JPH076172Y2 - 視線誘導型緩衝柱 - Google Patents
視線誘導型緩衝柱Info
- Publication number
- JPH076172Y2 JPH076172Y2 JP4256891U JP4256891U JPH076172Y2 JP H076172 Y2 JPH076172 Y2 JP H076172Y2 JP 4256891 U JP4256891 U JP 4256891U JP 4256891 U JP4256891 U JP 4256891U JP H076172 Y2 JPH076172 Y2 JP H076172Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foamed resin
- terminal pillar
- cushioning body
- cushioning
- coating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、ガードケーブルにおける
車両の衝突、接触時における死亡事故防止に資する視線
誘導型緩衝柱に関するものである。そこで、公知のガー
ドケーブル１は、端末柱（ポストとも云う）１Ａと、こ
の端末柱に斜設せしめた控１Ｂと、端末柱に水平に固着
した適数段の索端金具１Ｃと、この索端金具に連結され
た索条１Ｄから構成されている。
車両の衝突、接触時における死亡事故防止に資する視線
誘導型緩衝柱に関するものである。そこで、公知のガー
ドケーブル１は、端末柱（ポストとも云う）１Ａと、こ
の端末柱に斜設せしめた控１Ｂと、端末柱に水平に固着
した適数段の索端金具１Ｃと、この索端金具に連結され
た索条１Ｄから構成されている。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。先ず、図８を参照して、端末
柱１Ａの前方面１Ａ１に天然ゴムで構成された緩衝材２
を添設した構造のものとなっている。ついで、図９を参
照して、断面略Ｃ字状に構成されたスチール板３を端末
柱１Ａに巻いた状態で添設した構造のものとなってい
る。
ようなものになっている。先ず、図８を参照して、端末
柱１Ａの前方面１Ａ１に天然ゴムで構成された緩衝材２
を添設した構造のものとなっている。ついで、図９を参
照して、断面略Ｃ字状に構成されたスチール板３を端末
柱１Ａに巻いた状態で添設した構造のものとなってい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。図８
に示すものにあっては、緩衝材２の素材は天然ゴムで緩
衝効果はあるが、端末柱１Ａの横面がむき出しの状態に
なっているので、特に横方向からの車両の衝突、接触事
故に対して効果が少ない。図９に示すものにあっては、
緩衝効果はなく、公知の索端金具１Ｃを保護するのみで
ある。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。図８
に示すものにあっては、緩衝材２の素材は天然ゴムで緩
衝効果はあるが、端末柱１Ａの横面がむき出しの状態に
なっているので、特に横方向からの車両の衝突、接触事
故に対して効果が少ない。図９に示すものにあっては、
緩衝効果はなく、公知の索端金具１Ｃを保護するのみで
ある。
【０００４】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、ステンレス・アルミ・アクリル変性
樹脂板などで構成された表面被覆材４Ａと、この表面被
覆材の内部に吹付け注入された発泡樹脂でなる緩衝体４
Ｂと、この緩衝体４Ｂの内部に装着される発泡樹脂でな
る固定材４Ｃとから構成されているものにおいて、表面
被覆材４Ａの構成は、端末柱１Ａに対して外方から当該
端末柱の前方面、側方面、上面を覆うよう構成され、緩
衝体４Ｂの構成は、表面被覆材４Ａの中に中実の状態の
芯材４Ｂ１と、この芯材のほぼ中央部から後面にかけて
後向きＵ字状に構成された端末柱挿入用の溝状切欠き部
４Ｂ２と、この溝状切欠き部の前面に刻設された後向き
コ字状の縦溝部４Ｂ３と、この縦溝部の前面壁に添着さ
れた索端金具保護鋼板４Ｂ４とから構成され、溝状切欠
き部４Ｂ２内における後方下部に挿入された固定材４Ｃ
は発泡樹脂を素材としてブロック状に構成され、緩衝体
４Ｂと固定材４Ｃとは取付ボルト５で貫通連結されてい
る視線誘導型緩衝柱である。なお、この場合、成型した
緩衝体４Ｂの表面に表面被覆材４Ａを付着させることも
できる。
