JPH0759951B2 - スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置 - Google Patents
スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置Info
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- JPH0759951B2 JPH0759951B2 JP6905889A JP6905889A JPH0759951B2 JP H0759951 B2 JPH0759951 B2 JP H0759951B2 JP 6905889 A JP6905889 A JP 6905889A JP 6905889 A JP6905889 A JP 6905889A JP H0759951 B2 JPH0759951 B2 JP H0759951B2
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- piston
- low
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/10—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
- F04C28/12—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using sliding valves
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置、詳
しくは、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー
形２段圧縮機の容量制御装置に関する。
しくは、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー
形２段圧縮機の容量制御装置に関する。
（従来の技術） 従来、スライド弁を用いてスクリュー圧縮機の容量制御
をおこなうようにしたものは、例えば特公昭52−2124号
公報に示されている通り、すでに知られている。
をおこなうようにしたものは、例えば特公昭52−2124号
公報に示されている通り、すでに知られている。
この従来の技術は、第３図に示したように、スクリュー
圧縮機（Ａ）にスライド弁（Ｂ）を内装すると共に、該
スライド弁（Ｂ）のスライド方向高圧側に、ピストン
（Ｃ）を内装したシリンダ（Ｄ）に設けて、前記スライ
ド弁（Ｂ）を前記ピストン（Ｃ）にスピンドル（Ｅ）を
介して連結する一方、油タンク（図示しない）からの高
圧（HP）の油を前記シリンダ（Ｄ）の油圧シリンダ室
（Ｇ）に導入する油圧通路（Ｈ）を設ける一方、前記シ
リンダ（Ｄ）の壁面に、前記油圧通路（Ｈ）の好より大
径とした複数のバランス孔（Ｉ）（Ｊ）（Ｋ）（Ｌ）を
貫通させて、これら各バランス孔（Ｉ）…の他端を自動
弁（Ｍ）（Ｎ）（Ｏ）（Ｐ）を介して低圧側に接続する
と共に、前記シリンダ（Ｄ）の低圧室（Ｒ）を低圧（L
P）側に連通させるバランス通路（Ｓ）を設け、全自動
弁（Ｍ）…の開操作により、例えば自動弁（Ｍ）を開操
作することにより100％負荷運転を又、自動弁（Ｎ）を
開操作することに60％負荷運転をするように前記ピスト
ン（Ｃ）に連結した前記スライド弁（Ｂ）の位置を調節
し、容量制御運転を可能にしている。
圧縮機（Ａ）にスライド弁（Ｂ）を内装すると共に、該
スライド弁（Ｂ）のスライド方向高圧側に、ピストン
（Ｃ）を内装したシリンダ（Ｄ）に設けて、前記スライ
ド弁（Ｂ）を前記ピストン（Ｃ）にスピンドル（Ｅ）を
介して連結する一方、油タンク（図示しない）からの高
圧（HP）の油を前記シリンダ（Ｄ）の油圧シリンダ室
（Ｇ）に導入する油圧通路（Ｈ）を設ける一方、前記シ
リンダ（Ｄ）の壁面に、前記油圧通路（Ｈ）の好より大
径とした複数のバランス孔（Ｉ）（Ｊ）（Ｋ）（Ｌ）を
貫通させて、これら各バランス孔（Ｉ）…の他端を自動
弁（Ｍ）（Ｎ）（Ｏ）（Ｐ）を介して低圧側に接続する
と共に、前記シリンダ（Ｄ）の低圧室（Ｒ）を低圧（L
P）側に連通させるバランス通路（Ｓ）を設け、全自動
弁（Ｍ）…の開操作により、例えば自動弁（Ｍ）を開操
作することにより100％負荷運転を又、自動弁（Ｎ）を
開操作することに60％負荷運転をするように前記ピスト
ン（Ｃ）に連結した前記スライド弁（Ｂ）の位置を調節
し、容量制御運転を可能にしている。
