JPH076131A - 記憶装置間直接データ転送方法及びその装置 - Google Patents

記憶装置間直接データ転送方法及びその装置

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JPH076131A
JPH076131A JP14369193A JP14369193A JPH076131A JP H076131 A JPH076131 A JP H076131A JP 14369193 A JP14369193 A JP 14369193A JP 14369193 A JP14369193 A JP 14369193A JP H076131 A JPH076131 A JP H076131A
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Atsushi Yoshioka
敦史 吉岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記憶装置間直接データ転送方法及
びその装置に関し、記憶装置間転送に要する時間の短縮
を図ることを目的とする。 【構成】 共通バス上の最遠端に設けられた磁気テープ
装置と、磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコ
マンドの実行手段と、磁気ディスク装置に設けられ、実
行されるコマンドが磁気ディスク装置宛のコマンドであ
ることをを検出するコマンド検出手段と、磁気ディスク
装置に設けられ、磁気テープ装置−主記憶装置間DMA
転送が開始されたことを検出するDMA開始検出手段
と、コマンド検出手段及びDMA開始検出手段の出力に
接続され、チャネル制御装置からの通知を受け取ったと
き、共通バス上のデータをデータ受信バッファに取り込
ませる制御手段とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の記憶装置からチ
ャネル制御装置へ転送されつつあるデータをチャネル制
御装置経由でなしに第2の記憶装置に直接に取り込む記
憶装置間直接データ転送方法及びその装置に関する。
【0002】データ処理装置、例えばディジタル交換機
等においては、その主記憶装置で使用するプログラム及
びデータを初期的には磁気テープ装置に格納しておき、
装置の起動時に磁気ディスク装置へ転送して使用するよ
うにしている。
【0003】
【従来の技術】そのようなシステムの構成は、図4に示
すようなものである。図4において、70はディジタル
交換機の主制御装置(CC)、72は主記憶装置(M
M)、74はチャネル制御装置(CHC)、76は共通
バスである。78は磁気テープ装置(MTU)、80は
磁気ディスク装置(DKU)、82はファイルメモリ装
置、84はディスプレイ装置である。磁気テープ装置7
8、磁気ディスク装置80、ファイルメモリ装置82、
ディスプレイ装置84は共通バス76に接続されてい
る。
【0004】この共通バス76を介しての磁気テープ装
置78、磁気ディスク装置80、及びファイルメモリ装
置82間のDMA転送に係る構成をより詳細に示したの
が図5である。図5(図2及び図3も参照されたい。)
に示すように、共通バス76は、アドレスバス76A、
データバス(C-BUS DATA) 76D、DMA要求線76
E、及びDMA応答線76F、読み出し/書き込み線7
6G、並びに共通バスSRVI信号線(C-BUS SRVI)76
B及び共通バスSRVO信号線(C-BUS SRVO)76Cを有
し、共通バスの端部は終端されて構成される。磁気テー
プ装置78にはDMA制御回路78Aが設けられ、磁気
ディスク装置80にはDMA制御回路及びMTUDMA
検出回路80Aが設けられ、ファイルメモリ装置82に
はDMA制御回路82Aが設けられる。DMA応答線7
6Fは、チャネル制御装置74に共通バス76を介して
接続される最近端の装置から最遠端の装置へ順次にDM
A応答が返されるように構成されている。
【0005】図6には、磁気テープ装置78のDMA転
送に係るデータ転送系の構成が示され、図7には、磁気
ディスク装置80のDMA転送に係るデータ転送系の構
成を示す。図6及び図7は、いずれもアドレス系の構成
を省略してある。
【0006】前述のように構成されるシステムにおける
磁気テープ装置78から磁気ディスク装置80へのプロ
グラム及びデータ(以下、データとのみ称する。)の転
送(MTU−DKU間DMA転送)の概要を説明する
と、次のようになる。
【0007】図6を参照して磁気テープ装置78から主
記憶装置72へのDMA転送を説明する。主制御装置7
0の制御により磁気テープ装置78から主記憶装置72
へのDMA転送を為そうとするとき、主制御装置70か
らその制御を渡されてコピーコマンドを実行するチャネ
ル制御装置74は、命令モードに設定した共通バス76
