JPH0760584A - 工具着脱装置 - Google Patents

工具着脱装置

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Publication number
JPH0760584A
JPH0760584A JP23421093A JP23421093A JPH0760584A JP H0760584 A JPH0760584 A JP H0760584A JP 23421093 A JP23421093 A JP 23421093A JP 23421093 A JP23421093 A JP 23421093A JP H0760584 A JPH0760584 A JP H0760584A
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JP
Japan
Prior art keywords
tool
tool holder
positioning
main shaft
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP23421093A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Yamada
貞雄 山田
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP23421093A priority Critical patent/JPH0760584A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具着脱装置において、位置決め精度を向上
させ、工具着脱に要する時間を減少させ、装置の小型化
およびコストの低廉化を図り、ロスタイムをなくすこと
にある。 【構成】 工具着脱装置1において、工具ホルダ8に
は、ラジアル方向の位置決めショートテーパ部25a、
アキシャル方向の位置決め用リング形状を有する端面当
たり部26a、回転力の伝達を行うギヤ部27aを設
け、主軸6には、位置決めショートテーパ部25b、端
面当たり部26b、ギヤ部27bを設け、ギヤ部27
a、27bを主軸6の中心に向かう三角セレーション歯
28で形成した構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械において、主
軸に工具ホルダを介して工具を着脱する工具着脱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工具着脱装置は、加工ヘッドの主
軸に着脱される工具ホルダを備え、この工具ホルダにテ
ーパシャンクを設け、このテーパシャンクと主軸のテー
パ孔とのはまり合いでラジアル方向およびアキシャル方
向の位置決めを行い、主軸の端面に複数のキーを設け、
これらのキーで工具ホルダのキー溝に対して回転力の伝
達を行う構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記工具着脱
装置では、アキシャル方向長さの大きいテーパはまり合
い部で工具ホルダを位置決めする構造となっているの
で、テーパはまり合い部を高い加工精度で制作すること
が困難で、位置決め精度が低下するという問題があっ
た。また、工具ホルダの抜け差しストロークが長くな
り、ツールアームの動作も大きくなるので、装置が大型
化し、工具着脱に要する時間も増大するという問題があ
った。また、キーで回転力の伝達を行う構造となってい
るので、工具ホルダの差し込みに際し、モータの制御に
より、主軸を定位置に停止させる必要があり、このた
め、工具ホルダの差し込みにロスタイムが生じ、モータ
の制御にコストが高くつくという問題があった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、前記問題点に着目し
てなされたもので、その目的は、位置決め精度を向上さ
せ、工具着脱に要する時間を減少させ、装置の小型化お
よびコストの低廉化を図り、ロスタイムをなくすことの
できる工具着脱装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、工具着脱装置の主軸と工具ホルダとのはまり合い
部において、ラジアル方向の位置決めショートテーパ部
と、アキシャル方向の位置決め用リング形状を有する端
面当たり部と、この端面当たり部の外周部に形成され、
回転力の伝達を行なうギヤ部とを有する構造としたもの
である。この場合、上記ギヤ部は、主軸の中心に向かう
三角セレーション歯である構造とすることができる。
【0006】
【作用】主軸に対する工具ホルダの締付けに際し、位置
決めショートテーパ部でラジアル方向の位置決めを、端
面当たり部でアキシャル方向の位置決めをそれぞれ行な
い、加工に際し、ギヤ部で主軸から工具ホルダへの回転
力の伝達を行なう。したがって、前記問題点を除去する
ことができる。
【0007】
【実施例】図1〜図3に示すように、本実施例に係る工
具着脱装置1は工作機械2に適用し、送りユニット上の
加工ヘッド3には、ハウジング4内に前後の軸受け5
a、5bを介して中空状の主軸6を回転自在に設け、こ
の主軸6の前側開口部にテーパ状の保持孔7を形成し、
この保持孔7に工具ホルダ8を自動的に着脱する構造と
したものである。
【0008】すなわち、前記工具ホルダ8は、内蔵のコ
レットチャック9で工具10を保持するもので、後方に
突出するプルスタッド11を有している。前記主軸6の
後端部に歯12a付きのプーリ12が固定され、タイミ