（発明が解決しようとする課題） ところで、以上のごとく構成する従来の容量制御装置
を、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー形２
段圧縮機における低段圧縮機の容量制御装置に使用する
場合、低段圧縮機の高圧側の圧力即ち中間圧（MP）を利
用する場合、２段圧縮機においては、容量制御運転時に
おいて、低段圧縮機の高圧側圧力即ち中間圧（MP）と低
圧（LP）との差圧が少なくなることがあり、このような
ときには前記スライド弁（Ｂ）が作動しなくなる問題が
生じるのである。
を、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー形２
段圧縮機における低段圧縮機の容量制御装置に使用する
場合、低段圧縮機の高圧側の圧力即ち中間圧（MP）を利
用する場合、２段圧縮機においては、容量制御運転時に
おいて、低段圧縮機の高圧側圧力即ち中間圧（MP）と低
圧（LP）との差圧が少なくなることがあり、このような
ときには前記スライド弁（Ｂ）が作動しなくなる問題が
生じるのである。
本発明は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その
目的は、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー
形２段圧縮機において、低差圧時においても低段側圧縮
機の容量制御における作動不良を招くことのない容量制
御装置を安価に提供する点である。
目的は、低段圧縮機と高段圧縮機とを備えたスクリュー
形２段圧縮機において、低差圧時においても低段側圧縮
機の容量制御における作動不良を招くことのない容量制
御装置を安価に提供する点である。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、低段圧縮機
（１）と高弾圧縮機（２）とを備えたスクリュー形２段
圧縮機の容量制御装置であって、前記低段圧縮機（１）
にスライド弁（３）を設け、このスライド弁（３）にロ
ッド（４）を介して連結したピストン（５）をシリンダ
室（６）に配設し、前記ピストン（５）の作動で前記ス
ライド弁（３）を作動させて、前記低段圧縮機（１）の
容量制御を行なう一方、前記ピストン（５）で区画する
２室のうち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に
制御する第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の
移動方向に沿って複数の容量制御孔（12）（13）を開口
して、これら各容量制御孔（12）（13）を開閉弁（14）
（15）を介して前記高段圧縮機（２）の低圧側に連通す
ると共に、前記スライド弁（３）をロードダウン側に制
御する第２制御室（11）を、前記高段圧縮機（２）の高
圧側に連通し、かつ、前記第１及び第２制御室（10）
（12）を絞り（16）を介して連通したのである。
（１）と高弾圧縮機（２）とを備えたスクリュー形２段
圧縮機の容量制御装置であって、前記低段圧縮機（１）
にスライド弁（３）を設け、このスライド弁（３）にロ
ッド（４）を介して連結したピストン（５）をシリンダ
室（６）に配設し、前記ピストン（５）の作動で前記ス
ライド弁（３）を作動させて、前記低段圧縮機（１）の
容量制御を行なう一方、前記ピストン（５）で区画する
２室のうち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に
制御する第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の
移動方向に沿って複数の容量制御孔（12）（13）を開口
して、これら各容量制御孔（12）（13）を開閉弁（14）
（15）を介して前記高段圧縮機（２）の低圧側に連通す
ると共に、前記スライド弁（３）をロードダウン側に制
御する第２制御室（11）を、前記高段圧縮機（２）の高
圧側に連通し、かつ、前記第１及び第２制御室（10）
（12）を絞り（16）を介して連通したのである。
（作用） 第２制御室（12）に高段圧縮機（２）の吐出側の高圧を
常に作用させる一方、開閉弁（14）（15）の開閉操作に
より第１制御室（10）を前記高段圧縮機（２）の低圧側
に連通したり、連通を遮断したりして、前記ピストン
（５）を作動させ、該ピストン（５）の作動により前記
スライド弁（３）を移動させ、容量制御することがで