内のデータバス76Dを介して図6には図示しないコマ
ンドレジスタにコピーコマンドを設定すると共に、磁気
テープ装置78から読み出すべきデータの先頭アドレス
及びそのデータを主記憶装置72に記憶すべき先頭アド
レス、並びに前記コピーコマンドで転送しようとするデ
ータ長が、アドレスレジスタ及びデータ長レジスタ(図
示せず)に、それぞれ設定される。これらのレジスタ
は、アドレスバス76Aを介してチャネル制御装置74
によって指定可能(つまり、アドレス可能)とされてい
る。
【0008】そして、読み出し/書き込み線76G上の
読み出し信号に応答した磁気テープ装置78のMTU制
御用マイクロプロセッサ90は、前述のようにして設定
されたアドレスを用いて磁気テープ装置本体92からデ
ータ転送単位のデータ(データバス76Dのデータ幅、
例えば16ビット幅)を読み出し、MTU内部バス94
を経て共通バスデータ送信バッファ96へ送出する。こ
のとき、MTU制御用マイクロプロセッサ90の制御の
下にある共通バスシーケンス制御回路98から共通バス
データ送信バッファ96へデータ出力イネーブル信号が
送られて該共通バスデータ送信バッファ96に前記デー
タ転送単位のデータは書き込まれる。そして、バス使用
権獲得処理により、バス使用権を獲得した磁気テープ装
置78は、前記アドレスレジスタに設定されたアドレス
(主記憶装置72のアドレス)をアドレスバス76Aに
送出し、且つデータをデータバス76D上に送出すると
共に、共通バスSRVI線(C-BUS SVRI) 76B上にS
RVI信号を送出する。このSRVI信号は、共通バス
76内のアドレスバス76A及びデータバス76D上
に、それぞれ有効なアドレス及びデータを送出した状態
にあること(アサートしたこと)を示す信号である。
【0009】チャネル制御装置74が前記SRVI信号
を確認したら、アドレスバス76A上のアドレスが指定
する主記憶装置72上の記憶域にデータバス76D上の
データを書き込む。その完了時に、共通バスSRVO線
(C-BUS SVRO) 76C上にSRVO信号を送出する(ア
サートする)。
【0010】共通バスSRVO線76C上のSRVO信
号を受信した共通バスシーケンス制御回路98は、SR
VO信号に応答して前記データ出力イネーブル信号の送
出を停止させて共通バスデータ送信バッファ96からの
データの送信状態を停止する。
【0011】このようなデータ転送を設定されたアドレ
スを更新しつつ、前記データ長分だけ繰り返す。このよ
うにして主記憶装置72に書き込まれたデータの磁気デ
ィスク装置80への転送を図7を参照して以下に説明す
る。
【0012】前述のような磁気テープ装置78から主記
憶装置72へのDMA転送が終了し、その終了通知が割
り込み形式で主制御装置70へ伝えられると、主制御装
置70は、主記憶装置72から磁気ディスク装置80へ
のDMA転送に先立って、磁気テープ装置78から主記
憶装置72へのDMA転送のときと同様の、主記憶装置
から読み出すべき先頭アドレス及びデータ長、並びに磁
気ディスク装置へ書き込む先頭アドレスの設定が、磁気
テープ装置78と同様にして磁気ディスク装置80に対
して行われる。その終了時に、データバス76Dは、チ
ャネル制御装置74によってDMAモードに切り替えら
れる。
【0013】そして、その磁気ディスク装置80が共通
バス76の共通バス使用権を、前述した磁気テープ装置
78による共通バス使用権の獲得と同様にして獲得す
る。その磁気ディスク装置78は、主記憶装置72から
読み出すべきデータのアドレス(前述のようにしてアド
レスレジスタに設定されているアドレス)を共通バス7
6のアドレスバス76A上に送出すると共に、その送出
を知らせるSRVI信号を共通バスSRVI線76B上
に送出する。そのSRVI信号をチャネル制御装置74
が認識すると、チャネル制御装置74は、アドレスバス
76Aを経て受け取ったアドレスが指定する主記憶装置
72の記憶域から前記データ転送単位のデータを読み出
して共通バス76のデータバス76D上に送出すると共
に、共通バスSRVO線上76C上にSRVO信号を送
出する。
【0014】共通バスSRVO線76C上のSRVO信
号を認識した共通バスシーケンス制御回路108はデー
タ取り込みクロックを共通バスデータ受信バッファ10
9にディスクバス76D上のデータを取り込む。そのデ
ータは、前記コピーコマンドのデコードにより読み出し
/書き込み線76G上に送出されている書き込み信号に
応答して前述のようにして設定されたアドレスで指定さ
れる磁気ディスク装置本体102の記憶域に書き込まれ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
磁気テープ装置78から磁気ディスク装置80へのDM
A転送は、2つの転送過程、即ち磁気テープ装置78か
ら主記憶装置72へ転送と、主記憶装置72から磁気デ
