食性を有する。単に鋼板の上にSi薄膜をメ
ッキすることにより多様の色相が得られるが、この場合
には、Siメッキ層そのものに存在する気孔を通じて腐
食の媒質が浸透するため、鋼板が腐食し易くなり、耐食
効果は期待できない。しかし、実際に亜鉛メッキ後化成
処理を施し、その上に数10μm以上の塗装処理を施し
た塗装鋼板と比較すると耐食性が劣る。Si−Zn2層
メッキ鋼板の美麗な色相を保ちながら耐食性および耐候
性をさらに向上させて使用する場合には、Si/Zn2
層メッキ鋼板の上に樹脂処理を施すことにより、表面色
相を保ちながら耐食性および耐候性を大きく向上させる
ことができる。
【0011】表面保護用の樹脂としては、Si酸化物を
含有する樹脂が好ましい。Si酸化物含有樹脂は、他の
材質の樹脂と比較して光沢性が良く、Si薄膜による表
面発色を効果的に補うこと、および耐指紋性にも優れて
いる。
【0012】以下本発明のSi/Zn2層メッキ鋼板の
製造方法について説明する。Siは半導体であるため、
水溶液を利用した電気メッキを採用することはできな
い。また融点が高いため、溶融メッキを採用することも
できない。Siを亜鉛メッキ層に容易にメッキする方法
として真空蒸着法が採用される。真空蒸着法としては、
真空蒸発法およびイオンプレーテイング法が好ましい。
真空蒸発法は、製造設備が簡単であり、生産性が高く、
最も経済的である。イオンプレーテイング法は、真空蒸
発法に比して製造設備が複雑であり、生産性も劣るが、
高品質のメッキ皮膜が得られるという利点がある。以
下、これらの方法について具体的に説明する。
【0013】本発明は通常の真空蒸着装置で実施でき
る。真空蒸発法により本発明のSi/Zn2層メッキ鋼
板を製造する場合には、まずSiを装入したSi蒸発源
を真空容器内に設置し、素地基板として電気亜鉛メッキ
鋼板または溶融亜鉛メッキ鋼板を上記Si蒸発源の上に
装着し、ついで真空容器内を1×10-4torr以下に
排気する。蒸発源としては、電子ビーム加熱式、抵抗加
熱式などが例示される。素地基板は、真空容器内に装着
する前にアルカリによる脱脂および有機溶媒を用いた超
音波洗浄を施すのが好ましい。また真空容器内にArガ
スを流入し、1×10-2〜1×10-1torr程度の雰
囲気下に、基板に500〜1000vの負電圧を印加し
てグロー放電により基板を洗浄してもよい。排気後、素
地基板を200〜270℃に加熱する。素地基板の温度
が200℃よりも低い場合には、上層にメッキされたS
iの組織が緻密ではなくなり、耐食性および密着性が劣
ることとなる。270℃を超えた場合には、上層のメッ
キ中に下層メッキ層の主成分である亜鉛が昇華混入し、
2層メッキとしての効果が発揮され難い。このため素地
基板の温度は200〜270℃の範囲が採用される。素
地基板を所定温度に加熱した後、Si蒸発源に電源を供
給して蒸発源を脱ガスし、すなわち通電して気化し、つ
いで蒸発源のシャッターを開いて100〜10,000
Åのメッキ厚さにSiを素地基板の上に蒸着させること
により、本発明のSi/Zn2層メッキ鋼板が製造され
る。
【0014】次に、イオンプレーテイング法による本発
明のSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法について説明
する。イオンプレーテイング法による場合でも、上記真
空蒸発法と同じ方法で素地基板を装着し、真空容器内を
排気する。次に素地基板を250℃以下となるように加
熱した後、Si蒸発源を脱ガスして蒸発源のシャッター
を開いてSiを蒸発させながら、同時に蒸発源の真上に
ある熱電子放出用フィラメントとイオン化電極を用いて
グロー放電プラズマを発生させ、イオンプレーテイング
を行うことで、本発明のSi/Zn2層メッキ鋼板が製
造される。このとき、グロー放電を安定化させるために
は、少量のAr気体を真空容器内に導入できる。イオン
プレーテイング中には、イオンの衝突効果によりメッキ
