JPH0759369A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH0759369A JPH0759369A JP5200512A JP20051293A JPH0759369A JP H0759369 A JPH0759369 A JP H0759369A JP 5200512 A JP5200512 A JP 5200512A JP 20051293 A JP20051293 A JP 20051293A JP H0759369 A JPH0759369 A JP H0759369A
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- JP
- Japan
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- rotor
- encoder
- electrode
- ultrasonic motor
- motor
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全体として超小型のエンコーダ付き超音波モ
ータを提供することにある。 【構成】 超音波モータと、この超音波モータのロータ
の外周部に取り付けられ前記ロータの回転角を検出する
容量型エンコーダよりなり、前記超音波モータとエンコ
ーダの駆動源を共用したことを特徴としたものである。
ータを提供することにある。 【構成】 超音波モータと、この超音波モータのロータ
の外周部に取り付けられ前記ロータの回転角を検出する
容量型エンコーダよりなり、前記超音波モータとエンコ
ーダの駆動源を共用したことを特徴としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダ付きの超音
波モータに関するものである。
波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、超音波モータは例えば30
0KHz程度の高周波でPZT等を駆動し、発生した超
音波で進行波を造り、摩擦材を介してモータとして回転
力を取り出すようにしたもので、超小型化が可能なもの
である。モータを角度制御,或いは回転制御するような
場合には、モータの回転軸にエンコーダを付加するのが
一般的である。このようなエンコーダ付のモータにおい
ては、モータを駆動するのに駆動源を必要とし、又エン
コーダも駆動源を必要とする。しかし、モータとエンコ
ーダにそれぞれ駆動源を持つことはモータ全体として大
型にならざるを得ず、エンコーダが付加された超音波モ
ータに、モータとエンコーダにそれぞれ駆動源を持つこ
とは、特に超小型化が可能な超音波モータにとってはそ
の特徴が生かされない。
0KHz程度の高周波でPZT等を駆動し、発生した超
音波で進行波を造り、摩擦材を介してモータとして回転
力を取り出すようにしたもので、超小型化が可能なもの
である。モータを角度制御,或いは回転制御するような
場合には、モータの回転軸にエンコーダを付加するのが
一般的である。このようなエンコーダ付のモータにおい
ては、モータを駆動するのに駆動源を必要とし、又エン
コーダも駆動源を必要とする。しかし、モータとエンコ
ーダにそれぞれ駆動源を持つことはモータ全体として大
型にならざるを得ず、エンコーダが付加された超音波モ
ータに、モータとエンコーダにそれぞれ駆動源を持つこ
とは、特に超小型化が可能な超音波モータにとってはそ
の特徴が生かされない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、超音
波モータが持つ上記のような特徴を生かし、全体として
超小型のエンコーダ付きの超音波モータを提供すること
にある。
波モータが持つ上記のような特徴を生かし、全体として
超小型のエンコーダ付きの超音波モータを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、超音波モータ
と、この超音波モータのロータの外周部に取り付けられ
前記ロータの回転角を検出する容量型エンコーダよりな
り、前記超音波モータとエンコーダの駆動源を共用した
ことを特徴としたものである。
と、この超音波モータのロータの外周部に取り付けられ
前記ロータの回転角を検出する容量型エンコーダよりな
り、前記超音波モータとエンコーダの駆動源を共用した
ことを特徴としたものである。
【0005】
【作用】このような本発明では、1個の駆動源で超音波
モータとエンコーダが駆動される。
モータとエンコーダが駆動される。
【0006】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は
本発明に係わるエンコーダ付き超音波モータの一実施例
を示した斜視図である。なお、図は一部を断面で示して