ィスク装置80への転送とから成る転送過程によって行
われる仕組みとなっている。
【0016】共通バス76の転送速度は遅いのにも拘わ
らず、前述のDMA転送を行うのに、共通バス76を2
度使用しなければならないので、必然的に磁気テープ装
置78から磁気ディスク装置80へのDMA転送に時間
が掛かることになっている。それだけデータの使用乃至
システムの立ち上げが遅くならざるを得ない。
【0017】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、チャネル制御装置の制御の下での記憶装
置間転送に要する時間の短縮を図り得る記憶装置間直接
データ転送方法及びその装置を提供することをその目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項2に係る
原理ブロック図を示す。請求項1に係る発明は、共通バ
スに接続された第1の記憶装置から該共通バスに接続さ
れた第2の記憶装置へのデータ転送コマンドを検出し、
検出されたコマンドの実行による前記第1の記憶装置か
ら前記共通バスを経て前記チャネル制御装置へのデータ
転送の開始を検出し、前記データ転送コマンドの検出、
及び前記データ転送の開始後に、前記第1の記憶装置が
送出したデータの受信応答を前記チャネル制御装置から
受け取ったことに応答して該受信時刻に前記共通バスに
送出されているデータを前記第2の記憶装置に取り込む
ことを特徴とする。
【0019】請求項2に係る発明は、図1に示すよう
に、チャネル制御装置2に接続された共通バス4に磁気
テープ装置6及び磁気ディスク装置8を接続し、前記磁
気テープ装置6から磁気ディスク装置8へデータを転送
するデータ転送装置において、前記共通バス4上の最遠
端に設けられた磁気テープ装置6と、磁気テープ装置−
磁気ディスク装置間コピーコマンドを実行する実行手段
10と、前記磁気ディスク装置8に設けられ、前記実行
手段10により実行されるコマンドが当該磁気ディスク
装置8宛の磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピー
コマンドであることをを検出するコマンド検出手段12
と、前記磁気ディスク装置8に設けられ、実行が開始さ
れた磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコマン
ドについての磁気テープ装置−主記憶装置間DMA転送
の開始を検出するDMA開始検出手段14と、前記コマ
ンド検出手段12及び前記DMA開始検出手段14の出
力に接続され、前記チャネル制御装置2が前記磁気テー
プ装置6からのデータを受信したことの通知をチャネル
制御装置2から受け取ったとき、前記共通バス(4)上
に送出されているデータを前記磁気ディスク装置8のデ
ータ受信バッファ16に取り込ませる制御手段18とを
設け、前記データ受信バッファ16に取り込まれたデー
タを前記磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコ
マンドで指定される前記磁気データ装置8の記憶域に書
き込むことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明は、共通バスに接続された
第1の記憶装置から該共通バスに接続された第2の記憶
装置へのデータ転送コマンドが検出され、検出されたコ
マンドの実行による前記第1の記憶装置から前記共通バ
スを経てチャネル制御装置へのデータ転送が開始された
ことの検出が為された後に、前記チャネル制御装置によ
る第1の記憶装置からのデータの受信応答が、前記チャ
ネル制御装置から第2の記憶装置へ返されて来たとき、
該第2の記憶装置は、前記受信時刻に前記第1の記憶装
置から前記共通バスに送出されているデータを取り込
む。
【0021】従って、共通バスを1回使用するだけで、
前記第1の記憶装置からのデータを前記第2の記憶装置
で取り込むことができる。データ転送時間の短縮とな
る。請求項2に係る発明において、磁気テープ装置6
は、請求項1に係る発明における第1の記憶装置に対応
する装置として作用し、磁気ディスク装置8は、請求項
2に係る発明の第2の記憶装置に対応する装置として作
用する。
【0022】又、データ転送コマンドは、磁気テープ装
置−磁気ディスク装置間コピーコマンドに対応するコマ
ンドとして作用する。実行手段10によるコマンドの実
行が磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコマン
ドであることをコマンド検出手段12により検出され
(この検出は、請求項1に係る発明におけるデータ転送
コマンドの検出に対応する。)、そして当該磁気テープ
装置−磁気ディスク装置間コピーコマンドによるDMA
転送が開始されたことが、DMA開始手段14によって
