JPH0760168A - スプレーガン - Google Patents
スプレーガンInfo
- Publication number
- JPH0760168A JPH0760168A JP5239137A JP23913793A JPH0760168A JP H0760168 A JPH0760168 A JP H0760168A JP 5239137 A JP5239137 A JP 5239137A JP 23913793 A JP23913793 A JP 23913793A JP H0760168 A JPH0760168 A JP H0760168A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- spray
- spraying
- liquid
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Nozzles (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 吹付材のノズル先端での乾燥を防止すると共
に、スプレー中に吹付材の調整を任意に行い、粉体の静
電気を調整する。 【構成】 エア導入口10から送られてくる圧搾空気が
エア通路26を通ってエア吹出口27から噴出される。
このスプレーエアの噴出により負圧となった吹付材ノズ
ル3の先端に向けて吹付材導入口11側から吹付材が押
し出され、これがスプレーエアに霧状に分散されて、ス
プレーされる。一方、液体調整ロッド18で吐出口29
を開けると共に、パターン調整ロッド19の先端で開閉
弁28を開けると、液体導入口13から導入された液体
がスプレーガン本体1の液体通路31を通って、負圧と
なったキャップ吹出口17側或はエア吹出口27に押し
出される。
に、スプレー中に吹付材の調整を任意に行い、粉体の静
電気を調整する。 【構成】 エア導入口10から送られてくる圧搾空気が
エア通路26を通ってエア吹出口27から噴出される。
このスプレーエアの噴出により負圧となった吹付材ノズ
ル3の先端に向けて吹付材導入口11側から吹付材が押
し出され、これがスプレーエアに霧状に分散されて、ス
プレーされる。一方、液体調整ロッド18で吐出口29
を開けると共に、パターン調整ロッド19の先端で開閉
弁28を開けると、液体導入口13から導入された液体
がスプレーガン本体1の液体通路31を通って、負圧と
なったキャップ吹出口17側或はエア吹出口27に押し
出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤で溶解した塗料等
の流体や粉体を噴出するスプレーガンに関する。
の流体や粉体を噴出するスプレーガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、塗料等の液体や粉体を噴
出するスプレーガンとしてエアスプレーガンやエアレス
スプレーガン或は粉体ガン等が知られている。エアスプ
レーガンは、液体である吹付材を圧縮エアと共に噴出し
て、吹付材をエアに分散させて霧状に噴出するものであ
る。また、後者のエアレススプレーガンは、高圧により
小さなノズルから溶剤に溶解した液体である吹付材を噴
出するものである。さらに、粉体ガンは、粉体をエアと
混合しながら、ノズルから高圧で噴出するものである。
出するスプレーガンとしてエアスプレーガンやエアレス
スプレーガン或は粉体ガン等が知られている。エアスプ
レーガンは、液体である吹付材を圧縮エアと共に噴出し
て、吹付材をエアに分散させて霧状に噴出するものであ
る。また、後者のエアレススプレーガンは、高圧により
小さなノズルから溶剤に溶解した液体である吹付材を噴
出するものである。さらに、粉体ガンは、粉体をエアと
混合しながら、ノズルから高圧で噴出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来のスプレーガンでは、スプレーに際し、エアによ
る吹付材の乾燥や粉体の静電気等の影響により様々な問
題が生じる。例えば、吹付材が溶剤で溶解した樹脂塗料
のような流体の場合、予め溶剤で溶解し、なお且つ適当
な流動性を有するように、その粘性を調整しておかなけ
ればならない。ところが、このようにして溶剤で吹付材
を調整しても、吹付材を噴出するノズルの先端部分で吹
付材がしばしば乾燥し、固まってしまい、噴射するスプ
レーの乱れが生じることがある。特に、速乾性の吹付材
