JPH0759212B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JPH0759212B2
JPH0759212B2 JP1216366A JP21636689A JPH0759212B2 JP H0759212 B2 JPH0759212 B2 JP H0759212B2 JP 1216366 A JP1216366 A JP 1216366A JP 21636689 A JP21636689 A JP 21636689A JP H0759212 B2 JPH0759212 B2 JP H0759212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
power supply
inverter circuit
pan
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1216366A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380812A (ja
Inventor
通正 杉原
浩典 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1216366A priority Critical patent/JPH0759212B2/ja
Publication of JPH0380812A publication Critical patent/JPH0380812A/ja
Publication of JPH0759212B2 publication Critical patent/JPH0759212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱等を用いた炊飯器等の加熱調理器の
雑音の低減及び安全性に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の誘導加熱を用いた加熱調理器において
は、誘導加熱される容器は、磁性の金属で構成され、ま
た電源及びインバータ回路からは電気的には絶縁されて
いるので、加熱コイルが発する磁束により容器に誘起さ
れる電流でもって容器自身が直接自己発熱するものであ
る。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、容器は、電源及びインバー
タ回路からは電気的には絶縁されているため、容器に誘
起された電流により容器自身に電位が生じて雑音源、不
要電波を発するアンテナとなり、電源線へ不要雑音の誘
起をしたり、機器外部へ妨害電波を発し他の機器に悪影
響を及ぼすものであった。
本発明はこのような課題を解決するもので、容器を交流
電源あるいはインバータ回路の一方の電源ラインに電気
的に接続することにより、容器の雑音源を電源ラインへ
逃がすことで、雑音の増加を防止することを第1の目的
とする。
また、容器を出し入れする扉部と電源をオン・オフする
スイッチを設け、扉部の開時にスイッチが連動してオフ
する構成とし、容器を交流電源あるいはインバータ回路
の一方の電源ラインにこのスイッチを介して電気的に接
続することで、人が直接容器に触れても感電しないよう
にすることを第2の目的とする。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するための本発明の第1の技術的
手段は、交流電源と、容器と、容器を収納する収納部
と、前記容器を誘導加熱する加熱コイルと、加熱コイル
へ高周波電力を供給するインバータ回路とを備え、前記
容器と、前記交流電源あるいは前記インバータ回路の一
方の電源ラインとを電気的に接続する構成としたもので
ある。
また、上記第2の目的を達成するための本発明の第2の
技術的手段は、上記第1の技術的手段に加え容器を出し
入れする扉部と、スイッチを設け、前記扉部の開閉時に
前記スイッチがオン・オフするとともに、前記容器と、
前記交流電源あるいは前記インバータ回路の一方の電源
ラインとを前記スイッチを介して電気的に接続する構成
としたものである。
作用 まず第1の技術的手段では、インバータ回路から加熱コ
イルに高周波電流が供給されると、加熱コイルは磁束を
発生し、この磁束により容器に誘導電流が誘起され、容
器自身が発熱し調理が開始する。
この時容器には、誘導電流の発生により電位が生じる
が、コンデンサ等を介して容器が電源あるいはインバー
タ回路の一方の電源ラインに接続されているため、容器
の雑音源はこのコンデンサを通じて電源ラインにバイパ
スされるので、不要な電波を放射したりする雑音源には
ならず他の機器に悪影響を及ぼさない。
さらに第2の技術的手段では、容器は、交流電源あるい
はインバータ回路の一方の電源ラインにスイッチを介し
て電気的に接続されており、このスイッチは、容器を出
し入れする扉部に設けられ電源をオン・オフするスイッ
チで、容器を取り出す扉部の開時にスイッチがオフする
ので、扉が開けられている時には、常に容器はスイッチ
をオフし、電源あるいはインバータ回路から絶縁されて