ある。図において、10は超音波モータ、20はプリン
ト板である。超音波モータ10はロータ(アウターロー
タ)11とベース12よりなっている。このような超音
波モータ自体は、例えば特開昭59−122385号等
によって既に周知のものである。
本発明に係わるエンコーダ付き超音波モータの一実施例
を示した斜視図である。なお、図は一部を断面で示して
ある。図において、10は超音波モータ、20はプリン
ト板である。超音波モータ10はロータ(アウターロー
タ)11とベース12よりなっている。このような超音
波モータ自体は、例えば特開昭59−122385号等
によって既に周知のものである。
【0007】プリント板20には超音波モータ10(以
下、単にモータという)のロータ11の径より僅かに大
きい径の穴21が設けられており、モータ10はロータ
11部分がその穴21を遊貫するように配置され、ベー
ス12部分がプリント板20の裏面に取り付けられてい
る。ベース12にはその内部に電歪素子が取り付けら
れ、且つ中心固定軸があり、ボールベアリングでロータ
11を支えるようになっている。13はロータ11の回
転軸を示すものである。14はシールド部材、30は位
置制御手段を構成する容量結合形のエンコーダを示すも
のである。
下、単にモータという)のロータ11の径より僅かに大
きい径の穴21が設けられており、モータ10はロータ
11部分がその穴21を遊貫するように配置され、ベー
ス12部分がプリント板20の裏面に取り付けられてい
る。ベース12にはその内部に電歪素子が取り付けら
れ、且つ中心固定軸があり、ボールベアリングでロータ
11を支えるようになっている。13はロータ11の回
転軸を示すものである。14はシールド部材、30は位
置制御手段を構成する容量結合形のエンコーダを示すも
のである。
【0008】エンコーダ30において、31は集電用の
極板、32は回転円板、33は回転電界発生用の電極で
ある。極板31と回転円板32及び電極33は何れも環
状のもので、これらの平面図を図2の(イ),(ロ),
(ハ)に示す。電極33は図1に示したプリント板20
の表面において、ロータ11の周囲に環状のパターンと
して形成されている。この電極33は図2の(ハ)に示
す如く実施例では8個に分極されており、各電極33a
〜33hには分周器43により互いに45°ずつ位相が
シフトされた方形波電圧Ea〜Ehが印加され、これに
よって0〜360°に渡る回転電界が発生するようにな
っている。
極板、32は回転円板、33は回転電界発生用の電極で
ある。極板31と回転円板32及び電極33は何れも環
状のもので、これらの平面図を図2の(イ),(ロ),
(ハ)に示す。電極33は図1に示したプリント板20
の表面において、ロータ11の周囲に環状のパターンと
して形成されている。この電極33は図2の(ハ)に示
す如く実施例では8個に分極されており、各電極33a
〜33hには分周器43により互いに45°ずつ位相が
シフトされた方形波電圧Ea〜Ehが印加され、これに
よって0〜360°に渡る回転電界が発生するようにな
っている。
【0009】回転円板32は、プリント板20にパター
ンとして形成した電極33と僅かの間隙を介して対向す
るようにロータ11の外周部に取り付けられており、ロ
ータ11と共に回転するようになっている。この回転円
板は非導電材で構成したもので、その表面には図2の
(ロ)に示す如く、240°に渡って導体板32aが取
り付けられている。この導体板32aは互いに絶縁され
るように複数個に分割され、各分割片は中心に対して僅
かに渦巻状の方向になるように取り付けられている。回
転円板32の裏面にも表面に取り付けられた導体板32
aと同様に複数個に分割された導体板が取り付けられて
おり、表裏対向する各導体片はスルーホールによって互
いに導通するようになっている。
ンとして形成した電極33と僅かの間隙を介して対向す
るようにロータ11の外周部に取り付けられており、ロ
ータ11と共に回転するようになっている。この回転円
板は非導電材で構成したもので、その表面には図2の
(ロ)に示す如く、240°に渡って導体板32aが取
り付けられている。この導体板32aは互いに絶縁され
るように複数個に分割され、各分割片は中心に対して僅
かに渦巻状の方向になるように取り付けられている。回
転円板32の裏面にも表面に取り付けられた導体板32
aと同様に複数個に分割された導体板が取り付けられて
おり、表裏対向する各導体片はスルーホールによって互
いに導通するようになっている。
【0010】前記したシールド部材40は断面コ字状の
もので、全体が環状をしており、図1に示すプリント板
20の表面に形成した電極33の周囲において、プリン
ト板20に取り付けられるようになっている。図2に示
す環状の集電用極板31は、図1における回転円板32
に僅かの間隙を介して対向するように、その周囲がシー
ルド部材40の上面に取付けられている。
