JPH0761329A - ワイパモータ取付部構造 - Google Patents

ワイパモータ取付部構造

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Publication number
JPH0761329A
JPH0761329A JP5211287A JP21128793A JPH0761329A JP H0761329 A JPH0761329 A JP H0761329A JP 5211287 A JP5211287 A JP 5211287A JP 21128793 A JP21128793 A JP 21128793A JP H0761329 A JPH0761329 A JP H0761329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper motor
vertical panel
wiper
reinforcement
fixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP5211287A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Yamada
晃央 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5211287A priority Critical patent/JPH0761329A/ja
Publication of JPH0761329A publication Critical patent/JPH0761329A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ワイパモータ取付部の剛性を向上させるとと
もに、ワイパモータの回転駆動による振動およびワイパ
モータの自重による走行中の振動を小さくし、ワイパリ
ンクへの動力伝達をスムーズにし、騒音、摩耗を小さく
する。 【構成】 レインフォースワイパモータ9に膨出部を形
成し、ワイパモータM取付部の縦パネル5とレインフォ
ースワイパモータとの間に、膨出部によって空間を形成
し、ここに圧潰防止手段を設けて固定具でワイパモータ
を固定し取り付ける様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車、船舶等の乗
物、あるいは建物の窓を払拭するワイパのワイパモータ
取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のワイパ装置取付部の車体
構造としては、実開昭61−132166号公報に見ら
れる技術がある。これは、エアボックスの上部開放位置
にワイパーアーム取付用ワイパブラケットを前後方向に
架設して車体を補強したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイパアーム取付部の
補強は、回転運動などの振動を抑えるために上記公報の
ような技術もなされているが、より重量があるワイパモ
ータ取付部の補強は、単に補強板を重ねて板厚を増す様
にだけされていた。特に、ワイパモータがエアボックス
の縦パネルに設けられるときには、ワイパモータの回転
駆動による振動は勿論、重いワイパモータの重心が縦パ
ネルから離れて取り付けられるため、走行中には取付部
に大きなモーメントが作用し、振動などが発生し、モー
タシャフトとワイパリンクへの伝達がスムーズでなく問
題となっていた。
【0004】そこで、ワイパモータ取付部を強固にし、
モータシャフトの振れを小さくし防振にも効果を発揮す
る構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、防振部材を介してワイパモータを取り
付けるワイパモータ取付部は、エアボックス前部の縦パ
ネルと該縦パネルの前記ワイパモータと反対側面に合わ
せて補強するレインフォースワイパモータとからなり、
該レインフォースワイパモータの前記ワイパモータを固
定する固定具が貫通する部位を前記縦パネルから離間す
る様に膨出させ、膨出部の空間を潰れから防止する圧潰
防止手段を設けて前記ワイパモータを前記固定具で固定
したことを特徴とするワイパモータ取付構造としてい
る。
【0006】
【作用】固定具が貫通する部位を膨出する様にしてお
り、レインフォースワイパモータ自体の剛性を向上さ
せ、ひいてはエアボックス前面縦パネルの剛性を向上さ
せている。
【0007】また、ワイパモータの回転駆動による振動
も、この固定具の前面縦パネルから離れた位置にかかる
ワイパモータのモーメントによる走行時のモータシャフ
トの振れや振動も、圧潰防止手段の分だけ離間された縦
パネルとレインフォースワイパモータと幅のある支持で
振れが少なくなり防振効果を発揮する。
【0008】
【実施例】次にこの発明を図面に基づいて説明する。
【0009】図1から図3は、この発明のワイパモータ
取付部構造の自動車に適用した一実施例を示す。図中、
1は乗員室Pに空気を取り入れるエアボックスであり、
乗員室PとエンジンルームEとの間に位置している。こ
のエアボックスの前方上部にはエンジンルームEを覆う
フードHがあり、後方上部にはウインドウガラスGが設
けられている。
【0010】この例では、エアボックス1は、上部のカ
ウルトップセンタパネル3、前部の縦パネル5、下部お
よび後部のダッシュアッパパネル7とによって箱型に構
成されている。
【0011】縦パネル5には、レインフォースワイパモ
ータ9が溶接により貼り合わされており、この縦パネル
5とレインフォースワイパモータ9とによってワイパモ
ータ取付部が形成されている。
【0012】縦パネル5の前方、エンジンルームE側に
はワイパモータMが取り付けられ、ワイパモータMのシ
ャフト(図示せず)がエアボックス1内に突出し、これ
も図示省略のリンクによって図3に示すワイパWを作動
させ、ウインドガラスGを払拭する様にされている。
【0013】レインフォースワイパモータ9は、図2に
示されており、縦パネル5より板厚は厚くされ、上部お
よび下部のフランジ11,13は前方(エンジンルーム
E側)に、左右のフランジ15,17は後方(エアボッ
クス1内側)に向けて立てられている。中央には、縦パ
ネル5の開口6と一致する位置にフランジを立てた開口
19が設けられ、ワイパモータMの図示省略のシャフト
