JPH0759814A - 指絆創膏収納ロールおよびその収納ケース - Google Patents

指絆創膏収納ロールおよびその収納ケース

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JPH0759814A
JPH0759814A JP23746393A JP23746393A JPH0759814A JP H0759814 A JPH0759814 A JP H0759814A JP 23746393 A JP23746393 A JP 23746393A JP 23746393 A JP23746393 A JP 23746393A JP H0759814 A JPH0759814 A JP H0759814A
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Tamotsu Miyamoto
保 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状のチューブに指絆創膏を貼り付けて
収納しておき、片手操作によって、指絆創膏の取り出し
と傷口への接着を効率化させる。 【構成】 シール部2で区画された多数の偏平状筒形袋
1の夫々に指絆創膏4を収納した帯状物をロール状に巻
回した指絆創膏収納ロールにおいて、粘着テープの粘着
面の長さが左右で異なる位置にガーゼ部8が固着された
指絆創膏4の短い粘着面側の粘着テープ部9を偏平状筒
形袋1の内面に貼り付け、長い粘着面側の粘着テープ部
9に剥離紙10を貼り付けるとともに剥離紙10の一端
を延出させてガーゼ部8を覆い、短い粘着面側の粘着テ
ープ部9のガーゼ部8寄りの位置で指絆創膏4を折り返
して偏平状筒形袋1に収納し、偏平状筒形袋1の指絆創
膏4の長い粘着面側の一端近傍に位置しシール部2から
外れた位置にミシン目カットライン5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用等において広く使
用されている指絆創膏を多数収納するロールおよびその
収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種収納ロールとしては、実公
昭59−25367号公報に記載のものが知られてい
る。これは、支持体の一面に粘着剤層を設けその粘着剤
層上に該粘着剤層の両側縁部区帯を残してガーゼその他
の繊維質基材を貼着すると共に前記両側縁部区帯の粘着
剤層に適当な剥離紙を貼着し、これに適当な間隙を存し
て切離し可能な切目線を設けその一定長をロール状に巻
回したものである。また、繊維質基材が相互間に間隔を
存して粘着剤層上に貼着すると共に切目線が前記繊維質
基材の相互間に設けられている。さらに、繊維質基材が
切目線を介して連接して粘着剤層上に貼着している。こ
のように構成された従来の収納ロールは、嵩ばらず携
帯,輸送,保管に便利であり、必要に応じて切目線から
所要数を切断して簡易に使用できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものでは、切目
線から切断した後にこれを指に巻き付ける場合、長方形
状に切断されたもののガーゼ貼着面側の2つの長辺側の
剥離紙を剥した後に指に巻き付けなければならず、片手
で行うことは困難であった。また、手指で粘着剤層やガ
ーゼに触れてしまうことも多く、水や埃やばい菌等によ
って指に巻き付ける前に汚染されるおそれもあった。本
発明は、上述した従来方法による指絆創膏使用上の欠点
を解消して、指絆創膏の取り出しと指への巻き付けを効
率よく行うことができ、使用時の汚染を防ぐことのでき
る指絆創膏収納ロールとその収納ケースを提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る指絆創膏収納ロールは、シール部
で区画された多数の偏平状筒形袋の夫々に指絆創膏を収
納した帯状物をロール状に巻回した指絆創膏収納ロール
において、粘着テープの粘着面の長さが左右で異なる位
置にガーゼ部が固着された指絆創膏の短い粘着面側の粘