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、ステンレス・アルミ・アクリル変性
樹脂板などで構成された表面被覆材４Ａと、この表面被
覆材の内部に吹付け注入された発泡樹脂でなる緩衝体４
Ｂと、この緩衝体４Ｂの内部に装着される発泡樹脂でな
る固定材４Ｃとから構成されているものにおいて、表面
被覆材４Ａの構成は、端末柱１Ａに対して外方から当該
端末柱の前方面、側方面、上面を覆うよう構成され、緩
衝体４Ｂの構成は、表面被覆材４Ａの中に中実の状態の
芯材４Ｂ１と、この芯材のほぼ中央部から後面にかけて
後向きＵ字状に構成された端末柱挿入用の溝状切欠き部
４Ｂ２と、この溝状切欠き部の前面に刻設された後向き
コ字状の縦溝部４Ｂ３と、この縦溝部の前面壁に添着さ
れた索端金具保護鋼板４Ｂ４とから構成され、溝状切欠
き部４Ｂ２内における後方下部に挿入された固定材４Ｃ
は発泡樹脂を素材としてブロック状に構成され、緩衝体
４Ｂと固定材４Ｃとは取付ボルト５で貫通連結されてい
る視線誘導型緩衝柱である。なお、この場合、成型した
緩衝体４Ｂの表面に表面被覆材４Ａを付着させることも
できる。
【０００６】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。４
は本案の視線誘導型緩衝柱で、ステンレス・アルミ・ア
クリル変性樹脂板などで構成された外枠とも云うべき表
面被覆材４Ａと、この表面被覆材の内部に吹付け注入さ
れた発泡樹脂でなる緩衝体４Ｂと、この緩衝体４Ｂの内
部に装着される発泡樹脂でなる固定材４Ｃとから構成さ
れている。そこで、表面被覆材４Ａの構成は、端末柱１
Ａに対して外方から覆うよう構成されているが、当該端
末柱１Ａの前方面１Ａ１に対して所定間隔１Ａ１１を保
持する箇所に位置する前方壁部４Ａ１と、端末柱１Ａの
側方面１Ａ２に対して所定間隔１Ａ２１を保持する箇所
に位置する側方壁部４Ａ２と、端末柱１Ａの上面１Ａ３
に対して所定間隔１Ａ３１を保持する箇所に位置する天
板壁部４Ａ３とを連結し、後面部と下面部が開口した状
態に構成されている。この場合、側方壁部４Ａ２の幅
は、端末柱１Ａを中心として前後方向に所定幅４Ａ２１
を有する寸法に構成されている。
は本案の視線誘導型緩衝柱で、ステンレス・アルミ・ア
クリル変性樹脂板などで構成された外枠とも云うべき表
面被覆材４Ａと、この表面被覆材の内部に吹付け注入さ
れた発泡樹脂でなる緩衝体４Ｂと、この緩衝体４Ｂの内
部に装着される発泡樹脂でなる固定材４Ｃとから構成さ
れている。そこで、表面被覆材４Ａの構成は、端末柱１
Ａに対して外方から覆うよう構成されているが、当該端
末柱１Ａの前方面１Ａ１に対して所定間隔１Ａ１１を保
持する箇所に位置する前方壁部４Ａ１と、端末柱１Ａの
側方面１Ａ２に対して所定間隔１Ａ２１を保持する箇所
に位置する側方壁部４Ａ２と、端末柱１Ａの上面１Ａ３
に対して所定間隔１Ａ３１を保持する箇所に位置する天
板壁部４Ａ３とを連結し、後面部と下面部が開口した状
態に構成されている。この場合、側方壁部４Ａ２の幅
は、端末柱１Ａを中心として前後方向に所定幅４Ａ２１
を有する寸法に構成されている。
【０００７】ついで、緩衝体４Ｂの構成は、表面被覆材
４Ａの中に中実の状態の芯材４Ｂ１と、この芯材のほぼ
中央部から後面にかけて後向きＵ字状に構成された端末
柱挿入用の溝状切欠き部４Ｂ２と、この溝状切欠き部の
前面に刻設された後向きコ字状の縦溝部４Ｂ３と、この
縦溝部の前面壁に添着された索端金具保護鋼板４Ｂ４と
から構成されている。さらに、固定材４Ｃは、溝状切欠
き部４Ｂ２内における後方下部に挿入可能のブロック状
に構成されている。この固定材４Ｃは、緩衝体４Ｂの素
材と同一の発泡樹脂を素材として構成されている。５は
緩衝体４Ｂと固定材４Ｃを貫通連結する取付ボルトであ
る。５Ａは側方壁部４Ａ２と緩衝体４Ｂに開設した取付
ボルト用開口部、５Ｂはボルト取付け後嵌め込まれるキ
ャップで、５Ｂ１は表面被覆材部分、５Ｂ２は緩衝体部
分である。以上は、表面被覆材４Ａの内部に吹付け注入
して発泡樹脂でなる緩衝体４Ｂを得る製法を前提として
説明したが、このほか、あらかじめ成型した緩衝体４Ｂ
の表面に表面被覆材４Ａを付着させて得ることもでき
る。
４Ａの中に中実の状態の芯材４Ｂ１と、この芯材のほぼ
中央部から後面にかけて後向きＵ字状に構成された端末
柱挿入用の溝状切欠き部４Ｂ２と、この溝状切欠き部の
前面に刻設された後向きコ字状の縦溝部４Ｂ３と、この
縦溝部の前面壁に添着された索端金具保護鋼板４Ｂ４と
から構成されている。さらに、固定材４Ｃは、溝状切欠
き部４Ｂ２内における後方下部に挿入可能のブロック状