き、容量制御運転時、前記低段圧縮機（１）の吐出側の
圧力が低下して該圧縮機（１）の低圧側圧力に近づいて
も、該圧縮機（１）に設けたスライド弁（３）を移動さ
せる前記ピストン（５）を作動させるに必要な差圧を得
ることができるのである。
常に作用させる一方、開閉弁（14）（15）の開閉操作に
より第１制御室（10）を前記高段圧縮機（２）の低圧側
に連通したり、連通を遮断したりして、前記ピストン
（５）を作動させ、該ピストン（５）の作動により前記
スライド弁（３）を移動させ、容量制御することがで
き、容量制御運転時、前記低段圧縮機（１）の吐出側の
圧力が低下して該圧縮機（１）の低圧側圧力に近づいて
も、該圧縮機（１）に設けたスライド弁（３）を移動さ
せる前記ピストン（５）を作動させるに必要な差圧を得
ることができるのである。
（実施例） 本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。
第１図は冷凍装置に用いるスクリュー形２段縮機の容量
制御装置を模式的に示した概略説明図であって、低段圧
縮機（１）で圧縮した冷媒を高段圧縮機（２）の吸入側
に供給し、高段圧縮機（２）において更に圧縮するので
ある。つまり、前記低段圧縮機（１）の吸入側から吸入
する低圧（LP）の冷媒を一旦低段圧縮機（１）により中
間圧（MP）にし、中間圧（MP）とした冷媒を更に高段圧
縮機（２）により圧縮して高圧（HP）にするものであ
る。
制御装置を模式的に示した概略説明図であって、低段圧
縮機（１）で圧縮した冷媒を高段圧縮機（２）の吸入側
に供給し、高段圧縮機（２）において更に圧縮するので
ある。つまり、前記低段圧縮機（１）の吸入側から吸入
する低圧（LP）の冷媒を一旦低段圧縮機（１）により中
間圧（MP）にし、中間圧（MP）とした冷媒を更に高段圧
縮機（２）により圧縮して高圧（HP）にするものであ
る。
前記低段圧縮機（１）には、一端を吐出側の中間圧（M
P）に、他端を吸入側の低圧（LP）にさらすごとくスラ
イド弁（３）を設ける一方、このスライド弁（３）に
は、ロッド（４）を介してピストン（５）を連結すると
共に、このピストン（５）を、前記スライド弁（４）の
スライド方向一側に設けたシリンダ室（６）に配設し、
前記ピストン（５）を後記する油圧により作動させ、該
ピストン（５）の作動により、前記スライド弁（３）を
移動させ、該スライド弁（３）の移動により中間圧（M
P）側を低圧（LP）側に連通する容量制御通路（図示し
ない）の開度を調節することにより、前記低段圧縮機
（１）の容量制御を行なうようにしている。
P）に、他端を吸入側の低圧（LP）にさらすごとくスラ
イド弁（３）を設ける一方、このスライド弁（３）に
は、ロッド（４）を介してピストン（５）を連結すると
共に、このピストン（５）を、前記スライド弁（４）の
スライド方向一側に設けたシリンダ室（６）に配設し、
前記ピストン（５）を後記する油圧により作動させ、該
ピストン（５）の作動により、前記スライド弁（３）を
移動させ、該スライド弁（３）の移動により中間圧（M
P）側を低圧（LP）側に連通する容量制御通路（図示し
ない）の開度を調節することにより、前記低段圧縮機
（１）の容量制御を行なうようにしている。
又、一方、高段圧縮機（２）にも、一端を吐出側の高圧
（HP）に、他端を吸入側の中間圧（MP）にさらすごとく
スライド弁（７）を設け、前記低段圧縮機（１）と同様
に、前記スライド弁（７）のスライド方向一側に設けた
シリンダ室（８）に配設したピストン（９）を後記する
油圧により作動させ、該ピストン（９）の作動により前
記スライド弁（７）をスライドさせて、該スライド弁
（７）の移動により高圧（HP）側を中間圧（MP）側に連
通する容量制御通路（図示しない）の開度を調節するよ
うにしている。
（HP）に、他端を吸入側の中間圧（MP）にさらすごとく
スライド弁（７）を設け、前記低段圧縮機（１）と同様
に、前記スライド弁（７）のスライド方向一側に設けた
シリンダ室（８）に配設したピストン（９）を後記する
油圧により作動させ、該ピストン（９）の作動により前
記スライド弁（７）をスライドさせて、該スライド弁
（７）の移動により高圧（HP）側を中間圧（MP）側に連
通する容量制御通路（図示しない）の開度を調節するよ
うにしている。
更に、前記低段圧縮機（１）のシリンダ室（６）を前記
ピストン（５）を区画して２室を形成し、この２室のう
ち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に制御する
