JPH0762148A - アルキル化オキソピペラジニルトリアジン - Google Patents

アルキル化オキソピペラジニルトリアジン

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JPH0762148A
JPH0762148A JP3052589A JP5258991A JPH0762148A JP H0762148 A JPH0762148 A JP H0762148A JP 3052589 A JP3052589 A JP 3052589A JP 5258991 A JP5258991 A JP 5258991A JP H0762148 A JPH0762148 A JP H0762148A
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pip
alkyl
atom
psp
polyacetal
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JP3052589A
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Pyong-Nae Son
ナエ ソン ピョン
John T Lai
タ−ユアン ライ ジョン
Peter D Smith
ディーン スミス ピーター
Leonard E R Kosinski
エドワード レイモンド コシンスキ レオナルド
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
BF Goodrich Corp
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    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】合成樹脂用の安定化剤化合物を提供する。 【構成】一般式(VI)で表わされる構造を有する安定化
剤化合物ならびにその本質的に純粋な結晶素材。 〔式中、PSPはポリキレンアミド橋によってトリアジ
ン環の炭素原子から末端に離れている多置換ピペラジン
−2−オン基を表し;R〜RはC〜Cアルキル
であるか、R−R,R−RでC〜Cシクロ
アルキル基を表し;RはC〜Cアルキル、フエニ
ル等、RはC〜C12アルキル、C〜C12シク
ロアルキルを表し;pは2〜約12の範囲の整数であ
る〕 【効果】(VI)の安定化剤化合物の本質的に純粋な結晶
は、熱および酸化崩壊に対してポリアセタール組成物あ
るいは熱成形ポリアセタール品を安定化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、公知の化合物のアルキル化(す
なわち、C1 〜C3 )誘導体およびその製造方法に関す
る。公知の化合物は、3個の多置換ピペラジン−2−オ
ン(「PSP」)置換基(それぞれはポリアルキレンア
ミド橋によってトリアジン環の各炭素原子から末端に離
れている)を有するトリアジン環からなるオキソピペラ
ジニルトリアジン(略称「 PIP−T 」)である。PSP
置換基は、ジアザシクロヘキサン環の3位および5位の
炭素原子がそれぞれメチル基で二置換されているため、
このように呼ばれる。
【0002】すぐに明らかであるように、 PIP−T は、
大きな分子である。この分子がその目的に十分な量で有
機物質中に存在する場合に、耐紫外線崩壊性の熱酸化安
定化組成物が得られることが知られている。 PIP−T の
一般的な構造は、 Laiらの米国特許第 4,480,092(クラ
ス544 /サブクラス113)に開示されており、この開示
は、ここで十分に示したように、その参考文献として引
用される。PSP化合物は、特に、米国特許第 4,190,5
71号;第 4,292,240号、および第 4,298,737号に教示さ
れている。 PIP−Tsのような3,3,5,5−四置換PS
Psは、優れた光安定化を与えるが、 PIP−Tsよりも実質
的に低い熱酸化安定化を有する。
【0003】当業者に容易に理解されるように、PSPsお
よび PIP−Tsの両方の安定化特性は、各PSPにおける
ヒンダードN4 原子、すなわち、二置換された3位およ
び5位の炭素原子を有することによる立体障害による。
