JPH0761181A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH0761181A
JPH0761181A JP5211726A JP21172693A JPH0761181A JP H0761181 A JPH0761181 A JP H0761181A JP 5211726 A JP5211726 A JP 5211726A JP 21172693 A JP21172693 A JP 21172693A JP H0761181 A JPH0761181 A JP H0761181A
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JP
Japan
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hydroxy
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recording medium
information recording
group
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Pending
Application number
JP5211726A
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English (en)
Inventor
Ikuo Fujita
郁夫 藤田
Yasuro Yokota
泰朗 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0761181A publication Critical patent/JPH0761181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目視による判別が付かず、しかるべき手段を
用いた場合にのみ判読可能で、しかも情報記録媒体の一
つ一つに個別で、しかも書き換え可能で常に更新できる
偽造防止のための「真偽判別情報」を保持した、高いセ
キュリィティーの情報記録媒体を得る。 【構成】 支持体上に、(1)電子受容性化合物及び、
該電子受容性化合物との反応により近赤外部に吸収をも
つ電子供与性染料前駆体を含有する可逆感熱発色層と
(2)近赤外線領域では透明であって可視光領域では不
透明である隠蔽層を順次積層してなる情報記録媒体にお
いて、該電子受容性化合物が、加熱後の冷却速度の違い
により該染料前駆体に可逆的な色調変化を生じせしめる
化合物であることを特徴とする情報記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリペイドカード、キヤ
ッシュカード、クレジットカード、馬券等の各種投票
券、切符や定期券等の通行券、各種チケットのように価
値情報を保持した情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の情報記録媒体は、プリペイドカ
ード、キヤッシュカード、クレジットカード、馬券等の
各種投票券、切符や定期券等の通行券、各種チケットの
ような情報記録媒体として使用することが出来るが、一
般的にこれら情報記録媒体は、金額や有効期限といった
その情報記録媒体が担う価値そのものに関した情報を保
持している。以後この情報を「価値情報」と呼ぶ。ま
た、これら情報記録媒体の不正使用を防止する目的で与
えられる情報を保持している場合がある。以後この情報
を「真偽判定情報」と呼ぶ。さらに、これら情報記録媒
体は、顧客へのサービスや販売促進の目的のために、宣
伝情報や占い等の企画の為の情報を保持していてもかま
わない。以後この情報を「付属情報」と呼ぶ。
【0003】近年のように各種カード類等の著しい普及
に伴い、種々の偽造や改ざん、不正使用の危険性が考え
られ、それに対応した常に新しい不正防止技術が求めら
れている。言い替えれば、偽造および変造困難な高いセ
キュリィティーの「真偽判定情報」が望まれている。
【0004】このため証券、乗車券、定期券、馬券、プ
リペイドカードなどの偽造や改ざんを防止するための種
々の方法が提案されている。それらの内、磁気的な方法
として基材に磁気記録層を設け、情報を記録する際に、
記録密度や信号の符号化方式を変更し、一般の装置では
読み書き出来ないようにする方法、また磁気記録層の上
に磁気シールド層を設ける方法等がある。これらの方法
は主に情報記録媒体の保持する価値情報が不正に読みと
られたり書き換えられるのを防ぐことを目的にしてい
る。
【0005】一方、情報記録媒体の偽造防止としては、
その情報記録媒体が正規のものであるかを判定するため
の「真偽判定情報」を情報記録媒体に与えるということ
も考えられる。これらの方法の内、視覚を利用した方法
として、光の干渉を利用して、光を当てると立体像が浮
かび上がるホログラムを利用した方法、蛍光インキを使
って目に見えないようにパターン印刷し、紫外線を当て
ると蛍光を発し、パターンが目視で確認できるような隠
し文字印刷を施す方法等がある。さらに特開昭59−3
8099号公報、特開昭61−297192号公報、特
開昭64−87395号公報等には、可視光領域以外の
波長の光に対する吸光係数、および反射率の違いを利用
して、不可視の情報を形成する方法に付いて述べられて
いる。また、特開昭59−44082号公報、特開平2
−6193号公報 、特開平3−231394号公報に
は、サーモクロミック材料による偽造防止用情報を利用
する方法が示されている。また磁気的な方法としては、
磁気バーコード等を設けて情報記録媒体に固有の情報を
与えるといった方法も報告されている。例えば、特開平
1−269227号公報、特開平2−98498号公
報、特開平3−252901号公報には、磁性層中のし
かるべき位置に保磁力の違う部位が存在し、それらのパ
ターンを利用した偽造防止用情報が示されている。
【0006】しかしながらこれらの方法では、情報記録
媒体上に形成される「真偽判定情報」は、製造上の煩雑
さから特定の限られたパターンに制約されてしまうとい
った問題点を含んでいる。つまりこれらの方法の持つ問
題は、複数の情報記録媒体が同一の「真偽判定情報」を
持つ確率が高くなってしまうことであって、情報記録媒
体の「指紋」としての「真偽判定情報」の効果が十分発
揮出来ない点にある。
【0007】一方、情報記録媒体の「価値情報」や「付
属情報」を表示する手段としては、従来からロイコ系色
素による感熱印字や、錫やアルミニウム等の蒸着層の熱
あるいは放電による破壊を利用した熱破壊印字による方
法が利用されてきた。ところが、一般にこのような感熱
記録材料は、一度画像を形成するとその部分を消去して
再び画像形成前の状態に戻すことは不可能であるため、
さらに情報を記録する場合には画像が未形成の部分に追
記するしかなかった。このため感熱記録部分の面積が限
られている場合には、記録可能な情報が制限され必要な
情報を全て記録できないという問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、情報記録
媒体に設けられる「真偽判定情報」あるいは指紋情報は
情報記録媒体毎に異なることが望ましく、複数の情報記
録媒体で同一の「真偽判定情報」が存在することは避け
る必要がある。さらにはそれらの「真偽判定情報」は複
製が困難なランダムなパターンであることが望ましい。
さらにいえばこれら偽造防止用情報は、通常の状態では
読み取ることができず、しかるべき手段を用いた場合に
のみ判読可能なものであればさらに偽造防止効果を高め
ることができる。また、これらの「真偽判定情報」を情
報記録媒体に形成する操作が煩雑であれば、その分製造
コストがかさみ、たとえいかに高いセキュリィティーの
システムであっても、実際は使用できない場合が生じる
ため、簡便でかつローコストであることが重要である。
加えて、「価値情報」や「付属情報」の表示に関して
は、繰り返し印字が可能であり、しかもコントラストが
