JPH076025Y2 - ルーフモール取付クリップ - Google Patents

ルーフモール取付クリップ

Info

Publication number
JPH076025Y2
JPH076025Y2 JP1989072201U JP7220189U JPH076025Y2 JP H076025 Y2 JPH076025 Y2 JP H076025Y2 JP 1989072201 U JP1989072201 U JP 1989072201U JP 7220189 U JP7220189 U JP 7220189U JP H076025 Y2 JPH076025 Y2 JP H076025Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
roof molding
clip
hook
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989072201U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0310945U (ja
Inventor
輝夫 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP1989072201U priority Critical patent/JPH076025Y2/ja
Publication of JPH0310945U publication Critical patent/JPH0310945U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076025Y2 publication Critical patent/JPH076025Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のルーフに取付けられるルーフモールの
取付クリップに関する。
(従来の技術) 車両、例えば乗用車はそのルーフのボディー構造として
第9図に示す様な構造を採用することが多い。
ここでは、ルーフ板1とルーフサイドレール2とを例え
ば、第6図、第7図あるいは第8図に示すような構造を
用いて一体的に接続している。
各ルーフ構造では、車両前後方向(紙面前後方向)に連
続的に長い長溝3を形成され、同長溝3の開口にルーフ
モール4を嵌着してる。
ここで、第6図の場合、長溝3の底部5にはスタッド6
が溶接され、その膨出状の頭部7には樹脂製の第1クリ
ップ8が係止され、第1クリップ8には第2クリップ9
が係止され、第2クリップ9にルーフモール4が係止さ
れている。
ここで、第1クリップ8は断面略U字状であり、その上
部に互いに接離方向に弾性変形可能な一対の爪部801,80
1が形成され、一対の爪部801,801間に第2クリップ9の
脚部901を係止できる。第2クリップ9の板状頭部902は
その左右側縁部をルーフモール4の左右フック縁に係止
でき、これにより、ルーフモール4を長溝3に取付でき
る。
第7図の場合、長溝3の底部にはルーフ板1のフランジ
101より上向きに突出する縦縁部102が形成されている。
この場合、縦縁部102の突端には連続してフックが形成
され、同フックに所定間隔を介して順次クリップ11が係
止され、各クリップ11の上部の左右側縁部がルーフモー
ル4の左右フック縁に係止され、これにより、ルーフモ
ール4が長溝3に取付られている。
第8図の場合、長溝3の底部にはスタッド12が溶接され
ている。ここで、クリップ13は予めスタッド12に取付け
られ、その上でクリップ13の上部の左右側縁部がルーフ
モール4の左右フック縁に係止され、これにより、ルー
フモール4が長溝3に取付られている。
(考案が解決しようとする課題) 処で、第6図のルーフモール4は第1及び第2クリップ
8,9を介してスタッド6に係止されるもので、部品点数
が多く、コスト的に不利である。第7図のルーフモール
4は1つのクリップ11で取付られているが、クリップ11
は縦縁部102のフックに対して1つの係止突部111が係止
されており、同係止突部111回りにクリップ11が回転し
易く、取付作業性が悪く、係止時の信頼性も低い。第8
図のルーフモール4はあらかじめ車体側にセットされて
いるクリップ13に対して、その上部の左右側縁部の内の
一方にルーフモール4の一方のフック縁を係止させ、そ
の上でクリップ側縁部の他方側にルーフモール4の他方
のフック縁を係止させる必要があり、嵌め込み作業に時
間がかかり、作業性に問題があった。
本考案の目的は、取付作業性が良く、係止時の信頼性の
