JPH0760921A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
- Publication number
- JPH0760921A JPH0760921A JP21136393A JP21136393A JPH0760921A JP H0760921 A JPH0760921 A JP H0760921A JP 21136393 A JP21136393 A JP 21136393A JP 21136393 A JP21136393 A JP 21136393A JP H0760921 A JPH0760921 A JP H0760921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- ethylene
- copolymer
- pentene
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性及びヒートシール強度に優れるTPX
積層体の提供 【構成】 ポリ4−メチル−1−ペンテン(A)層の少
なくとも片面にエチレン・α−オレフィンランダム共重
合体と粘着付与剤および不飽和カルボン酸またはその誘
導体でグラフト変性された変性ポリエチレンから成る
(B)層を介してエチレン系共重合体(C)層を積層し
て成ることを特徴とする積層体
積層体の提供 【構成】 ポリ4−メチル−1−ペンテン(A)層の少
なくとも片面にエチレン・α−オレフィンランダム共重
合体と粘着付与剤および不飽和カルボン酸またはその誘
導体でグラフト変性された変性ポリエチレンから成る
(B)層を介してエチレン系共重合体(C)層を積層し
て成ることを特徴とする積層体
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール性、透明性およ
びガス透過性などの物性バランスに優れた積層体に関す
るものである。
びガス透過性などの物性バランスに優れた積層体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ4−メチル−1−ペンテンは耐熱
性、ガス透過性に優れたフィルムに成形できる。しか
し、ポリ4−メチル−1−ペンテンは融点が高く、耐熱
性に優れる一方、ヒートシール性が悪いため、ヒートシ
ール性に優れた樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体等のエチレン系共重合体
と貼り合わせて使用しようとする場合において、ポリ4
−メチル−1−ペンテンとこれらのポリオレフィンは同
じポリオレフィンでありながら両者の接着性が不十分な
ため単に積層しただけでは全く実用に供するフィルムは
できなかった。そこでポリ4−メチル−1−ペンテンに
アンカーコート剤としてウレタン系接着剤を塗布して積
層フィルムを作成する方法も知られているが、この方法
によってもなおポリ4−メチル−1−ペンテンの表面濡
れ性が乏しくヒートシール性は改善されないのが現状で
ある。
性、ガス透過性に優れたフィルムに成形できる。しか
し、ポリ4−メチル−1−ペンテンは融点が高く、耐熱
性に優れる一方、ヒートシール性が悪いため、ヒートシ
ール性に優れた樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体等のエチレン系共重合体
と貼り合わせて使用しようとする場合において、ポリ4
−メチル−1−ペンテンとこれらのポリオレフィンは同
じポリオレフィンでありながら両者の接着性が不十分な
ため単に積層しただけでは全く実用に供するフィルムは
できなかった。そこでポリ4−メチル−1−ペンテンに
アンカーコート剤としてウレタン系接着剤を塗布して積
層フィルムを作成する方法も知られているが、この方法
によってもなおポリ4−メチル−1−ペンテンの表面濡
れ性が乏しくヒートシール性は改善されないのが現状で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況に鑑み、本
発明者は種々検討した結果、ポリ4−メチル−1−ペン
テンに接着付与剤を含む接着用樹脂組成物を接着層とし
て用いることによりポリ4−メチル−1−ペンテンとこ
れらのエチレン系共重合体との積層体を得ることができ
本発明に到達した。
発明者は種々検討した結果、ポリ4−メチル−1−ペン
テンに接着付与剤を含む接着用樹脂組成物を接着層とし
て用いることによりポリ4−メチル−1−ペンテンとこ
れらのエチレン系共重合体との積層体を得ることができ
本発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 1)ポリ4−メチル−1−ペンテン(A)層の少なくと
も片面に 2)エチレン・α−オレフィンランダム共重合体と粘着