高く、保存性の良い表示方法であることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このように
しかるべき手段を用いた場合にのみ判読可能で、かつ情
報記録媒体の一つ一つに固有な「真偽判定情報」を保持
した、よりセキュリティ性が高い情報記録媒体を簡便か
つローコストで得るために種々の検討を加えた結果、支
持体上に、(1)電子受容性化合物及び、該電子受容性
化合物との反応により近赤外部に吸収をもつ電子供与性
染料前駆体を含有する可逆感熱発色層と(2)近赤外線
領域では透明であって可視光領域では不透明である隠蔽
層を順次積層してなる情報記録媒体において、該電子受
容性化合物が、加熱後の冷却速度の違いにより該染料前
駆体に可逆的な色調変化を生じせしめる化合物であるこ
とを特徴とする情報記録媒体の発明に至った。次に、本
発明の情報記録媒体に目的とする「真偽判定情報」を与
える原理に付いて述べる。
【0010】本発明の情報記録媒体の可逆感熱発色層
は、電子受容性化合物及び該電子受容性化合物との反応
により近赤外部に吸収をもつ電子供与性染料前駆体を含
有するため、熱ヘッド等によって印字された場合、印字
部が近赤外線を吸収するパターンになる。そこで、この
近赤外線の吸収の違いを利用して、近赤外線でのみ判定
可能な「真偽判定情報」を形成することが出来る。しか
もこの「真偽判定情報」は、熱ヘッド等によって任意の
パターンで形成することが出来るので、情報記録媒体毎
に異なったパターンにすることができ、さらにはそのパ
ターンを偽造困難なランダムなものにすることも可能で
ある。
【0011】しかしながら、このままでは情報記録媒体
上に形成された「真偽判定情報」は容易に目視出来るた
め、偽造防止としては効果が小さい。このため、この
「真偽判定情報」を隠蔽する必要がある。そこで、この
可逆感熱発色層の上部に、近赤外線領域では透明であっ
て可視光領域では不透明である隠蔽層を設けることによ
って「真偽判定情報」が隠蔽でき、これによって非常に
高いセキュリィテイーを実現することが出来る。このよ
うにして、本発明の情報記録媒体は、各情報記録媒体毎
に異なる、不可視で偽造困難な「真偽判定情報」を簡便
に形成することが出来る。
【0012】しかも本発明の情報記録媒体の可逆感熱発
色層の電子受容性化合物は、加熱後の冷却速度の違いに
より該染料前駆体に可逆的な色調変化を生じせしめる化
合物であるため、情報記録媒体に形成される「真偽判定
情報」は何度でも書き換えることが出来る。この書き換
え可能な特徴を利用すると、常に新しい「真偽判定情
報」を形成できるだけでなく、情報記録媒体の使用時に
その「真偽判定情報」を読みとり、かつその後、その
「真偽判定情報」が熱によって消去する事が出来るかど
うかを確認するようにすれば、2重のチェックになりセ
キュリィティーはさらに向上する。
【0013】さらに言えば、本発明の情報記録媒体の可
逆感熱発色層は、「真偽判定情報」の記録だけでなく、
「価値情報」や「付属情報」の記録にも使用できる。こ
のため、隠蔽層は「真偽判定情報」の上部にだけ設けれ
ば良く、残りの部分は可逆感熱発色層の印字部が目視可
能であるようにしておけば、セキュリイテイーが高く、
しかも繰り返し印字可能でより多くの情報量を保持した
情報記録媒体を実現することが出来る。
【0014】次に本発明の構成要素に付いて詳しく述べ
る。まず、本発明の情報記録媒体に用いられる支持体と
しては、紙、各種不織布、織布、合成樹脂フィルム、発
泡フィルム、合成樹脂ラミネート紙、合成紙、金属箔、
ガラス等、あるいはこれらを組み合わせた複合シートを
目的に応じて任意に用いることができるが、これらに限
定されるものではない。
【0015】電子受容性化合物との反応により近赤外部
に吸収をもつ電子供与性染料前駆体としては、以下に例
示するものが挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0016】3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレ
ン−9−スピロ−3´−(6´−ジメチルアミノ)フタ
リド、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレン−9
−スピロ−3´−(6´−ジエチルアミノ)フタリド等
のフルオレン系化合物、3,3−ビス[2´−(p−ジ
メチルアミノフェニル)−2´−(p−メトキシフェニ
ル)ビニル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3,3−ビス[2´−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−2´−(p−メトキシフェニル)ビニル]−4,
5,6,7ーテトラブロモフタリド、3,3−ビス[2
´−(p−メトキシフェニル)−2´−(p−ピロリジ
ノフェニル)ビニル]−4,5,6,7−テトラクロロ
フタリド、ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−p−
トルエンスルフォニルメタン、ビス(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−p−トルエンスルフォニルメタン、ビス
(p−ジメチルアミノスチリル)−ベンゼンスルフォニ
ルメタン、1,1−ビス[2´,2´−(p−ジメチル
アミノフェニル)ビニル]−2,2−ジニトリルエタン
等のジビニル系化合物、
【0017】2−メチル−6−p−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)アミノアニリノフルオラン、2−メトキシ
−6−p−(p−ジメチルアミノフェニル)アミノアニ
リノフルオラン、2−クロロ−6−p−(p−ジメチル
アミノフェニル)アミノアニリノフルオラン、2−ジエ
チルアミノ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)
アミノアニリノフルオラン、2−フェニル−6−p−
(p−フェニルアミノフェニル)アミノアニリノフルオ
ラン、2−ベンジル−6−p−(p−フェニルアミノフ
ェニル)アミノアニリノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−p−(p−ジエチルアミノフェニル)アミノア
ニリノフルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−p−
(p−フェニルアミノフェニル)アミノアニリノフルオ
ラン等のフルオラン系化合物等が挙げられる。これらの
電子供与性化合物は単独または2種以上混合して使用さ
れる。
【0018】また、本発明の情報記録媒体の可逆感熱発
色層は「真偽判定情報」の形成だけでなく「価値情報」
や「付属情報」の表示用にも使用できるため、染料前駆
体の発色後の色調をユーザーが望むものに調整しなけれ
ばならない場合が生じるが、この時は電子受容性化合物
との反応により可視部に吸収をもつ電子供与性染料前駆
体を、上記染料前駆体と混合して使用すれば良く、その
ような染料前駆体としては、
【0019】3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタルバイオ
レットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニル
インドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,
2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルア
ミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインド
ール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,