もので、全体が環状をしており、図1に示すプリント板
20の表面に形成した電極33の周囲において、プリン
ト板20に取り付けられるようになっている。図2に示
す環状の集電用極板31は、図1における回転円板32
に僅かの間隙を介して対向するように、その周囲がシー
ルド部材40の上面に取付けられている。
【0011】このような構成のエンコーダ30におい
て、図2に示す如く電極33を構成する分極33a〜3
3hに互いに45°ずつ位相がシフトした方形波電圧E
a〜Ehを印加すると、0〜360°に渡って回転電界
が発生する。この回転電界を図1に示す如く集電用極板
31で閉塞することにより、回転電界の電位は集電用極
板31に伝わり、この極板31より回転電界を取り出す
ことができる。
て、図2に示す如く電極33を構成する分極33a〜3
3hに互いに45°ずつ位相がシフトした方形波電圧E
a〜Ehを印加すると、0〜360°に渡って回転電界
が発生する。この回転電界を図1に示す如く集電用極板
31で閉塞することにより、回転電界の電位は集電用極
板31に伝わり、この極板31より回転電界を取り出す
ことができる。
【0012】ここで、モータ10を駆動させそのロータ
11を回転させると、その回転に応じてエンコーダ30
を構成する回転円板32が回転する。この回転円板32
の回転に応じて集電用極板31より取り出される回転電
界の位相角は0〜360°に渡って変化する。従って、
集電用極板31より取り出される回転電界の位相角の変
化を検出することにより、回転円板32,即ちモータ1
0のロータ11の回転角を知ることが出来る。
11を回転させると、その回転に応じてエンコーダ30
を構成する回転円板32が回転する。この回転円板32
の回転に応じて集電用極板31より取り出される回転電
界の位相角は0〜360°に渡って変化する。従って、
集電用極板31より取り出される回転電界の位相角の変
化を検出することにより、回転円板32,即ちモータ1
0のロータ11の回転角を知ることが出来る。
【0013】上述の実施例において、回転円板32に2
40°に渡って導体面32aを形成した場合について説
明したが、これは240°にすることにより0〜360
°の範囲において第3高調波の(+)と(−)部分が互
いにキャンセルされ、出力として表れないようにする為
のものである。尚、第3高調波の影響を無くす為には2
40°だけではなく、120°,即ち回転円板32の導
体面32aの角度を360°/3の整数倍に選べば良
い。同様の考えにより、導体面32aの角度を360°
/5の整数倍に選べば、第5高調波の影響を無くす事が
出来る。又、導体板32aを複数個に分割したが、これ
は回転円板32が傾いてモータロータ11に取り付けら
れても、その影響を少なくする為である。なお、この回
転円板32の傾斜の影響をなくすには導体板32aの分
割数を多く、例えばメッシュ方式にした方がより効果的
である。又、各分割片を中心に対して僅かに渦巻状の方
向になるように取り付けたのは、回転電界を発生させる
為に45°宛ずれた方形波電圧を電極33a〜33hに
与えているが、各45°の境目においてリニアリテイが
悪くならないようにする為である。
40°に渡って導体面32aを形成した場合について説
明したが、これは240°にすることにより0〜360
°の範囲において第3高調波の(+)と(−)部分が互
いにキャンセルされ、出力として表れないようにする為
のものである。尚、第3高調波の影響を無くす為には2
40°だけではなく、120°,即ち回転円板32の導
体面32aの角度を360°/3の整数倍に選べば良
い。同様の考えにより、導体面32aの角度を360°
/5の整数倍に選べば、第5高調波の影響を無くす事が
出来る。又、導体板32aを複数個に分割したが、これ
は回転円板32が傾いてモータロータ11に取り付けら
れても、その影響を少なくする為である。なお、この回
転円板32の傾斜の影響をなくすには導体板32aの分
割数を多く、例えばメッシュ方式にした方がより効果的
である。又、各分割片を中心に対して僅かに渦巻状の方
向になるように取り付けたのは、回転電界を発生させる
為に45°宛ずれた方形波電圧を電極33a〜33hに
与えているが、各45°の境目においてリニアリテイが
悪くならないようにする為である。
【0014】図3はエンコーダ30を含む本発明に係わ
るエンコーダ付き超音波モータ全体のブロック図であ
る。図において、10は図1で説明した超音波モータ、
30はエンコーダである。エンコーダ30は図1で説明
した如く集電用極板31、回転円板32及び回転電界発
生用電極33よりなるもので、回転円板32はモータ1
0のロータ11の外周部に取り付けられている。
るエンコーダ付き超音波モータ全体のブロック図であ
る。図において、10は図1で説明した超音波モータ、
30はエンコーダである。エンコーダ30は図1で説明