第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の移動方向
に沿って二つの容量制御孔（12）（13）を間隔を置いて
開口して、これら各容量制御孔（12）（13）を、開閉弁
（14）（15）を介して前記高段圧縮機（２）の低圧側、
即ち中間圧（MP）側に連通すると共に、前記スライド弁
（３）をロードダウン側に制御する第２制御室（11）
を、前記高段圧縮機（２）の高圧（HP）側に連通させる
一方、前記ピストン（５）には、該ピストン（５）を貫
通する絞り（16）を穿孔し、該絞り（16）を介して前記
第１制御室（10）と第２制御室（11）を連通させるので
ある。
ピストン（５）を区画して２室を形成し、この２室のう
ち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に制御する
第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の移動方向
に沿って二つの容量制御孔（12）（13）を間隔を置いて
開口して、これら各容量制御孔（12）（13）を、開閉弁
（14）（15）を介して前記高段圧縮機（２）の低圧側、
即ち中間圧（MP）側に連通すると共に、前記スライド弁
（３）をロードダウン側に制御する第２制御室（11）
を、前記高段圧縮機（２）の高圧（HP）側に連通させる
一方、前記ピストン（５）には、該ピストン（５）を貫
通する絞り（16）を穿孔し、該絞り（16）を介して前記
第１制御室（10）と第２制御室（11）を連通させるので
ある。
具体的には、前記高段圧縮機（２）の吐出側と前記第２
制御室（11）とを連通する第１連絡管（17）を設けると
共に、該第１連絡管（17）に第１分岐管（18）を設け
て、該分岐管（18）を高段圧縮機（２）の後記する第４
制御室（19）に接続するのである。又一方、前記低段圧
縮機（１）の吐出側、即ち前記高段圧縮機（２）の吸入
側、即ち中間圧（MP）側に連通する第２連絡管（20）を
設けると共に、前記第１制御室（10）の側壁には第１容
量制御孔（12）と第２容量制御孔（13）を、前記ピスト
ン（５）が移動する方向に所定間隔を置くように穿孔
し、これら容量制御孔（12）（13）には、第１開閉弁
（14）を介装した第１支管（21）及び第２開閉弁（15）
を介装した第２支管（22）をそれぞれ接続し、これら第
１及び第２支管（21）（22）を介して前記各容量制御孔
（12）（13）を、前記第２連絡管（20）に連通させるの
である。更に、前記ピストン（５）には、小径とした貫
通孔を穿孔し、この貫通孔を前記第１制御室（10）を第
２制御室（11）とを連通させる絞り（16）とするのであ
る。
制御室（11）とを連通する第１連絡管（17）を設けると
共に、該第１連絡管（17）に第１分岐管（18）を設け
て、該分岐管（18）を高段圧縮機（２）の後記する第４
制御室（19）に接続するのである。又一方、前記低段圧
縮機（１）の吐出側、即ち前記高段圧縮機（２）の吸入
側、即ち中間圧（MP）側に連通する第２連絡管（20）を
設けると共に、前記第１制御室（10）の側壁には第１容
量制御孔（12）と第２容量制御孔（13）を、前記ピスト
ン（５）が移動する方向に所定間隔を置くように穿孔
し、これら容量制御孔（12）（13）には、第１開閉弁
（14）を介装した第１支管（21）及び第２開閉弁（15）
を介装した第２支管（22）をそれぞれ接続し、これら第
１及び第２支管（21）（22）を介して前記各容量制御孔
（12）（13）を、前記第２連絡管（20）に連通させるの
である。更に、前記ピストン（５）には、小径とした貫
通孔を穿孔し、この貫通孔を前記第１制御室（10）を第
２制御室（11）とを連通させる絞り（16）とするのであ
る。
尚、（19）（23）は、高段圧縮機（２）のシリンダ室
（８）を、ロッド（24）を介して前記スライド弁（７）
に接続したピストン（９）により区画した２室であっ
て、（23）はスライド弁（７）をロードアップ側に制御
する第３制御室、（19）は、前記スライド弁（７）をロ
ードダウン側に制御する第４制御室である。又、（25）
（26）は、前記第３制御室（23）に接続した第３及び第
４支管であり、これら各支管（25）（26）には第３及び
第４開閉弁（27）（28）を介装している。
（８）を、ロッド（24）を介して前記スライド弁（７）
に接続したピストン（９）により区画した２室であっ