ングベルト33を介してモータから主軸6に回転力が伝
達されるようになっている。この主軸6内には、プルロ
ッド13が進退可能に設けられ、皿ばね14の付勢力に
よって後退限位置に引き込まれる構造となっている。
【0009】このプルロッド13は、中空状に形成さ
れ、前端部にプルスタッド係止孔15が形成され、この
プルスタッド係止孔15を形成する筒部32には、半径
方向の鋼球収納孔16が周方向に等配され、この鋼球収
納孔16内の鋼球17は、プルロッド13の進退に伴っ
て筒体18の異径内周面19a、19bとの係合により
プルスタッド11の首部をアンクランプまたはクランプ
することによって、工具ホルダ8の離脱あるいは締付け
を行う構造となっている。
【0010】前記プルロッド13の前進を皿ばね14の
付勢力に抗して駆動する油圧シリンダ20は、内筒21
および外筒22からなる二重構造を有している。外筒2
2はハウジング4の後端部に固定され、内筒21は進退
限位置間で移動可能に設けられ、この内筒21とカバー
30とでシリンダ室31が形成され、このシリンダ室3
1内を摺動するピストン23に固定したピストンロッド
24は前方に延在し、先端部がプルロッド13に隙間を
なして対向している。なお、内筒21の前端のフック3
4は、主軸6の後端に取り付けられたストッパ35に係
り合うことによって、ピストンロッド24の前進時に、
内筒21の反力が主軸6により受け止められるようにな
っている。
【0011】本実施例の要旨は、工具ホルダ8の締付け
に際し、位置決めショートテーパ部25a、25bでラ
ジアル方向の位置決めを、端面当たり部26a、26b
でアキシャル方向の位置決めをそれぞれ行い、加工に際
し、ギヤ部27a、27bで回転力の伝達を行う構造と
したものである。
【0012】詳しくは、工具ホルダ8には、ホルダ本体
8aの基部の外周面にラジアル方向の位置決めショート
テーパ部25aが形成され、この位置決めショートテー
パ部25aの根元部にアキシャル方向の位置決め用リン
グ形状を有する端面当たり部26aが形成され、この端
面当たり部26aの外周部に回転力の伝達を行うギヤ部
27aが形成され、このギヤ部27aは、主軸6の中心
に向かう三角セレーション歯28で形成されている。
【0013】これに対し、主軸6には、保持孔7の内周
面に位置決めショートテーパ部25bが形成され、保持
孔7の開口端面に端面当たり部26bが形成され、この
端面当たり部26bの外周部にギヤ部27bがビス29
で固定され、このギヤ部27bは、主軸6の中心に向か
う三角セレーション歯28で形成されている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。図1は
主軸6に工具ホルダ8を装着し、工具ホルダ8を締付け
た状態を示す。この締付状態では、皿ばね14の付勢力
によってプルロッド13が後退限位置に引き込まれ、鋼
球17は、筒体18の小さな内径の異径内周面19bと
の係合によりプルスタッド11の首部をクランプし、工
具ホルダ8を引き込み、切削抵抗に耐え得る状態で締め
付けている。
【0015】ここで、工具10の交換の指令がくると、
その指令は、図示しない電磁弁を開き、圧油は油圧シリ
ンダ20に送り込まれ、ピストンロッド24は皿ばね1
4の付勢力に抗してプルロッド13を前進させる。その
結果、鋼球17が大きな内径の異径内周面19aの内部
でフリーとなり、工具ホルダ8の離脱が可能となる。こ
のとき、図示しない自動工具交換装置の回転してきたツ
ールアームが使用済みの工具ホルダ8を引き抜く。ツー
ルアームを回転させ、新たな工具ホルダ8を主軸6の保
持孔7に差し込むと、工具ホルダ8の差し込み完了の信
号で電磁弁が作動し、ピストンロッド24が後退し、皿
ばね14の付勢力によって工具ホルダ8は再び引き込ま
れ、締め付けられる。
【0016】この工具ホルダ8の締付に際し、工具ホル
ダ8の位置決めショートテーパ部25aと主軸6の位置
決めショートテーパ部25bとのテーパ係合でラジアル
方向の位置決めを行い、工具ホルダ8の端面当たり部2
6aと主軸6の端面当たり部26bとの当接係合でアキ
シャル方向の位置決めを行う。加工に際し、工具ホルダ
8のギヤ部27aと主軸6のギヤ部27bとの噛合で主
軸6から工具ホルダ8に回転力の伝達を行う。
【0017】このように、工具ホルダ8の位置決めをラ
ジアル方向とアキシャル方向とに分けて位置決めを行う
構造としたので、位置決め精度を向上させることができ
る。また、ラジアル方向の位置決めショートテーパ部2
5a、25bの軸方向長さを短くした構造としたので、
工具ホルダ8の抜け差しストロークを短くでき、ツール
アームの動作も小さくすることができる。したがって、
工具着脱に要する時間を減少させ、装置の小型化を図る
ことができる。
【0018】また、円周方向いずれの位置でも噛合する
ギヤ部27a、27bで回転力を伝達する構造としたの
で、従来、問題となっていたキーと主軸定位置停止制御
とを不要にし、これによりロスタイムをなくし、コスト
の低廉化を図ることができる。また、ギヤ部27a、2
7bは、主軸6の中心に向かう三角セレーション歯28
で形成した構造としたので、噛合状態を良好にし、回転
力を円滑に伝達させることができる。
【0019】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものでなく、種々の改変が可能であることはもちろんで
ある。たとえば、前記実施例では、ギヤ部27a、27
bを主軸6の中心に向かう三角セレーション歯28で形