した如く集電用極板31、回転円板32及び回転電界発
生用電極33よりなるもので、回転円板32はモータ1
0のロータ11の外周部に取り付けられている。
【0015】40は発振器で、実施例では4.5MHz
の方形波信号を発振する。41〜44はそれぞれ分周器
で、分周器41は発振器40の出力を1/66に分周し
(fL)、分周器42は発振器40の出力を1/16に
分周し(fM)、分周器43は発振器40の出力を1/
64に分周する。従って、分周器43の出力周波数は7
0.3KHz(fC)となる。分周器43により図2の
(ハ)で示した如く、互いに45°宛位相がシフトされ
た70.3KHzの周波数を持つ8個の方形波電圧が得
られ、この方形波電圧は電極33を構成する分極33a
〜33hにそれぞれ加えられ、これにより電極33は図
1及び図2で説明した如く回転電界を発生する。又、分
周器44は分周器41の出力を1/32に分周する。分
周器44の出力は2.1KHz(fR)となる。
の方形波信号を発振する。41〜44はそれぞれ分周器
で、分周器41は発振器40の出力を1/66に分周し
(fL)、分周器42は発振器40の出力を1/16に
分周し(fM)、分周器43は発振器40の出力を1/
64に分周する。従って、分周器43の出力周波数は7
0.3KHz(fC)となる。分周器43により図2の
(ハ)で示した如く、互いに45°宛位相がシフトされ
た70.3KHzの周波数を持つ8個の方形波電圧が得
られ、この方形波電圧は電極33を構成する分極33a
〜33hにそれぞれ加えられ、これにより電極33は図
1及び図2で説明した如く回転電界を発生する。又、分
周器44は分周器41の出力を1/32に分周する。分
周器44の出力は2.1KHz(fR)となる。
【0016】50はヘテロダイン検波器として用いられ
る電界効果形トランジスタ(以下、FETという)で、
そのゲート電極はエンコーダ30を構成する集電用電極
31に接続され、ドレイン電極は分周器41の出力端子
に接続されている。61はバンドパス増幅器、62は波
形整形用の比較器、70はエンコーダ30から得られる
回転電界の位相を検出する位相検出器である。FET5
0のソース電極はバンドパス増幅器61及び比較器62
を介して位相検出器70に接続されている。位相検出器
70には基準位相信号として、分周器44の出力fRが
加えられている。80はエンコーダ出力が取り出される
出力端子で、位相検出器70の出力端に接続されてい
る。
る電界効果形トランジスタ(以下、FETという)で、
そのゲート電極はエンコーダ30を構成する集電用電極
31に接続され、ドレイン電極は分周器41の出力端子
に接続されている。61はバンドパス増幅器、62は波
形整形用の比較器、70はエンコーダ30から得られる
回転電界の位相を検出する位相検出器である。FET5
0のソース電極はバンドパス増幅器61及び比較器62
を介して位相検出器70に接続されている。位相検出器
70には基準位相信号として、分周器44の出力fRが
加えられている。80はエンコーダ出力が取り出される
出力端子で、位相検出器70の出力端に接続されてい
る。
【0017】90はモータ駆動回路である。前記した分
周器42より得られる周波数fMの方形波電圧はモータ
駆動回路90を介して超音波モータ10に加えられてい
る。このモータ駆動回路90にはモータ10を正又は負
方向に回転制御する為のコントロール信号が印加される
端子91が設けられている。
周器42より得られる周波数fMの方形波電圧はモータ
駆動回路90を介して超音波モータ10に加えられてい
る。このモータ駆動回路90にはモータ10を正又は負
方向に回転制御する為のコントロール信号が印加される
端子91が設けられている。
【0018】このような構成のエンコーダ付き超音波モ
ータの動作を説明すると次のごとくなる。発振器40の
発振出力は分周器41〜44に与えられてそれぞれ所定
の分周比に従って分周される。分周器43より得られる
70.3KHzの方形波電圧fCは位相が互いに45°
シフトされてエンコーダ30を構成する電極33に与え
られ、これにより電極33は回転電界を発生する。モー
タ10には駆動回路90を介して周波数281KHzの
方形波電圧fMが与えられ、モータ10はこれにより駆
動される。モータ10のロータ11の外周部には図1で
示した如く、エンコーダ30を構成する回転円板32が
取り付けられており、この回転円板32はロータ11の
回転と共に回転する。回転円板32が回転すると、その
回転角に応じて電極33が発生する回転電界の位相が0
〜360°の範囲において変化する。この位相変化の情
報を含んだ周波数fCの回転電界は集電極31より取り
出され、FETスイッチ50のゲート電極に加えられ
る。一方、分周器41より得られる68KHzの方形波
電圧fLはFET60のドレイン電極に加えられてい