が貫通する様にされている。
【0014】レインフォースワイパモータ9の開口19
の周囲には、ワイパモータMのベースBの穴と一致する
位置、すなわちワイパモータMを固定する固定具25が
貫通する部位に縦パネル5から離間する様に膨出させた
膨出部21が形成されるとともに、穴23も形成されて
いる。
【0015】このレインフォースワイパモータ9を組み
付けた状態が図1の(A)であり、一つの膨出部21の
ワイパモータMを取り付けた状態の断面図が図1の
(B)である。固定具25は、ボルトやスタッドボルト
等であり、膨出部21で形成された縦パネル5とレイン
フォースワイパモータ9との空間27には、この空間2
7を潰れから防止する圧潰防止手段29が設けられてい
る。圧潰防止手段29は、図1の(B)に示すカラーで
もよく、固定具25に用いられる段付ボルト,段付スタ
ッドボルトなどの段部であってもよい。段付ボルトの様
な場合には、穴23も段付部の径が通過する大きさにす
る必要がある。
【0016】図1の(B)の場合の固定具25はスタッ
ドボルトが用いられており、レインフォースワイパモー
タ9に予め、プロジェクション溶接やアーク溶接により
溶着されており、カラーである圧潰防止手段29を固定
具25に嵌入させた後、縦パネル5と溶接して貼り合わ
せにされる。この状態で防振部材31である合成ゴム等
を介してワイパモータMのベースBが直接に固定具25
や縦パネル5に接触しない様に固定具25,ワッシャ3
3,ナット35で締め付け固定されている。
【0017】
【実施例の作用】次に作用を説明する。
【0018】ワイパモータMを固定する固定具25が貫
通する部位、ここでは4ケ所をエンボスの様に膨出させ
て縦パネル5から離間する様にしたため、従来の板厚を
重ねただけでなくボックス形状となり断面係数も大きく
なり剛性が向上する。さらにこのボックス状となった空
間に圧潰防止手段29を設けて、この空間の潰れを防止
している。
【0019】この様に固定具25のボディ側支持が、2
板の板厚であったのが、離間された縦パネル5とレイン
フォースワイパモータ9との距離の幅となったため、十
分な片持ち支持ができ、ワイパモータMの振幅も小さく
なり、これによって生ずるボディ側の振動も少なくな
り、金属疲労による亀裂や音の発生がなくなる。
【0020】
【発明の効果】固定具が貫通する部位を膨出させたた
め、レインフォースの剛性は向上し、これを取り付けた
ワイパモータ取付部の剛性も向上する。
【0021】膨出部によって固定具の支持部の幅が従来
の板厚程度から非常に大きく構成されたため、固定具の
振れが小さくなり、ワイパモータシャフトの振れも小さ
くなって、ワイパリンクへの伝達もスムーズになる。し
たがって、エアボックスの振動や連結部位の音や摩耗も
小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の一実施例を示すワイパモー
タ取付部構造を示す断面図である。(B)は、(A)に
示すレインフォースワイパモータに設けられた膨出部の
一つの部位のワイパモータのベースを固定する状態を示
す拡大断面図である。
【図2】レインフォースワイパモータの斜視図である。
【図3】本発明のワイパモータ取付部構造の採用されて
いる部位を示すための自動車の一部を切欠した要部斜視
図である。
【符号の説明】
M…ワイパモータ 1…エアボックス 5…縦パネル 9…レインフォース ワイパモータ 21…膨出部 25…固定具 27…空間 29…圧潰防止手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振部材を介してワイパモータを取り付
    けるワイパモータ取付部は、エアボックス前部の縦パネ
    ルと該縦パネルの前記ワイパモータと反対側面に重ね合
    わせて補強するレインフォースワイパモータとからな
    り、該レインフォースワイパモータの前記ワイパモータ
    を固定する固定具が貫通する部位を前記縦パネルから離
    間する様に膨出させ、膨出部の空間を潰れから防止する
    圧潰防止手段を設けて前記ワイパモータを前記固定具で
    固定したことを特徴とするワイパモータ取付構造。
JP5211287A 1993-08-26 1993-08-26 ワイパモータ取付部構造 Pending JPH0761329A (ja)

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JP5211287A JPH0761329A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 ワイパモータ取付部構造

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JPH0761329A true JPH0761329A (ja) 1995-03-07

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ID=16603439

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JP5211287A Pending JPH0761329A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 ワイパモータ取付部構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757789A1 (fr) * 1996-12-27 1998-07-03 Valeo Systemes Dessuyage Dispositif de fixation d'une platine d'un systeme d'essuyage de vehicule automobile

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757789A1 (fr) * 1996-12-27 1998-07-03 Valeo Systemes Dessuyage Dispositif de fixation d'une platine d'un systeme d'essuyage de vehicule automobile

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