JPH076166Y2 - 敷きならし機械のホッパ装置 - Google Patents

敷きならし機械のホッパ装置

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JPH076166Y2
JPH076166Y2 JP9969590U JP9969590U JPH076166Y2 JP H076166 Y2 JPH076166 Y2 JP H076166Y2 JP 9969590 U JP9969590 U JP 9969590U JP 9969590 U JP9969590 U JP 9969590U JP H076166 Y2 JPH076166 Y2 JP H076166Y2
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wing
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wings
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traveling vehicle
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JP9969590U
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文夫 後藤
康保 茂木
正美 片柳
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アスファルトフィニッシャーやベースペーバ
ー等の敷きならし機械に設備されるホッパ装置に関する
ものである。
[従来の技術] アスファルトフィニッシャーには従来、第6図、第7図
に示すようなホッパ装置1が設けられている。
このホッパ装置1は、走行車体2の前部両側のそれぞれ
に、上部に開放されたウイング3(3a・3b)を、上記走
行車体2の長さ方向に沿い、かつ走行車体2の幅方向に
所定間隔をおいて配設された一対の平行なヒンジ6(6a
・6b)を介して回動自在に設け、これらのウイング3と
上記走行車体2との間に、各ウイング3を回動させる油
圧シリンダAが介装された構成と成っている。
そして、このホッパ装置1は、上記ウイング3を、それ
ぞれの自由端部を離間させるように回動させて、第6図
に実線で示すように両者間の上部を大きく開放した状態
とし、この状態において、ダンプトラック等によって投
入されるアスファルト合材を上記走行車体2に装着され
ているバーフィーダ4へ供給するようになっている。
また、ホッパ装置1内のアスファルト合材量が少なくな
った状態においては、第6図二点鎖線で示すように上記
両ウイング3を起立方向に回動させることにより、残存
するアスファルト合材を上記バーフィーダ4上へ落下さ
せるようになっている。
一方、このようにしてホッパ装置1によってバーフィー
ダ4へ供給されたアスファルト合材は、該バーフィーダ
4により、上記走行車体2の後方に設けられたスプレッ
ディングスクリュー5へ送り込まれて、路面の舗装に供
される。
さらに、舗装作業が完了した後においては、前記各ウイ
ング3を第6図に鎖線で示すように、ほぼ直立状態とな
るまで回動させて収納状態とするようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のアスファルトフィニッシャーのホッパ
装置の場合、以下のような不都合があった。
すなわち、格納時などウイング3を上方に大きく回動さ
せる場合、該ウイング3は第6図に鎖線で示すように走
行車体の前部にあって上方に大きく張り出すことから、
運転台8からの前方視界の障害となっていた。
特に合材の受け入れ容量が大きい大形のウイングを備え
たアスファルトフィニッシャーにおいては、これらのウ
イング3の上方の突出量が大きくなることから、前述の
不具合が顕著となる。
本考案は上記問題点を鑑みて成されたものであり、ウイ
ングを上方に回動させて収納状態とした場合においても
前方視界の障害と成ることのないアスファルトフィニッ
シャーのホッパ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するためになされたアスファ
ルトフィニッシャーのホッパ装置であって、走行車体の
前部に左右一対のウイングを、一対の軸線を中心として
上下に回動自在に設けてなる敷きならし機械におけるホ
ッパ装置において、上記各ウイングが、上記走行車体に
回動自在に取り付けられた下部ウイングと、該下部ウイ
ングに回動自在に取り付けられた上部ウイングとから構
成され、上記走行車体には、前記下部ウイングを回動さ
せる流体圧アクチュエーターが設けられているととも
に、下部ウイングと上部ウイングとの間には、前記流体
圧アクチュエーターによって作動させられることによ
り、下部ウイングと上部ウイングとを相対回動させる連
動機構が設けられていることを特徴とする。