高いルーフモール取付クリップを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案は、ルーフ上の両
側に形成された車体前後方向に長い長溝の底面に突設さ
れたスタッドにルーフモールを取付けるルーフモール取
付クリップにおいて、縦方向に角筒状を呈する縦筒状基
部と、縦筒状基部の上部一方側の前後2位置に形成され
たフックと、縦筒状基部の上部他方側の前後2位置に形
成された前後弾性突片と、縦筒状基部の下端の前後に沿
って形成された一対の低壁爪と、一対の低壁爪間に形成
された係止穴と、フックと対向し、縦筒状基部に形成さ
れたモール受け台とが一体成型で構成され、フックとモ
ール受け台との間に、ルーフモールの一方側フック縁
を、前後弾性突片にルーフモールの他方側フック縁をそ
れぞれ係合させ、スタッドに上記係止穴を係合させて、
ルーフモールを長溝に収容させたことを特徴とする。
(作用) ルーフモールの一方側フック縁の前後2位置に対して、
縦筒状基部の上部一方側係止手段をそれぞれ係止し、ル
ーフモールの他方側フック縁の前後2位置に対して、上
部他方側係止手段の前後弾性突片の各端部をそれぞれ係
止し、その上で、ルーフモールと一体化されている縦筒
状基部の下端の係止手段を長溝底のスタッドに係止し、
長溝にルーフモールを取付できる。
(実施例) 第1図のルーフモール取付クリップは、乗用車のルーフ
上の車両前後方向Y(紙面垂直方向)に長い長溝20にル
ーフモール21を取付けるのに使用されている。
ここでのルーフ板22は、保形性及び美観の確保のため湾
曲板状に形成され、その車幅方向Xにおける左右側縁部
がルーフサイドレール23に溶接され、前後側縁部が図示
しないフロントルーフレール及びリアルーフレールにそ
れぞれ溶接される。これによりルーフ板22は各周縁部の
剛性を強化され、ルーフ板22の中央は図示しないルーフ
ボウによってもその剛性を補強されている。
ここで、閉断面を有するルーフサイドレール23は、イン
ナルーフサイドレール24及びアウタルーフサイドレール
25とが互いに溶接されて形成されている。しかも、その
車両内側の互いに接合されたフランジ241,251の上には
ルーフ板22のフランジ221が重ねて溶接されている。
ルーフ板22のフランジ221上には長溝20の底面が形成さ
れており、ここにはスタッド26が溝長手方向に所定間隔
を介して順次溶接されている。
フランジ221,251には、これらより屈曲して延出する側
壁部222,252がそれぞれ形成され、これらの上端は更に
屈曲されて、長溝20を挟んだルーフ面fをそれぞれ形成
している。
このような構造の長溝20内の各スタッド26には、第1図
乃至第4図に示すような樹脂製のルーフモール取付クリ
ップ(以後単にクリップと記す)27が係止される。
クリップ27は縦方向に角筒状を呈する縦筒状基部28と、
縦筒状基部28の上部一方側係止手段としての前後2位置
のフック29,29と、縦筒状基部28の上部他方側係止手段
としての一対の前後腕状突片30,30と、縦筒状基部28の
下端の係止手段としての低壁爪31,31と、低壁爪31,31間
の係止穴32と、縦筒状基部28の前後側壁より車幅方向X
中央側に延出し、ルーフモール21の中央側フック縁211
を受けるモール受け台33とで構成されている。なお符号
212は車外側フック縁を示している。
ルーフモール21は、ばね板よりなる芯材34と、芯材34の
上面のほぼ全体に接合する弾性変形可能な樹脂製の外皮
35とで構成される。外皮35の車外側縁部には車外側リッ
プ213が連続して形成され、外皮35の中央側縁部には、
間歇的に短リップ214が延出形成されている。短リップ2
14は長溝20の低壁のスポット打痕Sを覆うように形成さ
れている。なお、外皮35の幅は短リップ214を除いた部
分において長溝20の幅より小さく、ルーフ面f中央側よ
り流動してきた水は長溝20に容易に浸入する。この溝20
内で集められた水は、車体前後位置側にそれぞれ形成さ
れ、この長溝に連通されている図示しない排水路により
車体下部側に排水されている。
中央側フック縁211は、ルーフモール21と対向する部位
において、前後2位置の突出フック29,29と係合し、し
かも、側壁部222側に向けて突出しているモール受け台3
3の上面により下方への移動を規制されている。
第2図に示すように、一対の前後腕状突片30,30は薄い
長片状を呈し弾性変形可能に形成されている。そして、
縦筒状基部28より平面視においてハの字状に延出してお
り、各端部の下向き切欠きにより、係止部301を形成し
ている。なお、一対の前後腕状突片30,30がそれぞれ互
いの端部を離す方向Bに弾性変形された際に、係止部30
1がルーフモールの車外側フック縁212を係止できるよう