の場合は、ノズルの先端やノズルの周りで吹付材が乾燥
して固まるため、吹き付けが不能になりやすい。また、
吹付材が粉体の場合は、噴出する際の粒子同士の静電気
作用や印加電圧により、互いに反発し合うため、吹付面
に吹付材が均一に厚く定着しにくく、所要の均一な膜厚
の塗膜が形成されないという問題がある。
記従来のスプレーガンでは、スプレーに際し、エアによ
る吹付材の乾燥や粉体の静電気等の影響により様々な問
題が生じる。例えば、吹付材が溶剤で溶解した樹脂塗料
のような流体の場合、予め溶剤で溶解し、なお且つ適当
な流動性を有するように、その粘性を調整しておかなけ
ればならない。ところが、このようにして溶剤で吹付材
を調整しても、吹付材を噴出するノズルの先端部分で吹
付材がしばしば乾燥し、固まってしまい、噴射するスプ
レーの乱れが生じることがある。特に、速乾性の吹付材
の場合は、ノズルの先端やノズルの周りで吹付材が乾燥
して固まるため、吹き付けが不能になりやすい。また、
吹付材が粉体の場合は、噴出する際の粒子同士の静電気
作用や印加電圧により、互いに反発し合うため、吹付面
に吹付材が均一に厚く定着しにくく、所要の均一な膜厚
の塗膜が形成されないという問題がある。
【0004】本発明は、従来のスプレーガンにおけるこ
のような課題に鑑み、吹付材のノズル先端での乾燥が防
止できると共に、スプレー中に吹付材の調整が任意に行
え、粉体の静電気の調整ができるスプレーガンを提供す
ることを目的とする。
のような課題に鑑み、吹付材のノズル先端での乾燥が防
止できると共に、スプレー中に吹付材の調整が任意に行
え、粉体の静電気の調整ができるスプレーガンを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記の目的を
達成するため、本発明では、流体または粉体である吹付
材を噴出するノズルを備えたスプレーガンにおいて、吹
付材を噴出する吹付材ノズル3と、この吹付材ノズル3
から噴出される吹付材の洗浄、希釈或は静電気の調整を
する液体を噴出する吐出口29とを有するとことを特徴
とするスプレーガンを提供する。
達成するため、本発明では、流体または粉体である吹付
材を噴出するノズルを備えたスプレーガンにおいて、吹
付材を噴出する吹付材ノズル3と、この吹付材ノズル3
から噴出される吹付材の洗浄、希釈或は静電気の調整を
する液体を噴出する吐出口29とを有するとことを特徴
とするスプレーガンを提供する。
【0006】
【作用】本発明によるスプレーガンでは、吹付材ノズル
3から噴出される吹付材の洗浄、希釈或は静電気の調整
をする液体を噴出する吐出口29を備えるため、例え
ば、この吐出口29から吹付材の溶剤を適当量噴射する
と、吹付材の乾燥による硬化が無くなる。また、スプレ
ーガンの先端で乾燥して固まろうとする吹付材を洗浄す
ることができるため、スプレーガンの先端を常に清浄に
することができる。このため、スプレーの乱れ等が起こ
らなくなる。
3から噴出される吹付材の洗浄、希釈或は静電気の調整
をする液体を噴出する吐出口29を備えるため、例え
ば、この吐出口29から吹付材の溶剤を適当量噴射する
と、吹付材の乾燥による硬化が無くなる。また、スプレ
ーガンの先端で乾燥して固まろうとする吹付材を洗浄す
ることができるため、スプレーガンの先端を常に清浄に
することができる。このため、スプレーの乱れ等が起こ
らなくなる。
【0007】また、吹付材をスプレーするときに、その
溶剤等をスプレー中に均一に分散することができるた
め、吐出口29から噴出する溶剤と吹付材ノズル3から
噴出する吹付材との割合を適当な割合に調整することが
可能である。このため、予め高分子塗料等の吹付材の調
整が容易となる。さらに、吹付材が粉体の場合は、例え
ば、吐出口29から、粉体の静電気を調整する調整材や
界面活性材等を噴出することにより、粉体の静電気の調
整ができる。
溶剤等をスプレー中に均一に分散することができるた
め、吐出口29から噴出する溶剤と吹付材ノズル3から
噴出する吹付材との割合を適当な割合に調整することが
可能である。このため、予め高分子塗料等の吹付材の調
整が容易となる。さらに、吹付材が粉体の場合は、例え
ば、吐出口29から、粉体の静電気を調整する調整材や
界面活性材等を噴出することにより、粉体の静電気の調
整ができる。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。図1〜図3は、本発明をエア式液体