3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリ
ド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチ
ルピロール−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド
等のトリアリールメタン系化合物、
【0020】4,4′−ビス(ジメチルアミノフェニ
ル)ベンズヒドリルベンジルエーテル、N−クロロフェ
ニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフ
ェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系化合
物、ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p
−クロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−
ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロ
ロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−
メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4
−ジクロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、 3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェネチルフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(4−ニトロアニリノ)フル
オラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−
エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキ
シル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−(N−エチル−N−テトラヒドロフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン等のキサンテン系
化合物、
【0021】ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニ
トロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系化
合物、3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルス
ピロジナフトピラン、3,3′−ジクロロスピロジナフ
トピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メ
チルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3
−プロピルスピロベンゾピラン等のスピロ系化合物を挙
げることができ、これらは単独もしくは2種以上混合し
て使うことができる。
【0022】又、本発明に用いられる電子受容性化合物
としては、上記染料前駆体の共存下、加熱後の冷却速度
の違いにより保持可能な可逆的な色調変化を生じるもの
であれば特に制限されないで用いる事が出来る。発色濃
度や消色性の点で、本出願人による特願平4−3470
32号に記載の可逆性顕色剤が好ましく用いられるが、
そのうち、下記一般式1で表されるものが特に好ましく
使用される。
【0023】
【化1】
【0024】式化1中、nは1、2又は3を表す。mは
0、1又は2を表す。Qは脂肪族炭化水素基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子又は水素原子を表す。Aで表される
環は芳香環である。Xは窒素原子を介してAで表される
芳香環と結合する2価の基、ヘテロ原子を2個以上含む
2価の基、又は、不飽和結合あるいは芳香環を含む2価
の基を表す。Rは脂肪族炭化水素基を表わす。XとRに
含まれる原子のうち水素原子と芳香環を構成する原子を
除いた原子の総数は8以上である。
【0025】Qで表される置換基の具体例としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、2−エチル
ヘキシル基、シクロヘキシル基、アリル基等の脂肪族炭
化水素基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキ
シ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、n
−オクチルオキシ基等のアルコキシ基、弗素、塩素、臭
素、沃素等のハロゲン原子が挙げられる。
【0026】Xで表される2価の基のうち窒素原子を介
してAで表される芳香環と結合するものの例としては、
−NHCO−、−NH−、−NHCONH−、−NHC
ONHNH−、−N=CH−、−N=N−、−NHSO
2−などが挙げられる。窒素に水素原子が結合している
場合、その水素原子がメチル基やシクロヘキシル基等の
脂肪族炭化水素基で置換されていてもよい。これらの中
では尿素結合が消色性や画像濃度の点でより好ましい。
興味有る事にアミド結合の場合、Aで表される芳香環と
結合するのがカルボニル基であると消色性や画像濃度の
点のいずれかが不満足となる。
【0027】Xで表される2価の基がヘテロ原子を2個
以上含むものの例としては、−SO2NH−、−S−S
−、−CONHNH−などがある。なお、ここでいうヘ
テロ原子とは、水素原子、炭素原子、酸素原子を除く他
の原子で、2価以上の連結基の構成原子になり得るもの
である。ヘテロ原子の具体例としては、窒素原子、硫黄
原子、リン原子、硼素原子、珪素原子、セレン原子、弗
素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、スズ原子など
が挙げられる。
【0028】Xで表される2価の基が不飽和結合あるい
は芳香環を含む2価の基のものの例としては、−CH=
CH−、−CH=N−、−SO2−、フェニレン基、炭
素−炭素三重結合を含む基、それらを組み合わせた基、
さらに、それらの片側又は両側に、先にXの他の例とし
て挙げた−NHCO−、−NH−、−NHCONH−、
−NHCSNH−、−N=CH−、−N=N−、−NH
SO2−、−SO2NH、−S−S−などの連結基の一つ
又は二つ以上を組み合わせた基が挙げられる。この場合
には連結基として他に、−CONH−、−O−、−S
−、−COO−、−OCO−、−OCOO、−CO−、
−SO2−等の2価の基も挙げられる。
【0029】Rで表される脂肪族炭化水素基としては、
ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、シクロヘキシル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、シクロドデ
シル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、16−メチルヘ
プタデシル基、オクタデシル基、9−オクタデセニル
基、ノナデシル基、アイコシル基、ヘンアイコシル基、
ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、2−ノル
ボルニル基、7,7−ジメチルノルボルニル基、1−ア
ダマンチル基、コレステリル基等が挙げられる。これら
が分岐状になっていてもよく、多環式になっていてもよ
く、不飽和結合を含んでいてもよい。しかし、XとRに
含まれる原子のうち水素原子と芳香環を構成する原子を
除いた原子の総数が8以上、特に14以上である事が消
色性のため必要である。
【0030】一般式化1で表される化合物は電子受容性
化合物であり、染料前駆体を発色させる能力を持つにも
