JPH0760503A - 棒材供給機 - Google Patents
棒材供給機Info
- Publication number
- JPH0760503A JPH0760503A JP20972693A JP20972693A JPH0760503A JP H0760503 A JPH0760503 A JP H0760503A JP 20972693 A JP20972693 A JP 20972693A JP 20972693 A JP20972693 A JP 20972693A JP H0760503 A JPH0760503 A JP H0760503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headstock
- rod material
- bar
- rod
- lathe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 押し棒の破損、棒材の曲げを防止する。
【構成】 棒材供給機内には搬送ローラ４が設けられて
いる。残材排出機構５が支点軸６を中心に回転可能に設
けられている。旋盤２のベッド１２上には主軸台１１が
軸方向に移動可能に設けられている。この主軸台１１に
はチャック１３が取付けられている。主軸台１１の前方
には刃物１５および棒材を把持するグリッパ１６が設け
られている。
いる。残材排出機構５が支点軸６を中心に回転可能に設
けられている。旋盤２のベッド１２上には主軸台１１が
軸方向に移動可能に設けられている。この主軸台１１に
はチャック１３が取付けられている。主軸台１１の前方
には刃物１５および棒材を把持するグリッパ１６が設け
られている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は棒材供給機に係り、特に
主軸移動型の旋盤に付属される棒材供給機に関する。
主軸移動型の旋盤に付属される棒材供給機に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動旋盤等の工作機械に被加工
物となる棒材を供給する棒材供給機が広く知られてい
る。一方、旋盤の主軸台が軸線方向に移動する主軸移動
型旋盤も広く知られている。
物となる棒材を供給する棒材供給機が広く知られてい
る。一方、旋盤の主軸台が軸線方向に移動する主軸移動
型旋盤も広く知られている。
【０００３】上述の棒材供給機においては、通常、押し
棒が設けられており、この押し棒によって棒材を工作機
械へ材送し、さらに残材を押し棒のチャックによって把
持排出していた。
棒が設けられており、この押し棒によって棒材を工作機
械へ材送し、さらに残材を押し棒のチャックによって把
持排出していた。
【０００４】そして、このような棒材供給機を主軸台移
動型の旋盤と共に使用する場合には、押し棒の動きを主
軸台の動きに追従させる必要があるために、材送時以外
は常に押し棒に弱い前進トルクを与えておき、主軸台の
前進に伴ない、押し棒も前進するように構成されてい
る。また、加工時に主軸台が後退する際には棒材を介し
て押し棒が後方に後退される。
動型の旋盤と共に使用する場合には、押し棒の動きを主
軸台の動きに追従させる必要があるために、材送時以外
は常に押し棒に弱い前進トルクを与えておき、主軸台の
前進に伴ない、押し棒も前進するように構成されてい
る。また、加工時に主軸台が後退する際には棒材を介し
て押し棒が後方に後退される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な方法では、主軸台の移動速度と、押し棒の速度とが同
期していなければならず、押し棒の速度が速いと、棒材
を押し曲げることとなり、押し棒の速度が遅いと、フィ
ンガーチャックより棒材が外れてしまう。また、加工中
に主軸台が後退すると、棒材を介して押し棒も後退する
こととなるが、押し棒には常時、前進力が作用している
ために、特に棒材が細径の時には曲がってしまう。そし
て、これらは押し棒の破損、棒材を曲げたまま回転する
ため騒音、振動を招来することとなる。
な方法では、主軸台の移動速度と、押し棒の速度とが同
期していなければならず、押し棒の速度が速いと、棒材
を押し曲げることとなり、押し棒の速度が遅いと、フィ
ンガーチャックより棒材が外れてしまう。また、加工中
に主軸台が後退すると、棒材を介して押し棒も後退する
こととなるが、押し棒には常時、前進力が作用している
ために、特に棒材が細径の時には曲がってしまう。そし
て、これらは押し棒の破損、棒材を曲げたまま回転する
ため騒音、振動を招来することとなる。
【０００６】また、これらを防止するために、主軸台の