る。このfLの方形波電圧とゲート電極に加えられてい
る周波数fCの信号とがFETスイッチ50によりヘテ
ロダイン検波され(この場合、乗算)、FET50のソ
ース電極にはfC+fL(138.4KHz),f
C(70.3KHz),fL(68.2KHz),
fC−fL=fS(2.1KHz)の周波数を 含んだ
電圧が出力される。
ータの動作を説明すると次のごとくなる。発振器40の
発振出力は分周器41〜44に与えられてそれぞれ所定
の分周比に従って分周される。分周器43より得られる
70.3KHzの方形波電圧fCは位相が互いに45°
シフトされてエンコーダ30を構成する電極33に与え
られ、これにより電極33は回転電界を発生する。モー
タ10には駆動回路90を介して周波数281KHzの
方形波電圧fMが与えられ、モータ10はこれにより駆
動される。モータ10のロータ11の外周部には図1で
示した如く、エンコーダ30を構成する回転円板32が
取り付けられており、この回転円板32はロータ11の
回転と共に回転する。回転円板32が回転すると、その
回転角に応じて電極33が発生する回転電界の位相が0
〜360°の範囲において変化する。この位相変化の情
報を含んだ周波数fCの回転電界は集電極31より取り
出され、FETスイッチ50のゲート電極に加えられ
る。一方、分周器41より得られる68KHzの方形波
電圧fLはFET60のドレイン電極に加えられてい
る。このfLの方形波電圧とゲート電極に加えられてい
る周波数fCの信号とがFETスイッチ50によりヘテ
ロダイン検波され(この場合、乗算)、FET50のソ
ース電極にはfC+fL(138.4KHz),f
C(70.3KHz),fL(68.2KHz),
fC−fL=fS(2.1KHz)の周波数を 含んだ
電圧が出力される。
【0019】バンドパス増幅器61は加えられた4つの
方形波電圧のうち,〜の電圧をカツトし、のfS
信号,即ち2.1KHzの方形波電圧のみを増幅して出
力する。このように、バンドパス増幅器61よりロータ
11の回転角の情報を持った2.1KHzの低い周波数
に変換されたfS信号が取り出される。このfS信号は
比較器62で波形整形されたのち位相検出器70に加え
られる。
方形波電圧のうち,〜の電圧をカツトし、のfS
信号,即ち2.1KHzの方形波電圧のみを増幅して出
力する。このように、バンドパス増幅器61よりロータ
11の回転角の情報を持った2.1KHzの低い周波数
に変換されたfS信号が取り出される。このfS信号は
比較器62で波形整形されたのち位相検出器70に加え
られる。
【0020】位相検出器70には分周器44によって得
られる周波数2.1KHzの方形波電圧fRが基準電圧
として加えられており、位相検出器70はこの基準位相
に対してfS信号の位相を検出する。即ち、位相検出器
70はそのパルス幅がロータ11の回転角に対応して0
〜360°に渡って変化するパルス信号を出力する。ロ
ータ11の回転角に対応して0〜360°に渡って変化
するこの2.1KHzの周波数を持ち、位相検出器70
より取り出されるパルス信号は、アブソリュートエンコ
ーダ出力信号として出力端子80より取り出される。
られる周波数2.1KHzの方形波電圧fRが基準電圧
として加えられており、位相検出器70はこの基準位相
に対してfS信号の位相を検出する。即ち、位相検出器
70はそのパルス幅がロータ11の回転角に対応して0
〜360°に渡って変化するパルス信号を出力する。ロ
ータ11の回転角に対応して0〜360°に渡って変化
するこの2.1KHzの周波数を持ち、位相検出器70
より取り出されるパルス信号は、アブソリュートエンコ
ーダ出力信号として出力端子80より取り出される。
【0021】なお、70.3KHzという高周波でエン
コーダ30を駆動させ、ヘテロダイン検波により2.1
KHzという低い周波数信号に変換したのは、高周波で
エンコーダ30を駆動させることによりこの部分を小型
化させると共に、低い周波数信号によりバンドパス増幅
器61を含む後段の回路を汎用の演算増幅器を用い位相
角精度の向上を計ることが出来るようにする為である。
コーダ30を駆動させ、ヘテロダイン検波により2.1
KHzという低い周波数信号に変換したのは、高周波で
エンコーダ30を駆動させることによりこの部分を小型
化させると共に、低い周波数信号によりバンドパス増幅
器61を含む後段の回路を汎用の演算増幅器を用い位相
角精度の向上を計ることが出来るようにする為である。
【0022】このようにして、エンコーダ30及びヘテ
ロダイン検波部50を含む回路は超音波モータ10の角
度制御又は回転制御手段が構成される。このような制御
手段を構成する各電気回路は集積化され、その集積回路
は図1に示す記号100としてプリント板20に取り付
けられている。
ロダイン検波部50を含む回路は超音波モータ10の角
度制御又は回転制御手段が構成される。このような制御