3個の3,3,5,5−テトラアルキル置換PSPsで置換
された PIP−T の全ての優れた安定化特性は、トリアジ
ン環および本発明のこの特定の PIP−T のかさばった形
状による。
【0004】以後、全てのPSPsなる語は、3,3,5,
5−テトラアルキル置換ピペラジノン部分について用
い、「 PIP−T 」なる語は、このようなPSPs〔それぞ
れ、エチレンアミン橋によってトリアジン環から末端に
離れており、第三級N原子によって環に結合している〕
で置換されたトリアジン環を意味する。
【0005】嵩が安定化に寄与する程度まで、 PIP−T
の全ての嵩を増加させる明らかな方法は、PSP環の3
位および5位に、および'092の PIP−T のエチレンアミ
ン橋のN原子にかさばった置換基を与えることである。
トリアジン環に結合した3個の各PSPs上のこの橋は、分
子の嵩を加えるが、各橋は、メチル基、エチル基、また
はプロピル基でヒンダードN4 原子のアルキル化をさせ
るに十分な必要移動度を有するそれの結合したPSPを
与える。さらに他の提案される置換基は、ジアザシクロ
ヘキサン環の6位およびN4 位の置換基であり、その置
換基は、Conetta らの米国特許第 4,753,979号に提案さ
れている。PSPのN4 原子にいずれかの置換基を与え
ることに特別な理由はなく、そのようにする傾向は、N
4 原子での立体障害がこのような置換をすることを妨げ
る知識によってなくなるであろう。
【0006】従って、N4 原子に置換をする動機はな
い。メチル基、エチル基、またはプロピル基、好ましく
はメチル基でアルキル化された PIP−T が公知のメチル
化されていない化合物(それ自体が優れた安定剤)によ
って得られる効果とは極めて異なる独自かつ直接的な安
定化効果を特定の合成樹脂質の感受性に有することは、
予知できない。
【0007】特にメチル基でうまくアルキル化されたN
4 原子によって、 PIP−T 中のメチル置換基は(よっ
て、「メチル化 PIP−T 」)、ポリアセタール樹脂用の
安定剤として予期されずにも効果的であることが極めて
好運にも見い出された。ジアザシクロヘキサンの環N原
子上にメチル(またはエチルもしくはプロピル)置換基
を与えることは典型的にはきまった仕事であるので、あ
まり困難はないと思われる。しかしながら、メチル化
(またはエチル化もしくはプロピル化)は、3個の各PS
Psの各ヒンダードN4 原子において好結果でなければな
らず、さらに PIP−T の他のいずれの位置にも生じては
ならない。これがどのように行われ得るかは、明らかで
はない。
【0008】さらに容易に理解されるように、求められ
ている安定化効果は、本質的に純粋なメチル化(または
エチル化もしくはプロピル化) PIP−T 素材が安定化さ
れるべき天然もしくは合成樹脂質に導入され、均質に分
散される場合にのみ、実現するであろう。「本質的に純
粋」なる語は、少なくとも95%の純度であり、500ppm
(百万部あたりの部分)よりも少ない灰分を有し、好ま
しくは金属酸化物の不純物が100ppmよりも少ないヒンダ
ードアミン光安定剤(HALS) (変色を決定するにおいて
重要である)を意味する。「安定化効果」なる語は、特
に、熱および光、特に紫外線(UV)による崩壊に対し
て保護されるべき物質における効果を意味する。メチル
化(またはエチル化もしくはプロピル化) PIP−T を含
むポリアセタール組成物に対して、このような効果は、
紫外線を照射したこのような組成物に、起こるならば、
生じる変色および重量損失の試験によって、およびさら
なるこのような組成物の熱安定性の試験によって決定す
ることができる。
【0009】PSPは、橋のアミン基のN原子を介して
トリアジン環に結合し、その結果 PIP−T を形成すべき
であるので、PSPは、結合の形成前にN4 原子が置換
されていないことが必要である。明らかな理由は、トリ
アジン環へのPSPの結合前にN4 原子にされたいずれ
の置換もまたアミノ基のN原子でされ、その結果、トリ
アジン環への結合を防げるからである。
【0010】環および橋における置換基の機能は、安定
剤としての PIP−T の効果に明らかに関係することが既
にわかっているので、トリアジン環へのPSPの結合後
にN 4 原子の置換がなされることが必要である。
【0011】ジアザシクロアルカン分子におけるヒンダ