塗料の自動スプレーガンに適用した例である。スプレー
ガン本体1には吹付材導入口11が設けられており、こ
の吹付材導入口11は、スプレーガン本体1の先端に設
けた先細りの円筒体からなる吹付材ノズル3に通じてい
る。この吹付材ノズル3には、エアによる自動操作が可
能なニードルバルブが構成されている。
について説明する。図1〜図3は、本発明をエア式液体
塗料の自動スプレーガンに適用した例である。スプレー
ガン本体1には吹付材導入口11が設けられており、こ
の吹付材導入口11は、スプレーガン本体1の先端に設
けた先細りの円筒体からなる吹付材ノズル3に通じてい
る。この吹付材ノズル3には、エアによる自動操作が可
能なニードルバルブが構成されている。
【0009】すなわち、吹付材ノズル3の中心軸上に沿
ってスライド自在にニードル4が挿入され、同ニードル
4の先鋭な先端が吹付材ノズル3の先端開口部に当り、
そこを閉塞する。このニードル4は、その中間部がOリ
ング20とOリング押え21とにより、吹付材ノズル3
の中心軸方向にスライド自在に支持されると共に、スプ
レーガン本体1の後部に伸びたその基端側にピストン7
が連結されている。このピストン7は、スプレーガン本
体1の後方でニードル4の長手方向にスライド自在に支
持されたもので、その後端にピストンフランジ24を有
する。このピストンフランジ24は、スプレーガン本体
1の後部に設けられたピストンシリンダ23の内周面に
気密にシールされた状態で同ピストンシリンダ23内で
ニードル4の長手方向にスライドする。
ってスライド自在にニードル4が挿入され、同ニードル
4の先鋭な先端が吹付材ノズル3の先端開口部に当り、
そこを閉塞する。このニードル4は、その中間部がOリ
ング20とOリング押え21とにより、吹付材ノズル3
の中心軸方向にスライド自在に支持されると共に、スプ
レーガン本体1の後部に伸びたその基端側にピストン7
が連結されている。このピストン7は、スプレーガン本
体1の後方でニードル4の長手方向にスライド自在に支
持されたもので、その後端にピストンフランジ24を有
する。このピストンフランジ24は、スプレーガン本体
1の後部に設けられたピストンシリンダ23の内周面に
気密にシールされた状態で同ピストンシリンダ23内で
ニードル4の長手方向にスライドする。
【0010】ピストンシリンダ23の背後は、シリンダ
カバー5で覆われており、このシリンダカバー5に調整
ネジ6が螺合されている。この調整ネジ6の先端にスト
ッパ30が設けられ、このストッパ30が前記ピストン
フランジ24の背後で同ピストンフランジ24の後退可
能な距離を規制している。また、このシリンダカバー5
とピストンフランジ24との間にバネ25が係装され、
このバネ25には、ニードル4の先端を吹付材ノズル3
の先端開口部に押し当てる方向に弾力が付勢されてい
る。さらに、ピストンシリンダ23には、そのピストン
フランジ24より前方の室、つまりバネ25が設けれた
側と反対側の室に通じる動作用エア導入口9が接続され
ている。
カバー5で覆われており、このシリンダカバー5に調整
ネジ6が螺合されている。この調整ネジ6の先端にスト
ッパ30が設けられ、このストッパ30が前記ピストン
フランジ24の背後で同ピストンフランジ24の後退可
能な距離を規制している。また、このシリンダカバー5
とピストンフランジ24との間にバネ25が係装され、
このバネ25には、ニードル4の先端を吹付材ノズル3
の先端開口部に押し当てる方向に弾力が付勢されてい
る。さらに、ピストンシリンダ23には、そのピストン
フランジ24より前方の室、つまりバネ25が設けれた
側と反対側の室に通じる動作用エア導入口9が接続され
ている。
【0011】スプレーガン本体1のピストンシリンダ2
3の前方に、エア通路26が形成され、このエア通路2
6にエア導入口10が接続されている。このエア通路2
6の途中には、ピストン7によるピストンバルブが構成
されており、ピストン7が後退するとエア通路26が開
き、ニードル4の先端が吹付材ノズル3の先端開口部を
閉じる位置を少し過ぎる所までピストン7が前進する
と、エア通路26が閉塞される。このエア通路26は、
逆止弁16を通って、さらに吹付材ノズル3の外周側を
通り、同吹付材ノズル3の先端開口部3より先に設けら
れたエア吹出口27に達している。この間のエア通路2
6には、先細りのテーパを有するパターン調整ロッド1
9が挿入され、このパターン調整ロッド19はパターン