いるため、人が容器に触れても感電することがない。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図に本発明の第1の実施例を示す。
第1図において、1は本発明の一実施例を示す誘導加熱
を用いた炊飯器等の加熱調理器本体で、内部に調理物を
入れる容器である鍋3を収納する収納部2を設け、本体
1の上部は上蓋12で開閉自在に覆う構成で、内側に鍋3
に密着する内蓋9を備え、鍋3は上蓋12を開閉すること
により取り出しできるようにしている。
4は上記鍋3の底面中心部と対向する位置に配置され前
記鍋3の底面中心部を誘導加熱する第1の加熱コイル、
5は上記鍋3の底面外周部及び側面下方部と対向する位
置に配置され、前記鍋3の底面外周部及び側面下方部を
誘導加熱する第2の加熱コイルで、各々の第1の加熱コ
イル4及び第2の加熱コイル5は上記鍋3の外周部に沿
って設けているとともに、各加熱コイル4,5は間隙を介
して支持台6上に載置され、前記支持台6の下側には漏
れ磁束を吸収するフェライトコアー7が放射状に複数個
設けられている。
10は鍋3の有無及び温度を検出する鍋検知装置で、鍋3
と接する部分を熱伝導のよい金属の受熱板で構成し、鍋
3の底面中心部に接触するように設けられている。
さらに金属の受熱板は、コンデンサを介してインバータ
回路8のマイナス電源ラインに接続されている。
この鍋検知装置10の信号は制御部13に入力される。
制御部13は第1の加熱コイル4及び第2の加熱コイル5
に高周波電流を供給する本体1の底部に設けたインバー
タ回路8の発振を制御するとともに、本体1の上部に設
けた操作表示部11の制御を行う。
インバータ回路8には交流電源15から電源が供給され
る。
次に、第2図により本発明の第2の実施例を説明する。
第2図において、上蓋12と本体1とが接する部分に扉ス
イッチ14を設け、上蓋12が閉じた時に扉スイッチ14がオ
ンし、上蓋12が開いた時に扉スイッチ14がオフする構成
にしている。扉スイッチ14の一端子はコンデンサを介し
てインバータ回路8のマイナス電源ラインに、もう一方
の端子は鍋検知装置10の鍋3に接する金属部の受熱板に
それぞれ接続されている。
次に、各実施例における動作を説明する。
鍋3が収納部2に挿入されると収納部2の底中心部に設
けられた鍋検知装置10が作動し、制御部13はインバータ
回路8に加熱開始信号を送り加熱スタンバイ状態にな
る。次に操作表示部11の調理メニューキーで調理モード
が設定されると、インバータ回路8は、加熱コイル4及
び5に高周波電流を供給し、加熱コイル4及び5は鍋3
を直接誘導加熱し調理が開始される。
この時、鍋3には、加熱コイル4及び5からの磁束によ
り、うず電流が発生し、このうず電流により鍋3からも
磁束が生じ、あたかも鍋3自体が妨害電波を放射するア
ンテナのようになって他の機器に妨害を与える。さらに
鍋3は、電気的には電源及びインバータ回路からは浮い
ているので、うず電流により生じた電位のため、鍋3と
電源線あるいはインバータ回路8の配線等と電気的に誘
導結合して雑音を誘起させる。
ここで第1図のように、鍋3を鍋検知装置10の金属の受
熱板、コンデンサを介してインバータ回路8のマイナス
電源ラインに接続するように構成しているので、鍋3の
電位をインバータ回路のマイナス電位と同じにすること
ができるので、鍋3と電源線あるいはインバータ回路8
の配線等と電気的に誘導結合して雑音を誘起させること
や、鍋3自体が妨害電波を放射するアンテナのようにな
って他の機器に妨害を与えることを防止できる。
また、鍋検知装置10の金属の受熱板の部分をインバータ
回路8のマイナス電源ラインに接続しているので、磁束
による誤動作の防止により、鍋3の温度精度を大幅に向
上できる。
第3図(a)は従来の構成による雑音端子電圧の実験デ
ータであり、第3図(b)は上記実施例の効果を示す雑
音端子電圧の実験データである。図から明らかなよう
に、鍋3をインバータ回路8のマイナス電源ラインに接
続することで約15dB、ラジオ放送帯で低減することがで
きた。
また第2図では、上蓋12と本体1とが接する部分に扉ス
イッチ14を設け、上蓋12が閉じた時に扉スイッチ14がオ
ンし、上蓋12が開いた時に扉スイッチ14がオフする構成
にし、扉スイッチ14の一端子はコンデンサを介してイン
バータ回路8のマイナス電源ラインに、もう一方の端子
は鍋検知装置10の鍋3に接する金属の受熱板にそれぞれ
接続されているので、上蓋12を開けて鍋3を取り出すと
きに、鍋3に触れても扉スイッチ14がオフしているた
め、鍋3はインバータ回路8からは絶縁されているの
で、感電することはない。
なお、上記実施例では、鍋3をインバータ回路8のマイ
ナス電源ラインに接続しているが、交流電源15の一方の
ラインにコンデンサ等を介して接続する構成としても同
じ効果を得るものである。
さらに上記2つの実施例を合わせればなお一層の効果を
得るものである。
発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば、以下の効果を奏するものである。
(1)鍋をインバータ回路あるいは交流電源の一方のラ
インに接続しているので、雑音を低減することができ
る。
(2)鍋をスイッチを介してインバータ回路あるいは交
流電源の一方のラインに接続し、さらにスイッチを扉が