[作用] 本考案の敷きならし機械のホッパ装置によれば、連動機
構により両ウイングが相対回動させられることにより、
下部ウイングの上方への回動によって、上部ウイングが
下部ウイング内に収納されて、2段折りとなる。
これによって、上部ウイングの上方への突出量を小さく
する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図を参照して
説明する。
なお、前記第6図、第7図の従来装置と同一の構成部分
については同一の符号を付しその詳細説明を省略する。
図中符号10は本実施例のアスファルトフィニッシャーの
ホッパ装置を示す。
このホッパ装置10は、アスファルトフィニッシャーの走
行車体11の前部において左右一対のバーフィーダ4・4
の左右に設けられた一対のウイング12(12a・12b)と、
該ウイング12を回動させる駆動機構Dとで構成されてい
る。
上記一対のウイング12a・12bは、左右対象に構成された
ものであって、それぞれ走行車体11の下部に対して、上
記走行車体11の長さ方向に平行に延びる軸線上に設けら
れた基部ヒンジ14を介して取り付けられており、上記基
部ヒンジ14に走行車体11の幅方向に回動自在に取り付け
られた下部ウイング15と、該下部ウイング15のそれぞれ
の外側の端辺に回動自在に装着された上部ウイング16と
で構成されている。
上記下部ウイング15は、前記それぞれの基部ヒンジ14か
ら外方に向かって伸びる底板17と、該底板17の外縁より
上方に折り曲げて形成された傾斜板18と、上記底板17と
傾斜板18の前後方向走行車体11の長手方向の両端に、そ
れぞれ上記長手方向に垂直にして固着して設けられた前
後一対の端板19、20とで成っている。
上記上部ウイング16は、上記下部のウイング15の上方に
おいて、該下部ウイング15の底板17と略垂直を成す側板
21と、該側板21の前後方向の両端部に固着され、上記下
部ウイング15の端板19、20の内壁に平行に擦動するよう
に設けられた前、後一対の端板23、24とから成り、前記
下部ウイング15の傾斜部18の上端に、前記走行車体11の
長さ方向と平行に設けられた端部ヒンジ25を介して、走
行車体11の幅方向に回動自在に取り付けられている。
上記駆動装置Dは、互いに等しい構造であって、それぞ
れ走行車体11の側部で、かつ、ウイング12の下方位置に
ブラケット26を介して回動自在に設けられた油圧シリン
ダ等の流体圧アクチュエーター27と、上記上、下のウイ
ング16、15を動かしてウイング12a、12bの互いに相対回
動をなす連動機構13a、13bとによって構成されている。
上記連動機構13a、13bは、それぞれ上記下部ウイング15
の下部に一対のブラケット28を介して周方向に回転自在
に支持されて走行車体11の長手方向に延長して設けられ
た第1のロッド29と、該第1のロッド29の後端部に固定
して設けられ、第1のロッド29の半径方向に伸びるアー
ム30と、両端部をそれぞれ該アーム30の先端と上部ウイ
ング16の後部の端板24とに回動自在に連結された第2の
ロッド31と、上記第1のロッド29の先端側に一体に固定
して設けられ、第1のロッド29の半径方向に伸びるリン
ク32とで構成されている。
上記アーム30、第2のロッド31、第1のロッド29の中心
と、前記端部ヒンジ25の中心部とを結ぶ直線部分、第2
のロッド31と後部の端板24の連結部の中心とを結ぶ直線
部分は、平行リンク機構を成し、アーム30の回動角と同
量上部ウイングが回動するように成っている。
そして、上記リンク32の外端に上記流体圧アクチュエー
ター27の駆動ロッド33の先端が回動自在に連結されてい
る。
上記ホッパ装置10によれば、また、ウイング12a、12bの
開放は、上記と逆に操作すれば良い。
開放したウイング12a、12bの格納は、それぞれ上記流体
圧アクチュエーター27を作動させてロッドを突き出すこ
とによって行なわれる。
すなわち、上記流体圧アクチュエーター27のロッドを突
き出すことにより、第1図の実線で示す状態から、ま
ず、リンク32が、ブラケット28との連結部分である第1
のロッド29を中心に、左ウイング12aの側では右回り、
右ウイング12bの側では左回りに回動しながらリンク32
の長手方向における底板17に対面する側面32aが、下部
ウイング15の底板17に接触して回動が制限されるまで押
しあげられる。
この間、上記リンク32が回動されるにともない、第1の
ロッド29とこれに一体のアーム30が回転し、さらに第2
のロッド31を介して上部ウイング16が端部ヒンジ25を中
心にして、左ウイング12aの側では右回り、左ウイング1
2bの側では左回りに回動し、上部ウイング16はその側板
21が下部ウイング15の端板19、20の上縁19a、20aにほぼ
一致する位置まで内方に畳み込まれ、上部ウイング16が
下部ウイング15内部に収納される。
この際、下部ウイング15は不動の状態にある。
続いて、上記流体圧アクチュエーター27のロッドをさら