調整ネジ8により前後され、後述する開閉弁28を操作
し、エア通路26の接続の切り替え及びそのエア流量の
調整を行う。
3の前方に、エア通路26が形成され、このエア通路2
6にエア導入口10が接続されている。このエア通路2
6の途中には、ピストン7によるピストンバルブが構成
されており、ピストン7が後退するとエア通路26が開
き、ニードル4の先端が吹付材ノズル3の先端開口部を
閉じる位置を少し過ぎる所までピストン7が前進する
と、エア通路26が閉塞される。このエア通路26は、
逆止弁16を通って、さらに吹付材ノズル3の外周側を
通り、同吹付材ノズル3の先端開口部3より先に設けら
れたエア吹出口27に達している。この間のエア通路2
6には、先細りのテーパを有するパターン調整ロッド1
9が挿入され、このパターン調整ロッド19はパターン
調整ネジ8により前後され、後述する開閉弁28を操作
し、エア通路26の接続の切り替え及びそのエア流量の
調整を行う。
【0012】スプレーガン本体1の先端に円筒形のノズ
ルキャップ2がネジにより着脱自在に取り付けられてお
り、このノズルキャップ2は、吹付材ノズル3及びエア
吹出口27より先の外周側を覆っており、その中心は吹
付材ノズル3の中心線と一致するように設けられてい
る。このノズルキャップ2内に液体通路22が形成さ
れ、この液体通路22のキャップ吹出口17がノズルキ
ャップ2の斜め先方中心へ向けて開口している。すなわ
ち、このキャップ吹出口17は、前記吹付材ノズル3及
びエア吹出口27より先にあって、それらの中心線の延
長線の周囲に開口している。
ルキャップ2がネジにより着脱自在に取り付けられてお
り、このノズルキャップ2は、吹付材ノズル3及びエア
吹出口27より先の外周側を覆っており、その中心は吹
付材ノズル3の中心線と一致するように設けられてい
る。このノズルキャップ2内に液体通路22が形成さ
れ、この液体通路22のキャップ吹出口17がノズルキ
ャップ2の斜め先方中心へ向けて開口している。すなわ
ち、このキャップ吹出口17は、前記吹付材ノズル3及
びエア吹出口27より先にあって、それらの中心線の延
長線の周囲に開口している。
【0013】他方、スプレーガン本体1に、チェック弁
14を有する液体導入口13が取り付けられており、こ
の液体導入口13は吐出口29に通じている。液体導入
口13と吐出口29との間に、先細りのテーパを有する
液体調整ロッド18が挿入され、液体調整ネジ15を回
転することにより、この液体調整ロッド18が前記吐出
口29の流路断面積を変化させる。
14を有する液体導入口13が取り付けられており、こ
の液体導入口13は吐出口29に通じている。液体導入
口13と吐出口29との間に、先細りのテーパを有する
液体調整ロッド18が挿入され、液体調整ネジ15を回
転することにより、この液体調整ロッド18が前記吐出
口29の流路断面積を変化させる。
【0014】さらに、この吐出口29は前記開閉弁28
によって開閉操作される液体通路31を介して、前記エ
ア吹出口27とキャップ吹出口17に通じるようになっ
ている。すなわち、パターン調整ネジ8により操作され
るパターン調整ロッド19の移動により、その先端で開
閉弁28が操作される。これによって、図1で示すよう
に、パターン調整ロッド19の先端が開閉弁28の最も
奥の弁座に当たっているときは、前記液体通路31が閉
じている。このとき、エア通路26は、エア吹出口27
側に通じている。これに対して、パターン調整ロッド1
9が図1において矢印で示す方向に移動し、その先端が
開閉弁28が弁座から離れると、前記液体の吐出口29
が液体通路31を介してキャップ吹出口17に通じる。
さらに、図2で示すように、パターン調整ロッド19が
移動すると、前記液体の吐出口29が液体通路31を介
してキャップ吹出口17とエア吹出口27の双方に通じ
る。またこのとき、前記エア通路26もキャップ吹出口
17とエア吹出口27の双方に通じる。
によって開閉操作される液体通路31を介して、前記エ
ア吹出口27とキャップ吹出口17に通じるようになっ
ている。すなわち、パターン調整ネジ8により操作され
るパターン調整ロッド19の移動により、その先端で開
閉弁28が操作される。これによって、図1で示すよう
に、パターン調整ロッド19の先端が開閉弁28の最も
奥の弁座に当たっているときは、前記液体通路31が閉
じている。このとき、エア通路26は、エア吹出口27
側に通じている。これに対して、パターン調整ロッド1
