JPS58213871A - 密着性の秀れた亜鉛被覆を鉄基板に被覆する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は密着性のよい亜鉛被覆を物理的蒸着によシ鉄基
板に被覆する方法に関する。

亜鉛コート鉄板は耐食性をもった鉄板として現在広く使
われているが、従来の亜鉛の被覆方法には、浴融めつき
、電気めっき、溶射等が主でこれらには公害の問題や膜
の性質としてピンホールや、その他の欠陥が認められて
いる。七のため、最近でＩ」、真空蒸着やスパッタリン
グに注目されつつあるが、亜鉛を真空蒸着等で厚膜をコ
ートすると、鉄基板との間の密着性がわるく剥離する欠
点がある。この場合、一般的には基板の温度を上げるこ
とにより密着性は改善されるが、亜鉛の場合蒸気圧が高
く付着されない。イオンシレーティングやスパッタリン
グを適用することによシ密着性は多少良くなるがまだ不
充分であることが１くめられている。

本発明者等は種々研究の結果、初めて数ミクロンの亜鉛
被覆を施し、鉄基板と亜鉛との間に合金層を形成するこ
とにより、密着性のよい亜鉛被覆を物理的蒸着によシ鉄
基板に被覆する方法の開発に成功したものであり、本発
明の要旨とするところは前記特許請求の範囲に明記した
とおりの構成からなるものである。

本発明の被覆方法の一具体例を添付図面に基いて更に詳
細に説明する。

第１図において、１け鉄基板２の加熱用ヒーターであり
、鉄基板２は公知構成の基板ホルダー４によって支持さ
れている。ｌ）３は回動自在のシャッター、５にカーボ
ン裳るつぼであり、該るつぼ５には蒸発用亜鉛８が収容
しである。６ヒ該るつぼ用加熱ヒーターであシ、これら
部材は図示の如き配置で真空室７内に収納しである。尚
、前記シャッター３は、七の開閉時間を増減することに
より亜鉛の蒸発レートをコントロールし、鉄基板２上え
の亜鉛の析出率を一定とする作用をする。

このような設備を用いて本発明の被覆方法を実施するに
当っては、真空室Ｚ内を１０　　トール程度まで排気し
、被蒸着鉄基板２を加熱用ヒーター１で３００’Ｃに加
熱し、１時間脱ガス処理を行なう。該脱ガス処理後鉄基
板２を１００°Ｃ前後まで冷却したのち、亜鉛８を蒸発
させて鉄基板２表面上に厚さ数ミクロンの亜鉛蒸着層を
形成する。この亜鉛蒸着層を有する鉄基板２を約４５０
°Ｃまで加熱し、５〜１０分間保持して鉄基板２と亜鉛
との合金層を形成させる。ついで、この合金層を備えた
鉄基板２を１００°Ｃ前後まで徐冷したのち、再び亜鉛
を蒸発させて所望厚さの厚膜亜鉛被覆を行う。

本発明方法で得られた亜鉛鉄板の耐食性は、従来の浸漬
メッキによる亜鉛鉄板に比べ、下表に示す通り秀れてい
ることが明らかである：耐　　　食　　　性　※ 本発明方法　　被接層厚　　１０μ　　　　１６時曲従
来　法　電気メッキ厚　８〜１０μ　　８時間※ＪＩＳ
　Ｚ　２３７１　　ｊ’Ｎ水噴霧試験第２図は本発明方
法を連続的に実施する態様を示す略図であシ、連続した
鉄板を真空とし得る連続した各処理室に通過させながら
行う一例を示したものであり、この連続操作によっても
前言１バッチ方式の場合とはソ同等の作用、効果を達成
しうるＯ 以上、本発明方法における第一層被覆を蒸着法について
説明したが、イオンブレーティング法及びその仙の物理
的析着法によっても同叫の作用効果が得られることが飴
められた。更に基板は鉄系金属に限らず他の金稿又ｔ」
合金の被覆に本則等の作用動体が缶られることも紹めら
れた。

【図面の簡単な説明】

第１図ｕ本発明力法の実施の一例を示す概略図、第２図
は速かに方式どした略図であり、図中、１゜６はヒータ
ー、　２は鉄＾（板、　４は基板ホルダ、　５ｉするつ
ぼ、　７目′真空室、　８は亜鉛をそれぞれｌｉりず。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄基板上に物理的蒸着により数ミクロンの亜鉛被覆を施
   し、該亜鉛被覆鉄基板を亜鉛の融点付近まで加熱して、
   鉄基板と亜鉛との合金層を形成し、しかるのち室温まで
   冷却後再び真空蒸着によシ所望膜厚の亜鉛を被覆するこ
   とを特徴とする密着性のよい亜鉛被覆を物理的蒸着によ
   り鉄基板に被覆する方法。