に構成されている。
一対の低壁爪31,31はスタッド26の軸部直径より大きな
間隔の係止穴32を挟むように対設される。一対の低壁爪
31,31は、スタッド26のつば状頭部に当接して押圧され
ると、互いに離れるよう弾性変形し、同頭部を乗り越え
た上で、頭部に係止されるように構成さている。
この様なクリップ27によりルーフモール21を長溝20に取
付ける場合を説明する。
まず、ルーフモール21に対して必要量のクリップを取付
ける。この場合、長溝20内のスタッド26の数と等しい数
のクリップ27が取付けられ、それぞれスタッド26の車両
前後方向Yにおける位置と対応する位置に取付けられ
る。
各クリップ27は、その一対のフック29,29がルーフモー
ル21の中央側フック縁211に係止される。その上で一対
の前後腕状突片30,30が押圧され、それぞれ互いの端部
を離す方向Bに弾性変形され、各端部の係止部301が車
外側フック縁212に係止される。このようにして、複数
のクリップ27がルーフモール21に取付けられる。
この後、クリップ付きのルーフモール21は長溝20上に配
設され、各クリップ27は対向するスタッド26との相対位
置を微調整される。そして、各スタッド26に各クリップ
27が押し付けられ、各クリップの一対の低壁爪31,31は
弾性変形し、各スタッド26の頭部に係止される。
これにより、ルーフモール21は長溝20の開口側の内、中
央側に所要隙間を保ち、長溝20の開口の車外側を外皮35
の車外側リップ213により連続して閉じた状態で確実に
取付けられる。しかも、外皮35の中央側縁部の短リップ
214が、スポット打痕Sを覆い、外観の向上をも図って
いる。
このようなクリップ27は一対のフック29,29と一対の前
後腕状突片30,30とが4つの位置でルーフモール21を係
止するので相互のガタがなく、一体化が確実に成され、
このクリップ側の縦筒状基部28とスタッド26との結合
も、ガタなく確実かつ安定した状態で成され、ルーフモ
ール21の取付信頼性が高いものとなる。
上述の処において、クリップ27はフック29とモール受け
台33とにより、ルーフモール21の中央側フック縁211の
上下へのガタを阻止しているが、ルーフモール21の車外
側フック棒212は上方向のみのガタを規制されていた。
これに対して、第1図及び第3図に2点鎖線で示すよう
に、縦筒状基部28より車外方向に一対の下部前後腕状突
片36を突設する構成を採ってもよい。この場合、一対の
下部前後腕状突片36の上面がルーフモール21の車外側フ
ック縁212に当接するように形成し、これにより同モー
ルの下方へのずれを規制するように構成してもよい。こ
の場合、ルーフモール21のガタをより確実に阻止でき
る。
上述の処において、一対の低壁爪31,31は一様な間隔の
係止穴32を挟むよう形成されていたが、第5図に示すよ
うに、係止穴32の一部を拡大化し、スタッド26の頭部の
通り抜け可能な丸穴部321を設けても良い。この場合、
クリップ27はその丸穴部32をスタッド26の頭部へ通し、
その上で係止穴32の長手方向にずらされ、スタッド26が
2点鎖線で示す位置に保持される。この場合、クリップ
27の取付がより容易化されるという利点がある。
(考案の効果) 以上のように、本考案は縦筒状基部の上部の4つの係止
手段を用いてルーフモールとの一体的なガタのない結合
を可能とし、縦筒状基部の下端の係止手段が長溝底のス
タッドに確実に係止されるので、長溝へのルーフモール
の取付作業を取付性良く行なえ、信頼性の高いルーフモ
ールの取付を行なえる。さらに、縦筒状基部と、フック
と、前後弾性突片と、低壁爪と、モール受け台とを一体
成型で構成したので、部品点数の低減が図れる。また縦
筒状基部を縦方向に角筒状に形成したので、その断面全
体で荷重を受け、剛性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのクリップの使用時に
おける断面図、第2図は同上クリップの平面図、第3図
は同上クリップの側面図、第4図は同上クリップの斜視
図、第5図は本考案のその他の実施例のクリップの平面
図、第6図、第7図第8図はそれぞれ異なる従来のクリ
ップの第9図でのC−C線断面、第9図は従来クリップ
の使用された車両の要部概略図である。 20……長溝、21……ルーフモール、22……ルーフ板、21
1……中央側フック縁、212……車外側フック縁、27……
クリップ、28……縦筒状基部、29……突出フック、30…
…前後腕状突片、301……係止部301、X……車幅方向、
Y……車両前後方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフ上の両側に形成された車体前後方向