開いている時にオフするように扉の開閉に連動させてい
るので、鍋に触れても感電することを防止することがで
きる。
(3)鍋検知装置の金属の受熱板の部分をインバータ回
路のマイナス電源ラインに接続しているので、磁束によ
る誤動作の防止により、鍋の温度精度を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す加熱調理器の断面
図、第2図は本発明の第2の実施例を示す加熱調理器の
断面図、第3図は雑音端子電圧と周波数の関係を示すグ
ラフである。 2……収納部、3……容器、4,5……加熱コイル、8…
…インバータ回路、12……扉部、14……スイッチ、15…
…交流電源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源と、容器と、容器を収納する収納
    部と、前記容器を誘導加熱する加熱コイルと、加熱コイ
    ルへ高周波電力を供給するインバータ回路とを備え、前
    記容器と、前記交流電源あるいは前記インバータ回路の
    一方の電源ラインとを電気的に接続する構成とした加熱
    調理器。
  2. 【請求項2】容器を出し入れする扉部と、スイッチを設
    け、前記扉部の開閉時に前記スイッチがオン・オフする
    とともに、前記容器と、交流電源あるいはインバータ回
    路の一方の電源ラインとを前記スイッチを介して電気的
    に接続するようにした請求項1記載の加熱調理器。
JP1216366A 1989-08-23 1989-08-23 加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0759212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1216366A JPH0759212B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1216366A JPH0759212B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0380812A JPH0380812A (ja) 1991-04-05
JPH0759212B2 true JPH0759212B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=16687450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1216366A Expired - Lifetime JPH0759212B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0759212B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527557Y2 (ja) * 1972-04-11 1977-02-17
JPS518643A (ja) * 1974-07-12 1976-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Judokanetsuchoriki

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0380812A (ja) 1991-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3989678B1 (en) Wireless induction heating cooker and wireless induction heating system comprising the same
JP2008293888A (ja) 誘導加熱調理器
CN116615128A (zh) 烹饪设备
JPH07246156A (ja) 炊飯器
JPH0759212B2 (ja) 加熱調理器
JPH03237919A (ja) 炊飯器等の加熱調理器
JP2621379B2 (ja) 誘導加熱炊飯器
JPH05261018A (ja) 電気炊飯器
JPH03237915A (ja) 加熱調理器
JP6855935B2 (ja) 加熱調理器
JPH0241158B2 (ja)
JPH07177960A (ja) 誘導加熱式炊飯器
JPH05315067A (ja) 誘導加熱調理器
JP3531478B2 (ja) 電気炊飯器
JPS63281376A (ja) 高周波加熱装置
JP3549777B2 (ja) 誘導加熱炊飯器
JPS6028080Y2 (ja) 誘導加熱調理器
JPH0722535B2 (ja) 炊飯器
JP4114547B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPS59103295A (ja) 誘導加熱調理器
JP2595368Y2 (ja) 電気調理器
JPH08266401A (ja) 誘導加熱式炊飯器
JPS6230643Y2 (ja)
KR100222465B1 (ko) 전자렌지의 키입력검출장치
JP2003086341A (ja) 誘導加熱調理器