9が図1において矢印で示す方向に移動し、その先端が
開閉弁28が弁座から離れると、前記液体の吐出口29
が液体通路31を介してキャップ吹出口17に通じる。
さらに、図2で示すように、パターン調整ロッド19が
移動すると、前記液体の吐出口29が液体通路31を介
してキャップ吹出口17とエア吹出口27の双方に通じ
る。またこのとき、前記エア通路26もキャップ吹出口
17とエア吹出口27の双方に通じる。
【0015】次に、このエアガンの動作について説明す
る。まず、このエアガンの使用に先立って、吹付材導入
口11に吹付材を供給する吹付材供給源を、混合導入口
13に吹付材の溶剤等を供給する液体供給源を各々接続
し、図にC、Dで示すように各々吹付材と液体を供給可
能とする。また、動作用エア導入口9とエア導入口10
とに各々動作エア供給源とスプレーエア供給源とを接続
し、図にF、Eで示すように圧搾空気である動作エアと
スプレーエアを圧送可能とする。
る。まず、このエアガンの使用に先立って、吹付材導入
口11に吹付材を供給する吹付材供給源を、混合導入口
13に吹付材の溶剤等を供給する液体供給源を各々接続
し、図にC、Dで示すように各々吹付材と液体を供給可
能とする。また、動作用エア導入口9とエア導入口10
とに各々動作エア供給源とスプレーエア供給源とを接続
し、図にF、Eで示すように圧搾空気である動作エアと
スプレーエアを圧送可能とする。
【0016】動作エア導入口9から動作エアが送られて
きてないとき、ピストンシリンダ23におけるピストン
フランジ24の前後の気圧は等しい。このため、図1に
示すように、ピストン7がバネ25の弾力により前方に
押され、同ピストン7がエア通路26を閉じている。こ
の状態では、ニードル4の先端も吹付材ノズル3の先端
開口部に当たり、同開口部を閉じている。従って、吹付
材ノズル3及びエア吹出口27からの吹付材及び圧搾エ
アの吹き出しはなく、スプレーは停止している。
きてないとき、ピストンシリンダ23におけるピストン
フランジ24の前後の気圧は等しい。このため、図1に
示すように、ピストン7がバネ25の弾力により前方に
押され、同ピストン7がエア通路26を閉じている。こ
の状態では、ニードル4の先端も吹付材ノズル3の先端
開口部に当たり、同開口部を閉じている。従って、吹付
材ノズル3及びエア吹出口27からの吹付材及び圧搾エ
アの吹き出しはなく、スプレーは停止している。
【0017】次に、動作エア導入口9から圧搾空気であ
る動作エアがピストンシリンダ23のピストンフランジ
24より手前の室に送り込まれると、ピストンフランジ
24の手前側の圧力がその背後側の圧力より高くなる。
このため図2に示すように、バネ25の弾力に抗してピ
ストン7が矢印Gで示すように背後に押される。このと
きピストン7が後退する距離は、調整ネジ6により、そ
の先端のストッパ30の位置を変化させることで調整さ
れる。
る動作エアがピストンシリンダ23のピストンフランジ
24より手前の室に送り込まれると、ピストンフランジ
24の手前側の圧力がその背後側の圧力より高くなる。
このため図2に示すように、バネ25の弾力に抗してピ
ストン7が矢印Gで示すように背後に押される。このと
きピストン7が後退する距離は、調整ネジ6により、そ
の先端のストッパ30の位置を変化させることで調整さ
れる。
【0018】このようにしてピストン7が後退すると、
エア通路26が開き、エア導入口10から送られてくる
圧搾空気がエア通路26を通ってエア吹出口27から噴
出される。このため、エア吹出口27の付近が負圧とな
る。同時に、ピストン7と連結されたニードル4も後退
し、図3に示したように、吹付材ノズル3の先端開口部
3が開く。このため、スプレーエアの噴出により負圧と
なった吹付材ノズル3の先端に向けて吹付材導入口11
側から吹付材が押し出され、これがスプレーエアに霧状
に分散されて、矢印Aで示すように吹付材がスプレーエ
アと共にノズルキャップ2の先端からその中心軸に沿っ
て噴出される。このとき、パターン調整ネジ8により、
パターン調整ロッド19を前後し、開閉弁28を調整す
ることで、エア吹出口27及びキャップ吹出口17から
噴出するエアの量が調整される。このエアの噴出量の調
整により、スプレーの噴射パターンが変化する。
エア通路26が開き、エア導入口10から送られてくる
圧搾空気がエア通路26を通ってエア吹出口27から噴
出される。このため、エア吹出口27の付近が負圧とな
る。同時に、ピストン7と連結されたニードル4も後退