ードN4 原子のアルキル化の問題は、N4 原子のプロピ
ル化方法が開示されている米国特許第 4,190,571号のわ
かりやすい方法で解決された。3,3,5,5−テトラ
メチル置換ジアゼピン−2−オンを1−クロロプロパン
とともに加熱する。従って、3,3,5,5−テトラメ
チル置換ジアザシクロアルカン環において、N4 原子
は、3位および5位のC原子上の隣接置換基によって規
定された空間中に「適合する」プロピル基を妨げるほど
にはあまり障害がない。予期されるように、単一のトリ
アジン環に結合した3個の多置換ジアザシクロヘキサン
基を有することによって、N4 原子を「見つける」困難
が増加するであろう。しかしながら、橋の末端第一級ア
ミン基を介してトリアジン環へPSPsを結合することは、
トリアジン環にPSPを結合しているアミンN原子上の
H原子がまたメチル化(またはエチル化もしくはプロピ
ル化)されるために、可能ではないであろう。
【0012】複素環式窒素化合物中のヒンダードN原子
のメチル化の問題は、 Cantatoreらの米国特許第 4,81
6,507号(クラス524 /サブクラス100)において、複数
のトリアジン環に結合した2,2,6,6−四置換ピペ
リジル化合物に向けられてきた。トリアジン環はそれぞ
れ順に、直接非環式ポリアミンのN原子に結合し、2個
のみの多置換ピペリジル置換基が各トリアジン環に結合
することができる。さらに、多置換ピペリジル置換基
は、単一の第三級N原子を介してトリアジン環に直接結
合している。
【0013】'507特許のメチル化化合物を製造すること
の困難は、その例1に記載されたEschweiler-Clark合成
方法を行うことによってわかる。ピペリジルトリアジン
化合物をメチル化する場合、メチル化化合物の混合物が
得られる。主な化合物は、8個のペンタメチル化ピペリ
ジル基、および末端NI またはNIV原子のいずれかにお
ける9番目のメチル基を含む化合物であり、末端および
原子またはその両方ともがメチル化されていない化合物
が少し形成する。ペンタメチル化基を有するメチル化化
合物をどのように反応素材中の未反応出発物質および他
の化合物から分離することができるかの提案はなく、我
々はそのようにする方法を知らない。
【0014】置換をすることに含まれる困難の程度は、
化合物を製造することができない限り、明らかな基準は
なく、困難の程度は、本質的に純粋な結晶の素材が製造
されるべきであり、それを製造する方法が知られていな
いならば、極めて重要となる。メチル化 PIP−T の特定
な例において、回収された化合物が90%よりも小さい純
度であるならば、不純物および反応の副生成物は、安定
化されるべき樹脂基材において予備減成剤(prodegrada
nt) として働く。さらに、メチル化 PIP−T への転化が
90%よりも少ないならば、混合物中のメチル化 PIP−T
の精製は、実用的でない。
【0015】日本公開特許開示公報第JP63−8711におい
て、PSPsはN4 位で置換されているが、どのように置換
がなされたか、あるいはどのようにこのようなN4 −置
換化合物の素材が反応素材から回収されるかの指示がな
い。
【0016】本発明は、各PSPの3個のN4 原子がそ
れぞれ常にアルキル化され、前記アルキル化が、メチル
基、エチル基、またはプロピル基で行われ、PSPをト
リアジン環に結合するN原子がそれぞれエチレンアミン
橋の末端第三級N原子である、アルキル化 PIP−T ;本
質的に純粋な、メチル基、エチル基、またはプロピル基
でアルキル化された PIP−T 素材である安定剤製品;お
よび出発 PIP−T の少なくとも90重量%の転化で製品を
製造する方法に特に向けられている。
【0017】本発明の概要 トリアジン環が、各々その3個のC原子に、ポリアルキ
レンアミン橋を介してトリアジン環から末端に離れた多
置換ピペラジン−2−オン(「PSP」)部分で置換さ
れた公知のオキソピペラジニルトリアジン化合物(この
化合物は、略して「 PIP−T 」と呼ぶ)が、橋のN原子
が第三級N原子であり、アルキル化がメチル基、エチル
基、またはプロピル基、好ましくはメチル基で行われる
ならば、N4 位にのみアルキル化されることができるこ
とが見い出された。従って、本発明の特定の目的は、以
下の構造
【0018】
【化4】
