JPH076001Y2 - アクスルパイプの固定構造 - Google Patents

アクスルパイプの固定構造

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JPH076001Y2
JPH076001Y2 JP1988043847U JP4384788U JPH076001Y2 JP H076001 Y2 JPH076001 Y2 JP H076001Y2 JP 1988043847 U JP1988043847 U JP 1988043847U JP 4384788 U JP4384788 U JP 4384788U JP H076001 Y2 JPH076001 Y2 JP H076001Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle pipe
side shaft
flange portion
oil pan
elastic body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988043847U
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English (en)
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JPH01145804U (ja
Inventor
精治 井部
智之 原
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Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、エンジンの駆動系におけるアクスルパイプ
の固定構造に関するものである。
(従来技術) 従来、例えば特開昭61−105217号公報に開示される原動
機ではファイナルデフからの動力を伝達するサイドシャ
フトはオイルパンの中を通る構造になっている。
このため、エンジンオイルとデフオイルを隔離するため
にサイドシャフトの外周にはアクスルパイプが設けられ
ている。
ところで、このアクスルパイプはオイルパン側に固定
し、かつオイルが洩れないようにシールしなければなら
ないが、従来では第3図に示すように、アクスルパイプ
21の右側にスナップリング22を設けてアクスルパイプ21
の軸方向の動きを規制したり、第4図に示すようにアク
スルパイプ21のフランジ部25をボルト26によってオイル
パン20に固定したりする方法が取られていた。
(従来技術の問題点) ところが、このような方法ではスナップリング22やオイ
ルシール24を必要とするので、加工性や組付け作業性が
悪くなったり、又、取り付けのための余分なスペースが
必要になったりするという問題があった。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案では上記した問題点を解決するために、
エンジンの駆動力をファイナルデフを介して車輪に伝え
るサイドシャフトと、前記サイドシャフトの外周に設け
られたアクスルパイプと、このアクスルパイプが内部を
通過するオイルパンと、前記サイドシャフトを回転可能
に支持するオイルパンの車輪側端部に設けられたベアリ
ングとを有するエンジンの駆動系において、前記アクス
ルパイプの車輪側端部には鍔状にフランジ部を一体形成
し、前記オイルパンの内周には前記フランジ部が当接保
持される段差部が形成され、更に前記フランジ部とベア
リング間には、前記サイドシャフトに形成した湾曲部に
軸方向の動きを規制された状態でオイルパンとサイドシ
ャフト間をシールするオイルシールを設け、このオイル
シールと前記フランジ部間に該フランジ部に押圧当接さ
れる弾性体を介装し、該弾性体によってアクスルパイプ
の軸方向の動きを規制する構成にしたことを特徴とする
ものである。
(作用) そして、この弾性体及びオイルシールによってアクスル
パイプの軸方向の動きを規制できるようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
第2図において、1はエンジンのシリンダブロックを示
しており、これからの駆動力はファイナルデフ2に伝え
られる。そして、このファイナルデフ2に伝えられた駆
動力は更にサイドシャフト3に伝えられる。尚、このサ
イドシャフト3には図示しない車輪が取り付けられる。
サイドシャフト3はオイルパン4の中を通っており、こ
のサイドシャフト3の外周にはアクスルパイプ5が設け
られている。このアクスルパイプ5はエンジンオイルと
デフオイルとを隔離するためのもので、アクスルパイプ
5の両端にはOリング8,9が設けられている。
前記サイドシャフト3の両端部はベアリング6,7によっ
て回転可能に支持されている。
次に、本実施例の要部について説明する。
前記アクスルパイプ5の右端部には鍔状に一体形成され
たフランジ部11が設けられている。そして、このフラン
ジ部11はオイルパン4の内周に形成された段差部12に当
接されている。
前記サイドシャフト3は右端部付近で径が太く構成され
ており、この径が変化する箇所で湾曲部13を形成してい
る。このサイドシャフト3の右端部の外周には前記ベア
リング6のインナーレースが固定されており、ベアリン