付与剤および不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラ
フト変性された変性ポリエチレンから成る(B)層を介
して 3)エチレン系共重合体(C)層を積層して成ることを
特徴とする積層体を提供するものである。
も片面に 2)エチレン・α−オレフィンランダム共重合体と粘着
付与剤および不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラ
フト変性された変性ポリエチレンから成る(B)層を介
して 3)エチレン系共重合体(C)層を積層して成ることを
特徴とする積層体を提供するものである。
【0005】
【発明の具体的な説明】本発明のA層に用いるポリ4−
メチル−1−ペンテンとは4−メチル−1−ペンテンの
単独重合体もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα
−オレフィンとの共重合体である。ここで、α−オレフ
ィンとはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、
1−オクタデセン、1−ヘキサデセン、1−ドデセンお
よび1−テトラドデセン等の炭素数2ないし30のオレ
フィンであり、それぞれ単独または二種以上の混合で用
いられる。ポリ4−メチル−1−ペンテンとこれらのα
−オレフィンとの共重合体で通常4−メチル−1−ペン
テンを80モル%以上、好ましくは85モル%以上含む
4−メチル−1−ペンテンを主体とした重合体である。
メルトフローレート(MFR:ASTMD 1238)は0.5な
いし200g/10minのものであって好ましくは5ないし
120g/10minである。
メチル−1−ペンテンとは4−メチル−1−ペンテンの
単独重合体もしくは4−メチル−1−ペンテンと他のα
−オレフィンとの共重合体である。ここで、α−オレフ
ィンとはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、
1−オクタデセン、1−ヘキサデセン、1−ドデセンお
よび1−テトラドデセン等の炭素数2ないし30のオレ
フィンであり、それぞれ単独または二種以上の混合で用
いられる。ポリ4−メチル−1−ペンテンとこれらのα
−オレフィンとの共重合体で通常4−メチル−1−ペン
テンを80モル%以上、好ましくは85モル%以上含む
4−メチル−1−ペンテンを主体とした重合体である。
メルトフローレート(MFR:ASTMD 1238)は0.5な
いし200g/10minのものであって好ましくは5ないし
120g/10minである。
【0006】本発明のB層を構成する接着層は エチレン・α−オレフィン共重合体: 40〜98重量
% 粘着付与剤: 1〜50重量% 不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性され
た変性ポリエチレン0.1〜20重量%を含む組成物で
ある。このエチレン・α−オレフィン共重合体を構成す
るα−オレフィンとしては通常炭素数3〜30のα−オ
レフィン、具体的には例えばプロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オクタデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−ドデセンおよび1−テトラ
デセンなどが用いられ、それぞれ単独あるいは2種以上
の混合で用いられている。このエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は低結晶性もしくは非晶性のポリオレフィン
であり接着層(B層)中の添加量は40〜98重量%好
ましくは50〜90重量%である。また、この共重合体
のメルトフローレート(MFR:ASTMD 1238)は0.1
〜50g/10min、好ましくは0.8〜40g/10min、密
度は0.850〜0.900g/cm3好ましくは0.85
5〜0.895g/cm3、エチレン含有量は30〜95モ
ル%好ましくは40〜90モル%、X線による結晶化度
は40%以下好ましくは35%以下である。
% 粘着付与剤: 1〜50重量% 不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性され
た変性ポリエチレン0.1〜20重量%を含む組成物で
ある。このエチレン・α−オレフィン共重合体を構成す
るα−オレフィンとしては通常炭素数3〜30のα−オ
レフィン、具体的には例えばプロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オクタデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−ドデセンおよび1−テトラ
デセンなどが用いられ、それぞれ単独あるいは2種以上