に構成されている。この固定材４Ｃは、緩衝体４Ｂの素
材と同一の発泡樹脂を素材として構成されている。５は
緩衝体４Ｂと固定材４Ｃを貫通連結する取付ボルトであ
る。５Ａは側方壁部４Ａ２と緩衝体４Ｂに開設した取付
ボルト用開口部、５Ｂはボルト取付け後嵌め込まれるキ
ャップで、５Ｂ１は表面被覆材部分、５Ｂ２は緩衝体部
分である。以上は、表面被覆材４Ａの内部に吹付け注入
して発泡樹脂でなる緩衝体４Ｂを得る製法を前提として
説明したが、このほか、あらかじめ成型した緩衝体４Ｂ
の表面に表面被覆材４Ａを付着させて得ることもでき
る。
【０００８】作用について効果と共に説明する。
【０００９】
【考案の効果】本考案は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。１．外部の表面被覆材
は、耐衝撃性に強いステンレス・アルミ・アクリル変性
樹脂板で構成されているので、耐蝕、引っ張り、伸び
（歪）に優れており、破断しにくい、衝撃吸収力が大き
いなどの効果を発揮することができる。２．内部の緩衝
体は、しなやかな弾力性をもつ化学合成樹脂発泡体を使
用することで、衝撃力を分散吸収する。３．以上に記載
した特性を生かした二重構造で衝撃力を減少させるもの
である。すなわち、上述のように従来のものはスチール
板を巻くだけであったが、本願のものでは、ステンレス
・アルミ・アクリル変性樹脂板でなる表面被覆材と、発
泡樹脂体の二重構造とし、横からの衝撃に対する緩衝効
果を高めることができる。このようにして、本願のもの
は、内部の緩衝材には柔軟性を有する素材を使用し、外
部の表面被覆材には剛性を有する素材を使用した二重構
造に構成することにより、衝突時における緩衝効果を高
めることができる。
で次に記載する効果を奏する。１．外部の表面被覆材
は、耐衝撃性に強いステンレス・アルミ・アクリル変性
樹脂板で構成されているので、耐蝕、引っ張り、伸び
（歪）に優れており、破断しにくい、衝撃吸収力が大き
いなどの効果を発揮することができる。２．内部の緩衝
体は、しなやかな弾力性をもつ化学合成樹脂発泡体を使
用することで、衝撃力を分散吸収する。３．以上に記載
した特性を生かした二重構造で衝撃力を減少させるもの
である。すなわち、上述のように従来のものはスチール
板を巻くだけであったが、本願のものでは、ステンレス
・アルミ・アクリル変性樹脂板でなる表面被覆材と、発
泡樹脂体の二重構造とし、横からの衝撃に対する緩衝効
果を高めることができる。このようにして、本願のもの
は、内部の緩衝材には柔軟性を有する素材を使用し、外
部の表面被覆材には剛性を有する素材を使用した二重構
造に構成することにより、衝突時における緩衝効果を高
めることができる。
【図１】全体の斜視図である。
【図２】Ａ−Ａ線断面図である。
【図３】正面図である。
【図４】側面図である。
【図５】平面図である。
【図６】Ｂ−Ｂ線断面図である。
【図７】Ｃ−Ｃ線断面図である。
【図８】従来の状態を示す平面図である。
【図９】従来の状態を示す横断面図である。
【図１０】取付ボルトの端部の拡大斜視図である。
４ 視線誘導型緩衝柱 ４Ａ 表面被覆材 ４Ｂ 緩衝体 ４Ｃ 固定材 ５ 取付ボルト
Claims (2)
- 【請求項１】 ステンレス・アルミ・アクリル変性樹脂
板などで構成された表面被覆材（４Ａ）と、この表面被
覆材の内部に吹付け注入された発泡樹脂でなる緩衝体
（４Ｂ）と、この緩衝体（４Ｂ）の内部に装着される発
泡樹脂でなる固定材（４Ｃ）とから構成されているもの
において、表面被覆材（４Ａ）の構成は、端末柱（１
Ａ）に対して外方から当該端末柱の前方面、側方面、上
面を覆うよう構成され、緩衝体（４Ｂ）の構成は、表面
被覆材（４Ａ）の中に中実の状態の芯材（４Ｂ１）と、
この芯材のほぼ中央部から後面にかけて後向きＵ字状に
構成された端末柱挿入用の溝状切欠き部（４Ｂ２）と、
この溝状切欠き部の前面に刻設された後向きコ字状の縦
溝部（４Ｂ３）と、この縦溝部の前面壁に添着された索
端金具保護鋼板（４Ｂ４）とから構成され、溝状切欠き
部（４Ｂ２）内における後方下部に挿入された固定材
（４Ｃ）は発泡樹脂を素材としてブロック状に構成さ
れ、緩衝体（４Ｂ）と固定材（４Ｃ）とは取付ボルト
（５）で貫通連結されていることを特徴とする視線誘導
型緩衝柱。 - 【請求項２】 成型した緩衝体（４Ｂ）の表面に表面被
覆材（４Ａ）を付着させた請求項１記載の視線誘導型緩