速度や回転数を遅くするといった方法が考えられるが、
十分な機能を発揮できず、加工精度が悪化することとな
る。本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、押し棒を有しない棒材供給機を提供することを
目的とする。
速度や回転数を遅くするといった方法が考えられるが、
十分な機能を発揮できず、加工精度が悪化することとな
る。本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、押し棒を有しない棒材供給機を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸移動型の
旋盤に取付ける棒材供給機において、棒材を上記旋盤に
導入するローラと、棒材進入路内と棒材進入路外との間
で移動可能な残材排出機構とを備え、上記棒材は上記ロ
ーラと、上記旋盤の主軸台とにより、順次搬送されるこ
とを特徴とする。
旋盤に取付ける棒材供給機において、棒材を上記旋盤に
導入するローラと、棒材進入路内と棒材進入路外との間
で移動可能な残材排出機構とを備え、上記棒材は上記ロ
ーラと、上記旋盤の主軸台とにより、順次搬送されるこ
とを特徴とする。
【０００８】
【作用】新材の棒材はまず、ローラによって主軸移動型
の旋盤の主軸台に貫通される。貫通された棒材の端部を
旋盤のグリッパで把持しておいて、主軸台を後退させ
る。主軸台の所望位置で主軸台のチャックで棒材を把持
する。その後、グリッパを開として、加工を施す。加工
終了後、主軸台を前進させ、棒材を切断して旋盤加工が
終了する。棒材の加工が進み、残材が生じると、残材排
出機構が棒材進入路内に移動し、主軸台内に残材排出機
構のチャックが挿入され、残材を把持し、排出する。
の旋盤の主軸台に貫通される。貫通された棒材の端部を
旋盤のグリッパで把持しておいて、主軸台を後退させ
る。主軸台の所望位置で主軸台のチャックで棒材を把持
する。その後、グリッパを開として、加工を施す。加工
終了後、主軸台を前進させ、棒材を切断して旋盤加工が
終了する。棒材の加工が進み、残材が生じると、残材排
出機構が棒材進入路内に移動し、主軸台内に残材排出機
構のチャックが挿入され、残材を把持し、排出する。
【０００９】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図１は本発明における棒材供給機の
正面図である。図中符号１は棒材供給機の本体であり、
この本体１には、操作盤１ａおよび制御ボックス１ｂが
備えられている。また、この本体１の図中右方には主軸
台移動型の旋盤２が備えられる。
について説明する。図１は本発明における棒材供給機の
正面図である。図中符号１は棒材供給機の本体であり、
この本体１には、操作盤１ａおよび制御ボックス１ｂが
備えられている。また、この本体１の図中右方には主軸
台移動型の旋盤２が備えられる。
【００１０】図２は棒材搬送機構部の概略斜視図であ
る。図中符号３は棒材であり、この棒材３は搬送ローラ
４，４に挟持され、図中矢印Ａ方向に搬送される。この
棒材３が位置する棒材進入路の上方には残材排出機構５
が備えられている。図中符号６は回転可能に支持された
支点軸であり、この支点軸６には支持板７，７が固定さ
れている。さらに、この支持板７，７にはエアシリンダ
８が装着されており、このエアシリンダ８内に軸方向移
動可能に設けられたシリンダロッド９の一端には残材把
持チャック１０が取付けられている。ここで、このシリ
ンダロッド９の取付位置は支点軸６の回転に伴ない、支
持板７が回転した際に、棒材進入路と一致しうるように
構成されている。
る。図中符号３は棒材であり、この棒材３は搬送ローラ
４，４に挟持され、図中矢印Ａ方向に搬送される。この
棒材３が位置する棒材進入路の上方には残材排出機構５
が備えられている。図中符号６は回転可能に支持された
支点軸であり、この支点軸６には支持板７，７が固定さ
れている。さらに、この支持板７，７にはエアシリンダ
８が装着されており、このエアシリンダ８内に軸方向移
動可能に設けられたシリンダロッド９の一端には残材把
持チャック１０が取付けられている。ここで、このシリ
ンダロッド９の取付位置は支点軸６の回転に伴ない、支
持板７が回転した際に、棒材進入路と一致しうるように
構成されている。
【００１１】また、棒材進入路の右方には旋盤２の主軸
台１１が軸方向移動可能に、ベッド１２の上方に設けら
れている。主軸台１１にはチャック１３が設けられてい
る。ベッド１２の右方にはガイドブッシュ１４が設けら
れており、棒材の案内および振れ止めをしている。さら
に、ガイドブッシュ１４の右方には刃物１５、グリッパ