て、（23）はスライド弁（７）をロードアップ側に制御
する第３制御室、（19）は、前記スライド弁（７）をロ
ードダウン側に制御する第４制御室である。又、（25）
（26）は、前記第３制御室（23）に接続した第３及び第
４支管であり、これら各支管（25）（26）には第３及び
第４開閉弁（27）（28）を介装している。
又、前記各ロッド（４）（24）の直径は大きくとり、前
記ピストン（５）の第１制御室（10）と第２制御室（1
1）に曝される面積の差、及び前記ピストン（24）の第
３制御室（23）と第４制御室（19）に曝される面積の差
を積極的に設けているのである。
記ピストン（５）の第１制御室（10）と第２制御室（1
1）に曝される面積の差、及び前記ピストン（24）の第
３制御室（23）と第４制御室（19）に曝される面積の差
を積極的に設けているのである。
次に、以上のように構成したスクリュー形２段圧縮機に
おける低段圧縮機（１）のスライド弁（３）の動きを説
明する。
おける低段圧縮機（１）のスライド弁（３）の動きを説
明する。
先ず、前記第１支管（21）及び第２支管（22）に介装し
た２つの開閉弁（14）（15）を閉じると、前記第１制御
室（10）には、常時前記第１連絡管（17）からの高圧
（HP）になっており、第２制御室（11）は前記絞り（1
6）を介して第１制御室（10）に連通しているから、第
２制御室（11）は高圧（HP）になるのである。このと
き、前記ピストン（５）には、前記スライド弁（３）の
両端面に作用する中間圧（MP）と低圧（LP）とにより、
即ち該スライド弁（３）の断面積に前記各圧力の差圧を
乗じた力が第２図の右方向きに、即ちロードアップ側に
作用すると同時に、前記ロッド（４）の断面積に前記高
圧（HP）と前記中間圧（MP）との差圧を乗じた力も又ロ
ードアップ側に作用することになり、前記スライド弁
（３）の両端面に作用する中間圧（MP）と低圧（LP）と
に差圧がなくても、前記スライド弁（３）をロードアッ
プ側に移動させることができる。
た２つの開閉弁（14）（15）を閉じると、前記第１制御
室（10）には、常時前記第１連絡管（17）からの高圧
（HP）になっており、第２制御室（11）は前記絞り（1
6）を介して第１制御室（10）に連通しているから、第
２制御室（11）は高圧（HP）になるのである。このと
き、前記ピストン（５）には、前記スライド弁（３）の
両端面に作用する中間圧（MP）と低圧（LP）とにより、
即ち該スライド弁（３）の断面積に前記各圧力の差圧を
乗じた力が第２図の右方向きに、即ちロードアップ側に
作用すると同時に、前記ロッド（４）の断面積に前記高
圧（HP）と前記中間圧（MP）との差圧を乗じた力も又ロ
ードアップ側に作用することになり、前記スライド弁
（３）の両端面に作用する中間圧（MP）と低圧（LP）と
に差圧がなくても、前記スライド弁（３）をロードアッ
プ側に移動させることができる。
又、前記第１開閉弁（14）を開にすると、第１制御室
（10）は第２連絡管（20）に連通し中間圧（MP）にな
り、ピストン（５）には、該ピストン（５）の第１制御
室（10）に曝されている面積から、前記ピストン（５）
の断面積を差し引いた面積に、高圧（HP）を乗じた力が
ロードダウン側に作用する一方、前記ピストン（５）の
面積に中間圧（MP）を乗じた力が逆方向に作動するが、
中間圧（MP）が零に近いから、前者の力の方が後者の力
より常に大きくなり、したがって、前記ピストン（５）
が第２図左方側、即ちロードダウン側に移動することが
できるのである。
（10）は第２連絡管（20）に連通し中間圧（MP）にな
り、ピストン（５）には、該ピストン（５）の第１制御
室（10）に曝されている面積から、前記ピストン（５）
の断面積を差し引いた面積に、高圧（HP）を乗じた力が
ロードダウン側に作用する一方、前記ピストン（５）の
面積に中間圧（MP）を乗じた力が逆方向に作動するが、
中間圧（MP）が零に近いから、前者の力の方が後者の力
より常に大きくなり、したがって、前記ピストン（５）
が第２図左方側、即ちロードダウン側に移動することが
できるのである。
尚、（29）は第２制御室（11）に内装したばねであり、
ピストン（５）をロードダウン側に付勢するものである
から、その付勢する力を前記ピストン（５）の差圧によ
る作動に大きく影響を与えない程度に設定している。
ピストン（５）をロードダウン側に付勢するものである
から、その付勢する力を前記ピストン（５）の差圧によ
る作動に大きく影響を与えない程度に設定している。