着テープ部を偏平状筒形袋の内面に貼り付け、長い粘着
面側の粘着テープ部に剥離紙を貼り付けるとともに剥離
紙の一端を延出させてガーゼ部を覆い、短い粘着面側の
粘着テープ部のガーゼ部寄りの位置で指絆創膏を折り返
して偏平状筒形袋に収納し、偏平状筒形袋の指絆創膏の
長い粘着面側の一端近傍に位置しシール部から外れた位
置にミシン目カットラインを設けたものである。また、
収納ケースは、指絆創膏収納ロールの中心を固定する回
転軸を備えた偏平状のエスカルゴ形収納ケースであっ
て、指絆創膏収納ロールのシール部の個所にはストッパ
ー穴を形成しておき、収納ケースの開口部から指絆創膏
収納ロールを引き出すときにこのストッパー穴に自動的
に挿入されるストッパーを設けるとともに、このストッ
パーをストッパー穴から外す操作ボタンを設けたもので
ある。
【0005】
【作用】収納ケースの開口部に設けてあるボタン操作に
よってストッパーをシール部のストッパー穴から外す
と、指絆創膏収納ロールを引き出すことができる。次の
シール部のストッパー穴の所ではストッパーが自動的に
挿入されるので、シール部と偏平状筒形袋より成る一組
の指絆創膏収納ロールをミシン目カットラインの所で切
り離すことができる。カッターを設けた収納ケースから
引き出されたものでは、ミシン目カットラインと収納ケ
ースのカッターによって偏平状筒形袋はL字型に開口す
るので内部に収納されている指絆創膏を容易に取り出す
ことができる。また、偏平状筒形袋の内部に粘着してあ
る指絆創膏の粘着テープ部は折り曲げられて貼り付けら
れているので、引っ張ると簡単に外れて出て来る。この
部分には剥離紙が付いていないので、これを傷口の手前
につけ、ガーゼ部を傷口面に接着させながら剥離紙を剥
がすと粘着面同士がくっつくことなしに簡単に指絆創膏
を指に巻き付けることができる。即ち、指絆創膏収納ロ
ールをミシン目カットラインで切り離すのも、指絆創膏
を取り出して傷口に巻き付けるのも容易になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明による指絆創膏収納ロールの平
面図であって、グラシンペーパー等の偏平状筒形袋(以
下チューブという)1の内面上部に指絆創膏4の一部を
粘着させて収納してある。前記チューブ1の両端は熱シ
ール等によってチューブ1の内面を接着させてシール部
2を形成しており、シール部2の中央部にはストッパー
穴3が設けてある。また、チューブ1の一端にはシール
部2の近くにミシン目カットライン5が設けられてお
り、チューブ1はこの部分において切り離される構成に
なっており、チューブ1とシール部2を交互に連接して
ロール状の指絆創膏収納ロールを構成している。すなわ
ち、チューブ1がシール部2を介して多数つながった帯
状物になっていて、この帯状物をロール状に巻回してあ
る。巻回したものが巻き戻らないようにシール部2の片
面に粘着剤を塗布して仮止めされるようにしておいても
よい。なお、後述する収納ケース11に収納されない場
合にはストッパー穴3を設ける必要はない。
【0007】図2は本発明による指絆創膏収納ロールの
断面図であって、チューブ1の内面には図3に示す指絆
創膏4が粘着されている。指絆創膏4の粘着面7と9の
長さが異なるように繊維質基材等からなるガーゼ部8が
固着されており、粘着面の短い粘着テープ部9はチュー
ブ1の内側上面に粘着されている。この粘着テープ部9
とガーゼ部8の境目において指絆創膏4は裏面側同士が
重なるように折り返して重ね合わせてあり、ガーゼ部8
と長い粘着テープ部7は剥離紙10によって覆われてい
る。剥離紙10の一端はガーゼ部8を越えて粘着テープ
部9の一部にかかっていてもよい。また、粘着テープ部
7と剥離紙10の先端部がミシン目カットライン5の位
置に来るように指絆創膏4の長さを調整してある。従っ
て、ミシン目カットライン5の個所でチューブ1を切り
離すとチューブ1の開口部に指絆創膏4の先端部が出て
おり、容易に取り出すことができる。チューブ1の開口
部に直交する2つの平行な辺の個所も袋状にするためシ
ールされているが、この開口部から表裏の部材を離間さ