衝柱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256891U JPH076172Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 視線誘導型緩衝柱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256891U JPH076172Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 視線誘導型緩衝柱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04126919U JPH04126919U (ja) | 1992-11-19 |
| JPH076172Y2 true JPH076172Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31923033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4256891U Expired - Lifetime JPH076172Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 視線誘導型緩衝柱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076172Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2562379Y2 (ja) * | 1993-05-24 | 1998-02-10 | 近江自動車工業株式会社 | 衝突緩衝装置 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP4256891U patent/JPH076172Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04126919U (ja) | 1992-11-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2390622A1 (en) | Automotive equipment mounting structure | |
| JPH076172Y2 (ja) | 視線誘導型緩衝柱 | |
| US5997059A (en) | Safety bumper | |
| CN211076173U (zh) | 一种具有防护功能的摩托车配件 | |
| JPH07246858A (ja) | インストルメントパネル | |
| CN211843946U (zh) | 一种轮毂 | |
| JPS604834Y2 (ja) | バンパ−サイドの固定装置 | |
| JPH0396449A (ja) | 自動車用屋根部載置具の盗難防止装置 | |
| CN217259925U (zh) | 一种可拆卸破窗用具 | |
| JPH11245843A (ja) | 衝突時自動車内での衝撃緩和のための車体骨格及び人体防護装置 | |
| JPS6338119Y2 (ja) | ||
| JPH0650300Y2 (ja) | 自動車サドル支持装置 | |
| JP3022159U (ja) | ロ−ルスクリ−ンの巻上時緩衝装置 | |
| KR100315352B1 (ko) | 자동차용 범퍼 | |
| KR0128691B1 (ko) | 자동차용 보조 앞 범퍼의 브라켓트 취부구조 | |
| US4161334A (en) | Protective appendage for a steering column | |
| KR100361821B1 (ko) | 범퍼 상단면 강성 보강구조 | |
| JPS604833Y2 (ja) | 車両用バンパ−装置 | |
| JP2684151B2 (ja) | 中空異形断面を有するグリルガード | |
| CN111703388A (zh) | 一种安全性能较可靠的汽车越野竞技保险杠 | |
| KR200278800Y1 (ko) | 이륜자동차의 프런트 쿠션 커버 | |
| KR100786015B1 (ko) | 차량 도어용 임팩트패드 | |
| KR0170101B1 (ko) | 자동차의 리어프레임 취부구조 | |
| KR100210142B1 (ko) | 차량용 도어의 임팩트 빔 장착구조 | |
| JPH08198023A (ja) | バーエンドキャップ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |