JPH0761745B2 - 転写紙 - Google Patents

転写紙

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JPH0761745B2
JPH0761745B2 JP5149905A JP14990593A JPH0761745B2 JP H0761745 B2 JPH0761745 B2 JP H0761745B2 JP 5149905 A JP5149905 A JP 5149905A JP 14990593 A JP14990593 A JP 14990593A JP H0761745 B2 JPH0761745 B2 JP H0761745B2
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Japan
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hot
heat
ink
melt
binder
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JP5149905A
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稜雄 高梨
英史 田中
寿徳 積山
良夫 水野
輝美 大原
茂 加藤
利典 高橋
勉 木内
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写紙に係り、特に熱熔
融性インクを記録ヘッドにより記録用紙に転写させて感
熱転写印刷するのに用いる転写紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱転写印刷は、その原理を図1に示す
如く、熱熔融性インク1の塗布されている転写紙2と記
録紙3とを、サーマルヘッド4とプラテンローラ5との
間に重合して送り込み、サーマルヘッド4で転写紙2と
記録用紙3とをプラテンローラ5に押し付けると共に、
所定のデータに応じて流された電流によって発熱したサ
ーマルヘッド4の熱で熱熔融性インク1を熔融し、この
熔融した熱熔融性インクを記録用紙3側に転写させるこ
とによって行なわれるものである。
【0003】このようにして得られる印刷は、1色の場
合には図2に示すようなものとなりデータに応じて流さ
れる電流によって記録用紙6に付着する熱熔融性インク
7のドットの付着面積(印刷面積)は異なり、この面積
が大きい場合には熱熔融性インクの記録用紙への付着力
は大きいが、細かいデータの表現が出来ず、又逆に面積
が小さい場合には付着力は小さく、熱熔融性インクは剥
れやすいものとなる。
【0004】又、2色以上のカラー印刷、例えば3色の
カラー印刷は図3に示すようなものとなり、すなわち前
記1色の場合が3回繰り返されるものであって、記録用
紙8に熱熔融性インク9,10,11が重なるように付
着するものとなる。
【0005】
【発明が解決すべき課題】このような場合に、熱熔融性
インクのドットの付着面積(印刷面積)が小さい場合
(図3中一番左のもの)は、付着力がやはり小さく、イ
ンクは剥れやすいものであり、又、図3中左から2番目
のもののように上に重なるインクのデータが大きい場合
には、下のインクからはみ出している部分が付着しにく
く、又左から4番目のもののように3色重なり合った間
に、最後のインクを付着させようとしても簡単には付着
しないといった欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点を除去
したものであり、熱熔融性インクを記録ヘツドにより記
録用紙に転写させて感熱転写印刷するのに用いる転写紙
であって、そのベース面上に設けた熱熔融性バインダー
層と、この熱熔融性バインダー層の熱熔融温度より高い
熱熔融温度で、この熱熔融性バインダーと所定の色材と
が混合された熱熔融性インク層とを同一平面上でその長
手方向に設けておくことにより、印刷後においてインク
が強固に付着したものとなって剥れにくいものとなり、
又データに応じたインクが正確に固着されるようにした
転写紙を提供するものである。
【0007】
【実施例】本発明は、図1に示すような感熱転写印刷装
置を用いて感熱転写印刷をするに際して、すなわちプラ
テンローラとサーマルヘッドで記録用紙と転写紙とをプ
ラテンローラに押し付け、サーマルヘッドの感熱用抵抗
体に流された電流によってサーマルヘッドを発熱させ、
この熱によって転写紙に塗布されている熱熔融性インク
を熔融して記録用紙に転写させる場合に、この記録用紙