【0019】〔上式中、PSPは、示した構造を有する
置換基を表し;Aはメチル、エチル、およびプロピルか
ら選ばれたアルキル基を表し;R1,R2,R3 、およびR
4 は、それぞれ独立にC1 〜C6 アルキル、あるいは、
ともに環化して、R1 とR2 、およびR3 とR4 は、C
5 〜C7 シクロアルキルを表し;R5 は、C1 〜C6
ルキル;C5 〜C7 シクロアルキル;C7 〜C12アラル
キル;およびフェニルを表し;R6 は、C1 〜C12アル
キルおよびC5 〜C12シクロアルキルを表し;そして、
Pは、2〜約12の範囲内の整数を表す〕によって表され
るアルキル化 PIP−T を提供することである。
【0020】ポリアセタールおよびHALSの合計重量に対
して約0.5〜5重量%の範囲の量で用いられた本質的に
純粋な結晶の PIP−T 素材は、熱およびUVによる熱お
よび酸化崩壊に対してポリアセタール組成物または任意
に造形された熱成形ポリアセタール品の崩壊を安定化す
るのに予期されないほど有効であることも見い出され
た。
【0021】従って、本発明の特定の目的は、前記アル
キル化がメチル基、エチル基、またはプロピル基、好ま
しくはメチル基で行われるならば、アルキル化 PIP−T
が本質的に純粋(少なくとも90%の純度) な結晶として
回収される反応素材中に、アルキル化 PIP−T へ予期さ
れないことには少なくとも90%転化を与える方法を用い
て、公知の PIP−T 中の各PSPの各N4 原子をアルキ
ル化することによって(VI)の結晶素材を得るための方
法を提供することである。
【0022】本発明の他の特定の目的は、(a)エチレ
ンジアミンを脂肪族または脂環式アルデヒド、およびニ
トロアルカンまたはニトロシクロアルカンと周囲温度
(20°〜約60℃) の範囲内の温度および大気圧〜過圧か
ら約 100psigまでの範囲内の圧力で反応させ、ニトロア
ミン(I)を含む反応混合物を生成させる;(b)反応
混合物を分離せずに、反応混合物を分子水素と約 100ps
ig〜約1000psigの範囲の圧力および周囲温度〜約 120℃
の範囲内の温度でVIII属金属触媒の存在下に接触させ、
トリアミン(II) を生成させる;(c)エチレンアミン
部分の末端第一級アミン基のみにトリアミンを還元的ア
ルキル化し、N−置換−N′−置換−1,2−エタンジ
アミン(III) を生成させる;(d)(III) をケト型反応
に暴露し、N′−置換PSP(IV)を生成させる;(e)
塩化シアヌル酸を少なくとも3モルの(IV)と反応さ
せ、 PIP−T(V)を生成させる;(f)芳香族溶剤中の
(V)の溶液を過剰の蟻酸およびホルムアルデヒドの存
在下に反応させ、メチル化 PIP−T(VII)を生成させる;
および、(g)反応素材から本質的に純粋な結晶の PIP
−T を回収する;ことを含む容易に入手できる化合物か
ら本質的に純粋な結晶の(VI)素材を得る方法を提供す
ることである。
【0023】好ましい態様の詳細な説明 公知のメチル化されていない PIP−T の構造は、次の構
造:
【0024】
【化5】
【0025】〔上式中、PSPは、与えた構造を有する
置換基を表し:そして、p,R1,R2,R3,R4,R5 、お
よびR6 は、前記と同じ意味を有する〕のように表され
る。
【0026】上記の重量範囲で、メチル基、エチル基、
またはプロピル基でアルキル化された本質的に純粋な結
晶の PIP−T 素材がポリアセタール組成物中で用いられ
た場合に、このような組成物はメチル化されていない P
IP−T または他の公知のメチル化ピペリジルトリアジン
化合物のいずれかを用いるよりもより有効に安定化され
る。
【0027】結合する橋を与えることが必要であるた
め、 PIP−T を製造するための出発物質は、アルキレン
ジアミン、アルデヒドR5CHO 、および適当に置換された
ニトロアルカンもしくはニトロシクロアルカンである。
明らかなように、R5 置換基は、形成すべきPSPの6
位のC原子上に保たれる。典型的には、6位のC原子上
の置換基は、ホルムアルデヒドまたはパラホルムアルデ
ヒドが用いられるため、与えられない。PSPの3位の
C原子上にジメチル置換基を与えるためには、出発ニト
ロアルカンは、2−ニトロプロパンであり;3位の炭素
原子にシクロヘキシル基を与えるためには、ニトロシク