グ6のアウターレースは前記オイルパン4に固定されて
いる。
次に、前記ベアリング6の左方には前記オイルパン4と
サイドシャフト3との間をシールするためのオイルシー
ル10が設けられている。
このオイルシール10の下部は前記湾曲部13によって軸方
向の動きが規制されるように構成されている。
又、オイルシール10とフランジ部11との間にゴム等によ
ってリング状に形成された弾性体15が介装されている。
引き続いて、作用及び効果について説明する。
先ず、アクスルパイプ5をオイルパン4に差し込み、フ
ランジ部11を段差部12に当接させる。次に弾性体15を介
装させてオイルシール10を圧入し、その後ベアリング6
を圧入する。
すると、弾性体15の左端部がアクスルパイプ5のフラン
ジ部11に当接してアクスルパイプ5の軸方向の動きが規
制される。(オイルシール10はこれの圧入力と湾曲部13
とによって軸方向には動かないようになっている。) このようにすることによって、本例ではスナップリング
22やボルト26を用いることなくアクスルパイプ5の軸方
向の動きを規制することができるわけである。
又、弾性体15がフランジ部11を押し付ける際に弾力性が
増すので、エンジン振動やギアの噛み合い振動からくる
アクスルパイプ5の振動をこの弾性体15によって吸収
し、アクスルパイプ5の共振を防止できるという特徴が
ある。又、熱膨張によってアクスルパイプ5が軸方向に
延びても、弾性体15によってこの伸びを吸収できるとい
う特徴もある。
又、オイルシール10に対して何ら加工を施す必要がない
という特徴もある。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、スナップリング
やボルトを用いることなくアクスルパイプの軸方向の動
きを規制できるという特徴がある。このため、従来とは
異なり部品点数を少なくできるとともに、構造を簡単化
できるので、組付作業が容易になるとともに、部品点数
が減少することによってコストも安くできるという好ま
しい特徴を有する。
又、弾性体がフランジ部を押し付ける際に弾力性が増す
ので、エンジン振動やギアの噛み合い振動からくるアク
スルパイプの振動を弾性体によって吸収し、アクスルパ
イプの共振を防止できるという特徴がある。又、熱膨張
によってアクスルパイプが軸方向に延びても、弾性体に
よってこの伸びを吸収できるという特徴もある。
又、オイルシールに対して何ら加工を施す必要がないと
いう特徴も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はオイルシールとフランジ部との間に弾性体を設
けた実施例を示す側断面図、第2図はシリンダブロック
及びファイナルデフを含む全体の構成を示す側断面図、
第3図と第4図は従来例を示す側断面図である。 3……サイドシャフト、5……アクスルパイプ 6……ベアリング、10……オイルシール 11……フランジ部、12……段差部 15……弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの駆動力をファイナルデフ2を介
    して車輪に伝えるサイドシャフト3と、前記サイドシャ
    フト3の外周に設けられたアクスルパイプ5と、このア
    クスルパイプ5が内部を通過するオイルパン4と、前記
    サイドシャフト3を回転可能に支持するオイルパン4の
    車輪側端部に設けられたベアリング6とを有するエンジ
    ンの駆動系において、前記アクスルパイプ5の車輪側端
    部には鍔状にフランジ部11を一体形成し、前記オイルパ
    ン4の内周には前記フランジ部11が当接保持される段差
    部12が形成され、更に前記フランジ部11とベアリング6
    間には、前記サイドシャフト3に形成した湾曲部13に軸
    方向の動きを規制された状態でオイルパン4とサイドシ
    ャフト3間をシールするオイルシール10を設け、このオ
    イルシール10と前記フランジ部11間に該フランジ部11に
    押圧当接される弾性体15を介装し、該弾性体15によって
    アクスルパイプ5の軸方向の動きを規制する構成にした
    ことを特徴とするアクスルパイプの固定構造。
JP1988043847U 1988-03-31 1988-03-31 アクスルパイプの固定構造 Expired - Lifetime JPH076001Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01145804U JPH01145804U (ja) 1989-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343601U (ja) * 1976-09-20 1978-04-14
JPS61105217A (ja) * 1984-10-26 1986-05-23 Nissan Motor Co Ltd 自動車用パワ−ユニツト装置

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JPH01145804U (ja) 1989-10-06

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