の熱熔融性インク転写面をあらかじめ、例えばこの熱熔
融性インクの熱熔融温度より低い熱熔融温度のバインダ
ーを塗布しておき、このバインダー面に対して感熱転写
印刷を行うようにするものであって、このようにするこ
とによって熱熔融性インクの付着力が強いものとなり、
正確な感熱転写印刷が行われるものとなる。
【0008】すなわち、熱熔融性インクによる感熱転写
印刷に際しては、その下地のバインダーも熔融するの
で、バインダー自体の接着力のほかに、熔融したバイン
ダー層内に熱熔融性インクが混じり込み、従って転写印
刷された熱熔融性インクのドットの付着力は一層大きな
ものとなる。
【0009】尚、転写紙に塗布されている熱熔融性イン
ク中には、下地層として形成される熱熔融性バインダー
と同じものが含まれていると、感熱転写印刷に際して熱
熔融性インクの付着力はより一層大きなものとなる。
【0010】この発明を、例えば1色の印刷の場合につ
いてさらに具体的に説明すると、図4に示すような本発
明の一実施例になる転写紙21を用いて、すなわち転写
紙21のベース面上には熱熔融性バインダー層22と、
この熱熔融性バインダー層22の熱熔融温度より高い熱
熔融温度のものであって、熱熔融性バインダーと所定の
色材とが混合されたものからなる熱熔融性インク層23
とが同一平面上でその長手方向にそれぞれ1組として交
互に設けられた転写紙21を用いて、図1に示すような
感熱転写印刷装置によって、まず記録用紙24に対して
熱熔融性バインダー層22の熱熔融性バインダーをサー
マルヘッドの熱で熔融させて記録用紙24上に熱熔融性
バインダー層25を一面に設け、次いで熱熔融性インク
層23の部分を所定のデータ分だけサーマルヘッドの熱
で熔かして熱熔融性バインダー層25上に熱熔融性イン
ク26を転写印刷するものである。
【0011】尚、必要に応じて、この感熱転写印刷後、
印刷面上に熱熔融性バインダー層25と同様な熱熔融性
バインダーを塗布するようにすれば、さらに一層インク
が剥れにくいものとなる。
【0012】図6は、2色以上、例えば3色の印刷に用
いる場合の本発明になる転写紙の説明図であり、この転
写紙31のベース面上には熱熔融性バインダー層3
1 、この熱熔融性バインダー層321 の熱熔融温度よ
り高い熱熔融温度のものであって熱熔融性バインダーと
1色目の色材とが混合されたものからなる1色目の熱熔
融性インク層331 、前記熱熔融性バインダー層321
と同様な熱熔融性バインダー層322 、前記熱熔融性イ
ンク層331 と色が異なる2色目の熱熔融性インク層3
2 、前記熱熔融性バインダー層321 と同様な熱熔融
性バインダー層323 、前記熱熔融性インク層331
332 と色が異なる3色目の熱熔融性インク層333
同一平面上でその長手方向にそれぞれを1組として交互
に設けられており、このような転写紙31を用いて記録
用紙34に対して転写を行なえば、すなわち、まず、サ
ーマルヘッドの熱で熱熔融性バインダー層321 を転写
して熱熔融性バインダー層351 を設け、次いでサーマ
ルヘッドにデータに応じた電流を流して1色目の熱熔融
性インク層331 を用いて感熱転写印刷を行なって1色
目の熱熔融性インク層361 を形成し、次いで熱熔融性
バインダー層322 を転写して熱熔融性バインダー層3
2 を設け、次いで2色目の熱熔融性インク層332
用いて感熱転写印刷を行なって2色目の熱熔融性インク
362 を形成し、以下同様に熱熔融性バインダー層35
3 、3色目の熱熔融性インク363 を形成すれば、図7
に示すような印刷例のものが得られる。
【0013】尚、本実施例の場合でも、必要に応じてこ
の感熱転写印刷後に、印刷面上に熱熔融性バインダー層
351 、352 、353 と同様な熱熔融性バインダーを
塗布するようにすれば、さらに一層インクが剥れにくい
ものとなる。
【0014】又、本実施例においては、各色のインクの
間に熱熔融性バインダー層を設けているが、これは少な
くとも最初の熱熔融性バインダー層351 があればよ
く、例えば熱熔融性バインダー層352 ,353 がない
ようにしてもよく、従って転写紙としても熱熔融性バイ
ンダー層322 ,323 がないようなものであってもよ
い。
【0015】又、上記実施例では熱熔融性インクと熱熔
融性バインダーとは同一転写紙に塗布されている場合で
述べたが、例えばサーマルヘッドを2個(うち1個は単
なる加熱ローラでもよい)とプラテンローラを1個備え
たような熱転写型印刷装置を用いれば、すなわち一方の
サーマルヘッド(加熱ローラでもよい)とプラテンロー
ラとの間に熱熔融性バインダーの塗布された転写紙と記