ロヘキサンを用いる。
【0028】特定の出発物質は、エチレンジアミン、ホ
ルムアルデヒド、ニトロプロパンであり、形成したトリ
アミンは、シクロヘキサノンで還元的アルキル化され
る。ケト型反応は、ポリアセタールで行われた試験にお
いて安定剤として用いられる、反応体としてのクロロホ
ルムおよびアセトンを用いて行われる。
【0029】従って、橋を与えるための所望のN4 置換
基を有する PIP−T のための3,3,5,5,6−五置
換ピペラジノン置換基の製造において、第一工程は、末
端第一級アミン基を有するトリアミンの製造である。エ
チレンアミン橋は、一般に適当であるため、第一工程
は、次の通りである。
【0030】
【化6】
【0031】エチレンジアミン、2−ニトロプロパン、
およびパラホルムアルデヒドで出発した場合、得られる
化合物は、N−(2−メチル−2−ニトロプロピル)−
1,2−エタンジアミンであり、これを水素化し、N−
(2−アミノ−2−メチルプロピル)−1,2−プロパ
ンジアミン、すなわち
【0032】
【化7】
【0033】を得る。末端第一級アミン基を有するこの
トリアミンを次いで、ケトン、例えばシクロヘキサノン
と還元的アルキル化し、N−シクロヘキシル−N′−
(2−アミノ−2−メチルプロピル)−1,2−エタン
ジアミン、すなわち
【0034】
【化8】
【0035】を得る。適当なケトンを用いて、このN−
置換−1,2−エタンジアミンをケト型反応に暴露さ
せ、構造(VI)のPSP上に所望のR2 およびR3 置換
基を生成させ、および水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムの存在下にクロロホルムを用い、PSP置換基を
生成させる。3位のC原子上にジメチル置換基を得るた
めには、アセトンを用いる。形成したPSPの例は、次
のように表される。
【0036】
【化9】
【0037】次いで、このPSP、または環上に所望の
置換基を有する他のPSPを塩化シアヌル酸と反応さ
せ、一般構造(V)および特定の構造(VII)
【0038】
【化10】
【0039】を有する PIP−T を生成させる。
【0040】下記に記載されるように、アルキル化 PIP
−T が本質的に純粋(少なくとも90%の純度) の結晶と
して回収される反応素材において、少なくとも90%の転
化率のアルキル化 PIP−T を予期されずにも与える方法
を用いて、 PIP−T(VII)をメチル基、エチル基、または
プロピル基で PIP−T の各PSPの各N4 原子にアルキ
ル化する。本質的に純粋な結晶は、少なくとも90%の転
化率で製造され、少なくとも90%の純度で回収され、再
結晶化において少なくとも95%の純度で得られる。それ
は、少なくとも95%純粋なこの物質である。
【0041】アルキル化 PIP−T(VII)は、トルエン中に
溶解し、その化学量論的に必要な量の約5重量%〜約10
モル%過剰のパラホルムアルデヒドおよび蟻酸と反応す
る。反応素材が水酸化アンモニウム水で中和された後
に、反応は約2〜5時間還流条件下に進行させる。有機
層を水で洗浄し、トルエンを水で洗浄した層から取り除
き、トルエン中のアルキル化PIPおよび他の有機反応
生成物の濃厚溶液を得る。濃厚溶液へのヘプタンの添加
によって、アルキル化 PIP−T を溶液から沈殿させ、濾
過によって回収した。
【0042】
【実施例】以下の結果は、メチル化 PIP−T 、そのメチ
ル化されていない PIP−T(VII)前駆物質、およびメチル
化ピペリジルトリアジン化合物〔それぞれ、以下のデー
タの表で一般的にHALS(ヒンダードアミン光安定剤)と
呼ぶ〕によって与えられた安定化効果を決定するために
ポリアセタール組成物を用いて行った試験結果である。
全ての温度は、特記しない限り、℃で表す。測定は、適
当なところで完成させた。
【0043】下記の例で用いたポリアセタールポリマー
(PAc)は、約40,000の数平均分子量を有するアセテート
末端封鎖ホモポリマーである。
【0044】以下の表において、ブランク(HALSを含ま
ないポリアセタール、すなわち、 100重量%のPAcで
示されるブランク)と上記のHALSをそれぞれ導入した測
定可能な効果を決定するための比較を行い、種々の試験
サンプルは、それぞれ以下の符号で示された単一のHALS
を含み、示した純度を有する。