１６がそれぞれ設けられている。
台１１が軸方向移動可能に、ベッド１２の上方に設けら
れている。主軸台１１にはチャック１３が設けられてい
る。ベッド１２の右方にはガイドブッシュ１４が設けら
れており、棒材の案内および振れ止めをしている。さら
に、ガイドブッシュ１４の右方には刃物１５、グリッパ
１６がそれぞれ設けられている。
【００１２】このように構成された棒材供給機の作用に
ついて以下に説明する。まず、新しい棒材３が棒材進入
路に位置せしめられると、搬送ローラ４，４で主軸台１
１内に挿入され、棒材３の端部が所望位置に位置した際
に搬送ローラ４による搬送が停止される。図３におい
て、グリッパ１６によって棒材３の端部が把持される。
このとき主軸台１１のチャック１３は開状態にある（図
３（ａ））。その後主軸台１１が図３中左方に移動し、
所望位置で停止し、棒材３はチャック１３によって把持
される（図３（ｂ））。次に、グリッパ１６が開いた状
態で、主軸台内のモータ（図示せず）により棒材３を回
転、および図中左右方向へ適宜移動させて刃物１５によ
り加工を施す（図３（ｃ））。この加工終了後、主軸台
１１が図中右方に移動する。このとき棒材３はチャック
１３によって把持されているために、主軸台１１の移動
とともに図中右方に移動する（図３（ｄ））。そして、
図示しない刃物によって棒材３を適宜位置で切断し、所
望の加工品を得る。さらに、図３（ｄ）の状態から、グ
リッパ１６で棒材３を把持し、チャック１３を開状態に
することにより図３（ａ）の状態となり、順次上述と同
様の動作を繰り返す。
ついて以下に説明する。まず、新しい棒材３が棒材進入
路に位置せしめられると、搬送ローラ４，４で主軸台１
１内に挿入され、棒材３の端部が所望位置に位置した際
に搬送ローラ４による搬送が停止される。図３におい
て、グリッパ１６によって棒材３の端部が把持される。
このとき主軸台１１のチャック１３は開状態にある（図
３（ａ））。その後主軸台１１が図３中左方に移動し、
所望位置で停止し、棒材３はチャック１３によって把持
される（図３（ｂ））。次に、グリッパ１６が開いた状
態で、主軸台内のモータ（図示せず）により棒材３を回
転、および図中左右方向へ適宜移動させて刃物１５によ
り加工を施す（図３（ｃ））。この加工終了後、主軸台
１１が図中右方に移動する。このとき棒材３はチャック
１３によって把持されているために、主軸台１１の移動
とともに図中右方に移動する（図３（ｄ））。そして、
図示しない刃物によって棒材３を適宜位置で切断し、所
望の加工品を得る。さらに、図３（ｄ）の状態から、グ
リッパ１６で棒材３を把持し、チャック１３を開状態に
することにより図３（ａ）の状態となり、順次上述と同
様の動作を繰り返す。
【００１３】加工が進み、棒材３が残材として処理され
るに至った際には、図２において支点軸６が回転し、支
持板７を介してエアシリンダ８のシリンダロッド９が棒
材進入路の位置と一致するように位置せしめる。そし
て、エアシリンダ８を作動させ、シリンダロッド９を図
中Ａ方向に移動せしめ、残材把持チャック１０を主軸台
１１内に挿入せしめ、主軸台１１内の残材（図示せず）
を把持する。その後、エアシリンダ８を作動させ、シリ
ンダロッド９を図中Ｂ方向に移動せしめ主軸台１１内か
ら残材を排出せしめる。
るに至った際には、図２において支点軸６が回転し、支
持板７を介してエアシリンダ８のシリンダロッド９が棒
材進入路の位置と一致するように位置せしめる。そし
て、エアシリンダ８を作動させ、シリンダロッド９を図
中Ａ方向に移動せしめ、残材把持チャック１０を主軸台
１１内に挿入せしめ、主軸台１１内の残材（図示せず）
を把持する。その後、エアシリンダ８を作動させ、シリ
ンダロッド９を図中Ｂ方向に移動せしめ主軸台１１内か
ら残材を排出せしめる。
【００１４】このように本発明の棒材供給機は押し棒を
有しないために、押し棒によるトラブルの発生を防止す
ることができる。
有しないために、押し棒によるトラブルの発生を防止す
ることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り棒材の送りを主軸台の移動により行なうことができ、
押し棒により棒材を移動させるようにしたものではない
ために、押し棒により棒材が折れ曲がったりするのを防
止することができ、旋盤の本来の機能を発揮すべく、高
速、高精度加工を行なうことができる。また、押し棒を
有しないために、押し棒と主軸台との移動制御を行なう
必要がなく、しかも材送制御も簡略化でき、コストの低
減を図ることができる等の効果を奏する。
り棒材の送りを主軸台の移動により行なうことができ、
押し棒により棒材を移動させるようにしたものではない