の混合で用いられている。このエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は低結晶性もしくは非晶性のポリオレフィン
であり接着層(B層)中の添加量は40〜98重量%好
ましくは50〜90重量%である。また、この共重合体
のメルトフローレート(MFR:ASTMD 1238)は0.1
〜50g/10min、好ましくは0.8〜40g/10min、密
度は0.850〜0.900g/cm3好ましくは0.85
5〜0.895g/cm3、エチレン含有量は30〜95モ
ル%好ましくは40〜90モル%、X線による結晶化度
は40%以下好ましくは35%以下である。
【0007】粘着付与剤は固体の非晶質オリゴマーーで
あり、通常粘着テープ、塗料、およびホットメルト接着
剤用分野に用いられており、重合されるモノマー源の違
いにより次の様な樹脂を列挙することができる。たとえ
ば、石油、ナフサなどの分解によって得られるC4留
分、C5留分、これらの混合物あるいはこれらの任意の
留分例えばC5留分中のイソプレンおよび1、3−ペン
タジエンなどを主原料とする脂肪族炭化水素樹脂、石
油、ナフサなどの熱分解によって得られるC9留分中の
スチレン誘導体およびインデン類を主原料とする芳香族
炭化水素樹脂、C4・C5留分の任意の留分とC9留分
を共重合した脂肪族・芳香族共重合炭化水素樹脂、芳香
族炭化水素樹脂を水素添加した脂環族炭化水素樹脂、脂
肪族、脂環族および芳香族を含む構造を持つ合成テルペ
ン系炭化水素、テレピン油中のα、β−ピネンを原料と
するテルペン系炭化水素樹脂、コールタール系ナフサ中
のインデンおよびスチレン類を原料とするクマロンイン
デン系炭化水素樹脂、低分子量スチレン系樹脂およびロ
ジン系炭化水素樹脂などである。これらの粘着付与剤の
なかでも脂肪族炭化水素樹脂および芳香族炭化水素樹脂
を水添した脂環族炭化水素樹脂が、エチレン・α−オレ
フィン共重合体などの分散性が良いので好ましく、さら
には軟化点(環球法)が70〜150℃好ましくは80
〜140℃および芳香族環への水素添加率が80%以
上、好ましくは85%以上の脂環族樹脂が好ましい。こ
の様な粘着性付与剤は本発明に関わる接着層(B)層中
に1〜50重量%好ましくは5〜40重量%で用いられ
る。
あり、通常粘着テープ、塗料、およびホットメルト接着
剤用分野に用いられており、重合されるモノマー源の違
いにより次の様な樹脂を列挙することができる。たとえ
ば、石油、ナフサなどの分解によって得られるC4留
分、C5留分、これらの混合物あるいはこれらの任意の
留分例えばC5留分中のイソプレンおよび1、3−ペン
タジエンなどを主原料とする脂肪族炭化水素樹脂、石
油、ナフサなどの熱分解によって得られるC9留分中の
スチレン誘導体およびインデン類を主原料とする芳香族
炭化水素樹脂、C4・C5留分の任意の留分とC9留分
を共重合した脂肪族・芳香族共重合炭化水素樹脂、芳香
族炭化水素樹脂を水素添加した脂環族炭化水素樹脂、脂
肪族、脂環族および芳香族を含む構造を持つ合成テルペ
ン系炭化水素、テレピン油中のα、β−ピネンを原料と
するテルペン系炭化水素樹脂、コールタール系ナフサ中
のインデンおよびスチレン類を原料とするクマロンイン
デン系炭化水素樹脂、低分子量スチレン系樹脂およびロ
ジン系炭化水素樹脂などである。これらの粘着付与剤の
なかでも脂肪族炭化水素樹脂および芳香族炭化水素樹脂
を水添した脂環族炭化水素樹脂が、エチレン・α−オレ
フィン共重合体などの分散性が良いので好ましく、さら
には軟化点(環球法)が70〜150℃好ましくは80
〜140℃および芳香族環への水素添加率が80%以
上、好ましくは85%以上の脂環族樹脂が好ましい。こ
の様な粘着性付与剤は本発明に関わる接着層(B)層中
に1〜50重量%好ましくは5〜40重量%で用いられ
る。
【0008】本発明に用いる不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体で変性されたグラフト変性ポリエチレンとは変
性ポリエチレンのベースとなるポリエチレンが通常メル
トフローレート(MFR:ASTMD 1238)が0.01〜100
g/10min、好ましくは0.1〜50g/10min、密度が0.
905〜0.980g/cm3、好ましくは0.950〜
0.970g/cm3 X線による結晶化度が45%以上、
好ましくは50%以上のエチレンの単独重合体あるいは
エチレンと少量の他の1種以上のα−オレフィン、具体
的にはプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン,1−デセンなどの
共重合体が用いられる。
の誘導体で変性されたグラフト変性ポリエチレンとは変
性ポリエチレンのベースとなるポリエチレンが通常メル
トフローレート(MFR:ASTMD 1238)が0.01〜100
g/10min、好ましくは0.1〜50g/10min、密度が0.