手段を構成する各電気回路は集積化され、その集積回路
は図1に示す記号100としてプリント板20に取り付
けられている。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、超音波モータのロータ
の回転角を検出するエンコーダを超音波モータのロータ
の外周部に取り付けるように構成したので、全体として
薄型(実施例では高さが7.8mm)のエンコーダ付き
の超音波モータを得ることができる。しかも、基本発振
を分周し、その分周出力を超音波モータの駆動用電源と
して用いると共に、この超音波モータに取り付けられた
容量型エンコーダの駆動及び検出に用いるように構成し
たので、超小型一体化のエンコーダ付き超音波モータを
得ることができる。
の回転角を検出するエンコーダを超音波モータのロータ
の外周部に取り付けるように構成したので、全体として
薄型(実施例では高さが7.8mm)のエンコーダ付き
の超音波モータを得ることができる。しかも、基本発振
を分周し、その分周出力を超音波モータの駆動用電源と
して用いると共に、この超音波モータに取り付けられた
容量型エンコーダの駆動及び検出に用いるように構成し
たので、超小型一体化のエンコーダ付き超音波モータを
得ることができる。
【0024】なお、このような特徴を持つ本発明に係わ
るエンコーダ付きの超音波モータの用途は特に限定する
ものではないが、例えばロボット用としてコントロール
可能な超音波モータとする為には、エンコーダ出力が取
り出される端子80とモータ駆動回路90に設けたコン
トロール信号入力端子とを一体化する必要がある。
るエンコーダ付きの超音波モータの用途は特に限定する
ものではないが、例えばロボット用としてコントロール
可能な超音波モータとする為には、エンコーダ出力が取
り出される端子80とモータ駆動回路90に設けたコン
トロール信号入力端子とを一体化する必要がある。
【図1】本発明に係わる超音波モータの機構部分の一実
施例の斜視図である。
施例の斜視図である。
【図2】図1の超音波モータに用いられるエンコーダ部
分の分解平面図である。
分の分解平面図である。
【図3】本発明に係わる超音波モータの一実施例のブロ
ック図である。
ック図である。
10 超音波モータ 11 ロータ 30 エンコーダ 40 方形波発振器
Claims (1)
- 【請求項1】超音波モータと、この超音波モータのロー
タの外周部に取り付けられ前記ロータの回転角を検出す
る容量型エンコーダよりなり、前記超音波モータとエン
コーダの駆動源を共用したことを特徴とする超音波モー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200512A JPH0759369A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200512A JPH0759369A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0759369A true JPH0759369A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16425549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200512A Pending JPH0759369A (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102998478A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-03-27 | 广东盈动高科自动化有限公司 | 允许传动轴轴向窜动的电容式旋转编码器 |
JP2021501310A (ja) * | 2017-11-09 | 2021-01-14 | ベバスト エスエーWebasto SE | 静電容量測定によるモータの位置決め |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP5200512A patent/JPH0759369A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102998478A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-03-27 | 广东盈动高科自动化有限公司 | 允许传动轴轴向窜动的电容式旋转编码器 |
JP2021501310A (ja) * | 2017-11-09 | 2021-01-14 | ベバスト エスエーWebasto SE | 静電容量測定によるモータの位置決め |
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