ために、押し棒により棒材が折れ曲がったりするのを防
止することができ、旋盤の本来の機能を発揮すべく、高
速、高精度加工を行なうことができる。また、押し棒を
有しないために、押し棒と主軸台との移動制御を行なう
必要がなく、しかも材送制御も簡略化でき、コストの低
減を図ることができる等の効果を奏する。
【図１】本発明における棒材供給機の正面図である。
【図２】棒材の搬送機構部の概略斜視図である。
【図３】本発明における棒材供給機の作用を説明する図
である。
である。
２…旋盤 ３…棒材 ４…搬送ローラ（ローラ） ５…残材排出機構 １１…主軸台
Claims (1)
- 【請求項１】 主軸移動型の旋盤に取付ける棒材供給機
において、棒材を上記旋盤に導入するローラと、棒材進
入路内と棒材進入路外との間で移動可能な残材排出機構
とを備え、上記棒材は上記ローラと、上記旋盤の主軸台
とにより、順次搬送されることを特徴とする棒材供給
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20972693A JPH0760503A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 棒材供給機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20972693A JPH0760503A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 棒材供給機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760503A true JPH0760503A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16577630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20972693A Pending JPH0760503A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 棒材供給機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760503A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002028821A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-29 | Ogasawara Precision Engineering:Kk | 歯車の加工方法および加工装置 |
| WO2005051581A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Citizen Watch Co., Ltd. | 数値制御自動旋盤の棒材供給装置 |
| CN104918735A (zh) * | 2013-01-10 | 2015-09-16 | 库奇乔瓦尼公司 | 用于将杠供给到加工工具的装置 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP20972693A patent/JPH0760503A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002028821A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-29 | Ogasawara Precision Engineering:Kk | 歯車の加工方法および加工装置 |
| WO2005051581A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Citizen Watch Co., Ltd. | 数値制御自動旋盤の棒材供給装置 |
| US7461577B2 (en) | 2003-11-28 | 2008-12-09 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Bar material supply device of numerically controlled automatic lathe |
| CN104918735A (zh) * | 2013-01-10 | 2015-09-16 | 库奇乔瓦尼公司 | 用于将杠供给到加工工具的装置 |
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