【0045】 符号 同 定 純度(%) m.p.(℃) 灰分(ppm) C1 PIP−T(K) 97.5 175.5〜178.5 100 C2 PIP−T(N) 98 測定せず 30 C3 PIP−T(R) 99.2 181〜182 10 C4 メチル化ピペリジル −トリアジン A メチル化 PIP−T 98 170〜180 50 「C4 」は、次の構造を有する。
【0046】
【化11】
【0047】PAcの熱崩壊で発生したホルムアルデヒ
ド(熱で発生したホルムアルデヒド)が測定される試験
方法を用いて、試験した組成物の熱安定性を決定した。
試験すべきポリアセタール組成物の秤量したサンプルを
管に置き、管には、酸素を含まない環境下にサンプルを
保持しながら、装置から発生した気体を除去するための
試験サンプルに窒素を導入するためのキャップが備えら
れている。サンプルが含まれている管を 250℃か 259℃
のいずれかにシリコーン油浴において加熱した。それに
よって移された窒素および発生した気体を75mlの40g/
lの亜硫酸ナトリウム水溶液を通して泡立てた。発生し
たホルムアルデヒドを亜硫酸ナトリウムと反応させ、水
酸化ナトリウムを放出させた。水酸化ナトリウムを標準
の0.1Nの HClで連続的に中和した。結果を滴定(ml)
対試験時間のグラフとして得た。発生したホルムアルデ
ヒド(%)を次式によって決定した。
【0048】
【数1】
【0049】ここで、Vは、滴定体積(ミリリットル)
である。Nは、滴定の規定度である。SWは、サンプル
の重量(g)である。「0.03」なるファクターは、g/
ミリ当量でのホルムアルデヒドのミリ当量である。熱で
発生したホルムアルデヒドの結果は便宜上15分後および
30分加熱後に報告する。結果を「CH2Oの重量%(x
℃)」で下記の表に報告した。
【0050】例1〜2 ポリアセタール毛羽上のアルキル化 PIP−T の効果 例1および2、並びに比較例1a,bおよびc;2a,
bおよびcの成分を下記表Iに挙げる。各例に対して、
粉末状のHALSをポリアセタール毛羽に添加し、振盪して
混合し、上記のように熱で発生したホルムアルデヒド(C
H2O)を試験した。結果を下記表Iに報告する。最も少な
い崩壊は 30ppmの灰分を有する PIP−T(N)(サンプル1
b)にみられるが、その色は両方の濃度で「A」(メチ
ル化 PIP−T 、サンプル1)と同じ位良好ではない。よ
り高い濃度(1%のA)では、重量%損失は、 PIP−T
(R)、すなわちサンプル2cでよりも大きくなるが、A
を有する色は、かなり良好である。この耐変色性は、未
着色、および着色ポリアセタール、特にパステルカラー
に特に望ましい。
【0051】 表I CH2Oの重量%(250℃) 例番号 %PAc の重量% HALSの重量% 15分後 30分後 30分後の外観 ブランク 100 − 0.24 1.49 白 1 99.5 0.5 A 0.58 2.34 白 1a 99.5 0.5 C1 0.78 3.01 黄褐色 1b 99.5 0.5 C2 0.42 1.75 オフホワイト/茶 1c 99.5 0.5 C3 0.57 2.33 オフホワイト/茶 2 99.0 1.0 A 0.72 2.48 白 2a 99.0 1.0 C1 0.90 2.68 暗黄褐色 2b 99.0 1.0 C2 0.63 2.16 茶 2c 99.0 1.0 C3 0.58 2.26 オフホワイト/茶 ─────────────────────────────────── PAc −ポリアセタール HALS−ヒンダードアミン光安定剤
【0052】例3〜4 ポリアセタールにおけるメチル化 PIP−T の効果(溶融
加工) 例3〜4および関連する比較例3,3a,3b,4,4
a,4bの成分を以下の表IIAおよびIIBに挙げる。サ
ンプルを次のように調製した。成分を一緒に混合し、 1
50℃〜 180℃にバレル温度を設定し、 200℃にダイ温度
を設定し、150rpmのスクリュー速度の28mmのWernerおよ
びPfleiderer二軸スクリュー伸出機上で溶融配合した。
ダイに存在する溶融液の温度は、 210℃〜 220℃の範囲
であった。上記のように、サンプルの熱発生ホルムアル
デヒド試験を行った。UV照射後の重量損失を決定する
ための試験もサンプルに行った。UV照射後の重量損失