中素地基板の温度が上昇するので、素地基板の温度が2
50℃以上となると、上層メッキ中に下層メッキ中の亜
鉛が昇華し、損失となるおそれがあるので、損失基板の
温度は250℃以下が好ましい。
【0015】上下層を真空蒸着法によって製造する場合
には、真空容器内のSiおよび亜鉛の蒸発源にSiおよ
び亜鉛をそれぞれ入れた後、冷延鋼板を素地基板として
蒸発源の上に装着し、ついで真空容器内を1×10-4
orr以下に排気する。排気後、素地基板を150〜2
50℃の範囲に加熱する。次にそれぞれの蒸発源に電源
を供給して蒸発源を脱ガスさせた後、亜鉛蒸発源のシャ
ッターを開いて素地基板上に通常の付着量に亜鉛を真空
蒸着させた後、亜鉛蒸発源のシャッターを閉じる。その
後、素地基板を200〜270℃に加熱し、Si蒸発源
のシャッターを開いて上記の蒸着亜鉛メッキ層の上に、
100〜10,000Åのメッキ厚さにSiを蒸着させ
ることで本発明のSi/Zn2層メッキ鋼板が製造され
る。
【0016】Siの蒸着温度(素地基板温度)は、下層
の亜鉛層の蒸着温度(素地基板温度)と同一に設定する
と、製造工程が単純となり、上記のように素地基板の温
度を保持すれば密着性を始めとするあらゆる特性が良く
なる。亜鉛蒸発源としては、電子ビーム加熱式、または
抵抗加熱式蒸発源が好ましく、Si蒸発源としては電子
ビーム加熱式の蒸発源が好ましい。
【0017】メッキ層の表面保護および耐食性、耐候性
の向上のために樹脂処理を行えるが、この場合には、上
記の方法によって製造したSi/Zn2層メッキ層の上
にSi酸化物を含有する樹脂を常法に従い被覆する。こ
のとき、樹脂の付着量は200〜5000mg/m2
範囲が好ましい。以下実施例を通じて本発明を詳しく説
明する。
【0018】実施例1〜5、比較例1〜2 厚さ0.7mmの冷延鋼板に亜鉛を電気メッキした電気
亜鉛メッキ鋼板を、2層メッキの素地基板として使用し
た。なお亜鉛メッキ付着量は20g/m2であった。該
基板をアセトンおよびアルコールで超音波脱脂した後、
真空槽に装入して抵抗加熱器で基板を250℃まで加熱
し、純度99.99%のSiを出力2Kwの電子ビーム
加熱式蒸発源により加熱蒸発させて、真空蒸着メッキし
た試料を製造した。上層Siのメッキ厚さは表1に示し
たように50〜12,000Åの範囲で変化させた。
【0019】実施例6 厚さ0.7mmの冷延鋼板をアルカリ脱脂し、ついでア
セトンおよびアルコールで超音波脱脂した後、真空槽に
装入して1×10-5torrまで排気した。抵抗加熱器
で基板を250℃まで加熱し、純度99.9%の亜鉛を
Ta抵抗加熱式蒸発源を用いて加熱、蒸発させ、基板上
に20g/m2の付着量に蒸着した。ついで純度99.9
9%のSiを出力2Kwの電子ビーム加熱式蒸発源によ
り加熱、蒸発させて、真空蒸着メッキした。Siのメッ
キ厚さは1,000Åであった。
【0020】比較例3〜5 比較例3は厚さ0.7mmの冷延鋼板の上に、Siのみ
が2000Åの厚さに真空蒸着されたものである。比較
例4は、厚さ0.7mmの冷延鋼板の上に20g/m2
付着量となるように電気亜鉛メッキしたものである。比
較例5は厚さ0.7mmの冷延鋼板に40g/m2の付着
量となるように溶融亜鉛メッキしたものである。上記の
ようにして用意した各試料の耐食性、密着性、色相およ
び光沢度を測定した。測定結果を表1に示した。ここで
耐食性は5%塩水噴霧時の赤錆発生時間により評価し
た。密着性は0t、180℃屈曲試験後、テープ試験に
より評価した。色相および光沢度は肉眼で評価した。