係わらず、特異的に消色能力も持ち合わせ、可逆効果を
発現させる。なお、通常の感熱記録材料に用いている電
子受容性化合物、即ち、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等ではこの
ような可逆効果は全く見られない。次に、本発明に好ま
しく用いられる電子受容性化合物の具体例を挙げるが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】4′−ヒドロキシヘプタンアニリド、4′
−ヒドロキシ−3−メチルオクタンアニリド、4′−ヒ
ドロキシトリデカンアニリド、4′−ヒドロキシヘプタ
デカンアニリド、4′−ヒドロキシノナデカンアニリ
ド、3′−ヒドロキシノナデカンアニリド、4′−ヒド
ロキシ−10−オクタデセンアニリド、4′−ヒドロキ
シ−ドカサンアニリド、15−シクロヘキシル−4′−
ヒドロキシペンタデカンアニリド、4′−ヒドロキシ−
5−テトラデセンアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−
メチルノナンアニリド、3′−シクロヘキシル−4′−
ヒドロキシヘプタデカンアニリド、3′−アリル−4′
−ヒドロキシペンタデカンアニリド、4′−ヒドロキシ
−3′−メトキシオクタデカンアニリド、3′−クロロ
−4′−ヒドロキシオクタデカンアニリド、3′−ヒド
ロキシドデカンアニリド、2′,4′−ジヒドロキシヘ
プタデカンアニリド、
【0032】4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−テトラデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルベンズアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−4−ペンタデシルアミノカルボ
ニルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキシル
カルボニルアミノベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−
4−(ヘプチルチオ)ベンズアニリド、4′−ヒドロキ
シ−4−オクタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒ
ドロキシ−4−ドデシルスルホニルベンズアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ノニルスルホニルオキシベンズ
アニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシスル
ホニルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ペンタ
デシルアミノスルホニルベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−(N−ペンタデシリデンアミノ)ベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−(N−ヘプタデシリデン
アミノ)ベンズアニリド、
【0033】4′−ヒドロキシ−3,4−ジオクチルオ
キシベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3,4,5−
トリオクタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−3−オクチル−4−(オクチルチオ)ベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−3−(ヘプタデシルチオ)−
5−ペンタデシルオキシベンズアニリド、4′−ヒドロ
キシ−3−ヘプタデシルカルボニルアミノ−5−ドデシ
ルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシ
ルアミノカルボニル−5−テトラデシルアミノカルボニ
ルベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシ
ルスルホニルアミノ−5−オクタデシルオキシベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−3−ヘプタデシルオキシス
ルホニル−5−テトラデシルオキシスルホニルベンズア
ニリド、4′−ヒドロキシ−3,5−ビス(N−ドコシ
リデンアミノ)ベンズアニリド、
【0034】4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルカル
ボニルアミノベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3−
オクタデシルカルボニルアミノ−5−オクタデシルオキ
シベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−メチル−
4−ノニルベンズアニリド、3′−アリル−4′−ヒド
ロキシ−4−ペンタデシルベンズアニリド、4′−ヒド
ロキシ−3′−メトキシ−4−オクタデシルベンズアニ
リド、4′−ヒドロキシ−3′−メチル−4−ノニルオ
キシベンズアニリド、4′−ヒドロキシ−3′−プロピ
ル−4−ノナデシルカルボニルオキシベンズアニリド、
3′−ブチル−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオ
キシカルボニルベンズアニリド、3′−ヒドロキシ−4
−ペンタデシルカルボニルオキシベンズアニリド、3′
−ヒドロキシ−4−ノナデシルスルホニルベンズアニリ
ド、3′,4′−ジヒドロキシ−4−ヘプタデシルスル
ホニルオキシベンズアニリド、3′,4′,5′−トリ
ヒドロキシ−4−テトラコシルアミノスルホニルベンズ
アニリド、3′,5′−ジヒドロキシ−4−ペンタコシ
ルアミノカルボニルベンズアニリド、3′−ヒドロキシ
−4−(N−ドデシリデンアミノ)ベンズアニリド、N
−〔4−(3−ヒドロキシフェニルアミノカルボニル)
ベンジリデン〕ペンタデシルアミン、
【0035】N−シクロヘキシル−4−ヒドロキシベン
ズヒドラジド、N−シクロヘキシルメチル−4−ヒドロ
キシベンズヒドラジド、N−シクロヘキシル−4−ヒド
ロキシベンズアミド、N−シクロヘキシルメチル−4−
ヒドロキシベンズアミド、N−メチル−N−オクタデシ
ル−4−ヒドロキシベンズアミド、N−(3−メチルヘ
キシル)−4−ヒドロキシベンズアミド、N−オクタデ
シル−4−ヒドロキシベンズヒドラジド、N−(8−オ
クタデセニル)−4−ヒドロキシベンズアミド、
【0036】4−ヒドロキシ−4′−ドデシルベンズア
ニリド、4−ヒドロキシ−4′−テトラデシルベンズア
ニリド、N−メチル−4−ヒドロキシ−4′−オクタデ
シルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オクチル
オキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オクタ
デシルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−
(オクタデシルチオ)ベンズアニリド、4−ヒドロキシ
−4′−ペンチルカルボニルベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−4′−ヘキサデシルカルボニルベンズアニリ
ド、4−ヒドロキシ−4′−ヘプタデシルオキシカルボ
ニルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ド
デシルオキシカルボニルベンズアニリド、4−ヒドロキ
シ−4′−ドコシルオキシカルボニルベンズアニリド、
4−ヒドロキシ−4′−ヘプタデシルカルボニルオキシ
ベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−シクロヘキシ
ルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オク
チルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−オ
クタデシルアミノベンズアニリド、
【0037】4−ヒドロキシ−4′−ヘプチルカルボニ
ルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ヘプ
タデシルカルボニルアミノベンズアニリド、4−ヒドロ
キシ−4′−オクタデシルアミノカルボニルベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−4′−(8−オクタデセニル)
アミノカルボニルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−
4′−ドデシルスルフォニルベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−4′−オクチルオキシスルフォニルベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシスル
フォニルベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−ドデ
シルスルフォニルオキシベンズアニリド、N−4−ヒド
ロキシベンゾイル−N′−オクタデシリデン−1,4−
フェニレンジアミン、N−4−(4−ヒドロキシフェニ
ルカルボニルアミノ)ベンジリデンドデシルアミン、4
−ヒドロキシ−4′−オクチルオキシカルボニルアミノ
ベンズアニリド、4−ヒドロキシ−4′−テトラデシル
オキシカルボニルアミノベンズアニリド、4−ヒドロキ
シ−4′−オクタデシルウレイレンベンズアニリド、
【0038】3−ヒドロキシ−4′−ドデシルオキシベ
ンズアニリド、N−メチル−4−ヒドロキシ−3′−オ
クタデシルオキシベンズアニリド、3−ヒドロキシ−
4′−オクチルベンズアニリド、3−ヒドロキシ−4′
−テトラデシルベンズアニリド、N−メチル−3−ヒド
ロキシ−4′−オクタデシルベンズアニリド、N−ドデ
シル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンズアミド、3−
メトキシ−4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシ
ベンズアニリド、3−アリル−4−ヒドロキシ−4′−
オクタデシルオキシベンズアニリド、3−クロロ−4−
ヒドロキシ−4′−オクタデシルベンズアニリド、3−
ブロモ−4−ヒドロキシ−4′−オクタデシルベンズア
ニリド、N−オクタデシル−4−ヒドロキシ−2,5−
ジメチルベンズアミド、N−オクタデシル−4−ヒドロ
キシ−3−エチルベンズアミド、4−ヒドロキシ−4′
−オクチルオキシ−3′−メチルベンズアニリド、4−
ヒドロキシ−4′−オクタデシルオキシ−3′−クロロ
ベンズアニリド、4−ヒドロキシ−3′,4′−ジデシ
ルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−3′−オク
タデシルアミノ−4′−オクタデシルオキシベンズアニ
リド、4−ヒドロキシ−2′−クロロ−3′,5′−ジ
デシルオキシベンズアニリド、4−ヒドロキシ−3′,
4′−ジオクタデシルオキシベンズアニリド、4−ヒド
ロキシ−4′−オクチル−3′−メチルベンズアニリ
ド、3−ヒドロキシ−4−メチル−4′−テトラデシル
ベンズアニリド、N−メチル−4−ヒドロキシ−3′−
オクタデシルベンズアニリド、
【0039】4−(N−オクチルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−ドデシルスルホニルアミノ)フェ
ノール、4−(N−オクタデシルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−メチル−N−オクタデシルスルホ
ニルアミノ)フェノール、4−(N−3−メチルヘキシ
ルスルホニルアミノ)フェノール、4′−ヒドロキシ−
4−シクロヘキシルベンゼンスルホンアニリド、4′−
ヒドロキシ−4−オクチルベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ドデシルベンゼンスルホンアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゼン
スルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシ
ルオキシベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ
−4−(ドデシルチオ)ベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルカルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキサデシル
カルボニルベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキ
シ−4−(8−ヘプタデセニル)カルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オクチルオキ
シカルボニルオキシベンゼンスルホンアニリド、4′−
ヒドロキシ−4−ドデシルオキシカルボニルベンゼンス
ルホンアニリド、′−ヒドロキシ−4−オクタコシルオ
キシカルボニルベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒド
ロキシ−4−ドデシルカルボニルオキシベンゼンスルホ
ンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルアミノベ
ンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オク
タデシルアミノベンゼンスルホンアニリド、
【0040】4′−ヒドロキシ−4−ヘプタデシルカル
ボニルアミノベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−ドデシルアミノカルボニルベンゼンスルホン
アニリド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルスルホニル
ベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−オ
クチルオキシスルホニルベンゼンスルホンアニリド、
4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシスルホニル
ベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロキシ−4−ド
デシルスルホニルオキシベンゼンスルホンアニリド、N
−オクチリデン−4−(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノスルホニルアニリン、N−ドデシリデン−4−(4−
ヒドロキシフェニル)アミノスルホニルアニリン、N−
4−(4−ヒドロキシフェニルアミノスルホニル)ベン
ジリデンオクタデシルアミン、4′−ヒドロキシ−4−
オクチルオキシカルボニルアミノベンゼンスルホンアニ
リド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシカル
ボニルアミノベンゼンスルホンアニリド、4′−ヒドロ
キシ−4−オクタデシルウレイレンベンゼンスルホンア
ニリド、
【0041】3−(N−ドデシルスルホニルアミノ)フ
ェノール、4−(N−オクタデシルスルホンアミノ)カ
テコール、4−(N−オクタデシルスルホンアミノ)レ
ゾルシノール、4−(N−オクタデシルスルホニルアミ
ノ)ピロガロール、4′−ヒドロキシ−3−オクチルオ
キシベンゼンスルホンアニリド、3′−ヒドロキシ−4
−ドデシルオキシベンゼンスルホンアニリド、N−メチ
ル−4′−ヒドロキシ−3−オクタデシルオキシベンゼ
ンスルホンアニリド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシル
ベンゼンスルホンアニリド、3−メチル−4−(N−ド
デシルスルホンアミノ)フェノール、4−メチル−3−
(N−テトラデシルスルホンアミノ)フェノール、3′
−メトキシ−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキ
シベンゼンスルホンアニリド、3′−クロロ−4′−ヒ
ドロキシ−4−オクタデシルベンゼンスルホンアニリ
ド、4′−ヒドロキシ−2,5−ジメチル−4−オクタ
デシルベンゼンスルホンアニリド、3−メチル−4−
(N−オクタデシルスルホンアミノ)フェノール、4′
−ヒドロキシ−3,4−ジオクタデシルオキシベンゼン
スルホンアニリド、
【0042】1−(4−ヒドロキシフェニルジチオ)ヘ
キサン、1−(4−ヒドロキシフェニルジチオ)オクタ
デカン、2−ヘプチル−1−(4−ヒドロキシフェニル
ジチオ)オクタン、1−(4−ヒドロキシフェニルジチ
オ)−9−オクタデセン、1−(4−ヒドロキシ−3−
メチルフェニルジチオ)オクタデカン、1−(3−アリ
ル−4−ヒドロキシフェニルジチオ)ヘキサデカン、1
−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニルジチオ)オ
クタデカン、1−(2−エトキシ−4−ヒドロキシフェ
ニルジチオ)オクタデカン、1−(3−クロロ−4−ヒ
ドロキシフェニルジチオ)オクタデカン、1−(2−フ
ルオロ−4−ヒドロキシフェニルジチオ)オクタデカ
ン、
【0043】4′−ヒドロキシ−4−ヘキシルジフェニ
ルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシルジフェ
ニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−テトラデシル
ジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−オクタ
デシルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−
オクタデシルカルボニルアミノジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシジフェニルスル
フィド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−ドデシル
スルホニルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−
4−オクタデシルオキシスルホニルジフェニルスルフィ
ド、4′−ヒドロキシ−4−オクタデシルスルホニルア
ミノジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−4−ト
リデシルカルボニルジフェニルスルフィド、4′−ヒド
ロキシ−4−(N−ヘプタデシリデンアミノ)ジフェニ
ルスルフィド、
【0044】4′−ヒドロキシ−3,4−ジデシルオキ
シジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3,4−
ジオクタデシルオキシジフェニルスルフィド、4′−ヒ
ドロキシ−3−オクチル−4−(オクチルチオ)ジフェ
ニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−オクタデシル
−5−トリデシルスルホニルジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−3−(ヘプタデシルチオ)−5−ペ
ンタデシルオキシジフェニルスルフィド、4′−ヒドロ
キシ−3−ヘプタデシルカルボニルアミノ−5−ドデシ
ルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−オク
タデシルカルボニルアミノ−5−オクタデシルオキシジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3−ヘプタデ
シルオキシスルホニル−5−テトラデシルオキシスルホ
ニルジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3,5
−ビス(N−ドコシリデンアミノ)ジフェニルスルフィ
ド、4−(15−シクロヘキシルペンタデシル)−4′
−ヒドロキシジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ
−4−(5−テトラデセニル)ジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−4−(10−オクタデセニルオキシ
カルボニル)ジフェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ
−3′−メチル−4−ノニルジフェニルスルフィド、
【0045】3′−アリル−4′−ヒドロキシ−4−ペ
ンタデシルジフェニルスルフィド、3′−クロロ−4′
−ヒドロキシ−4−オクタデシルジフェニルスルフィ
ド、3′−クロロ−4′−ヒドロキシ−4−オクタデシ
ル−5−ぺンタデシルオキシジフェニルスルフィド、
4′−ヒドロキシ−3′−メチル−4−ノニルオキシジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3′−(1−
メチルエチル)−4−ペンタコシルスルホニルアミノジ
フェニルスルフィド、4′−ヒドロキシ−3′−(2−
メチルプロピル)−4−ノナデシルオキシスルホニルジ
フェニルスルフィド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシル
ジフェニルスルフィド、3′−ヒドロキシ−4−オクタ
デシルジフェニルスルフィド、2′,4′−ジヒドロキ
シ−4−ヘプタデシルジフェニルスルフィド、3′,
4′−ジヒドロキシ−4−ヘプタデシルジフェニルスル
フィド、3′−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシカルボ
ニルジフェニルスルフィド、
【0046】N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−
ヘキシル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′
−オクチル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−
N′−ドデシル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)
−N′−テトラデシル尿素、N−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−N′−ヘキサデシル尿素、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−N′−アイコシル尿素、N−(4
−ヒドロキシフェニル)−N′−シクロドデシル尿素、
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−ドコシル尿
素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−コレステ
リル尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−
(2−ヘプチルオクチル)尿素、N−(4−ヒドロキシ
フェニル)−N′−(2−エチルヘキシル)尿素、N−
(4−ヒドロキシフェニル)−N′−(14−シクロヘ
キシルテトラデシル)尿素、N−(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−