用のサンプルは、5cm×8.1cm×4mmの寸法を有する成
形プラックである。成形プラックを21.9〜22.5gに秤量
し、自動車用ビニル誘導体に似た織目の写った表面仕上
を与えた。プラックの織目の写った側を前もって決めた
照射(すなわち、下記の表IIBに特記したように、100,
200、または 300kJ/m2 )のUV線源に照射した。全
てのサンプルを同じ条件下の同じ装置においてUV照射
させた。各例からのサンプルは、誤差を排除するために
同時に行った。サンプルは、試験の前に秤量した。サン
プルは、全て、石英内部フィルターおよび硼珪酸塩外部
フィルターを有する、それ自体をSAE J 1885(自動車の
内部の条件)に操作したAtlasCi65キセノン・アーク・
O−耐候試験機において加速UV照射にさらした。SAEJ
1885方法の適当な詳説は、直接下記の次のように思わ
れる。
【0053】 光サイクル 暗サイクル 照射(ワット/m2) 0.55 − ブラックパネル温度(℃) 89 38 相対湿度(%) 50 100 サイクル時間(時間) 3.8 1.0
【0054】照射に関するサンプル照射の計算は、次の
通りである。 0.55W/m2 =0.55J/(m2 ×秒) 0.55×10-3kJ/(m2 ×秒)×(3600秒)/(1光時
間)=1.98kJ/m2 /光時間 ここで、W=ワット、m2 =平方メートル、J=ジュー
ル、kJ=キロジュール。
【0055】重量損失、すなわち、ポリアセタールのU
Vによる崩壊の研究のための標準試験は、UVに照射す
る前および後のサンプルを秤量し、次いで次式: (照射前の重量−照射後の重量)/(照射前の重量)×
100% によって重量%損失を計算することによって、下記表II
Bに記した意図した量でUVを照射した後に測定した。
【0056】下記表IIAに報告したデータは、本発明の
メチル化 PIP−T(例3および4)がメチル化されていな
い PIP−T 化合物(3aおよび4a)よりもポリアセタ
ールの熱安定性において崩壊の効果がより小さいことを
示す。1%の負荷量で、メチル化 PIP−T(例4a)は、
4bよりもポリアセタールの引張強度において崩壊の効
果がより小さい。
【0057】 表IIA CH2Oの重量%(259℃) 例番号 PAcの重量% HALSの重量% 15分後 30分後 ブランク 100 -- 1.07 2.57 3 99.5 0.5 A 1.13 3.24 3a 99.5 0.5 C1 1.59 5.90 3b 99.5 0.5 C4 1.14 3.01 4 99.0 1.0 A 0.61 2.60 4a 99.0 1.0 C1 2.03 6.56 4b 99.0 1.0 C4 1.72 3.65 ───────────────────────────────── PAc −ポリアセタール HALS−ヒンダードアミン光安定剤
【0058】以下の表IIBのデータから、 100kJ/m2
の照射後の重量損失がサンプル3および4に対して0.5
または1重量%で最も小さいことがわかる。これは、 2
00および 300kJ/m2 でも当てはまる。表面の外観は、
全ての条件下にA(メチル化PIP−T)で最も良好であっ
た。
【0059】
【表1】
【0060】PAc −ポリアセタール HALS−ヒンダードアミン光安定剤 外観符号:プラックを7倍の倍率を用いて試験した。 I−ひび割れ、すなわち、ヘアラインが連続的な線とし
て割れ、亀裂は明らかにみられなかった。 II−少し割れ、すなわち、割れの二側が狭い亀裂によっ
て分けられている。 III −中程度の割れ、すなわち、亀裂を有する割れが肉
眼に見える。 IV−端の割れ、すなわち、プラックの端の割れが肉眼に
明らかに見える。
【0061】例5〜7 ポリアセタールにおけるメチル化 PIP−T の効果(溶融
加工) 例5〜7および比較例5a〜7aの成分を下記表III に
挙げる。UV吸収剤Aは、ベンゾトリアゾール化合物U
V吸収剤であった。さらに、組成物には、それぞれ、ポ
リアセタールA、0.5%のポリエチレン−グリコール滑
剤、0.13%の酸化防止剤、0.25%のポリアミド安定剤、
および0.75%のポリヒドロキシポリマー安定剤が含まれ
ていた。サンプル組成物を次のように調製した。全ての
成分を一緒に混合し、バレル温度を 120℃〜 180℃に設