905〜0.980g/cm3、好ましくは0.950〜
0.970g/cm3 X線による結晶化度が45%以上、
好ましくは50%以上のエチレンの単独重合体あるいは
エチレンと少量の他の1種以上のα−オレフィン、具体
的にはプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン,1−デセンなどの
共重合体が用いられる。
【0009】グラフトする不飽和カルボン酸またはその
誘導体としては、アクリル酸、マレイン酸、フマール
酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸(エンド
シス−ビシクロ[2、2、1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボン酸)などの不飽和カルボン酸、または、
これらの誘導体、例えば、酸ハライド、アミド、イミ
ド、無水物、エステルなどが挙げられる。具体的には塩
化マレニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、
グリシジルマレエートなどが例示される。これらの中で
は、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物が好適であ
り、特に、マレイン酸、ナジック酸またはこれらの酸無
水物が好適である。
誘導体としては、アクリル酸、マレイン酸、フマール
酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸(エンド
シス−ビシクロ[2、2、1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボン酸)などの不飽和カルボン酸、または、
これらの誘導体、例えば、酸ハライド、アミド、イミ
ド、無水物、エステルなどが挙げられる。具体的には塩
化マレニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、
グリシジルマレエートなどが例示される。これらの中で
は、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物が好適であ
り、特に、マレイン酸、ナジック酸またはこれらの酸無
水物が好適である。
【0010】該不飽和カルボン酸またはその誘導体から
選ばれるグラフトモノマーを前記ポリエチレンにグラフ
ト共重合して変性物を製造するには従来公知の種々の方
法を採用することができる。例えば、ポリエチレンを溶
融させグラフトモノマーを添加してグラフト共重合させ
る方法あるいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加
してグラフト共重合させる方法がある。いずれの場合に
も、前記グラフトモノマーを効率良くグラフト共重合さ
せるためには、ラジカル開始剤の存在下に反応を実施す
ることが好ましい。グラフト反応は、通常60〜350
℃、好ましくは75〜250℃の温度で行われる。ラジ
カル開始剤の使用割合はポリエチレン100重量部に対
し通常0.001〜1重量部、好ましくは0.005〜
0.5重量部の範囲である。ラジカル開始剤としては、
有機ペルオキシド、有機ペルエステル、例えば、ベンゾ
イルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、
ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、
2,5ージメチル−2,5−ジ(ペルオキシドベンゾエ
ート)ヘキシン−3、1,4−ビス(tert−ブチル
ペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオ
キシド、tert−ブチルペルアセテート、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘ
キシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルペル
ベンゾエート、tert−ブチルペルフェニルアセテー
ト、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−
ブチル−ペル−sec−オクトエート、tert−ブチ
ルペルピバレート、クミルペルピバレートおよびter
t−ブチルペルジエチルアセテート、その他アゾ化合
物、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、ジメチルア
ゾイソブチレートが用いられる。これらのうちではジク
ミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
ペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼンなどのジアルキルペルオキシドが好ましい。
選ばれるグラフトモノマーを前記ポリエチレンにグラフ
ト共重合して変性物を製造するには従来公知の種々の方
法を採用することができる。例えば、ポリエチレンを溶
融させグラフトモノマーを添加してグラフト共重合させ
る方法あるいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加
してグラフト共重合させる方法がある。いずれの場合に
も、前記グラフトモノマーを効率良くグラフト共重合さ
せるためには、ラジカル開始剤の存在下に反応を実施す
ることが好ましい。グラフト反応は、通常60〜350
℃、好ましくは75〜250℃の温度で行われる。ラジ
カル開始剤の使用割合はポリエチレン100重量部に対
し通常0.001〜1重量部、好ましくは0.005〜
0.5重量部の範囲である。ラジカル開始剤としては、
有機ペルオキシド、有機ペルエステル、例えば、ベンゾ
イルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、
ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、