(4−ヒドロキシフェニル)−N′−(9−オクタデセ
ニル)尿素、N−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−N′−オクタデシル尿素、N−[3−(1,1−
ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−N′−
オクタデシル尿素、N−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−N′−オクタデシル尿素、N−(2
−ヒドロキシフェニル)−N′−オクチル尿素、N−
(3−ヒドロキシフェニル)−N′−オクタデシル尿
素、N−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−N′−オ
クタデシル尿素、N−(3,4,5−トリヒドロキシフ
ェニル)−N′−トリコシル尿素、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)−N′−(4−テトラデシルフェニル)尿
素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−(4−ヘ
キシルフェニル)尿素、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−N′−(3,4−ジオクタデシルフェニル)尿
素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−ドデシル
チオ尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)−N′−テ
トラデシルチオ尿素、N−(4−ヒドロキシフェニル)
−N′−ヘキサデシルチオ尿素、N−(4−ヒドロキシ
フェニル)−N′−オクタデシルチオ尿素、
【0047】4−n−オクタデシルアミノフェノール、
4−(1−オクタデシニル)フェノール、4−(1,3
−オクタデカジイニル)フェノールなどが挙げられる。
【0048】また、可逆感熱発色層の強度を向上する等
の目的でバインダーを可逆感熱発色層中に添加する事も
可能である。本発明に用いるバインダーの具体例として
は、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、
カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリ
ル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/
無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水
マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子、ポ
リ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステ
ル、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル
/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン
共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のラテック
スなどがあげられるがこれらに限定されるものではな
い。
【0049】また、可逆感熱発色層の発色感度及び消色
温度を調節するための添加剤として、熱可融性物質を可
逆感熱発色層中に含有させることができる。本発明に用
いる熱可融性物質としては60℃〜200℃の融点を有
するものが好ましく、特に80℃〜180℃の融点を有
するものが好ましい。また、一般の感熱記録紙に用いら
れている増感剤を使用することもできる。本発明に用い
る熱可融性物質の具体例としては、N−ヒドロキシメチ
ルステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、パルミチ
ン酸アミドなどのワックス類、2−ベンジルオキシナフ
タレン等のナフトール誘導体、p−ベンジルビフェニ
ル、4−アリルオキシビフェニル等のビフェニル誘導
体、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、
2,2′−ビス(4−メトキシフェノキシ)ジエチルエ
ーテル、ビス(4−メトキシフェニル)エーテル等のポ
リエーテル化合物、炭酸ジフェニル、シュウ酸ジベンジ
ル、シュウ酸ビス(p−メチルベンジル)エステル等の
炭酸またはシュウ酸ジエステル誘導体等があげられ、2
種以上併用して添加することもできる。
【0050】本発明の情報記録媒体の隠蔽層には、特開
昭64−87397等に記載の公知のプロセスインキ
(イエロー、マゼンタ、シアン)を適当な比で混合した
インキをオフセットあるいはスクリーン印刷法等によっ
て形成することが出来る。また、可逆感熱発色層の上部
に、電子受容性化合物との反応によって近赤外線域には
吸収を持たず可視部にのみ吸収を持つ電子供与性染料前
駆体を含んだ感熱発色層を設けた2層構造にすること
で、この感熱発色層にダミーの情報を印字して、可逆感
熱発色層の「真偽判定情報」を隠蔽することも出来る。
この時上部の感熱発色層は、可逆感熱発色層でも、通常
の非可逆感熱発色層でも構わない。
【0051】本発明の情報記録媒体の層構成は、支持体
上に、(1)電子受容性化合物及び、該電子受容性化合
物との反応により近赤外部に吸収をもつ電子供与性染料
前駆体を含有する可逆感熱発色層と(2)近赤外線領域
では透明であって可視光領域では不透明である隠蔽層を
順次積層してなるものであるが、支持体と可逆感熱発色
層との間に接着性、断熱性等の目的で下引き層を設けて
も良い。また、隠蔽層の上には、耐摩耗性、耐薬品性、
耐久性等の目的に応じて保護層を設けてもかまわない。
【0052】下引き層および保護層を設ける場合、下引
き層および保護層に用いる樹脂としては、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、アクリ
ル樹脂、ニトロセルロース等の樹脂を使用することが出
来る。これら下引き層、保護層は2層ないし3層以上の
複数の層から構成されていてもよい。
【0053】また情報記録媒体の「真偽判定情報」は、
可逆感熱発色層の全面に設ける必要はなく、「真偽判定
情報」に使用した部分以外は「価値情報」や「付属情
報」の表示用に使用することが出来るので、隠蔽層は
「真偽判定情報」が形成されている部分だけに施すだけ
で良い。また、情報記録媒体の「価値情報」の記録手段
としては、磁気的、電気的、光学的、機械的等の公知の
手段を利用した記録層を別に設けて記録することが出来
る。この時「価値情報」を記録する記録層は、支持体に
対して該可逆感熱発色層と同じ側でも反対側でも良い
が、同じ側に設ける場合は本発明の性質上、可逆感熱発
色層の下に設ける必要がある。ただし、これは各層を積
層して形成した場合のことであって、印刷等によって、
支持体の同一平面上の別々の箇所に可逆感熱発色層と
「価値情報」の記録層を設ける場合は、そのような必要
はない。
【0054】
【作用】本発明の情報記録媒体は、近赤外線の吸収の違
いによるパターンを測定するという特殊な方法を用いる
ため、その「真偽判定情報」は非常にセキュリティーが
高い。しかも隠蔽層の存在のために、目視不可能であ
る。これら「真偽判定情報」は、熱ヘッド等により情報
記録媒体毎に任意に形成することが出来るものであっ
て、偽造または変造を試みるものにとっての労力は計り
知れない。さらに「価値情報」「真偽判定情報」の二つ
の情報から、特定の関数によって「暗号情報」を形成
し、これを情報記録媒体毎に記録しておいて、使用毎に
これら三つの情報を比較するようなシステムであれば、
偽造はおろか変造すら殆ど不可能である。しかも、この
「真偽判定情報」は可逆感熱発色層に形成されるもので
あるため、常に新しい「真偽判定情報」に変更すること