【0021】 表1 メッキ層構成 耐食性 上層Si厚さ 下層亜鉛メッキ法 (時間) 比較例1 50Å 電気メッキ(20g/m2) 120 実施例1 100Å 電気メッキ(20g/m2) 450 実施例2 1000Å 電気メッキ(20g/m2) 640 実施例3 2000Å 電気メッキ(20g/m2) 880 実施例4 3000Å 電気メッキ(20g/m2) 1220 実施例5 10000Å 電気メッキ(20g/m2) 2520 比較例2 12000Å 電気メッキ(20g/m2) 2310 実施例6 1000Å 真空蒸着(20g/m2) 710 メッキ 比較例3 2000Å − 50 比較例4 − 電気メッキ(20g/m2) 70 比較例5 − 溶融メッキ(40g/m2) 72 実施例7 1000Å 電気メッキ(20g/m2) 3000 (樹脂処理) 以上 実施例8 2000Å 電気メッキ(20g/m2) 3000 (樹脂処理) 以上
【0022】 (注)赤錆発生時間:全表面積の5%以上が赤錆発生す
るまでの時間 密着性評価基準:0−屈曲後、テープ試験のときメッキ
層の剥離なし ×−屈曲後、テープ試験のときメッキ層が僅かに剥離 色相の評価:肉眼観察 光沢度の評価:5:非常に高い 1:顕著に低い
【0023】表1に示したように、本実施例(1〜8)
は比較例(1〜5)に比して耐食性および密着性が優れ
ている。特に樹脂処理を施した実施例(7〜8)の場合
は耐食性が非常に優れている。本実施例(1〜8)は黄
色、青色、緑色、紫色、灰色の多様な色彩を示し、光沢
度の場合には低いものから高いものまで色々な光沢度を
示す。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、耐食性および耐熱性に
優れかつ外観が美麗で、様々の色相を有するSi/Zn
2層メッキ鋼板を経済的に製造できる製造方法が提供さ
れる。
フロントページの続き (72)発明者 リ ヨン ビャェク 大韓民国ポハンシティ、キョンサンブクー ド、ジコクドン、キョスアパート、4ドン 1403ホ (72)発明者 シン チョン チョル 大韓民国ポハンシティ、キョンサンブクー ド、ジコクドン、キョスアパート、5ドン 1504ホ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Siが装入されたSi蒸発源を真空容器
    内に設けて、素地基板として通常の電気亜鉛メッキ鋼板
    を上記のSi蒸発源の上に装着した後、真空容器内を1
    ×10−4torr以下に真空排気し、素地基板を20
    0〜270℃に加熱し、加熱後Si蒸発源に電源を供給
    して蒸発源を脱ガスした後、蒸発源のシャッターを開い
    て2〜50g/mの付着量の範囲でSiを素地基板の
    上に蒸着させてなることを特徴とする耐食性に優れかつ
    外観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 SiおよびZnが、各々装入されたSi
    およびZn蒸発源を真空容器内に設け、素地基板として
    冷延鋼板を蒸発源の上に装着した後、真空容器内を1×
    10−4torr以下に真空排気し、素地基板を150
    〜250℃として加熱し、加熱後蒸発源に電源を供給し
    て蒸発源を脱ガスした後、Zn蒸発源のシャッターを開
    いて該Znを真空蒸着した後、Zn蒸発源のシャッター
    を閉じて素地基板の200〜270℃に保って、Si蒸
    発源のシャッターを開いて、上記の蒸着Znメッキ層の
    上に、100〜10,000Åのメッキ厚さとしてSi
    を蒸着させてなることを特徴とする耐食性に優れかつ外
    観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法。
JP4356208A 1991-11-07 1992-11-04 耐食性に優れかつ外観の美麗なSi/Zn2層メッキ鋼板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0762237B2 (ja)

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