検出された後に(この検出は、請求項1に係る発明にお
けるデータ転送開始の検出に対応する。)、チャネル制
御装置2により磁気テープ装置6からのデータを受信し
た旨の通知(この通知は、請求項1に係る発明における
第1の記憶装置からのデータ受信の応答に対応する。)
を制御手段18が受け取ったとき、共通バス2上に送出
されているデータを磁気ディスク装置8のデータ受信バ
ッファ16に取り込み、前記磁気テープ装置−磁気ディ
スク装置間コピーコマンドで指定される磁気ディスク装
置8の記憶域にデータ受信バッファ16のデータを書き
込む。
【0023】従って、請求項2に係る発明も、請求項1
に係る発明と同じ効果を奏する。
【0024】
【実施例】本発明は、図4及び図5に示すシステム構成
の下で実施する例を図2を用いて説明する。図2は、図
4及び図5に示す磁気ディスク装置において本発明を実
施する実施例の要部構成を示す。図2は、図7に示す磁
気ディスク装置の構成に次の構成要素を付加して本発明
の特徴部分を示している。
【0025】その特徴部分は、図2に示すように、従来
の構成に次の構成要素を設けて構成される。図2におい
て、20はMTU−DKU転送有効レジスタであり、こ
れは、従来のほかに新たに設けられたMTU−DKUコ
ピーコマンドが、DKU制御用マイクロプロセッサ10
1によって検出されたとき、ビットが設定されるレジス
タである。22はMTUDMA開始検出回路(図3参
照)で、磁気ディスク装置80自身がDMA転送を行な
っておらず、且つ共通バスDMA応答線76F上にDM
A応答信号が現れたとき出力信号を送出する回路であ
る。このMTUDMA開始検出回路22は、当該DKU
自身がDMA転送を行なっていないことを示す信号(低
レベルにある信号)を反転入力に受け、SRVO信号を
非反転入力に受けるアンド回路32から成る(図3参
照)。34はMTU−DKUデータ転送回路で、図2の
MTU−DKU転送有効レジスタ20、フリップフロッ
プ回路24、アンド回路26、オア回路28、DKU制
御用マイクロプロセッサ101、及び共通バスデータ受
信バッファ109を有して構成される。
【0026】MTUDMA開始検出回路22の出力は、
フリップフロップ回路24のセット入力に供給される。
又、フリップフロップ回路24のリセット入力には、S
RVO信号が供給される。26はアンド回路で、共通バ
スSRVO信号、フリップフロップ回路24の出力信号、及
びMTU−DKU転送有効レジスタ20の出力信号を受
ける。アンド回路26の出力信号は、オア回路28を経
て共通バスシーケンス制御回路107からのデータ取り
込みクロックと共に共通バスデータ受信バッファ109
のセット入力へ供給される。共通バスシーケンス制御回
路107は、MTU−DKUコピーコマンドの実行にな
ると、DKU制御用マイクロプロセッサ101からその
通知を受けるので、データ取り込みクロックの発生を禁
止される。その差異だけ、前述のDKU制御用マイクロ
プロセッサ100と異なる。
【0027】又、主制御装置も、図4に示す主記憶装置
70とは、前述のMTU−DKUコピーコマンドの発行
を制御する分だけ異なるので、参照番号71として以下
参照する。チャネル制御装置も、主制御装置71におい
て相違する分に応じた制御を行うだけ異なるので、参照
番号75として参照する。
【0028】又、磁気テープ装置79(従来の磁気テー
プ装置78に対応する本発明の装置)も、図6で説明し
たと同様にして構成されるが、MTU−DKUコピーコ
マンドの処理を行うだけの変更がある。図4及び図6を
参照されたい。MTU制御用マイクロプロセッサの参照
番号として91を括弧して示してある。
【0029】なお、図4には、本発明における主制御装
置71、チャネル制御装置75、磁気テープ装置79、
及び磁気ディスク装置81のそれぞれの番号は、括弧書
きで示す。
【0030】図2乃至図4において、チャネル制御装置
75は、図1のチャネル制御装置2に対応し、共通バス
76は、図1の共通バス4に対応する。磁気テープ装置
79は、図1の磁気テープ装置6に対応し、磁気ディス
ク装置81は、図1の磁気ディスク装置8に対応する。
チャネル制御装置75は、図1の実行手段10に対応
し、MTU−DKU転送有効レジスタ20及びDKU制
御用マイクロプロセッサ101は、図1のコマンド検出
手段12に対応する。MTUDMA開始検出回路22
は、図1のDMA開始検出手段14に対応し、共通バス
データ受信バッファ109は、図1のデータ受信バッフ
ァ16に対応する。フリップフロップ回路24、アンド
回路26、及びオア回路28は、図1の制御手段18に
対応する。
【0031】このように構成される本発明の装置の動作
を以下に説明する。磁気テープ装置79から磁気ディス
ク装置81へDMA転送を行う旨の指令が主制御装置7
1からチャネル制御装置75に為されたとき、MTU−
DKUコピーコマンドが発行されて磁気テープ装置79