2,5ージメチル−2,5−ジ(ペルオキシドベンゾエ
ート)ヘキシン−3、1,4−ビス(tert−ブチル
ペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオ
キシド、tert−ブチルペルアセテート、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘ
キシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルペル
ベンゾエート、tert−ブチルペルフェニルアセテー
ト、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−
ブチル−ペル−sec−オクトエート、tert−ブチ
ルペルピバレート、クミルペルピバレートおよびter
t−ブチルペルジエチルアセテート、その他アゾ化合
物、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、ジメチルア
ゾイソブチレートが用いられる。これらのうちではジク
ミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
ペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4
−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼンなどのジアルキルペルオキシドが好ましい。
【0011】本発明に用いられる変性ポリエチレンは前
記ポリエチレンにより一部が希釈されていてもよいが、
その場合は不飽和カルボン酸などのグラフト量は全体で
前記範囲内である必要があり、その添加量は接着層
(B)に対し0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜
10重量%である。
記ポリエチレンにより一部が希釈されていてもよいが、
その場合は不飽和カルボン酸などのグラフト量は全体で
前記範囲内である必要があり、その添加量は接着層
(B)に対し0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜
10重量%である。
【0012】本発明に用いるエチレン系共重合体とは、
具体的には代表例としてエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体などが用いられる。
具体的には代表例としてエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体などが用いられる。
【0013】エチレン−酢酸ビニル共重合体は公知のも
のが使用されるが、通常メルトフローレート〔MFR:
JIS K 6730〕が1〜30g/10min、好ましくは1〜20
g/10min、通常酢酸ビニル含量が1〜60重量%、好ま
しくは4〜10重量%である。MFRが上記範囲外の場
合は溶融粘度が高すぎるか低すぎるかで成形性に劣る傾
向にある。エチレン−メタクリル酸共重合体はメルトフ
ローレート〔MFR:ASTMD 1238〕が1〜30g/10mi
n、好ましくは1〜20g/10min、メタクリル酸含量は1
〜60重量%、好ましくは2〜20重量%である。エチ
レン−エチルアクリレート共重合体はメルトフローレー
ト〔MFR:JIS K-6730〕が0.01〜500g/10mi
n、好ましくは0.1〜300g/10min、エチルアクリレ
ート含量は1〜60重量%、好ましくは1〜50重量%
である。
のが使用されるが、通常メルトフローレート〔MFR:
JIS K 6730〕が1〜30g/10min、好ましくは1〜20
g/10min、通常酢酸ビニル含量が1〜60重量%、好ま
しくは4〜10重量%である。MFRが上記範囲外の場
合は溶融粘度が高すぎるか低すぎるかで成形性に劣る傾
向にある。エチレン−メタクリル酸共重合体はメルトフ
ローレート〔MFR:ASTMD 1238〕が1〜30g/10mi
n、好ましくは1〜20g/10min、メタクリル酸含量は1
〜60重量%、好ましくは2〜20重量%である。エチ
レン−エチルアクリレート共重合体はメルトフローレー
ト〔MFR:JIS K-6730〕が0.01〜500g/10mi
n、好ましくは0.1〜300g/10min、エチルアクリレ
ート含量は1〜60重量%、好ましくは1〜50重量%
である。
【0014】本発明の積層体の各層の厚さは通常ポリ4
−メチル−1−ペンテン(A)層が5μ〜1000μ、
好ましくは5μ〜700μである。B層は1μ〜10
μ、好ましくは3μ〜5μ、C層は1μ〜20μ、好ま
しくは3μ〜10μである。
−メチル−1−ペンテン(A)層が5μ〜1000μ、
好ましくは5μ〜700μである。B層は1μ〜10
μ、好ましくは3μ〜5μ、C層は1μ〜20μ、好ま
しくは3μ〜10μである。
【0015】本発明の積層体はポリ4−メチル−1−ペ
ンテン(A)層にB層を介してC層を積層している限り
は特に限定されず、A層の両面のB層を介してC層を積
層している5層構造でも、A層の片側にB層を介してC
層を積層している3層構造でも構わない。いずれかの
層、または、全層に耐候安定剤、耐熱安定剤、帯電防止
剤、防曇剤、抗ブロッキング剤、スリップ剤、滑剤、顔
料、染料、液滴剤、核剤等の通常ポリオレフィンに添加
して使用される各種配合剤を本発明の目的を損なわない
範囲で添加しても良い。
ンテン(A)層にB層を介してC層を積層している限り
は特に限定されず、A層の両面のB層を介してC層を積
層している5層構造でも、A層の片側にB層を介してC
層を積層している3層構造でも構わない。いずれかの
層、または、全層に耐候安定剤、耐熱安定剤、帯電防止
剤、防曇剤、抗ブロッキング剤、スリップ剤、滑剤、顔
料、染料、液滴剤、核剤等の通常ポリオレフィンに添加
して使用される各種配合剤を本発明の目的を損なわない
範囲で添加しても良い。
【0016】本発明の積層体を製造する方法は種々公知
の方法、例えば予めポリ4−メチル−1−ペンテンフィ