せると平行な2辺のシール個所も容易に剥れるようにし
ておき、表側の部材に貼り付いた粘着テープ部9を剥が
して指絆創膏4を取り出すようにしてもよい。
【0008】指絆創膏収納ロールは偏平状のエスカルゴ
形収納ケース11の内部に設けてある回転軸13にその
端末部を固定させたうえでロール状に巻回して収納する
ことができ、指絆創膏4が必要となったときはこの収納
ケース11からシール部2と接続されたチューブ1を引
き出し、チューブ1から指絆創膏4を取り出して使用す
る。収納ケース11の開口部には操作ボタン12が設け
られており、この操作ボタン12によってストッパー1
6をシール部2に設けられているストッパー穴3から外
すと指絆創膏収納ロールを収納ケース11から引き出す
ことができる。一組のチューブ1とシール部2が引き出
された後に、次のシール部2のストッパー穴3の個所で
ストッパー16がストッパー穴3に自動的に挿入される
ので指絆創膏収納ロールの引き出しは停止される。さら
に指絆創膏収納ロールを引っ張ると、ミシン目カットラ
イン5の個所でチューブ1が切断され、一組のチューブ
1とシール部2が収納ケース11から分離される。
【0009】なお、収納ケース11の開口部にはカッタ
ー14が設けられており、指絆創膏収納ロールを収納ケ
ース11から引き出すときにチューブ1の片側は切り開
かれた状態になって出てくる。従って、チューブ1から
指絆創膏4を取り出すことは極めて容易になる。さら
に、この指絆創膏4を指に巻き付ける場合は、図5に示
すように、指絆創膏4の短い粘着面9を傷口の手前につ
けて固定した状態でガーゼ部8を傷口に当て、剥離紙1
0を引きながら長い粘着面7を指15の周囲に巻いてゆ
くと、粘着面同士がくっつかずに巻き付けることができ
る。即ち、この作業は凡て片手でよいので他人の援助を
受けることなしに自分で自分の指の傷手当を行うことが
できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る指
絆創膏収納ロールは、シール部で区画された多数の偏平
状筒形袋の夫々に指絆創膏を収納した帯状物をロール状
に巻回した指絆創膏収納ロールにおいて、粘着テープの
粘着面の長さが左右で異なる位置にガーゼ部が固着され
た指絆創膏の短い粘着面側の粘着テープ部を偏平状筒形
袋の内面に貼り付け、長い粘着面側の粘着テープ部に剥
離紙を貼り付けるとともに剥離紙の一端を延出させてガ
ーゼ部を覆い、短い粘着面側の粘着テープ部のガーゼ部
寄りの位置で指絆創膏を折り返して偏平状筒形袋に収納
し、偏平状筒形袋の指絆創膏の長い粘着面側の一端近傍
に位置しシール部から外れた位置にミシン目カットライ
ンを設けたものである。従って、ロール状に巻回された
ものをミシン目カットラインから切り離すと、偏平状筒
形袋に開口部が形成され、この開口部から指絆創膏を引
っぱり出すと短い方の粘着テープ部が袋の内面から剥が
れて外部に取り出される。外部に取り出された指絆創膏
を指に巻き付けるには、剥離紙がついていない短い方の
粘着テープ部を指に貼り付け、剥離紙を剥がしながら傷
口にガーゼ部を当てがい長い方の粘着テープ部を指に貼
り付けていくことができ、指絆創膏が巻き付けられない
方の片手で簡単に巻き付け作業を行うことができる。ま
た、1つ1つの指絆創膏は偏平状筒形袋に収納されてい
るので衛生的であり、しかも使用時に粘着テープ部やガ
ーゼ部を手指で触れるおそれも少ないので、この部分が
汚染されることもない。
【0011】また、この発明に係る収納ケースは、指絆
創膏収納ロールの中心を固定する回転軸を備えた偏平状
のエスカルゴ形収納ケースであって、指絆創膏収納ロー
ルのシール部の個所にはストッパー穴を形成しておき、
収納ケースの開口部から指絆創膏収納ロールを引き出す
ときにこのストッパー穴に自動的に挿入されるストッパ
ーを設けるとともに、このストッパーをストッパー穴か
ら外す操作ボタンを設けたものである。従って、収納ケ
ースから指絆創膏収納ロールを引き出すときは、シール
部に設けてあるストッパー穴を収納ケース開口部に設け