から磁気ディスク装置81へのDMA転送が開始された
ものとする。又、このとき磁気ディスク装置81はDM
A転送にないものとする。
【0032】チャネル制御装置75によるMTU−DK
Uコピーコマンドの実行により、従来と同様にして磁気
テープ装置79のコマンドレジスタへのコマンドの設
定、並びに磁気テープ装置79から読み出すべき先頭ア
ドレス及び主記憶装置へ書き込むべき先頭アドレスのそ
れぞれ対応するアドレスレジスタへの設定、並びにデー
タ長のデータ長レジスタへの設定が行われる。前記コマ
ンドの設定に応答したMTU制御用マイクロプロセッサ
91(図6参照)は、DMA要求信号線上にDMA要求
信号を送出する。
【0033】これと同様に、磁気ディスク装置81への
コマンドのコマンドレジスタへの設定、並びに主記憶装
置から読み出すべき先頭アドレス及び磁気ディスク装置
81へ書き込むべき先頭アドレスのそれぞれ対応するア
ドレスレジスタへの設定、及びディスク長のディスク長
レジスタへの設定が行われる。
【0034】これらの設定後に、チャネル制御装置75
によって共通バス76のディスクバス767Dは、命令
モードからDMAモードへ切り替えられる。前述のよう
にしてコマンドレジスタへ設定されたコマンドが、DK
U制御用マイクロプロセッサ101で検出されると、そ
れに示すビットが、MTU−DKU転送有効レジスタ2
0にセットされる。
【0035】又、前記DMA要求に対するDMA応答信
号が、チャネル制御装置74から返されて来ると、MT
UDMA開始検出回路22から出力信号が発生されてフ
リップフロップ回路24をセットする。
【0036】前記DMA応答信号は、MTU−DMA開
始検出回路22の出力信号となって磁気テープ装置78
へ転送される。このDMA応答信号が磁気テープ装置7
8へ返されて来ることにより、磁気テープ装置78は、
共通バスSRVI信号線76B上にSRVI信号を送出
すると共に、従来と同様にしてデータを共通バス76の
データバス76D上に送出する。
【0037】そのデータは、従来と同様にチャネル制御
装置74にて取り込み(つまり、主記憶装置72への書
き込みが行われ)、それに応答して共通バスSRVO線
76C上にSRVO信号を送出する。
【0038】このSRVO信号の発生時に、アンド回路
26の条件が満たされてその出力に高レベルの信号が発
生してデータ取り込み信号が、オア回路28を経て共通
バスデータ受信バッファ109のセット入力へ供給され
る。なお、MTU−DKUコピーコマンドであることを
認識しているDKU制御用マイクロプロセッサ100か
ら共通バスシーケンス制御回路107へその旨の通知を
行うので、この時刻には共通バスシーケンス制御回路1
07からはデータ取り込みクロックは発生されない。
【0039】データ取り込み信号が、従来のデータ取り
込みクロックに代わって、データ取り込みのトリガとし
て共通バスデータ受信バッファ109のセット入力へ供
給されるので、この時刻にデータバス76D上に送出さ
れていたデータを共通バスデータ受信バッファ109に
取り込む。バッファ109のデータは、前述の如く従来
と同様にしてアドレスレジスタ(図示せず)へセットさ
れたアドレスで指定される磁気ディスク装置本体102
の記憶域に書き込まれる。
【0040】このようなデータ転送は、アドレスレジス
タのアドレスを更新しつつ、データ転送単位(データバ
ス76Dのデータ幅)ずつデータ長分だけ繰り返され
る。従って、本発明によれば、磁気テープ装置79から
主記憶装置72への転送中にあるデータを磁気ディスク
装置81に書き込むことができるので、磁気テープ装置
79から磁気ディスク装置81へのDMA転送に要する
時間は、従来方式に比較して約半分で足りる。
【0041】なお、前述のところから明らかになるよう
に、本発明の要旨を適用し得る限り、他の記憶装置間で
のデータの直接転送にも適用し得る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の記憶装置から共通バスを経てチャネル制御装置へ転
送されたデータを当該チャネル制御装置を介することな
しに第2の記憶装置で取り込み得るように構成したの
で、共通バスを2回使用しなくても、第1の記憶装置か
ら第2の記憶装置へ直接転送することが可能になる。従
って、データの転送に要する時間は半減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2に係る発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1及び請求項2に係る発明の一実施例の
要部構成を示す図である。
【図3】請求項1及び請求項2に係る発明の一実施例で
用いるMTUDMA開始検出回路関連部分を示す図であ
る。
【図4】本発明に関連する従来のシステム構成を示す図
である。