ルムを成形した後、B層を構成する組成物およびC層の
エチレン系共重合体を押出コーティングする方法、予め
ポリ4−メチル−1−ペンテンフィルムを成形した後、
別途成形したエチレン系共重合体フィルムをB層を構成
する組成物を用いて押し出しラミネートする方法、ある
いは、ポリ4−メチル−1−ペンテン、B層を構成する
組成物およびエチレン系共重合体を少なくとも3層構造
を有する多層ダイを用いてB層を中間層として共押出成
形する方法などが挙げられる。
の方法、例えば予めポリ4−メチル−1−ペンテンフィ
ルムを成形した後、B層を構成する組成物およびC層の
エチレン系共重合体を押出コーティングする方法、予め
ポリ4−メチル−1−ペンテンフィルムを成形した後、
別途成形したエチレン系共重合体フィルムをB層を構成
する組成物を用いて押し出しラミネートする方法、ある
いは、ポリ4−メチル−1−ペンテン、B層を構成する
組成物およびエチレン系共重合体を少なくとも3層構造
を有する多層ダイを用いてB層を中間層として共押出成
形する方法などが挙げられる。
【発明の効果】本発明の積層体は、上記記載の接着層を
付与されたポリ4−メチル−1−ペンテンとエチレン系
共重合体とのヒートシール強度に優れた積層体を提供す
るものである。この積層体はポリ4−メチル−1−ペン
テンの耐熱性、撥水性、良好な表面光沢性、エチレン−
メタクリル酸共重合体やエチレン−酢酸ビニル共重合体
などのエチレン系共重合体の有する透明性、柔軟性およ
び防曇性などの双方の優れた性質を有する積層体とな
り、フィルムや包装袋として用いられる。又、これら3
成分の配合量を変化させることによりガス透過性のコン
トロールが可能になり、食品、衣料用、特に青果物の鮮
度保持袋として用いることができる。
付与されたポリ4−メチル−1−ペンテンとエチレン系
共重合体とのヒートシール強度に優れた積層体を提供す
るものである。この積層体はポリ4−メチル−1−ペン
テンの耐熱性、撥水性、良好な表面光沢性、エチレン−
メタクリル酸共重合体やエチレン−酢酸ビニル共重合体
などのエチレン系共重合体の有する透明性、柔軟性およ
び防曇性などの双方の優れた性質を有する積層体とな
り、フィルムや包装袋として用いられる。又、これら3
成分の配合量を変化させることによりガス透過性のコン
トロールが可能になり、食品、衣料用、特に青果物の鮮
度保持袋として用いることができる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0018】実施例1 4−メチル−1−ペンテンと1−デセンとの共重合体
〔メルトフローレート,MFR(ASTM D 1238)が26g/
10min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)、エ
チレン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレ
ート,MFR(ASTMD 1238)1.2g/10min、密度0.8
80g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モ
ル%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、ア
ルコンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素
価2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエ
チレン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polym
er、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.
4g/10min、密度0.960g/cm3、結晶化度76%〕5
重量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体〔酢酸ビニル含量28重量%、
メルトフローレート,MFR(JIS K 6730)が1.5g/1
0min〕(C層)を40mm¢押し出し機(シリンダー温度2
60℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形機のコート
ハンガーダイ(ダイ温度250℃)より共押し出し、冷
却して各層の厚みがA/B/C=30/5/5μよりな
る透明な3層フィルムを得た。このフィルムから15m
m幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。また、この
フィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従い測定し
た。剥離強度2.0Kg/15mm、透明度90%
〔メルトフローレート,MFR(ASTM D 1238)が26g/
10min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)、エ
チレン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレ
ート,MFR(ASTMD 1238)1.2g/10min、密度0.8
80g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モ
ル%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、ア
ルコンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素
価2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエ
チレン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polym
er、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.
