JPH0760145A - 微粉砕機 - Google Patents
微粉砕機Info
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- JPH0760145A JPH0760145A JP21654193A JP21654193A JPH0760145A JP H0760145 A JPH0760145 A JP H0760145A JP 21654193 A JP21654193 A JP 21654193A JP 21654193 A JP21654193 A JP 21654193A JP H0760145 A JPH0760145 A JP H0760145A
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Abstract
の先端部を開放口15とし、この粉砕筒1を斜め向きに
設置して微粉砕機を構成する。 【効果】上部の開放口15より常時ガスを放出させられ
るため、ガス発生物質の混合や粉砕を容易に、効率良く
行うことができる。
Description
原料を混合、粉砕するための微粉砕機に関する。
粉末を所定粒径まで粉砕し、各種添加物を混合すること
が行われるが、この混合粉砕工程には従来からボールミ
ル、チューブミル、コンパウンドミル等が使用されてい
る。これらの粉砕機は、セラミック原料とともに粉砕媒
体である多数のボールを投入し、回転させることによっ
てボールの衝撃でセラミック原料を粉砕するものであ
り、粉砕能力の大きな微粉砕機として多用されている。
砕機は粉砕筒を密閉した状態で粉砕を行うため、混合、
粉砕中に発生するガス成分を粉砕筒から自然に排気する
ことができないという問題点があった。
生する場合には、爆発限界以下に濃度を常時抑えるため
には、粉砕混合の途中で粉砕機を止めて定期的にガス抜
き操作を行う必要があるなど、作業効率の悪いものであ
った。
た粉砕機を既に提案している(特公平4−24108号
公報参照)が、この粉砕機も粉砕筒を水平に保持して回
転させるため、ガス抜き機能は持っていなかった。
が筒状で、両端部を錐状とした粉砕筒の片側端部を開放
口とし、この粉砕筒を斜め向きに設置して、上部の開放
口より常時ガスを放出させるようにしたものである。
る。
支持台3に対して上下方向に回転自在に取り付けられた
支持軸2の先端に粉砕筒1を備えてなるものである。そ
してこの支持軸2に取り付けられた回転円板4をモータ
5で回転させることにより、粉砕筒1および支持軸2の
水平面に対する傾きを−50〜90°の範囲内で自由に
角度調整できるようになっている。
筒1は支持軸2の中心軸の回りに回転できるように構成
されている。
ように、この粉砕筒1は、中央角筒部11とこれに連続
する奥側角錐部12および先端側角錐部13を備え、奥
側端部14は閉じているが、先端部は開放口15となっ
ている。また、図面には示していないが、粉砕筒1の内
部にゴム、樹脂、セラミックス等の内張りを備えても良
い。
は、まず図3に示すように、粉砕筒1の開放口15が真
上を向くように、支持軸2の水平面に対する角度θ1 を
90°として、この粉砕筒1の内部に原料粉末や粉砕媒
体等を投入する。
放口15が上側を向いた状態で、支持軸2を水平面に対
して角度θ1 で斜めに保持し、この状態で粉砕筒1を支
持軸2の回りに回転させて原料粉末の微粉砕を行う。
るため、粉砕を行いながら、発生するガスを開放口15
から自然に排気することができ、効率良く混合、粉砕工
程を行うことができる。なお、開放口15より排気され
る発生ガスについては、ダクト等で吸引して室外に排気
処理されるようになっている。
め、粉砕時のボール等の対流を大きくし、粉砕効率を高
くできる。このとき、最も粉砕効率に寄与する面は中央
角筒部11、奥側角錐部12、奥側端部14であり、特
に中央角筒部11と奥側端部14がそれぞれ水平面に対
する角度θ2 、θ3 が大きく影響する。
40〜50°の範囲とすることが好ましい。これは、角
度θ2 、θ3 が40°よりも小さいと内部の対流が小さ
くなって粉砕効率が低くなるためであり、一方角度
θ2 、θ3 が50°よりも大きいと粉砕筒内の粉砕に有
効な容量が減少し、一度に粉砕できる量が少なくなるた
めである。なお、微粉砕機の構造上、 θ2 =θ1 θ3 =90°−θ1 であるため、角度θ2 、θ3 を上記範囲内にするために
は、θ1 を40〜50°の範囲内とすれば良い。
錐面12が底面となるが、この部分が長すぎると粉砕効
率が低くなるため、奥側角錐面12の長さは中央角筒部
11及び先端側角錐部13の長さより短くしてある。
には、先端側角錐部13の上部が水平面に対する角度θ
4 が0°より大きくなければならない。即ち、図3に示
す状態で角度θ4 が水平以下では、発生したガスの一部
が粉砕筒1内に閉じ込められる恐れが生じる。
粉砕物が外部に飛び出るため、ガス放出とのバランスを
つかんだ口径とすることは云うまでもない。
支持軸2を回転させて粉砕筒1を下向きにすれば、内部
の粉砕物を容易に取り出すことができる。
および角錐形状のものを示したが、粉砕筒1の形状はこ
れに限らず、例えば中央が円筒状で両端が円錐状となっ
たものであっても良い。また、本発明の微粉砕機は、セ
ラミック原料の混合粉砕に限らず、各種粉末の微粉砕に
用いられることは言うまでもない。
れぞれの比率を重量比約100:12:70:250で
粉砕筒1に投入し、粉砕する実験を行った。このとき、
窒化珪素の粉砕には、 Si3 N4 +6H2 O → 3SiO2 +4NH3 の化学反応でアンモニアガスが発生する。