定し、ダイ温度を 200℃に設定し、スクリュー速度が15
0rpmの2.5インチのスターリン単一スクリュー押出機に
おいて溶融配合した。ダイに存在する溶融液の温度は、
210℃〜 220℃の範囲である。
【0062】上記のように、サンプルの熱発生ホルムア
ルデヒドの試験を行った。サンプルの加熱空気老化試験
も行った。加熱空気老化試験では、溶融配合サンプルの
1/8 インチの厚さの引張試験片を作った。各組成物の
引張試験片を予備秤量し、下記表III に記した時間、 1
30℃で空気循環炉に置いた。炉を通してサンプル試験片
を分布させることによって炉の位置の効果を平均した。
特記した時間の終りで、引張試験片を炉から取り出し、
秤量し、そしてASTM法D-638(0.2in/分のクロスヘッド
速度)に従い引張強度および伸びの試験を行った。重量
%損失は、次のように計算した:〔1−(老化後の重
量)/(老化前の重量)〕×100 。
【0063】下記表III の結果は、20日および40日後の
重量損失が著しく少なく、物理的性質が、メチル化ピペ
リジルトリアジン化合物を含むポリアセタール組成物
(対照例5a,6a,7a)よりもメチル化 PIP−T 化
合物を含むポリアセタール組成物(例5,6,7)によ
り良好に保持されることを示す。
【0064】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピョン ナエ ソン アメリカ合衆国,オハイオ 44313,アク ロン,エイヤーズ アベニュー 2106 (72)発明者 ジョン タ−ユアン ライ アメリカ合衆国,オハイオ 44147,ブロ ードビュー ハイツ,リッジ パーク ブ ールバード 3465 (72)発明者 ピーター ディーン スミス アメリカ合衆国,オハイオ 44136,スト ロングスビル,フェンス ロー ドライブ 10485 (72)発明者 レオナルド エドワード レイモンド コ シンスキ アメリカ合衆国,ウエスト バージニア 26181,ワシントン,ベセル プレイス 7

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構造: 【化1】 〔上式中、PSPは、示した構造を有する置換基を表
    し;Aは、C1 〜C3 アルキルを表し;R1,R2,R3
    およびR4 は、それぞれ独立にC1 〜C6 アルキル、あ
    るいは、ともに環化して、R1 とR2 、およびR3 とR
    4 は、C5 〜C7 シクロアルキルを表し;R5 は、C1
    〜C6 アルキル;C5 〜C7 シクロアルキル;C7 〜C
    12アラルキル;およびフェニルを表し;R6 は、C1
    12アルキルおよびC5 〜C12シクロアルキルを表し;
    そして、 Pは、2〜約12の範囲内の整数を表す〕を有する安定剤
    化合物。
  2. 【請求項2】 R1,R2,R3 、およびR4 、がそれぞれ
    メチルであり、Aがメチルである、請求項1記載の安定
    剤化合物。
  3. 【請求項3】 次の構造: 【化2】 を有する、請求項2記載の安定剤化合物。
  4. 【請求項4】 次の構造: 【化3】 〔上式中、PSPは、示した構造を有する置換基を表
    し;Aは、C1 〜C3 アルキルを表し;R1,R2,R3
    およびR4 は、それぞれ独立にC1 〜C6 アルキル、あ
    るいは、ともに環化して、R1 とR2 、およびR3 とR
    4 はC5 〜C7 シクロアルキルを表し;R5 は、C1
    6 アルキル;C5 〜C7 シクロアルキル;C7 〜C12
    アラルキル;およびフェニルを表し;R6 は、C1 〜C
    12アルキルおよびC5 〜C12シクロアルキルを表し;そ
    して、 Pは、2〜約12の範囲内の整数を表す〕を有する安定剤
    化合物の本質的に純粋な結晶の素材。
  5. 【請求項5】 R1,R2,R3 、およびR4 がそれぞれメ
    チルであり、Aがメチルである、請求項1記載の本質的
    に純粋な結晶の素材。
  6. 【請求項6】 R6 がシクロヘキシルであり、Pが2で
    ある、請求項5記載の本質的に純粋な結晶の素材。
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