録用紙とを送り込み、まず熱熔融性バインダーを記録用
紙に転写し、この熱熔融性バインダーの塗布された記録
用紙をプラテンローラに付いたまま送り、そして熱熔融
性インクの塗布されている転写紙と前記記録用紙とを積
重してサーマルヘッドとプラテンローラとの間に送り込
み、この部分で感熱転写印刷するといったような装置に
よって、熱熔融性インクと熱熔融性バインダーとが別の
転写紙に設けられていても本発明を実施することができ
る。
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る転写紙は、熱
熔融性インクを記録ヘツドにより記録用紙に転写させて
感熱転写印刷するのに用いる転写紙であって、そのベー
ス面上に設けた熱熔融性バインダー層と、この熱熔融性
バインダー層の熱熔融温度より高い熱熔融温度で、この
熱熔融性バインダーと所定の色材とが混合された熱熔融
性インク層とを同一平面上でその長手方向に設けたもの
であるので、熱熔融性インクの感熱転写印刷によるイン
クの付着が強固なものとなって、剥れにくいものとな
り、又、データに応じたインクが正確に固着されるもの
となり、正確な印刷が行なえる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱転写印刷の原理説明図である。
【図2】印刷例の説明図である。
【図3】印刷例の説明図である。
【図4】感熱転写印刷の実施に際して用いる本発明にな
る転写紙の一実施例の説明図である。
【図5】本発明になる転写紙を用いて、感熱転写印刷を
行った印刷例の説明図である。
【図6】感熱転写印刷の実施に際して用いる本発明にな
る転写紙の他の実施例の説明図である。
【図7】本発明になる転写紙を用いて、感熱転写印刷を
行った他の印刷例の説明図である。
【符号の説明】
21,31 転写紙 22,25,321 ,322 ,323 ,351 ,3
2 ,353 熱熔融性バインダー層 23,26,331 ,332 ,333 ,361 ,3
2 ,363 熱熔融性インク層 24,34 記録用紙
フロントページの続き (72)発明者 大原 輝美 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 加藤 茂 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 高橋 利典 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 木内 勉 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 審査官 江藤 保子 (56)参考文献 特公 平5−75597(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱熔融性インクを記録ヘツドにより記録用
    紙に転写させて感熱転写印刷するのに用いる転写紙であ
    って、そのベース面上に設けた熱熔融性バインダー層
    と、この熱熔融性バインダー層の熱熔融温度より高い熱
    熔融温度でこの熱熔融性バインダーと所定の色材とが
    混合された熱熔融性インク層とを同一平面上でその長手
    方向に設けたことを特徴とする転写紙。
JP5149905A 1993-05-31 1993-05-31 転写紙 Expired - Lifetime JPH0761745B2 (ja)

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JP5149905A JPH0761745B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 転写紙

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JP57203791A Division JPS5995194A (ja) 1982-11-22 1982-11-22 感熱転写印刷法

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Publication Number Publication Date
JPH0655865A JPH0655865A (ja) 1994-03-01
JPH0761745B2 true JPH0761745B2 (ja) 1995-07-05

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