4g/10min、密度0.960g/cm3、結晶化度76%〕5
重量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体〔酢酸ビニル含量28重量%、
メルトフローレート,MFR(JIS K 6730)が1.5g/1
0min〕(C層)を40mm¢押し出し機(シリンダー温度2
60℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形機のコート
ハンガーダイ(ダイ温度250℃)より共押し出し、冷
却して各層の厚みがA/B/C=30/5/5μよりな
る透明な3層フィルムを得た。このフィルムから15m
m幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。また、この
フィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従い測定し
た。剥離強度2.0Kg/15mm、透明度90%
【0019】実施例2 4−メチル−1−ペンテンと1−デセンとの共重合体
〔メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が10g/1
0min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレー
ト,MFR(ASTMD1238)1.2g/10min、密度0.88
0g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モル
%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、アル
コンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素価
2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエチ
レン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polyme
r、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.4
g/10min、密度0.960g/cm 3、結晶化度76%〕5重
量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレン
−メタクリル酸共重合体〔メタクリル酸含量9重量%、
メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)3.0g/10m
in〕(C層)を40mm¢押し出し機(シリンダー温度26
0℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形機のコートハ
ンガーダイ(ダイ温度245℃)より共押し出し、冷却
して各層の厚みがA/B/C=30/5/5μよりなる
透明な3層フィルムを得た。このフィルムから15mm
幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。また、このフ
ィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従い測定した。
剥離強度2.1Kg/15mm、透明度91%
〔メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が10g/1
0min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレー
ト,MFR(ASTMD1238)1.2g/10min、密度0.88
0g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モル
%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、アル
コンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素価
2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエチ
レン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polyme
r、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.4
g/10min、密度0.960g/cm 3、結晶化度76%〕5重
量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレン
−メタクリル酸共重合体〔メタクリル酸含量9重量%、
メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)3.0g/10m
in〕(C層)を40mm¢押し出し機(シリンダー温度26
0℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形機のコートハ
ンガーダイ(ダイ温度245℃)より共押し出し、冷却
して各層の厚みがA/B/C=30/5/5μよりなる
透明な3層フィルムを得た。このフィルムから15mm
幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。また、このフ
ィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従い測定した。
剥離強度2.1Kg/15mm、透明度91%
【0020】実施例3 4−メチル−1−ペンテンと1−デセンとの共重合体
〔メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が26g/1
0min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)、エチ
レン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレー
ト,MFR(ASTMD 1238)1.2g/10min、密度0.88
0g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モル
%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、アル
コンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素価
2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエチ
レン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polyme
r、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.4
g/10min、密度0.960g/cm3、結晶化度76%〕5重
量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体〔メルトフローレート,
MFR(JIS K 6730)が5.0g/10min、エチルアクリ
レート含有量25重量%〕を40mm¢押し出し機(シリン
ダー温度260℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形
機のコートハンガーダイ(ダイ温度245℃)より共押
し出し、冷却して各層の厚みがA/B/C=30/5/
5μよりなる透明な3層フィルムを得た。このフィルム
から15mm幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。
また、このフィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従
い測定した。剥離強度1.8Kg/15mm、透明度89%。
〔メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が26g/1
0min、1−デセン含量が3.0重量%〕(A層)、エチ
レン−プロピレンランダム共重合体〔メルトフローレー
ト,MFR(ASTMD 1238)1.2g/10min、密度0.88
0g/cm3、結晶化度6.0%、エチレン含有量80モル
%〕70重量%、脂環族系水添石油樹脂(商品名、アル
コンP125、荒川化学製)(軟化点125℃、臭素価
2)25重量%および無水マレイン酸グラフトポリエチ
レン〔無水マレイン酸グラフト率2.1g/100g polyme
r、メルトフローレート,MFR(ASTMD 1238)が2.4
g/10min、密度0.960g/cm3、結晶化度76%〕5重