【図5】図4に示すシステム構成内の共通バスDMA転
送関連部分を示す図である。
【図6】図4に示すシステム構成内の磁気テープ装置の
データ転送系を示す図である。
【図7】図4に示すシステム構成内の磁気ディスク装置
のデータ転送系を示す図である。
【符号の説明】
2 チャネル制御装置 4 共通バス 6 磁気テープ装置 8 磁気ディスク装置 10 実行手段 12 コマンド検出手段 14 DMA開始検出手段 16 データ受信バッファ 18 制御手段 20 MTU−DKU転送有効レジスタ 22 MTUDMA開始検出回路 24 フリップフロップ回路 26 アンド回路 28 オア回路 71 主制御装置 75 チャネル制御装置 76 共通バス 79 磁気テープ装置 81 磁気ディスク装置 101 DKU制御用マイクロプロセッサ 109 共通バスデータ受信バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通バスに接続された第1の記憶装置か
    ら該共通バスに接続された第2の記憶装置へのデータ転
    送コマンドを検出し、 検出されたコマンドの実行による前記第1の記憶装置か
    ら前記共通バスを経て前記チャネル制御装置へのデータ
    転送の開始を検出し、 前記データ転送コマンドの検出、及び前記データ転送の
    開始後に、前記第1の記憶装置が送出したデータの受信
    応答を前記チャネル制御装置から受け取ったことに応答
    して該受信時刻に前記共通バスに送出されているデータ
    を前記第2の記憶装置に取り込むことを特徴とする記憶
    装置間直接データ転送方法。
  2. 【請求項2】 チャネル制御装置(2)に接続された共
    通バス(4)に磁気テープ装置(6)及び磁気ディスク
    装置(8)を接続し、前記磁気テープ装置(6)から磁
    気ディスク装置(8)へデータを転送するデータ転送装
    置において、 前記共通バス(4)上の最遠端に設けられた磁気テープ
    装置(6)と、 磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコマンドを
    実行する実行手段(10)と、 前記磁気ディスク装置(8)に設けられ、前記実行手段
    10により実行されるコマンドが当該磁気ディスク装置
    (8)宛の磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピー
    コマンドであることを検出するコマンド検出手段(1
    2)と、 前記磁気ディスク装置(8)に設けられ、実行が開始さ
    れた前記磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコ
    マンドについての磁気テープ装置−主記憶装置間DMA
    転送の開始を検出するDMA開始検出手段(14)と、 前記コマンド検出手段(12)及び前記DMA開始検出
    手段(14)の出力に接続され、前記チャネル制御装置
    (2)が前記磁気テープ装置(6)からのデータを受信
    したことの通知を前記チャネル制御装置(2)から受け
    取ったとき、前記共通バス(4)上に送出されているデ
    ータを前記磁気ディスク装置(8)のデータ受信バッフ
    ァ(16)に取り込ませる制御手段(18)とを設け、 前記データ受信バッファ(16)に取り込まれたデータ
    を前記磁気テープ装置−磁気ディスク装置間コピーコマ
    ンドで指定される前記磁気データ装置(8)の記憶域に
    書き込むことを特徴とする記憶装置間直接データ転送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038647A1 (fr) * 2006-09-26 2008-04-03 Zentek Technology Japan, Inc. Système raid et procédé de transfert de données dans ce système

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038647A1 (fr) * 2006-09-26 2008-04-03 Zentek Technology Japan, Inc. Système raid et procédé de transfert de données dans ce système
JPWO2008038647A1 (ja) * 2006-09-26 2010-01-28 株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン Raidシステム及びraidシステムにおけるデータ転送方法

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