し、図3に示したように、吹付材ノズル3の先端開口部
3が開く。このため、スプレーエアの噴出により負圧と
なった吹付材ノズル3の先端に向けて吹付材導入口11
側から吹付材が押し出され、これがスプレーエアに霧状
に分散されて、矢印Aで示すように吹付材がスプレーエ
アと共にノズルキャップ2の先端からその中心軸に沿っ
て噴出される。このとき、パターン調整ネジ8により、
パターン調整ロッド19を前後し、開閉弁28を調整す
ることで、エア吹出口27及びキャップ吹出口17から
噴出するエアの量が調整される。このエアの噴出量の調
整により、スプレーの噴射パターンが変化する。
【0019】一方、液体調整ロッド18で液体通路29
を開けると共に、パターン調整ロッド19の先端でこの
開閉弁28を開けると、液体導入口13から導入された
液体がスプレーガン本体1の液体通路29を通って、負
圧となったキャップ吹出口17側或はエア吹出口27に
押し出され、前述の吹付材のスプレー中に霧状の粒子と
なって分散される。すなわち、吹付材と液体とがノズル
キャップ2の先端で均一に分散され、混合される。従っ
て、液体として、例えば吹付材の溶剤等を使用すれば、
吹付材をその吹き付けと同時に希釈することができる。
を開けると共に、パターン調整ロッド19の先端でこの
開閉弁28を開けると、液体導入口13から導入された
液体がスプレーガン本体1の液体通路29を通って、負
圧となったキャップ吹出口17側或はエア吹出口27に
押し出され、前述の吹付材のスプレー中に霧状の粒子と
なって分散される。すなわち、吹付材と液体とがノズル
キャップ2の先端で均一に分散され、混合される。従っ
て、液体として、例えば吹付材の溶剤等を使用すれば、
吹付材をその吹き付けと同時に希釈することができる。
【0020】なお、この液体の吐出量は、液体調整ネジ
15により、前記液体調整ロッド18を前後し、液体通
路29の流路断面積を調整することで、任意に調整でき
る。また、チェックバルブ16とニードル4とで各々エ
ア通路26と吹付材ノズル3を閉じた状態で、液体導入
口13から溶剤を圧送し、これをキャップ吹出口17と
エア吹出口27から噴出させると、エア吹出口27と吹
付材ノズル3の先端を洗浄することができる。
15により、前記液体調整ロッド18を前後し、液体通
路29の流路断面積を調整することで、任意に調整でき
る。また、チェックバルブ16とニードル4とで各々エ
ア通路26と吹付材ノズル3を閉じた状態で、液体導入
口13から溶剤を圧送し、これをキャップ吹出口17と
エア吹出口27から噴出させると、エア吹出口27と吹
付材ノズル3の先端を洗浄することができる。
【0021】以上説明した実施例は、溶剤に溶解して樹
脂塗料のような液体の吹付材をスプレーするエアスプレ
ーガンに本発明を適用した例であるが、本発明は、エア
レススプレーガンにも同様にして適用することができ
る。すなわち、スプレーエアを使用せずに吹付材のみを
ノズルから噴射する形式のエアレルスプレーノズルの場
合、スプレーエアを噴射する手段が無いだけで、他は基
本的に図1に示すのと同様の構造で本発明によるスプレ
ーガンが構成できる。また粉体スプレーガンの場合、液
体として静電気調整剤や界面活性剤等を噴射するとよ
い。
脂塗料のような液体の吹付材をスプレーするエアスプレ
ーガンに本発明を適用した例であるが、本発明は、エア
レススプレーガンにも同様にして適用することができ
る。すなわち、スプレーエアを使用せずに吹付材のみを
ノズルから噴射する形式のエアレルスプレーノズルの場
合、スプレーエアを噴射する手段が無いだけで、他は基
本的に図1に示すのと同様の構造で本発明によるスプレ
ーガンが構成できる。また粉体スプレーガンの場合、液
体として静電気調整剤や界面活性剤等を噴射するとよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、吐
出口29から吹付材の溶剤を適当量噴射することで、吹
付材の乾燥による硬化が無くなると共に、スプレーガン
の先端を常に清浄にすることができ、スプレーの乱れ等
が起こらなくなる。また、スプレー時に溶剤と吹付材と
の均一な混合が可能であるため、予め吹付材の調整が不
要となる。さらに、吹付材が粉体の場合は、吐出口29
から、粉体の静電気を調整する調整剤や界面活性材等を
噴出することで、粉体の静電気が調整できる。
出口29から吹付材の溶剤を適当量噴射することで、吹
付材の乾燥による硬化が無くなると共に、スプレーガン
