JPH0759336B2 - ポリvプーリの製造方法 - Google Patents

ポリvプーリの製造方法

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JPH0759336B2
JPH0759336B2 JP4207561A JP20756192A JPH0759336B2 JP H0759336 B2 JPH0759336 B2 JP H0759336B2 JP 4207561 A JP4207561 A JP 4207561A JP 20756192 A JP20756192 A JP 20756192A JP H0759336 B2 JPH0759336 B2 JP H0759336B2
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JP
Japan
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mandrel
roll
forming roll
pulley
ring
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Inventor
百保 上田
守弘 宮野
Original Assignee
浜松貿易株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周に多数のV形の
溝を並設してなるポリプーリの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特公昭57−1896
7号公報に記載された発明があった。即ち、図5に示す
板金素板12をプレス機により深絞りして図6に示すよ
うなカップ状の素材13を形成し、該素材13の開口縁
部を切りそろえて図7に示すような所定寸法の予備成形
品14を形成し、次いで図8に示すように上記予備成形
品14の周壁14aを軸方向に圧縮して厚肉化した半完
成品15を形成し、次いで図8に示すように上記半完成
品15の周壁15aの外周面に複数本のV溝16を形成
してポリVプーリ17を得るポリプーリの製造方法があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の製造方法は、予め薄肉大径の素材を用いて転
造加工する方法では、素材が大きいため輸送の効率が低
い上、素材の保管のため工場に大きな保管スペースを必
要とする不具合があった。また、V形の溝を形成するの
に、2個の転造ローラの間に素材を挟持して加圧する転
造加工法を用いていたゝめ、深い溝を形成しようとして
中空素材の外面を強く挟圧する際、円形素材の肉厚が薄
いと変形してしまう不具合があった。さらに、転造加工
法によっても変形しない程度の厚い肉厚の素材を用いる
と製品が重くなり、かつ、無用に素材を多く必要とする
不具合を生じたし、逆に、強く挟圧しなくてもV溝が形
成できるような材質の素材を用いると、耐久性が劣るた
め、V溝の成形後に表面硬化させるための工程、例えば
熱処理工程や硬質材をメッキする工程を必要とし、工程
の短縮が難しくなる不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため外周に多数の山形の凸条が形成された成形
ロール、ロール状のマンドレルとを互いに平行に配置
して設け、且つ、両者を接離方向に相対移動可能に構成
した装置を用い、前記マンドレルにリング状に形成した
金属製のリング素材を嵌合させ、次いで、成形ロールを
回転させつゝマンドレル成形ロールとを互いに接近
せ、前記リング素材を回転させつゝ挟圧して圧延
リング素材の外周面に成形ロールの凸条に対応したV
形の溝を形成たものである。
【0005】
【作用】ンドレルにリング素材を嵌合させ、成形ロー
ルを回転させた状態でマンドレル成形ロール方向とを
接近させると、上記リング素材は回転駆動されつつマン
ドレルと成形ロールとにより挟圧され、その周壁が肉薄
に圧縮されるとともに、小径のマンドレルに駆動されて
周方向に長く伸長し、その外径を増すと同時に、周壁の
外周面に成形ロールの凸条に対応したV形の溝が形成さ
れる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本発明による第1工程の要部
正面図、図2は本発明による第2工程の要部正面図、図
3は図1の略画した側面図、図4は図2の略画した側面
図である。図1において、Aは成形装置であり、機台1
にモータによって回転される主軸2を取付け、該主軸に
成形ロール3を固定する。この成形ロール3は左右両側
にフランジ3aを形成し、該フランジ3a間に多数の山
形の凸条3bを左右方向(軸方向)に所定ピッチで形成
する。なお、上記フランジ3aは成形品の幅を所定値に
保持するためのものであるる
【0007】上記成形ロール3の下方にロール状のマン
ドレル4を成形ロール3と平行に配置し、その左右両端
を上下方向に移動可能の移動軸受5に回転自在に取り付
ける。この移動軸受5に支持されるマンドレル4の軸部
4aは小径にするとともに、該軸部4aの基部は外部に
露出させる。また上記マンドレル4の下方に一対の加圧
ロール6をマンドレル4と平行に配置し、油圧装置によ
り上下方向に移動される加圧軸受7に回転自在に取付け
る。上記加圧ロール6はマンドレル4の軸部4aの基部
に接離可能とする。