    に長い長溝の底面に突設されたスタッドにルーフモール
    を取付けるルーフモール取付クリップにおいて、 縦方向に角筒状を呈する縦筒状基部と、同縦筒状基部の
    上部一方側の前後2位置に形成されたフックと、上記縦
    筒状基部の上部他方側の前後2位置に形成された前後弾
    性突片と、上記縦筒状基部の下端の前後に沿って形成さ
    れた一対の低壁爪と、一対の低壁爪間に形成された係止
    穴と、上記フックと対向し、上記縦筒状基部に形成され
    たモール受け台とが一体成型で構成され、 上記フックと上記モール受け台との間に、上記ルーフモ
    ールの一方側フック縁を、前後弾性突片に上記ルーフモ
    ールの他方側フック縁をそれぞれ係合させ、上記スタッ
    ドに上記係止穴を係合させて、上記ルーフモールを上記
    長溝に収容させたルーフモール取付クリップ。
JP1989072201U 1989-06-20 1989-06-20 ルーフモール取付クリップ Expired - Lifetime JPH076025Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072201U JPH076025Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 ルーフモール取付クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072201U JPH076025Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 ルーフモール取付クリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0310945U JPH0310945U (ja) 1991-02-01
JPH076025Y2 true JPH076025Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31609930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989072201U Expired - Lifetime JPH076025Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 ルーフモール取付クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076025Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245527Y2 (ja) * 1986-05-28 1990-12-03
JPH0618848Y2 (ja) * 1987-09-16 1994-05-18 株式会社ニフコ 自動車のルーフモール取付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0310945U (ja) 1991-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH076025Y2 (ja) ルーフモール取付クリップ
JPH1086765A (ja) モールクリップ
JPH04119248U (ja) 自動車におけるルーフレールの取付構造
CN219382335U (zh) 汽车行李架、行李架安装总成及车辆
JPH0733930Y2 (ja) モールクリップ組立体
JPH0247287Y2 (ja)
JPH0622603Y2 (ja) スライドレールのレッグカバー取付構造
JPH0726206Y2 (ja) 自動車用複合型リレーボックス
JPH0353941Y2 (ja)
JPH10309994A (ja) ルーフキャリアの取付構造
JP3985524B2 (ja) 車両外板の被覆部材
JPH0329609Y2 (ja)
JPH10250640A (ja) スポイラの取付構造
CN215622433U (zh) 一种脚踏板与边条的配合结构及电动车
JP2593911Y2 (ja) モール取付構造
JPH0239879Y2 (ja)
JPH0518199Y2 (ja)
JPH11139353A (ja) スポイラの取付構造
JPH0710980Y2 (ja) 車両のフロア構造
JPH0221289Y2 (ja)
JPH038538Y2 (ja)
JPH042830Y2 (ja)
JPH0451105Y2 (ja)
JPH0127468Y2 (ja)
JPH042835Y2 (ja)