角度θ1 を55°、45°、10°の三通りに変化さ
せ、それぞれ開放口15は開放状態とし、20rpmで
回転させた時の、粉砕時間と窒化珪素の平均粒径および
粉砕筒1内部のアンモニア濃度を測定した。結果は表1
に示す通りである。また、それぞれ120時間粉砕した
後、そのままの状態で放置した時の経過時間とアンモニ
ア濃度を測定したところ、表2に示す通りであった。
が10°の場合は、120時間の粉砕で平均粒径1.3
〜1.5μmまでしか粉砕できなかったが、θ1 が45
°の場合は、120時間の粉砕で平均粒径1.0μmと
目標とする粒径まで粉砕することができた。
度θ2 と奥側端部14の角度θ3 が問題である。つま
り、θ1 =55°の場合はθ3 =35°になり、θ1 =
10°の場合はθ2 =10°になって、いずれも角度が
好ましい範囲よりも小さくなるため粉砕効率が低くなる
のに対し、θ1 =45°の場合はθ2 =θ3 =45°に
なって粉砕効率が高くなるためである。
合中は粉砕筒1内のスラリーの激しい動きによって、開
放口15より粉砕筒1外へ強制排気されることが確認さ
れた。しかし、表2に示すように粉砕筒1の静止状態で
は、ガスの逃げ場がないため、θ1 =10°では粉砕筒
1内にガスが暫時蓄積するのに対し、θ1 =55°やθ
1 =45°では排気されて減少する事が確認された。
000〜250000ppmであるが、θ1 =45°の
状態であれば、常時ガス放出されており、アンモニア濃
度に対しても安全にしかも目標とする平均粒径1μmも
得られることが確認された。
転数、粉砕ボールの比率や大きさ等を調整することによ
ってさらに改善することが可能であるが、それに伴うガ
スの発生が多大になるため、許容濃度に対する安全面の
配慮が大切である。
状で、両端部を錐状とした粉砕筒の先端部を開放口と
し、この粉砕筒を斜め向きに設置して微粉砕機を構成
し、上部の開放口より常時ガスを放出させるようにした
ことによって、ガス発生物質の混合や粉砕を容易に、効
率良く行うことができる。
り、混合粉砕作業を簡略化することができる。
向けた状態の側面図である。
面図、(B)は(A)中のX−X線断面図である。
た状態の側面図である。
る。
を示す側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】中央部が筒状で、両端部を錐状とした粉砕
筒の先端部を開放口とし、該開放口が上向きとなるよう
に粉砕筒を設置してなる微粉砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21654193A JP3318402B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 微粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21654193A JP3318402B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 微粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760145A true JPH0760145A (ja) | 1995-03-07 |
JP3318402B2 JP3318402B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16690060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21654193A Expired - Fee Related JP3318402B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 微粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318402B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073153A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Ube Ind Ltd | 焼却灰の処理方法 |
JP2003080106A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-18 | Ube Ind Ltd | 焼却灰の処理方法 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21654193A patent/JP3318402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073153A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Ube Ind Ltd | 焼却灰の処理方法 |
JP2003080106A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-18 | Ube Ind Ltd | 焼却灰の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3318402B2 (ja) | 2002-08-26 |
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