が出来る。さらに、この可逆感熱発色層の一部分を「価
値情報」や「付属情報」の表示用に使用すれば、情報記
録媒体としての性能は一段と高まる。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明するが、本発明はこの形態に何等限定され
るものではない。
【0056】実施例1 図1は本発明の情報記録媒体をプリペイドカードに応用
した例であって、その断面の層構成を示している。実施
例1のプリペイドカードは支持体1の一方に磁気層2、
保護層3が設けられ、もう一方に可逆感熱発色層4、隠
蔽層5、保護層6の順に形成されている。また図2は、
このプリペイドカードの可逆感熱発色層側の平面図であ
り、隠蔽層5が設けられていない箇所は可逆感熱発色層
が見えており、ここに残高、使用年月日等の「価値情
報」7や、お客様電話相談の電話番号の様な「付属情
報」8が印字できるようになっている。次にこれらの構
成要素の具体的な作製方法に付いて述べる。
【0057】(A)支持体として厚さ188μmのポリ
エステルフィルム(ダイアホイル(株)製「W400
J」)を使用した。
【0058】(B)磁気層 磁性体(戸田工業(株)製 バリウムフェライト 「MC127」) 100部 水 85部 分散剤(サンノプコ(株)製 「SNディスパーサント5468」) 1.5部 上記組成物をペイントコンディショナーを用いて4時間
分散し、予備分散液を調整した。次にこの予備分散液に
対し、以下の組成物を添加した後スリーワンモーターで
1時間攪拌し磁性塗液を得た。 バインダー(ヘキスト合成(株)製 スチレン−アクリル酸エステル共重合エマ ルジョン 「DM60」) 120部 増粘剤 (ヘキスト合成(株)製 メチルセルローズ 「チローゼH1000P」) 0.25部 (ヘキスト合成(株)製 カルボキシ系共重合エマルジョン 「ビスカレックス HV30」 2.7部 10%アンモニア水 0.6部 この磁性塗液を上記支持体に、10μmの厚みに塗工し
た。また塗工直後に2000Gの配向磁場をかけ、磁性
粒子を配向させた。
【0059】(B)可逆性感熱塗液の作成 発色体が近赤外部に吸収を持つ電子供与性染料前駆体と
して3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレン−9−
スピロ−3´−(6´−ジメチルアミノ)フタリド40
部を2.5%ポリビニルアルコール水溶液90部と共に
ボールミルで24時間粉砕し、染料前駆体分散液を得
た。次いで4′−ヒドロキシ−n−ヘプタンアニリド1
00部を2.5%ポリビニルアルコール水溶液400部
と共にボールミルで24時間粉砕し分散液を得た。上記
2種の分散液を混合した後、10%ポリビニルアルコー
ル水溶液200部、水400部を添加、よく混合し、可
逆性感熱塗液を作製した。このようにして調製した可逆
性感熱塗液を、上記支持体の磁性層に対して反対面上
に、固形分塗抹量4g/m2となる様に塗工し、乾燥
後、スーパーカレンダーで処理して可逆感熱発色層を形
成した。
【0060】(C)隠蔽層 次にイエロー、マゼンタ、シアンの各プロセスインキを
2:3:3の比率で混合し、これを上記可逆感熱発色層
上に膜厚が2μmになるように印刷した。
【0061】(D)保護層 磁性層及び、可逆感熱発色層上の隠蔽層の保護層とし
て、以下の組成物を調整し、膜厚1μmとなる様に塗工
し、乾燥して保護層を作製した。 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(積水化学工業(株)製「 エスレックA」) 3部 MEK 30部 トルエン 30部
【0062】この様にして作製した情報記録媒体に、感
熱ヘッドを用いて30mJ/mm2のエネルギーでバー
コード状のパターン10を印字し、「真偽判定情報を」
形成した。図3はこの時のプリペイドカードの点線A−
Aにそった断面を示している。熱ヘッドによって印字さ
れた部分は、近赤外線を吸収する様になるので、赤外線
の反射率を測定すると、染料前駆体が反応したところ
(印字部)とそうでない所(非印字部)の差が明瞭に現
れ、近赤外線によって「真偽判定情報」が正確に読みと
ることが出来た。勿論この「真偽判定情報」は隠蔽層の
ために目では確認できない。
【0063】次に、このプリペイドカードを熱ロールに
よって加熱、その後徐冷し、可逆感熱発色層の印字パタ
ーンを消色させた後、同様に近赤外線による読み取りを
行ったが、「真偽判定情報」は検出できなかった。
【0064】さらにまた、感熱ヘッドを用いて30mJ
/mm2のエネルギーでバーコード状のパターンを印字
し、「真偽判定情報を」形成した。そして、同様にこの
パターンを近赤外線で読みとったところ、正確に読みと
ることが出来た。
【0065】
【効果】本発明によって、情報記録媒体ごとに任意に形
成することが出来き、近赤外線の吸収の違いという特殊
な方法で記録されており、隠蔽層のために目視では判別
不可能である「真偽判定情報」を保持したセキュリィテ
ィーの高い情報記録媒体を実現することが出来た。しか
も、この情報記録媒体の「真偽判定情報」は、可逆感熱
発色層に印字されたもので、何度でも書き換えができ、
「真偽判定情報」は常に更新することが出来るので、そ
のセキユリィティーは非常に高い。また、該可逆感熱発
色層は、その一部を「価値情報」や「付属情報」の表示
用としても使用でき、書き換え可能という特徴を生かせ
ば、情報記録媒体に非常に高い付加価値を付けることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を利用したプリペイドカードの断面図
【図2】 本発明を利用したプリペイドカードの可逆感
熱発色層の図
【図3】 本発明を利用したプリペイドカードに「真偽
判定情報」をバーコード状に記録した場合の印字パター
ン。図2のA−Aの点線方向の断面図。
【符号の説明】 1 支持体 2 磁気層 3 保護層 4 可逆感熱発色層 5 隠蔽層 6 保護層 7 「価値情報」の印字例 8 「付属情報」の印字例 9 「真偽判定情報」隠蔽部 10 隠蔽された「真偽判定情報」バーコードパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/00 19/10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、(1)電子受容性化合物及
    び、該電子受容性化合物との反応により近赤外部に吸収
    をもつ電子供与性染料前駆体を含有する可逆感熱発色層
    と(2)近赤外線領域では透明であって可視光領域では
    不透明である隠蔽層を順次積層してなる情報記録媒体に
    おいて、該電子受容性化合物が、加熱後の冷却速度の違
    いにより該染料前駆体に可逆的な色調変化を生じせしめ
    る化合物であることを特徴とする情報記録媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013001077A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Kobayashi Create Co Ltd 光学読取帳票
JP2015172869A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 大日本印刷株式会社 偽造防止媒体用シートおよび偽造防止媒体
JP2016010979A (ja) * 2015-09-17 2016-01-21 小林クリエイト株式会社 光学読取帳票
WO2018174178A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 株式会社東芝 記録媒体
JP2020185712A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 凸版印刷株式会社 偽造防止印刷物

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