の先端を常に清浄にすることができ、スプレーの乱れ等
が起こらなくなる。また、スプレー時に溶剤と吹付材と
の均一な混合が可能であるため、予め吹付材の調整が不
要となる。さらに、吹付材が粉体の場合は、吐出口29
から、粉体の静電気を調整する調整剤や界面活性材等を
噴出することで、粉体の静電気が調整できる。
【図1】本発明の実施例を示すスプレーガンの縦断側面
図である。
図である。
【図2】同実施例を示すスプレーガンの動作状態の後部
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図3】同実施例を示すスプレーガンの動作状態の前部
縦断側面図である。
縦断側面図である。
1 スプレーガン本体 2 ノズルキャップ 3 吹付材ノズル 4 ニードル 7 ピストン 8 パターン調整ネジ 9 動作用エア導入口 10 エア導入口 13 液体導入口 17 キャップ吹出口 27 エア吹出口 29 吐出口
Claims (1)
- 【請求項1】 流体または粉体である吹付材を噴出する
ノズルを備えたスプレーガンにおいて、吹付材を噴出す
る吹付材ノズル3と、この吹付材ノズル3から噴出され
る吹付材の洗浄、希釈或は静電気の調整をする液体を噴
出する吐出口29とを有するとことを特徴とするスプレ
ーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5239137A JPH0760168A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | スプレーガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5239137A JPH0760168A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | スプレーガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760168A true JPH0760168A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17040325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5239137A Pending JPH0760168A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | スプレーガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010024326A1 (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | 積水メディカル株式会社 | 血液検査容器の製造方法、血液検査容器及びスプレー装置 |
JP2020189279A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スプレー塗布装置および樹脂膜の形成方法 |
CN113083539A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-09 | 刘庭乐 | 一种包装用钢带的喷塑成型设备及其控制方法 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5239137A patent/JPH0760168A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010024326A1 (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | 積水メディカル株式会社 | 血液検査容器の製造方法、血液検査容器及びスプレー装置 |
JP2020189279A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スプレー塗布装置および樹脂膜の形成方法 |
CN113083539A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-09 | 刘庭乐 | 一种包装用钢带的喷塑成型设备及其控制方法 |
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