てあるボタン操作によって制御し、一組のチューブとシ
ール部がミシン目カットライン個所で切り離され、切り
離されたチューブの端に出ている指絆創膏を引き出し、
指絆創膏の粘着面同士がくっつくことなしにガーゼ部を
傷口に接着させることができる。この一連の作業は凡て
片手で行うことができ、指に生じた傷口の手当を迅速に
処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す指絆創膏収納ロールの平
面図。
【図2】本発明の実施例を示す指絆創膏収納ロールの断
面図。
【図3】本発明の実施例を示す指絆創膏の平面図。
【図4】本発明による指絆創膏収納ロールの収納ケース
の斜視図。
【図5】指に指絆創膏を巻き付ける方法を示す説明図。
【符号の説明】
1 偏平状筒形袋(チューブ) 2 シール部 3 ストッパー穴 4 指絆創膏 5 ミシン目カットライン 7,9 粘着面 8 ガーゼ部 10 剥離紙 11 偏平状エスカルゴ形収納ケース 12 操作ボタン 13 回転軸 14 カッター 16 ストッパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール部(2)で区画された多数の偏平
    状筒形袋(1)の夫々に指絆創膏(4)を収納した帯状
    物をロール状に巻回した指絆創膏収納ロールにおいて、 粘着テープの粘着面の長さが左右で異なる位置にガーゼ
    部(8)が固着された指絆創膏(4)の短い粘着面側の
    粘着テープ部(9)を偏平状筒形袋(1)の内面に貼り
    付け、 長い粘着面側の粘着テープ部(9)に剥離紙(10)を
    貼り付けるとともに剥離紙(10)の一端を延出させて
    ガーゼ部(8)を覆い、 短い粘着面側の粘着テープ部(9)のガーゼ部(8)寄
    りの位置で指絆創膏(4)を折り返して偏平状筒形袋
    (1)に収納し、 偏平状筒形袋(1)の指絆創膏(4)の長い粘着面側の
    一端近傍に位置しシール部(2)から外れた位置にミシ
    ン目カットライン(5)を設けたことを特徴とする指絆
    創膏収納ロール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の指絆創膏収納ロールの
    中心を固定する回転軸を備えた偏平状のエスカルゴ形収
    納ケース(11)であって、 指絆創膏収納ロールのシール部(2)の個所にはストッ
    パー穴(3)を形成しておき、 収納ケース(11)の開口部から指絆創膏収納ロールを
    引き出すときにこのストッパー穴(3)に自動的に挿入
    されるストッパー(16)を設けるとともに、 このストッパー(16)をストッパー穴(3)から外す
    操作ボタン(12)を設けたことを特徴とする指絆創膏
    収納ロールの収納ケース。
  3. 【請求項3】 収納ケース(11)の開口部から引き出
    される指絆創膏収納ロールの偏平状筒形袋(1)の一辺
    を切り開くカッター(14)を設けたことを特徴とする
    請求項2に記載の指絆創膏収納ロールの収納ケース。
JP5237463A 1993-08-30 1993-08-30 指絆創膏収納ロ―ルおよびその収納ケ―ス Expired - Lifetime JP2521886B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111700736A (zh) * 2020-06-29 2020-09-25 岳铁华 一种外科手术用医用压敏胶带盒

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CN111700736A (zh) * 2020-06-29 2020-09-25 岳铁华 一种外科手术用医用压敏胶带盒

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JP2521886B2 (ja) 1996-08-07

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