（発明の効果） 以上のごとく、本発明によれば、低段圧縮機（１）と高
段圧縮機（２）とを備えたスクリュー形２段圧縮機の容
量制御装置であって、前記低段圧縮機（１）にスライド
弁（３）を設け、このスライド弁（３）にロッド（４）
を介して連結したピストン（５）をシリンダ室（６）に
配設し、前記ピストン（５）の作動で前記スライド弁
（３）を移動させて、前記低段圧縮機（１）の容量制御
を行なう一方、前記ピストン（５）で区画する２室のう
ち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に制御する
第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の移動方向
に沿って複数の容量制御孔（12）…を開口して、これら
各容量制御孔（12）…を開閉弁（14）（15）を介して前
記高段圧縮機（２）の低圧側に連通すると共に、前記ス
ライド弁（３）をロードダウン側に制御する第２制御室
（11）を、前記高段圧縮機（２）の高圧側に連通し、か
つ、前記第１及び第２制御室（11）（１）を絞り（16）
を介して連通したから、第２制御室（11）に高段圧縮機
（２）の吐出側の高圧を常に作用させる一方、開閉弁
（14）（15）の開閉操作により第１制御室（10）を前記
高段圧縮機（２）の低圧側に連通したり、連通を遮断し
たりして、前記ピストン（５）を作動させ、該ピストン
（５）の作動により前記スライド弁（３）を移動させ、
容量制御することができ、容量制御運転時、前記低段圧
縮機（１）の吐出側の圧力が低下して該圧縮機（１）の
低圧側圧力に近づいても、該圧縮機（１）に設けたスラ
イド弁（３）を移動させる前記ピストン（５）を作動さ
せるに必要な差圧を得ることができ、この結果、差圧が
少ないときでも低段圧縮機（１）を容量運転できるスク
リュー形２段圧縮機を提供できるに至ったのである。
段圧縮機（２）とを備えたスクリュー形２段圧縮機の容
量制御装置であって、前記低段圧縮機（１）にスライド
弁（３）を設け、このスライド弁（３）にロッド（４）
を介して連結したピストン（５）をシリンダ室（６）に
配設し、前記ピストン（５）の作動で前記スライド弁
（３）を移動させて、前記低段圧縮機（１）の容量制御
を行なう一方、前記ピストン（５）で区画する２室のう
ち、前記スライド弁（３）をロードアップ側に制御する
第１制御室（10）に、前記スライド弁（３）の移動方向
に沿って複数の容量制御孔（12）…を開口して、これら
各容量制御孔（12）…を開閉弁（14）（15）を介して前
記高段圧縮機（２）の低圧側に連通すると共に、前記ス
ライド弁（３）をロードダウン側に制御する第２制御室
（11）を、前記高段圧縮機（２）の高圧側に連通し、か
つ、前記第１及び第２制御室（11）（１）を絞り（16）
を介して連通したから、第２制御室（11）に高段圧縮機
（２）の吐出側の高圧を常に作用させる一方、開閉弁
（14）（15）の開閉操作により第１制御室（10）を前記
高段圧縮機（２）の低圧側に連通したり、連通を遮断し
たりして、前記ピストン（５）を作動させ、該ピストン
（５）の作動により前記スライド弁（３）を移動させ、
容量制御することができ、容量制御運転時、前記低段圧
縮機（１）の吐出側の圧力が低下して該圧縮機（１）の
低圧側圧力に近づいても、該圧縮機（１）に設けたスラ
イド弁（３）を移動させる前記ピストン（５）を作動さ
せるに必要な差圧を得ることができ、この結果、差圧が
少ないときでも低段圧縮機（１）を容量運転できるスク
リュー形２段圧縮機を提供できるに至ったのである。
第１図は、本発明の概略配管配置図、第２図は低段圧縮
機の要部拡大断面説明図、第３図は従来例を示す要部説
明図である。 （１）……低段圧縮機 （２）……高段圧縮機 （３）……スライド弁 （４）……ロッド （５）……ピストン （10）……第１制御室 （11）……第２制御室 （12）……第１容量制御孔 （13）……第２容量制御孔 （14）……第１開閉弁 （15）……第２開閉弁 （16）……絞り
機の要部拡大断面説明図、第３図は従来例を示す要部説
明図である。 （１）……低段圧縮機 （２）……高段圧縮機 （３）……スライド弁 （４）……ロッド （５）……ピストン （10）……第１制御室 （11）……第２制御室 （12）……第１容量制御孔 （13）……第２容量制御孔 （14）……第１開閉弁 （15）……第２開閉弁 （16）……絞り
Claims (1)
- 【請求項１】低段圧縮機（１）と高段圧縮機（２）とを