【0008】そして、図1および図3に示すように、上
記マンドレル4にリング状に形成した金属製のリング素
材10を嵌合させる。このリング素材10はその内径を
マンドレル4の外径よりも若干大径にされ、また外周面
に浅いV形の溝10aが成形ロール3の凸条3bと等ピ
ッチで形成されている。次いで、上記成形ロール3をモ
ータにより回転させた状態で、油圧装置により加圧軸受
7を介して加圧ロール6を上方に移動させる。これによ
り、図2および図4に示すように、上記加圧ロール6が
マンドレル4の軸部4aの基部に当接して該マンドレル
4を成形ロール3方向に移動させ、このマンドレル4を
介してリング素材10を成形ロール3に押しつけて圧延
転造する。即ち、リング素材10を回転させつつマンド
レル4と成形ロール3とにより挾圧し、上記リング素材
10を肉薄に圧縮するとともに大径に変形させ、その外
周面に成形ロール3の凸条3bに対応したV形の溝11
aを形成してポリVプーリ11を得る。なお、図3およ
び図4において、8は振れ止めロールであり、リング素
材10(ポリVプーリ11)を所定の圧力でマンドレル
4方向に押圧して成形時における振れを防止するもので
ある。また9は検出ロールであり、リング素材10(ポ
リVプーリ11)の外周下面に接触してこれの転延量に
従って加圧軸受7(加圧ロール6)を上方に押圧する油
圧装置の油圧を制御し、完成品つまりポリVプーリ11
の外径を所定値にするためのものである。
【0009】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リン
グ素材の外周をマンドレルと成形ロールとにより挟圧
し、板厚を減じつゝ外径を増大させるものであるから、
小径厚肉の、換言すれば、外形の小さい素材から大径で
薄肉のポリVプーリを製造することができ、素材の輸送
や保管に多くの場所を要しない利点がある。 また、成形
に際してはリング素材の外形を挟圧する従来の転造法と
は異なり、リング素材の板厚の部分を挟圧し伸長させる
ものであるから、リング素材自体には剛性を必要とせ
ず、薄肉のリング素材にVプーリのV溝加工を加えるこ
とができる効果がある。すなわち、ポリVプーリの耐磨
耗性を増すべく、リング素材の材質を鉄のような硬質の
ものとしても、リング素材を薄く伸長させつゝV溝加工
することにより、塑性加工を容易に行うことができ、か
つ製品の軽量化ができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1工程の要部正面図である。
【図2】本発明による第2工程の要部正面図である。
【図3】図1の略画した側面図である。
【図4】図2の略画した側面図である。
【図5】従来の第1工程を示す側面図である。
【図6】従来の第2工程を示す断面図である。
【図7】従来の第3工程を示す断面図である。
【図8】従来の第4工程を示す断面図である。
【図9】従来の第5工程を示す断面図である。
【符号の説明】
A 成形装置 1 機台 2 主軸 3 成形ロール 3a フランジ 3b 凸条 4 マンドレル 4a 軸部 4 移動軸受 6 加圧ロール 7 加圧軸受 8 振れ止めロール 9 検出ロール 10 リング素材 10a 溝 11 ポリVプーリ 11a 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に多数の山形の凸条が形成された成形
    ロール、ロール状のマンドレルとを互いに平行に配置
    して設け、且つ、両者を接離方向に相対移動可能に構成
    した装置を用い、前記マンドレルにリング状に形成した
    金属製のリング素材を嵌合させ、次いで、成形ロールを
    回転させつゝマンドレル成形ロールとを互いに接近
    せ、前記リング素材を回転させつゝ挟圧して圧延
    リング素材の外周面に成形ロールの凸条に対応したV
    形の溝を形成することを特徴とするポリVプーリの製造
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記マンドレルは成形
    ロールより小径に形成されたことを特徴とするポリVプ
    ーリの製造方法。
JP4207561A 1992-07-10 1992-07-10 ポリvプーリの製造方法 Expired - Fee Related JPH0759336B2 (ja)

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JPH0623460A JPH0623460A (ja) 1994-02-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61154729A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 Aisin Seiki Co Ltd カシメ式ポリvプ−リの製造方法
JPS62156035A (ja) * 1985-12-27 1987-07-11 Sanden Corp リング状プ−リの製造方法

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JPH0623460A (ja) 1994-02-01

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