に伸長させると、リンク32の側面32aが下部ウイング15
の底板17の下面に接触するので、リンク32と下部ウイン
グ15が一体となることによって、上記上部ウイング16を
上記下部ウイング15内部に収納した状態で、上記下部ウ
イング15を、ヒンジ14を中心として内方に回動させる。
これによって、ウイング12a、12bが第1図に鎖線で示す
ように格納される。
流体圧アクチュエーター27の駆動ロッド33の突き出し量
を減少させると、上部ウイング16が畳み込まれた下部ウ
イング15が基部ヒンジ14を中心として下方にその終端ま
で回動された後、上記連動機構13a、13bによって流体圧
アクチュエーター27に連動する上記アーム30が走行車体
11の幅方向外方に向って回動されて、第2のロッド31を
介して上部ウイング16が下部ウイング15の外側方上部に
第1図実線で示すように起立される。
この状態では、下部ウイング15の底板17の下面にリンク
33の内端面33aが当接し、該リンク33と下部ウイング15
とは一体的に結合され、下部ウイング15の底板17がほぼ
水平に保持されている。
したがって、本実施例のアスファルトフィニッシャーの
ホッパ装置10によれば、格納時においてウイング12a、1
2bの上部ウイング16、16が下部ウイング15、15内に収納
されて、上方への突出量が抑えられるから、上記ウイン
グ12a、12bに作業台8からの前方視界がさえぎられるこ
となく、アスファルトフィニッシャーの運転の障害にな
らない。
また、特に大型のウイング12a、12bを備えたアスファル
トフィニッシャーにおいては、上記の作用より、格納時
のほか、ウイング12a、12bを起立させて合材をバーフィ
ーダ4に寄せ集めたり、障害物を回避するなどの場合に
おいても良好な前方視界を確保することが可能であり、
作業性や安全性の向上を図ることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、走行車体の前部
に左右一対のウイングを、一対の軸線を中心として上下
に回動自在に設けてなる敷きならし機械におけるホッパ
装置において、上記各ウイングが、上記走行車体に回動
自在に取り付けられた下部ウイングと、該下部ウイング
に回動自在に取り付けられた上部ウイングとから構成さ
れ、上記走行車体には、前記下部ウイングを回動させる
流体圧アクチュエーターが設けられているとともに、下
部ウイングと上部ウイングとの間には、前記流体圧アク
チュエーターによって作動させられることにより、下部
ウイングと上部ウイングとを相対回動させる連動機構が
設けられたことを特徴とするから、ウイングの格納時、
上部ウイングが下部ウイング内に引き込まれ、上方への
突出が少なくなり、これによって前方視界が十分に確保
され、敷きならし機械の作業性が向上する。
また、大型のウイングが設けられている場合において
も、上記利点に加えて特に障害物を回避する際など、ウ
イングを上方に大きく回動する場合の前方視界が確保さ
れることで、路面状況の把握に有利であるほか、状況に
対応した敷きならし機械の運転が可能となって、敷きな
らし機械の作業性や作業の安全性を向上させる事ができ
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す図であっ
て、第1図はホッパおよびホッパの駆動機構を説明する
ための正面図、第2図はその平面図、第3図は全体平面
図、第4図は全体正面図、第5図は全体側面図、第6図
は従来のホッパ装置の正面図、第7図は従来のホッパ装
置を備えた敷きならし機械の側面図である。 10……ホッパ装置、11……走行車体、12a、12b……ウイ
ング、13a、13b……連動機構、15……下部ウイング、16
……上部ウイング、27……流体圧アクチュエーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体の前部に左右一対のウイングを、
    一対の軸線を中心として上下に回動自在に設けてなる敷
    きならし機械におけるホッパ装置において、上記各ウイ
    ングが、上記走行車体に回動自在に取り付けられた下部
    ウイングと、該下部ウイングに回動自在に取り付けられ
    た上部ウイングとから構成され、上記走行車体には、前
    記下部ウイングを回動させる流体圧アクチュエーターが
    設けられているとともに、下部ウイングと上部ウイング
    との間には、前記流体圧アクチュエーターによって作動
    させられることにより、下部ウイングと上部ウイングと
    を相対回動させる連動機構が設けられたことを特徴とす
    る敷きならし機械のホッパ装置。
JP9969590U 1990-09-21 1990-09-21 敷きならし機械のホッパ装置 Expired - Lifetime JPH076166Y2 (ja)

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