備えたスクリュー形２段圧縮機の容量制御装置であっ
て、前記低段圧縮機（１）にスライド弁（３）を設け、
このスライド弁（３）にロッド（４）を介して連結した
ピストン（５）をシリンダ室（６）に配設し、前記ピス
トン（５）の作動で前記スライド弁（３）を作動させ
て、前記低段圧縮機（１）の容量制御を行なう一方、前
記ピストン（５）で区画する２室のうち、前記スライド
弁（３）をロードアップ側に制御する第１制御室（10）
に、前記スライド弁（３）の移動方向に沿って複数の容
量制御孔（12）（13）を開口して、これら各容量制御孔
（12）（13）を開閉弁（14）（15）を介して前記高段圧
縮機（２）の低圧側に連通すると共に、前記スライド弁
（３）をロードダウン側に制御する第２制御室（11）
を、前記高段圧縮機（２）の高圧側に連通し、かつ、前
記第１及び第２制御室（10）（12）を絞り（16）を介し
て連通したことを特徴とするスクリュー形２段圧縮機の
容量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6905889A JPH0759951B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6905889A JPH0759951B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02248684A JPH02248684A (ja) | 1990-10-04 |
| JPH0759951B2 true JPH0759951B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=13391590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6905889A Expired - Lifetime JPH0759951B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | スクリュー形２段圧縮機の容量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759951B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012102967A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | スクリュー冷凍機 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6881040B2 (en) * | 2001-02-15 | 2005-04-19 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Multi-stage screw compressor unit accommodating high suction pressure and pressure fluctuations and method of operation thereof |
| JP4265577B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2009-05-20 | 日立アプライアンス株式会社 | 二段スクリュー圧縮機 |
| CN110486278A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-11-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 双级压缩机及空调机组 |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP6905889A patent/JPH0759951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012102967A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | スクリュー冷凍機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02248684A (ja) | 1990-10-04 |
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