量%から成る接着性樹脂組成物(B層)およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体〔メルトフローレート,
MFR(JIS K 6730)が5.0g/10min、エチルアクリ
レート含有量25重量%〕を40mm¢押し出し機(シリン
ダー温度260℃)で溶融後、3層Tダイフィルム成形
機のコートハンガーダイ(ダイ温度245℃)より共押
し出し、冷却して各層の厚みがA/B/C=30/5/
5μよりなる透明な3層フィルムを得た。このフィルム
から15mm幅の試験片を切り取り剥離強度を調べた。
また、このフィルムの可視光の透明性をASTMD 1746に従
い測定した。剥離強度1.8Kg/15mm、透明度89%。
Claims (1)
- 【請求項1】1)ポリ4−メチル−1−ペンテン(A)
層の少なくとも片面に 2)エチレン・α−オレフィンランダム共重合体と粘着
付与剤および不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラ
フト変性された変性ポリエチレンから成る(B)層を介
して 3)エチレン系共重合体(C)層を積層して成ることを
特徴とする積層体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21136393A JPH0760921A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21136393A JPH0760921A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760921A true JPH0760921A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16604732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21136393A Pending JPH0760921A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760921A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999010171A1 (fr) * | 1997-08-22 | 1999-03-04 | Mitsui Chemicals, Inc. | Lamines de resine de poly (4-methyl-1-pentene) et leurs emplois |
JP2003200539A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-07-15 | Riken Technos Corp | 食品包装用フィルム |
JP2005237828A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ishida Co Ltd | ディスプレイストリップ及び商品展示体 |
WO2005059024A3 (en) * | 2003-12-16 | 2005-09-15 | Du Pont | Heat seal modifiers for linear polyethylenes |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP21136393A patent/JPH0760921A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999010171A1 (fr) * | 1997-08-22 | 1999-03-04 | Mitsui Chemicals, Inc. | Lamines de resine de poly (4-methyl-1-pentene) et leurs emplois |
US6265083B1 (en) | 1997-08-22 | 2001-07-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Poly (4-methyl-1-pentene) resin laminates and uses thereof |
JP2003200539A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-07-15 | Riken Technos Corp | 食品包装用フィルム |
WO2005059024A3 (en) * | 2003-12-16 | 2005-09-15 | Du Pont | Heat seal modifiers for linear polyethylenes |
US7635736B2 (en) | 2003-12-16 | 2009-12-22 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Heat seal modifiers for linear polyethylenes |
AU2004298628B2 (en) * | 2003-12-16 | 2010-05-13 | E.I. Dupont De Nemours And Company | Heat seal modifiers for linear polyethylenes |
JP2005237828A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ishida Co Ltd | ディスプレイストリップ及び商品展示体 |
JP4551671B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2010-09-29 | 株式会社イシダ | 商品展示体及び商品展示体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4670349A (en) | Adhesive resin composition | |
KR100222141B1 (ko) | 접착성 폴리에틸렌 조성물 및 이를 사용한 다층 적층필름 | |
CA1150882A (en) | Adhesive blends and composite structures | |
USH568H (en) | Olefin polymer composition and laminated structure including said composition as adhesive layer | |
JP2571271B2 (ja) | 積層体 | |
GB2113696A (en) | Olefin polymer adhesive compositions | |
EP0188901B1 (en) | Adhesive resin composition | |
JPH0229331A (ja) | 積層体 | |
JPS61162539A (ja) | 接着用変性ポリオレフイン組成物 | |
US7495048B2 (en) | Heat sealable compositions and uses thereof | |
JP4173032B2 (ja) | 変性ポリオレフィン組成物およびそれを用いた積層体 | |
JPH0760921A (ja) | 積層体 | |
JPH07103283B2 (ja) | 接着用変性ポリオレフィン組成物 | |
JPH0753812B2 (ja) | 接着用変性ポリオレフィン組成物 | |
JPH0649814B2 (ja) | 変性オレフイン重合体組成物 | |
JP2004238438A (ja) | 接着用変性ポリオレフィン組成物 | |
JP7107706B2 (ja) | ポリオレフィン組成物および積層体 | |
JP4065318B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
JP2000248246A (ja) | 接着用樹脂組成物およびこれを用いた積層体 | |
JPH069915B2 (ja) | 多層構造物 | |
JPH0745164B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
JPH044353B2 (ja) | ||
JPH04153205A (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物 | |
JPH0745165B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
JPH0680156B2 (ja) | 接着剤用変性1―ブテン重合体組成物 |