成した場合について説明したが、これに限らず、ギヤ部
27a、27bを鋸歯状のセレーション歯で形成するこ
ともできる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果が得られる。すなわち、本発明
は、ラジアル方向の位置決めショートテーパ部と、アキ
シャル方向の位置決め用リング形状を有する端面当たり
部と、この端面当たり部の外周部に形成され、回転力の
伝達を行うギヤ部とを有する構造とした。
【0021】このため、工具ホルダの位置決めをラジア
ル方向とアキシャル方向とに分けて位置決めでき、位置
決め精度を向上させることができる。また、ラジアル方
向の位置決めショートテーパ部の軸方向長さを短くした
構造としたので、工具ホルダの抜け差しストロークを短
くでき、ツールアームの動作も小さくすることができ
る。したがって、工具着脱に要する時間を減少させ、装
置の小型化を図ることができる。
【0022】また、円周方向いずれの位置でも噛合する
ギヤ部で回転力を伝達する構造としたので、従来、問題
となっていたキーおよび主軸定位置停止制御を不要に
し、これによりロスタイムをなくし、コストの低廉化を
図ることができる。この場合、上記ギヤ部は、主軸の中
心に向かう三角セレーション歯である構造とすれば、噛
合状態(噛み合い時の回転方向位置合わせ)を良好に
し、回転力を円滑に伝達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る工具着脱装置を示す断面図であ
る。
【図2】はまり合い部分の要部の拡大平面図である。
【図3】主軸の頭部の拡大正面図である。
【符号の説明】 1 工具着脱装置 2 工作機械 3 加工ヘッド 4 ハウジング 5a 軸受け 5b 軸受け 6 主軸 7 保持孔 8 工具ホルダ 8a ホルダ本体 9 コレットチャック 10 工具 11 プルスタッド 12 プーリ 12a 歯 13 プルロッド 14 皿ばね 15 プルスタッド係止孔 16 鋼球収納孔 17 鋼球 18 筒体 19a 異径内周面 19b 異径内周面 20 油圧シリンダ 21 内筒 22 外筒 23 ピストン 24 ピストンロッド 25a 位置決めショートテーパ部 25b 位置決めショートテーパ部 26a 端面当たり部 26b 端面当たり部 27a ギヤ部 27b ギヤ部 28 三角セレーション歯 29 ビス 30 カバー 31 シリンダ室 32 筒部 33 タイミングベルト 34 フック 35 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジアル方向の位置決めショートテーパ
    部(25a、25b)と、アキシャル方向の位置決め用
    リング形状を有する端面当たり部(26a、26b)
    と、この端面当たり部(26a、26b)の外周部に形
    成され、回転力の伝達を行うギヤ部(27a、27b)
    とを有することを特徴とする工具着脱装置(1)。
  2. 【請求項2】 上記ギヤ部(27a、27b)は、主軸
    (6)の中心に向かう三角セレーション歯(28)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の工具着脱装置
    (1)。
JP23421093A 1993-08-26 1993-08-26 工具着脱装置 Pending JPH0760584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23421093A JPH0760584A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 工具着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23421093A JPH0760584A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 工具着脱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0760584A true JPH0760584A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16967427

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23421093A Pending JPH0760584A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 工具着脱装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0760584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099786A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Pascal Engineering Corp 工具ホルダ位置決め固定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099786A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Pascal Engineering Corp 工具ホルダ位置決め固定装置

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